JPS6345141A - ガラス板の位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吊下げられたガラス板をプレス成形装置の凹
凸型の左右の中心とガラス板の左右の中心とを合致せし
めるようにしたガラス板の位置決め方法並びにその装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来よシ湾曲したガラスを成形する手段としては自重成
形やプレス成形法が知られており、プレス成形法は、掴
み具を有する吊下げ部材でガラス板を吊下げた搬送用台
車が加熱炉上に設けたレール上を走行し、加熱炉内に吊
下げたガラス板を軟化温度域まで加熱して、加熱炉末端
から炉の上部または隣設するプレス成形装置の凸型およ
び凹型のプレス面間まで搬送し、凸型と凹型を型締めす
ることによってプレス型面形状に倣って成形するもので
ある。成形後の湾曲したガラス板を検査用の型で曲率を
調べると左右の曲率にずれが見かけられ、これを正確な
曲げ成形とするには成形型の三右の中心と吊下げたガラ
ス板の左右の中心とを一致させること、その手段として
プレス成形の際に吊下げたガラス板の位置を正確に決め
ることで曲げ精度の優れた湾曲ガラス板が得られること
は知られている。この正確な位置決め手段として、プレ
ス成形の凸をと凹型の間に吊下げたガラス板が凸型と凹
型の型締め時に、掴み具の１つをプレスの凸凹型用具の
片側に設けたフォーク部材の凹部に嵌入係合して掴み具
の位置を修正することによりガラス板を位置決めする装
置（実公昭５９−１００９２号公報）や、ガラス板を凸
型凹型の型締め動作に連動して凸型および凹型用具のい
ずれか一方の両端に設けた位置決め部材が、他方側の型
用具両端に設けたガイド部材に接触し位置決め部材によ
って吊下げたガラス板の両端面を保持することによる位
置決め装置（実開昭５９−１４１４３６号公報）、さら
には吊下げ搬送用台車梁部の中心と吊下げガラス板の中
心を合せて吊下げ装着することで、プレス成形型用具を
支えている取付枠の中心に連結用凸部材と、前記吊下げ
搬送用台車梁部の中心に連結用凹部材とを設けて互に嵌
合し台車を所定の位置に停止するようにして、プレス成
形型の中心と吊下げたガラス板の中心を合致する位置決
め装置（特開昭５５−１１１３０６号公報）の開示や、
前記構成に類似する吊下げ搬送用台車梁部の中心に連結
用ロールを突設し、該ロールをクランプで挾持する位置
決め装置が、制御器に記憶している位置に台車を移動し
て連結用ロールの中心、すなわち吊下げたガラス板の中
心と記憶しているプレス成形型の中心と合致する＝９に
した技術的手段をもつ装置も知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これ等の公知手段においては、吊下げ装置が熱膨張によ
って生ずるガラス板位置の変位を最少にする試みや、プ
レス成形前に吊９具やカラス板自体を強制的に位置を修
正してプレス成形型の中心と吊下げたガラス板の中心が
合致するように応えているが、前者はガラス板を吊下げ
る工程で発生する取付位置の誤差で極めて高い精度を要
求する曲率規格内に納まらない製品も発生し、後者は吊
υ点部に無用な加重やガラス板の端部に位置修正の強制
的な力によって特に薄板ガラスで発生する吊り点部にお
ける強度低下および変形という問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は既述したような問題点に６み、プレス成形装置
に組込まれた成形型枠の左右の中心と搬送台車に吊下げ
た被成形ガラス板の左右の中心を台車の移動で一致させ
るようにしたものであり、すなわち台車に設けた吊下げ
部材により高熱ガラス板を搬送する経路内で、前記ガラ
ス板の位置を検出して所定の位置との差に相当する出力
にＬシ、前記台車を移動させることを特徴とするガラス
板の位置決め方法、および台車に設けた吊下げ部材によ
り高熱ガラス板を搬送する経路内で、前記ガラス板端の
所定の位置を入力した設定器と、往復動自在な電極棒が
基点から前記搬送され停止しているガラス板端に走行当
接するまでの距離をパルス数により検出する位置検出手
段と、該位置検出手段に二ｐパルスを積算された前記距
離と前記設定器に入力された設定距離を比較する演算器
と、該演算器の出力に応じて前記台車を移動させる駆動
装置を設けたことを特徴とするガラス板の位置決め装置
を提供するものである。

〔作　用〕

台車に設けた吊下げ部材により高熱ガラスを搬送する経
路内で搬送機によって近似な所定位置に台車を停止させ
、搬送機の離脱後予め記憶させた位置決め機により該位
置決め機に設けた駆動装置によって台車を移動させる。

所定の位置に移ると位置検出手段としての電極棒が基点
から前記ガラス板の端に当接するまでの距離の積算値と
、予め入力された基準ガラス板の端部の設定値との比較
した演算値の出力を前記位置決め機にフィードバックし
て台車の位置を該駆動装置で修正させるようにするもの
である。

以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

図示は、ブロック線図を組合せた装置の要部を概略的に
示したものである。

加熱炉１内のガラス板２は１台車４に垂下する吊下げ部
材３で定められた高さに吊持されて。

台車４の裏面に設ける搬送挾持具（図示せず）で加熱炉
１上のレール７に沿って搬送され、所定の温度に加熱さ
れると図示しない加熱炉１の上部に設置するプレス成形
装置へガラス板２を台車４ごとに引揚げられる。

加熱炉ｌの末端上で台車→の手前側に配設する位置決め
横１は、駆動機構の制御器９を備えたサーボ−モーター
１０、ボールネジ＋１、リニアガイド１２等で台車４の
搬送方向に沿って往復動するテーブル１５金設け、該テ
ーブル１３上に鉄形状のクランプ１５を配設しシリンダ
ー１６の上昇によりクランプ１５の掴持側に備えたシリ
ンダー１４で台車４の中心に突設するロール６を挾持し
、前記サーボモーターｌＯの正逆回転で台車４を所定の
位置へ移動する。さらに位置決め機ｌを上下動させるシ
リンダー１６の作用によりクランプ１５の挾持解除時に
該位置決め機上を降下させて、前記搬送挟持具による台
車鴫の搬送を妨げない機構としている。なお、り２ンプ
１５の構造を先端がロール６を挾む凹状の２本の平行腕
で、両腕間にシリンダー１４を挟着したものでもロール
６を挾持することができ、さらに前記上下動のシリンダ
ー１６の取付けを図面上に垂直とし位置決め横１を台車
４に向って前後動させるようにして前述の目的を達成す
ることもできる。

つぎに加熱炉１の末端炉壁外に設けたガラス板端部検出
機且は、先端が丁字形状で棒材部を磁性管で熱保護され
た耐熱鋼で末端に電源２０ａと接続されてテーブル１９
　上に碍子で着座する電極棒２０　を備え、加熱炉１内
に吊下げたガラス板２の延長面と加熱炉】Ｏ末端炉壁に
突き当たる一点にあけた孔１ａから前記電極棒２０を挿
入してガラス板２の端部と可当接する位置に配設する。

電極棒２０を載置するテーブル】９は、ボールネジ２Ｘ
を跨いでリニアガイド２２に取付けられ、ボールネジ２
１のナツト２１ａをテーブル１９の底面に固定しボール
ネジ２１の正逆回転で台車４の搬送方向に往復動するこ
とにより、ガラス板２の片端部に対し電極棒２０の先端
が当接し、離脱することができるものである。この電極
棒２０を動かすボールネジ２１の回動作動は、フレーム
２３に固定する制御器２４を備えたサーボモーター２５
がタイミングベルト２７を介してボールネジ２１の端部
に設けたタイミングベルト用プーリー２６を回動し、こ
の回動なボールネジ２Ｉの端部のタイミング用プーリー
２６と接続するパルス発振器２８に伝達されパルスを出
力するものである。

一方所定位置に停止した台車４に吊下げたガラス板２の
端部位置を予め入力する設定器２９を設け、前記ガラス
板端部検出機Ｌ″Ｌのパルス発振器２８により出力する
パルスを入力した積算値と、前記設定器２９よ勺の設定
値を比較演算し演算値を出力する演算器３ｏを設けるも
のである。

つぎに本発明の一実施例の作動を説明する。

台車４の梁部側面で長手方向の中心に突設するロール６
から振り分けて設けた吊下げ棒３．３＋。

バランスバーＢ鵞、フックＴ！　ｓ　Ｔ＊’、バランス
バー”１　＋”！　’。

吊シ具Ｔ、　、　ＴＩ、　Ｔ、’　、　Ｔ１１　　等を
介してガラス板２を吊下げ、加熱炉１上に配設するレー
ル７上を車輪５を介して移動する台車４は、該台車４の
裏面側に配設する搬送挾持具（図示せず）に二って追従
し、加熱炉】の末端上部に設置するプレス成形装置（図
示せず）の中心線Ｙ１なる符号で示す位置と、台車鴫に
突設するロール６の中心とが接近した位置にリミットス
イッチ等で台車４を停止させ、ひきつづき前記搬送挾持
具が台車４よシ離脱する。

加熱炉！上で台車４０手前側に配設する位置決め横１は
、制御器９に記憶されている位置すなわちクランプ】５
の中心と前記プレス成形装置のＹ、なる符号で示す中心
線上と一致する位置で、クランプ１うの先端を開き台車
４より離れて待機している。

前記搬送挾持具が台車４より離れた作動をリミットスイ
ッチの動作で検知し、その検知信号でシリンダー１６の
ピストンを作動しピストンと連結する位置決め機ｌを上
部へ移動せしめ台車今に突設するロール６をクランプ１
５が挾持する位置迄上昇し、つづいて連動するシリンダ
ー１４のピストン作動でクランプ１５の先端が閉じられ
てロール６を完全に挾持する。この挾持で台車４はロー
ル６の中心すなわち台車４の中心と前記プレス成形装置
の中心線とが一致する所定の位置に停止されることとな
る。

つぎにガラス板端部検出機１１は、位置決め機りのクラ
ンプ１５による挟持作動で台車４を所定の位置に保持し
た後、タイマー等の作動信号によりサーボモーター２５
を回動しタイミングベルト２７．タイミングベルト用プ
ーリー２６とボールネジ２１を介してテーブル１９上の
電極棒２０を基点から左行し、加熱炉１内○吊下げガラ
ス板２の端部に当接しこれによって電極棒２Ｑよシミ流
がプｊラス板２、吊シ具Ｔ、ｌ、バランスＢ、−フック
Ｔ！Ａ　バランスバーＢλ吊下ケｍ　３’、台車鴫、車
輪５、レール７およびレール７を支える鉄骨１ｂ、加熱
炉１の炉枠鉄骨等を通り演算器３０と制御器２４へ操作
用信号Ｓとして旋れ、この操作信号Ｓを受けた制御器２
４は、直ちにサーボモーター２５０回転を停止する制御
とひきつづき電極棒２０が前記左行開始の基点位置まで
右行する逆回転の操作指令をサーボモーター２５に出力
し、該モーターの作動で電極棒２０は基点まで移動する
。

一方タイミングベルト用プーリー２６と連結するパルス
発振器２８もボールネジ２】の回動と同期して、電極棒
２０の基点からの左行に合せ符号ｄのパルスを出力し演
算器３０へ入力積算されるが、前記ガラス板２と電極棒
２０の当接にて生ずる操作信号Ｓの演算器３０への入力
で当接時における電極＄２０の走行パルス積算値を読み
取り、予め設定器２９に入力した設定値ｅ、すなわち所
定位置の台車４に吊下げたガラス板２の端部位置を基準
設定値とし、前記の積算値と比較した演算値を演算器５
０から符号でとして制御器９へ出力することにょυ、制
御器９は演算値の（＋；、（−）でサーボモーター１０
に正逆指令し、入力した指令に基きサーボモータ１００
回動で台車４に突設するロール６を挾持したクランプ】
５がわずかに左行または右行することによって台車鴫も
追動し、Ｙ、なる符号で示すガラス板２の中心線とプレ
ス成形装置のＹｌなる符号で示す中心線とが合致するよ
うになるものである。

引続いてサーボモーター１０の停止信号指令によ）シリ
ンダー１４が動作しロール６を挾持するり２ンプ１５が
離脱し、ついでシリンダー１４からの停止信号指令を得
てシリンダー１６の駆動で位置決め横１は、台車４より
離脱降下し、若し位置ずれがあればサーボモーター１０
の作動で制御器９に記憶されているクランプ１５Ｏ中心
とプレス成形装置の中心線（符号Ｙｌ　）とが一致する
位置へボールネジ】１、テーブル１３を介してり２ンプ
１５が移動し、引き続き搬送される台車４を待機するこ
ととなる。

一方位置修正を受けた苗車４は、昇降装置（図示せず）
により上部へ引揚げガラス板２をプレス成形装置にセッ
トする一連の動作を操９返えすものである。尚ガラス板
端部検出機１７の電極棒２０を用いる方式に代るものと
して、加熱炉ｌの両側に設ける光電管方式によってガラ
ス板２の端部を検出し１台車を移動させる方法も考えら
れることは言うまでもない。

〔発明の効果〕

本発明は、白玉に設けた吊下げ部材により高熱ガラス板
を搬送する経路内で、ガラス板の基準位置端部と検出機
で検出した端部の差を位置決め機へフィードバックし、
その差の値はど位置決め機が台車を移動するもので、こ
の結果プレス成形型枠の中心とプレス成形装置にセット
される板ガラスの中心とが完全に合致し、プレス成形に
よる曲げｆ３度を一段と向上することができるものであ
る。またガラス板を加熱炉内で位置決めを行うことによ
りプレス成形装置内での左右の位置決め作動を行わせる
必要がなく、この結果ガラス板の温度低下を極力少なく
することができ、熱低下の激しい薄板強化に多大な効果
を発揮し、さらに位置・、５正を台車で行うためガラス
板の吊り点部に無理な力が加わることがなく薄板の吊り
点部の強度低下防止に寄与し、品質向上に多くの効果を
奏するものである。

１１．加熱炉　２１１．ガラス板　４１０１台車　　　
　　１−６１０．ロール　４０１０位置決め機　１０．
、、サーボモーター＋５．、、クランプ　−０１．ガラ
ス板端部検出機２０、、、Ｍ種棒　　２５．、、サーボ
モーター２８、、、パルス発振器　　　　２９．、、設
定器３００．、演算器 特許出願人　　セントラル硝子株式会社！　第１図 ｊ−−ｙ＋

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）台車に設けた吊下げ部材により高熱ガラス板を搬
   送する経路内で前記ガラス板を所定の位置に位置決めす
   る方法において、前記ガラス板の位置を検出して所定位
   置との差に相当する出力により、前記台車を移動させる
   ことを特徴とするガラス板の位置決め方法。
2. （２）台車に設けた吊下げ部材により高熱ガラス板を搬
   送する経路内で前記ガラス板を所定の位置に位置決めす
   る装置において、前記ガラス板端の所定の位置を入力し
   た設定器と、往復動自在な電極棒が基点から前記搬送さ
   れ 停止しているガラス板端に走行当接するまでの距離をパ
   ルス数により検出する位置検出手段と、該位置検出手段
   により積算された前記距離と前記設定器に入力された設
   定距離を比較する演算器と、該演算器の出力に応じて前
   記台車を移動させる駆動装置を設けたことを特徴とする
   ガラス板の位置決め装置。