JP2010264305A - 洗濯機、乾燥機および衣類乾燥機能付き洗濯機 - Google Patents

洗濯機、乾燥機および衣類乾燥機能付き洗濯機 Download PDF

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直樹 広
Naoki Kitayama
直樹 北山
Jun Hirose
潤 廣瀬
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Abstract

【課題】 オゾンには衣類の汚れ成分を分解することによる洗浄効果もあり、オゾンによる衣類の洗浄、消臭および除菌効果が向上した、衣類乾燥機、洗濯機および衣類乾燥機能付き洗濯機を提供すること。
【解決手段】 オゾン発生装置40は、取り込んだ空気にコロナ放電を加えてオゾンを発生する。このオゾンは、ブロア20およびドラム3の回転により乾燥風路15へと吸い込まれ、ヒータ21に加熱された空気に混入されて、入口17からドラム3へと供給される。そのため、乾燥される衣類にオゾンが供給され、衣類が効果的に消臭および除菌される。オゾン発生装置40は、乾燥風路15から離れて配置されているので、オゾン発生素子の交換が容易となる。乾燥終了後にはドラム3内のオゾンが酸化反応により消滅しているので、ユーザがドラム3から衣類を取り出す際に、オゾンにより影響を受ける虞はない。
【選択図】図1

Description

この発明は、洗濯する衣類の洗浄、消臭および除菌効果の向上した洗濯機、乾燥機および衣類乾燥機能付き洗濯機に関する。
従来より、加熱装置で生成した温風を循環通路内で循環させ、オゾン発生装置で生成したオゾンを乾燥室内の衣類に供給することにより、衣類の消臭および除菌を行うものが知られており、特許文献1に記載の発明では、布団乾燥機が提案されている。
また、特許文献2に記載の発明では、このような消臭および除菌手段を用いた洗濯機が提案されている。
特開平4−371199号公報 特開2002−320792号公報
しかし、特許文献1に記載の布団乾燥機において、布団が濡れている(湿気を帯びている)状態でオゾンを供給した場合、オゾン濃度がかなり高くない限りオゾンの溶解度が低いので、布団に含まれた水分が妨げとなって布団内部までオゾンが浸透せず、消臭および除菌効果の向上を図ることができない。
一方、特許文献2に記載の洗濯機においても、濡れている衣類に対してオゾンを供給するため、特許文献1に記載の発明と同様の課題が残されている。
従って、オゾンには衣類の汚れ成分を分解することによる洗浄効果もあり、このような背景のもとになされたこの発明は、オゾンによる衣類の洗浄、消臭および除菌効果が向上した、衣類乾燥機、洗濯機および衣類乾燥機能付き洗濯機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、水を溜め、衣類を収容して洗濯を行うとともに、衣類の脱水および乾燥を行うための処理槽と、一端および他端を有し、それら一端および他端は処理槽に接続されていて、処理槽内の空気を循環させるための乾燥風路と、乾燥風路に備えられ、一端側から処理槽内の空気を取り出し、他端側から処理槽へと空気を戻すための空気流を発生させる送風手段と、乾燥風路に設けられ、乾燥風路を通る空気中の湿気を取り除くための除湿手段と、乾燥風路に設けられ、乾燥風路を通る空気を加熱するための加熱手段と、オゾンを発生させるためのオゾン発生装置と、処理槽に衣類が収容された後、処理槽に洗い用の水が供給される前に、オゾン発生装置で発生されたオゾンを乾燥風路の他端から処理槽内に供給させるためのオゾン供給制御手段と、を含むことを特徴とする、洗濯機である。
請求項2記載の発明は、前記オゾン供給制御手段は、オゾン供給前に、前記送風手段および加熱手段を動作させ、処理槽内の空気を循環・加熱させて処理槽内を温めることを特徴とする、請求項1記載の洗濯機である。
請求項3記載の発明は、前記処理槽内の衣類の量を検知する負荷量検知手段を備え、負荷量検知手段で検知された負荷量が所定値以下のときは、前記オゾン供給制御手段はオゾンを供給しないことを特徴とする、請求項1記載の洗濯機である。
請求項4記載の発明は、洗濯された後の衣類の乾燥を行うための処理槽と、オゾンを発生させるためのオゾン発生装置と、処理槽内の衣類の乾燥度合い検知するための乾燥度合い検知手段と、乾燥度合い検知手段で検知される乾燥度合いが予め定める状態になったとき、オゾン発生手段で発生されたオゾンを処理槽へ供給するためのオゾン供給制御手段と、を含むことを特徴とする、乾燥機である。
請求項5記載の発明は、前記オゾン供給制御手段は、処理槽における乾燥運転終了後に、処理槽内のオゾンが酸化反応により消滅するように時間を考慮して、乾燥運転終了前にオゾン供給を停止することを特徴とする、請求項4記載の乾燥機である。
請求項6記載の発明は、乾燥運転において、温度が上昇した衣類の温度を下げるためのクールダウン運転を行う構成を有し、前記オゾン供給制御手段は、クールダウン運転終了前にオゾンの供給を停止することを特徴とする、請求項4または5記載の乾燥機である。
請求項7記載の発明は、前記処理槽は、衣類の乾燥の前に水を溜め、衣類を洗濯すると共に、衣類を脱水することのできる槽であることを特徴とする、請求項4〜6のいずれかに記載の衣類乾燥機能付き洗濯機である。
請求項1記載の発明によれば、衣類の洗濯、脱水および乾燥を行うことができる洗濯機において、処理槽内に洗い用の水が供給される前の衣類、すなわち湿っていない乾燥した衣類がオゾンに晒されるので、オゾンが衣類の内部にまで浸透し、衣類の消臭および除菌効果の向上ならびに汚れ成分の分解による洗浄効果の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、オゾン供給制御手段は、送風手段および加熱手段により、処理槽内の乾燥した衣類を高温にするので、オゾンによる消臭および除菌効果が一層向上する。特に高温下においては、消臭効果が促進される。
請求項3記載の発明によれば、負荷量検知手段により検知された負荷量が所定値以下の場合には、オゾン供給制御手段はオゾンの供給をしない。そのため、未反応のオゾンの濃度が高くなることを防止し、オゾンを安全に制御することができる。
請求項4記載の発明によれば、オゾン供給制御手段は、乾燥度合い検知手段で検知される乾燥度合いが予め定める状態になってからオゾンを供給するので、オゾンが衣類の内部にまで効率良く浸透し、衣類の消臭および除菌効果の向上を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、乾燥運転終了後には処理槽内のオゾンが酸化反応により消滅しているので、ユーザが処理槽から衣類を取り出す際に、オゾンにより影響を受ける虞はない。
請求項6記載の発明によれば、乾燥度合いが予め定める状態になったとき、たとえば衣類の温度が最も高く、乾燥している状態から、オゾンが供給されるので、オゾンが衣類の内部にまで効率良く浸透し、衣類の消臭および除菌効果の向上を図ることができる。また、クールダウン運転により乾燥した衣類の温度が下げられ、ユーザが処理槽から快適に衣類を取り出すことができる。また、クールダウン運転終了前にオゾンの供給が停止されているので、乾燥運転終了後には処理槽内のオゾンが酸化反応により消滅し、ユーザが処理槽から衣類を取り出す際に、オゾンにより影響を受ける虞はない。
請求項7記載の発明によれば、同一の洗濯槽において、衣類の洗濯、脱水および乾燥ができるので、上記の、高い消臭および除菌効果、オゾン発生素子の交換の容易性ならびにオゾンに関する高い安全性に加えて、外形寸法を押えた衣類乾燥機能付き洗濯機を提供することができる。
この発明の一実施形態に係る電気洗濯機の構成の概要を表わす側面縦断面図である。 図1において、変形例によるオゾン発生装置を適用したものである。 図1および図2に示す洗濯機の、この発明に関連ある制御部分の構成を示すブロック図である。 洗い工程の前におけるオゾン供給において、図3に示す制御部の制御動作を説明するためのフローチャートである。 乾燥工程におけるオゾン供給において、図3に示す制御部の制御動作を説明するためのフローチャートである。 乾燥工程において、経過時間(横軸)に応じて変化する部材の状態(縦軸)を示したグラフであり、(a)は、出口16の温度、(b)は、ヒータ20の動作状態、(c)は、ブロア20の回転状態、(d)は、オゾンのドラム3内ヘの供給状態を示したものである。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気洗濯機の構成の概要を表わす側面縦断面図である。この実施形態に係る洗濯機1は、その外殻がハウジング2によって区画されている。ハウジング2内の中央部には、処理槽としてのドラム3が配置されている。
ドラム3は、円筒状をしており、同じく円筒状の外槽5内に同軸状に収容されている。この実施形態では、ドラム3および外槽5が洗濯槽(処理槽)を構成しており、ドラム3の前方が斜め上方を向くいわゆる斜めドラム配置構造になっている。ドラム3および外槽5の前端面は開放しており、それを塞ぐために、ハウジング2の前面には扉6が備えられている。外槽5の後端面後方にはモータ7が備えられ、ドラム3はモータ7により回転軸8を中心に回転される。
洗濯および脱水について具体的に説明すると、洗濯時には、外槽5に水が溜められる。外槽5は空密的、液密的に構成されているが、ドラム3はその周面に多数の小孔が形成されている。従って、外槽5に水が溜められると、溜められた水はドラム3内にも入り、洗浄用の水がドラム3内にも溜まる。ドラム3の内周面には、適宜の箇所にバッフル9が突設されている。洗濯をする衣類は、扉6が開けられて、ハウジング2の前面からドラム3内に収容される。扉6が閉められた後、ドラム3がモータ7により回転されると、ドラム3内の水を含んだ衣類はバッフル9により持ち上げられ、自然落下されるいわゆる叩き洗いが行われる。
外槽5の最下端部、すなわち後端面下方には、排水口10が形成され、排水口10にはハウジング2外へ延びた排水管11が連通されている。排水管11の途中には排水バルブ12が介挿されている。排水バルブ12が「開」にされると、外槽5内の水がハウジング2外へ排出される。
そして、外槽5内の水が排出された後、モータ7によってドラム3が脱水回転(高速回転)され、衣類に含まれる水分が脱水される。
この実施例に係る洗濯機1は、洗濯および脱水に加えて、乾燥を行うことができる。そのために、外槽5の後端面下方には、乾燥風路15の出口16が連通されている。なお、出口16には、出口16の温度を測定する乾燥度合い検知手段としての温度センサ13が備えられている。乾燥風路15は、外槽5の後端面沿いに斜め上方に延び、外槽5の上部沿いに前方側へ回り込み、外槽5の上部周面に沿って前方へと延び、その先端は、外槽5の前方周面に入口17として連通している。この乾燥風路15は、外槽5の後端面沿いに斜め上方へ延びる領域が、除湿手段としての除湿パイプ18として機能している。ドラム3内の高温多湿の空気は、出口16から出て除湿パイプ18内を上方へ移動する。その際、除湿パイプ18内では、図示しない水管から水が落下される。この水と高温多湿の空気が熱交換をして、高温多湿の空気の冷却および除湿が行われる。そして、水管からの水と除湿された際に液化した水分とが、除湿パイプ18内を落下した後、出口16を介して排水口10に達し、排水バルブ12が開かれると、ハウジング2外へ排出される。
乾燥風路15内には、空気の流れ方向に見て、除湿パイプ18の下流側にフィルタ19が内挿され、さらにその下流側には送風手段としてのブロア20が設けられている。ブロア20が回転されることによって、ドラム3内の空気が出口16から出て乾燥風路15内を移動され、入口17から再びドラム3内へと供給される。乾燥風路15のブロア20よりも下流側には、ヒータ21が内挿されている。乾燥風路15を通る空気は、除湿パイプ18において除湿され、その後、加熱手段としてのヒータ21によって加熱されて、入口17からドラム3へと供給される。
ハウジング2内の、外槽5の上部には、オゾン発生装置40が設けられている。オゾン発生装置40は、その前側に備えられてハウジング2の外表面に開口部を有する空気流路45からフィルタ41を介して取り込んだ空気に対し、コロナ放電を加えてオゾンを発生する装置である。オゾン発生装置40を通過した空気にはオゾンが含まれている。
オゾン発生装置40で発生されるオゾンを含んだ空気は、さらに、供給路44によって乾燥風路15へ与えられる。与えられる位置は、乾燥風路15におけるフィルタ19の下流側で、ブロア20の上流側(ブロア20の吸い込み側)である。ブロア20が回転すると、その吸い込み側が負圧となり、オゾンを含む空気が供給路44を介してブロア20へと吸い込まれる。そして乾燥風路15を循環される空気にオゾンが混入されて、オゾンは入口17からドラム3へと供給される。このため、発生させたオゾンを放出するためのエアポンプ等の特別な装置を設ける必要がなく、簡易な機構によりオゾン発生装置40を構成することができる。なお、供給路44には、オゾンを含んだ空気を通過させるか否かを制御するために、バルブ50が介在されている。乾燥風路15を空気が循環されるのは、ドラム3内の衣類が乾燥される際である。このため、乾燥される衣類に対し、オゾンが供給され、衣類に付着されている臭い成分や、雑菌成分は、供給されるオゾンにより酸化されて、消臭および除菌される。オゾンを浴びせる衣類が乾燥している程、オゾンが衣類の内部にまで浸透するので、消臭および除菌の効果は高い。また、ヒータ21に加熱された空気がドラム3内に供給されることにより、衣類も高温となり、オゾンによる衣類の消臭および除菌の効果は一層高くなる。特に消臭効果は高温下においてさらに向上する。また、オゾンにより衣類の消臭および除菌が行われている間、ドラム3は常に回転している。ドラム3が回転することにより、外槽5内では気流が生じる。この気流により、ドラム3の配置された外槽5に連通する乾燥風路15の入口17を介して、乾燥風路15内に風の流れが生じるので、オゾンをドラム3内に一層供給することができ、また、ドラム3が回転することにより衣類が攪拌されるので、オゾンを衣類に満遍なく浴びせることができ、結果として衣類の消臭および除菌が促進される。なお、このオゾン発生装置40は、乾燥風路15から離れて外槽5の上部に配置されているので、コロナ放電を行ってオゾンを発生するオゾン発生素子の交換が容易となる。
また、ドラム3を収容した外槽5は、液密的かつ空密的な構造であり、オゾン発生装置40で発生されるオゾンがハウジング2から外部に漏れることはない。よって、この洗濯機1は、オゾン臭等が外部に漂ったりしない、安全でかつ使用上の不都合のない装置とすることができる。
また、オゾン発生装置40の変形例として、図2に示すものが挙げられる。なお、図2において、上記に説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
このオゾン発生装置40は、乾燥風路15に対するバイパスとなり、その上流側には吸込路43が接続され、その下流側には上述した供給路44が接続されている。吸込路43の、オゾン発生装置40に接続された一端部とは反対側の他端部は、乾燥風路15における、ブロア20の下流側(ブロア20の吐き出し側)で、ヒータ21の上流側の位置に連通している。供給路44の、オゾン発生装置40に接続された一端部とは反対側の他端部は、乾燥風路15における、ヒータ21の下流側で、入口17の上流側の位置に連通している。
そのため、乾燥風路15を循環される空気の一部は、ブロア20の回転によりその下流側に吐き出された勢いにより、吸込路43からオゾン発生装置40を通過し、コロナ放電が加えられ、オゾンが発生される。そしてオゾン発生装置40で発生されるオゾンを含んだ空気は、引き続き上流側から流入してくる空気に押されて、供給路44から乾燥風路15へ与えられ、ヒータ21にて加熱された空気とともに入口17からドラム3へと供給される。
このようなオゾン発生装置40においては、オゾンを発生させるための空気を、洗濯機1の外部から取り込む必要がなく、また、発生させたオゾンを乾燥風路15に与えるための特別な装置を設ける必要もないので、機構の簡易化を図ることができる。また、このオゾン発生装置40は、乾燥風路15から離れて外槽5の上部に配置されているので、コロナ放電を行ってオゾンを発生するオゾン発生素子の交換が容易となる。
図3は、図1および図2に示す洗濯機における制御回路構成ブロック図であり、オゾン供給制御に関する構成要素だけが示されている。
洗濯機1には、たとえばマイクロコンピュータ等で構成されたオゾン供給制御手段としての制御部51が備えられており、制御部51によって、オゾン発生装置40、排水バルブ12およびバルブ50の切り換え制御が行われる。また、制御部51は、温度センサ13が測定した出口16の温度に応じてオゾン供給制御を行う。
図4および図5は、図3に示す制御部51により行われる制御の一例を示すブロック図である。図4および図5の流れに従って、図1および図2に示す洗濯機1におけるオゾンを利用した衣類の消臭および除菌について説明をする。
図1および図2に示す洗濯機1は、洗い工程→脱水→すすぎ1工程→脱水→すすぎ2工程→脱水→乾燥工程、の順で洗濯および脱水が行われるものとする。上述したように、この発明において、衣類の消臭および除菌効果を向上するには、乾燥している衣類にオゾンを供給することが肝要である。そのため、衣類へのオゾン供給は、衣類が乾燥している洗い工程の前、または乾燥工程に行われるのが望ましい。また、洗い工程の前にオゾン供給された場合、衣類に付着した汚れ成分がオゾンに分解されることにより、洗浄効果の向上を図ることもできる。なお、オゾン供給は、洗い工程の前および乾燥工程のどちらかで行われても良いし、両方で行われても構わない。オゾン供給時間が長いほど、衣類の消臭および除菌が促進される。
また、洗い工程→脱水→すすぎ1工程→脱水、またはその後の、すすぎ2工程→脱水で洗濯が完了する、すなわち乾燥工程が省略される場合もあり、この場合、脱水後の衣類にオゾンを供給することにより、衣類の消臭および除菌効果の向上を図ることができる。特に、脱水前の洗い工程やすすぎ工程において風呂水等を用いる場合には、風呂水に含まれる臭い成分および雑菌成分が衣類に付着するのを防止することができる。
以下にて、洗い工程の前におけるオゾン供給を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。そして、乾燥工程におけるオゾン供給を、図5に示すフローチャートと、図6に示す、ヒータ21およびブロア20の作動状態、出口16の温度、ならびにオゾンの供給状態の、経過時間に応じた変化を示したグラフとを参照して説明する。
図4において、図3に示す制御部51は、負荷量検知手段としての役割も兼ね、扉6を閉じた状態でロックした後、ドラム3に一定の電力をかけ、ドラム3を、先ず、ある程度の回転数(たとえば65rpm)で回転させ、その後電力は一定のまま、たとえば140rpmまで回転数を上げて、衣類をドラム3の内周面に貼り付けさせる。そして、図示しないタイマにより計測した、回転数が上述の65rpmから140rpmまで上昇するのに要した時間から、ドラム3にかかる負荷量、すなわちドラム3内に収容された衣類の量を検知する(ステップS1)。ドラム3内に収容された衣類の量が所定量以上であれば(ステップS1のYES)、ドラム3の回転を停止した後にオゾン発生装置40を動作させ(ステップS2)、ドラム3の回転を再開し、ヒータ21をONしてブロア20を回転させ、バルブ50を開く(ステップS3)。これにより、オゾン発生装置40で発生されるオゾンを含む空気は、供給路44を通って乾燥風路15に与えられ、出口17からドラム3内の衣類へ供給される。このため、衣類の消臭および除菌ならびに汚れ成分の分解による洗浄が行われる。また、扉6はロックされており、不用意に開かれることがないので、ドラム3内に供給されたオゾンが漏れ出す心配もない。制御部51は、オゾンがドラム3内に供給されている間、ドラム3を回転させており、攪拌された衣類にオゾンを満遍なく浴びせることができるので、衣類の消臭および除菌が促進される。そして、制御部51は、一定時間たとえば10分間ドラム3内にオゾンを供給した後、オゾン発生装置40の作動を停止させ(ステップS4)、バルブ50を閉じ(ステップS5)、ヒータ21をOFFしてブロア20およびドラム3の回転を停止する。なお、排水バルブ12は、洗い工程の前において開いていても構わないが、洗い工程において外槽5内に水を溜めるので、洗い工程を開始するまでに閉じられる(ステップS6)。その後、次の洗い工程へ進み(ステップS7)、引き続いて、上述した、脱水→すすぎ1工程→脱水→すすぎ2工程が行われる。
一方、ドラム3内に収容された衣類の量が所定量以下であれば(ステップS1のNO)、制御部51は、洗濯機1の運転を停止し、ユーザに対して、衣類を所定量以上ドラム3内に収容するように警告する(ステップS8)。また、バルブ50も閉じたままである。仮にオゾン発生装置40を動作させてバルブ50を開き、ドラム3内にオゾンを供給した場合、衣類に付着されている臭い成分および雑菌成分に反応できないオゾンがドラム内に残留する。そしてドラム3内へのオゾンの供給が続くと、未反応のオゾンの濃度が高くなる。そのため、制御部51により、ドラム3内に収容された衣類の量が所定量以下であれば、オゾンが発生されないので、オゾンの濃度が高くなる虞はなく、洗濯機1においてオゾンは安全に制御される。
すすぎ2工程の後、脱水が行われ、図3に示す制御部51は、ヒータ21をONしてブロア20およびドラム3を回転させ、ドラム3内の衣類を乾燥するための乾燥工程を開始する。
乾燥工程が開始されると、図6(a)に示すように、制御部51は、温度センサ13が測定する出口16の温度を、時間の経過とともに常に監視している。出口16の温度は、ヒータ21によって加熱され、入口17からドラム3内に入り、衣類の水分を吸収して出口16を通過する空気の温度である。制御部51は、出口16の温度によって、衣類の乾燥の度合いを判断する。なお、排水バルブ12は乾燥工程開始から終了まで常に開かれており、上述したように衣類の水分と水管からの水とが、除湿パイプ18内を落下した後、出口16を介して排水口10に達し、開かれた排水バルブ12を経て、ハウジング2外へ排出される。
図6(a)において、出口16の温度が所定温度(ハイリミッタ)に達したか否かにより、図5において、衣類の乾燥がほぼ完了(たとえば、約90%完了)したか否かの判別をする(ステップS101)。
そして、衣類の乾燥がほぼ完了したとき(ステップS101のYES)には、図6に示すように、図示しないタイマにより予め定めた設定時間(衣類の量によって変動する)、たとえば10分間出口16の温度が上記した所定温度を維持するように、ヒータ21が制御部51によって適宜ONまたはOFFされる。出口16の温度の制御を開始すると同時に、制御部51は、扉6を閉じた状態でロックし(以前からロックされているのであれば省略される)、オゾン発生装置40を動作させ(図5のステップS102)、供給路44に設けられているバルブ50を開く(図5のステップS103)。これにより、オゾン発生装置40で発生されるオゾンを含む空気は、供給路44を通って乾燥風路15に与えられ、出口17からドラム3内の衣類へ供給される。このため、衣類の消臭および除菌が行われる。このように、衣類の乾燥がほぼ完了したときに、衣類にオゾンを浴びせるので、オゾンが衣類の内部にまで効率よく浸透し、衣類の消臭および除菌の効果を向上することができる。また、扉6はロックされており、不用意に開かれることがないので、ドラム3内に供給されたオゾンが漏れ出す心配もない。
なお、図5のステップS101でNOの場合、衣類の乾燥が継続される。
そして、上記した設定時間までドラム3内にオゾンを供給した後、オゾン発生装置40の作動を停止させ(図5のステップS104)、バルブ50を閉じ(図5のステップS105)、ヒータ21をOFFし(図6(b)参照)、オゾンの供給を停止する(図6(d)参照)。なお、図6(c)に示すように、ブロア20およびドラム3の回転は継続されており、加熱されていない空気がドラム3内に供給されて、所定温度まで衣類を冷却するいわゆるクールダウン運転が、たとえば5〜10分間行われる(図5のステップS106)。このクールダウン運転中において、ドラム3を含めたハウジング2内全てのオゾンが酸化反応により消滅し、オゾンの濃度は人体にとって影響のないレベルにまで低下する。また、扉6は、ドラム3内へのオゾン供給開始時からクールダウン運転が終了した後も、引き続き、たとえばオゾン供給停止後からは約20分間ロックされており、不用意に開かれることがないので、オゾンが漏れ出す虞はなく、オゾンの制御が安全なものとなる。その後、ブロア20およびドラム3は回転を停止し、乾燥工程は終了する。このため、乾燥工程終了後に、ユーザが扉6を開けたときに、オゾン臭等が外部に漂ったりせず、安全である。また、衣類も冷却されているので快適に取り出すことができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。また、この実施形態では、斜めドラム配置構造の衣類乾燥機能付きの洗濯機について説明したが、この発明は、ドラムが水平配置または垂直配置されたものについても適用可能であり、また、洗濯機または衣類乾燥機などに適用することもできる。
1 洗濯機
3 ドラム
13 温度センサ
15 乾燥風路
16 出口
17 入口
18 除湿パイプ
20 ブロア
21 ヒータ
40 オゾン発生装置
51 制御部

Claims (7)

  1. 水を溜め、衣類を収容して洗濯を行うとともに、衣類の脱水および乾燥を行うための処理槽と、
    一端および他端を有し、それら一端および他端は処理槽に接続されていて、処理槽内の空気を循環させるための乾燥風路と、
    乾燥風路に備えられ、一端側から処理槽内の空気を取り出し、他端側から処理槽へと空気を戻すための空気流を発生させる送風手段と、
    乾燥風路に設けられ、乾燥風路を通る空気中の湿気を取り除くための除湿手段と、
    乾燥風路に設けられ、乾燥風路を通る空気を加熱するための加熱手段と、
    オゾンを発生させるためのオゾン発生装置と、
    処理槽に衣類が収容された後、処理槽に洗い用の水が供給される前に、オゾン発生装置で発生されたオゾンを乾燥風路の他端から処理槽内に供給させるためのオゾン供給制御手段と、
    を含むことを特徴とする、洗濯機。
  2. 前記オゾン供給制御手段は、オゾン供給前に、前記送風手段および加熱手段を動作させ、処理槽内の空気を循環・加熱させて処理槽内を温めることを特徴とする、請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記処理槽内の衣類の量を検知する負荷量検知手段を備え、
    負荷量検知手段で検知された負荷量が所定値以下のときは、前記オゾン供給制御手段はオゾンを供給しないことを特徴とする、請求項1記載の洗濯機。
  4. 洗濯された後の衣類の乾燥を行うための処理槽と、
    オゾンを発生させるためのオゾン発生装置と、
    処理槽内の衣類の乾燥度合い検知するための乾燥度合い検知手段と、
    乾燥度合い検知手段で検知される乾燥度合いが予め定める状態になったとき、オゾン発生手段で発生されたオゾンを処理槽へ供給するためのオゾン供給制御手段と、
    を含むことを特徴とする、乾燥機。
  5. 前記オゾン供給制御手段は、処理槽における乾燥運転終了後に、処理槽内のオゾンが酸化反応により消滅するように時間を考慮して、乾燥運転終了前にオゾン供給を停止することを特徴とする、請求項4記載の乾燥機。
  6. 乾燥運転において、温度が上昇した衣類の温度を下げるためのクールダウン運転を行う構成を有し、
    前記オゾン供給制御手段は、クールダウン運転終了前にオゾンの供給を停止することを特徴とする、請求項4または5記載の乾燥機。
  7. 前記処理槽は、衣類の乾燥の前に水を溜め、衣類を洗濯すると共に、衣類を脱水することのできる槽であることを特徴とする、請求項4〜6のいずれかに記載の衣類乾燥機能付き洗濯機。
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