JPS6345261Y2 - - Google Patents

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JPS6345261Y2
JPS6345261Y2 JP7088685U JP7088685U JPS6345261Y2 JP S6345261 Y2 JPS6345261 Y2 JP S6345261Y2 JP 7088685 U JP7088685 U JP 7088685U JP 7088685 U JP7088685 U JP 7088685U JP S6345261 Y2 JPS6345261 Y2 JP S6345261Y2
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JP7088685U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、上送り歯と下送り歯との間にセパレ
ータを配置するとともに、上送り歯による加工布
(上布地)の送り量と下送り歯による加工布(下
布地)の送り量とを相違させることにより、上布
地または下布地にギヤザーやシヤーリングなどの
ひだを形成するミシンのシヤーリング装置に関す
る。
[従来の技術] 従来のシヤーリング装置としては、針板の上方
に設けられ、上方より加工布に送り運動を付与す
る上送り歯と、該上送り歯の下方に設けられ、下
方より加工布に送り運動を付与する下送り歯と、
前記上送り歯と下送り歯の間に配置可能に設けら
れ、前記上送り歯と前記下送り歯の間に配置され
る分離部および該分離部を前記上送り歯と下送り
歯の間に配置されるよう支持する支持部からなる
セパレータとを備えたものが知られている。
そのようなシヤーリング装置に用いられるセパ
レータは、同一板厚の部材をプレス成形等により
形成するため、分離部の板厚と支持部の板厚とは
同一の板厚とされていた。
[考案が解決しようとする問題点] 上述の如き従来のセパレータは、次に示す問題
点を有していた。
イ セパレータの板厚が板ばね等を用いて薄い板
厚に形成された場合、 例えば第5図に示す如く、上送り歯50の送
り量を下送り歯70の送り量より大きく設定
し、上布地41にシヤーリングが形成されるよ
う設けた場合、上送り歯50による上布地41
の送り効率を大きくするため、上送り歯50と
セパレータ90の分離部91とを(上布地41
を介して)当接させることにより、第5図の鎖
線δにて示される上送り歯50の自由軌跡に対
して実線ξにて示される軌跡を描くようにして
調節していた。しかしながら、この状態におい
て、上送り歯50と下送り歯70の間からセパ
レータ90を除去して縫うと、上送り歯50が
下送り歯70と接近して設けられているため、
上送り歯50が下送り歯70に強く干渉し、薄
手の生地の高速回転での縫製において、加工布
41,42に傷が付き易いという問題点を有し
ていた。
ロ セパレータの板厚が、上記問題点イを解決す
べく、上送り歯と下送り歯との間にセパレータ
が配置されていない時、上送り歯と下送り歯と
の干渉度合が低減される厚さとされた場合(第
6図参照)、 上送り歯50と下送り歯70との間にセパレ
ータ90を配置した時に、上送り歯50の描く
軌跡が第6図の実線ζとなるよう設定し、上送
り歯50と下送り歯70の間からセパレータ9
0を除去して縫製を行つた場合では、加工布4
1,42に傷が付く問題点は解消される。しか
しながらセパレータ90の支持部92も分離部
91と同様の板厚とされることにより、支持部
92は大なる剛性を有するため、上送り歯50
と下送り歯70の間にセパレータ90の分離部
91が配置されて縫製を行う場合において、セ
パレータ90の取付誤差等により分離部91が
両送り歯50,70の送り面に対し傾いている
時(特に布送り方向に直交する方向において傾
斜している時)、分離部91に対し両送り歯が
片当たりを起こすため、上布地41および下布
地42の送り効率が布送り方向と直交する方向
においてそれぞれ均一でなくなり、布送りの直
進性が低下する問題点があつた。
本考案の目的は、上送り歯と下送り歯の間から
セパレータを除去して縫製を行つた場合、加工布
に傷が発生するのを防止すると共に、上送り歯と
下送り歯の間にセパレータを配置して縫製を行つ
た場合、上布地および下布地に関する布送りの直
進性を保つことのできるミシンのシヤーリング装
置の提供にある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決すべく、本考案のミシンのシ
ヤーリング装置は、上送り歯と、下送り歯と、前
記上送り歯と下送り歯の間に配置可能に設けられ
たセパレータとを備え、前記両送り歯およびセパ
レータとの間において、それぞれ加工布を挟持し
てシヤーリングを行なうミシンのシヤーリング装
置において、前記セパレータは、前記上送り歯と
前記下送り歯の間に配置される分離部と、該分離
部を前記上送り歯と前記下送り歯の間に配置され
るよう支持する支持部とを備え、該支持部は、少
なくとも一部が弾性力を備え、弾性変形可能に形
成されており、前記分離部は、前記支持部より厚
く形成されている。
[作用および考案の効果] 上記構成よりなる本考案のミシンのシヤーリン
グ装置は、セパレータの分離部が支持部より厚く
形成されていることにより、上送り歯と下送り歯
の間から分離部が除去されている場合、上送り歯
と下送り歯とが強く干渉しないため、加工布に傷
が発生するのを防止することができる。また上送
り歯と下送り歯の間に分離部が設置されている場
合、分離部を支持する支持部が弾性力を備えてい
ることにより、分離部が傾いて配置されても分離
部が上送り歯および下送り歯に挟持されて平行と
なるように弾性変形するため、上布地および下布
地の直進性を保つことができる。
[実施例] つぎに本考案のミシンのシヤーリング装置を図
に示す一実施例に基づき説明する。
第1図は本考案のミシンのシヤーリング装置が
適用されたオーバーロツクミシンの縫目を形成す
る縫目形成部分の断面図、第2図は第1図に示す
縫目形成部分の上面図を示す。
針板10は、オーバーロツクミシンの機枠20
にねじ21により締結されており、縫針30を通
過させるための縫針通過孔11、縫目形成時に下
ルーパ糸を一時的に支持する下ルーパ用の縫目形
成用舌片12、加工布40の側縁を切断するため
の図示しないカツターを装着するためのカツター
溝13および下述する下送り歯70と主送り歯8
0を配置する下送り歯用長孔14が形成されてい
る。
上送り歯50は、針板10の上方位置に設けら
れており、針板10の上面において、上方位置よ
り加工布40に、公知の機構により送り量を設定
変化させることのできる送り運動を付与する。
布押え足60は、公知の機構よりなる布押え支
持腕61に取付けられており、針板10の上方よ
り、針板10に向かつて押圧可能である。布押え
足60は加工布40の手前部(第2図中下側)お
よび後方左側部(第2図中左上側)を付勢する主
押え足62と、後方右側部を付勢する副押え足6
3とからなる。主押え足62は、縫針30を通過
させるための縫針通過孔64、および縫目形成時
に上ルーパ糸を一時的に支持する上ルーパ用の縫
目形成用舌片65および前記上送り歯50を内部
に配置する上送り歯用長孔66が形成されてい
る。
下送り歯70は前記上送り歯50の下方位置に
設けられており、針板10の上面において下方位
置より加工布40に、公知の機構により送り量を
設定変化させることのできる送り運動を与える。
主送り歯80は、前記下送り歯70の後方(第
1図左側)に設けられており、縫目形成後の加工
布40に、公知の機構により前記上送り歯50ま
たは下送り歯70と同じ送り運動を与える。
本考案にかかるセパレータ90は、上送り歯5
0と下送り歯70との間に配設可能に設けられて
おり、上送り歯50と下送り歯70との間に配設
されることにより、上送り歯50による加工布の
送り運動と下送り歯70による加工布の送り運動
とを分離する。このセパレータ90は上送り歯5
0と下送り歯70との間に配設され、送り運動を
分離する分離部91と、該分離部を上送り歯50
と下送り歯70の間に配置されるように支持する
支持部92とを備えている。支持部92は、弾性
力を備えるよう例えば板ばねなどの薄手の部材よ
りなり、一端に分離部91としての板厚が固着さ
れている。一方上送り歯50は、送り効率を最大
に取るために、上送り歯50の描く自由軌跡が例
えば第3図に示す鎖線αであるとすると、上送り
歯50とセパレータ90の分離部91とを上布地
41を介して当接させ、上送り歯50の描く軌跡
が第3図に示す鎖線βとされるよう設定されてい
る。分離部91は、第4図に示す如く、上送り歯
50と下送り歯70の間に分離部91が配置され
ていない時に縫製を行つても、上送り歯50と下
送り歯70とが強く干渉しないよう、支持部92
の板厚より厚く形成されている。またこの時上送
り歯50の描く軌跡は第4図に示す実線γとされ
る。セパレータ90の端部は操作体の操作により
移動可能な公知のセパレータ取付部93とねじ9
4により締結されている。
つぎに上記作動を説明する。
a 第3図にも示す如く、上送り歯50と下送り
歯70の間にセパレータ90を配置し、上送り
歯50の送り量を下送り歯70および主送り歯
80の送り量より大きく設定した場合、 上送り歯50による上布地41の送り量が、
下送り歯70による下布地42の送り量より大
きいため、セパレータ90の分離部91の後方
で、下布地42の上側で上布地41にひだ41
aが形成される。上布地41に形成されたひだ
41aは、縫針30の上下往復運動等の図示し
ない公知の縫目形成機構により下布地42に縫
着される。縫製によりシヤーリングが形成され
た上布地41および下布地42は主送り歯80
による送り運動によりさらに後方に送られる。
ここで例えばセパレータ90に捩れ等による
歪、セパレータ90とセパレータ取付部93と
の取付け誤差、セパレータ取付部93の歪ある
いはセパレータ取付部93の図示しない支持部
の歪などにより、セパレータ90の分離部91
が、上送り歯50と下送り歯70との間で傾い
て配置された場合、セパレータ90の支持部9
2が弾性力を備えていることにより、分離部9
1が上送り歯50と下送り歯70に付勢され
て、支持部92が弾性変形するため、分離部9
1が上送り歯50と下送り歯70の送り面に対
し平行となり、上布地41および下布地42の
直進性を保つことができる。
b 第4図にも示す如く、上送り歯50と下送り
歯70の間からセパレータ90が除去され、上
送り歯50、下送り歯70および主送り歯80
の送り量を同一に設定した場合、 上送り歯50および下送り歯70の送り量が
同一であるため、上布地41および下布地42
は、ひだが形成されることなく縫目が形成され
る。
この時、上送り歯50と下送り70歯の間に
セパレータ90が配置されていないが、セパレ
ータ90の分離部91の厚さは、上送り歯50
と下送り歯70の間に分離部が配置されない時
に縫製を行う際上送り歯50と下送り歯70と
が強く干渉しないようセパレータ90の支持部
92の板厚より厚く形成されているため、例え
ば傷の付き易い薄手の加工布の縫製を行つて
も、加工布に傷が発生するのを防ぐことができ
る。
上記実施例では、本考案をオーバーロツクミシ
ンに適用した例を示したが、他に直進縫いミシ
ン、ジグザグ縫いミシン、模様縫いミシンなど他
のミシンに適用して用いてもよい。また本考案の
ミシンのシヤーリング装置は、上送り歯と下送り
歯の間からセパレータを除去した場合、一枚の加
工布のみの縫製ができることはいうまでもない。
また、セパレータの形成方法としては、例えば厚
板を延設して支持部のみを薄く形成して弾性を持
たせることも可能であり、本考案の主旨を逸脱し
ない範囲内において種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のミシンのシヤーリング装置
が適用されたオーバーロツクミシンの縫目形成部
分の断面図、第2図は第1図の上面図、第3図お
よび第4図は作動説明図、第5図および第6図は
従来のミシンのシヤーリング装置の縫目形成部分
の断面図である。 図中、10……針板、20……機枠、30……
縫針、40……加工布、41……上布地、42…
…下布地、50……上送り歯、60……布押え
足、70……下送り歯、80……主送り歯、90
……セパレータ、91……分離部、92……支持
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 針板の上方に設けられ、上方より加工布に送り
    運動を付与する上送り歯と、 該上送り歯の下方に設けられ、下方より加工布
    に送り運動を付与する下送り歯と、 前記上送り歯と下送り歯の間に配置可能に設け
    られたセパレータとを備え、 前記両送り歯およびセパレータとの間におい
    て、それぞれ加工布を挟持してシヤーリングを行
    なうミシンのシヤーリング装置において、 前記セパレータは、前記上送り歯と前記下送り
    歯の間に配置される分離部と、該分離部を前記上
    送り歯と前記下送り歯の間に配置されるよう支持
    する支持部とを備え、 該支持部は、少なくとも一部が弾性力を備え、
    弾性変形可能に形成されていることと、 前記分離部は、前記支持部より厚く形成されて
    いること を特徴とするミシンのシヤーリング装置。
JP7088685U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPS6345261Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7088685U JPS6345261Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7088685U JPS6345261Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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Publication Number Publication Date
JPS61188569U JPS61188569U (ja) 1986-11-25
JPS6345261Y2 true JPS6345261Y2 (ja) 1988-11-24

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ID=30607878

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JP7088685U Expired JPS6345261Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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