JPH0365830B2 - - Google Patents

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JPH0365830B2
JPH0365830B2 JP59101338A JP10133884A JPH0365830B2 JP H0365830 B2 JPH0365830 B2 JP H0365830B2 JP 59101338 A JP59101338 A JP 59101338A JP 10133884 A JP10133884 A JP 10133884A JP H0365830 B2 JPH0365830 B2 JP H0365830B2
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bismaleimide
rubber
phenylene
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sulfur
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はゴムの老化防止方法に関し、さらに詳
しくはイオウ架橋系ゴムの耐オゾン性、耐屈曲性
および耐熱性を改良する方法に関するものであ
る。 天然ゴム、合成ゴムなどのゴム製品には、通常
カーボンブラツクが配合されている。そしてゴム
製品は一般に、オゾンおよび繰返し屈曲、さらに
は熱などによつて老化が進行し、ついには使用に
耐えなくなることはよく知られている。 かかる老化を防止する目的で従来より数多くの
方法が提案されているが、その多くは種々の老化
防止剤、例えばN−フエニル−N′−アルキル−
p−フエニレンジアミン、N,N′−ジアリール
−p−フエニレンジアミン等のp−フエニレンジ
アミン類、あるいはワツクスなどを使用するもの
である。 しかしながら、近年ではタイヤのラジアル化、
ベルトコンベアーの高速化などに伴つて、ゴム製
品がより劣化しやすい条件下で長寿命を保持する
ことが強く望まれており、公知老化防止剤は、か
かる要求に対し必ずしも充分対応できるものでは
なかつた。 このようなことから本発明者らは、耐オゾン
性、耐屈曲性および耐熱性において優れた性能を
有し、さらには長時間使用してもその性能が維持
できるゴムの配合処方を開発すべく鋭意検討を行
つた結果、カーボンブラツクおよびワツクスとと
もに、ビスマレイミド類およびp−フエニレンジ
アミン類を配合することにより、イオウ架橋系ゴ
ム製品の耐オゾン性、耐屈曲性および耐熱性を改
良することができ、加えて長時間使用してもその
性能が維持できることを見出し、本発明を完成し
た。 すなわち本発明は、イオウ架橋系ゴムに、カー
ボンブラツク、ワツクス、一般式() (式中、Rは2価の非環状脂肪族基、環状脂肪
族基、芳香族基、アルキル芳香族基であつて、こ
れらは鎖中または側部置換基にO、N、Sのよう
なヘテロ原子を含むことができる。) で示されるビスマレイミド類、および一般式
() (式中、R1、R2はそれぞれ独立に脂肪族基、
芳香族基、アルキル芳香族基を示す。) で示されるp−フエニレンジアミン類を配合する
ことを特徴とするイオウ架橋系ゴムの老化防止方
法を提供するものである。 本発明の成分の一つであるビスマレイミド類
は、アメリカ合衆国特許第2925407号に記載され
ているように、パーオキサイド架橋系ゴムにおけ
る共架橋剤として知られているが、イオウ架橋系
ゴムに単独使用した場合は、耐オゾン、耐熱など
の性能は認められず、むしろ耐屈曲性能を低下せ
しめるものであつた。 また、本発明の別の成分であるp−フエニレン
ジアミン類は、それ単独使用では前記したように
老化防止剤として充分満足しうるものではなかつ
た。 ところが、イオウ架橋系ゴムに、カーボンブラ
ツクおよびワツクスとともに、ビスマレイミド類
およびp−フエニレンジアミン類を併用した場合
には、予期しえない化学変化が起こるためか、そ
れぞれの単独使用からは考えられない優れた耐オ
ゾン効果が得られ、しかしその効果を長時間にわ
たつて保持でき、加えて耐屈曲性、耐熱性におい
ても優れた効果が得られることを見出したのであ
る。 本発明で用いる一般式()のビスマレイミド
類としては例えば、 N,N′−エチレンビスマレイミド、 N,N′−ヘキサメチレンビスマレイミド、 N,N′−ドデカメチレンビスマレイミド、 N,N′−(2,2,4−トリメチル−ヘキサメ
チレン)ビスマレイミド、 N,N′−(オキシ−ジプロピレン)ビスマレイ
ミド、 N,N′−(アミノ−ジプロピレン)ビスマレイ
ミド、 N,N′−(エチレン−ジオキシジプロピレン)
ビスマレイミド、 N,N′−(1,4−シクロヘキシレン)ビスマ
レイミド、 N,N′−(1,3−シクロヘキシレン)ビスマ
レイミド、 N,N′−(メチレン−1,4−ジシクロヘキシ
レン)ビスマレイミド、 N,N′−(イソプロピリデン−1,4−ジシク
ロヘキシレン)ビスマレイミド、 N,N′−(オキシ−1,4−ジシクロヘキシレ
ン)ビスマレイミド、 N,N′−(m−フエニレン)ビスマレイミド、 N,N′−(p−フエニレン)ビスマレイミド、 N,N′−(o−フエニレン)ビスマレイミド、 N,N′−(1,3−ナフチレン)ビスマレイミ
ド、 N,N′−(1,4−ナフチレン)ビスマレイミ
ド、 N,N′−(1,5−ナフチレン)ビスマレイミ
ド、 N,N′−(3,3′−ジメチル−4,4′−ビフエ
ニレン)ビスマレイミド、 N,N′−(3,3′−ジクロロ−4,4′−ビフエ
ニレン)ビスマレイミド、 N,N′−(2,4−ピリジル)ビスマレイミ
ド、 N,N′−(2,6−ピリジル)ビスマレイミ
ド、 N,N′−(4−メチル−2,6−ピリジル)ビ
スマレイミド、 N,N′−(1,4−アントラキノンジイル)ビ
スマレイミド、 N,N′−(m−トリレン)ビスマレイミド、 N,N′−(p−トリレン)ビスマレイミド、 N,N′−(4,6−ジメチル−1,3−フエニ
レン)ビスマレイミド、 N,N′−(2,3−ジメチル−1,4−フエニ
レン)ビスマレイミド、 N,N′−(4,6−ジクロロ−1,3−フエニ
レン)ビスマレイミド、 N,N′−(5−クロロ−1,3−フエニレン)
ビスマレイミド、 N,N′−(5−ヒドロキシ−1,3−フエニレ
ン)ビスマレイミド、 N,N′−(5−メトキシ−1,3−フエニレ
ン)ビスマレイミド、 N,N′−(m−キシリレン)ビスマレイミド、 N,N′−(p−キシリレン)ビスマレイミド、 N,N′−(メチレン−ジ−p−フエニレン)ビ
スマレイミド、 N,N′−(イソプロピリデン−ジ−p−フエニ
レン)ビスマレイミド、 N,N′−(オキシ−ジ−p−フエニレン)ビス
マレイミド、 N,N′−(チオ−ジ−p−フエニレン)ビスマ
レイミド、 N,N′−(ジチオ−ジ−p−フエニレン)ビス
マレイミド、 N,N′−(スルフオ−ジ−p−フエニレン)ビ
スマレイミド、 N,N′−(カルボニル−ジ−p−フエニレン)
ビスマレイミド、 などが挙げられる。 また、本発明に用いられるp−フエニレンジア
ミン類としては例えば、 N−フエニル−N′−イソプロピル−p−フエ
ニレンジアミン、 N−フエニル−N′−sec−ブチル−p−フエニ
レンジアミン、 N−フエニル−N′−1,2−ジメチルプロピ
ル−p−フエニレンジアミン、 N−フエニル−N′−1,3−ジメチルブチル
−p−フエニレンジアミン、 N−フエニル−N′−sec−オクチル−p−フエ
ニレンジアミン、 N,N′−ジフエニル−p−フエニレンジアミ
ン、 N,N′−ジトリル−p−フエニレンジアミン、 N,N′−ジキシリル−p−フエニレンジアミ
ン、 N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フエニレンジ
アミン、 N,N′−ジ−sec−オクチル−p−フエニレン
ジアミン などが挙げられる。 本発明において、ビスマレイミド類とp−フエ
ニレンジアミン類との比率は、通常80〜20対20〜
80、好ましくは65〜35対35〜65である。ゴムへの
添加量は、ビスマレイミド類およびp−フエニレ
ンジアミン類の合計量として、ゴム100重量部あ
たり0.1〜7重量部、好ましくは0.5〜5重量部で
ある。 本発明では、このようなビスマレイミド類およ
びp−フエニレンジアミン類を、カーボンブラツ
クおよびワツクスとともにゴムに配合する。カー
ボンブラツクおよびワツクスは、ゴム業界で通常
採用されているものを通常の量用いればよい。 本発明により老化防止の対象となるゴムとして
は、天然ゴムはもちろんのこと、スチレン・ブタ
ジエン共重合ゴム、アクリロニトリル・ブタジエ
ン共重合ゴム、エチレン・プロピレン・ジエン三
元共重合ゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプ
レンゴムなどの合成ゴムが挙げられる。ゴムへの
各成分の添加は通常の方法、例えばオープンロー
ル、バンバリーミキサーなどを用いて行われ、こ
の場合各成分は別々に添加してもよく、あるいは
2種またはそれ以上をあらかじめ混合したものを
添加してもよい。 また本発明においては、必要に応じて他の添加
剤、例えば2,2,4−トリメチル−1,2−ジ
ヒドロキノリン重合物などを併用してもよい。 次に、実施例によつて本発明を説明する。なお
例中、部とあるのは重量部を示す。 実施例 1 天然ゴム100部、HAFカーボン45部、亜鉛華5
部、イオウ2.5部、ステアリン酸1部、プロセス
油5部、ワツクス3部、N−オキシジエチレン−
ベンゾチアジルスルフエンアミド(加硫促進剤)
0.5部および第1表に示した老化防止剤を、常法
により6インチφオープンロールにて配合し、
150℃で30分間加硫して試料を作成した。 この試料を用いて、オゾン老化、熱老化、屈曲
亀裂試験を行つた。 なお、それぞれの試験はJIS K−6301に準拠し
て行つた。オゾン老化試験では、オゾンウエザー
メーター中、オゾン濃度50pphm、温度40℃、動
的伸張率20%にて、肉眼で識別可能なクラツクが
発生するまでの時間を測定した。屈曲亀裂試験で
は、試料に原長2mmのキズを入れ、1万回屈曲後
のキズの長さを測定した。熱老化試験では、ギヤ
ーオーブンを用いて100℃下48時間熱老化せしめ
た後、破断強度の保持率((%)を測定した。ま
たオゾン老化試験および屈曲亀裂試験は、あらか
じめギヤーオーブンを用い100℃下24時間熱処理
した試料についても行つた。 結果を第2表に示す。
【表】
【表】 実施例 2 スチレン・ブタジエンゴム100部、HAFカーボ
ン50部、プロセス油5部、亜鉛華5部、ステアリ
ン酸3部、イオウ2.5部、ワツクス3部、N−シ
クロヘキシルベンゾチアジルスルフエンアミド
(加硫促進剤)1部および第1表に示す老化防止
剤を、常法により6インチφオープンロールで配
合し、160℃にて30分間加硫したものについて、
実施例1と同様にして試験を行つた。 なお、熱老化条件は110℃×48時間であり、ま
たオゾン劣化および屈曲亀裂試験は、あらかじめ
110℃下24時間熱処理した試料についても行つた。 結果を第2表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イオウ架橋系ゴムに、カーボンブラツク、ワ
    ツクス、一般式() (式中、Rは2価の非環状脂肪族基、環状脂肪
    族基、芳香族基、アルキル芳香族基であつて、こ
    れらは鎖中または側部置換基にO、N、Sのよう
    なヘテロ原子を含むことができる。) で示されるビスマレイミド類、および一般式
    () (式中、R1、R2はそれぞれ独立に脂肪族基、
    芳香族基、アルキル芳香族基を示す。) で示されるp−フエニレンジアミン類を配合する
    ことを特徴とするイオウ架橋系ゴムの老化防止方
    法。
JP10133884A 1984-05-18 1984-05-18 ゴムの老化防止方法 Granted JPS60245652A (ja)

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JPS60245652A JPS60245652A (ja) 1985-12-05
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