JP5001827B2 - 洗濯乾燥機および消臭装置 - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯乾燥機および消臭装置に関する。
ハウジング内にドラム(洗濯水槽に相当する。)を有し、このドラムに洗濯物を収容して洗濯を行う洗濯機が公知である。さらに、オゾンを含む空気(浄化用空気ということがある。)をドラム内に供給して、浄化用空気でドラム内の洗濯物の消臭を行う洗濯機も知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の洗濯機では、通常の洗濯および乾燥とは独立した処理として、浄化用空気による洗濯物の浄化運転(エアウォッシュ運転と呼ばれる。)が行われる。
特開2007−195896号公報
オゾンを含む浄化用空気は、ユーザにとって不快なオゾン臭を発生させるので、浄化用空気がハウジングの外へ漏れないようにしなければならない。
そのため、エアウォッシュ運転では、浄化用空気をドラム内に供給する前に、ハウジング内において浄化用空気が蔓延する領域を外部から遮断する(密閉する)前処理を所定時間実施する必要があり、浄化用空気の供給後には、ハウジング内の浄化用空気に含まれるオゾンを消滅させる後処理を所定時間実施する必要がある。
ここで、特許文献1に記載の洗濯機では、通常のエアウォッシュ運転が、たとえば30分間行われるが、ユーザが外出する直前で急いでいる場合や、洗濯物の臭いが軽微な場合には、通常よりも短時間でエアウォッシュ運転を済ませたい。
しかし、短時間のエアウォッシュ運転を行う場合であっても、上述した前処理および後処理は必ず所定時間実施しなければならないので、浄化用空気をドラム内に供給する正味時間は、通常のエアウォッシュ運転の場合に比べて大幅に短くなる。そのため、短時間のエアウォッシュ運転を行う場合には、ドラム内への浄化用空気の供給量が不足するので、洗濯物を十分に消臭できない虞がある。
また、洗濯物として、衣類に限らず、靴、帽子および鞄などの身の回り品を消臭できると使い勝手がよい。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、浄化用空気による身の回り品の消臭を短時間で行う場合であっても身の回り品を十分に消臭することができる洗濯乾燥機を提供することを主たる目的とする。
この発明は、浄化用空気による身の回り品の消臭を短時間で行う場合であっても身の回り品を十分に消臭することができる消臭装置を提供することを他の目的とする。
請求項1記載の発明は、浄化用空気を用いて身の回り品の消臭を行う消臭機能を有する洗濯乾燥機であって、洗濯水槽と、給水トラップ部を有し、前記洗濯水槽へ給水するための給水路と、排水トラップ部を有し、前記洗濯水槽の水を排水口から排水するための排水路と、前記洗濯水槽内の空気を加熱するための加熱手段と、前記洗濯水槽へ浄化用空気を供給するための浄化用空気供給手段と、前記洗濯水槽へ供給された浄化用空気を消滅させるための浄化用空気消滅手段と、消臭運転時間を設定するための運転時間設定手段と、運転開始信号に基づいて前記給水トラップ部および前記排水トラップ部にそれぞれトラップを形成し、トラップ形成後に前記浄化用空気供給手段に浄化用空気を供給させ、かつ、前記加熱手段によって前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱させ、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過するときに前記供給された浄化用空気が消滅するように、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過する所定時間前に前記浄化用空気供給手段の浄化用空気の供給を停止させ、前記浄化用空気消滅手段を機能させる制御手段と、を含み、前記洗濯水槽には、前記給水路とは別に設けられ、前記洗濯水槽の排水口へ直接水を供給するための別水路が含まれており、前記制御手段は、前記給水路に所定量の水を流すことにより、前記給水トラップ部に水を溜めて給水トラップを形成し、かつ、前記別水路から前記排水口へ直接所定量の水を流すことにより、前記排水トラップ部に水を溜めて排水トラップを形成することを特徴とする、洗濯乾燥機である。
請求項2記載の発明は、前記加熱手段は、強駆動および弱駆動に切換え可能なヒータを含み、前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間以外の運転時間の場合は、前記ヒータを弱駆動して前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項1記載の洗濯乾燥機である。
請求項3記載の発明は、前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間の場合は、前記ヒータを強駆動または弱駆動して、前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項2記載の洗濯乾燥機である。
請求項記載の発明は、前記洗濯水槽に一端および他端が接続された循環風路と、前記洗濯水槽内の空気を前記循環風路を用いて循環させるための送風手段とを備え、前記浄化用空気消滅手段は、前記送風手段を所定の態様で駆動させて前記洗濯水槽内の空気を循環させることを含む、請求項1〜のいずれかに記載の洗濯乾燥機である
請求項1記載の発明によれば、この洗濯乾燥機では、消臭機能により、浄化用空気を用いて、衣類、靴、帽子および鞄などの身の回り品の消臭を行うことができる。なお、浄化用空気としては、たとえば、オゾンが挙げられる。
具体的には、制御手段が、身の回り品の消臭に先立って、運転開始信号に基づいて給水路の給水トラップ部および排水路の排水トラップ部にそれぞれトラップを形成するので、洗濯水槽が密閉される。そして、トラップ形成後に、洗濯水槽に収納された身の回り品は、浄化用空気供給手段が洗濯水槽へ供給する浄化用空気によって消臭される。このとき、洗濯水槽が密閉されているので、洗濯水槽から洗濯乾燥機の外部へ洗浄用空気が漏れる心配はない。
身の回り品を浄化用空気によって消臭しているときに、制御手段が、加熱手段によって洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱させるので、洗浄用空気が加熱によって分解されない程度で、浄化用空気による消臭を促進することができる。その結果、運転時間設定手段でどのような運転時間が設定されても、たとえば、浄化用空気による身の回り品の消臭を短時間で行う場合であっても、身の回り品を十分に消臭することができる。
そして、制御手段は、運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過するときに、洗濯水槽に供給された浄化用空気が消滅するように、運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過する所定時間前に浄化用空気供給手段の浄化用空気の供給を停止させ、さらに浄化用空気消滅手段を機能させる。これにより、上述したように浄化用空気による身の回り品の消臭を短時間で行う場合であっても、消臭運転時間が経過したときには、洗濯水槽に供給された浄化用空気が消滅しており、洗濯水槽から身の回り品を取り出すときに、ユーザが浄化用空気の臭いを嗅いで不快になることはない。
請求項2記載の発明によれば、制御手段は、運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間以外の運転時間の場合は、強駆動および弱駆動に切換え可能なヒータを弱駆動して洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つので、ヒータを無駄に強駆動せずとも洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことができる。
請求項3記載の発明によれば、制御手段は、運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間の場合は、ヒータを強駆動または弱駆動して、洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つので、限られた時間の中で効率よく洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことができる。
また、請求項記載の発明によれば、洗濯水槽には、給水路とは別に設けられ、洗濯水槽の排水口へ直接水を供給するための別水路が含まれている。そして、制御手段は、給水路に所定量の水を流すことにより、給水トラップ部に水を溜めて給水トラップを形成し、かつ、別水路から排水口へ直接所定量の水を流すことにより、排水トラップ部に水を溜めて排水トラップを形成する。つまり、排水トラップを形成するときには、給水路でなく、別水路から排水口へ直接所定量の水を流すので、洗濯水槽内の身の回り品を濡らすことなく、排水トラップを形成できる。
請求項記載の発明によれば、浄化用空気消滅手段は、送風手段を所定の態様で駆動させて、洗濯水槽内の浄化用空気を、循環風路を用いて循環させる。このような単純な処理により、洗濯水槽へ供給された浄化用空気を確実に消滅させることができる
以下では、この発明の一実施形態に係る洗濯乾燥機1(消臭装置)を、添付図面を参照して詳細に説明する。
<洗濯乾燥機の構成および動作の概要>
図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯乾燥機1の縦断面右側面図である。
図1に示すように、洗濯乾燥機1は、筐体2内に斜めに配置された洗濯水槽3を備えている。洗濯水槽3には、洗濯時に水を溜めるための外槽4と、外槽4内に回転自在に収容されたドラム5とが含まれている。ドラム5は、外槽4の後方に備えられたDDモータ6によって回転軸7を中心に回転される。回転軸7は、前方に向かって斜め上方へ延びており、いわゆる斜めドラム構造をしている。ドラム5の出入口8および外槽4の出入口9は、筐体2に取り付けられた円形のドア10によって開閉される。ドア10が開けられ、出入口8、9を通ってドラム5内への衣類(洗濯物)の出し入れがされる。
この洗濯乾燥機1の特徴の1つは、洗濯水槽3の下方に既使用水(リサイクル水)を貯留するためのタンク11が備えられていることである。このタンク11は、約8.5リットルの内容積を有し、すすぎに使用された水が溜められ、その水が乾燥工程において熱交換用水および循環風路内を流れるリント等の洗浄水として活用される。
また、筐体2の正面上部(ドア10の上方)には、操作・表示部13が配置されている。操作・表示部13には、複数の操作キー(図示せず)および表示器(図示せず)が配列されており、操作キー(図示せず)を操作することで洗濯乾燥機1の運転を制御でき、表示器(図示せず)には洗濯乾燥機1の運転状況が表示される。
筐体2内の上方には、さらに、後述する乾燥工程において回転駆動されるブロア21(浄化用空気消滅手段および送風手段)、および、ブロア21により洗濯水槽3内へ循環される空気を加熱する(換言すれば洗濯水槽3内の空気を加熱する)ためのヒータ100(加熱手段)が配置されている。ヒータ100は、乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125によって構成されている。
図2は、この発明の一実施形態に係る洗濯乾燥機1を斜め前方から見た斜視図であり、筐体2が取り外された内部構造が示されている。また、図3は、洗濯乾燥機1を斜め後方から見た斜視図であり、筐体2が取り外された内部構造が示されている。
図2および図3において、3は洗濯水槽であり、洗濯水槽3には外槽4およびドラム5が含まれている。洗濯水槽3はコイルばねおよびダンパーを含む弾性支持部材14で支持されている。そして洗濯水槽3の下方にタンク11が配置されている。タンク11の前方右側にはフィルタユニット15が配置されており、フィルタユニット15は、所定のホースやパイプにより洗濯水槽3およびタンク11と接続されている。
洗濯水槽3の上部には、水栓16と、水栓16から入った水を水路へ供給するのを制御するための給水バルブ17と、注水口ユニット18と、オゾン(浄化用空気)を発生するオゾン発生器19と、乾燥工程において乾燥風路20(循環風路)内で空気を循環させるためのブロア21と、ブロア21により乾燥風路20を循環される空気中に含まれるリント等の異物を捕獲するための乾燥用フィルタユニット22とが備えられている。
洗濯工程では、給水バルブ17が制御されて、水栓16から供給される水道水が洗濯水槽3内に溜められる。その際、水が注水口ユニット18内の洗剤容器29(図4参照)を通過して洗濯水槽3に至るようにすれば、洗剤が解けた水を洗濯水槽3に溜めることができる。洗濯工程では、DDモータ6によりドラム5が回転される。また、循環ポンプ25によって洗濯水槽3内の水がフィルタユニット15を経由して汲み出され、汲み出された水は循環水路(第2循環水路57)を通って外槽4の後面上方へ導かれ、その後、上から下へと落下するように流されて、洗濯水槽3(外槽4)の後面下方から洗濯水槽3内へ戻るように循環される。循環水路の途中には気液混合器27が介在されていて、気液混合器27において、上から下へ流れる水にオゾン発生器19で発生するオゾンが混入される。水にオゾンが混入されると、オゾンの強力な酸化、殺菌作用により水が浄化される。すなわち、洗濯水槽3内の水は、洗濯工程において循環され、循環水中にオゾンが混入されることによって浄化されつつ、洗濯に利用される。なお、図3に示すように、気液混合器27の近傍には、外槽4の後面から後方へ突出する突起82が設けられており、外槽4が揺れて筐体2(図1参照)とぶつかった場合等に、外槽4の後面に取り付けられた気液混合器27を保護するようにされている。
乾燥工程では、洗濯水槽3内の後面下方から空気が吸い出されて乾燥風路20を通って上方へ導かれ、乾燥用フィルタユニット22で異物が濾過されて洗濯水槽3の上部前面側から洗濯水槽3内へ流入するように循環される。乾燥風路20内を空気が循環する際に、高温多湿の空気は水と熱交換されることによって冷却除湿される。そのため、乾燥風路20内には水が供給される。すなわち、タンク11内の水が乾燥用ポンプ23により汲み出され、たとえばホースにより構成された風路水供給路24を介して乾燥風路20の所定位置(第1位置)へ供給される構成が備えられている。また、図示が省略されているが、給水バルブ17により水栓16から供給される水道水を、必要に応じて乾燥風路20へ供給する水路も備えられている。
以上が洗濯乾燥機1の構成および動作の概要である。次に、図4を参照して、洗濯乾燥機1の水路および風路を中心とする全体構成についてより詳細に説明をする。
<洗濯乾燥機の水路および風路の構成>
図4は、洗濯乾燥機1の水路および風路を中心とする構成を図解的に示す図である。
水栓16は給水バルブ17の流入口に接続されている。給水バルブ17には4つの出口があり、いずれの出口から水を出すかを切換えることができる。給水バルブ17の第1出口28は注水口ユニット18に接続されている。注水口ユニット18内には、図示を省略したが、第1出口28から供給される水を給水路32へと導く水路と、呼び水水路33へと導く水路とに分ける2分岐水路が含まれている。第1出口28から注水口ユニット18へ供給される水は、主として呼び水水路33を通って風呂水ポンプ34を経由し、水路37を通って洗剤容器29へと流れる。そして洗剤容器29内に区画された洗剤収容室を経由して給水路30から洗濯水槽3へと流入するようにされている。また、分岐されて給水路32へ流れる一部の水は、洗濯水槽3の前面に備えられたドア10(図1参照)の上部からドア10の内面を伝って洗濯水槽3内へ流れ込むようにされている。給水バルブ17の第2出口31も注水口ユニット18に接続されており、第2出口31を開いたときに第2出口31から供給される水は、洗剤容器29内に区画された柔軟剤収容室を通って給水路30から洗濯水槽3へと流れ込むようにされている。
一方、風呂水ポンプ34が駆動されると、浴槽35の残り湯が風呂水ホース36を介して汲み上げられて水路37から注水口ユニット18へ流入し、洗剤容器29の洗剤収容室を通り、給水路30から洗濯水槽3へと供給される。
このように、給水路30によって、洗濯水槽3への給水が行われる。
給水バルブ17の第3出口38は水路39によって乾燥風路20の所定位置に接続されている。また、給水バルブ17の第4出口40は水路41によって乾燥風路20の所定位置に接続されている。第3出口38は相対的に小径の出口であり、第4出口40は相対的に大径の出口である。このため、第3出口38が開かれると、相対的に少量の水が水路39を経由して乾燥風路20に供給される。この水は、乾燥風路20内で高温多湿の循環空気と接触され熱交換に寄与する。第4出口40が開かれると、水路41を介して乾燥風路20に相対的に多量の水が供給される。この水は、乾燥風路20内を上昇してくる循環空気に含まれるリントその他の異物や、乾燥風路20の内壁に付着したリントその他の異物を洗い流すのに寄与する。
洗濯工程(洗い工程およびすすぎ工程)において、洗濯水槽3に水が溜められる。洗濯水槽3の底面最下部(より具体的には外槽4の底面最下部)には排水口42が形成されている。排水口42には水路43を介して第1排水バルブ44の流入口が接続されており、第1排水バルブ44の流出口は水路45を介してフィルタユニット15の流入口151と接続されている。第1排水バルブ44が閉じられることにより、洗濯水槽3(外槽4)内に水を溜めることができる。洗濯水槽3内の水位は、水路43から分岐し、上方へ延びたエアーホース46内の圧力変化に基づき、水位センサ47により検知される。
フィルタユニット15は、ケース150を有しており、ケース150内に異物を捕獲するためのフィルタ本体83が備えられている。ケース150には、上述した流入口151に加え、排水口152、第1流出口153および第2流出口154が形成されている。排水口152には第2排水バルブ48の流入口が接続されており、第2排水バルブ48の流出口は排水路49を介して外部排水ホース50および排水トラップ51と接続されている。よって、第1排水バルブ44および第2排水バルブ48が開かれると、洗濯水槽3内の水は、排水口42、水路43、第1排水バルブ44、水路45、フィルタユニット15、排水口152、第2排水バルブ48、排水路49、外部排水ホース50を通って排水トラップ51へと排出される。
このように、排水路49などによって、洗濯水槽3の水が排水口42から排水される。
排水路49には溢水用水路52の一端(下端)が合流している。溢水用水路52の他端(上端)は外槽4に設けられた溢水口53に連通している。よって、洗濯水槽3に水が溜まり過ぎ、その水位が所定水位以上になった場合は、溢水口53から水が溢れ、第2排水バルブ48の開閉の如何に関わらず、その水は溢水用水路52から排水路49および外部排水ホース50を通って排水トラップ51へと排出される。
なお、溢水用水路52の上下方向途中部と、フィルタユニット15の流入口151との間には気圧調整用のホース54が接続されている。このホース54を設けたことにより、洗濯水槽3内の気圧とフィルタユニット15の流入口151側の気圧とが等しくなり、フィルタユニット15内において水が逆流する等の不具合が防止されている。
フィルタユニット15の第1流出口153には第1循環水路55の一端が接続され、第1循環水路55の他端は循環ポンプ25の吸い込み口に接続されている。循環ポンプ25の吐出口には第2循環水路57の一端が接続されている。第2循環水路57の他端側は、洗濯水槽3内に溜められる水の通常の水位よりも高い位置まで上方へ延びている。そして、その先には、上から下向きにUターンしたUターン部26が接続されている。そしてUターン部26には気液混合器27としてのベンチュリー管58の上端が接続されている。ベンチュリー管58の下端には第3循環水路59の一端(上端)が接続され、第3循環水路59の他端(下端)は洗濯水槽3(外槽4)の背面下方に接続されている。
上述の構成を有しているため、洗い工程および/またはすすぎ工程において、洗濯水槽3に一定量の水が溜められ、第1排水バルブ44が開けられ、第2排水バルブ48が閉じられた状態で、循環ポンプ25が駆動されることにより、洗濯水槽3内に溜められた水は、排水口42→水路43→第1排水バルブ44→水路45→流入口151→ケース150→第1流出口153→第1循環水路55→循環ポンプ25→第2循環水路57→Uターン部26→ベンチュリー管58→第3循環水路59→洗濯水槽3へと循環される。
ここで、ベンチュリー管58には空気流入口60が備えられていて、空気流入口60にはエアーチューブ61を介してオゾン発生器19が接続されている。ベンチュリー管58に水が流れるときに、オゾン発生器19が作動されると、オゾン発生器19で生成されるオゾンを含む空気(浄化用空気)は、エアーチューブ61を介して空気流入口60からベンチュリー管58内へ流入される。流入原理は、ベンチュリー管58内を流れる水により生じる圧力差(負圧)のためである。循環される水にオゾンが混入されると、オゾンの強い酸化力および殺菌力によって循環水が浄化され、浄化された水を用いて洗濯水槽3内での洗濯を行うことができる。
フィルタユニット15の第2流出口154には貯水用水路62の一端(上端)が接続されており、貯水用水路62の他端(下端)は貯水バルブ63の流入口に接続されている。貯水バルブ63の流出口はタンク11に接続されている。たとえばすすぎ工程終了後、第1排水バルブ44が開かれ、第2排水バルブ48が閉じられ、循環ポンプ25が停止した状態で、貯水バルブ63が開かれると、洗濯水槽3内に溜まっているすすぎに使用された水は、重力(自然落下)により排水口42→水路43→第1排水バルブ44→水路45→流入口151→ケース150→第2流出口154→貯水用水路62→貯水バルブ63→タンク11へと流れる。これにより、タンク11内にすすぎで使用した既使用水を、リサイクル水として貯留することができる。
タンク11の上方には溢水口64が備えられており、溢水口64には水路65の一端が接続され、水路65の他端は溢水用水路52の途中に合流されている。よって、タンク11内に所定量以上に水が溜まろうとする場合には、その水は溢水口64→水路65→溢水用水路52→排水路49→外部排水ホース50→排水トラップ51へと流れて、排出される。
この洗濯乾燥機1では、タンク11に溜められた既使用水が、リサイクル水として、乾燥工程において再利用される。
洗濯乾燥機1には、乾燥機能を行うために、上述した乾燥風路20が備えられている。乾燥風路20は、洗濯水槽3(外槽4)の外側に配置され、外槽4の背面下方部から洗濯水槽3内の空気を吸い出し、その空気を外槽4の前方側上方部から洗濯水槽3内へ流入させるように空気を循環させるための風路である。乾燥風路20には、接続パイプ66、フィルタブロアユニット70(ブロア21および乾燥用フィルタユニット22が含まれる)および接続パイプ67が含まれている。つまり、乾燥風路20の一端(下端)が洗濯水槽3の下部に接続され、乾燥風路20の他端(接続パイプ67)が洗濯水槽3の上部に接続されている。そして、ブロア21が回転駆動されると、洗濯水槽3内の空気が乾燥風路20と洗濯水槽3との間で循環する。換言すれば、ブロア21が、洗濯水槽3内の空気を乾燥風路20を用いて循環させる。
乾燥風路20において、フィルタブロアユニット70から接続パイプ67へつながる風路内には、図1で説明したように、ヒータ100、つまり、乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125(図示せず)が備えられており、循環される空気が加熱される。乾燥ヒータは、たとえば半導体ヒータを用いることができる。
図4を参照して、乾燥風路20内では、洗濯水槽3から吸い出された空気が除湿される。また、乾燥風路20内を循環する空気に含まれるリントなどの異物および乾燥風路20の内壁に付着した異物が洗い流される。そのために、タンク11に溜められたリサイクル水が乾燥風路20内を通るように循環される。
タンク11には乾燥用ポンプ23の吸い込み口が接続されている。乾燥用ポンプ23の吐出口には風路水供給路24の一端が接続され、風路水供給路24の他端は乾燥風路20の上述した第1位置に接続されている。乾燥工程において、乾燥用ポンプ23が駆動されると、風路水供給路24を介して乾燥風路20の第1位置から乾燥風路20内へ水が供給される。供給される水は、上述したように、乾燥風路20内を下方から上方へと循環する空気と熱交換するとともに、空気中のリントなどの異物を洗い流し、かつ、乾燥風路20内の内壁に付着しようとする異物も洗い流す。そして、乾燥風路20内を下方へ流れ落ちた水は、リントなどの異物を伴って外槽4の下方から排水口42を通り、水路43→第1排水バルブ44→水路45→フィルタユニット15へと流れる。そしてフィルタユニット15において、リント等の異物は捕獲されて除去され、異物が除去された後の水は第2流出口154から貯水用水路62および貯水バルブ63を通ってタンク11内へ戻る。
なお、乾燥風路20内を流れ落ちた水が外槽4へ流入せず、たとえば乾燥風路20内の第2位置としてのたとえば下端から排出され、タンク11内へと戻る構成としてもよい。乾燥工程では、乾燥風路20内で行う熱交換および乾燥風路20の内壁に付着するリント等の異物の洗浄のために多量の水が必要になる。この洗濯乾燥機1によれば、熱交換および異物の洗浄に必要な水は、タンク11に溜めた既使用水をリサイクルする構成としているため、極めて大幅な節水を実現できる。また、タンク11の水を循環させる構成であるから、タンク11の容量を小さくでき、タンク11を設けても、洗濯乾燥機の外観は大きくならない構成とすることができる。
さらに、フィルタブロアユニット70には、エアーチューブ71を介してオゾン発生器19が接続されている。このため、乾燥工程において、オゾン発生器19が作動されると、オゾン発生器19が発生するオゾンを含む浄化用空気は、フィルタブロアユニット70内へ吸い込まれ、洗濯水槽3へ循環される空気にオゾンを含む空気を混入することができる。なお、オゾン、および、オゾンを含む空気のいずれもが浄化用空気とされる。この浄化用空気によって、乾燥する衣類の消臭や除菌(エアウォッシュ)を行うことができる。なお、エアウォッシュに関して、浄化用空気(エア)によって、衣類があたかもエアで洗われ、除菌・消臭がされるかのごとくであるから、本願出願人は、浄化用空気を用いて行う衣類の除菌・消臭をエアウォッシュと称している。そして、フィルタブロアユニット70、エアーチューブ71およびオゾン発生器19は、洗濯水槽3へ浄化用空気を供給するための浄化用空気供給手段として機能する。
また、このようなエアウォッシュ機能(消臭機能)を有する洗濯乾燥機1では、上述した乾燥工程に伴ってエアウォッシュを行うのとは別に、洗濯工程および乾燥工程から独立してエアウォッシュのみを行う運転(エアウォッシュ運転)が実行される。なお、エアウォッシュ運転では、洗濯水槽3内において、上述した衣類に限らず、靴、帽子および鞄などの身の回り品全般の消臭を行うことができる。なお、以下では、説明の便宜上、衣類がエアウォッシュされる場合を想定している。
ここで、エアウォッシュに関し、給水路30の途中には、給水トラップ部68が設けられ、排水路49の途中には、排水トラップ部69が設けられている。エアウォッシュを実行する場合には、予め、給水路30に所定量の水が流されることによって給水トラップ部68に水が溜められて給水トラップが形成され、かつ、排水路49に所定量の水が流されることによって排水トラップ部69に水が溜められて排水トラップが形成される。これにより、洗濯水槽3の内部が密閉され、エアウォッシュ中に洗濯水槽3内の浄化用空気が洗濯乾燥機1の外部へ漏れることが防止されている。なお、給水路30は、外部に連通する洗剤容器29に接続されており、また、排水路49は、外部排水ホース50を介して外部に連通している。そのため、給水路30および排水路49は、洗濯水槽3内の洗浄用空気の漏れが最も懸念される箇所であり、これらの箇所では、エアウォッシュに先立ってトラップを形成する必要がある。
一方、給水路30および排水路49以外の箇所、たとえば、給水路32、呼び水水路33および水路37には、逆止弁(図示せず)が設けられている。また、給水バルブ17の流入口および出口が閉じられると、洗濯水槽3内の洗浄用空気が水栓16側へ漏れることはない。つまり、給水路30および排水路49以外の箇所で洗濯水槽3内の洗浄用空気が外部への漏れることはほとんどない。
給水トラップ部68および排水トラップ部69については、以降で詳説する。
<エアウォッシュ運転に係る制御回路の構成>
図5は、洗濯乾燥機1のエアウォッシュ運転に係る電気的な制御回路の構成を説明するためのブロック図である。図5のブロック図は、洗濯乾燥機1がエアウォッシュ運転を実行する場合に必要な要素だけが示されている。
制御部120(制御手段)は、洗濯乾燥機1の制御中枢であり、マイクロコンピュータで構成されていて、たとえば、筐体2の正面下方に配置された電装部品12(図1参照)に含まれている。また、制御部120には、タイマ122(運転時間設定手段)が内蔵されている。
制御部120には、操作・表示部13、温度センサ123、水位センサ47、給水バルブ17、第1排水バルブ44、第2排水バルブ48、オゾン発生器19、ブロア21、ヒータ100(乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125)、およびDDモータ6が電気的に接続されている。ここで、温度センサ123は、洗濯水槽3内の空気の温度を検出する。
操作・表示部13(図1参照)において、ユーザが、エアウォッシュ運転を実行させるための操作キー(図示せず)を操作すると、その操作(運転開始信号)に基づいて、制御部120は、制御部120に接続されている各部品の作動または駆動を制御して、エアウォッシュ運転を実行する。この際、タイマ122が、時間設定したり、経過時間を測定したりする。
<エアウォッシュ運転の制御動作>
図6は、エアウォッシュ運転を説明するタイミング図である。図7は、洗濯乾燥機1の最短エアウォッシュ運転における制御の内容を説明するためのフローチャートである。
この洗濯乾燥機1では、運転時間に応じて6パターンのエアウォッシュ運転が行われ、さらに、各運転時間におけるエアウォッシュ運転では、ドラム5を回転させる場合とドラム5を回転させない場合とを選べるので、合計12パターンのエアウォッシュ運転が行われる。これらのパターン選択は、ユーザが操作・表示部13(図1参照)の操作キー(図示せず)を操作することによって行われる。パターン選択が行われると、上述したタイマ122が、選択されたパターンに応じてエアウォッシュの運転時間(消臭運転時間とも言う。)を設定する。なお、靴や鞄などをエアウォッシュする場合には、これらが散乱することを防止するため、ドラム5は回転されない。
具体的には、図6の左欄で示すように、運転時間(消臭運転時間)に応じて、エアウォッシュ運転が、10分設定、20分設定、30分設定、40分設定、50分設定、60分設定とパターン分けされている。たとえば、図6の左欄における10分設定とは、タイマ122(図5参照)によって設定されたエアウォッシュの運転時間(消臭運転時間)が10分間であることを示す(20分設定〜60分設定においても同様)。そして、図6の右欄では、運転時間に応じた6パターンのエアウォッシュ運転のそれぞれにおけるオゾン発生器19およびヒータ100(乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125)の作動状態および駆動状態が経時的に示されている。なお、各パターンのエアウォッシュ運転では、太線Xでオゾン発生器19の作動状態を示し、細線Yでヒータ100の駆動状態を示している。
ここで、10分設定のエアウォッシュ運転を、最短エアウォッシュ運転と呼び、20分設定〜60分設定の他のエアウォッシュ運転と区別する。最短エアウォッシュ運転における10分の消臭運転時間は、この洗濯乾燥機1で予め定められた最短運転時間である。最短エアウォッシュ運転は、ユーザが外出する直前で急いでいる場合や、衣類の臭いが軽微な場合に実施される。そして、最短エアウォッシュ運転以外のエアウォッシュ運転における20分〜60分の消臭運転時間は、最短運転時間以外の運転時間である。なお、20分設定のエアウォッシュ運転が、通常エアウォッシュ運転とされ、60分設定のエアウォッシュ運転が、最長エアウォッシュ運転とされる。最長エアウォッシュ運転では、浄化用空気が衣類に比較的長時間浴びせられるので、衣類の消臭に加えてシミ抜きも可能である。
ここで、どのエアウォッシュ運転(上記した12パターンのエアウォッシュ運転)でも、それぞれの運転時間(消臭運転時間)において、最初から順に、前処理、浄化処理、後処理が行われる。
前処理は、浄化用空気を洗濯水槽3内に供給する前に、洗濯水槽3内部を密閉する処理である。具体的には、図4を参照して、制御部120(図5参照)が、上述した運転開始信号に基づいて、ドア10(図1参照)が完全に閉じられているかを判断し、ドア10が完全に閉まっていない場合には、ドア10回りにおいて洗濯水槽3内が密閉されないので、操作・表示部13(図5参照)の表示器(図示せず)に警告を表示して、ユーザにドア10を閉めるように促す。
そして、ドア10が完全に閉じられていることが確認されると、制御部120は、給水バルブ17を制御して、給水バルブ17の第2出口31を間欠的に開く。ここで、制御部120は、たとえば、第2出口31を0.5秒間開いた後に20秒間閉じるといった1セットの開閉を2セット行う。これにより、水栓16から所定量の水が第2出口31および洗剤容器29を経由して給水路30に流れるので、上述したように、適量の水が給水トラップ部68に溜められて給水トラップが形成される。給水トラップ(給水トラップ部68に溜められた水)によって、洗濯水槽3の内部が給水路30において密閉される。
給水トラップを形成するのと同時に、制御部120は、給水バルブ17を制御して、給水バルブ17の第3出口38または第4出口40を連続的に開く。これにより、水栓16からの水が、上述したように、水路39または水路41を介して乾燥風路20を流れ落ち、洗濯水槽3(詳しくは外槽4)の底に溜まる。洗濯水槽3に溜まる水の水位は、水位センサ47によって検出されている。洗濯水槽3の水位がドラム5の下端より下の所定水位(リセット水位)まで上昇すると、水位センサ47によるリセット水位検出に応じて、制御部120が、第3出口38または第4出口40を閉じ、かつ、第1排水バルブ44および第2排水バルブ48を開く。これにより、リセット水位まで溜まった洗濯水槽3内の水が、上述したように排水口42から排水路49へ流れるので、上述したように、排水トラップ部69に水が溜められて排水トラップが形成される。換言すれば、制御部120は、水路39または水路41と、乾燥風路20とから排水口42へ直接所定量の水を流すことにより、排水トラップを形成する。排水トラップ(排水トラップ部69に溜められた水)によって、洗濯水槽3の内部が排水路49において密閉される。ここで、水路39、水路41および乾燥風路20は、別水路とされ、洗濯水槽3に対して、給水路32とは別に設けられている。そして、上述したように、制御部120は、給水路30に所定量の水を流すことにより、給水トラップ部68に水を溜めて給水トラップを形成し、かつ、この別水路から排水口42へ直接所定量の水を流すことにより、排水トラップ部69に水を溜めて排水トラップを形成する。つまり、排水トラップを形成するときには、給水路30でなく、この別水路から排水口42へ直接所定量の水を流すので、洗濯水槽3(詳しくはドラム5)内の身の回り品を濡らすことなく、排水トラップを形成できる。なお、制御部120が第3出口38および第4出口40の両方を開けば、洗濯水槽3では、リセット水位まで早く水を溜めることができる。
このように、前処理では、制御部120が、給水トラップ部68および排水トラップ部69にそれぞれトラップを形成し、洗濯水槽3の内部を密閉する。そして、前処理では、制御部120(図5参照)が、ブロア21を比較的低速(たとえば2000rpm)で連続回転させている。
なお、上述したように排水トラップ部69に水を溜めるために給水バルブ17の第3出口38および第4出口40を開くことによって、水栓16が故障していないかをチェックすることができる。すなわち、第3出口38および/または第4出口40を開いてから所定時間経過しても水位センサ47がリセット水位を検出しなければ、水栓16が故障していることが判明する。
そして、前処理(トラップ形成)の後に浄化処理が行われる。浄化処理では、ブロア21が、前処理に引き続いて比較的低速で連続回転している。
浄化処理では、制御部120(図5参照)が、ブロア21の回転中に、オゾン発生器19を作動させる。これにより、オゾン発生器19が発生するオゾン(浄化用空気)が、乾燥工程で説明したのと同様に、エアーチューブ71からフィルタブロアユニット70内へ吸い込まれ、洗濯水槽3に供給される。これにより、洗濯水槽3(詳しくはドラム5)内の衣類が浄化用空気によってエアウォッシュ(消臭)される。なお、洗濯水槽3に供給された浄化用空気は、洗濯水槽3および乾燥風路20の間で循環される。
なお、ユーザがエアウォッシュ運転においてドラム5を回転させることを選択している場合には、制御部120(図5参照)が、浄化処理において、DDモータ6を駆動してドラム5を回転させる。これにより、衣類がドラム5のバッフル73(図1参照)によって攪拌されるので、浄化用空気を衣類に良好に浴びせることができる。
このように、浄化処理において、衣類が浄化用空気によって浄化される。なお、衣類の消臭に寄与したオゾンは分解される。また、上述した前処理によって洗濯水槽3の内部が密閉されているので、洗濯水槽3に供給された浄化用空気(特にオゾン)が洗濯水槽3から外部へ漏れることはない。そして、浄化処理の終了時に、制御部120は、オゾン発生器19を停止させる。
そして、浄化処理に引き続いて後処理が行われる。
後処理では、制御部120が、浄化処理から引き続き回転しているブロア21の回転速度を、たとえば2000rpmから2500pmへ上げる。これにより、乾燥風路20および洗濯水槽3における空気の循環速度が上昇する。そのため、浄化用空気のオゾンが、比較的高速で循環することとなり、その結果、酸化反応して分解する。つまり、このようにブロア21が機能する(ブロア21をこのような所定の態様で駆動させる)ことによって、洗濯水槽3内の浄化用空気が循環し、洗濯水槽3へ供給された浄化用空気が消滅する。そして、このように浄化用空気を循環させることが、浄化用空気消滅手段による浄化用空気の消滅処理の一例とされる。そして、このようにブロア21を所定の態様で駆動させて乾燥風路20を用いて洗濯水槽3内の浄化用空気を循環させるといった単純な処理により、洗濯水槽3へ供給された浄化用空気を確実に消滅させることができる。
このように、後処理は、浄化処理後に洗濯乾燥機1(詳しくは、洗濯水槽3およひ乾燥風路20)に残存するオゾンを消滅する処理である。後処理を実施するので、上述した消臭運転時間が経過するときには、洗濯水槽3に供給された浄化用空気が消滅している。そして、このように消臭運転時間が経過するときには洗濯水槽3に供給された浄化用空気が消滅するように、制御部120が、消臭運転時間が経過する所定時間前(つまり、浄化処理の終了時)にオゾン発生器19を停止させて洗濯水槽3への浄化用空気の供給を停止させ、後処理において、浄化用空気が消滅するようにブロア21を機能させる(ブロア21の回転速度を上げる)。
以上が、どのエアウォッシュ運転でも行われる前処理、浄化処理および後処理である。ここで、図5を参照して、制御部120が、前処理、浄化処理および後処理に亘って、ヒータ100(乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125)を適宜駆動して、ヒータ100によって洗濯水槽3内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱させている。詳しくは、ヒータ100において、乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125のいずれか一方を駆動するということは、ヒータ100は弱駆動されるということであり、乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125の両方を駆動するといことは、ヒータ100が強駆動されるということである。つまり、ヒータ100は、乾燥ヒータA124および乾燥ヒータB125のいずれか一方または両方を駆動することによって、強駆動および弱駆動に切換え可能である。
そして、ヒータ100の駆動に伴い、温度センサ123が、エアウォッシュ運転における洗濯水槽3内の空気温度を監視している。
ここで、オゾンの性質上、ヒータ100を駆動して洗濯水槽3内の浄化用空気をある程度あたためることによって、洗濯水槽3内の湿度がたとえば80%の湿度に最適化されると、オゾンによる衣類の消臭作用を促進することができる。この場合、衣類から臭い成分が蒸発し、オゾンに分解される。その一方で、洗濯水槽3内の空気温度(浄化用空気の温度)が所定の上限温度(たとえば50℃)を超えるとオゾンが加熱によって分解されてしまい、オゾンによる衣類の消臭作用が逆に妨げられてしまう。そこで、エアウォッシュ運転では、効率の良いエアウォッシュを実現するために、46℃をしきい値として、ドラム5内の温度が46℃に到達すると、制御部120が、ヒータ100を強駆動から弱駆動に切換えたり、ヒータ100の駆動を停止させたりする。
次に、図6および図7を参照して、運転時間に応じた6パターンのエアウォッシュ運転をそれぞれ説明する。なお、図6において、T0は最短エアウォッシュ運転の開始タイミングを示し、T1、T2およびT3は、最短エアウォッシュ運転中の所定のタイミングを示す。また、オゾン発生器19の作動状態を示す太線Xにおいて、前処理の期間に相当する部分を破線で示し、浄化処理の期間に相当する部分を実線で示し、後処理の期間に相当する部分を1点鎖線で示している。また、図6における、オゾン発生器19の作動状態を示す太線Xにおいて、上側へ凸になっている部分では、オゾン発生器19が作動しており、それ以外の部分では、オゾン発生器19が停止している。また、図6における、ヒータ100の作動状態を示す細線Yにおいて、上側へ凸になっている部分では、ヒータ100が強駆動されており、それ以外の部分では、ヒータ100が弱駆動されているか停止している。
まず、10分設定の最短運転時間によるエアウォッシュ運転(最短エアウォッシュ運転)では、運転開始から30秒間(図6におけるタイミングT0からタイミングT1までの間)、ヒータ100が弱駆動される。これは、この後でヒータ100を強駆動する場合に急激な電流変動(いわゆる突入電流)が生じることを防止するためである。そして、運転開始から30秒経過後(タイミングT1)に、ヒータ100の駆動が弱駆動から強駆動へ切換えられる。また、ヒータ100の駆動とは別に、前処理が運転開始から1分間(図6におけるタイミングT0からタイミングT2までの間)実施された後、浄化処理が6分間(図6におけるT2からT3までの間)実施される。つまり、タイミングT2からタイミングT3までの間において、オゾン発生器19が作動する。
そして、浄化処理では、洗濯水槽3内の空気温度が46℃に到達しないように、ヒータ100が適宜駆動される。つまり、運転開始(タイミングT0)から30秒経過後(タイミングT1)にヒータ100の駆動が弱駆動から強駆動へ切換えられてから、洗濯水槽3内の空気温度が46℃に到達すると、ヒータ100の駆動が強駆動から弱駆動へ切換えられる。そして、洗濯水槽3内の空気温度が、46℃より低い所定の下限温度(たとえば43℃)まで低下すると、ヒータ100の駆動が弱駆動から強駆動へ再び切換えられる。最短エアウォッシュ運転の浄化処理では、制御部120が、このようにヒータ100の駆動を適宜切換え(つまりヒータ100を適宜強駆動または弱駆動して)、洗濯水槽3内の空気温度を、43℃から46℃までの所定の温度範囲内に保つ。そのため、限られた6分間の時間の中で効率よく洗濯水槽3内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことができるので、効果的なエアウォッシュが可能となる。なお、ヒータ100を強駆動から弱駆動に切換えても洗濯水槽3内の温度が46℃を下回らなければ、ヒータ100を停止させてもよい。
そして、浄化処理が終了すると(図6のタイミングT3)、オゾン発生器19は停止されて後処理が開始される。そして、後処理が開始されると同時にヒータ100の駆動が強駆動から弱駆動へ切換えられる。最短エアウォッシュ運転では、後処理は3分間実施される。
次に、図7のフローチャートを参照して、最短エアウォッシュ運転をさらに詳しく説明する。
最短エアウォッシュ運転が開始されると、前処理が実施される(ステップS1)。つまり、上述したように、給水トラップ部68および排水トラップ51に水が溜められて給水トラップおよび排水トラップが形成され、洗濯水槽3の内部が密閉される。なお、給水トラップおよび排水トラップが形成されると、洗濯水槽3の内部を一層完全に密閉するために、給水バルブ17、第1排水バルブ44および第2排水バルブ48(図4参照)が閉じられる。
そして、最短エアウォッシュ運転が開始されてから30秒以内においては(ステップS2のYES)、ヒータ100が弱駆動される(ステップS3)。その一方で、最短エアウォッシュ運転が開始されてから30秒経過した場合には(ステップS2のNO)、ヒータ100の駆動が弱駆動から強駆動に切換えられる(ステップS4)。つまり、ステップS3は、図6におけるタイミングT0からタイミングT1までの期間の処理に相当し、ステップS4は、タイミングT1での処理に相当する。
上述したように最短エアウォッシュ運転が開始されてから1分が経過して前処理が完了すると(S5のYES)、浄化処理が実施される(ステップS6)。つまり、ステップS6は、図6におけるタイミングT2の処理に相当する。ここでは、オゾン発生器19が作動され、ヒータ100が強駆動される。
浄化処理において、洗濯水槽3内の空気温度が、上述したしきい値(46℃)に到達していなければ(ステップS7のNO)、ステップS7から引き続いて、オゾン発生器19が作動し、ヒータ100が強駆動される。しかし、洗濯水槽3内の空気温度が、しきい値(46℃)に到達すると(ステップS7のYES)、上述したように、ヒータ100の駆動が強駆動から弱駆動へ切換えられる(ステップS8)。なお、ヒータ100の駆動の切換えに伴って、オゾン発生器19を停止してもよい。これにより、無駄にオゾン発生器19を作動させることが防止される。
そして、浄化処理が開始されてから、つまり、オゾン発生器19が作動してから6分経過すると(ステップS9のYES)、浄化処理が終了して、後処理が実施される(ステップS10参照)。なお、ステップS10は、図6におけるタイミングT3の処理に相当する。一方、オゾン発生器19が作動してから6分経過していなければ(ステップS9のNO)、ステップS6からの処理が繰り返される。ここで、ステップS8においてヒータ100の駆動が強駆動から弱駆動へ切換えられてオゾン発生器19が停止された場合には、洗濯水槽3内の空気温度が上述した下限温度(43℃)を下回っているのであれば、ステップS6において、ヒータ100の駆動が弱駆動から強駆動へ切換えられてオゾン発生器19が再び作動される。
そして、後処理を実施してから3分経過すると(ステップS11のYES)、最短エアウォッシュ運転が終了する。
このように、10分間の最短エアウォッシュ運転では、前処理が1分間実施され、浄化処理が6分間実施され、後処理が3分間実施される。
図6を参照して、20分設定の通常エアウォッシュ運転では、前処理が4分間実施され、浄化処理が10分間実施され、後処理が6分間実施される。詳しくは、浄化処理では、オゾン発生器19が3.5分間作動した後に、3分間停止し、その後再び3.5分間作動する。つまり、オゾン発生器19は、合計で7分間作動するように、間欠的に作動される。また、ヒータ100は、前処理、浄化処理および後処理を通して、連続的に弱駆動される。
30分設定のエアウォッシュ運転では、前処理が4分間実施され、浄化処理が20分間実施され、後処理が6分間実施される。詳しくは、浄化処理では、オゾン発生器19が3.5分間作動した後に3分間停止する動作を1セットとすると、この動作が3セット実施された後に、オゾン発生器19が30秒間作動する。つまり、オゾン発生器19は、合計で11分間作動するように、間欠的に作動される。また、ヒータ100は、前処理、浄化処理および後処理を通して、連続的に弱駆動される。
40分設定のエアウォッシュ運転では、前処理が4分間実施され、浄化処理が30分間実施され、後処理が6分間実施される。詳しくは、浄化処理では、オゾン発生器19が3.5分間作動した後に3分間停止する動作を1セットとすると、この動作が4セット実施された後に、オゾン発生器19が4分間作動する。つまり、オゾン発生器19は、合計で18分間作動するように、間欠的に作動される。また、ヒータ100は、前処理、浄化処理および後処理を通して、連続的に弱駆動される。
50分設定のエアウォッシュ運転では、前処理が4分間実施され、浄化処理が40分間実施され、後処理が6分間実施される。詳しくは、浄化処理では、オゾン発生器19が3.5分間作動した後に3分間停止する動作を1セットとすると、この動作が6セット実施された後に、オゾン発生器19が1分間作動する。つまり、オゾン発生器19は、合計で22分間作動するように、間欠的に作動される。また、ヒータ100は、前処理、浄化処理および後処理を通して、連続的に弱駆動される。
60分設定の最長エアウォッシュ運転では、前処理が4分間実施され、浄化処理が49分間実施され、後処理が7分間実施される。詳しくは、浄化処理では、オゾン発生器19が5分間作動した後に5分間停止する動作を1セットとすると、この動作が4セット実施された後に、オゾン発生器19が9分間作動する。つまり、オゾン発生器19は、合計で29分間作動するように、間欠的に作動される。また、ヒータ100は、前処理、浄化処理および後処理を通して、連続的に弱駆動される。
このように各エアウォッシュ運転を参照して、エアウォッシュ運転の運転時間が長くなると、オゾン(浄化用空気)の供給時間が増えるので洗濯水槽3内へのオゾンの供給量が増えることとなり、衣類からより頑固な汚れ(臭いおよび雑菌)を除去することができる。この場合、オゾンの供給量が増えるので、最短エアウォッシュ運転に比べて後処理の時間が長くなっている。
また、最短エアウォッシュ運転以外のエアウォッシュ運転(つまり最短運転時間以外の運転時間の場合)では、制御部120(図5参照)が、ヒータ100を常に弱駆動して、洗濯水槽3内の空気温度を、上述した43℃から46℃までの所定の温度範囲内に保っている。そのため、ヒータ100を無駄に強駆動せずとも洗濯水槽3内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことができる。
なお、すべてのエアウォッシュ運転において、後処理ではヒータ100が弱駆動されているので衣類が過熱されておらず、後処理後、つまり、エアウォッシュ運転後に、ユーザは、エアウォッシュされた衣類を洗濯水槽3から容易に取り出すことができる。
以上のように、この洗濯乾燥機1では、制御部120(図5参照)が、衣類の消臭(エアウォッシュ)に先立って、上述した運転開始信号に基づいて給水路30の給水トラップ部68および排水路49の排水トラップ部69にそれぞれトラップを形成するので、洗濯水槽3が密閉される(図4参照)。そして、トラップ形成後に、洗濯水槽3に収納された衣類は、洗濯水槽3へ供給される浄化用空気によって消臭される。このとき、洗濯水槽3が密閉されているので、洗濯水槽3から洗濯乾燥機1の外部へ洗浄用空気が漏れる心配はない。
衣類を浄化用空気によって消臭しているときに、制御部120が、ヒータ100によって洗濯水槽3内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱させるので(図5および図6参照)、洗浄用空気が加熱によって分解されない程度で、浄化用空気による消臭を促進することができる。その結果、タイマ122(図5参照)でどのような運転時間が設定されても、たとえば、浄化用空気による衣類の消臭を短時間で行う場合(最短エアウォッシュ運転)であっても、衣類を十分に消臭することができる。
そして、制御部120は、タイマ122で設定された消臭運転時間が経過するときに、洗濯水槽3に供給された浄化用空気が消滅するように、タイマ122で設定された消臭運転時間が経過する所定時間前に洗濯水槽3への浄化用空気の供給を停止させ(図7のステップS8)、さらに、上述したようにブロア21を機能させる(ブロア21の回転速度を上げる)。これにより、上述した最短エアウォッシュ運転であっても、消臭運転時間が経過したときには、洗濯水槽3に供給された浄化用空気が消滅しており、洗濯水槽3から衣類を取り出すときに、ユーザが浄化用空気の臭いを嗅いで不快になることはない。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、浄化用空気として、オゾンを例示したが、オゾンに限らず、消臭、除菌といった浄化作用を有するすべての気体は、浄化用空気に含まれる。
図8は、本発明が適用された消臭装置90の模式図である。
上記実施形態では、本発明を、洗濯乾燥機1を例にとって説明したが、本発明を洗濯乾燥機能がない装置に適用することより、図8に示す消臭装置90を構成してもよい。消臭装置90では、密閉可能な収容室91を有し、収容室91の内部に、衣類95などの身の回り品が収容される。そして、消臭装置90は、ヒータ92、ファン94(送風手段)およびオゾン供給装置93を有している。ヒータ92は、上記実施形態におけるヒータ100(加熱手段)に相当し、ファン94は、上記実施形態におけるブロア21(浄化用空気消滅手段)に相当し、オゾン供給装置93は、上記実施形態におけるオゾン発生器19およびエアーチューブ71(浄化用空気供給手段)に相当する(図4参照)。
消臭装置90では、オゾン供給装置93が収容室91内に供給したオゾン(浄化用空気。図示破線矢印参照)によって、上記実施形態と同様に、衣類95のエアウォッシュ運転が実行される。なお、収容室91が密閉されているので、エアウォッシュ運転中に収容室91から外部に浄化用空気が漏れることはない。また、消臭装置90でのエアウォッシュ運転は、上記した洗濯乾燥機1でのエアウォッシュ運転と同じなので、消臭装置90では、洗濯乾燥機1でのエアウォッシュ運転における効果と同様の効果を奏することができる。
そして、エアウォッシュ運転の終盤には、上述した後処理が実施され、ここで、ファン94が回転駆動されて収容室91内の空気を攪拌し、収容室91内の浄化空気が攪拌に伴って酸化反応して分解する。つまり、このようにファン94が収容室91内の浄化用空気を攪拌するといった単純な処理により、収容室91へ供給された浄化用空気を確実に消滅させることができる。
この発明の一実施形態に係る洗濯乾燥機1の縦断面右側面図である。 この発明の一実施形態に係る洗濯乾燥機1を斜め前方から見た斜視図であり、筐体2が取り外された内部構造が示されている。 洗濯乾燥機1を斜め後方から見た斜視図であり、筐体2が取り外された内部構造が示されている。 洗濯乾燥機1の水路および風路を中心とする構成を図解的に示す図である。 洗濯乾燥機1のエアウォッシュ運転に係る電気的な制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 エアウォッシュ運転を説明するタイミング図である。 洗濯乾燥機1の最短エアウォッシュ運転における制御の内容を説明するためのフローチャートである。 本発明が適用された消臭装置90の模式図である。
符号の説明
1 洗濯乾燥機
3 洗濯水槽
19 オゾン発生器
20 乾燥風路
21 ブロア
30 給水路
39 水路
41 水路
42 排水口
49 排水路
68 給水トラップ部
69 排水トラップ部
70 フィルタブロアユニット
71 エアーチューブ
90 消臭装置
91 収容室
92 ヒータ
93 オゾン供給装置
94 ファン
100 ヒータ
120 制御部
122 タイマ

Claims (4)

  1. 浄化用空気を用いて身の回り品の消臭を行う消臭機能を有する洗濯乾燥機であって、
    洗濯水槽と、
    給水トラップ部を有し、前記洗濯水槽へ給水するための給水路と、
    排水トラップ部を有し、前記洗濯水槽の水を排水口から排水するための排水路と、
    前記洗濯水槽内の空気を加熱するための加熱手段と、
    前記洗濯水槽へ浄化用空気を供給するための浄化用空気供給手段と、
    前記洗濯水槽へ供給された浄化用空気を消滅させるための浄化用空気消滅手段と、
    消臭運転時間を設定するための運転時間設定手段と、
    運転開始信号に基づいて前記給水トラップ部および前記排水トラップ部にそれぞれトラップを形成し、トラップ形成後に前記浄化用空気供給手段に浄化用空気を供給させ、かつ、前記加熱手段によって前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に加熱させ、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過するときに前記供給された浄化用空気が消滅するように、前記運転時間設定手段で設定された消臭運転時間が経過する所定時間前に前記浄化用空気供給手段の浄化用空気の供給を停止させ、前記浄化用空気消滅手段を機能させる制御手段と、を含み、
    前記洗濯水槽には、前記給水路とは別に設けられ、前記洗濯水槽の排水口へ直接水を供給するための別水路が含まれており、
    前記制御手段は、前記給水路に所定量の水を流すことにより、前記給水トラップ部に水を溜めて給水トラップを形成し、かつ、前記別水路から前記排水口へ直接所定量の水を流すことにより、前記排水トラップ部に水を溜めて排水トラップを形成することを特徴とする、洗濯乾燥機。
  2. 前記加熱手段は、強駆動および弱駆動に切換え可能なヒータを含み、
    前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間以外の運転時間の場合は、前記ヒータを弱駆動して前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記制御手段は、前記運転時間設定手段で設定された運転時間が予め定める最短運転時間の場合は、前記ヒータを強駆動または弱駆動して、前記洗濯水槽内の空気温度を所定の温度範囲内に保つことを特徴とする、請求項2記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記洗濯水槽に一端および他端が接続された循環風路と、前記洗濯水槽内の空気を前記循環風路を用いて循環させるための送風手段とを備え、
    前記浄化用空気消滅手段は、前記送風手段を所定の態様で駆動させて前記洗濯水槽内の空気を循環させることを含む、請求項1〜のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
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