JPS6345703B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6345703B2
JPS6345703B2 JP56052624A JP5262481A JPS6345703B2 JP S6345703 B2 JPS6345703 B2 JP S6345703B2 JP 56052624 A JP56052624 A JP 56052624A JP 5262481 A JP5262481 A JP 5262481A JP S6345703 B2 JPS6345703 B2 JP S6345703B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
rubber
parts
resistance
aging
Prior art date
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Expired
Application number
JP56052624A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57167335A (en
Inventor
Hideo Nagasaki
Gosaku Pponda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP5262481A priority Critical patent/JPS57167335A/ja
Publication of JPS57167335A publication Critical patent/JPS57167335A/ja
Publication of JPS6345703B2 publication Critical patent/JPS6345703B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐熱性、耐オゾン性さらには耐屈曲亀
裂性にすぐれたゴム用老化防止剤に関し、さらに
詳しくは主成分を97重量%以上含有するN―フエ
ニル―N′―アルキル―p―フエニレンジアミン
(アルキルとは炭素数3〜6のアルキル基をいう)
20〜70重量%と2―メルカプトベンゾイミダゾー
ル又は2―メルカプトメチルベンゾイミダゾール
80〜30重量%とからなることを特徴とするゴム用
老化防止剤に関するものである。 一般に天然ゴムあるいは合成ゴム製品は熱およ
びオゾンさらにはくりかえし屈曲などによる老化
がすすみ、使用に耐えなくなることはよく知られ
ている。 従来かかる老化を防止するために種々の方法が
提案されているがその多くは種々の老化防止剤を
使用するものである。 しかしながら、特に近年ではタイヤのラジアル
化、ベルトコンベアーの高速化等のようにゴム製
品がより老化しやすい条件下で長期寿命を保持す
ることが強く望まれており従来の老化防止剤では
満足しうる性能が得られなかつた。 このようなことから本発明者らは特に耐熱性、
耐オゾン性さらには耐屈曲性にもすぐれる老化防
止剤について鋭意検討の結果高純度のN―フエニ
ル―N′―アルキル―p―フエニレンジアミン
(アルキルとは炭素数3〜6のアルキル基をいう)
20〜70重量%と特定のイミダゾール系化合物すな
わち2―メルカプトベンゾイミダゾール又は2―
メルカプトメチルベンゾイミダゾール80〜30重量
%からなる老化防止剤がゴム製品の耐熱性、耐オ
ゾン性さらには耐屈曲亀裂性に極めてすぐれた性
能を有しており長時間使用しても、その性能が維
持できることを見出し本発明を完成した。 すなわち、本発明は主成分を97重量%以上含有
するN―フエニル―N′―アルキル―p―フエニ
レンジアミン、例えばN―フエニル―N′―イソ
プロピル―p―フエニレンジアミン、N―フエニ
ル―N′―sec―ブチル―p―フエニレンジアミ
ン、N―フエニル―N′―1,3―ジメチルブチ
ル―p―フエニレンジアミン20〜70重量%、好ま
しくは30〜60重量%と特定のイミダゾール系化合
物すなわち、2―メルカプトベンゾイミダゾール
又は2―メルカプトメチルベンゾイミダゾール80
〜30重量%好ましくは70〜40重量%からなる耐熱
性、耐オゾン性、耐屈曲性にすぐれた性能を有す
るゴム用老化防止剤を提供するものである。 本発明のゴム用老化防止剤はかかる耐熱性、耐
屈曲性、耐オゾン性において極めてすぐれた性能
を有しており、さらには実用上長期間使用しても
その性能が維持できるというすぐれた性能を有す
るものである。 本発明において用いられる高純度のN―フエニ
ル―N′―アルキル―P―フエニレンジアミンは
主成分を97.0重量%以上含有するものであるが、
従来一般に市販されているものはその主成分がせ
いぜい88〜95重量%であつて、かなり低純度であ
るばかりでなく、多くはp―アミノフエノールな
どの不純成分を多く含有しゴムの物性上好ましか
らざる影響を有していたのである。 本発明者らは、かかるN―フエニル―N′―ア
ルキル―p―フエニレンジアミンを一段と高純度
にし不純成分を減少せしめることによつてはじめ
て、特定のイミダゾール系化合物、すなわち2―
メルカプトベンゾイミダゾール又は2―メルカプ
トメチルベンゾンゾイミダゾールとの併用効果が
あることを見出したのである。 耐熱性、耐オゾン性、耐屈曲性が同時に要求さ
れる用途には従来多くは三種以上の老化防止剤が
使用されていたが性能的に満足しうるものはな
く、本発明の老化防止剤においてはじめて耐熱
性、耐オゾン性、耐屈曲性に極めてすぐれた効果
を発揮することができる。 本発明の老化防止剤は天然ゴムは勿論のこと、
スチレンブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリ
ルブタジエン共重合ゴム、ポリブタジエンゴム、
ポリイソプレンゴム、ポリクロロプレンゴム等の
合成ゴムに添加され、ゴムへの添加量はゴム100
重量部に対して、0.1〜7重量部、好ましくは0.5
〜4重量部である。また、本発明の老化防止剤の
使用に際してゴムへの添加方法は、N―フエニル
―N′―アルキル―p―フエニレンジアミンと2
―メルカプトベンゾイミダゾール又は2―メルカ
プトメチルベンゾイミダゾールを別々に添加して
もよく、あるいはあらかじめ両者を混合したもの
を添加してもよい。 次に実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。なお例中部とあるのは重量部を示す。 実施例 1 天然ゴム100部、HAFカーボン45部、亜鉛華5
部、イオウ2.5部、ステアリン酸1部、プロセス
油5部、N―シクロヘキシルベンゾチアジルスル
フエンアミド(加硫促進剤)0.5部および第1表
に示した老化防止剤2部からなる配合物を常法に
より6インチφオープンロールにて配合し、140
℃にて30分間加硫して試料を作成した。この試料
を用いて熱老化試験、オゾン老化試験および屈曲
亀裂試験を行なつた。 なお、それぞれの試験はJIS K−6301に準拠し
て行ない、熱老化試験は、試験管加熱老化機を用
いて100℃にて48時間熱老化させた後、破断強度
の保持率(%)を測定した。 オゾン老化試験は、オゾンウエザメーター中
で、オゾン濃度50pphm、温度40℃、動的伸張率
20%にて、肉眼でわかるクラツクが発生するまで
の時間を測定した。また、ギヤーオーブンを用い
て100℃にて24時間熱処理した後の試料について
も同様の試験を行なつた。 屈曲亀裂試験は、試料に原長2mmのキズを入れ
1万回後のキズの長さを測定した。また、ギヤー
オーブンを用いて100℃にて24時間熱処理した後
の試料についても同様の試験を行なつた。 結果を第2表に示す。
【表】 実施例 2 スチレンブタジエンゴム100部、HAFカーボン
50部、プロセス油5部、亜鉛華5部、ステアリン
酸3部、イオウ2.5部、N―シクロヘキシルベン
ゾチアジルスルフエンアミド(加硫促進剤)1部
および実施例1と同様の老化防止剤2部からなる
配合物を常法により6インチφオープンロールに
て配合し、145℃にて30分間加硫したものについ
て、実施例1と同様にして試験した。 なお、熱老化試験は110℃にて48時間老化し、
またオゾン老化および屈曲亀裂試験では、熱処理
前の試験片および110℃にて24時間熱処理した後
の試験片を用いた。 結果を第2表にまとめた。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主成分を97重量%以上含有するN―フエニル
    ―N′―アルキル―p―フエニレンジアミン(ア
    ルキルとは炭素数3〜6のアルキル基をいう)20
    〜70重量%と、2―メルカプトベンゾイミダゾー
    ル又は2―メルカプトメチルベンゾイミダゾール
    80〜30重量%とからなることを特徴とするゴム用
    老化防止剤。
JP5262481A 1981-04-07 1981-04-07 Age resistor for rubber Granted JPS57167335A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5262481A JPS57167335A (en) 1981-04-07 1981-04-07 Age resistor for rubber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5262481A JPS57167335A (en) 1981-04-07 1981-04-07 Age resistor for rubber

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57167335A JPS57167335A (en) 1982-10-15
JPS6345703B2 true JPS6345703B2 (ja) 1988-09-12

Family

ID=12919958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5262481A Granted JPS57167335A (en) 1981-04-07 1981-04-07 Age resistor for rubber

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JP (1) JPS57167335A (ja)

Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5240976A (en) * 1992-08-21 1993-08-31 Ciba-Geigy Corporation N,N'-alkenylene amine/mercaptotolylimidazole blends as high temperature antioxidants for elastomers
JP6147594B2 (ja) * 2013-07-09 2017-06-14 東洋ゴム工業株式会社 タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

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JPS4917248A (ja) * 1972-06-03 1974-02-15
JPS5066544A (ja) * 1973-10-15 1975-06-04

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JPS4917248A (ja) * 1972-06-03 1974-02-15
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Also Published As

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JPS57167335A (en) 1982-10-15

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