JPS6345807B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6345807B2 JPS6345807B2 JP15349583A JP15349583A JPS6345807B2 JP S6345807 B2 JPS6345807 B2 JP S6345807B2 JP 15349583 A JP15349583 A JP 15349583A JP 15349583 A JP15349583 A JP 15349583A JP S6345807 B2 JPS6345807 B2 JP S6345807B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- water
- comparator
- output
- charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 59
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 25
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 15
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 5
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 23
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 1
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は一般家庭等にて使用する電気湯沸器の
加熱制御装置に関するものである。
加熱制御装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来、この種の電気湯沸器においては、水温を
感知するサーモスタツト等の感熱素子を水の沸騰
点未満の温度(たとえば93℃)で作動させて、水
を加熱昇温するヒーターへの通電を停止するよう
にしてあるため、水を沸騰させることができず、
充分な水の殺菌やカルキ抜きの効果が得られなか
つた。
感知するサーモスタツト等の感熱素子を水の沸騰
点未満の温度(たとえば93℃)で作動させて、水
を加熱昇温するヒーターへの通電を停止するよう
にしてあるため、水を沸騰させることができず、
充分な水の殺菌やカルキ抜きの効果が得られなか
つた。
すなわち、感温素子の動作温度には必ずばらつ
きがあるために、動作温度を水の沸騰点近くに設
定しても、水が沸騰しているのにもかかわらず感
温素子が作動せず連続沸騰という危険な状態を引
き起すものがあるため、現在のこの種の電気湯沸
器にあつては前述の通り、感熱素子の動作温度
を、水温が93℃程度に到達したときに作動する
ように設定することにより、上述の危険を回避し
ていた。
きがあるために、動作温度を水の沸騰点近くに設
定しても、水が沸騰しているのにもかかわらず感
温素子が作動せず連続沸騰という危険な状態を引
き起すものがあるため、現在のこの種の電気湯沸
器にあつては前述の通り、感熱素子の動作温度
を、水温が93℃程度に到達したときに作動する
ように設定することにより、上述の危険を回避し
ていた。
したがつて、このような電気湯沸器において
は、充分な水の殺菌やカルキ抜きができないとい
う欠点を有している。
は、充分な水の殺菌やカルキ抜きができないとい
う欠点を有している。
そこで、これら欠点の解消方法として、第1図
のブロツク図に示すような沸騰型の電気湯沸器が
ある。
のブロツク図に示すような沸騰型の電気湯沸器が
ある。
その構成を説明すると、水の沸騰点未満の温度
(A)にて作動する感熱素子1と、この感熱素子1の
作動から一定時間(Td)経過後、ヒータ3への
通電を停止する遅延装置2を設けた構成とし、水
を沸騰させた後に必ずヒータ3への通電を停止す
ることが可能としている。
(A)にて作動する感熱素子1と、この感熱素子1の
作動から一定時間(Td)経過後、ヒータ3への
通電を停止する遅延装置2を設けた構成とし、水
を沸騰させた後に必ずヒータ3への通電を停止す
ることが可能としている。
しかしながら、この沸騰型の電気湯沸器におい
ては、所定温度(A)感知後、一定時間ヒータ3への
通電を遅延するため、湯沸し水量によつて沸騰時
間が極端に変動してしまう。それを示したのが第
2図のグラフで、湯沸し水量が多い場合(実線で
水温変化を示す)には、水温上昇が緩かであるた
め、所定温度(A)に到達してから沸騰開始までの時
間(T1)は、水温上昇が急な湯沸し水量が少い
場合(破線で水温変化を示す)の同沸騰開始まで
の時間(T2)に比べて長くなる。したがつて、
湯沸し水量が多い場合の水の沸騰時間(T3)は、
所定温度(A)感知後のヒータ3への通電遅延時間
(Td)が一定であるために、湯沸し水量が少い場
合の湯騰時間(T4)に比べて短くなる。
ては、所定温度(A)感知後、一定時間ヒータ3への
通電を遅延するため、湯沸し水量によつて沸騰時
間が極端に変動してしまう。それを示したのが第
2図のグラフで、湯沸し水量が多い場合(実線で
水温変化を示す)には、水温上昇が緩かであるた
め、所定温度(A)に到達してから沸騰開始までの時
間(T1)は、水温上昇が急な湯沸し水量が少い
場合(破線で水温変化を示す)の同沸騰開始まで
の時間(T2)に比べて長くなる。したがつて、
湯沸し水量が多い場合の水の沸騰時間(T3)は、
所定温度(A)感知後のヒータ3への通電遅延時間
(Td)が一定であるために、湯沸し水量が少い場
合の湯騰時間(T4)に比べて短くなる。
すなわち、この構成では湯沸し水量によつて沸
騰時間が変動し、湯沸し水量が少ないほど、沸騰
時間が長くなるために、危険性が増す上に、必要
以上にヒータ3への通電がなされるため、不経済
でもあるという問題があつた。
騰時間が変動し、湯沸し水量が少ないほど、沸騰
時間が長くなるために、危険性が増す上に、必要
以上にヒータ3への通電がなされるため、不経済
でもあるという問題があつた。
発明の目的
本発明はこのような従来の問題を解消し、湯沸
し水量が変動しても、沸騰時間を一定にすること
が可能な電気湯沸器の加熱制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。
し水量が変動しても、沸騰時間を一定にすること
が可能な電気湯沸器の加熱制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。
発明の構成
前記目的を達成するため、本発明の電気湯沸器
の加熱制御装置は、第3図のシステムブロツク図
に示すように、液体(水)の温度を検知する感温
素子11の温度が所定の第1の温度レベルに到達
したときに第1の検知信号を、同感温素子11の
温度が第1の温度レベル以上の第2温度レベルに
到達したときに第2の検知信号を出力する検知装
置12と、この検知装置12の第1の検知信号に
より充電を開始し、第2の検知信号により放電を
開始する充放電装置13と、この充放電装置13
が所定の放電レベルに到達したことにより液体加
熱用の発熱体15への通電を停止する駆動装置1
4より構成されており、第1および第2温度レベ
ルを設定した検知装置12の出力にて充放電装置
13の状態を制御することにより、湯沸し水量に
かかわらず、沸騰時間を一定にするものである。
の加熱制御装置は、第3図のシステムブロツク図
に示すように、液体(水)の温度を検知する感温
素子11の温度が所定の第1の温度レベルに到達
したときに第1の検知信号を、同感温素子11の
温度が第1の温度レベル以上の第2温度レベルに
到達したときに第2の検知信号を出力する検知装
置12と、この検知装置12の第1の検知信号に
より充電を開始し、第2の検知信号により放電を
開始する充放電装置13と、この充放電装置13
が所定の放電レベルに到達したことにより液体加
熱用の発熱体15への通電を停止する駆動装置1
4より構成されており、第1および第2温度レベ
ルを設定した検知装置12の出力にて充放電装置
13の状態を制御することにより、湯沸し水量に
かかわらず、沸騰時間を一定にするものである。
実施例の説明
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例を
説明する。
説明する。
第4図において11は負の温度係数を有するサ
ーミスタ等で構成した感温素子で、液体を収容す
る容器(図示せず)の底部等に取付けられる。1
2は検知装置、13は充放電装置、14は駆動装
置で以下それぞれについて説明する。
ーミスタ等で構成した感温素子で、液体を収容す
る容器(図示せず)の底部等に取付けられる。1
2は検知装置、13は充放電装置、14は駆動装
置で以下それぞれについて説明する。
検知装置12は抵抗16〜22、オープンコレ
クタ出力型の比較器23〜25およびダイオード
26より構成され、抵抗16と前記感温素子11
で直流電圧Vccを分圧した電圧Vxを比較器23
の−入力端子および比較器24の+入力端子に入
力し、抵抗17〜19にてVccを分圧して感温素
子11の第1温度レベルに対応した分割高電圧
V1を比較器23の+入力端子に、また感温素子
11の第2温度レベルに対応した分割低電圧V2
を比較器24の−入力端子にそれぞれ入力し、比
較器25の−入力は比較器24の出力端子、一端
がVccに接続された抵抗20の他端およびダイオ
ード26のアノードが接続され、このダイオード
26のカソードは比較器23の出力に接続されて
おり、したがつて比較器24の出力は比較器23
の出力に対してワイヤード・オア接続としてあ
る。また比較器25の+入力端子には、略同抵抗
値を有する抵抗21,22にて略1/2Vccの電圧
が与えられている。
クタ出力型の比較器23〜25およびダイオード
26より構成され、抵抗16と前記感温素子11
で直流電圧Vccを分圧した電圧Vxを比較器23
の−入力端子および比較器24の+入力端子に入
力し、抵抗17〜19にてVccを分圧して感温素
子11の第1温度レベルに対応した分割高電圧
V1を比較器23の+入力端子に、また感温素子
11の第2温度レベルに対応した分割低電圧V2
を比較器24の−入力端子にそれぞれ入力し、比
較器25の−入力は比較器24の出力端子、一端
がVccに接続された抵抗20の他端およびダイオ
ード26のアノードが接続され、このダイオード
26のカソードは比較器23の出力に接続されて
おり、したがつて比較器24の出力は比較器23
の出力に対してワイヤード・オア接続としてあ
る。また比較器25の+入力端子には、略同抵抗
値を有する抵抗21,22にて略1/2Vccの電圧
が与えられている。
充放電装置13は、充放電用のコンデンサ2
6、充電用の抵抗27および充放電用の抵抗28
で構成され、コンデンサ26の+極および充放電
用の抵抗28の一端をVccに接続し、コンデンサ
の−極及び同抵抗28の他端は充電用の抵抗27
の一端に接続するとともに、ここに生ずる充放電
装置13の出力電圧V3を駆動装置14の+入力
端子に入力している。また、充電用の抵抗27の
他端は検知装置12の比較器25の出力に接続さ
れている。
6、充電用の抵抗27および充放電用の抵抗28
で構成され、コンデンサ26の+極および充放電
用の抵抗28の一端をVccに接続し、コンデンサ
の−極及び同抵抗28の他端は充電用の抵抗27
の一端に接続するとともに、ここに生ずる充放電
装置13の出力電圧V3を駆動装置14の+入力
端子に入力している。また、充電用の抵抗27の
他端は検知装置12の比較器25の出力に接続さ
れている。
駆動装置14は、抵抗29〜31、オープンコ
レクタ出力型の比較器32、PNP型のトランジ
スタ33およびリレー34等より構成され、比較
器32の+入力端子には前述の通り、充放電装置
13の出力電圧V3が入力され、同比較器32の
−入力端子には抵抗29,30にて定まる電圧
V4が与えられる。
レクタ出力型の比較器32、PNP型のトランジ
スタ33およびリレー34等より構成され、比較
器32の+入力端子には前述の通り、充放電装置
13の出力電圧V3が入力され、同比較器32の
−入力端子には抵抗29,30にて定まる電圧
V4が与えられる。
比較器32の出力はダイオード35および36
を介して比較器23および比較器24のそれぞれ
の出力端子に接続された所謂ワイヤード・オア接
続となつている。また比較器32の出力は抵抗3
1を介してトランジスタ33のベースに接続さ
れ、このトランジスタ33のエミツタはVccに、
コレクタはリレー34のコイルの一端に接続さ
れ、コイルの他端はGNDに接続されている。
を介して比較器23および比較器24のそれぞれ
の出力端子に接続された所謂ワイヤード・オア接
続となつている。また比較器32の出力は抵抗3
1を介してトランジスタ33のベースに接続さ
れ、このトランジスタ33のエミツタはVccに、
コレクタはリレー34のコイルの一端に接続さ
れ、コイルの他端はGNDに接続されている。
また、リレー34の接点34aは発熱体15と
直列に接続され、この直列接続体は交流電源37
に接続されている。
直列に接続され、この直列接続体は交流電源37
に接続されている。
なお、38,39は補助発熱体およびサーモス
タツトで液体が発熱体15にて沸騰した後、水温
を92〜94℃程度に保つ保温用の回路で、補助発熱
体38の発熱量は発熱体15の発熱量に比べてか
なり小さくしてある。
タツトで液体が発熱体15にて沸騰した後、水温
を92〜94℃程度に保つ保温用の回路で、補助発熱
体38の発熱量は発熱体15の発熱量に比べてか
なり小さくしてある。
上記構成においてその動作を第4図および第5
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
(1) 感温素子11の温度が第1温度レベル未満の
とき(水温がT1℃未満のとき) 感温素子11の抵抗値が大きく、したがつて
VX>V1>V2となるので、比較器23の出力は
“L”、比較器24の出力は比較器23の出力に
対してワイヤード・オア接続されているので同
じく“L”となる。したがつて比較器25の出
力はその+入力電圧の方が−入力電圧より高く
なるので“H”となり、充放電装置13は動作
せず、その出力電圧(=比較器32の+入力電
圧)V3はVccを保持し、V3>V4となつて比較
器32の力は“H”になろうとするが、この出
力は比較器23の出力にワイヤード・オア接続
されているので結局“L”となり、トランジス
タ33がON、同じくリレー34もON状態と
なつて接点34aが閉じられ発熱体15への通
電がなされる。
とき(水温がT1℃未満のとき) 感温素子11の抵抗値が大きく、したがつて
VX>V1>V2となるので、比較器23の出力は
“L”、比較器24の出力は比較器23の出力に
対してワイヤード・オア接続されているので同
じく“L”となる。したがつて比較器25の出
力はその+入力電圧の方が−入力電圧より高く
なるので“H”となり、充放電装置13は動作
せず、その出力電圧(=比較器32の+入力電
圧)V3はVccを保持し、V3>V4となつて比較
器32の力は“H”になろうとするが、この出
力は比較器23の出力にワイヤード・オア接続
されているので結局“L”となり、トランジス
タ33がON、同じくリレー34もON状態と
なつて接点34aが閉じられ発熱体15への通
電がなされる。
(2) 感温素子11の温度が第1温度レベル以上第
2温度レベル未満のとき(水温がT1℃以上T2
℃未満のとき) 発熱体15の加熱により水温が上昇してT1
℃に到達して感温素子11の温度が第1温度レ
ベルを越えると、感温素子11の抵抗値が(1)よ
り小さくなつて、V1>VX>V2となり、比較器
23及び比較器24の出力は共に“H”とな
り、比較器25の出力はその+入力電圧より−
入力電圧が高くなるので“L”となり、充放電
装置13は、Vccよりコンデンサ26および抵
抗27,28に電流が流れてコンデンサ26は
徐々に充電され、その出力電圧V3はVccより
抵抗27,28およびコンデンサ26にて定ま
る時定数にて徐々に低下する。V3>V4の状態
においては比較器32の出力は“H”になろう
とするが、この出力は比較器25の出力にワイ
ヤード・オア接続されているので結局“L”と
なり、またV3<V4の状態となれば自分自身で
その出力を“L”とするため、結局トランジス
タ33はON状態を保持、したがつてリレー3
4もON状態を保持し、発熱体15への通電が
保持される。
2温度レベル未満のとき(水温がT1℃以上T2
℃未満のとき) 発熱体15の加熱により水温が上昇してT1
℃に到達して感温素子11の温度が第1温度レ
ベルを越えると、感温素子11の抵抗値が(1)よ
り小さくなつて、V1>VX>V2となり、比較器
23及び比較器24の出力は共に“H”とな
り、比較器25の出力はその+入力電圧より−
入力電圧が高くなるので“L”となり、充放電
装置13は、Vccよりコンデンサ26および抵
抗27,28に電流が流れてコンデンサ26は
徐々に充電され、その出力電圧V3はVccより
抵抗27,28およびコンデンサ26にて定ま
る時定数にて徐々に低下する。V3>V4の状態
においては比較器32の出力は“H”になろう
とするが、この出力は比較器25の出力にワイ
ヤード・オア接続されているので結局“L”と
なり、またV3<V4の状態となれば自分自身で
その出力を“L”とするため、結局トランジス
タ33はON状態を保持、したがつてリレー3
4もON状態を保持し、発熱体15への通電が
保持される。
(3) 感温素子11の温度が第2温度レベル以上と
なつたとき(水温がT2℃以上となつたとき) 水温がさらに上昇してT2℃に到達して感温
素子11の温度が第2温度レベルを越えると、
感温素子11の抵抗値はさらに小さくなつて
V1>V2>VXとなり、比較器23の出力は
“H”を保持、比較器24の出力は“H”から
“L”になり、したがつて比較器25の出力は
その+入力電圧が−入力電圧より高くなるので
“L”から“H”になるため、充放電装置13
はこれまでの充電状態から放電状態に変わる。
すなわちコンデンサ26にチヤージされた電荷
が抵抗28を通じて放電するため出力電圧(=
比較器32の+入力電圧)V3はVccに向つて
抵抗28およびコンデンサ26にて定まる時定
数にて徐々に上昇して、ついには比較器32の
−入力電圧を越える。したがつて比較器32の
出力は“L”から“H”となり、トランジスタ
33及びリレー34がOFFとなり、発熱体1
5への通電が停止され、以降は補助ヒータ38
及びサーモスタツト39にて保温される。
なつたとき(水温がT2℃以上となつたとき) 水温がさらに上昇してT2℃に到達して感温
素子11の温度が第2温度レベルを越えると、
感温素子11の抵抗値はさらに小さくなつて
V1>V2>VXとなり、比較器23の出力は
“H”を保持、比較器24の出力は“H”から
“L”になり、したがつて比較器25の出力は
その+入力電圧が−入力電圧より高くなるので
“L”から“H”になるため、充放電装置13
はこれまでの充電状態から放電状態に変わる。
すなわちコンデンサ26にチヤージされた電荷
が抵抗28を通じて放電するため出力電圧(=
比較器32の+入力電圧)V3はVccに向つて
抵抗28およびコンデンサ26にて定まる時定
数にて徐々に上昇して、ついには比較器32の
−入力電圧を越える。したがつて比較器32の
出力は“L”から“H”となり、トランジスタ
33及びリレー34がOFFとなり、発熱体1
5への通電が停止され、以降は補助ヒータ38
及びサーモスタツト39にて保温される。
動作の説明は以上のとおりであるが、次に水量
が変動したときの湯沸し特性および回路動作につ
いて説明する。
が変動したときの湯沸し特性および回路動作につ
いて説明する。
第6図は水量が多い場合()と少ない場合
()の湯沸し特性を感温素子11の温度が第1
温度レベルに到達した時(VX=V1となる時)の
時間を基準にとつて示したグラフである。
()の湯沸し特性を感温素子11の温度が第1
温度レベルに到達した時(VX=V1となる時)の
時間を基準にとつて示したグラフである。
これまでの説明の通りVXがV1以下となると、
比較器32の+入力電圧は徐々に低下し、VXが
V2以下となると上昇しはじめ比較器32の−入
力電圧を越えると発熱体15への通電が停止され
るが、同図bに示すように、水量が少ない場合
()はVXがV1通過後V2に等しくなるまでの時
間は、水量が多い場合()に比べ水温上昇が早
いので短くなるために、VX=V2となつた時点に
おける比較器32のの+入力電圧を、VA、
の同電圧をVBとすればVB>VAとなる。
比較器32の+入力電圧は徐々に低下し、VXが
V2以下となると上昇しはじめ比較器32の−入
力電圧を越えると発熱体15への通電が停止され
るが、同図bに示すように、水量が少ない場合
()はVXがV1通過後V2に等しくなるまでの時
間は、水量が多い場合()に比べ水温上昇が早
いので短くなるために、VX=V2となつた時点に
おける比較器32のの+入力電圧を、VA、
の同電圧をVBとすればVB>VAとなる。
以降、比較器32の+入力電圧は上昇して同一
入力電圧V4に達したときに発熱体15への通電
が停止されるのであるが、VB>VAなので、水量
が少ない場合()の方がV4に達するのが早く、
したがつて感温素子11の温度が第2温度レベル
に達して(VX=V2となつた時)から発熱体15
への通電が停止されるまでの時間が短くなる。
入力電圧V4に達したときに発熱体15への通電
が停止されるのであるが、VB>VAなので、水量
が少ない場合()の方がV4に達するのが早く、
したがつて感温素子11の温度が第2温度レベル
に達して(VX=V2となつた時)から発熱体15
への通電が停止されるまでの時間が短くなる。
VX=V2となつた時点から沸騰開始までの時間
は水量の少ない場合()の方が短く、また上述
の通りVX=V2となつた時点から発熱体15への
通電が停止されるまでの時間が短いため、沸騰時
間は水量が少ない場合()も多い場合()も
同じにすることができる。
は水量の少ない場合()の方が短く、また上述
の通りVX=V2となつた時点から発熱体15への
通電が停止されるまでの時間が短いため、沸騰時
間は水量が少ない場合()も多い場合()も
同じにすることができる。
すなわち、水量変動に対する感温素子11の温
度受感特性に鑑みて、抵抗27,28、コンデン
サ26、電圧V1,V2及びV4を設定すれば、水量
変動に関係なく沸騰時間を一定にすることが可能
となる。
度受感特性に鑑みて、抵抗27,28、コンデン
サ26、電圧V1,V2及びV4を設定すれば、水量
変動に関係なく沸騰時間を一定にすることが可能
となる。
発明の効果
以上の説明から明なかなように、本発明の電気
湯沸器の加熱制御装置は、2つの検知温度レベル
を通過する間、充放電装置を充電させ、以降、放
電させて、所定のレベルに到達した時に発熱体へ
の通電を停止するので、水量変動に関係なく沸騰
時間を一定にすることが可能となり、したがつて
従来に比べて安全性が向上し、省エネになるなど
その工業的価値は大なるものである。
湯沸器の加熱制御装置は、2つの検知温度レベル
を通過する間、充放電装置を充電させ、以降、放
電させて、所定のレベルに到達した時に発熱体へ
の通電を停止するので、水量変動に関係なく沸騰
時間を一定にすることが可能となり、したがつて
従来に比べて安全性が向上し、省エネになるなど
その工業的価値は大なるものである。
第1図は従来の沸騰型の電気湯沸器を示すシス
テムブロツク図、第2図は同電気湯沸器の水温の
変化を示す特性図、第3図は本発明の電気湯沸器
の加熱制御装置を示すシステムブロツク図、第4
図は本発明の一実施例を示す電気回路図、第5図
は同電気回路図の動作を示すタイムチヤート図、
第6図は同電気回路図にて水量変動に対する要部
動作を示すタイムチヤート図である。 11……感温素子、12……検知装置、13…
…充放電装置、14……駆動装置、15……発熱
体。
テムブロツク図、第2図は同電気湯沸器の水温の
変化を示す特性図、第3図は本発明の電気湯沸器
の加熱制御装置を示すシステムブロツク図、第4
図は本発明の一実施例を示す電気回路図、第5図
は同電気回路図の動作を示すタイムチヤート図、
第6図は同電気回路図にて水量変動に対する要部
動作を示すタイムチヤート図である。 11……感温素子、12……検知装置、13…
…充放電装置、14……駆動装置、15……発熱
体。
Claims (1)
- 1 液体を加熱する発熱体と、この発熱体により
加熱された液体の温度を検知する感温素子と、こ
の感温素子の温度が所定の第1温度レベルに到達
したときに第1の検知信号を出力し、かつ同感温
素子の温度が前記第1温度レベル以上の第2温度
レベルに到達したときに第2の検知信号を出力す
る検知装置と、この検知装置の第1の検知信号に
より充電を開始し、かつ第2の検知信号により放
電を開始する充放電装置と、この充放電装置が所
定の放電レベルに到達したことを判断して前記発
熱体への通電を停止する駆動装置よりなる電気湯
沸器の加熱制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15349583A JPS6045321A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 電気湯沸器の加熱制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15349583A JPS6045321A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 電気湯沸器の加熱制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6045321A JPS6045321A (ja) | 1985-03-11 |
JPS6345807B2 true JPS6345807B2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=15563802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15349583A Granted JPS6045321A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 電気湯沸器の加熱制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045321A (ja) |
-
1983
- 1983-08-22 JP JP15349583A patent/JPS6045321A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6045321A (ja) | 1985-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1993020670A1 (en) | Heating apparatus having thermistor of positive temperature coefficient | |
JPS6345807B2 (ja) | ||
JPS6311009B2 (ja) | ||
JPH0555491U (ja) | 自己温度制御型ヒータ | |
JPS5934411Y2 (ja) | 湯温制御装置 | |
JPS58209772A (ja) | 加熱ロ−ラ定着装置における温度制御装置 | |
JPS5820967Y2 (ja) | オンドコントロ−ラ | |
JPS5934412Y2 (ja) | 湯温制御装置 | |
JP2568640B2 (ja) | 電気湯沸かし器 | |
JPS6053882B2 (ja) | 温度制御装置 | |
JP2783879B2 (ja) | アイロン | |
JPS623447B2 (ja) | ||
JPS6044689B2 (ja) | 温度制御装置の検温素子断線検知装置 | |
JPH0337552Y2 (ja) | ||
JP3189458B2 (ja) | 電気湯沸かし器の位相制御回路 | |
JPS58163025A (ja) | 温度制御装置 | |
JPH0118725B2 (ja) | ||
JPS5943416A (ja) | 温度制御装置 | |
JP2000005072A (ja) | 電気ポット | |
JPS5998220A (ja) | 制御装置 | |
JPH0215085B2 (ja) | ||
SU387347A1 (ru) | Б1-'1блис п;1кл | |
SU442463A1 (ru) | Устройство дл регулировани температуры | |
JPS6120516A (ja) | 電気湯沸し器 | |
JPS6125547Y2 (ja) |