JPS6346146Y2 - - Google Patents

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JPS6346146Y2
JPS6346146Y2 JP18759783U JP18759783U JPS6346146Y2 JP S6346146 Y2 JPS6346146 Y2 JP S6346146Y2 JP 18759783 U JP18759783 U JP 18759783U JP 18759783 U JP18759783 U JP 18759783U JP S6346146 Y2 JPS6346146 Y2 JP S6346146Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスプレーキヤツプに関するものであつ
て、スプレーとストリームの作動切換を簡単にで
きるようにすると共に、各作動を確実になし得る
ようにすることを目的とする。
壜体内の液体をスプレー噴射するスプレーキヤ
ツプの或る種の構造として、スクイズスプレーと
称されるものがある。このスプレーは、壜体を変
形させることによつて壜体の内圧を高め、もつて
液体を噴霧するものである。
しかしながら使用状況に応じては、液体をスプ
レーすることだけを目的とするとは限らず、場合
によつては流し出す、すなわちストリームさせる
ことも必要となることがある。
それゆえに、一個のスプレーキヤツプをして、
スプレーとストリームの二様の使用が可能となる
ようにすることが望まれ、しかもその切り換えが
簡単であつて方向性が一定しており、さらには、
スプレー或いはストリームの操作が容易かつ確実
であることが要求される。
このような要求に鑑みて、パイプを介して壜体
底部にまで連通する液体注出用の第一の孔と、壜
体内に単に連通する空気孔たる第二の孔とを開口
穿設した中栓体に、内周面にスピンナー溝を設け
かつノズル孔を開口穿設したノズル体を回動自在
に組付けた構成のスプレーキヤツプが考えられ
る。
このスプレーキヤツプは、第一と第二の孔をス
ピンナー溝に位置合せした状態で壜体胴部を内方
に押圧し、内圧を高めて第一の孔から液体を、第
二の孔から空気を噴出せしめ、もつてノズル孔か
らスプレーするものであり、或いは第二の孔とノ
ズル孔のみを連通位置させ、壜体を倒立させて内
圧を高めることによりストリームさせるものであ
る。
しかしながらこのような構成にあつては、特に
スプレー状態では、壜体を傾け過ぎると液体が空
気孔たる第二の孔からも噴出してしまい、有効な
スプレー動作が得られない点、或いは特に残存液
体が少量となると、パイプ内の水位も下るため
に、第一の孔から液体を噴出させるのに大きな内
圧を必要とし、それゆえに壜体の胴部を強く押圧
変形しなければならず、場合によつては変形許容
量に達しても十分な内圧が得られなくなる点、等
において、不満点が残つた。
また上述した各操作時にノズル体が自然回動し
てしまい、確実に動作が得られない欠点も存し、
さらにはノズル体の単なる回動操作では、正確に
所定位置に合わせることがむずかしい。
本考案は上述したスプレーキヤツプの欠点、不
都合に対しさらに改良を加えるべく考案されたも
のであつて、有頂円筒体の筒壁内に第一と第二の
縦円筒を設け、パイプを介して壜体底部と連通す
る第一の縦円筒から筒壁にかけて第一の孔を開口
穿設すると共に、下方に阻止弁座と逆止弁座とを
設け、弁球を収納した第一の弁室を形成し、第二
の縦円筒から筒壁にかけて第二の孔と第三の孔と
を上下にへだてて開口穿設すると共に、下方に阻
止弁座を設け、弁球を収納した第二の弁室を形成
した中栓体と、この中栓体に回動自在に外装組付
けされる有頂円筒体の壁部内面に、第一と第二の
孔とに一緒に連通対向することのできるスピンナ
ー溝を設けると共に該スピンナー溝中心の壁部に
第一のノズル孔を開口穿設し、さらにこの第一の
ノズル孔に隣接して前記第三の孔に連通対向する
ことのできる第二のノズル孔を開口穿設したノズ
ル体と、壜体に不動に組付けられてノズル体に外
装され、一部がノズル体と係止してノズル体の回
動を規制し、ノズル体のスプレー、ストリーム、
待機の各姿勢を位置決めするカバー体とから構成
される。
以下本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
図中1は軟質な合成樹脂で成形された壜体であ
つて、図示実施例では平面略長円形状の直線筒体
であり、少なくとも胴部2は外力を受けてのび変
形することなく内方に弾性変形する程度の弾力を
有し、この変形をさらに簡単になし得るように、
胴部2の一部には周方向に沿つた溝部3が一定の
間隔をあけて上下に多数設けられている。
前記胴部2の上端には全周にわたつて形成され
た段部4を介して頂壁5が一体設され、この頂壁
5の中心には短円筒形状の口筒6が立設されてい
るが、頂壁5の略長円形状の短径方向を壜体1の
前後方向とすると、頂壁4上面の前端と後端には
係止突条7が設けられており、また口筒6の中央
外周面にはアンダーカツト条8が周設され、さら
に口筒6の外周面であつて頂壁5の仮想される長
径線上には、アンダーカツト条8と同一高さの係
止条9が上下方向に沿つて設けられている。
次に図中10は中栓体であつて、前記壜体1の
口筒6に不動に組付けられる有頂円筒体である。
すなわち、中栓体10の筒壁11の外径は前記
口筒6の内径に等しく、筒壁11外周には、内径
が口筒6外径とほぼ等しい外壁12が鍔部13を
介して一体垂下設され、さらに外壁12内周下端
には、口筒6のアンダーカツト条8に係合するア
ンダーカツト条14が周設され、かつ口筒6の係
止条9に対応して、上記アンダーカツト条14を
削切する形態で係止溝15が設けられている。
それゆえに、口筒6内に筒壁11下端部を密嵌
入すると共に外壁12を口筒6に外装し、アンダ
ーカツト条8とアンダーカツト条14を上下に係
合すると共に係止条9と係止溝15とを周方向に
係止せしめ、もつて中栓体10は口筒6に、密に
かつ不動に組付けられることになる。
また前記外壁12外周面にあつて、係止溝15
に対応する二箇所には縦突片16が設けられ、筒
壁11外周であつて鍔部13のやや上位位置には
周条17が設けられている。
このような構成の中栓体10の筒壁11内に
は、図示実施例では筒壁11前部内周面に一体付
着する姿勢で一対の縦円筒18,19が隣接して
設けられている。
第一の縦円筒18のほぼ中央から筒壁11にか
けては第一の孔20が開口穿設され、第二の縦円
筒19の上端から筒壁11にかけては第二の孔2
1が開口穿設され、さらに第二の孔21から上下
にへだたつてかつ第一の孔20と周方向に同じ高
さ位置には第三の孔22が開口穿設される。
図示実施例では、第二の縦円筒19よりも長い
第一の縦円筒18内には弁筒23が組付けられて
いるが、この弁筒23は、第一の縦円筒18内に
密嵌入する円筒部23aと該円筒部23a下端に
連続して第二の縦円筒19下端部内に遊嵌する保
持部23bとより構成され、第一の縦円筒18内
に第一の弁室24、第二の縦円筒19内に第二の
弁室25が形成される。
すなわち上端部が切り欠かれて第一の孔20と
連通する円筒部23a内にあつて、第一の孔20
よりも下位位置には阻止弁座26が設けられてお
り、また円筒部23a下端内には弁座筒27が密
嵌入されていて、この弁座筒27の上端には逆止
弁座28が設けられ、この阻止弁座26と逆止弁
座28との間に弁球29を配して第一の弁室24
とするものであり、前記弁座筒27下端には壜体
1底部にまで延出するパイプ30が、密嵌されて
いる。
また第二の縦円筒19内にあつて、第二の孔2
1のやや下位に阻止弁座31を設け、第三の孔2
2下位に位置する保持部23b先端との間に弁球
32を収納して第二の弁室25とするものであ
る。
このような構成の中栓体10は、各孔20,2
1,22を壜体1の前方に向けて口筒6に組付け
られ、また筒壁11外周面にあつて各孔20,2
1,22の周囲にはシール条33が設けられてい
る。
なお各孔20,21,22とは反対側である中
栓体10の後端の上端には、所定幅をもつて切欠
部34が設けられている。
次に図中35はノズル体であつて、有頂円筒形
状であり、前記中栓体10の外径にほぼ等しい内
径を有する直線円筒形状の壁部36内周面下部に
周溝37が設けられ、中栓体10に外装して周条
17をこの周溝37に嵌め込むことにより、ノズ
ル体35は中栓体10に対して回動自在かつ抜け
出し不能に組付くことになる。
ノズル体35の頂板38は、前記壜体1の頂壁
5とほぼ同一の略長円板形状であつて、その中央
下面に前記壁部36が垂下設されることになる
が、頂板38の周縁には、壁部36より小さい高
さ幅の外周壁39が垂下設され、かつこの外周壁
39の前端部は、或る程度の幅をもつて上端から
下端にかけて切り欠かれて切欠部40となつて壁
部36前面に連続しており、さらに外周壁39の
外周面に縦条状にローレツト41が刻設されてい
る。
外周壁39の切欠部40によつて露出する前記
壁部36の前部には、第一のノズル孔42と第二
のノズル孔43とが同一高さ位置で所定間隔離れ
て開口穿設されている。
この各ノズル孔42,43の高さ位置は、ノズ
ル体35を中栓体10に組付けた際における中栓
体10の第二の孔21と第三の孔22とのほぼ中
間である。
前記第一のノズル孔42を中心にしての壁部3
6内面にはスピンナー溝44が設けられている
が、このスピンナー溝44はノズル孔42周囲の
円形部44aと、該円形部44a一方上側端から
上方に延出しかつ延出端が中栓体10の第二の孔
21の高さ位置となつた縦溝部44bと、前記円
形部44aの他方下側端から下方に延出しかつ延
出端が第一の孔20の高さ位置となつた縦溝部4
4cとから構成されており、両縦溝部44bと4
4cの延出端の間隔は、前記第二の孔21と第一
の孔20との間隔と等しく、従つて中栓体10に
対するノズル体35の所定回動姿勢でスピンナー
溝44は各孔20,21に対応し、第一のノズル
孔42を連通させることになる。
また壁部36内面にあつて、第二のノズル孔4
3の周囲には、このノズル孔43を上端とし、中
栓体10の第三の孔22の高さ位置にまで下方に
延出するガイド溝45が設けられており、ノズル
体35の所定回動姿勢で、第三の孔22は第二の
ノズル孔43と連通することができる。
そして第一、第二の孔20,21がスピンナー
溝44を介して第一のノズル孔42と連通してい
る姿勢では、第三の孔23はそのシール条33が
壁部36内周面に密接触して封鎖され、逆に第三
の孔23がガイド溝45を介して第二のノズル孔
43と連通している姿勢では、第一、第二の孔2
0,21はそのシール条33が壁部36内周面に
密接触して封鎖されるように、第一、第二、第三
の孔20,21,22とスピンナー溝44、ガイ
ド溝45の位置設定が行なわれることになる。
なお、壁部36外周面にあつて、後側部所定位
置には、一対のストツパー片46が縦状に設けら
れ、該両ストツパー片46の中間位置の壁部36
内面上後端には、前記中栓体10上端の切欠部3
4内に遊嵌する係止部47が突設され、さらに壁
部36外面の左右両側位置には係止縦条48が条
設され、外周壁39内面の長径線上位置には、中
心方向に所定の幅だけ突出した係止舌片49が突
設されている。
また頂板38上面にあつて、切欠部40の直上
位置には、両ノズル孔42,43間の中心を示す
待機線模様50が浮き彫りにされ、待機線模様5
0の第一のノズル孔42側にはスプレー模様5
1、第二のノズル孔43側にはストリーム模様5
2が、それぞれ浮き彫りにされている。
次に第6図は筒形状のカバー体53を示す。
このカバー体53は、壜体1の頂壁5の略長円
形に対応した長円筒部54上端の頂板55中央
に、前記ノズル体35の壁部36の外径とほぼ等
しい直径の孔56を開口し、頂板55の長径線上
であるこの孔56に沿つた位置に、一対の組付片
57が立設されている。
カバー体53とノズル体35とを組付けた際に
ノズル体35の壁部36両側外面に内面が面接す
る上記組付片57は、その内面に壁部36の係止
縦条48に係止する係止縦溝58が所定間隔をあ
けて平行に三本刻設されており、また組付片57
外面には、所定間隔をあけて一対の係止片59が
所定の突出幅で突設され、ノズル体35の係止舌
片49と先端どうしが軽く係止するようになつて
いる。また、長円筒部54の内周面下端の前端と
後端には、壜体1の係止突条7に係止する係止条
60が設けられ、さらに長円筒部54内の仮想さ
れる長径線上には一対の補強リブ61が突出し
て、その先端には係止溝62が形成されており、
この係止溝62内には、前記中栓体10の縦突片
16が嵌入するようになつている。
従つてカバー体53は、壜体1に中栓体10を
組付けた状態で、壜体1上端に嵌め込まれ、下端
が段部4に乗載し、係止条60が係止突条7と係
止すると共に係止溝62に縦突片16が嵌入する
ことにより不動に組付けられ、さらに前記ノズル
体35の壁部36を孔56内に上端より挿入して
ノズル体35を中栓体10に回動自在に組付ける
ことにより、スプレーキヤツプとして組立てられ
ることになる。
上記組立て状態で、ノズル体35の外周壁39
下端はカバー体53の頂板55上方に位置し、従
つてノズル体35はそのローレツト41部分を把
持して回動させることができるが、ノズル体35
の壁部36後端部には所定の間隔をあけて一対の
ストツパー片46が設けられているので、所定の
回動姿勢で一方のストツパー片46にカバー体5
3の組付片57の一方の後端が当接し、その回動
限が設定される。
この回動限の設定は、ノズル体35の壁部36
の後上端に設けられた係止部47が、中栓体10
後上端の切欠部34端に当接することによつても
行なわれる。
また上記組立て状態で、、ノズル体35とカバ
ー体53との長径どうしが一致する姿勢では、ノ
ズル体35の壁部36の係止縦条48は、カバー
体53の組付片57内面の三本の係止縦溝58に
おける中央の係止縦溝58と係止しており、ノズ
ル体35の外周壁39内面に設けた係止舌片49
の先端は、組付片57外面の一対の係止片59先
端間に位置して安定姿勢をとつている。そしてノ
ズル体35を一方向に回動させると係止舌片49
は一方の係止片59を弾性変形して乗り越え、同
時に係止縦条48が一方の係止縦溝58に係止
し、安定姿勢をとると共に、ノズル体35の回動
限ともなる。同様に、ノズル体35の逆方向への
回動では、係止舌片49は他方の係止片59を乗
り越え、また係止縦条48は他方の係止縦溝58
に係止する。
なお図中63は、キヤツプであつて、上述した
スプレーキヤツプが組付けられた壜体1の上端に
嵌込まれるものである。
さて上述した構成の本考案の使用形態は以下の
如くである。
第8図は、中栓体10における孔20,21,
22とノズル体35におけるノズル孔42,43
との相互位置関係を示したものであり、第9図は
この相互位置関係を平面的に不規則断面したもの
を示す。
第8図、第9図の各a図は、液体を注出しない
待機状態を示す。ここでは中栓体10の各孔2
0,21,22は、シール条33がノズル体35
の壁部36内周面に密接触した状態であるので封
鎖されており、係止縦条48は中央の係止縦溝5
8と係止し、係止舌片49は一対の係止片59間
で係止位置しているので、ノズル体35のみだり
な回動が防止され、待機状態が維持され、さらに
はノズル体35上面の待機模様50は前方を指向
して、上記状態が判断できるようになつている。
この状態で上記係止舌片49が一方の係止片5
9を乗り越えてノズル体35をb方向に回動させ
た姿勢が第8図、第9図のb図であつて、一方の
ストツパー片46が一方の組付片57の後端に当
接し、中栓体10の切欠部34一方端にノズル体
35の係止部47が当接し、さらに係止縦条48
が一方の係止縦溝58に係止する回動限で、ノズ
ル体35のスピンナー溝44は中栓体10の第
一、第二の孔20,21と対向して連通し、第一
のノズル孔42とスプレー模様51は前方を指向
する。
そこで壜体の胴部2を押圧して内圧を高める
と、壜体1内の液体は、パイプ24を介して中栓
体35の第一の縦円筒18に押し上げられて第一
の孔20からスピンナー溝44の一方の縦溝部4
4c内に送られ、また壜体1内の空気は、第二の
縦円筒19から第二の孔21を通つて他方の縦溝
部44b内に送られ、第一のノズル孔42からス
プレーされることになる。
壜体1の正立状態では、第一の弁室24におけ
る弁球29は逆止弁座28上に位置し、パイプ3
0からの液体の流れによつて弁球29は押し上げ
られるが、胴部2の押圧を停止すると同時に弁球
29は逆止弁座28上に復帰し、従つてパイプ3
0上端が密封された状態となるのでパイプ30内
の液体は下方にまで降りることはなく、胴部2へ
の次なる押圧操作によつて液体は直ちに第一の孔
20に送られる。すなわち液体は常に第一の孔2
0の近傍に待機しており、スプレー動作を間断な
く得ることができ、胴部2を大きく変形させる必
要はない。
またスプレー操作時に壜体1を傾け過ぎると、、
液体は第二の縦円筒19から第二の孔21に流
れ、スプレー効果が得られなくなる場合も想定さ
れるが、この考案では壜体1の傾斜によつて各弁
室24,25の弁球29,32は上端の阻止弁座
26,31に転動位置して液体の流出を停止する
ようになつている。
なお、各b図の姿勢で第三の孔22はノズル体
35内周面により封鎖されている。 次にノズル
体35をc方向に回動させた姿勢が第8図、第9
図の各c図であつて、他方のストツパー片46が
他方の組付片57の後端に当接し、中栓体10の
切欠部34他方端にノズル体35の係止部47が
当接し、さらに係止縦条48が他方の係止縦溝5
8に係止する回動限で、中栓体10の第三の孔2
2がノズル体35のガイド溝45延出端部に連通
対向位置し、第二のノズル孔43とストリーム模
様52とは、前方を指向する。
従つて壜体1内と外部とは、第三の孔22、ガ
イド溝45、第二のノズル孔43によつて連通す
ることになるので、壜体1を倒立させた上で胴部
2を押圧すると、液体は上記経路をたどつて第三
の孔22からストリームとして噴出することにな
る。
この壜体1の逆立姿勢では、各弁球29,32
が各阻止弁座26,31に位置し、かつ第一、第
二の孔20,21はノズル体35内周面により封
鎖されている。
以上の説明から明らかなように、本考案のスプ
レーキヤツプは、中栓体10とノズル体35とカ
バー体53とを主なる構成要素とし、中栓体10
内には一対の弁室24,25が設けられ、中栓体
10に対してノズル体35を回動させることによ
り、スプレー状態、或いはストリーム状態に切り
換えることができる。
そして、壜体1内の液体は、弁球29によつて
常にスプレー用の第一の孔20近傍に位置してい
るので、直ちにスプレーすることができ、また操
作時に壜体を傾け過ぎたような場合には液体の流
出を停止する構成となつているので、不充分なス
プレー状態となることはない。
また、ノズル体35の所定量の回動でスプレー
状態とストリーム状態とを簡単に切り換えること
ができて、その回動限及び待機状態の位置が規制
されるので、極めて使い易いものとなり、特に切
り換え時に、係止舌片49と係止片59との乗り
越えての弾性変形の軽い衝撃が手に伝達されるの
で、使用感が確実となる。
よつて本考案のスプレーキヤツプによれば、ス
プレー操作とストリーム操作が極めて簡単かつ確
実に行うことができ、両状態の切り換えが容易で
あり、しかもみだりに切り替ることはなく、構成
が簡単であつて成形が容易である等、多くの優れ
た作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図で
ある。第2図は壜体の斜視図である。第3図は中
栓体を示すものにして、aは斜視図、bは断面斜
視図である。第4図は中栓体内部の要部を示す断
面図である。第5図はノズル体を示すものにし
て、aは斜視図、bは断面斜視図である。第6図
はカバー体の斜視図である。第7図は各部材の組
付状態を示す断面図にして、長径方向と短径方向
に沿つて切断した不規則断面図である。第8図は
中栓体の孔とノズル体のノズル孔との相互位置関
係を示す説明図である。第9図は第8図の相互位
置関係を示す平面不規則断面図である。 符号の説明、1……壜体、2……胴部、5……
頂壁、6……口筒、10……中栓体、11……筒
壁、18……第一の縦円筒、19……第二の縦円
筒、20……第一の孔、21……第二の孔、22
……第三の孔、23……弁筒、24……第一の弁
室、25……第二の弁室、29……弁球、30…
…パイプ、32……弁球、33……シール条、3
5……ノズル体、36……壁部、39……外周
壁、42……第一のノズル孔、43……第二のノ
ズル孔、44……スピンナー溝、45……ガイド
溝、46……ストツパー片、47……係止部、4
8……係止縦条、49……係止舌片、53……カ
バー体、57……組付片、58……係止縦溝、5
9……係止片、63……キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軟質合成樹脂製壜体の口筒に組付けられ、スプ
    レー、ストリーム、待機の各姿勢に切換えること
    のできるスプレーキヤツプであつて、有頂円筒体
    の筒壁内に第一と第二の縦円筒を隣接して一体設
    し、下端に嵌込まれるパイプを介して前記壜体の
    底部と連通する第一の孔を前記第一の縦円筒から
    前記筒壁にかけて開口穿設すると共に、該第一の
    孔の下方に、上位に阻止弁座、下位に逆止弁座を
    設け、内部に弁球が収納された第一の弁室を形成
    し、前記第二の縦円筒から前記筒壁にかけて第二
    の孔と第三の孔とを上下にへだてて開口穿設する
    と共に、前記第二の孔の下方に、上位に阻止弁座
    を設け、内部に弁球が収納された第二の弁室を形
    成した中栓体と、該中栓体に回動自在かつ抜け出
    し不能に外装組付けされる有頂円筒体の壁部内面
    に、前記第一と第二の孔とに一緒に連通対向する
    ことのできるスピンナー溝を設けると共に該スピ
    ンナー溝中心の前記壁部に第一のノズル孔を開口
    穿設し、さらに該第一のノズル孔に隣接して前記
    第三の孔に連通対向することのできる第二のノズ
    ル孔を開口穿設したノズル体と、下端が前記壜体
    に不動に組付けられる筒体の上端に前記ノズル体
    の壁部外面の一部に面接する組付片を立設したカ
    バー体とから成り、前記中栓体の筒壁外周面の第
    一、第二、第三の各孔周囲を、前記ノズル体の壁
    部内周面に密接触させて組付け、前記ノズル体と
    カバー体との相互に対向する位置の一方に係止舌
    片を設けかつ他方に該係止舌片に軽く係止する平
    行姿勢の一対の係止片を設けると共に、前記ノズ
    ル体の壁部外面とカバー体の組付片内面との何れ
    か一方に係止縦条を設けかつ他方に該係止縦条が
    係止できる三本の係止縦溝を平行に三本刻設し、
    前記ノズル体の回動に伴うスプレー、ストリー
    ム、待機の各姿勢の位置決めを、前記係止舌片と
    各係止片および係止縦条と各係止縦溝との係止に
    よつて設定して成るスプレーキヤツプ。
JP18759783U 1983-10-24 1983-12-05 スプレ−キヤツプ Granted JPS6095961U (ja)

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