JPS582973B2 - ゴムヨウレツカボウシザイ - Google Patents

ゴムヨウレツカボウシザイ

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JPS582973B2
JPS582973B2 JP7698074A JP7698074A JPS582973B2 JP S582973 B2 JPS582973 B2 JP S582973B2 JP 7698074 A JP7698074 A JP 7698074A JP 7698074 A JP7698074 A JP 7698074A JP S582973 B2 JPS582973 B2 JP S582973B2
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JP
Japan
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rubber
diphenylamine
paraphenylenediamine
para
weight
Prior art date
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Expired
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JP7698074A
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English (en)
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JPS516245A (ja
Inventor
清野裕士
長谷川日吉
田中宏明
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Seiko Chemical Co Ltd
Original Assignee
Seiko Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴム用劣化防止剤、詳しくは 一般式(A) (式中R1、R2は水素又は低級アルキル基を示す)で
示されるジフエニルアミン(以下DPAと呼称すること
もある)又はその誘導体からなる化合物と、N−N′−
シフエニルーパラーフエニレンジアミン、N−フエニル
ーN’−7ルキルーパラ−フエニレンジアミン(アルキ
ル基は炭素数3〜8)、又はN−N’−シフエニル−パ
ラーフエニレンシアミンとN−フエニルーN’−}リル
−パラ−フエニレンジアミンとN・N’−ジトリル−パ
ラーフエニレンジアミンとの混合物のいずれかとを混合
してなる組成物でゴム加硫物の熱老化および屈曲亀裂を
著しく改善せしめる天然ゴム又は合成ゴム用の劣化防止
剤に関するものである。
元来、天然ゴムあるいは合成ゴム加硫物は酸素、熱、オ
ゾン、機械的繰り返し疲労等の要因により粘着化、硬化
、切断破壊などの劣化現象を起こし使用に耐えなくなる
ものである。
これらの劣化の要因は単独に作用することは少なく、二
種以上の要因が複合しゴム加硫物の性質を悪化せしめる
場合が多い。
これらの劣化現象に対し、従来から各種劣化防止剤の開
発がなされてきた。
然るに今日用いられている劣化防止剤は、全ての劣化要
因に有効なものはなく、したがって二種又は三種の劣化
防止剤を併用することにより、それぞれの長所を生かし
使用されるのが通例である。
たとえばフエニル−β−ナフチルアミン〔「ノンフレッ
クスDJ(商品名)〕67重量%と、N−N’−ジンエ
ニル−パラーフエニレンジアミン〔以下[ノンフレック
スH」(商品名)と呼称することもある〕33重量%と
の混合組成物〔以下[ノンフレツクスP」(商品名)と
呼称する]は、熱老化、および屈曲亀裂を防止する代表
的な劣化防止剤の一つである。
本発明者等は、この代表的な混合組成物であるノンフレ
ツクスPをその機能的に解析した結果、これに優るべき
混合組成物としてジフエニルアミン又はその誘導体とパ
ラーフエニレンジアミン誘導体との混合組成物が、ゴム
加硫物の熱老化防止、および屈曲亀裂防止の両者に一層
効果的であることを見い出し本発明にいたった。
即ち、従来からジフエニルアミンは、熱老化防止効果に
比較的優れているとされていたが、昇華性が強いため持
続性に欠け高温での酸化劣化、あるいは低温での長時間
劣化では熱老化防止効果が得ラレにくく、したがって、
ゴム用劣化防止剤として使用されることは少なかった。
そこで本発明者等はジフエニルアミンについて研究した
結果、ジフエニルアミンがゴム加硫物の機械的繰り返し
疲労、特に繰り返し折り曲げによる亀裂の成長を著しく
抑えることを見い出し、さらにジフエニルアミンの欠点
である昇華性を抑えるためにこれに低級オレフインを反
応させて得られる反応生成物は、昇華性が少なくなって
おり、このため持続性が得られ熱老化防止効果が認めら
れるばかりか、繰り返し折り曲げによる亀裂成長防止効
果は、ジフエニルアミンと比較してなんら失われること
がないことをも見い出した。
また本発明者等はN・N’−ジフエニルーパラーフエニ
レンジアミンの酸化機構を解析した結果、ジフエニルア
ミン又はその誘導体は、前者の再生剤として作用し、酸
化防止効果をより一層向上させることを見い出し、そし
てジフエニルアミンの昇華性はN−N’−ジフエニル−
パラーフエニレンジアミンと混合スることにより押えら
れることを確認した。
しかもジフエニルアミン又はその誘導体の持つ屈曲亀裂
防止効果はN−N’−ジフエニルーパラ−フエニレンジ
アミンと混合して使用してもなんら失われないことがわ
かり本発明を完成させるにいたった。
本発明で用いる混合組成物つまりジフエニルアミン又は
その誘導体と、パラ−フエニレンジアミン誘導体との混
合比率は前者が90〜30重量%、後者が10〜70重
量%であり、好ましくは前者が80〜50重量%、後者
が20〜50重量%であり、このような混合量により初
めて後述する本発明の効果が発揮できる。
上記混合組成物は、天然ゴムは勿論のこと、スチレン・
プタジエン共重合ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム
(BR)、ポリイソプレンゴム(IR)等の合成ゴムに
対しても優れた熱老化防止効果および屈曲亀裂防止効果
を有し、そしてこれらのゴムに対し加硫の影響が無いた
めゴム工場にて、ゴム配合物を貯蔵中、スコーチを生じ
させる心配が無く、加工工程中安全に作業することが出
来る。
従って本発明は、前記の一般式(A)で示される化合物
と前記N−N’−ジフエニルーパラーフエニレンジアミ
ン、N−フェニルーN/−アルキル−パラーフエニレン
ジアミン(アルキル基は炭素数3〜8)、又はN−N仁
ジフエニルーパラ−フエニレンジアミンとN−フエニル
ーN’−}リルーパラーフエニレンジアミンとN−N’
−ジトリル−パラーフエニレンジアミンとの混合物のい
ずれかの混合組成物をゴム配合の添加剤として使用する
ことにより卓越した熱老化防止効果、および屈曲亀裂防
止効果が得られるものである。
尚ゴムへの配合量は、ゴム100重量部に対し本発明の
混合組成物を0.5〜5重量部好ましくは0.7〜3重
量部である。
なお、前記のパラ−フエニレンジアミン及びその混合物
は夫々単一物として前記一般式(A)で示される化合物
と混合して用い得るばかりでなく、前記のパラーフエニ
レンジアミン及びその混合物の任意の二種以上を混合し
たものを前記一般式(A)で示される化合物と混合して
用いることも可能であり、同様の熱老化防止効果、およ
び屈曲亀裂防止効果が得られる。
次に本発明で用いる前記一般式(A)の化合物の製造法
を例示する。
(イ)4・4′−ジメチルージフエニルアミンの製造;
パラートルイジン107gとパラートルイジン塩酸塩1
00gとを280℃で6時間加圧下に反応させ水酸化ナ
トリウムで中和して減圧蒸留すると、4・4′−ジメチ
ル−ジフエニルアミン(以下生成物Aと呼称する)が5
9g(融点76〜78℃)得られた。
(ロ)4・4′−ジエチルージフエニルアミンの製造;
パラーエチルアニリン121gとパラ−エチルアニリン
塩酸塩110gとを(イ)と同じように反応させ4・4
′−シエチルージフエニルアミン(以下、生成物Bと呼
称する)を631(融点34〜36℃)得た。
(ハ)4゜4′−ジーtert−プチル−ジフエニルア
ミンの製造; ジフエニルアミン255gと無水塩化アルミニウム24
1に125〜130℃でインブチレンを169g導入吸
収させる。
反応物を希塩酸、水、炭酸ソーダ水で洗い中性としたも
のを減圧蒸留すると、4・4′−ジーtert−プチル
ージフエニルアミン(以下、生成物Cと呼称する)20
1g(融点102〜106℃)が得られた。
以上(イ)、(口)、(ハ)の方法により得られた生成
物A、B,.Cと下記に示すパラーフエニレンジアミン
誘導体又は二種以上のパラーフエニレンジアミン誘導体
の混合物とを、それぞれ混合して得た表−1に示す混合
組成物を天然ゴム、合成ゴムに一般のゴム配合剤と同様
に配合して加硫を行なった試料について熱老化試験、お
よび屈曲試験を行なった結果、卓越した熱老化防止効果
、および屈曲亀裂防止効果が認められた。
パラーフエニレンジアミン誘導体としては、例えば (1)ノンフレツクスH (11)ノンフレツクスTP(N−N’−ジフエニルー
パラ−フエニレンジアミン、N−フエニルーNートリル
ーパラーフエニレンジアミン及びN・N′−ジトリルー
パラーフエニレンジアミンの混合物の商品名 『便覧ゴム・プラスチック配合薬品』:ラバーダイジェ
スト社編、昭和41年6月15日発行、62頁一ジアリ
ルーパラーフエニレンジアミンの混合物一) (iii)オゾノン3C(N−フエニルーN′−イソプ
ロピルーパラーフエニレンジアミンの商品名)(1v)
オゾノン35(N−フエニルーN′−1−エチル−3−
メチルペンチルーパラ−フエニレンジアミンの商品名) を用いる。
次に実施例を示し本発明のゴム用劣化防止剤を具体的に
説明する。
実施例1 天然ゴムに表−2に示す割合で配合剤を配合した。
すなわち8インチロールを用い50〜60℃にて一般に
知られている方法により天然ゴムおよび配合剤を混練し
た。
得られた混合物を140℃にて20分プレス加硫し試料
をつくった。
熱老化はJISK−6301に準拠し、試験管加熱老化
試験機を用い100℃にて48時間熱老化させた。
屈曲試験はJIS K−6301に準拠し原長2mmの
傷が15mmに達するまでの屈曲回数を読みとった。
これらの結果は表−2に示す。実施例2 天然ゴムに表−3に示す割合で配合剤を配合した。
すなわち実施例1と同様の方法で混練した。
得られた混合物を140℃にて20分プレス加硫し試料
をつくった。
熱老化および屈曲試験は、実施例1と同様の方法で行な
った。
これらの結果は表−3に示す。実施例3 スチレン・ブタジエン共重合ゴム(SBR)に表−4に
示す割合で配合剤を配合した。
すなわち実施例1と同様の方法で混練した。
得られた混合物を160℃にて15分プレス加硫し試料
をつくつた熱老化は実施例1と同様の方法で行なった。
屈曲試験は実施例1と同様の方法で行ない、この場合、
つかみ間の最大距離は75mm、最小距離は31mmと
なるような往復運動とした。
これらの結果は表−4に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(A) (式中R1、R2は水素又は低級アルキル基を示す)で
    示されるジフエニルアミン又はその誘導体からなる化合
    物の90〜30重量%と、N−N′−ジフエニルーパラ
    ーフエニレンジアミン、N−フエニルーN/−アルキル
    ーパラーフエニレンジアミン(アルキル基は炭素数3〜
    8)、又はN・N’−ジフエニル−パラーフエニレンジ
    アミンとN−フエニルーN′−トリル−パラ−フエニレ
    ンジアミンとN−N’−シ}I)ル−パラーフエニレン
    ジアミンとの混合物の10〜70重量%とを混合した組
    成物からなるゴム用劣化防止剤。
JP7698074A 1974-07-05 1974-07-05 ゴムヨウレツカボウシザイ Expired JPS582973B2 (ja)

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