JPS6346372A - 常温乾燥装置 - Google Patents

常温乾燥装置

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JPS6346372A
JPS6346372A JP18759086A JP18759086A JPS6346372A JP S6346372 A JPS6346372 A JP S6346372A JP 18759086 A JP18759086 A JP 18759086A JP 18759086 A JP18759086 A JP 18759086A JP S6346372 A JPS6346372 A JP S6346372A
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JP
Japan
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chamber
drying
dehumidifying
gas
dried
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JP18759086A
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林 鍵三
宏三 林
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Tokiwa Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokiwa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被乾燥物の雰囲気気体の湿度(ここでは、気
体が水蒸気を含む度合を意味する)を下げて低湿度とす
ることにより、被乾燥物を乾燥する常温乾燥に関するも
ので、お茶、椎茸等の茸類、穀物、果物、野菜、魚貝類
、肉類、海苔、海草、糸及び衣類等の繊維類、紙類、皮
革、陶磁器の成形に使用ざれる石こう型の乾燥等を被乾
燥物とし、特に、常温乾燥状態にある被乾燥物に光エネ
ルギーを照射する常温乾燥装置に関するものである。
この乾燥技術は、前記被乾燥物の乾燥以外に、塗料の塗
膜の乾燥、接着剤の乾燥(接合)等に使用できるもので
ある。
[従来の技術] この種の乾燥機の技術に似た従来例の技術として、実公
昭59−14707号公報に記載の技術を挙げることが
できる。
上記公報に記載の技術は、密閉ざれ断熱された箱状の室
内に、前記室内を上下方向に間隔を置いて仕切る2枚の
仕切板を設け、前記仕切板間の空間を室外に別途設ける
バーブの燃焼室及び燃焼ガス通路とし、前記仕切板を赤
外線放射等の伝熱面として前記仕切板と室内側壁、天井
、床面等よりなる両側空間を加熱室とし、乾燥濾外壁近
傍に送風機を設け、前記両加熱室を直列または並列に結
ぶ空気通路と、送風機を介して加熱室内空気を循環させ
る空気循環通路とを設け、燃焼室及び燃焼ガス通路には
加熱室内の空気を下方より導入する開口部と、燃焼ガス
を上方より外部へ排出する煙突とを設け、送風機の空気
吸入側通路には外部空気を導入する開口部@設(プ、空
気循環中に仕切板より加熱される空気と、仕切板より加
熱室内に放射される赤外線によって被乾燥物を加熱乾燥
する温風赤外線U[用の食品乾燥機の構造におる。
そして、斯の如く構成することにより、前記食品乾燥機
は脱臭機構、赤外線発生機構、間接加熱温風発生機構を
有することができ、温風を循環使用し、更に、乾燥室か
ら排出ざれる空気を燃焼T内に導入することにより、被
乾燥物の天日乾燥に近い製品を得るとともに均一加熱、
省エネルギー、悪臭の発生防止、小形化を行ったもので
ある。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記公報に記載の技術は、乾燥空気を1qるた
めに間接加熱温風発生機構を利用し、更に、赤外線発生
機構を併用して温度分布をより均一化してあり、被乾燥
物の天日乾燥に近い製品を1qるとはいうものの、高温
乾燥を行っていることがら被乾燥物がその乾燥温度の影
響を受け、被乾燥物の組織が破壊され、その一部は被乾
燥物の乾燥時の悪臭の発生となる。上記技術で悪臭の除
去を行う必要性が生ずるのもこの要因に負うものが大で
ある。
したがって、被乾燥物の天日乾燥に近い製品を得るとい
うよりも、実際には、被乾燥物の高温加熱により天日乾
燥とは異質な乾燥を行うものである。例えば、魚類を上
記技術による食品乾燥機で乾燥させると、表面硬化が生
じ、天日乾燥で知られているくさや等の日乾し物とは、
根本的な味の違いに止まらず、肉厚に対する硬度分布、
栄養価、ビタミン等の違いとなって現われる。この違い
は、くさや等の日乾し物は、太陽光線下に置かれること
は勿論であるが、被乾燥物であるあじ等が簀子または金
網等の上に置かれ、通気性の良い条件下で乾燥が行なわ
れる。このとき、植物性の竹・アシ等で編んだ簀子の上
に置くのが好適とされているのは、太陽光線下に置かれ
ているあじ等が金網等の金属によって加熱されるのが嫌
われるものと思われる。
また、上記公報の技術以外にも、特公昭27−5188
号公報、特公昭43−17158号公報、実公昭27−
4591公報、実公昭44−14382@公報等の技術
があるが、いずれも、乾燥機を用いて天日乾燥に近い被
乾燥物を得るには問題があった。
このように、従来の乾燥機では温度条件という基本的な
違いにより、天日乾燥に近い被乾燥物を得ることはでき
なかった。
そこで、本発明は上記問題点を解決すべくなされたもの
で、人工的な光エネルギーを利用して天日乾燥に近い被
乾燥物を得ることができる常温乾燥装置の提供を目的と
するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明にかかる常温乾燥装置は、空気、不活性ガス等の
気体中の湿度を除去するゼオライト、シリカゲル、活性
炭等からなる除湿剤が内蔵された除湿室と、被乾燥物を
収容する乾燥室と、前記乾燥市内の被乾燥物に光エネル
ギーを照射する自然光源、紫外線源、或いは必要に応じ
て自然光源、紫外線源に配設するフィルター等の光源手
段と、前記除湿室と前記乾燥室との相互間に気体を循環
させる気体循環附勢手段とを具備するものである。
[作用] 本発明においては、気体中の湿度を除去する除湿剤が内
蔵された除湿室と、被乾燥物を収容する乾燥室との間を
気体循環附勢手段によって気体を循環させ、循環気体中
の湿度を除湿剤で除去することにより、被乾燥物が置か
れた乾燥室内の雰囲気気体中の湿度を低下せしめて被乾
燥物を乾燥する。同時に、被乾燥物に人工的な光エネル
ギーを照射し、前記光エネルギーによって、天日乾燥状
態を得たり、或いは所定の波長を選択して光化学作用を
生ぜしめたりすることができる。したがって、使用目的
に合致した天日乾燥に近い被乾燥物を得ることができる
[実施例] 第1図は本発明の常温乾燥装置の実施例の全体構成図で
ある。
図において、除湿室10は略直方体のハウジング11か
らなり、前記ハウジング11内には、垂直方向に複数段
に区劃する通気性を有する棚12が配設されている。前
記側12には除湿剤として天然ゼオライト13が載置さ
れている。即ち、除湿¥10内には、複数段に天然ゼオ
ライト13の層が形成されている。前記複数段の天然ゼ
オライト13の層の最下部には、電熱線による加熱手段
14が配設されている。また、前記除湿室10の最上部
には、2ポ一ト2位置切換弁でおる排気弁15が設けら
れている。なお、前記加熱手段14は電熱線に限定され
るものではなく、ガス、灯油或いは重油燃焼装置とする
ことができる。
また、他方の除湿室20も、同様の構成でおり、除湿室
20は略直方体のハウジング21からなり、前記ハウジ
ング21内には、垂直方向に複数段に区劃する通気性を
有する棚22が配設されている。
前記側22には除湿剤として天然ゼオライト23が載置
されている。即ち、除湿室20内には、複数段に天然ゼ
オライト23の層が形成されている。
前記少数段の天然Pオンイ1〜23の層の最下部lこは
、Jytl熱手段24が配設されている。また、前記除
湿室20の最上部には、排気弁25が設けられている。
そして、被乾燥物50を収容する乾燥室30は、被乾燥
物50を収容する平面の面積を広くすべく構成されたハ
ウジング31からなる。前記ハウジング31内には、垂
直方向に複数段に区側覆る通気性及び透光性を有する1
132が配設されている。
前記?11132には被乾燥物50が載置されている。
前記被乾燥物50が載置されている棚32の上面及び下
面には、光エネルギーが照射されるようにハウジング3
1の内壁に紫外線を放射する放電焔33及び光学的フィ
ルター34が配設されている。
したがって、棚32に載置されている被乾燥物50には
、特定波長、例えば、近紫外線(300〜380 nm
) 、遠紫外線(200〜300 nm) 、極端紫外
線(10〜2001m)等の目的に合った光化学反応を
17る紫外線が照射される。当然ながら、目的に合った
波長の紫外線が光学的フィルター34を使用しなくとも
得られる場合には、前記光学的フィルター・−34は必
要としない。また、乾燥室30のハウジング31の上部
には、撹拌爪35が取付けられている。
前記除湿¥10及び除湿室20の上部と前記乾燥室30
の上部との間には、気体循環附勢手段としての循環用フ
ァン43を介して、給気用気体循環路40aが連通状態
に接続されている。なお、前記給気用気体循環路40a
と除湿室10の間、給気用気体循環路40aと除湿室2
0の間には、除湿室10、除湿室20から給気用気体循
環路4Qaで送出する気体を、個々に遮断状態とする2
ポ一ト2位置切換弁である遮断弁41または遮断弁42
が設けられている。更に、給気用気体循環路40aには
、送出する気体を清浄化するエアフィルター44が配設
されている。
また、前記乾燥室30の下部から前記除湿室10及び除
湿室20の上部との間に、排気用気体循環路40bが連
通状態に設けら°れている。なお、前記排気用気体循環
路40bと除湿室10の間、排気用気体循環路40bと
除湿¥20の上部の間には、各々排気用気体循環路40
bで送出されてきた気体を、除湿室10または除湿室2
0に導くのを遮断状態とする2ボ一ト2位置切換弁であ
る遮断弁47または遮断弁48が設けられている。
除)9室10及び除湿室20は、次のように動作する。
な[13、除湿室20の動作は除湿室10の動作と全く
同じであるから、その説明は省略する。
排気弁15を閉じ、遮断弁41及び遮断弁47を開とし
、除湿室10のハウジング11の下部の排気用気体循環
路40bから気体の供給を受けると、気体中の水分は除
湿剤として用いている複数段の天然ゼオライト13の層
を通過して、給気用気体循環路40aから低湿度の気体
となって送出される。即ち、天然ゼオライト13は気体
中の湿度を除去する除湿動作を行う。
また、遮断弁41及び遮断弁47を閉じ、排気弁15を
開とし、複数段の天然ゼオライト13の層の最下部に配
工2されている加熱手段14をオンとすると、天然ゼオ
ライト13の層が加熱手段14によって加熱され、天然
ゼオライト13が吸湿した水分は蒸気となって排気弁1
5を介して人気中に排出される。即ち、除湿室10のハ
ウジング11内に収納されている天然ゼオライト13を
、加熱手段14で加熱することにより、天然ゼオライト
13が吸着した水分を大気中に脱湿する脱湿動作を行う
そして、被乾燥物50f!:収容する乾燥室30は次の
ように動作する。
乾燥室30のハウジング31の上部には、給気用気体循
環路40aが接続されていて、そこから、除湿室10及
び/または除湿室20で除湿された低湿度の気体が供給
される。乾燥室30内に供給された低湿度の気体は、撹
拌爪35で撹拌され、乾燥室30のハウジング31内の
雰囲気を低湿度状態とする。したがって、ハウジング3
1内の垂直方向に複数段に区劃された通気性及び透光性
を有する棚32に載置された被乾燥物5Qの中の水分は
、低湿度状態の雰囲気気体中に蒸発し、被乾燥物50は
徐々に乾燥状態となる。この間、ハウラング31内の雰
囲気気体は、乾燥室30のハウジング31の下部から排
気用気体循環路40bにより、除湿室10及び/または
除湿室20に排出され、除湿室10及び/または除湿室
20で被乾燥物50から除去した水分を除湿剤である天
然ゼオライト13に吸着させ、再び、給気用気体循環路
40aから、低湿度の気体として供給される。
故に、ハウジング31内の雰囲気気体は、常に、低湿度
状態を保つことができる。
同時に、乾燥室30のハウジング31内の棚32には、
被乾燥物50が載置されており、ハウジング31の内壁
に配設された紫外線を放射する放電燗33から光学的フ
ィルター34を介して、前記被乾燥物50の上面及び下
面に、光エネルギーが照射されている。したがって、被
乾燥物50は乾燥室30で乾燥されると共に、前記光エ
ネルギーの照射により光化学反応が生ずる。この光エネ
ルギーの波長及び出力を任意に選択すれば、目的に合致
した光化学反応を生せしめた被乾燥物50が得られる。
勿論、前記光エネルギーの波長の選択によっては、天日
乾燥と同様の乾燥状態が得られる。また、特に、紫外線
の領域を260 nm付近の範囲のもの、または光エネ
ルギーを照射する光源手段として、殺菌灯(240〜2
80 nm)を用いると、細菌、ビールス、かび等の殺
菌状態で被乾燥物50を乾燥させることができる。
また、除湿室10及び除湿室20と乾燥室30との間の
気体循環路は、次のように構成され、動作する。
給気用気体循環路40a及び排気用気体循環路40bは
、前記除湿室10及び除湿室20と前記乾燥室30との
間に配設され、除湿室10及び除湿室20と前記乾燥室
30の相互間に気体を循環させる気体循環路を構成する
。そして、気体循環附勢手段である循環用ファン43は
、除湿110及び除湿室20と前記乾燥ff30の相互
間に気体を循環させる。前記循環用ファン43は除湿室
10及び/または除湿室20で得られた低湿度気体に圧
力を加えて、乾燥室30に送給すると共に、除湿室10
及び除湿室20側の給気用気体循環路40aの圧力を低
下させて、除湿室10及び除湿室20から、低湿度気体
の供給を受けるものである。したがって、排気用気体循
環路40bでは、乾燥室30側から除湿室10及び除湿
室20側に気体が流動する。
そして、エアフィルター44は除湿室10及び除湿室2
0から送出される低湿度の気体中に含まれる塵埃等の除
去を行うものである。この種のエアフィルター44は、
必ずしも必要とするものではない。例えば、天然ゼオラ
イト13自体にエアフィルターの効果があり、更に、最
下部の天然ゼオライト13層は加熱手段14で加熱され
、天然ゼオライト13層で除去された塵埃等は、焼却ま
たは気化によって除去できるから、通常状態では清浄さ
れた低湿度の気体を給気用気体循環路40aから乾燥室
30に供給することができる。しかし、天然ゼオライト
13の繰返しの再使用により、天然ゼオライト13が脆
くなった場合等には、顕著に、エアフィルターの効果が
生ずる。
次に、本実施例の常温乾燥装置の全体動作を説明する。
まず、最初または前回の乾燥終了後に、除湿室10及び
除湿室20の加熱手段14及び加熱手段24に電力を供
給し、天然ゼオライト13の層を脱湿して乾燥状態にし
、排気弁15及び排気弁25並びに遮断弁41及び遮断
弁47、遮断弁42及び遮断弁48を閉じておく。そし
て、乾燥室30のハウジング31内の棚32に、被乾燥
物50を載置して乾燥室30を封止状態とする。序で、
遮断弁41及び遮断弁47並びに遮断弁42及び遮断弁
48を開とし、紫外線を放射する放電燈33を点灯し、
循環用ファン43を駆動する。所定の時間経過後に、一
方の除湿室10または除湿室20を停止状態とする。即
ち、常温乾燥装置の駆動の初期には、乾燥室30のハウ
ジング31内の雰囲気気体中の水分及び被乾燥物50の
表面の水分を除去する必要性から、同時に2台の除湿室
10及び除湿室20を駆動し、応答性を高くして乾燥室
30の雰囲気気体を低湿度とする。ある程度の低湿度と
なった時間で、一方の除湿室10または除湿室20を停
止状態とする。例えば、除湿室20を停止したとする。
除湿室20の排気弁25を開とし、加熱手段24に電力
を供給して天然ゼオライト23を脱湿して乾燥状態にし
、その後、天然ゼオライト23を冷却しておく。この間
、除湿室10の能力で乾燥室30の雰囲気気体を低湿度
に維持する。これによって、被乾燥物50内の水分は蒸
発し、蒸発した気体中の水分は天然ゼオライト23によ
って除湿される。除湿室10の能力で乾燥室30の雰囲
気気体を所定時間低湿度に維持した後、更に、雰囲気気
体を低湿度に維持するために、除湿室10側の遮断弁4
1及び遮断弁47を閉じ、除湿室20側の遮断弁42及
び遮断弁48を開とする。そして、除湿室20の能力で
乾燥室30の雰囲気気体を低湿度に維持する。除湿室1
0はその排気弁15を開とし、加熱手段14に電力を供
給して天然ゼオライト13を脱湿して乾燥状態にし、そ
の後、天然ゼオライト13を冷却しておく。この除湿室
10及び除湿室20の繰返し再生操作により、乾燥室3
0内の被乾燥物50を常温乾燥させることができる。こ
の乾燥時間中、紫外線を放射する放電灯33から光学的
フィルター34を介して、被乾燥物50の上面及び下面
に、光エネルギーが照射されている。したがって、被乾
燥物50は乾燥室30内で乾燥されると共に、前記光エ
ネルギーの照射により光化学反応が生ずる。
このように、本発明の実施例の常温乾燥装置は、気体中
の湿度を除去する除湿剤として天然ゼオライト13また
は天然ゼオライト23が収納された除湿室10及び除湿
室20と、被乾燥物50を収容する乾燥室30と、前記
除湿室10及び除湿室20と乾燥室30との間に配設さ
れ、除湿室10及び除湿室20及び乾燥室30相互間に
気体を循環させる給気用気体循環路40a及び排気用気
体循環路40bからなる気体循環路と、前記乾燥室30
内の被乾燥物50に光エネルギーを照射する紫外線を放
射する放N燈33等の光源手段と、前記除湿室10及び
除湿室20と前記乾燥室30との相互間に気体を循環さ
せる循環用ファン43等の気体循環附勢手段とを具備す
るものでおる。
したがって、被乾燥物50を常温で乾燥させると共に、
被乾燥物50に紫外線を放射する放電灯33から紫外線
を照射することができる。故に、前記紫外線の照射によ
り被乾燥物50に光化学反応を生じさせることができ、
この紫外線の波長及び出力を任意に選択すれば、目的に
合致した光化学反応を生せしめた被乾燥物50が得られ
る。特に、紫外線を放射する放電灯33と光学的フィル
ター34との組合わせにより、任意の波長の紫外線が選
択照射できるから、被乾燥物50で生ずる光化学反応を
調節することができる。また、温風乾燥のような高温9
2燥でないので、被乾燥物50の組織の破壊が生じない
。例えば、被乾燥物50の表面硬化等も防ぐことができ
る。
なお、上記実施例では、前記乾燥室30内の被乾燥物5
0に光エネルギーを照射する光源手段は、紫外線を放射
する放電灯及び光学的フィルターとした紫外線発生手段
としたが、所定の波長の光エネルギーが得られる場合に
は、前記光学的フィルターを省略することができる。
勿論、所定の波長の光エネルギーとして、自然光が必要
な場合には、自然光に近似した光源として、紫外線及び
赤外線を放射する電球または放電灯を単数または複数組
合せて自然光または自然光に近似した光エネルギー分布
を1qることができる。
特に、この場合には、被乾燥物50の乾燥度合について
も、任意に調整できるから、被乾燥物50として、お茶
、椎茸等の茸類、穀類、果物、野菜、魚介類、肉類、海
苔、海草、糸及び衣類等の繊維類、皮革、塗料の塗膜の
乾燥、接着剤の乾燥(接合)等の、本来は天日乾燥が望
ましいもので、従来から温風乾燥されていたものにおい
ては、本実施例の常温乾燥装置により、天日乾燥に似た
乾燥を行うことができる。なお、前記光源手段として赤
外線を放射する単数または複数の電球または放電灯を用
いた場合には、被乾燥物50内体の温度上昇はみられる
ものの、天日乾燥においても、同様の状態が生じている
ことから、常温乾燥状態とすることができる。
上記のように、上記実施例における乾燥室30内の被乾
燥物50に光エネルギーを照射する光源手段の態様は、
被乾燥物50の種類に応じた光化学反応を前提に選択す
ることができる。
また、上記実施例の常温乾燥装置は、次のような使用が
可能である。
上記実施例の常温乾燥装置の動作として、常温乾燥装置
の駆動の初期に、同時に2台の冷却された除湿室10及
び除湿室20を駆動し、応答性を高くして乾燥室30の
雰囲気気体を低湿度としたものでめったが、常温乾燥装
置の駆動の初期に、同時に2台の加熱により脱湿した直
後の除湿室10及び/または除湿室20を駆動し、更に
、応答性を高くして乾燥室30の雰囲気気体を低湿度と
することができる。即ち、湿度の高い被乾燥物50、例
えば、糸及び衣類等の繊維類の染色後の乾燥、洗濯物の
乾燥、陶磁器の成形に使用される石こう型の乾燥等にお
いては、多少温度が高くても、水分の気化により気化熱
が奪われるから、被乾燥物50は、温度上昇を押えた状
態で乾燥させることができる。このような使用状態にお
いては、温度を上げることにより、気体中の飽和水蒸気
圧を上げるものでおるから、常温乾燥状態とすることが
できる。
上記実施例では、気体中の湿度を除去する除湿剤の天然
ゼオライト13及び天然ゼオライト23が収納された2
台の除湿室10及び除湿室20を用いており、交互に除
湿・脱湿運転するものであるが、本発明を実施する場合
には、1台または3台以上の除湿室を用いて、同時また
は順次切替え制御により、乾燥室30内の被乾燥物50
の乾燥制御を行うことができる。しかし、複数台で交互
に除湿・脱湿運転するのが効果的である。
上記実施例では、被乾燥物50を収容する乾燥室30は
、被乾燥物50を収容する平面の面積を広くすべく構成
されたハウジング31からなり、前記ハウジング31内
には、垂直方向に複数段に区劃する通気性及び透光性を
有する棚32が配設されているが、本発明を実施する場
合には、第2図の本実施例の常温乾燥装置で使用する乾
燥室の他の実施例の概略を示す断面図のように、被乾燥
物50を上部からチェノ60等で吊すことができる。ま
た、光エネルギーを照射する光源手段についても、本発
明を実施する場合には、第2図の乾燥室30の側部に配
置された赤外線電球61及び紫外線用蛍光放電管等の紫
外線を放射する放電燈62とすることもできる。または
、被乾燥物50の種類に応じて、光エネルギーを照射す
る光源手段を、上面或いは下面或いはその両面に配置す
ることもできる。更に、上面及び側面とすることもでき
る。また、被乾燥物50の処理但及び種類によって、乾
燥室30内に無端または右端コンベア、回転台等を設【
プてもよい。
そして、上記実施例では、除湿室10及び除湿室20と
乾燥室30との間に、除湿室10及び除湿¥20と乾燥
室30相互間に気体を循環させる気体循環路として、給
気用気体循環路40a及び排気用気体循環路40bを用
いているが、本発明を実施する場合には、除湿室10及
び除湿室20と乾燥室30を一体化した場合には、前記
給気用気体循環路40a及び排気用気体循環路40bは
最短状態の、給気用気体循環口及び排気用気体循環口と
近似した態様も生じ得る。また、除湿室10及び除湿室
20と乾燥室30との相互間に気体を循環させる気体循
環附勢手段としての循環用ファン43は、気体循環路の
給気用気体循環路40a側に配設しているが、本発明を
実施する場合には、排気用気体循環路40b側に配設し
てもよい。
または、乾燥室30内に配設してもよい。上記実施例の
ように、気体循環路に配設すると、乾燥運転時のメンテ
ナンスが容易であり、乾燥室30内のスペースが有効的
に使用できる。
更に、上記実施例では、除湿室10及び除湿室20に収
納された気体中の湿度を除去する除湿剤として天然ゼオ
ライト13及び天然ゼオライト23を使用しているが、
本発明を実施する場合には、前記天然ゼオライト23に
限定されることなく、除湿能力のある材料の使用が可能
である。例えば、天然ゼオライト、合成ゼオライト、シ
リカゲル、活性炭のうちの、1種または2種以上を配合
して用いることができる。勿論、生石灰、活性アルミナ
等の使用も可能であるが、繰返しの使用が可能な材料の
ゼオライト、シリカゲル、活性炭等の使用が制御、管理
、経済性からみて望ましい。特に、天然ゼオライトは価
格的に最も有利である。また、媒体とする湿度を除去す
る気体は、空気とするのが取扱上有利であるが、更に、
吸湿性を有する不活性ガスの含有率を多くすると、被乾
燥物30の酸化を極力押えることができる。勿論、不活
性ガスの含有率が100%であると、酸化されないで乾
燥できることになる。
[発明の効果] 以上のように、本発明の常温乾燥装置は、気体中の湿度
を除去する乾燥剤が内蔵された除湿室と、被乾燥物を収
容する乾燥室と、前記除湿室と乾燥室との間に配設され
、除湿室及び乾燥室相互間に気体を循環させる気体循環
路と、前記乾燥室内の被乾燥物に光エネルギーを照射す
る光源手段と、前記除湿室と前記乾燥室との相互間に気
体を循環させる気体w1環附勢手段とを具備するもので
必るから、循環気体中の湿度を除湿剤で除去することに
より、被乾燥物が置かれた乾燥室内の雰囲気気体中の湿
度を低下せしめて被乾燥物を吃燥することができる。同
時に、被乾燥物に光エネルギーを照射し、前記光エネル
ギーによって、光化学作用を生ぜしめたりすることがで
きる。したがって、使用目的に合致した天日乾燥に近い
被乾燥物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の常温乾燥装置の実施例の全体構成図、
第2図は本実施例の常温乾燥装置で使用される乾燥機の
他の実施例の概略断面図である。 図において、 10.20:除湿室、 13:天然ゼオライト、 30:乾燥室、 33.62:紫外線を放射する°放電燈、40a :給
気用気体循環路、 4Qb:排気用気体循環路、 43 :l環用フ1ン、 50:被乾燥物、 61:赤外線電球、 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気体中の湿度を除去する乾燥剤が内蔵された除湿
    室と、 被乾燥物を収容する乾燥室と、 前記除湿室と乾燥室との間に配設され、除湿室及び乾燥
    室相互間に気体を循環させる気体循環路と、 前記乾燥室内の被乾燥物に光エネルギーを照射する光源
    手段と、 前記除湿室と前記乾燥室との相互間に気体を循環させる
    気体循環附勢手段と、 を具備することを特徴とする常温乾燥装置。
  2. (2)前記乾燥剤は、気体中の水分を除去する除湿及び
    気体中に水分を蒸発させる脱湿により、繰返し再使用が
    可能なことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    常温乾燥装置。
  3. (3)前記乾燥剤は、ゼオライト、シリカゲル、活性炭
    のうちの、1種または2種以上の配合からなることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項または第3項に記載の常
    温乾燥装置。
  4. (4)前記除湿室内で湿度を除去する気体は、空気とし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項の
    いずれか1つに記載の常温乾燥装置。
  5. (5)前記除湿室内で湿度を除去する気体は、不活性ガ
    スとしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第
    3項のいずれか1つに記載の常温乾燥装置。
  6. (6)前記除湿室内で湿度を除去する気体は、空気に不
    活性ガスを補充してなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項から第3項のいずれか1つに記載の常温乾燥装
    置。
  7. (7)前記乾燥室内の被乾燥物に光エネルギーを照射す
    る光源手段は、自然光の光エネルギー分布に近似した光
    源としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第
    6項のいずれか1つに記載の常温乾燥装置。
  8. (8)前記自然光の光エネルギーに近似した光源は、紫
    外線及び赤外線を放射する単数または複数の電球または
    放電燈の組合せからなることを特徴とする特許請求の範
    囲第7項に記載の常温乾燥装置。
  9. (9)前記乾燥室内の被乾燥物に光エネルギーを照射す
    る光源手段は、紫外線発生手段としたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項から第6項のいずれか1つに記載
    の常温乾燥装置。
  10. (10)前記紫外線発生手段は、紫外線を放射する放電
    燈及びフィルターとしたことを特徴とする特許請求の範
    囲第9項に記載の常温乾燥装置。
  11. (11)前記除湿室と前記乾燥室との相互間に気体を循
    環させる気体循環附勢手段は、前記除湿室と前記乾燥室
    との相互間に配設した気体循環路に設けたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項から第10項のいずれか1つ
    に記載の常温乾燥装置。
  12. (12)前記気体中の湿度を除去する除湿剤が収納され
    た除湿室は、複数の各々区劃封止された除湿室で形成し
    、気体中の湿度を除去する除湿動作と吸着した水分を大
    気中に脱湿する脱湿動作とを交互に行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項から第11項のいずれか1つに
    記載の常温乾燥装置。
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JP2008508152A (ja) * 2004-08-02 2008-03-21 ジョヴァンニ ツァゴ 飲料用容器及びその容器の充填方法

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