JP4868943B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯機、詳しくは、気体発生機能を有する洗濯機に関する。
従来から、洗濯槽内に空気を循環させるための循環風路内にフィルタを設け、循環風路内を通る空気中の塵埃を捕獲する機能や、収容された洗濯物に、オゾンを供給することによって、洗濯物を浄化する機能を有する洗濯機が知られている。このような洗濯機として、循環風路内にプレフィルタを設け、洗濯槽を回転させるとともに、オゾンを洗濯槽に循環供給することによって、洗濯物を浄化する洗濯機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−275271号公報
しかし、特許文献1に記載されている洗濯機のように、循環風路内にフィルタを設けた場合、ユーザが定期的にフィルタ掃除をしなければ、フィルタが目詰まりして、循環性能が低下するという不具合がある。
また、オゾンは、独特の臭いを有すると共に、人体が吸引することは好ましくないため、オゾンを洗濯機の外部に漏れないようにすることが望まれるが、特許文献1に記載されている洗濯機のように、排水弁が開いている最終脱水工程においてオゾンを供給する方法では、供給されたオゾンが排水管を通って外部に漏れるおそれがある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、洗濯物にオゾンその他の除菌成分や滅菌成分を含む浄化機能を有する気体を供給する場合に、洗濯物から分離されるリントを、簡易な構成により捕獲することができる洗濯機を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、オゾンその他の除菌成分や滅菌成分を含む浄化機能を有する気体が外部に漏れることを防止することができる洗濯機を提供することを別の目的とする。
求項記載の発明は、洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、前記気体供給手段の停止中に、前記排水バルブを開くことを特徴とする、洗濯機である。
請求項記載の発明は、洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、その後、所定の時間経過後に前記排水バルブを開くことを特徴とする、洗濯機である。
請求項記載の発明は、洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、 前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、 前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を所定の時間間隔で動作状態と停止状態を繰り返すように間欠制御し、前記気体供給手段が動作状態のときには、前記排水バルブは閉弁状態とされており、前記気体供給手段が停止状態のときには、前記排水バルブは開弁状態とされていることを特徴とする、洗濯機である。
請求項記載の発明は、洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、 前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記給水手段が停止状態のときには、前記送風手段を相対的に小さい風力である第1風力で動作させ、前記給水手段が動作状態のときには、前記送風手段を相対的に大きい風力である第2風力で動作させることを特徴とする、洗濯機である。
請求項5記載の発明は、前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させることを特徴とする、請求項4に記載の洗濯機である。
請求項記載の発明は、洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、 前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、 前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、前記処理槽は、前記循環風路が接続された外槽と、前記外槽内に設けられ、洗濯物を収容して回転し得るドラムとを含み、前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、その停止後、所定の第1時間経過後に、前記ドラムを回転させ、前記給水手段を動作させることによって前記循環風路内に水を供給し、その後、所定の第2時間経過後に前記排水バルブを開くことを特徴とする、洗濯機である。
請求項記載の発明は、洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、 前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、 前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、前記処理槽は、前記循環風路が接続された外槽と、前記外槽内に設けられ、洗濯物を収容して回転し得るドラムとを含み、前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、第1運転動作と第2運転動作とを交互に繰り返し、前記第1運転動作では、前記気体供給手段は動作されるが、前記排水バルブが閉じられており、前記第2運転動作では、前記気体供給手段は停止されるが、前記給水手段および前記ドラムが動作され、前記排水バルブが開かれることを特徴とする、洗濯機である。
請求項8記載の発明は、前記排水バルブは、前記気体供給手段が停止状態のときに、開弁状態であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の洗濯機である。
請求項記載の発明は、前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記給水手段が停止状態のときには、前記ドラムを相対的に小さい回転速度である第1回転速度で回転させ、前記給水手段が動作状態のときには、前記ドラムを相対的に大きい回転速度である第2回転速度で回転させることを特徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載の洗濯機である。
の発明によれば、洗濯物を浄化するための気体が処理槽に循環供給される気体浄化運転中に、リントを含む塵埃を捕獲するための水が、給水手段から循環風路内に供給される。そのため、洗濯物から分離され、気体とともに循環風路内を循環し、循環風路内に舞い散る糸くずや毛羽などのリントは、給水手段から供給された水によって捕獲され、水と共に流される。その結果、循環性能の低下の要因、たとえば、送風手段へのリントの混入、循環風路内の一部に形成されている絞り部へのリントの詰まりなどを防止することができる。
また、循環風路に供給され処理槽に溜まった水を排水するための排水バルブが、給水手段の給水と所定の関係でリンクするように開閉される。たとえば、給水手段から循環風路内への給水中に、排水バルブが開かれる。そのため、処理槽内の水位上昇を抑えることができるので、処理槽内に乾燥した洗濯物を収容した場合でも、洗濯物を濡らさずにリント捕獲を行なうことができる。
さらに、排水バルブは、気体供給手段が停止状態のときに、開弁状態とされている。このように、気体供給手段が停止状態のときには処理槽内に気体が供給されないため、排水バルブが開弁状態とされていても、気体を外部に漏らすことなく、処理槽内の水の排水処理を行なうことができる。
よって、請求項記載の発明によれば、気体浄化運転中において、排水バルブは、気体供給手段の停止中に開かれる。そのため、排水バルブが開かれて、処理槽と外部とが排水口を通じて連通する状態になった場合でも、気体が外部に漏れることを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、気体浄化運転中において、排水バルブは、気体供給手段の停止後、所定の時間経過後に開かれる。そのため、排水バルブが開かれて、処理槽と外部とが排水口を通じて連通する状態になった場合でも、処理槽内に残存していた気体は、たとえば、酸化反応などにより消滅しているので、気体が外部に漏れることを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、気体浄化運転中において、気体供給手段が所定の時間間隔で動作状態と停止状態を繰り返すように間欠制御され、排水バルブは、気体供給手段が動作状態のときには閉弁状態とされており、気体供給手段が停止状態のときには開弁状態とされている。つまり、気体を洗濯物に供給しているとき(動作状態)には、気体を無駄にしないで効率よく洗濯物の浄化を行なうことができる。一方、気体供給手段を停止させ(停止状態)、処理槽内の水を排水するときには、外部に気体の臭いが漂うことを防止することができる。このように、気体供給手段の運転動作に合わせて排水バルブを制御するだけという簡易な制御によって、効率よく気体浄化運転を行なうことができる。
請求項記載の発明によれば、気体浄化運転中において、送風手段は、給水手段が停止状態のときには、相対的に小さい風力である第1風力で動作され、給水手段が動作状態のときには、相対的に大きい風力である第2風力で動作される。このように、給水手段が停止しており、リントの捕獲が困難な状態のときには、送風手段を相対的に小さい風力で動作させて、循環空気の流速を抑制することよって、リントの発生を抑制することができる。また、給水手段が動作しており、リントを良好に捕獲することができる状態のときには、送風手段を相対的に大きい風力で動作させることによって、循環効率を向上させることができる。
請求項記載の発明によれば、気体浄化運転中において、気体供給手段の停止後、所定の第1時間経過後に、ドラムが回転され、給水手段から循環風路内に給水される。そして、その後、所定の第2時間経過後に排水バルブが開かれる。気体浄化運転中において、ドラムを回転させると、洗濯物が攪拌され、気体が洗濯物全体に満遍なく浴びせられる一方、リントが分離されやすくなる。しかし、このように、ドラムを回転させるときに給水手段から循環風路内に給水することによって、リントを良好に捕獲することができる。また、排水バルブは、所定の第2時間経過後に開かれるので、処理槽と外部とが排水口を通じて連通する状態になった場合でも、処理槽内に残存していた気体は、たとえば、酸化反応などにより消滅しているので、気体が外部に漏れることを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、気体浄化運転中において、気体供給手段は動作され、排水バルブが閉じられている第1運転動作と、気体供給手段は停止されるが、給水手段およびドラムが動作され、排水バルブが開かれる第2運転動作とが、交互に繰り返される。このように、気体の供給による洗濯物の浄化を主として行なう第1運転動作と、洗濯物の攪拌およびリントの捕獲を主として行なう第2運転動作とを交互に繰り返すという簡単な制御によって、効率よく気体浄化運転を行なうことができる。
請求項記載の発明によれば、気体浄化運転中において、ドラムは、給水手段が停止状態のときには、相対的に小さい回転速度である第1回転速度で回転され、給水手段が動作状態のときには、相対的に大きい回転速度である第2回転速度で回転される。このように、給水手段が停止しており、リントの捕獲が困難な状態のときには、ドラムを相対的に小さい回転速度で回転させて、リントの発生を抑制することができる。また、給水手段が動作しており、リントを良好に捕獲することができる状態のときには、ドラムを相対的に大きい回転速度で回転させて、洗濯物の攪拌を促進させ、気体を満遍なく洗濯物に浴びせることができる。
















以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
<ドラム式洗濯機の構成>
図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機としての、いわゆるトップオープンタイプのドラム式洗濯機1の斜視図である。なお、ドラム式洗濯機1の姿勢については、図1の紙面右上に示した方向矢印に沿うものとする。図2は、ドラム式洗濯機1における要部を抜き出して後側上方かつ右側から見た斜視図である。図3は、図2に示したドラム式洗濯機1における要部の平面図である。図4は、ドラム式洗濯機1の縦断面図であって、左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を前方から見た図である。また、図5Aは、ドラム式洗濯機1の縦断面図であって、前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た図において、外蓋2Aが開口4を閉じた態様を示しており、図5Bは、図5Aにおいて、外蓋2Aが開口4を開いた態様を示している。
(筐体)
図1に示すように、このドラム式洗濯機1は、その外殻を形成する筐体2により区画されている。筐体2の上壁は、前後方向略中央位置から前側下方へ緩やかに湾曲して前壁に連続するように側断面視で扇状に形成されている。筐体2の上壁の前後左右方向中央位置には、洗濯物を筐体2内に出し入れするための開口4が形成されている。開口4は、前後方向に長手の略矩形状に形成され、外蓋2Aで開閉可能である。また、筐体2の上壁の、開口4が形成されている部分には、1対のガイドレール21L、21Rが開口4の左端縁および右端縁に沿って延設されており、外蓋2Aは、ガイドレール21L、21Rに沿って前後方向にスライド自在となっている。
外蓋2Aは、ばね38(図1には表れていないが、このばね38は図5Aにおけるばね38である。)によって開口4を開く方向、つまり後方へ付勢されており、このドラム式洗濯機1の運転中には、筐体2内(たとえば、開口4の前端部)に配置された外蓋ロック機構49(図1には表れていないが、この外蓋ロック機構49は図5Aにおける外蓋ロック機構49である。)が外蓋2Aに係合することにより、外蓋2Aが閉じた状態でロックされるようになっている。
筐体2の上壁の、開口4よりも左側の部分の前後方向略中央位置には、洗濯に使用する洗剤を収容するための洗剤収容部8が配置されており、洗剤収容部8は、開閉可能に設けられた洗剤蓋94によって閉じられている。筐体2の上壁の、開口4よりも右側の部分の前半分側には、このドラム式洗濯機1の運転に関する設定操作や各種表示等を行うための操作表示部6が配置されている。
操作表示部6には、上述した外蓋ロック機構49(図5A参照)の外蓋2Aに対する係合を解除して外蓋2Aを開く際に操作するための蓋開ボタン6Aが備えられている。外蓋2Aが閉じた状態で蓋開ボタン6Aを押操作すると、外蓋ロック機構49(図5A参照)の外蓋2Aに対する係合が解除され、ばね38(図5A参照)の付勢力によって外蓋2Aが開口4の後方にスライドし、開口4が開かれる。外蓋2Aの前端部には把持部2Cが形成されており、開口4が開かれた状態で、把持部2Cを把持して開口4の前方にスライドさせることにより、外蓋2Aで開口4を閉じることができる。なお、開口4が開かれた状態において、把持部2Cが開口4の後端縁に当接することにより、外蓋2Aの、それ以上後方へのスライドが規制される。
また、筐体2の上壁の開口4よりも後側部分の内側(下側)には、図2に示すように、左右方向に長手の略直方体形状であり、上面が開口された収容部15が筐体2に対して一体的に設けられている。収容部15の内部は、上端縁がガイドレール21Lに連続するように形成された仕切壁16Lと、上端縁がガイドレール21Rに連続するように形成された仕切壁16Rとによって、左から順に、第1室27と第2室28と第3室29とに区画されている。上述したように、仕切壁16Lがガイドレール21Lに連続し、仕切壁16Rがガイドレール21Rに連続しているので、外蓋2A(図1参照)のスライドは、ガイドレール21L、21Rに加えて、仕切壁16L、16Rの各上端縁によっても案内される。また、図5Aおよび図5Bに示すように、外蓋2Aは、開口4の開閉に係わらず、第2室28の上方を常に塞ぐように配置されている。なお、図5Bに示すように、外蓋2Aを開くと、外蓋2Aの、第2室28の上方を塞いでいる部分以外は、収容部15の下方において筐体2の後側壁に沿って収容される。
図2に示すように、第1室27には、水道水給水バルブ2Bが配置され、第3室29には、風呂水ポンプ2Dが配置されている。水道水給水バルブ2Bおよび風呂水ポンプ2Dは、それぞれの上部に給水口が形成されており、図1に示すように、各給水口が筐体2の上壁において対応する位置から外部に露出されている。そのため、水道水給水バルブ2Bと外部の給水設備(水道栓など)とを図示しない給水ホースで接続することにより、機内に水道水を供給することができ、同様に、風呂水ポンプ2Dに、浴槽に漬けた図示しない給水ホースを接続することにより、機内に風呂水を供給することができる。
また、水道水給水バルブ2Bは、洗剤用バルブ(図示せず)と、仕上剤用バルブ(図示せず)と、除湿水バルブ14(図9参照)とがユニット化された3連バルブであり、洗剤用バルブは、洗剤収容部8内にある洗剤収容室(図示せず)に連通し、仕上剤用バルブは、洗剤収容部8内にある仕上剤収容室(図示せず)に連通し、除湿水バルブ14は、図示しない供給管を介して後述する除湿水供給口36(図7A参照)に連通している(以降の説明において、特に記載のない限り、水道水給水バルブ2Bを開くというときは、洗剤用バルブ(図示せず)および仕上剤用バルブ(図示せず)のうち少なくとも1つを開くものとする。)一方、風呂水ポンプ2Dは、洗剤収容部8内に連通している。
また、上述したように、第2室28と第1室27および第3室29との間は、仕切壁16Lおよび仕切壁16Rによって遮断され(図3参照)、また、第2室28の上方は外蓋2A(図1参照)によって常に塞がれているので、水道水給水バルブ2Bおよび風呂水ポンプ2Dのいずれかにおいて万が一水漏れが発生したとしても、漏れ出した水が第2室28内に流入するおそれはない。
(外槽およびドラム)
図4に示すように、筐体2内の、詳しくは収容部15(図2参照)よりも下方位置には、外槽7が収容されている。外槽7は、略円筒状の周面壁7Aの両端面が端面壁(左端面壁7Lおよび右端面壁7R)で閉塞されることにより液密的かつ空密的に形成されており、その軸線が左右(略水平)に延びるように配置されている。外槽7は、その周面壁7Aの下部を複数のダンパ5(図5A参照)により支持されている。
外槽7の内部には、洗濯物を内部に収容するためのドラム10が配置されている。ドラム10は、略円筒状の周面壁10Cの両端面が端面壁(左端面壁10Lおよび右端面壁10R)で閉塞されることにより形成されており、その軸線が左右(略水平)に延びるように配置されている。なお、この発明においては、外槽7およびドラム10が処理槽として機能する。
ドラム10の左右端面壁10L、10Rには、それぞれ、当該ドラム10の軸線に沿って延びる回転軸11L、11Rが取り付けられている。各回転軸11L、11Rは、外槽7の左右端面壁7L、7Rに対して回転可能に取り付けられている。左側の回転軸11Lには、いわゆるDD(ダイレクトドライブ)方式でドラム駆動用のモータ12が連結されていて、このモータ12が回転駆動されることにより、回転軸11Lに連結されたドラム10が軸線回りに同じ回転速度で回転するようになっている。ドラム10の周面壁10Cの内面には、当該ドラム10の回転時にドラム10内の洗濯物を持ち上げるための3つのバッフル10Bが、周面壁10Cの周方向に互いに等間隔を空けて(たとえば、120°ごとに)、それぞれ左右方向に延びるように突設されている。
図5Aに示すように、ドラム10の周面壁10Cの一部には、洗濯物の出し入れのための開口22が形成されている。外槽7の周面壁7Aには、筐体2の開口4に対向する位置に開口23が形成されている。
ドラム10の開口22は、外側に向かって回動可能なドラム蓋25により開閉できるようになっており、外槽7の開口23は、外側に向かって回動可能な中蓋26により開閉できるようになっている。外蓋2A、中蓋26およびドラム蓋25をすべて開くことにより、筐体2の開口4、外槽7の開口23およびドラム10の開口22を介してドラム10に対して洗濯物の出し入れを行うことができる。
なお、ドラム10に対して洗濯物の出し入れを行う際には、ドラム10の開口22が外槽7の開口23に対向する位置になければ、ドラム蓋25を開けることができない。そこで、図4に示すように、外槽7の左端面壁7Lの下部には、ドラム式洗濯機1の運転停止中などにモータ12に係合して、ドラム10の回転位置を、ドラム10の開口22(図5A参照)が外槽7の開口23(図5A参照)に対向する位置に固定するためのドラム位置固定装置9が取り付けられている。
図5Aに示すように、外槽7の周面壁7Aの後端部には、洗剤収容部8内に連通する給水ホース17が接続されている。水道水給水バルブ2B(図1参照)を開くことにより、または風呂水ポンプ2D(図1参照)を駆動させることにより、水道水給水バルブ2Bからの水道水または風呂水ポンプ2D(図1参照)からの風呂水(以下、総称するときは「水」と呼ぶ。)が、洗剤収容部8(図1参照)および給水ホース17を介して外槽7内に供給される。給水ホース17は、例えば、可撓性を有する蛇腹ホースであり、外槽7内への給水の役割に加えて、ドラム10の回転時に外槽7に生じる振動が筐体2に伝達されることを防止する役割も兼ねており、図2に示すように、外槽7においては、周面壁7Aに形成された外槽給水口88に接続されている。
給水ホース17と洗剤収容部8との間には、給水トラップ24が介在されている。給水トラップ24は、洗剤収容部8から給水ホース17へ流れる水を一時的に滞留させ、この水により洗剤収容部8と給水ホース17との間を遮断して、外槽7内の空気が外部と流通するのを防止するものである。
図4に示すように、外槽7の周面壁7Aの右側下部には、排水口19が形成されている。この排水口19に連設された排水バルブ18を閉じた状態で給水を行うことにより、外槽7内に水を溜めることができる。ドラム10の周面壁10Cには、開口22を除くほぼ全周にわたって多数の通水孔10Aが形成されており、外槽7内に供給された水は、通水孔10Aを通ってドラム10内にも流入するようになっている。外槽7内に溜まった水は、排水バルブ18を開くことにより、排水口19および排水ホース20を介して外部に排出される。排水ホース20の途中には溢水管37(図2参照)の一端が接続されている。溢水管37の他端は、図2に示すように、所定の高さの位置において外槽7の右端面壁7Rに接続されており、外槽7内に所定水位以上に水が溜められる場合に、その超過分の水は、溢水管37および排水ホース20(図4参照)を介して強制的に外部へ排出される。溢水管37と排水ホース20(図4参照)との間には、溢水トラップ45が介在されている。溢水トラップ45は、溢水管37および/または排水ホース20(図4参照)を流れる水を一時的に滞留させ、この水により、溢水管37および/または排水ホース20を介して外槽7内の空気が外部と流通するのを防止するものである。
(乾燥ユニット)
図4に示すように、このドラム式洗濯機1は、洗濯物を乾燥させるための乾燥工程を実行可能であって、外槽7の右端面壁7Rには、乾燥機能のための乾燥ユニット3が外側から取り付けられている。
図6は、外槽7、乾燥ユニット3および周辺部品を後側上方かつ右側から見た斜視図であり、図7Aは、図6に示した外槽7、乾燥ユニット3および周辺部品の右側面図であり、図7Bは、図7AにおけるA−Aに沿った面で切断した断面図であり、図8は、外槽7および乾燥ユニット3を循環する空気の流れを示す概略構成図である。
図6に示すように、乾燥ユニット3は、外槽7内の空気を吸い込んで上方へ導くための風路部材31と、風路部材31からの空気を外槽7内へ向けて送り込むための送風手段としてのファン32と、ファン32から送り込まれた空気を外槽7内に導くための誘導フード33と、外槽7内に送り込む空気を温めるための1対のヒータ34Aおよび34B(図7参照)とを備えている。この発明においては、風路部材31および誘導フード33が、内部を流れる空気、つまり風を外槽7内へ導き入れるための循環風路として機能する。この風路の途中に配置される構成となるファン32は、その略上半分部分が収容部15の第2室28内(図3参照)に収容されるように、風路部材31の上部に配置されており、ブロワモータ35により回転駆動される。また、ヒータ34Aおよび34B(図7参照)は、誘導フード33内において左右に並べて配置されている。
図4に示すように、外槽7の周面壁7Aの後側下部には、たとえばその左右方向略中央部に、正面視が略矩形状の排気口71が形成されている。風路部材31の下端部には吸込口30(図7参照)が形成されており、排気口71と吸込口30(図7参照)とは、左右方向に延びる接続管72により接続されており、風路部材31内と外槽7内とは連通状態にある。そこで、ファン32(図6参照)を回転駆動させると、風が流れる方向に見てファン32よりも上流側に位置する風路部材31内は負圧となるので、外槽7内の空気を、排気口71および接続管72を介して乾燥ユニット3内(風路部材31内)に取り込むことができる。
外槽7の右端面壁7Rの中央部には、開口7Bが形成されており、誘導フード33(図7参照)の下端部には吹出口41(図7参照)が形成されており、吹出口41と外槽7の開口7B(図7参照)とは連通しているため、誘導フード33(図7参照)内と外槽7内とは連通状態にある。これにより、図6に示すように、外槽7内から風路部材31内に取り込んだ空気を、ファン32で誘導フード33内に送り込み、さらに吹出口41から外槽7内に吹き出すことにより、風路部材31、ファン32および誘導フード33、つまり乾燥ユニット3と、外槽7とで形成される循環風路内で風を循環させることができる。また、図4に示すように、ドラム10の右端面壁10Rの中央部には、外槽7の開口7Bに対向する位置に、開口10Dが形成されているので、循環風路内を循環する風はドラム10内の洗濯物にも供給される。
たとえば乾燥工程時には、循環風路内を循環する風をヒータ34で加熱して、吹出口41(図7参照)から外槽7およびドラム10の各開口7Bおよび10Dを介してドラム10内に送りつつ、ドラム10を回転させる。これにより、ドラム10内の洗濯物をバッフル10Bによって持ち上げ、ある程度の高さから自然落下させるといった動作が繰り返されるので、加熱された風を洗濯物に満遍なく吹きつけることができ、洗濯物を良好に乾燥させることができる。
なお、図7に示す1対のヒータ34(ヒータ34Aおよび34B)のうち一方のヒータにのみ通電を行うことにより、ヒータ34を「弱」(たとえば、約700W)で駆動して比較的低温の風をドラム10内に供給することができ、両方のヒータに通電を行うことにより、ヒータ34を「強」(たとえば、約1400W)で駆動して比較的高温の風をドラム10内に供給することができるようになっている。また、ヒータ34Aおよび34Bの両方に通電を行い、そのうちの一方のヒータを流れる交流電流に対して半波制御(半周期おきの交流電流を用いてヒータを駆動する制御)を行うことにより、ヒータ34を「中」(たとえば、約1000W)で駆動して、「弱」と「強」との中間の温度の風をドラム10内に供給することもできる。
図6に示すように、風路部材31は、下端部に上述した吸込口30が形成され、外槽7の右端面壁7Rに沿ってその下端部から上部まで延びる第1風路部材311と、この第1風路部材311の上端部に連設され、外槽7の周面壁7Aに対向するように、左方に向かって張り出した第2風路部材312とが一体的に形成されることにより構成されている。第1風路部材311は、左右方向の厚みの方が前後方向の厚みよりも小さい扁平形状を有している。一方、第2風路部材312は、前後方向の厚みの方が左右方向の厚みよりも小さい扁平形状を有している。
図7に示すように、第1風路部材311の左側面壁には、第2風路部材312との結合部よりもやや低い位置に、第1風路部材311内に水を供給するための除湿水供給口36が形成されている。除湿水供給口36には、上述したように、一端が除湿水バルブ14(図9参照)に接続された供給管(図示せず)の他端が、その外側から接続されている。そのため、除湿水バルブ14(図9参照)が開かれることにより、供給管(図示せず)および除湿水供給口36を介して所定量(たとえば、毎分約0.5リットル)の冷却水(水道水)が第1風路部材311内に流れ込むようになっている。この発明においては、除湿水バルブ14から除湿水供給口36に至るまでの流路が給水手段として機能する。また、第1風路部材311の上下方向中央部よりやや下側には、絞り部13が形成されている。絞り部13には、図7Bに示すように、第1風路部材311の断面の長辺方向を長手方向とするスリット55が形成されている。スリット55は、通過する空気の流速を増加させて、除湿水供給口36から流れ込んだ水を、第1風路部材311内に拡散させる溝であり、その幅は、たとえば、5〜10mmである。乾燥工程時には、除湿水バルブ14が開かれることにより除湿水供給口36から第1風路部材311内に冷却水が供給され、第1風路部材311は、洗濯物から出る水分(水蒸気)を含んだ風を冷却してその水蒸気を凝縮液化させるための熱交換部として機能する。
以上説明した構成によって、外槽7内の空気は、たとえば、上述した乾燥工程の他、オゾンその他の除菌成分や滅菌成分を含む浄化機能を有する気体を外槽7内に供給する場合などに、図8に示す矢印Bの方向に沿って循環される。また、循環風路内には、循環空気と共に流れる塵埃などを捕獲するためのフィルタなどが設けられていないため、空気の流速を低下させることなく、円滑に循環させることができる。
(オゾン発生装置)
図6を参照して、このドラム式洗濯機1には、洗濯物を浄化するための気体の一例として、オゾンを発生するオゾン発生装置42と、オゾン発生装置42と風路部材31とを連通させてオゾン発生装置42が発生したオゾンを風路部材31内に導くための導入管43とが備えられている。なお、気体を用いた洗濯物の浄化には、洗浄、消臭、除菌または芳香(心地の良い匂いを洗濯物につける)などが挙げられる。この発明においては、オゾン発生装置42および導入管43が気体供給手段として機能する。
ここで図2を参照して、オゾン発生装置42は、筐体2の収容部15における第2室28内に収容されている。より具体的には、仕切壁16Lを挟んで水道水給水バルブ2Bに隣接し、第2室28内において、ファン32に対して、その左側で隣接配置されている。また、オゾン発生装置42は、外槽7、風路部材31および誘導フード33の上方に位置している。
オゾン発生装置42には、実際にオゾンを発生するオゾン基板(図示せず)が備えられており、このオゾン基板に高電圧が印加されることによって、無声放電が生じ、上記オゾン基板の周辺の空気内にオゾンが発生する。
導入管43は、その一端部がオゾン発生装置42の左端部に接続され、その他端部が風路部材31の第2風路部材312の左側壁に接続されることにより、オゾン発生装置42内部と、風路部材31、つまり乾燥ユニット3を含む上述した循環風路内部とを連通している。導入管43は、上述した一端部から下方へ緩やかに折れ曲がり、途中で屈曲してさらに下方に延びてから再度屈曲して上述した他端部に至る経路を形成している。そのため、オゾン発生装置42がONにされることによって発生されたオゾンを含む空気は、導入管43に沿って下方向きに流れて風路部材31内に供給される。上述したように、ファン32が回転駆動しているときには、風路部材31内は負圧となるので、オゾン発生装置42から風路部材31へのオゾンの供給が促進される。
<ドラム式洗濯機の洗濯運転>
図9は、このドラム式洗濯機1の電気的構成を示すブロック図であって、この発明に関連する部分を示した図である。
図9に示すように、ドラム式洗濯機1には、たとえば、マイクロコンピュータなどで構成された、運転実行手段としての制御部40が備えられている。
制御部40は、たとえば、マイクロコンピュータなどで構成されており、CPU51と、ROM52と、RAM53と、タイマ54とを備えている。ドラム式洗濯機1の洗い、すすぎ、脱水および乾燥などの各工程における運転動作は、この制御部40によって制御される。
制御部40には、操作表示部6(図1参照)が入出力可能に接続されており、ユーザは、操作表示部6を操作することにより、ドラム式洗濯機1に所望の運転を行なわせることができる。また、制御部40には、モータ12、ブロワモータ35、ヒータ34、水道水給水バルブ2B、風呂水ポンプ2D、除湿水バルブ14、排水バルブ18、外蓋ロック機構49およびオゾン発生装置42が、それぞれ負荷駆動部48を介して、接続されている。
図10は、このドラム式洗濯機1による所定の洗濯運転を開始させた場合の制御部40による制御の流れを示すフローチャートである。
(洗い工程)
図10に示すように、ドラム式洗濯機1の運転が開始されると、制御部40(図9参照)は、まず、所定時間(たとえば、6分間)だけ第1洗い工程を行う(ステップS1)。第1洗い工程の開始時には、水道水給水バルブ2B(図9参照)が開かれることにより、または風呂水ポンプ2D(図9参照)が駆動されることにより給水が行われ、この際、図1に示す洗剤収容部8に予め投入されている洗剤が、給水された水に溶け込んで、その洗剤が溶け込んだ水が外槽7内に溜められることとなる。第1洗い工程では、図4に示す外槽7内への給水が完了した後、モータ12を所定の停止時間を挟んで45rpmで交互に正転/反転させる第1間欠制御(たとえば、10秒オン−3秒オフ)と、モータ12を所定の停止時間を挟んで30rpmで交互に正転/反転させる第2間欠制御(たとえば、10秒オン−3秒オフ)と、モータ12を所定の停止時間を挟んで60rpmで交互に正転/反転させる第3間欠制御(たとえば、10秒オン−3秒オフ)とが所定の順序で繰り返し行われる。第1間欠制御では、ドラム10内の洗濯物がバッフル10Bによって持ち上げられ、ある程度の高さから自然落下するといった動作(いわゆるタンブリング)が繰り返されることにより、たたき洗いが達成される。第2間欠制御では、ドラム10内の底部にある洗濯物がバッフル10Bによって転がされることにより、もみ洗いが達成される。第3間欠制御では、ドラム10内の洗濯物がドラム10の周面壁10Cに張り付いた状態で回転し、洗濯物が外槽7の底部に来たときに外槽7内に貯まった水が洗濯物に吸収され、その洗濯物に吸収された水が遠心力によって洗濯物から抜け出ることにより、洗濯物に含まれる汚れが水とともに洗濯物から除去されるようになっている。第1洗い工程が終了する際には、外槽7内に溜められている水が排水され、ドラム10内の洗濯物は水と洗剤成分を含んだ状態となる。
第1洗い工程が終了すると、図10に示すように、制御部40は、所定時間(たとえば、14分間)だけ第2洗い工程を行う(ステップS2)。この第2洗い工程では、図4に示すように、乾燥ユニット3を用いて外槽7内にスチームを供給して、洗濯物を温めつつドラム10を回転させる。これにより、洗濯物に含まれる水が温められ、その温められた水を含む洗濯物が、ドラム10の回転に伴って、他の洗濯物やドラム10の内面と擦れたり、ドラム10の内面にたたきつけられたりするようになっている。なお、スチームは、図7に示すように、除湿水供給口36から第1風路部材311内に供給される冷却水を霧状にしてヒータ34で加熱蒸発させることによって生成される。第2洗い工程では、外槽7内に給水を行う必要がないので、外槽7内に水を溜めた状態でドラム10を回転させることにより洗濯を行う場合と比較して、水の使用量を低減できる。
(中間脱水工程)
第2洗い工程が終了すると、図10に示すように、制御部40は、中間脱水工程を行う(ステップS3)。中間脱水工程では、図4に示すように、ドラム10が高速(たとえば、300〜1000rpm)で回転されることにより、ドラム10内の洗濯物に含まれる水が遠心力により絞り出され、この洗濯物から絞り出された水がドラム10の通水孔10Aを通って外槽7側へ飛散し、排水口19から排出される。この中間脱水工程により、洗濯物に含まれる水とともに、洗濯物に含まれる洗剤成分も絞り出されることとなる。
(すすぎ工程)
中間脱水工程が終了すると、図10に示すように、制御部40は、複数回(たとえば、2回)のすすぎ工程を行う(ステップS4)。すすぎ工程の開始時には、水道水給水バルブ2B(図9参照)が開かれることにより、または風呂水ポンプ2D(図9参照)が駆動されることにより給水が行われ、その後に、図4に示すように、外槽7内に所定量の水が溜められた状態でドラム10が回転されることにより、ドラム10内の洗濯物がタンブリングされる。このすすぎ工程により、洗濯物に残っている洗剤成分が希釈されることとなる。すすぎ工程が終了する際には、外槽7内に溜められている水が排水される。なお、最後のすすぎ工程は、水道水のみを用いて行われる。
(最終脱水工程)
すすぎ工程が終了すると、図10に示すように、制御部40は、最終脱水工程を行う(ステップS5)。最終脱水工程では、図4に示すように、ドラム10が高速(たとえば、300〜1000rpm)で回転されることにより、ドラム10内の洗濯物に含まれる水が遠心力により絞り出される。
(乾燥工程)
最終脱水工程が終了して、洗濯物に含まれる水が十分に絞り出された後、制御部40は、図10に示すように、乾燥工程を行う(ステップS6)。
乾燥工程では、制御部40(図9参照)は、上述したように、また図4に示すように、ヒータ34で加熱された風を乾燥ユニット3から外槽7内に送りつつ、ドラム10を回転させることにより、ドラム10内の洗濯物のタンブリングを行う。これにより、加熱された風にドラム10内の洗濯物を満遍なく晒して、洗濯物を良好に乾燥させることができる。
乾燥工程では、図7に示すように、ブロワモータ35が駆動(たとえば、4500rpm)されるとともに、ヒータ34(34Aおよび34B)に通電が行われることにより、ヒータ34が「強」で駆動される。これにより、乾燥工程中は、ドラム10内の洗濯物から出る湿気を含んだ空気が、外槽7内から排気口71(図4参照)および接続管72(図4参照)を介して風路部材31内(第1風路部材311内)に流入し、ヒータ34により温められて再び外槽7内(ドラム10内)に送り込まれることとなる。乾燥工程中は、除湿水バルブ14(図9参照)が開かれて除湿水供給口36から第1風路部材311内に冷却水が供給されることにより、第1風路部材311内では、湿気を含む空気が冷却水により冷却され、熱交換によって空気に含まれる水分が凝縮する。したがって、第1風路部材311内に流入した空気は、第1風路部材311内を通過する過程で水分が除去され、その後にヒータ34により温められて、再び外槽7内(ドラム10内)に送り込まれる。熱交換によって凝縮した水分は、第1風路部材311の内壁面に結露し、この内壁面を伝って流下する。そして、第1風路部材311の内壁面を伝って第1風路部材311の底部まで流下した水は、冷却水とともに吸込口30から流れ出て、図4に示すように、接続管72および排気口71を介して外槽7内へと流出した後、排水口19から排水される。
乾燥工程の終了前には、加熱されていない空気をドラム10内に供給することで、乾燥された洗濯物を所定温度まで冷却するいわゆるクールダウン運転が、所定時間行われる。このクールダウン運転中において、制御部40(図9参照)は、オゾン発生装置42を動作させてオゾンを発生させる。発生されたオゾンは、導入管43を介して風路部材31内に流れ込むことにより、上述した循環風路内を流れる風とともに外槽7内(ドラム10内)に送り込まれ、洗濯物に浴びせられる。これにより、洗濯物に残留している汚れ成分や、臭い成分や、雑菌成分は、供給されるオゾンにより酸化されることで、洗浄(たとえば、除菌・消臭など)される。なお、オゾンが外槽7内に供給されている間、制御部40によって、水道水給水バルブ2B、除湿水バルブ14および排水バルブ18が閉じられており、風呂水ポンプ2Dの駆動は停止されている。また、洗い工程での給水時において給水トラップ24に水が滞留し、排水時において溢水トラップ45に水が滞留している。これにより、外槽7内は空密的な状態になり、オゾンが外部へ漏れ出すおそれはない。また、オゾンが外槽7内に供給されている間、そして、供給された全てのオゾンが酸化反応により消滅し、オゾンの濃度が人体にとって影響のないレベルにまで低下するまでの間、制御部40は、図9に示すように、外蓋ロック機構49を作動させて、外蓋2A(図1参照)が閉じられた状態でロックしている。
(オゾン洗浄工程)
このドラム式洗濯機1は、上述した洗い工程、すすぎ工程、脱水工程および乾燥工程の他に、水を使用せずにオゾンを供給して洗濯物の浄化(たとえば、除菌・消臭など)を行なうオゾン洗浄工程(オゾンを含む空気によって洗濯物を洗うというイメージから、「エアウォッシュ工程」と称することもできる。)を行なうことができる。
オゾン洗浄工程は、たとえば、通常の洗濯運転の付加運転として行なわれる場合には、洗い工程より前、すなわち、すすぎ工程や最終脱水工程より前に行なわれる。また、洗濯物を洗う必要はないけれども、洗濯物に付着した臭いなどを脱臭、消臭するためにオゾン洗浄工程のみを行なうコース(このコースをそのイメージから、「エアウォッシュコース」と称することができる。)が選択された場合にも行なわれる。そのため、オゾン洗浄工程開始時において、給水トラップ24(図2参照)および溢水トラップ45(図2参照)に水が滞留していない場合がある。そこで、オゾン洗浄工程に先立って、外槽7内を上述した空密的な状態にするために、水道水給水バルブ2B、風呂水ポンプ2D、除湿水バルブ14および排水バルブ18を適宜開閉または駆動することにより、給水トラップ24および溢水トラップ45に水を滞留させるトラップ給水工程が行なわれる。なお、オゾン洗浄工程が通常の洗濯運転の付加運転として行なわれる場合には、上述したように乾燥工程におけるクールダウン運転中に行なわれてもよいし、洗い工程前およびクールダウン運転中の両方で行われてもよい。オゾン供給時間が長いほど、洗濯物の浄化が促進される。また、このドラム式洗濯機1では、オゾンで洗濯物を浄化する機能により、水に濡らすことができない洗濯物に対応することもできる。
以下、図11〜図16を参照して、オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作について説明する。なお、図11〜図16におけるオゾン洗浄工程に先立って、たとえば、洗い工程またはトラップ給水工程が行なわれることによって、給水トラップ24および溢水トラップ45には水が滞留しているため、オゾン洗浄工程中、排水バルブ18が開かれる場合を除き、外槽7は空密的な状態に維持されている。
(オゾン洗浄工程(第1実施形態))
図11は、オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第1実施形態を示す図である。
図11を参照して、オゾン洗浄工程が開始されると、オゾン発生装置42、ファン32およびヒータ34がONにされ、ドラム10が正逆交互に回転される(A1)。この動作によって、ヒータ34の加熱により活性化されたオゾンを含む空気が、外槽7内に供給され、ドラム10の回転力により攪拌された洗濯物に満遍なく浴びせられて、洗濯物を浄化するオゾン洗浄が行なわれる。オゾンを含む空気は、洗濯物に供給された後、排気口71から乾燥ユニット3内に流れ出し、再び外槽7内に戻される。ここで、洗濯物に供給されたオゾンの一部が、たとえば、洗濯物の臭い成分などと酸化反応により消滅しているため、排気口71から流れ出すオゾン濃度は低くなっているが、洗濯物乾燥ユニット3内において、導入管43から新たなオゾンが空気に取り込まれるため、ほぼ一定のオゾン濃度の空気が循環する(A1〜A2)。また、このオゾン洗浄中、上記の動作と同時に、除湿水バルブ14も開かれ(A1)、除湿水供給口36から乾燥ユニット3内に水が流れ出している。そのため、洗濯物の攪拌により、糸くずや毛羽などのリントが洗濯物から分離されて、空気と共に乾燥ユニット3内に侵入し、乾燥ユニット3内に舞い散っている場合でも、この流れ出した水によって捕獲され、排気口71から外槽7に流し出される。そして、このオゾン洗浄中、排水バルブ18が閉じられているため、リントを捕獲した水は外槽7に溜まり、時間の経過と共に外槽7内の水位が上昇していく(A1〜A2)。水位上昇を放置すると、水が通水孔10Aを通ってドラム10内にも浸入し、洗濯物が濡れるおそれがあるため、オゾン洗浄工程開始後、所定時間、たとえば、1分経過後に、排水バルブ18が開かれて(A2)、外槽7内の水が排水される(A2〜A3)。排水バルブ18が開かれてから所定時間、たとえば、10秒経過すると、再び排水バルブ18が閉じられる(A3)。その後、上記同様の動作(A1〜A3)が、たとえば、6回繰り返されて、オゾン洗浄工程が終了する(A4)。
このように、糸くずや毛羽などのリントが洗濯物から分離され、循環空気と共に乾燥ユニット3内を循環し、乾燥ユニット3内に舞い散るおそれがある場合でも、そのリントは、除湿水供給口36から供給される水によって捕獲され、水と共に外槽7内に流されるため、循環性能の低下の要因、たとえば、ファン32へのリントの混入、絞り部13へのリントの詰まりなどを防止することができる。また、乾燥ユニット3内にフィルタを設けず、単に除湿水供給口36から水を流すといった、簡易な構成によりリントを捕獲できるため、フィルタ掃除のような定期的な作業を行なう必要もない。また、排水バルブ18の開弁時間が短時間であるため、排水バルブ18を開くことによってオゾンが外部に漏れるおそれもない。
また、オゾン洗浄工程中において、所定の時間間隔で排水バルブ18が開かれ、外槽7内の水位上昇を防止することができるため、ドラム10に乾燥した洗濯物を収容した場合でも、洗濯物を濡らさずにリントを捕獲することができる。
(オゾン洗浄工程(第2実施形態))
図12は、オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第2実施形態を示す図である。
図12を参照して、オゾン洗浄工程が開始されると、オゾン発生装置42、ファン32およびヒータ34がONにされ、ドラム10が正逆交互に回転される(B1)。この動作によって、上述した第1の実施形態と同様にオゾンを含む空気が外槽7内に循環供給されるオゾン洗浄が行なわれる(B1〜B2)。オゾン洗浄が所定時間行なわれると、除湿水バルブ14が開かれ(B2)、たとえば、リントが洗濯物から分離され、絞り部13(図8参照)に滞留している場合には、そのリントが除湿水供給口36から供給される水によって流し落とされる。また、上述した第1の実施形態と同様に、リントが空気と共に循環されても、除湿水供給口36からの水によって捕獲され、水と共に外槽7内に流される。そして、除湿水バルブ14が開かれてから所定時間、たとえば、1分経過後、オゾン発生装置42がOFFにされると同時に、排水バルブ18が開かれ、外槽7内の水が排水される(B3)。排水バルブ18が開かれてから所定時間が経過すると、再びオゾン発生装置42がONにされると同時に、排水バルブ18が閉じられる(B4)。その後、上記同様の動作(B1〜B4)が、たとえば、3回繰り返されて、オゾン洗浄工程が終了する(B5)。
このように、オゾン洗浄工程において、オゾン発生装置42がON状態のとき(動作状態)には、排水バルブ18が閉弁状態とされており、オゾン発生装置42がOFF状態のとき(停止状態)には、排水バルブ18が開弁状態とされているため、オゾン洗浄時においては、オゾンを無駄にしないで効率よく洗濯物の浄化を行なうことができる。一方、外槽7内の水の排水時には、オゾンが供給されないため、外部にオゾン臭が漂うことを防止することができる。このように、オゾン発生装置42の運転動作に合わせて排水バルブ18を制御するだけという簡易な制御によって、効率よくオゾン洗浄工程を行なうことができる。
なお、この実施形態においては、排水バルブ18の開閉動作のタイミングを、オゾン発生装置42のON/OFF動作のタイミングに合わせて行なった。つまり、オゾン発生装置42をOFFにすると同時に排水バルブ18を開いたが(B3)、外槽7内のオゾンが外部に漏れ出すおそれのない程度の時間差であれば、オゾン発生装置42をOFFにする直前に排水バルブ18を開くこともできる。また、オゾン発生装置42をONにすると同時に排水バルブ18を閉じたが(B4)、ドラム10内の洗濯物が濡れない程度に外槽7内の水が排水されれば、オゾン発生装置42をONにする前に排水バルブ18を閉じることもできる。
(オゾン洗浄工程(第3実施形態))
図13は、オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第3実施形態を示す図である。
図13を参照して、オゾン洗浄工程が開始されると、オゾン発生装置42、ファン32およびヒータ34がONにされ、ドラム10が正逆交互に回転される(C1)。この動作によって、上述した第1の実施形態と同様にオゾンを含む空気が外槽7内に循環供給されるオゾン洗浄が行なわれる(C1〜C2)。このとき、ファン32の風力は「中」である。ファン32の風力としては、たとえば、相対的に弱い風力の「中」(第1風力)と相対的に強い風力の「強」(第2風力)があり、風力設定を「中」にすることによって、循環空気の流速を抑制し、洗濯物からのリントの発生を抑制することができる。そして、オゾン洗浄が所定時間行なわれると、オゾン発生装置42がOFFにされると同時に、除湿水バルブ14および排水バルブ18が開かれ、ファン32の風力が「強」にされる(C2)。ファン32の風力を「強」にすることによって、残存するオゾンを含む循環空気の循環効率を向上させることができる。所定時間経過後、再びオゾン発生装置42がONにされ、除湿水バルブ14および排水バルブ18が閉じられ、ファン32の風力が「中」にされる(C3)。その後、上記同様の動作(C1〜C3)が、たとえば、3回繰り返されて、オゾン洗浄工程が終了する(C4)。
このように、除湿水バルブ14が開かれ、乾燥ユニット3内に給水されており、循環空気と共に流れるリントを良好に捕獲することができる状態のときには、ファン32を「強」の風力で回転させることによって、循環空気の流速を高め、循環効率を向上させることができる。このときに、リントが循環空気と共に乾燥ユニット3内に侵入しても、そのリントは除湿水供給口36から供給される水によって捕獲され、外槽7に流される。また、除湿水バルブ14が閉じられており、循環空気と共に流れるリントの捕獲が困難な状態のときには、ファン32を「中」の風力で回転させて、循環空気の流速を抑制することよって、リントの発生を抑制することができる。
なお、この実施形態においても、第2実施形態(図12参照)で説明したように、排水バルブ18の開閉動作のタイミングを、適宜変更することができる。
(オゾン洗浄工程(第4実施形態))
図14は、オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第4実施形態を示す図である。
図14を参照して、オゾン洗浄工程が開始されると、オゾン発生装置42、ファン32およびヒータ34がONにされる(D1)。この動作によって、上述した第1の実施形態と同様にオゾンを含む空気が外槽7内に循環供給されるオゾン洗浄が行なわれる(D1〜D2)。そして、オゾン洗浄が所定時間行なわれると、オゾン発生装置42がOFFにされ(D2)、オゾンを含まない温風が、所定時間(第1時間)、たとえば、1分間循環される(D2〜D3)。そして、所定時間循環されると、除湿水バルブ14が開かれて、乾燥ユニット3内に給水されるとともに、ドラム10が、たとえば、10秒間正逆交互に回転されて、洗濯物が攪拌される(D3)。ドラム10の回転と同時に除湿水バルブ14が開かれるので、洗濯物の攪拌によりリントが発生しても、乾燥ユニット3内で除湿水供給口36からの水によって捕獲され、水と共に外槽7内に流される。また洗濯物が攪拌されることにより、外槽7内に残存するオゾンが洗濯物に満遍なく浴びせられる。除湿水バルブ14が開かれてから、所定時間(第2時間)、たとえば、1分経過後に、排水バルブ18が開かれて、外槽7内の水が排水され、ドラム10が停止される(D4)。そして、外槽7内の水が排水され、所定時間経過すると、除湿水バルブ14および排水バルブ18が閉じられ、再びオゾン発生装置42がONにされる(D5)。その後、上記同様の動作(D1〜D5)が、たとえば、2回繰り返されて、オゾン洗浄工程が終了する(D6)。なお、この実施形態では、ドラム10を正逆交互に回転させたが、洗濯物を攪拌することができれば、回転時間や回転方向は特に制限されず、たとえば、5秒間程度、正回転させるだけでもよい。
このように、ドラム10を回転させるときに除湿水バルブ14を開き、除湿水供給口36から乾燥ユニット3内に給水することによって、循環空気と共に流れるリントを良好に捕獲することができる。また、上記動作から所定時間(たとえば、1分間)、排水バルブ18を開かないため、オゾン発生装置42をOFFにしたときに外槽7内に少量のオゾンが残存している場合でも、排水バルブ18が開かれるときには、そのオゾンが酸化反応などにより消滅しているので、オゾンが外部に漏れることがない。
(オゾン洗浄工程(第5実施形態))
図15は、オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第5実施形態を示す図である。
図15を参照して、オゾン洗浄工程が開始されると、オゾン発生装置42、ファン32およびヒータ34がONにされる(E1)。この動作によって、上述した第1の実施形態と同様にオゾンを含む空気が外槽7内に循環供給されるオゾン洗浄が行なわれる(E1〜E2)。オゾン洗浄(第1運転動作)が、所定時間行なわれると、オゾン発生装置42がOFFにされると同時に、除湿水バルブ14および排水バルブ18が開かれ、ドラム10が回転されることによって(E2)、洗濯物の攪拌および循環空気と共に流れるリントの捕獲が行なわれる(E2〜E3)。この運転動作(第2運転動作)が、所定時間行なわれると、除湿水バルブ14および排水バルブ18が閉じられ、ドラム10が停止されると同時に、再びオゾン発生装置42がONにされて(E3)、オゾン洗浄が行なわれる。その後、上記同様の動作(E1〜E3)が、たとえば、3回繰り返されて、オゾン洗浄工程が終了する(E4)。
このように、排水バルブ18が閉じられ、オゾン発生装置42がONにされることにより、洗濯物の浄化が主として行なわれる、たとえば、E1〜E2におけるオゾン洗浄動作(第1運転動作)と、ドラム10が回転され、除湿水バルブ14および排水バルブ18が開かれることにより、洗濯物の攪拌およびリントの捕獲が主として行なわれる、たとえば、E2〜E3における動作(第2運転動作)とが、交互に繰り返されるため、複雑な制御をする必要がなく、簡単に制御するだけで効率よくオゾン洗浄工程を行なうことができる。
なお、この実施形態においても、第2実施形態(図12参照)で説明したように、排水バルブ18の開閉動作のタイミングを、適宜変更することができる。
(オゾン洗浄工程(第6実施形態))
図16は、オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第6実施形態を示す図である。
図16を参照して、オゾン洗浄工程が開始されると、オゾン発生装置42、ファン32およびヒータ34がONにされ、ドラム10が正逆交互に回転される(F1)。この動作によって、上述した第1の実施形態と同様にオゾンを含む空気が外槽7内に循環供給されるオゾン洗浄が行なわれる(F1〜F2)。このとき、ドラム10は低速の回転速度で回転される。ドラム10の回転速度は適宜制御されるが、このオゾン洗浄工程においては、主として低速(第1回転速度)と高速(第2回転速度)の2段階に分けられ、ドラム10が低速で回転されることによって、洗濯物がおだやかに攪拌され、洗濯物からのリントの発生を抑制することができる。そして、オゾン洗浄が所定時間行なわれると(F1〜F2)、オゾン発生装置42がOFFにされると同時に、除湿水バルブ14および排水バルブ18が開かれ、ドラム10の回転速度が高速にされる(F2)。ドラム10が高速で回転されることによって、洗濯物が十分に攪拌され、外槽7内に残存するオゾンを、洗濯物に満遍なく浴びせることができる。そして、所定時間経過後、再びオゾン発生装置42がONにされ、除湿水バルブ14がおよび排水バルブ18が閉じられ、ドラム10の回転速度が低速にされる(F3)。その後、上記同様の動作(F1〜F3)が、たとえば、4回繰り返されて、オゾン洗浄工程が終了する(F4)。
このように、除湿水バルブ14が閉じられており、循環空気と共に流れるリントの捕獲が困難な状態のときには、ドラム10を低速で回転させて、洗濯物をおだやかに攪拌することによって、リントの発生を抑制することができる。一方、除湿水バルブ14が開かれ、循環空気と共に流れるリントを良好に捕獲することができる状態のときには、ドラム10を高速で回転させて、洗濯物の攪拌を促進させ、オゾンを満遍なく洗濯物に浴びせることができる。
なお、この実施形態においても、第2実施形態(図12参照)で説明したように、排水バルブ18の開閉動作のタイミングを、適宜変更することができる。
<変形例>
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、オゾン発生装置42に限らず、洗濯物を洗浄、消臭、除菌する滅菌または殺菌などする気体や、洗濯物に芳香を与える気体を発生させるものであってもよい。
また、ドラム10は、その軸線が左右方向に延びるように配置された構成に限らず、たとえば前後方向に延びるような構成であってもよい。この場合、ドラムの軸線は、略水平方向に延びるような構成に限らず、たとえば水平方向に対して所定角度範囲内(たとえば、30°程度まで)で傾いていてもよい。また、ドラムの軸線が垂直に延びる構成であってもよい。
また、ドラム式洗濯機1を、上蓋2Aを筐体2の上壁に設けたいわゆるトップオープンタイプの構成としたが、前壁に設けたいわゆるフロントオープンタイプの構成としてもよい。
さらに、ドラム式洗濯機の一例として、乾燥機能を備えたドラム式洗濯機1を例にとって説明したが、この発明は、乾燥機能を備えていないドラム式洗濯機や、パルセータを用いた渦巻式の洗濯機にも適用可能である。
この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機1の斜視図である。 ドラム式洗濯機1における要部を抜き出して後側上方かつ右側から見た斜視図である。 図2に示したドラム式洗濯機1における要部の平面図である。 ドラム式洗濯機1の縦断面図であって、左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を前方から見た図である。 ドラム式洗濯機1の縦断面図であって、前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た図において、外蓋2Aが開口4を閉じた態様を示している。 図5Aにおいて、外蓋2Aが開口4を開いた態様を示している。 外槽7、乾燥ユニット3および周辺部品を後側上方かつ右側から見た斜視図である。 図6に示した外槽7、乾燥ユニット3および周辺部品の右側面図である。 図7AにおけるA−Aに沿った面で切断した断面図である。 外槽7および乾燥ユニット3を循環する空気の流れを示す概略構成図である。 このドラム式洗濯機1の電気的構成を示すブロック図であって、この発明に関連する部分を示した図である。 このドラム式洗濯機1による所定の洗濯運転を開始させた場合の制御部40の制御動作を示すフローチャートである。 オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第1実施形態を示す図である。 オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第2実施形態を示す図である。 オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第3実施形態を示す図である。 オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第4実施形態を示す図である。 オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第5実施形態を示す図である。 オゾン洗浄工程における制御部40の制御動作を示すタイムチャートであり、オゾン洗浄工程の第6実施形態を示す図である。
符号の説明
1 ドラム式洗濯機
3 乾燥ユニット
7 外槽
10 ドラム
14 除湿水バルブ
18 排水バルブ
19 排水口
31 風路部材
32 ファン
33 誘導フード
36 除湿水供給口
40 制御部
42 オゾン発生装置
43 導入管

Claims (9)

  1. 洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、
    一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、
    前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、
    洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、
    前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、
    前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、
    前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、
    前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、前記気体供給手段の停止中に、前記排水バルブを開くことを特徴とする、洗濯機。
  2. 洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、
    一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、
    前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、
    洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、
    前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、
    前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え
    前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、
    前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、その後、所定の時間経過後に前記排水バルブを開くことを特徴とする、洗濯機。
  3. 洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、
    一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、
    前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、
    洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、
    前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、
    前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、
    前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、
    前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を所定の時間間隔で動作状態と停止状態を繰り返すように間欠制御し、
    前記気体供給手段が動作状態のときには、前記排水バルブは閉弁状態とされており、
    前記気体供給手段が停止状態のときには、前記排水バルブは開弁状態とされていることを特徴とする、洗濯機。
  4. 洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、
    一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、
    前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、
    洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、
    前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、
    前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記給水手段が停止状態のときには、前記送風手段を相対的に小さい風力である第1風力で動作させ、前記給水手段が動作状態のときには、前記送風手段を相対的に大きい風力である第2風力で動作させることを特徴とする、洗濯機。
  5. 前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、
    前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させることを特徴とする、請求項4に記載の洗濯機。
  6. 洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、
    一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、
    前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、 洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、
    前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、
    前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、
    前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、
    前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、
    前記処理槽は、前記循環風路が接続された外槽と、
    前記外槽内に設けられ、洗濯物を収容して回転し得るドラムとを含み、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、その停止後、所定の第1時間経過後に、前記ドラムを回転させ、前記給水手段を動作させることによって前記循環風路内に水を供給し、その後、所定の第2時間経過後に前記排水バルブを開くことを特徴とする、洗濯機。
  7. 洗濯物を収容して、浄化処理をするための処理槽と、
    一端および他端がそれぞれ前記処理槽に接続されていて、前記処理槽内の空気を循環させるための循環風路と、
    前記循環風路に設けられ、前記循環風路の一端側から前記処理槽内の空気を取り出し、他端側から前記処理槽内へと戻す空気流を発生させるための送風手段と、 洗濯物を浄化するための気体を発生し、前記気体を、前記循環風路を介して前記処理槽内へ供給するための気体供給手段と、
    前記送風手段および前記気体供給手段を動作させて、前記気体を前記処理槽内に循環供給することによって洗濯物を浄化する気体浄化運転を実行する運転実行手段と、
    前記気体浄化運転中に、洗濯物から分離されて前記循環風路内を空気と共に流れるリントを含む塵埃を捕獲するために、前記循環風路内に水を供給する給水手段とを備え、
    前記循環風路に供給された水が前記処理槽へ流れ込んで前記処理槽に溜まるとき、その水を排水するために、前記処理槽の最下部に形成された排水口および前記排水口を開閉するための排水バルブを備え、
    前記運転実行手段は、前記給水手段の給水と所定の関係でリンクするように前記排水バルブを開閉させ、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記気体供給手段を停止させ、
    前記処理槽は、前記循環風路が接続された外槽と、
    前記外槽内に設けられ、洗濯物を収容して回転し得るドラムとを含み、
    前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、第1運転動作と第2運転動作とを交互に繰り返し、
    前記第1運転動作では、前記気体供給手段は動作されるが、前記排水バルブが閉じられており、
    前記第2運転動作では、前記気体供給手段は停止されるが、前記給水手段および前記ドラムが動作され、前記排水バルブが開かれることを特徴とする、洗濯機。
  8. 前記排水バルブは、前記気体供給手段が停止状態のときに、開弁状態であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の洗濯機。
  9. 前記運転実行手段は、前記気体浄化運転中において、前記給水手段が停止状態のときには、前記ドラムを相対的に小さい回転速度である第1回転速度で回転させ、前記給水手段が動作状態のときには、前記ドラムを相対的に大きい回転速度である第2回転速度で回転させることを特徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載の洗濯機。
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