JPS6346227Y2 - - Google Patents

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JPS6346227Y2
JPS6346227Y2 JP12605885U JP12605885U JPS6346227Y2 JP S6346227 Y2 JPS6346227 Y2 JP S6346227Y2 JP 12605885 U JP12605885 U JP 12605885U JP 12605885 U JP12605885 U JP 12605885U JP S6346227 Y2 JPS6346227 Y2 JP S6346227Y2
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JP
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steel substrate
wear
diamond
cutting
continuous rim
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JP12605885U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は石材、コンンリート材等の硬脆材料を
切断するためのダイヤモンドブレードに係り、特
にダイヤモンド砥粒層が鋼製基板の全周にわたつ
て固着された連続リム型ダイヤモンドブレードに
関するものである。
〔従来の技術〕
石材、コンクリート材・アスフアルト等の硬脆
材料を切断するダイヤモンドブレードは、通常大
別すると、セグメント型と、連続リム型に分けら
れる。
これらいずれの型の切断用ダイヤモンドブレー
ドにおいても、切断作業が進行するにつれて、ダ
イヤモンド砥粒層によつて切削された切り屑等が
ダイヤモンドブレードの鋼製基板と接触・衝突し
て、第4図で示されるように、鋼製基板21に固
着されたダイヤモンド砥粒層22のすぐ下の鋼製
基板部23が、摩耗(いわゆる首下摩耗)し、該
基板部23が摩滅し、ダイヤモンド砥粒層22が
欠損するため、ダイヤモンド砥粒層22を使い切
る前に、ダイヤモンドブレードが使いものになら
なくなるという問題があつた。
この問題点を解決する手段として、従来のセグ
メント型ダイヤモンドブレードにおいては、第5
図で示される実公昭56年第36967号公報及び第6
図で示される特開昭58年第217273号公報等、種々
の技術が提案されている。
上記第5図で示される実公昭56年第36967号公
報の提案技術では、鋼製基板25外周に欠切され
た切り欠き溝26の回転方向端部に、断面L字形
の超硬チツプ27をロウ付けして、切り欠き溝2
6の角部を、前記超硬チツプ27で保護してい
る。
また第6図で示される特開昭58年第217273号公
報の提案技術では、鋼製基板28外周に欠切され
た切り欠き溝29の回転方向端部にも、ダイヤモ
ンドセグメント部分が形成されるように、ダイヤ
モンドセグメントに突起部31を有する、いわゆ
るL字形のダイヤモンドセグメント30を鋼製基
板28にロウ付けしていた。
一方、連続リム型ダイヤモンドブレードは、通
常、外周部に切り欠き溝を有しない鋼製基板に、
コールドプレスしたダイヤモンド砥粒層を当接さ
せ、ホツトプレスによつて焼結させ同時に接着さ
せて製造している。従つて、連続リム型ダイヤモ
ンドブレードでは、セグメント型ダイヤモンドブ
レードと異なり切り欠き溝がないので、上記従来
例のような手段をとることができなかつた。
そのうえ、上記実公昭56年第36967号公報で示
される提案技術は、切り欠き溝の間で且つ回転方
向端部に超硬チツプを固着(ロウ付け)する必要
があり、製造工程において手間が係るという問題
があり、また、第6図で示される特開昭58年第
217273号公報の提案技術は、直接切断に用いられ
ない部分にも切断用ダイヤモンド砥粒層を用いる
ことにより、ダイヤモンドブレード自体を高価に
するという問題が生じていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、連続リム型ダイヤモンドブレードに
おいて、ダイヤモンド砥粒層の付け根部分、つま
り首下部分の摩耗を防止して、ダイヤモンド砥粒
層22が欠損するのを防止した連続リム型ダイヤ
モンドブレードを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記技術的課題を解決するためにな
なされたものであり、鋼製基板の全周にわたつ
て、切断用ダイヤモンド砥粒層が形成されている
連続リム型ダイヤモンドブレードにおいて、前記
鋼製基板の外周部に少なくとも一つの溝を設け、
該溝に鋼製基板の摩耗防止用材料を固着した構造
とするものである。固着手段としては、例えば実
施例で示したように、鋼製基板の外周部に溝(実
施例では等間隔に3箇所)を設け、該溝に耐摩耗
材料を挿入し、粉末状、またはコールドプレスし
た切断用ダイヤモンド砥粒層を鋼製基板に当接
し、ホツトプレスして焼結させると同時に鋼製基
板に接着して一体に固結させる。
〔作用〕
本考案は、鋼製基板の外周部に少なくとも一つ
の溝を設け、これらの溝に切断用ダイヤモンド砥
粒層で用いられる材質よりも、はるかに安価なダ
イヤモンド材料とボンド、あるいは、耐摩耗性の
高い砥粒とボンドから成る首下摩耗防止用耐摩耗
材料を挿入し、切断用ダイヤモンド砥粒層を鋼製
基板に接しホツトプレスして焼結させると同時に
鋼製基板に接着させる。
このように構成することで、鋼製基板の外周
部、つまりダイヤモンド砥粒層の付け根部分であ
る首下部分に、切り屑等が当接・衝突しても、鋼
製基板の摩耗を最小限にすることができ、ダイヤ
モンド砥粒層を使い切る迄、鋼製基板は長持ちす
るようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。但し、当然のことであるが、以下の説明例に
記載しまたは図示している構成部品その他の部材
及び配置等は、本考案を限定する趣旨ではなく単
なる説明例に過ぎない。
第1図は本考案の一実施例における連続リム型
ダイヤモンドブレードの正面図、第2図は第1図
の−線による断面図を示す。
本考案による連続リム型ダイヤモンドブレード
1は鋼製基板2、切断用ダイヤモンド砥粒層3お
よび首下摩耗防止用チツプ4(焼結体)から構成
されている。
第1図及び第2図において、鋼製基板2の外周
部には適宜な間隔、本例ではバランス上の観点か
ら等間隔で、複数個(3個)の外周溝5が設けら
れ、該外周溝5に首下摩耗防止用のチツプ4が固
着され、さらに鋼製基板2の外周部全周に、切断
用のダイヤモンド砥粒層3が固着されている。
これらの固着手段としては、前記鋼製基板2に
設けられた外周溝5に、切断用ダイヤモンド砥粒
層3とは別にコールドプレスされた、首下摩耗防
止用の耐摩耗材料4を挿入し、切断用ダイヤモン
ド砥粒層3(圧粉体)を鋼製基板に接しホツトプ
レスして焼結させると同時に鋼製基板2に接着さ
せて形成する。
本例におけるチツプ4は、ダイヤモンド砥粒層
3のダイヤモンドよりも安価なダイヤモンドを用
いているが、耐摩耗性の高い砥粒、例えばW2C、
SiC、Al2O3などとボンドから成る材料を用いる
ことができる。これは、切断用ダイヤモンド砥粒
層のダイヤモンドと異なり、耐摩耗性が鋼製基板
2より高ければよいからである。
また、本例の鋼製基板2に設けられた外周溝5
は、鋼製基板2の外周から向方に向つて伸びほぼ
長方形をなしており、該外周溝5に固着される耐
摩耗性材料であるチツプ4は、鋼製基板2と同一
厚さである必要はなく、第4図のような首下摩耗
による、破損が防止できれば良いので、鋼製基板
2より厚くダイヤモンド砥粒層より薄いものであ
つても良い。また溝5、チツプ4の数について
も、本例に限定されず、ダイヤモンドブレードの
径の大きさによつて、所望数設けることができ
る。
第3図は他の実施例を示し、連続リム型ダイヤ
モンドブレード11は、鋼製基板12、溝付き切
断用ダイヤモンド砥粒層13および首下摩耗防止
用チツプ14から構成されている。
本例においても第1図と同様に、鋼製基板12
の外周部には、適宜な間隔(本例では等間隔)で
複数個(本例では3個)の外周溝15が設けら
れ、該外周溝15に首下摩耗防止用チツプ14が
固着されている。
本例における外周溝15は鋼製基板12の外周
から内方に伸び、ほぼ平行四辺形を成している。
首下摩耗防止用チツプ14の材料は、切断用ダ
イヤモンド砥粒層13とは別にコールドプレスさ
れ、切断用ダイヤモンド砥粒層と共にホツトプレ
スによつて鋼製基板12に焼結・接着されてい
る。
本例におけるチツプ14の材料も切断用ダイヤ
モンドよりも高価なダイヤモンドまたは耐摩耗性
の高い砥粒、例えば、W2C、SiC、Al2O3などと
ボンドとから形成されている。このように、切断
用ダイヤモンド砥粒層と異なり、耐摩耗性があれ
ばよいので、安価な材料を用いることができる。
上記各実施例においては、鋼製基板外周溝5ま
たは15の深さdは、全て同一になつているが、
深さの異なる溝を設けて形成することもできる。
また外周溝5または15の形状は、長方形、平
行四辺形以外の形状でも良く、鋼製基板2または
12は波型部を有してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されているので次の
ような効果がある。
首下摩耗防止用の耐摩耗チツプが、鋼製基板に
接合固着手段、例えばホツトプレスで焼結・接着
されているので、切断用ダイヤモンド砥粒層のす
ぐ下の鋼製基板部分、いわゆる首下部分の摩耗を
最小限にすることができる。このように鋼製基板
の摩耗が少なくなるために、ダイヤモンドブレー
ドの寿命が延びることになる。また、首下摩耗防
止用のチツプをロウ付けで鋼製基板に接着した場
合よりも接着強度が高くなるので、乾式切断中で
も、該チツプが飛散することがない。
さらに、首下摩耗防止用チツプは切断用ダイヤ
モンド砥粒層の場合と異なり、耐摩耗性だけを考
慮すればよいので、非常に安価なダイヤモンドま
たは耐摩耗性の高い砥粒を使つて造ることができ
る。
なお、当然のことであるが本考案は図示の例に
限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における連続リム型
ダイヤモンドブレードの正面図、第2図は第1図
の−線による断面図、第3図は本考案の他の
実施例の正面図、第4図は首下摩耗の従来例を示
す部分断面図、第5図及び第6図は従来例を示す
部分正面図である。 1,11……連続リム型ダイヤモンドブレー
ド、2,12……鋼製基板、3,13……ダイヤ
モンド砥粒層、4,14……耐摩耗防止用材料
(チツプ)、5,15……溝(外周溝)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鋼製基板の全周にわたつて、切断用ダイヤモ
    ンド砥粒層が形成されている連続リム型ダイヤ
    モンドブレードにおいて、前記鋼製基板の外周
    部に少なくとも一つの溝を設け、該溝に鋼製基
    板の摩耗防止用材料を固着していることを特徴
    とする連続リム型ダイヤモンドブレード。 2 前記溝は、前記基板の外周部に等間隔に設け
    られていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の連続リム型ダイヤモンドブ
    レード。 3 前記摩耗防止用材料は、粉末ダイヤモンドと
    ボンドから成ることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項記載の連続リム
    型ダイヤモンドブレード。 4 前記摩耗防止用材料は、耐摩耗性の高い砥粒
    とボンドから成ることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項または第2項記載の連続リ
    ム型ダイヤモンドブレード。
JP12605885U 1985-08-20 1985-08-20 Expired JPS6346227Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12605885U JPS6346227Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12605885U JPS6346227Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

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Publication Number Publication Date
JPS6235763U JPS6235763U (ja) 1987-03-03
JPS6346227Y2 true JPS6346227Y2 (ja) 1988-12-01

Family

ID=31019510

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12605885U Expired JPS6346227Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

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