JPS5822705Y2 - ミシンにおける糸のチエ−ン切断装置 - Google Patents
ミシンにおける糸のチエ−ン切断装置Info
- Publication number
- JPS5822705Y2 JPS5822705Y2 JP11933979U JP11933979U JPS5822705Y2 JP S5822705 Y2 JPS5822705 Y2 JP S5822705Y2 JP 11933979 U JP11933979 U JP 11933979U JP 11933979 U JP11933979 U JP 11933979U JP S5822705 Y2 JPS5822705 Y2 JP S5822705Y2
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- JP
- Japan
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- opening
- suction pipe
- plate
- work cloth
- cloth
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は加工布の布端に連なる糸のチェーンを吸引し
て切断するようにしたチェーン切断装置に関するもので
ある。
て切断するようにしたチェーン切断装置に関するもので
ある。
例えば多数の加工布に連続してオーバーロック縫を行な
う場合、第1図に示すように加工布1の端縁に形成され
た縁ががり縫目2の前後に糸のチェーン3が連なるため
、これを切断除去する必要がある。
う場合、第1図に示すように加工布1の端縁に形成され
た縁ががり縫目2の前後に糸のチェーン3が連なるため
、これを切断除去する必要がある。
このために針板に隣接するようにその針板の布送り出し
側に配置され、且つ上面が針板の上面と実質的に同一平
面をなしその上面を前記加工布が通過するようにされる
と共に、針板と接する側において、前記縫目形成点を通
る布送り方向線と略一致する部分に、加工布の前後に連
なる糸のチェーンを吸引するための上向きの開口が形成
された吸入管体を設け、その間口4がら前記チェーン3
を吸引し、そのチェーン3を開口4内において切断手段
により切断するようにしていた。
側に配置され、且つ上面が針板の上面と実質的に同一平
面をなしその上面を前記加工布が通過するようにされる
と共に、針板と接する側において、前記縫目形成点を通
る布送り方向線と略一致する部分に、加工布の前後に連
なる糸のチェーンを吸引するための上向きの開口が形成
された吸入管体を設け、その間口4がら前記チェーン3
を吸引し、そのチェーン3を開口4内において切断手段
により切断するようにしていた。
ところが、従来ことに、ジョーゼット、ブロード、メリ
ヤス等の薄物の加工布の縫製に際し、前記の吸引作用に
よって加工布1が開口4に吸付けられて布送りが悪くな
ったり、第2図に示すように加工布1の隅部が開口4内
に吸引されて切断されたり、あるいは加工布1の端縁に
形成された縁ががり縫目2部分の糸が同じように吸引さ
れて切断されたりする問題があった。
ヤス等の薄物の加工布の縫製に際し、前記の吸引作用に
よって加工布1が開口4に吸付けられて布送りが悪くな
ったり、第2図に示すように加工布1の隅部が開口4内
に吸引されて切断されたり、あるいは加工布1の端縁に
形成された縁ががり縫目2部分の糸が同じように吸引さ
れて切断されたりする問題があった。
この考案の目的は前記開口部において加工布を浮上がら
せるようにして、前記のような問題を解消するようにし
たチェーン切断装置を提供することにある。
せるようにして、前記のような問題を解消するようにし
たチェーン切断装置を提供することにある。
以下、この考案を具体化した第一実施例を第3図〜第1
0図に基づいて説明すると、図面中11はオーバーロッ
クミシンのミシン機枠、12は第4図に示すように、そ
のミシン機枠11の一側に設けられた布板、13はその
布板12とほぼ同一平面上において連続するように、機
枠11上に固定された針板で、針孔13aと、送り歯1
4用の複数の開口15とが透設されている。
0図に基づいて説明すると、図面中11はオーバーロッ
クミシンのミシン機枠、12は第4図に示すように、そ
のミシン機枠11の一側に設けられた布板、13はその
布板12とほぼ同一平面上において連続するように、機
枠11上に固定された針板で、針孔13aと、送り歯1
4用の複数の開口15とが透設されている。
16は下部に前記針孔13aを通過するミシン針17を
備えた針棒、18は布押え足である。
備えた針棒、18は布押え足である。
そして、前記針板13及び布押え足18には舌片19,
20がそれぞれ形成されており、この舌片19,20の
まわりに前記針17と図示しないオーバールーパー、ア
ンダールーパーとの協働によりオーバーロック縫目が形
成される。
20がそれぞれ形成されており、この舌片19,20の
まわりに前記針17と図示しないオーバールーパー、ア
ンダールーパーとの協働によりオーバーロック縫目が形
成される。
従って、この舌片19,20付近が縫目形成点になる。
21は針板13の側方位置において、メタル22により
ミシン機枠11に回動可能に支持された駆動軸で、ミシ
ン主軸(図示しない)と連動し、そのミシン主軸の回転
にともなって一定範囲内で往復回動するようになってい
る。
ミシン機枠11に回動可能に支持された駆動軸で、ミシ
ン主軸(図示しない)と連動し、そのミシン主軸の回転
にともなって一定範囲内で往復回動するようになってい
る。
23はその駆動軸21に一体的に形成された揺動腕で、
駆動軸21の往復回動にともなって上下方向へ揺動し、
これによって先端に固定された可動刃24が前記縫目形
成点の側部やや前方に設けた固定刃25と協働して、オ
ーバーロック縫に先立って加工布の端縁を切断するよう
になっている。
駆動軸21の往復回動にともなって上下方向へ揺動し、
これによって先端に固定された可動刃24が前記縫目形
成点の側部やや前方に設けた固定刃25と協働して、オ
ーバーロック縫に先立って加工布の端縁を切断するよう
になっている。
次に、加工布の前後に連なるチェーンを切断するための
切断装置の構成を説明する。
切断装置の構成を説明する。
26は前記針板13よりも布送り出し側において、その
針板13と隣接するようにミシン機枠11上に固定され
た布送り方向に延びる吸入管体全体を示し、27はその
吸入管体26の底部を形成する基板で、第5図に示すよ
うにその上面先端部は前下りの斜状になっている。
針板13と隣接するようにミシン機枠11上に固定され
た布送り方向に延びる吸入管体全体を示し、27はその
吸入管体26の底部を形成する基板で、第5図に示すよ
うにその上面先端部は前下りの斜状になっている。
28は基板27の一側にねじ29によって固定された固
定板で、ねじ30によってミシン機枠11に固定されて
いる。
定板で、ねじ30によってミシン機枠11に固定されて
いる。
従って基板27はこの固定板28を介してミシン機枠1
1に固定される。
1に固定される。
31は基板27の上面に凹設形成された吸入通路で、前
記縫目形成点を通る布送り方向線上を後方に延びるとと
もに、その後端部が布板12から離れる方向に折曲され
ている。
記縫目形成点を通る布送り方向線上を後方に延びるとと
もに、その後端部が布板12から離れる方向に折曲され
ている。
32は前記吸入通路31前端部の上面開放部を閉塞する
ように、基板27の前端部上面にねじ33によって固定
された固定刃体で、吸入通路31と対応し、前端を拡げ
たスリット状の開口34が前端から中央部にかけて形成
されるとともに、前端部上面が基板27の前端斜面と連
続するように斜状になっている。
ように、基板27の前端部上面にねじ33によって固定
された固定刃体で、吸入通路31と対応し、前端を拡げ
たスリット状の開口34が前端から中央部にかけて形成
されるとともに、前端部上面が基板27の前端斜面と連
続するように斜状になっている。
35は第5図及び゛第9図に示すように、前記開口34
の内縁の一部を形成するように、固定刃体32の前端下
面に固着された超硬合金よりなる固定刃である。
の内縁の一部を形成するように、固定刃体32の前端下
面に固着された超硬合金よりなる固定刃である。
36は前記固定刃体32の後方において、吸入通路31
を閉塞するようにねじ37によつズ基板27の上面に固
定された上蓋、38はその上盗36の上面に固着された
後方へ上昇傾斜する吸入管で、布板12から離れる方向
へ折曲された吸入通路31の後端と連通している。
を閉塞するようにねじ37によつズ基板27の上面に固
定された上蓋、38はその上盗36の上面に固着された
後方へ上昇傾斜する吸入管で、布板12から離れる方向
へ折曲された吸入通路31の後端と連通している。
そして、前記吸入管体26はこの吸入管38、前記基板
27、固定刃体32及び上蓋36によって構成されてい
る。
27、固定刃体32及び上蓋36によって構成されてい
る。
39は吸入管38の先端外周に固着されたゴム製の接続
管で、ぐずだめ装置(図示しない)に連結された吸入ホ
ース40を吸入管38に対して気密状に接続するように
なっている。
管で、ぐずだめ装置(図示しない)に連結された吸入ホ
ース40を吸入管38に対して気密状に接続するように
なっている。
41は吸入管38の基端部に接続固定されたエア噴出管
で、コンプレッサ(図示しない)からのチューブ42が
接続され、そのコンプレッサからのエアが吸入管38の
先端側(第3図の左方)へ噴出されるようになっている
。
で、コンプレッサ(図示しない)からのチューブ42が
接続され、そのコンプレッサからのエアが吸入管38の
先端側(第3図の左方)へ噴出されるようになっている
。
従って、吸入管38の基端部側及び吸入通路31内が負
圧となり、その吸入通路31の先端部における固定刃体
32の開口34において吸引作用が生じることになる。
圧となり、その吸入通路31の先端部における固定刃体
32の開口34において吸引作用が生じることになる。
なお、吸入管38をブロワの吸入側に直結して前記吸引
作用を惹起させてもよい。
作用を惹起させてもよい。
43は吸入管38の先端部に透設されたエア逃がし孔、
44はその吸入管38の先端部外周に回動可能に取付け
られた調節管で、第7図に示すように、前記エア逃がし
孔43と合致し得るエア調節孔45が透設されている。
44はその吸入管38の先端部外周に回動可能に取付け
られた調節管で、第7図に示すように、前記エア逃がし
孔43と合致し得るエア調節孔45が透設されている。
従って、調節管44を回動調節することにより、前記エ
ア逃がし孔43を閉塞又は開放量の調節を行なって前記
開口34における吸引力の調節を行なうことができる。
ア逃がし孔43を閉塞又は開放量の調節を行なって前記
開口34における吸引力の調節を行なうことができる。
46は前記固定刃体32の上面及び上蓋36の前端部上
面を覆うように、後端部−側においてねじ47により基
板27に固定された薄い金属板よりなる蓋板で、側縁に
折曲形成された係止片48が基板27の側面に係止され
、前縁両側に折曲形成された一対の係止片49が基板2
7の先端部下面に係止されている。
面を覆うように、後端部−側においてねじ47により基
板27に固定された薄い金属板よりなる蓋板で、側縁に
折曲形成された係止片48が基板27の側面に係止され
、前縁両側に折曲形成された一対の係止片49が基板2
7の先端部下面に係止されている。
そしてこの蓋板46の前端部は基板27前端部及び固定
刃体32前端部の斜面に沿う、前下りの斜状になってい
て、針板13と吸入管体26の上面が連続してその針板
13と吸入管体26の上面が布送りにおいて実質的に同
一平面を形成するようになっている。
刃体32前端部の斜面に沿う、前下りの斜状になってい
て、針板13と吸入管体26の上面が連続してその針板
13と吸入管体26の上面が布送りにおいて実質的に同
一平面を形成するようになっている。
50は固定刃体32の前記開口34と対応するように、
蓋板46に透設されたスリット状の開口、51はその開
口50の一側縁から上方へ折曲形成されるとともに、両
端が丸く成型された突壁で、第8図及び第9図に示すよ
うに移送される加工布をこの間口50の上方へ浮上がら
せるようになっている。
蓋板46に透設されたスリット状の開口、51はその開
口50の一側縁から上方へ折曲形成されるとともに、両
端が丸く成型された突壁で、第8図及び第9図に示すよ
うに移送される加工布をこの間口50の上方へ浮上がら
せるようになっている。
そして、蓋板46は布の厚み、糸の太さ等の条件に合わ
せ開口50及び突壁51の大きさの異なるものが数種類
用意され、これらが交換使用される。
せ開口50及び突壁51の大きさの異なるものが数種類
用意され、これらが交換使用される。
52は第5図、第8図及び第9図に示すように、固定刃
体32と基板27との間に位置するように、基板27の
上面左右に形成した凹部53間に左右動可能に配置され
た可動刃体で、その中央部に前方へ向かって突起54が
形成され、その突起54の上面にはこの可動刃体52の
左右動により、固定刃体32の前記開口34の奥部にお
いて固定刃体32の前記固定刃35と協働して切断作用
を営む超硬合金よりなる可動刃55が固着されている。
体32と基板27との間に位置するように、基板27の
上面左右に形成した凹部53間に左右動可能に配置され
た可動刃体で、その中央部に前方へ向かって突起54が
形成され、その突起54の上面にはこの可動刃体52の
左右動により、固定刃体32の前記開口34の奥部にお
いて固定刃体32の前記固定刃35と協働して切断作用
を営む超硬合金よりなる可動刃55が固着されている。
56は可動刃体52の一側に形成されたブロック部で、
その前面に植設したピン57に従動コロ58が嵌着され
ている。
その前面に植設したピン57に従動コロ58が嵌着され
ている。
59は第4図、第5図及び゛第10図に示すように、前
記駆動軸21の先端に固定されたカム部体で、前記従動
コロ58が係合される傾斜状の溝カム60が形成され、
駆動軸21の往復回動にともなってその溝カム60の作
用により可動刃体52を高速で左右に往復動させるよう
になっている。
記駆動軸21の先端に固定されたカム部体で、前記従動
コロ58が係合される傾斜状の溝カム60が形成され、
駆動軸21の往復回動にともなってその溝カム60の作
用により可動刃体52を高速で左右に往復動させるよう
になっている。
61は第5図、第8図及び゛第9図に示すように、基板
27の前記両凹部53の前部コーナ一部に形成した収容
孔62に圧入固定された略円柱状の位置決め部体で、前
部側が残るように上部を切欠いて、前記可動刃体52の
前端面を摺動可能に支持する支持部63が突出形成され
ている。
27の前記両凹部53の前部コーナ一部に形成した収容
孔62に圧入固定された略円柱状の位置決め部体で、前
部側が残るように上部を切欠いて、前記可動刃体52の
前端面を摺動可能に支持する支持部63が突出形成され
ている。
64は位置決め部体61の上面から下方へ形成された収
容孔で、鋼球65と、スプリング66とが上下に収容さ
れ、そのスプリング66の付勢力によって鋼球65が可
動刃体52の下面を弾性的に、かつ左右動可能に支持す
るようになっている。
容孔で、鋼球65と、スプリング66とが上下に収容さ
れ、そのスプリング66の付勢力によって鋼球65が可
動刃体52の下面を弾性的に、かつ左右動可能に支持す
るようになっている。
67は第5図、第6図、第8図及び第9図に示すように
、基板27の一側面にねじ68によって固定された位置
決め部体で、前記可動刃体52の後側面側に延びてその
可動刃体52の後端面に摺接する後方案内部69と、前
記ブロック部56の下面側に延びてそのブロック部56
の下面を摺動可能に支持する前方支持部70とが突出形
成されている。
、基板27の一側面にねじ68によって固定された位置
決め部体で、前記可動刃体52の後側面側に延びてその
可動刃体52の後端面に摺接する後方案内部69と、前
記ブロック部56の下面側に延びてそのブロック部56
の下面を摺動可能に支持する前方支持部70とが突出形
成されている。
なお、位置決め部体67の前記ねじ68が通る孔71は
バカ孔になっていて、その前後位置及び上下位置をわず
かに調節できるようになっている。
バカ孔になっていて、その前後位置及び上下位置をわず
かに調節できるようになっている。
前記のように構成されたチェーン切断装置について、次
に作用を説明する。
に作用を説明する。
さて、布押え足18と針板13との間に供給される加工
布は送り歯14によって第4図の矢印方向に送られ、縫
目形成点の前方側において可動刃24及び固定刃25に
より端縁がそろうように切断された後に、縫目形成点に
て縁かがり縫が行なわれる。
布は送り歯14によって第4図の矢印方向に送られ、縫
目形成点の前方側において可動刃24及び固定刃25に
より端縁がそろうように切断された後に、縫目形成点に
て縁かがり縫が行なわれる。
そして、加工布が縫目形成点を通過すると、その布端に
連なるチェーンは加工布の後端が蓋板46の開口50に
さしかかったところでその間口50から吸入されて固定
刃35と可動刃55との協働作用によって切断され、吸
入通路31及び吸入管38を通って集められる。
連なるチェーンは加工布の後端が蓋板46の開口50に
さしかかったところでその間口50から吸入されて固定
刃35と可動刃55との協働作用によって切断され、吸
入通路31及び吸入管38を通って集められる。
そして、この場合加工布1が蓋板46上にさしかかると
、第8図及び第9図に示すように、その加工布1は突壁
51によって開口50部から上方へ浮いた状態となる。
、第8図及び第9図に示すように、その加工布1は突壁
51によって開口50部から上方へ浮いた状態となる。
従って、加工布が開口50内に吸込まれるのを防止でき
、加工布の布送りが妨害されたり、第2図に示すような
加工布の隅部の切断や、縫付けられた糸の切断を確実に
防止できる。
、加工布の布送りが妨害されたり、第2図に示すような
加工布の隅部の切断や、縫付けられた糸の切断を確実に
防止できる。
このように、この考案は切断手段を内部に有する吸入管
体の開口の近傍に、加工布を上方へ浮上がらせる突壁を
設けたことにより、加工布の送りが阻害されたり、加工
布の布端や縫付けられた縁かがり縫目の糸が切断された
りするのを確実に防止し得て、加工布の前後に連なる糸
のチェーンを正確に切断することができる優れた効果を
発揮する。
体の開口の近傍に、加工布を上方へ浮上がらせる突壁を
設けたことにより、加工布の送りが阻害されたり、加工
布の布端や縫付けられた縁かがり縫目の糸が切断された
りするのを確実に防止し得て、加工布の前後に連なる糸
のチェーンを正確に切断することができる優れた効果を
発揮する。
又、加工布や糸の種類に応じて開口ならびに突壁51の
大きさを変更するのが望ましいが、実施例のように、薄
い金属板よりなる蓋板46に突壁51と開口50とを設
け、この蓋板46をねじ47一本で吸入管体26に固定
できるようにすれば、蓋板46を突壁51や開口50の
大きさが異なったものに簡単に交換して、加工布や糸の
種類に対処できるものとなる。
大きさを変更するのが望ましいが、実施例のように、薄
い金属板よりなる蓋板46に突壁51と開口50とを設
け、この蓋板46をねじ47一本で吸入管体26に固定
できるようにすれば、蓋板46を突壁51や開口50の
大きさが異なったものに簡単に交換して、加工布や糸の
種類に対処できるものとなる。
すなわち、実施例の蓋板46ではねし47を外し、蓋板
46を前方又は側方にスライドさせて係止片48.49
を基板27から外せばその蓋板46を基板27から取外
すことができ、そして、突壁51や開口50の大きさが
異なる蓋板46を前記と逆順にしてその係止片48.4
9を基板27に係止させるとともに、ねじ47により固
定すればよい。
46を前方又は側方にスライドさせて係止片48.49
を基板27から外せばその蓋板46を基板27から取外
すことができ、そして、突壁51や開口50の大きさが
異なる蓋板46を前記と逆順にしてその係止片48.4
9を基板27に係止させるとともに、ねじ47により固
定すればよい。
同じ〈実施例のように基板27の吸入通路31の後端部
を側方へ寄せて、その吸入通路31の後端部に連結され
る吸入管38を側方へ寄せれば、その吸入管38が布送
りの支障になることはない。
を側方へ寄せて、その吸入通路31の後端部に連結され
る吸入管38を側方へ寄せれば、その吸入管38が布送
りの支障になることはない。
次に、この考案の第二実施例を第11図〜第13図に基
づいて説明すると、この実施例は蓋板46の開口50の
布送り込み側が大きく拡げられ、その蓋板46の前端折
曲部72の内側面に湾曲した突壁板73が縫目形成点を
通る布送り方向線上に位置するようにろう付は等により
固着されて、その突壁板73が開口50の拡開部上方に
おいて後方へ延びるようにしたものである。
づいて説明すると、この実施例は蓋板46の開口50の
布送り込み側が大きく拡げられ、その蓋板46の前端折
曲部72の内側面に湾曲した突壁板73が縫目形成点を
通る布送り方向線上に位置するようにろう付は等により
固着されて、その突壁板73が開口50の拡開部上方に
おいて後方へ延びるようにしたものである。
従って、この突壁板73によって拡開部は左右に分割さ
れるので、チェーン吸込部が2ケ所になり、このような
構成の蓋板は例えば2本の針を有し、1本の針でオーバ
ーロックを行ない、他方の針でそのオーバーロック縫目
に沿って2重環縫を行なうようにしたいわゆるインター
ロックミシンに使用すると都合がよい。
れるので、チェーン吸込部が2ケ所になり、このような
構成の蓋板は例えば2本の針を有し、1本の針でオーバ
ーロックを行ない、他方の針でそのオーバーロック縫目
に沿って2重環縫を行なうようにしたいわゆるインター
ロックミシンに使用すると都合がよい。
第1図はチェーンが連なる状態を示す一部省略平面図、
第2図は加工布の隅部及びオーバーロック縫目が切断さ
れた状態を示す一部平面図、第3図〜第10図はこの考
案を具体化した第一実施例を示すもので、第3図は布板
及び針板を切断して示す切断装置の取付状態側面図、第
4図は同じく取付状態を示す一部切断平面図、第5図は
切断装置の分解斜視図、第6図は第3図とは反対側がら
見た状態の切断装置の一部側面図、第7図は第3図のA
−A線断面図、第8図は第4図のB−B線断面図、第9
図は第4図のC−C線断面図、第10図はカム部体の背
面図、第11図〜第13図はこの考案の第二実施例を示
すもので、第11図は蓋板の平面図、第12図は同じく
蓋板の一部側面図、第13図は同じく蓋板の正面図であ
る。 針板・・・・・・13、送り歯・・・・・・14、吸入
管体・・・・・・26、固定刃・・・・・・35、開口
・・・・・・50、突壁・・・・・・51.可動刃・・
・・・・55゜
第2図は加工布の隅部及びオーバーロック縫目が切断さ
れた状態を示す一部平面図、第3図〜第10図はこの考
案を具体化した第一実施例を示すもので、第3図は布板
及び針板を切断して示す切断装置の取付状態側面図、第
4図は同じく取付状態を示す一部切断平面図、第5図は
切断装置の分解斜視図、第6図は第3図とは反対側がら
見た状態の切断装置の一部側面図、第7図は第3図のA
−A線断面図、第8図は第4図のB−B線断面図、第9
図は第4図のC−C線断面図、第10図はカム部体の背
面図、第11図〜第13図はこの考案の第二実施例を示
すもので、第11図は蓋板の平面図、第12図は同じく
蓋板の一部側面図、第13図は同じく蓋板の正面図であ
る。 針板・・・・・・13、送り歯・・・・・・14、吸入
管体・・・・・・26、固定刃・・・・・・35、開口
・・・・・・50、突壁・・・・・・51.可動刃・・
・・・・55゜
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 縫目形成点を通過するように加工布を針板上におい
て送るための布送り手段を備えたミシンにおいて、 前記針板に隣接するようにその針板の布送り出し側に配
置され、且つ上面が針板の上面と実質的に同一平面をな
しその上面を前記加工布が通過するようにされると共に
、針板と接する側において、前記縫目形成点を通る布送
り方向線と略一致する部分に、加工布の前後に連なる糸
のチェーンを吸引するための上向きの開口が形成された
吸入管体と、 その吸入管体の前記開口部分内部に設けられ、前記糸の
チェーンを切断するための切断手段と、前記開口近傍の
前記吸入管体上に設けられ、その開口部分を通過する加
工布を吸入管体の上面より浮き上がらせて開口中に吸引
されるのを阻止するための突壁と、 を設けたことを特徴とする糸のチェーン切断装置。 2 前記吸入管体には前記切断手段を覆い、且つ前記開
口と対応する開口が形成された薄い金属板からなる蓋板
が取付けられ、その蓋板の開口端縁が上方に折曲される
ことにより前記突壁が構成されていることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項に記載の糸のチェーン切
断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11933979U JPS5822705Y2 (ja) | 1979-08-29 | 1979-08-29 | ミシンにおける糸のチエ−ン切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11933979U JPS5822705Y2 (ja) | 1979-08-29 | 1979-08-29 | ミシンにおける糸のチエ−ン切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5635381U JPS5635381U (ja) | 1981-04-06 |
JPS5822705Y2 true JPS5822705Y2 (ja) | 1983-05-14 |
Family
ID=29351544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11933979U Expired JPS5822705Y2 (ja) | 1979-08-29 | 1979-08-29 | ミシンにおける糸のチエ−ン切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822705Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0138671Y2 (ja) * | 1984-10-26 | 1989-11-20 |
-
1979
- 1979-08-29 JP JP11933979U patent/JPS5822705Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5635381U (ja) | 1981-04-06 |
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