JPH05319366A - 自動大組立装置 - Google Patents
自動大組立装置Info
- Publication number
- JPH05319366A JPH05319366A JP4130791A JP13079192A JPH05319366A JP H05319366 A JPH05319366 A JP H05319366A JP 4130791 A JP4130791 A JP 4130791A JP 13079192 A JP13079192 A JP 13079192A JP H05319366 A JPH05319366 A JP H05319366A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aggregate
- automatic
- carriage
- longe
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロンジ先行溶接・トランス差込み方式の大組
立工法を実施する数値制御方式の自動大組立装置を得
る。 【構成】 大組立工程を制御する数値制御装置1,該装
置により制御されるスリット自動計測装置2,骨材自動
配材装置3,及び横材自動差込み装置4を設け、自動計
測装置の測定データを基に最適なロンジ取付スパンを決
定し、その位置にロンジ102を配材・溶接し、大板1
01に取付後、そのロンジをガイドレールとして自動差
込み装置を走行させ、ロンジの倒れを矯正しながらロン
ジ端部よりトランス103を引き込むようにする。
立工法を実施する数値制御方式の自動大組立装置を得
る。 【構成】 大組立工程を制御する数値制御装置1,該装
置により制御されるスリット自動計測装置2,骨材自動
配材装置3,及び横材自動差込み装置4を設け、自動計
測装置の測定データを基に最適なロンジ取付スパンを決
定し、その位置にロンジ102を配材・溶接し、大板1
01に取付後、そのロンジをガイドレールとして自動差
込み装置を走行させ、ロンジの倒れを矯正しながらロン
ジ端部よりトランス103を引き込むようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、造船用パネルの組立て
を自動的に行う自動大組立装置に関し、さらに詳しく
は、先にロンジと大板を組み立て、その後ロンジにトラ
ンスを差し込むようにした、数値制御による、ロンジ先
行溶接・トランス差込み方式の大組立装置に関する。
を自動的に行う自動大組立装置に関し、さらに詳しく
は、先にロンジと大板を組み立て、その後ロンジにトラ
ンスを差し込むようにした、数値制御による、ロンジ先
行溶接・トランス差込み方式の大組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶の建造は、おおまかには鋼材の搬
入、ブラスト、切断、溶接、加工と進み、小組立から大
組立、そしてブロック製造へと進む。従来、一部小組立
までの自動化はかなり進んでいるが、大組立の自動化、
合理化には未だ難点が多くその実現を阻んでいる状況に
ある。ここで、大組立の主要構成部材は大板、縦骨材と
してのロンジ、及び横材としてのトランスまたはフロア
(以下、単にトランスという)の3つの部材からなり、
これら3つの部材を枠組みして船体ブロックのためのパ
ネルを組み立てる工程を大組立という。従来、このよう
な大組立工法として、ロンジ先行溶接工法や枠組工法な
どがあった。
入、ブラスト、切断、溶接、加工と進み、小組立から大
組立、そしてブロック製造へと進む。従来、一部小組立
までの自動化はかなり進んでいるが、大組立の自動化、
合理化には未だ難点が多くその実現を阻んでいる状況に
ある。ここで、大組立の主要構成部材は大板、縦骨材と
してのロンジ、及び横材としてのトランスまたはフロア
(以下、単にトランスという)の3つの部材からなり、
これら3つの部材を枠組みして船体ブロックのためのパ
ネルを組み立てる工程を大組立という。従来、このよう
な大組立工法として、ロンジ先行溶接工法や枠組工法な
どがあった。
【0003】(1)ロンジ先行溶接工法 この工法は、ロンジと大板を先に組み立て、その後トラ
ンスを配材する工法で、スロット方式と呼ばれている。
図20にこの工法の概要を示す。また、図21はこの工
法の工程図である。
ンスを配材する工法で、スロット方式と呼ばれている。
図20にこの工法の概要を示す。また、図21はこの工
法の工程図である。
【0004】大板の製作工程(図20(a),図21
のステップS1〜S3参照) まず、数枚の鋼板110を順次自動突合せ溶接して所要
寸法の大板101を製作する。溶接はガントリー式の自
動溶接機112にて行う。
のステップS1〜S3参照) まず、数枚の鋼板110を順次自動突合せ溶接して所要
寸法の大板101を製作する。溶接はガントリー式の自
動溶接機112にて行う。
【0005】ロンジ仮付工程(図20(b),図21
のステップS4〜S5参照) 次に、L形鋼などのロンジ102を上記大板101上に
所定間隔で取り付けるため、まず大板101にロンジラ
イン111を罫書き、ロンジ102を搬入しその罫書線
111に合わせて配置し、その後図20(b)に付記す
るような仮止治具113を使用してそのロンジの長手方
向を数個所仮付けする。この工程はすべて人手による重
筋作業であり、ハンマーやジャッキ、バールその他種々
の工具を使用してロンジ102を罫書線にすり合せた
り、大板101と肌合せしたりしなければならない。
のステップS4〜S5参照) 次に、L形鋼などのロンジ102を上記大板101上に
所定間隔で取り付けるため、まず大板101にロンジラ
イン111を罫書き、ロンジ102を搬入しその罫書線
111に合わせて配置し、その後図20(b)に付記す
るような仮止治具113を使用してそのロンジの長手方
向を数個所仮付けする。この工程はすべて人手による重
筋作業であり、ハンマーやジャッキ、バールその他種々
の工具を使用してロンジ102を罫書線にすり合せた
り、大板101と肌合せしたりしなければならない。
【0006】ロンジ溶接工程(図20(c),図21
のステップS6参照) 上記工程で仮付けしたロンジ102の基部をガントリー
式の自動溶接機114にて両側から同時に自動隅肉溶接
してロンジ102を大板101に固着する。
のステップS6参照) 上記工程で仮付けしたロンジ102の基部をガントリー
式の自動溶接機114にて両側から同時に自動隅肉溶接
してロンジ102を大板101に固着する。
【0007】トランス取付工程(図20(d),図2
1のステップS7,S11〜S14参照) 次に、大板101上に取り付けられた数本のロンジ10
2に対し、小組立されたトランス103を上方から挿入
して交叉状に組み付け、カラープレート120によりト
ランス103を溶接で各ロンジ102に取り付ける(ス
テップS7)。トランス103にはあらかじめスロット
118が所定間隔で加工されており、また図示しない小
骨部材が溶接で取り付けられている。このトランス10
3の製作工程(ステップS11〜S14)は上記大板の
製作からロンジ溶接までの工程と平行して行われる。ま
た、ロンジ102が溶接歪などで多少倒れていてもトラ
ンス103の挿入を容易にするため、スロット118は
幅広く形成されている。しかし、これにより結合強度が
低下するため、図20(d)に付記するようなカラープ
レート120を用いてロンジ102とトランス103を
連結する必要がある。このため溶接個所がカラープレー
ト120の1枚当たり8個所(矢印wで示す個所)発生
することになる。カラープレート120の溶接は一般に
手溶接である。
1のステップS7,S11〜S14参照) 次に、大板101上に取り付けられた数本のロンジ10
2に対し、小組立されたトランス103を上方から挿入
して交叉状に組み付け、カラープレート120によりト
ランス103を溶接で各ロンジ102に取り付ける(ス
テップS7)。トランス103にはあらかじめスロット
118が所定間隔で加工されており、また図示しない小
骨部材が溶接で取り付けられている。このトランス10
3の製作工程(ステップS11〜S14)は上記大板の
製作からロンジ溶接までの工程と平行して行われる。ま
た、ロンジ102が溶接歪などで多少倒れていてもトラ
ンス103の挿入を容易にするため、スロット118は
幅広く形成されている。しかし、これにより結合強度が
低下するため、図20(d)に付記するようなカラープ
レート120を用いてロンジ102とトランス103を
連結する必要がある。このため溶接個所がカラープレー
ト120の1枚当たり8個所(矢印wで示す個所)発生
することになる。カラープレート120の溶接は一般に
手溶接である。
【0008】トランス溶接工程(図20(e),図2
1のステップS8参照) トランス103と大板101及びロンジ102とを手溶
接し、パネル100の組立が終了する。
1のステップS8参照) トランス103と大板101及びロンジ102とを手溶
接し、パネル100の組立が終了する。
【0009】最後に、図示しない吊りピースや艤装部品
などを取り付け(ステップS9),上記のようにして組
み立てられたパネル100をクレーンで搬出する(ステ
ップS10)。
などを取り付け(ステップS9),上記のようにして組
み立てられたパネル100をクレーンで搬出する(ステ
ップS10)。
【0010】(2)枠組工法 この工法は、トランスとロンジを先に組み立て、その後
大板に配材する工法で、スリット方式と呼ばれている。
つまり、トランスとロンジを先に枠組みしておき、これ
を大板上に取り付ける工法である。このため、ロンジを
通すための狭いスリットをトランスに設けるだけでよ
く、上記のようなカラープレートを必要としない。
大板に配材する工法で、スリット方式と呼ばれている。
つまり、トランスとロンジを先に枠組みしておき、これ
を大板上に取り付ける工法である。このため、ロンジを
通すための狭いスリットをトランスに設けるだけでよ
く、上記のようなカラープレートを必要としない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来工法には下記のよ
うな長所と短所がある。 (1)ロンジ先行溶接工法の場合 パネル溶接長の45%(これはほとんどロンジ溶接長で
占める)を多電極高能率溶接ができる。反面、カラープ
レートを必要とし、この取付工程で溶接長が30%増加
するとともに、自動溶接化が困難になる。さらに細部に
ついて述べると、ロンジ仮付工程では全く人手に頼らざ
るを得ず、重労働であるうえに作業が不安定であり、ロ
ンジラインの罫書精度やロンジ取付精度が悪く、±2mm
程度は容易にずれる。この精度不良は後工程に大きく影
響を及ぼし、しばしば手直しが必要となる。また、トラ
ンス取付工程ではカラープレートの取付けのため多大の
人手、時間がかかる。
うな長所と短所がある。 (1)ロンジ先行溶接工法の場合 パネル溶接長の45%(これはほとんどロンジ溶接長で
占める)を多電極高能率溶接ができる。反面、カラープ
レートを必要とし、この取付工程で溶接長が30%増加
するとともに、自動溶接化が困難になる。さらに細部に
ついて述べると、ロンジ仮付工程では全く人手に頼らざ
るを得ず、重労働であるうえに作業が不安定であり、ロ
ンジラインの罫書精度やロンジ取付精度が悪く、±2mm
程度は容易にずれる。この精度不良は後工程に大きく影
響を及ぼし、しばしば手直しが必要となる。また、トラ
ンス取付工程ではカラープレートの取付けのため多大の
人手、時間がかかる。
【0012】(2)枠組工法の場合 カラープレートを必要としない分、溶接長が短くなり、
パネル溶接長の35%(これはほとんどトランスとロン
ジ部分の溶接長で占める)は作業性が良く、自動溶接化
が可能である。しかし、この枠組を大板に配材した後の
溶接能率が非常に悪く、自動化がきわめて難しい。
パネル溶接長の35%(これはほとんどトランスとロン
ジ部分の溶接長で占める)は作業性が良く、自動溶接化
が可能である。しかし、この枠組を大板に配材した後の
溶接能率が非常に悪く、自動化がきわめて難しい。
【0013】枠組工法の場合は枠組の大板配材後の自動
溶接化に難点が多すぎるが、ロンジ先行溶接工法の場合
はロンジ仮付工程、トランス取付工程などに改善の余地
が残されていると考えられる。まず考えられることは、
ロンジ先行溶接工法の長所を活かすべく、カラープレー
トを除去することである。これにより少なくともパネル
溶接長の30%を削減できることになる。次に、カラー
プレートを除去すると、トランスのスリット幅は枠組工
法と同様に狭くできるが、これに伴いトランスをロンジ
に差し込まざるを得なくなる。このようにトランス差込
み方式とした場合の一番の問題は、ロンジの取付誤差が
非常に大きいことや、ロンジ姿勢が真直ぐではなく傾い
ている場合が多いことなどのため、果してうまくトラン
スを差し込むことができるかという点にある。
溶接化に難点が多すぎるが、ロンジ先行溶接工法の場合
はロンジ仮付工程、トランス取付工程などに改善の余地
が残されていると考えられる。まず考えられることは、
ロンジ先行溶接工法の長所を活かすべく、カラープレー
トを除去することである。これにより少なくともパネル
溶接長の30%を削減できることになる。次に、カラー
プレートを除去すると、トランスのスリット幅は枠組工
法と同様に狭くできるが、これに伴いトランスをロンジ
に差し込まざるを得なくなる。このようにトランス差込
み方式とした場合の一番の問題は、ロンジの取付誤差が
非常に大きいことや、ロンジ姿勢が真直ぐではなく傾い
ている場合が多いことなどのため、果してうまくトラン
スを差し込むことができるかという点にある。
【0014】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、トランスの差込み可能な範囲をス
リットの位置及び幅の計測データから見通しをつけ、そ
の範囲内のギャップを見込んだ最適位置にロンジを配材
することでトランスの差込みに成功したものである。し
たがって、本発明の目的は、このようなカラープレート
を必要としないロンジ先行溶接・トランス差込み方式の
大組立工法を効率的に実施するための自動大組立装置を
提供することにある。
めになされたもので、トランスの差込み可能な範囲をス
リットの位置及び幅の計測データから見通しをつけ、そ
の範囲内のギャップを見込んだ最適位置にロンジを配材
することでトランスの差込みに成功したものである。し
たがって、本発明の目的は、このようなカラープレート
を必要としないロンジ先行溶接・トランス差込み方式の
大組立工法を効率的に実施するための自動大組立装置を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロンジと大板
を先に組み立て、その後トランスを配材するロンジ先行
溶接の大組立装置において、大組立工程を集中制御する
ための数値制御装置を設け、この数値制御装置に、横材
のスリットピッチ及びスリット幅を自動計測し、スリッ
ト情報を得るためのスリット自動計測装置と、このスリ
ット情報を基にして計算した所定の取付スパンで骨材を
大板に配置し、かつ、該骨材の仮付溶接を行う骨材自動
配材装置と、大板に全ての骨材を溶接した後、該骨材を
直立に矯正しながらその端部より横材を差し込む(引き
込む)ようにした横材自動差込み装置とを配備すること
で、パネルの大組立を自動的かつ高精度にできるように
したものである。
を先に組み立て、その後トランスを配材するロンジ先行
溶接の大組立装置において、大組立工程を集中制御する
ための数値制御装置を設け、この数値制御装置に、横材
のスリットピッチ及びスリット幅を自動計測し、スリッ
ト情報を得るためのスリット自動計測装置と、このスリ
ット情報を基にして計算した所定の取付スパンで骨材を
大板に配置し、かつ、該骨材の仮付溶接を行う骨材自動
配材装置と、大板に全ての骨材を溶接した後、該骨材を
直立に矯正しながらその端部より横材を差し込む(引き
込む)ようにした横材自動差込み装置とを配備すること
で、パネルの大組立を自動的かつ高精度にできるように
したものである。
【0016】また本発明において、前記スリット情報を
得るためのスリット自動計測装置は、横材の下方にて長
手方向に走行する計測台車と、該計測台車より離隔さ
れ、かつ、前記数値制御装置に接続された計測制御装置
とからなり、前記計測台車に横材のスリット位置ごとに
オン・オフ信号を得るセンサー手段を対向状に設置する
とともに、前記センサー手段の信号と同期して前記計測
台車の走行距離を計測する距離測定手段を設け、さらに
前記計測台車と計測制御装置の間を光通信手段により連
絡する構成としたものである。
得るためのスリット自動計測装置は、横材の下方にて長
手方向に走行する計測台車と、該計測台車より離隔さ
れ、かつ、前記数値制御装置に接続された計測制御装置
とからなり、前記計測台車に横材のスリット位置ごとに
オン・オフ信号を得るセンサー手段を対向状に設置する
とともに、前記センサー手段の信号と同期して前記計測
台車の走行距離を計測する距離測定手段を設け、さらに
前記計測台車と計測制御装置の間を光通信手段により連
絡する構成としたものである。
【0017】また前記スリット情報を基に、所定の取付
スパンで骨材を自動配材する骨材自動配材装置は、骨材
の取付スパン方向に走行するガントリー式のNC走行台
車と、該走行台車に設置され、ロンジライン方向に移動
する横行台車と、該横行台車に昇降軸を介して取り付け
られた骨材位置決め手段と、該骨材位置決め手段に取り
付けられた溶接装置とからなるもので、さらに前記骨材
位置決め手段を、骨材を跨ぐように形成された門型の本
体と、骨材の位置決め時、該本体を大板に固着しておく
ための本体下端に取り付けられた一対の電磁石と、ウェ
ブを挾圧して骨材を直立に保持するべく前記本体内に取
り付けられた一方の基準押圧板と、該基準押圧板の押付
力より小さい押付力で押動する他方の位置決め押圧板
と、大板に対する骨材の肌付けを良くするため骨材の上
面を押圧する押圧子とから構成したものである。
スパンで骨材を自動配材する骨材自動配材装置は、骨材
の取付スパン方向に走行するガントリー式のNC走行台
車と、該走行台車に設置され、ロンジライン方向に移動
する横行台車と、該横行台車に昇降軸を介して取り付け
られた骨材位置決め手段と、該骨材位置決め手段に取り
付けられた溶接装置とからなるもので、さらに前記骨材
位置決め手段を、骨材を跨ぐように形成された門型の本
体と、骨材の位置決め時、該本体を大板に固着しておく
ための本体下端に取り付けられた一対の電磁石と、ウェ
ブを挾圧して骨材を直立に保持するべく前記本体内に取
り付けられた一方の基準押圧板と、該基準押圧板の押付
力より小さい押付力で押動する他方の位置決め押圧板
と、大板に対する骨材の肌付けを良くするため骨材の上
面を押圧する押圧子とから構成したものである。
【0018】また全部の骨材の溶接後、横材を骨材の端
部より差し込むための前記横材自動差込み装置は、大板
に取り付けられた骨材をガイドレールとして左右の駆動
ローラーで挾み付けて走行する走行台車と、該走行台車
に牽引され、横材を垂直に保持する複数の横材保持手段
と、骨材の倒れを強制的に矯正するべく骨材の上部を起
こすように前記走行台車の駆動ローラーに荷重を加える
骨材矯正手段と、骨材の直立を判定するための変位セン
サー手段とから構成したものである。
部より差し込むための前記横材自動差込み装置は、大板
に取り付けられた骨材をガイドレールとして左右の駆動
ローラーで挾み付けて走行する走行台車と、該走行台車
に牽引され、横材を垂直に保持する複数の横材保持手段
と、骨材の倒れを強制的に矯正するべく骨材の上部を起
こすように前記走行台車の駆動ローラーに荷重を加える
骨材矯正手段と、骨材の直立を判定するための変位セン
サー手段とから構成したものである。
【0019】
【作用】すなわち、本発明は、縦骨材であるロンジを大
板に配材するにあたって、まずスリット自動計測装置に
より、横材であるトランスの全数について全部のスリッ
トピッチ及びスリット幅を計測し、スリット情報を得
る。次に、これらの実測データから、データ上で、ロン
ジを通すための差込みギャップに見通しをつける。この
見通しは数値制御装置と接続された骨材自動配材装置の
骨材配材サブシステムにて行われる。またこの見通しに
おいては、トランスとロンジの干渉が最も少なくなるよ
うな差込み情報を計算し、最適なロンジ取付スパンを求
める。そのためには、まずトランスとロンジが干渉する
か否かの判定基準となる差込みギャップを設定し、次に
トランスを少しずつ動かして差込みギャップを計算し、
正の値が最も多い(干渉が最も少ない)位置を求め、さ
らにロンジを動かして同様に差込みギャップを計算し、
正の値が最も多い(干渉が最も少ない)位置を求める。
板に配材するにあたって、まずスリット自動計測装置に
より、横材であるトランスの全数について全部のスリッ
トピッチ及びスリット幅を計測し、スリット情報を得
る。次に、これらの実測データから、データ上で、ロン
ジを通すための差込みギャップに見通しをつける。この
見通しは数値制御装置と接続された骨材自動配材装置の
骨材配材サブシステムにて行われる。またこの見通しに
おいては、トランスとロンジの干渉が最も少なくなるよ
うな差込み情報を計算し、最適なロンジ取付スパンを求
める。そのためには、まずトランスとロンジが干渉する
か否かの判定基準となる差込みギャップを設定し、次に
トランスを少しずつ動かして差込みギャップを計算し、
正の値が最も多い(干渉が最も少ない)位置を求め、さ
らにロンジを動かして同様に差込みギャップを計算し、
正の値が最も多い(干渉が最も少ない)位置を求める。
【0020】このようにして求めた最適な取付スパン情
報すなわち差込み情報を前記骨材自動配材装置に与え、
該骨材自動配材装置によってその取付スパン位置にロン
ジを配材するのである。なお、干渉するスリットがあれ
ばそのスリットのみについて手直しして幅を広げる。ロ
ンジは位置決め手段によって高精度に位置決めされる。
さらに上記最適位置に各ロンジを仮付溶接し、その後ロ
ンジを本溶接する。本溶接は通常のガントリー式自動溶
接機で行う。
報すなわち差込み情報を前記骨材自動配材装置に与え、
該骨材自動配材装置によってその取付スパン位置にロン
ジを配材するのである。なお、干渉するスリットがあれ
ばそのスリットのみについて手直しして幅を広げる。ロ
ンジは位置決め手段によって高精度に位置決めされる。
さらに上記最適位置に各ロンジを仮付溶接し、その後ロ
ンジを本溶接する。本溶接は通常のガントリー式自動溶
接機で行う。
【0021】ロンジ溶接後、前記横材自動差込み装置に
よりロンジ端部から順番にトランスを差し込む(引き込
む)。差込み時、ロンジは直立状態になっているとは限
らないので、ロンジの倒れを修正する必要がある。そこ
で、ロンジの上部を起こすように走行台車の駆動ローラ
ーに骨材矯正手段で荷重を加えるとともに、ロンジの倒
れ具合をセンサー手段で検出する。ロンジが直立になっ
た状態でトランスを少しずつ引き込む。
よりロンジ端部から順番にトランスを差し込む(引き込
む)。差込み時、ロンジは直立状態になっているとは限
らないので、ロンジの倒れを修正する必要がある。そこ
で、ロンジの上部を起こすように走行台車の駆動ローラ
ーに骨材矯正手段で荷重を加えるとともに、ロンジの倒
れ具合をセンサー手段で検出する。ロンジが直立になっ
た状態でトランスを少しずつ引き込む。
【0022】全てのトランスが所定位置まで差し込まれ
た後、トランスのスリット部分及び小組立部材をロンジ
と、トランス下部を大板とそれぞれ溶接すれば、パネル
の組立が終了する。
た後、トランスのスリット部分及び小組立部材をロンジ
と、トランス下部を大板とそれぞれ溶接すれば、パネル
の組立が終了する。
【0023】
【実施例】図1は本発明の大組立装置の概要を示す図
で、図2は大組立の各工程の説明図、図3は大組立工程
図である。図2において(b)と(d)の工程が従来の
図20(b),(d)とそれぞれ異なっている。また図
3ではステップS4,ステップS6,ステップS15が
本工法において新たに設けられた工程である。
で、図2は大組立の各工程の説明図、図3は大組立工程
図である。図2において(b)と(d)の工程が従来の
図20(b),(d)とそれぞれ異なっている。また図
3ではステップS4,ステップS6,ステップS15が
本工法において新たに設けられた工程である。
【0024】図1において、1は大組立工程を集中制御
するための数値制御装置、2はトランスのスリットピッ
チ及びスリット幅を計測するためのスリット自動計測装
置、3はロンジを所定の取付スパンで大板に配材するた
めの骨材自動配材装置、4はロンジ端部よりトランスを
差し込むための横材自動差込み装置である。以下、各装
置の構成及び作用を説明する。
するための数値制御装置、2はトランスのスリットピッ
チ及びスリット幅を計測するためのスリット自動計測装
置、3はロンジを所定の取付スパンで大板に配材するた
めの骨材自動配材装置、4はロンジ端部よりトランスを
差し込むための横材自動差込み装置である。以下、各装
置の構成及び作用を説明する。
【0025】(1)数値制御装置 本装置1は、大組立の全工程を数値制御方式により集中
管理するためのもので、図1では本発明において必須の
スリット自動計測装置2,骨材自動配材装置3,及び横
材自動差込み装置4を制御する場合を示している。その
他の装置、例えばガントリー式自動溶接機112,11
4等も本装置1で制御されることはいうまでもない。ま
た本装置1は大組立制御データベース10を備え、スリ
ット自動計測装置2を支援するためのスリット自動計測
サブシステム20を備えている。図1において、12は
本装置1の端末機である。
管理するためのもので、図1では本発明において必須の
スリット自動計測装置2,骨材自動配材装置3,及び横
材自動差込み装置4を制御する場合を示している。その
他の装置、例えばガントリー式自動溶接機112,11
4等も本装置1で制御されることはいうまでもない。ま
た本装置1は大組立制御データベース10を備え、スリ
ット自動計測装置2を支援するためのスリット自動計測
サブシステム20を備えている。図1において、12は
本装置1の端末機である。
【0026】(2)スリット自動計測装置 本装置2は、図3のスリット自動計測工程(ステップS
15)において使用されるもので、図1に示すようにト
ランス103を垂直に保持するクランプ装置21と、ト
ランス103の下方において長手方向に走行するスリッ
ト計測台車22と、計測台車22より離隔され、光通信
手段(図示せず)により計測台車22との間を連絡され
た計測制御装置23と、スリット位置ごとにオン・オフ
信号を得るように計測台車22に対向状に設置されたレ
ーザーセンサーからなるセンサー手段24と、このレー
ザーセンサー24a,24bの信号に同期して計測台車
22の走行距離を測定する距離測定手段(図示せず)と
から主として構成されている。また本装置2により計測
されたスリット情報は計測制御装置23より前記数値制
御装置1のスリット自動計測サブシステム20に転送さ
れ、さらに大組立制御データベース10に格納される。
15)において使用されるもので、図1に示すようにト
ランス103を垂直に保持するクランプ装置21と、ト
ランス103の下方において長手方向に走行するスリッ
ト計測台車22と、計測台車22より離隔され、光通信
手段(図示せず)により計測台車22との間を連絡され
た計測制御装置23と、スリット位置ごとにオン・オフ
信号を得るように計測台車22に対向状に設置されたレ
ーザーセンサーからなるセンサー手段24と、このレー
ザーセンサー24a,24bの信号に同期して計測台車
22の走行距離を測定する距離測定手段(図示せず)と
から主として構成されている。また本装置2により計測
されたスリット情報は計測制御装置23より前記数値制
御装置1のスリット自動計測サブシステム20に転送さ
れ、さらに大組立制御データベース10に格納される。
【0027】さらに本装置2を図4及び図5により説明
する。図4は本装置2の概要図、図5は本装置2のブロ
ック図である。また図6は測定方法の説明図である。計
測台車22は、走行用のX軸サーボモータ221により
ピニオン222とラックレール223の噛み合わせによ
って走行するようになっている。この走行距離はX軸サ
ーボモータ221のエンコーダ224とユニバーサルカ
ウンター225からなる距離測定手段により測定され
る。計測台車22にはレーザーセンサー24a,24b
を取り付けたY形の支柱226を昇降可能に設け、高さ
調整用のY軸サーボモータ227により任意の高さの計
測ライン107に設定できるようになっている。また計
測台車22にはマイクロコンピュータが搭載されてお
り、そのCPU228によりX,Y軸の制御やレーザー
センサー24a,24bの信号処理、走行距離のカウン
ト等を行うようにしている。さらに計測台車22にはス
リット104の状態を監視するためのITVカメラ22
9が搭載されており、該カメラ229の映像信号はトラ
ンスミッター230により計測制御装置23のテレビア
ンテナ231を介してモニターテレビ232に送信され
る。
する。図4は本装置2の概要図、図5は本装置2のブロ
ック図である。また図6は測定方法の説明図である。計
測台車22は、走行用のX軸サーボモータ221により
ピニオン222とラックレール223の噛み合わせによ
って走行するようになっている。この走行距離はX軸サ
ーボモータ221のエンコーダ224とユニバーサルカ
ウンター225からなる距離測定手段により測定され
る。計測台車22にはレーザーセンサー24a,24b
を取り付けたY形の支柱226を昇降可能に設け、高さ
調整用のY軸サーボモータ227により任意の高さの計
測ライン107に設定できるようになっている。また計
測台車22にはマイクロコンピュータが搭載されてお
り、そのCPU228によりX,Y軸の制御やレーザー
センサー24a,24bの信号処理、走行距離のカウン
ト等を行うようにしている。さらに計測台車22にはス
リット104の状態を監視するためのITVカメラ22
9が搭載されており、該カメラ229の映像信号はトラ
ンスミッター230により計測制御装置23のテレビア
ンテナ231を介してモニターテレビ232に送信され
る。
【0028】計測制御装置23はマイクロコンピュータ
のCPU233を備え、レール部のホームポジション側
に設置され、計測制御装置23と計測台車22の間を光
通信モジュールからなる光通信手段25a,25bで連
絡している。これによって、計測台車22の大ストロー
ク化と動力線及び信号線のワイヤレス化を図ることがで
き、トランスが長い(20m程度になることがある)場
合でも、計測台車22の走行性能の安定性、小型軽量化
を図ることによって、測定精度の確保及び測定の高速化
を可能にしている。計測台車22への電力(モータの駆
動及び制御、測定系の駆動用)供給は、レール部に併設
されたトロリーから摺動子(いずれも図示せず)を介し
て行い、また測定パラメータ等の測定条件の計測制御装
置23側から計測台車22への指令、及び測定結果の計
測制御装置23側への転送は光通信手段25a,25b
によって行われる。
のCPU233を備え、レール部のホームポジション側
に設置され、計測制御装置23と計測台車22の間を光
通信モジュールからなる光通信手段25a,25bで連
絡している。これによって、計測台車22の大ストロー
ク化と動力線及び信号線のワイヤレス化を図ることがで
き、トランスが長い(20m程度になることがある)場
合でも、計測台車22の走行性能の安定性、小型軽量化
を図ることによって、測定精度の確保及び測定の高速化
を可能にしている。計測台車22への電力(モータの駆
動及び制御、測定系の駆動用)供給は、レール部に併設
されたトロリーから摺動子(いずれも図示せず)を介し
て行い、また測定パラメータ等の測定条件の計測制御装
置23側から計測台車22への指令、及び測定結果の計
測制御装置23側への転送は光通信手段25a,25b
によって行われる。
【0029】次に、図4〜図6によりスリット位置の自
動計測方法について説明すると、まずトランス103を
クランプ装置21により垂直に保持し、レーザーセンサ
ー24a,24bの位置(計測ライン107の高さ)を
Y軸サーボモータ227により設定した後、レーザービ
ーム24cを発射しながら計測台車22をスタートさせ
る。同時に計測台車22に搭載されたマイクロコンピュ
ータの距離パルスカウンター225によりX軸サーボモ
ータ221のエンコーダ224からのパルス数をカウン
トする。この実施例では1パルス当たり0.1mmに設定
されており、スタート点からのパルス数をカウントする
ことにより、距離に換算することができる。
動計測方法について説明すると、まずトランス103を
クランプ装置21により垂直に保持し、レーザーセンサ
ー24a,24bの位置(計測ライン107の高さ)を
Y軸サーボモータ227により設定した後、レーザービ
ーム24cを発射しながら計測台車22をスタートさせ
る。同時に計測台車22に搭載されたマイクロコンピュ
ータの距離パルスカウンター225によりX軸サーボモ
ータ221のエンコーダ224からのパルス数をカウン
トする。この実施例では1パルス当たり0.1mmに設定
されており、スタート点からのパルス数をカウントする
ことにより、距離に換算することができる。
【0030】レーザーセンサー24a,24bの出力信
号は、トランス103によりレーザービーム24cを遮
断しない点でオンとなり、レーザービーム24cを遮断
する点でオフとなるため、各スリット端及びトランスの
両端でオン・オフ信号が得られる。このオン・オフ信号
を距離パルスカウンター225と同期させ、かつそのパ
ルス数を距離に換算することにより、スリット104の
ピッチP1 ,P2 ,…P(n) 及びスリット幅G1 ,G2
,…G(n) を0.1mmの精度で自動計測することがで
きる。測定データは計測台車22に搭載のマイクコンピ
ュータのメモリーに記憶させるとともに、必要に応じ光
通信手段25a,25bを介して計測制御装置23へ転
送し、さらにスリット自動計測サブシステム20を経て
前記数値制御装置1の大組立制御データベース10に格
納される。この測定データは次工程におけるロンジ配材
のための参照データとなる。またスリット状態をITV
カメラ229を通してモニターすることにより、測定デ
ータの異常が発生した場合などにおいてその原因を探知
できる。
号は、トランス103によりレーザービーム24cを遮
断しない点でオンとなり、レーザービーム24cを遮断
する点でオフとなるため、各スリット端及びトランスの
両端でオン・オフ信号が得られる。このオン・オフ信号
を距離パルスカウンター225と同期させ、かつそのパ
ルス数を距離に換算することにより、スリット104の
ピッチP1 ,P2 ,…P(n) 及びスリット幅G1 ,G2
,…G(n) を0.1mmの精度で自動計測することがで
きる。測定データは計測台車22に搭載のマイクコンピ
ュータのメモリーに記憶させるとともに、必要に応じ光
通信手段25a,25bを介して計測制御装置23へ転
送し、さらにスリット自動計測サブシステム20を経て
前記数値制御装置1の大組立制御データベース10に格
納される。この測定データは次工程におけるロンジ配材
のための参照データとなる。またスリット状態をITV
カメラ229を通してモニターすることにより、測定デ
ータの異常が発生した場合などにおいてその原因を探知
できる。
【0031】(3)骨材自動配材装置 本装置3は、図3のロンジ自動仮付工程(ステップS
4)において使用されるもので、図1に示すようにロン
ジ102の取付スパン方向に走行するガントリー式のN
C走行台車31と、走行台車31に設置され、ロンジラ
イン方向へ移動する横行台車32と、横行台車32に昇
降軸33を介して取り付けられた骨材位置決め手段34
と、骨材位置決め手段34に取り付けられた仮付溶接用
の溶接装置35とから主として構成されている。また図
1において、30は骨材自動配材サブシステムであり、
この骨材自動配材サブシステム30に、ロンジ配材時、
前記数値制御装置1に格納されているスリット測定デー
タを転送することにより、その測定データに基づき、デ
ータ上でトランスとロンジの干渉が最も少なくなるよう
な最適な取付スパン位置を計算し、その位置にロンジを
配材するように本装置3を制御するものである。
4)において使用されるもので、図1に示すようにロン
ジ102の取付スパン方向に走行するガントリー式のN
C走行台車31と、走行台車31に設置され、ロンジラ
イン方向へ移動する横行台車32と、横行台車32に昇
降軸33を介して取り付けられた骨材位置決め手段34
と、骨材位置決め手段34に取り付けられた仮付溶接用
の溶接装置35とから主として構成されている。また図
1において、30は骨材自動配材サブシステムであり、
この骨材自動配材サブシステム30に、ロンジ配材時、
前記数値制御装置1に格納されているスリット測定デー
タを転送することにより、その測定データに基づき、デ
ータ上でトランスとロンジの干渉が最も少なくなるよう
な最適な取付スパン位置を計算し、その位置にロンジを
配材するように本装置3を制御するものである。
【0032】以下、本装置3の各部の構成及び作用を図
7〜図13により説明する。NC走行台車31は左右対
称であるので図には左側部分のみを示すことにする。図
7はNC走行台車の正面図、図8は平面図、図9は側面
図である。図7〜図9において、311は走行サーボモ
ータで、ピニオン312を走行レール313に併設した
ラック314に噛み合わせて走行台車31の走行距離を
制御するようにしている。すなわち、前記数値制御装置
1からの指令により骨材自動配材サブシステム30にて
計算された最適な取付スパンの距離に相当するパルス数
を走行サーボモータ311に与える。315は走行車輪
である。
7〜図13により説明する。NC走行台車31は左右対
称であるので図には左側部分のみを示すことにする。図
7はNC走行台車の正面図、図8は平面図、図9は側面
図である。図7〜図9において、311は走行サーボモ
ータで、ピニオン312を走行レール313に併設した
ラック314に噛み合わせて走行台車31の走行距離を
制御するようにしている。すなわち、前記数値制御装置
1からの指令により骨材自動配材サブシステム30にて
計算された最適な取付スパンの距離に相当するパルス数
を走行サーボモータ311に与える。315は走行車輪
である。
【0033】走行台車31の支柱316上には横桁31
7がその両端を軸318で枢着されている。このため、
横桁317は水平面内で傾くことができ、大板101が
走行台車31の走行路と多少非平行に置かれた場合でも
該大板101と平行に走行させることができる。319
は押しネジ320を持つ横桁固定用モータである。また
大板101には基準点(図示せず)が設けられており、
ロンジ配材前にこの基準点をスイングアーム322に取
り付けたカメラ321で検出することにより横桁317
の傾き角度を調整する。323はスイングアーム322
の傾動用シリンダ、324はロンジ102の一端を大板
101の一端に合わせるためのシリンダである。
7がその両端を軸318で枢着されている。このため、
横桁317は水平面内で傾くことができ、大板101が
走行台車31の走行路と多少非平行に置かれた場合でも
該大板101と平行に走行させることができる。319
は押しネジ320を持つ横桁固定用モータである。また
大板101には基準点(図示せず)が設けられており、
ロンジ配材前にこの基準点をスイングアーム322に取
り付けたカメラ321で検出することにより横桁317
の傾き角度を調整する。323はスイングアーム322
の傾動用シリンダ、324はロンジ102の一端を大板
101の一端に合わせるためのシリンダである。
【0034】次に、図10は横行台車及び骨材位置決め
手段等の構成例を示す側面図、図11は図10のA−A
線横断面図、図12は図10のB−B線縦断面図であ
る。横行台車32は横行車輪325により横桁317の
横行レール326上を移動する。また横行台車32の移
動はロンジライン方向への移動であるから、厳密な制御
は要らない。
手段等の構成例を示す側面図、図11は図10のA−A
線横断面図、図12は図10のB−B線縦断面図であ
る。横行台車32は横行車輪325により横桁317の
横行レール326上を移動する。また横行台車32の移
動はロンジライン方向への移動であるから、厳密な制御
は要らない。
【0035】角パイプからなる昇降軸33を前記横行台
車32に貫通支持させ、昇降軸33の下端に前記骨材位
置決め手段34を取り付ける。327は昇降軸33の昇
降モータで、ボールネジ328に昇降軸33の取付金具
329を螺合させて昇降軸33を昇降させるようにして
いる。330は横桁317に設けた昇降軸33のガイド
用貫通溝孔である。
車32に貫通支持させ、昇降軸33の下端に前記骨材位
置決め手段34を取り付ける。327は昇降軸33の昇
降モータで、ボールネジ328に昇降軸33の取付金具
329を螺合させて昇降軸33を昇降させるようにして
いる。330は横桁317に設けた昇降軸33のガイド
用貫通溝孔である。
【0036】骨材位置決め手段34は、ロンジ102を
跨ぐように門型に形成された本体331と、該本体33
1の下端に取り付けられた一対の電磁石332と、ロン
ジ102のウェブ105を挾圧するように本体331の
内部に設けられた基準押圧板333及び位置決め押圧板
334と、ロンジ102のフランジ106上面を押圧す
る押圧子335とから構成されている。基準押圧板33
3及び位置決め押圧板334にはそれぞれ複数の押圧ロ
ーラー336が取り付けられている。また溶接トーチ
(図示せず)等を有する前記溶接装置35は本体331
の側面に取り付けられている。337は基準押圧板33
3の基準油圧シリンダ、338は位置決め押圧板334
の位置決め油圧シリンダで、その押付力は基準油圧シリ
ンダ337の押付力よりも小さい値に設定されている。
339は押圧子335の油圧シリンダである。
跨ぐように門型に形成された本体331と、該本体33
1の下端に取り付けられた一対の電磁石332と、ロン
ジ102のウェブ105を挾圧するように本体331の
内部に設けられた基準押圧板333及び位置決め押圧板
334と、ロンジ102のフランジ106上面を押圧す
る押圧子335とから構成されている。基準押圧板33
3及び位置決め押圧板334にはそれぞれ複数の押圧ロ
ーラー336が取り付けられている。また溶接トーチ
(図示せず)等を有する前記溶接装置35は本体331
の側面に取り付けられている。337は基準押圧板33
3の基準油圧シリンダ、338は位置決め押圧板334
の位置決め油圧シリンダで、その押付力は基準油圧シリ
ンダ337の押付力よりも小さい値に設定されている。
339は押圧子335の油圧シリンダである。
【0037】次に、本装置3の動作を説明する。まず基
準押圧板333と位置決め押圧板334によりロンジ1
02を把持し、大板101の基準点より所定の取付スパ
ンの距離まで走行台車31を走行させる。次にその取付
スパンの位置で昇降軸33を下降させ、電磁石332を
励磁して骨材位置決め手段34を大板101に固着させ
る。その後、該ロンジ102の位置決めを行う前に一旦
基準押圧板333と位置決め押圧板334による把持を
解除する。引き続き、ロンジ102の端面を両側から骨
材端位置合わせ用シリンダ324で押し、大板101の
一方の端面に合わせる。その後、ロンジ102の位置決
めを次のようにして行う。この位置決め動作を図10及
び図13によって説明する。
準押圧板333と位置決め押圧板334によりロンジ1
02を把持し、大板101の基準点より所定の取付スパ
ンの距離まで走行台車31を走行させる。次にその取付
スパンの位置で昇降軸33を下降させ、電磁石332を
励磁して骨材位置決め手段34を大板101に固着させ
る。その後、該ロンジ102の位置決めを行う前に一旦
基準押圧板333と位置決め押圧板334による把持を
解除する。引き続き、ロンジ102の端面を両側から骨
材端位置合わせ用シリンダ324で押し、大板101の
一方の端面に合わせる。その後、ロンジ102の位置決
めを次のようにして行う。この位置決め動作を図10及
び図13によって説明する。
【0038】まず、図13(a)に示すように基準油圧
シリンダ337によって基準押圧板333を大なる荷重
で押動する。基準押圧板333のストローク端である押
圧ローラー336の先端位置は前記取付スパンの位置と
同じに設定されている。次に、図13(b)に示すよう
に反対側から位置決め油圧シリンダ338により位置決
め押圧板334を小なる荷重で押動し、ロンジ102の
ウェブ105を挾圧する。これによってロンジ102の
ウェブ105は両側から押圧ローラー336を介して挾
み付けられ、直立に保持されるとともに、位置決め押圧
板334の押付力は基準押圧板333のそれに比べて小
さいので基準位置(位置決め位置)がずれることはな
い。またこれらの押付力の反力はロンジの両側にある一
対の電磁石332で受け持たせる。したがって、ロンジ
102の基端における基準側の縁108は定められた取
付スパンL(n) の位置に一致することになる。なお図1
0において、102(n-1)は既に取り付けられた直前の
ロンジを示し、102(n) 及び102(n+1) はこれから
取り付けられようとするロンジで、102(n) は位置決
め中のもの、102(n+1) は位置決めされるべきものを
示している。
シリンダ337によって基準押圧板333を大なる荷重
で押動する。基準押圧板333のストローク端である押
圧ローラー336の先端位置は前記取付スパンの位置と
同じに設定されている。次に、図13(b)に示すよう
に反対側から位置決め油圧シリンダ338により位置決
め押圧板334を小なる荷重で押動し、ロンジ102の
ウェブ105を挾圧する。これによってロンジ102の
ウェブ105は両側から押圧ローラー336を介して挾
み付けられ、直立に保持されるとともに、位置決め押圧
板334の押付力は基準押圧板333のそれに比べて小
さいので基準位置(位置決め位置)がずれることはな
い。またこれらの押付力の反力はロンジの両側にある一
対の電磁石332で受け持たせる。したがって、ロンジ
102の基端における基準側の縁108は定められた取
付スパンL(n) の位置に一致することになる。なお図1
0において、102(n-1)は既に取り付けられた直前の
ロンジを示し、102(n) 及び102(n+1) はこれから
取り付けられようとするロンジで、102(n) は位置決
め中のもの、102(n+1) は位置決めされるべきものを
示している。
【0039】この位置決め後、さらに押圧子335でロ
ンジ102のフランジ106上面を押し、基端を大板1
01に肌付けする(図13(c)参照)。
ンジ102のフランジ106上面を押し、基端を大板1
01に肌付けする(図13(c)参照)。
【0040】以上の位置決めが終わり、ロンジ102を
挾圧かつ肌付け状態の保持したまま、溶接装置35の溶
接トーチによりその位置の近傍にてロンジ102の基端
部を両側から仮付溶接する(図13(c)の矢印w参
照)。さらに、前記位置決め動作、挾圧・肌付け状態の
保持動作、並びに仮付溶接動作を横行台車32の移動に
よりそのロンジ102の長手方向に所定間隔で繰り返し
行うことにより、該ロンジ102を所定の取付スパンの
位置に沿って高精度に固着することができる。よって、
以上の全動作を定められた取付スパンごとに繰り返し行
うことにより、大板101上に任意数のロンジ102を
高精度に配置し、かつ取り付けることができる。
挾圧かつ肌付け状態の保持したまま、溶接装置35の溶
接トーチによりその位置の近傍にてロンジ102の基端
部を両側から仮付溶接する(図13(c)の矢印w参
照)。さらに、前記位置決め動作、挾圧・肌付け状態の
保持動作、並びに仮付溶接動作を横行台車32の移動に
よりそのロンジ102の長手方向に所定間隔で繰り返し
行うことにより、該ロンジ102を所定の取付スパンの
位置に沿って高精度に固着することができる。よって、
以上の全動作を定められた取付スパンごとに繰り返し行
うことにより、大板101上に任意数のロンジ102を
高精度に配置し、かつ取り付けることができる。
【0041】(4)横材自動差込み装置 本装置4は、図3のトランス自動差込み工程(ステップ
S6)において使用されるもので、図1に示すように大
板101に取り付けられたロンジ102をガイドレール
として左右の駆動ローラー(図示せず)で挾み付けて走
行する走行台車41と、該走行台車41に牽引され、ト
ランス103を垂直に保持する複数の横材保持手段42
と、ロンジ102の倒れを強制的に矯正するべくロンジ
の上部を起こすように走行台車41の駆動ローラーに荷
重を加える骨材矯正手段(図示せず)と、ロンジ102
の直立を判定するための変位センサー手段(図示せず)
とから構成したものである。また図1において、40は
トランス自動配材サブシステムであり、前記数値制御装
置1からのマッチング情報(差込み情報)を得て本装置
4を制御するようになっている。
S6)において使用されるもので、図1に示すように大
板101に取り付けられたロンジ102をガイドレール
として左右の駆動ローラー(図示せず)で挾み付けて走
行する走行台車41と、該走行台車41に牽引され、ト
ランス103を垂直に保持する複数の横材保持手段42
と、ロンジ102の倒れを強制的に矯正するべくロンジ
の上部を起こすように走行台車41の駆動ローラーに荷
重を加える骨材矯正手段(図示せず)と、ロンジ102
の直立を判定するための変位センサー手段(図示せず)
とから構成したものである。また図1において、40は
トランス自動配材サブシステムであり、前記数値制御装
置1からのマッチング情報(差込み情報)を得て本装置
4を制御するようになっている。
【0042】さらに本装置4を図14〜図16により説
明する。図14は4台の引込みユニットを備えた本装置
4の平面図で、該ユニットを左側から順に装入時の全体
平面、車輪及びレーザー距離センサーの取付け平面、及
び右側の2つは走行時の全体平面を示したものである。
図15は図14のC−C線の拡大図、図16は図14の
D−D線の拡大正面図である。走行台車41は、動力台
車411と、ロンジ102の間ごとに設置された複数の
牽引車412とからなり、各牽引車412の後端に電磁
石42a〜42dからなる横材保持手段42を備えてい
る。413は動力台車411の支持車輪、414は牽引
車412の支持車輪、415,416は牽引車412を
動力台車411に連結するための連結部材と連結軸、4
17はトランス103の下端を大板101より少し浮か
した状態で支持する受け金具である。
明する。図14は4台の引込みユニットを備えた本装置
4の平面図で、該ユニットを左側から順に装入時の全体
平面、車輪及びレーザー距離センサーの取付け平面、及
び右側の2つは走行時の全体平面を示したものである。
図15は図14のC−C線の拡大図、図16は図14の
D−D線の拡大正面図である。走行台車41は、動力台
車411と、ロンジ102の間ごとに設置された複数の
牽引車412とからなり、各牽引車412の後端に電磁
石42a〜42dからなる横材保持手段42を備えてい
る。413は動力台車411の支持車輪、414は牽引
車412の支持車輪、415,416は牽引車412を
動力台車411に連結するための連結部材と連結軸、4
17はトランス103の下端を大板101より少し浮か
した状態で支持する受け金具である。
【0043】1台の牽引車412において、ロンジ10
2のフランジ106を挾み付けるようにした4個の駆動
ローラー43a,43b,43c,43dがそれぞれス
ライドボックス418に装着されている。また中央部の
左右の駆動モータ419もスライドボックス420に装
着されている。これらのスライドボックス418,42
0はそれぞれフレーム421上においてスライドガイド
422,423により左右方向にスライドできるように
なっている。駆動ローラー43a〜43dは駆動モータ
419によりチェーン機構424を介して左右2個ずつ
同時に回転せしめられる。また駆動ローラー43a〜4
3dのスライドボックス418にそれぞれ油圧シリンダ
44a〜44dを連結し、ピン425により左右のシリ
ンダ本体の基端を連結するとともに、バネ426により
左右方向へ付勢している。前記チェーン機構424の従
動スプロケットはこのスライドボックス418上に取り
付ける。またロンジ102の直立を判定するための変位
センサー手段45としてのレーザー距離センサー45a
〜45dがフレーム421の下部にそれぞれ等距離で左
右上下4個所に配置されている。
2のフランジ106を挾み付けるようにした4個の駆動
ローラー43a,43b,43c,43dがそれぞれス
ライドボックス418に装着されている。また中央部の
左右の駆動モータ419もスライドボックス420に装
着されている。これらのスライドボックス418,42
0はそれぞれフレーム421上においてスライドガイド
422,423により左右方向にスライドできるように
なっている。駆動ローラー43a〜43dは駆動モータ
419によりチェーン機構424を介して左右2個ずつ
同時に回転せしめられる。また駆動ローラー43a〜4
3dのスライドボックス418にそれぞれ油圧シリンダ
44a〜44dを連結し、ピン425により左右のシリ
ンダ本体の基端を連結するとともに、バネ426により
左右方向へ付勢している。前記チェーン機構424の従
動スプロケットはこのスライドボックス418上に取り
付ける。またロンジ102の直立を判定するための変位
センサー手段45としてのレーザー距離センサー45a
〜45dがフレーム421の下部にそれぞれ等距離で左
右上下4個所に配置されている。
【0044】次に、本装置4の動作について説明する。
まず、各牽引車412の駆動ローラー43a〜43dを
油圧シリンダ44a〜44dにより図14の左側ユニッ
トに示すように後退させておき、クレーンで搬入する。
次にトランス103をクレーンで搬入し、そのスリット
104の下部を斜め方向から各ロンジ102の基端部に
挿入し、受け金具417上にほぼ垂直に立て、次いで電
磁石42a〜42dに通電してトランス103を垂直に
固定・保持する。この状態で次に、駆動ローラー43a
〜43dを図14の右側ユニットに示すように左右方向
へ前進させ、各ロンジ102のフランジ106を左右か
ら挾み付けて駆動する。駆動ローラー43a〜43dの
回転により各牽引車412は動力台車411により牽引
され、各ロンジ102をガイドレールとして走行する
が、ロンジは必ずしも直立になっているとは限らないの
で、このままではトランス103とロンジ102で軋み
が発生し、トランス103を円滑に差し込むことができ
ない。そこで、ロンジ102を強制的に直立に矯正しな
がらトランス103を差し込む(引き込む)。
まず、各牽引車412の駆動ローラー43a〜43dを
油圧シリンダ44a〜44dにより図14の左側ユニッ
トに示すように後退させておき、クレーンで搬入する。
次にトランス103をクレーンで搬入し、そのスリット
104の下部を斜め方向から各ロンジ102の基端部に
挿入し、受け金具417上にほぼ垂直に立て、次いで電
磁石42a〜42dに通電してトランス103を垂直に
固定・保持する。この状態で次に、駆動ローラー43a
〜43dを図14の右側ユニットに示すように左右方向
へ前進させ、各ロンジ102のフランジ106を左右か
ら挾み付けて駆動する。駆動ローラー43a〜43dの
回転により各牽引車412は動力台車411により牽引
され、各ロンジ102をガイドレールとして走行する
が、ロンジは必ずしも直立になっているとは限らないの
で、このままではトランス103とロンジ102で軋み
が発生し、トランス103を円滑に差し込むことができ
ない。そこで、ロンジ102を強制的に直立に矯正しな
がらトランス103を差し込む(引き込む)。
【0045】このロンジの矯正方法を図17及び図18
を参照して説明する。図17は簡略化された1つの差込
みユニットの平面図、図18はロンジ102とトランス
103が相対的に傾いている場合のレーザー距離センサ
ー45a〜45dによる検出方法とロンジ102の矯正
方法を示す立面図である。図17に示すように、左側の
レーザー距離センサー45a,45cによるウェブ10
5面の上部及び基端部の測定距離をそれぞれL1 ,L2
とし、同様に右側のレーザー距離センサー45b,45
dによるウェブ105面の上部及び基端部の測定距離を
それぞれR1 ,R2 とすると、 (a)L2 >L1 ,R1 >R2 のときは、左側の油圧シ
リンダ44a,44cの油圧を高めてロンジ102の上
部を起こし矯正する。 (b)L1 >L2 ,R2 >R1 のときは、右側の油圧シ
リンダ44b,44dの油圧を高めてロンジ102の上
部を起こし矯正する。 (c)そして、L1 =L2 ,R2 =R1 となるまで、前
記方法によりロンジ102を矯正し、しかるのち、前記
状態(L1 =L2 ,R2 =R1 )となるように油圧回路
を制御し、ロンジ102を中立状態(直立状態)に保
つ。 このようにしてロンジ102の倒れを弾性範囲内で矯正
しながら少しずつトランス103を引き込む。ロンジ1
02の基端は前述のように最適スパンで取り付けられて
いるので、ロンジ102の上部を起こしながらトランス
103を引き込めばよく、かくしてトランス103はロ
ンジ102とセリ合いながら、またはギャップを有しな
がら差し込まれていく。トランス103を所定位置まで
差し込み、牽引車412上に搭載した溶接ロボット(図
示せず)等により仮付溶接し固定する。
を参照して説明する。図17は簡略化された1つの差込
みユニットの平面図、図18はロンジ102とトランス
103が相対的に傾いている場合のレーザー距離センサ
ー45a〜45dによる検出方法とロンジ102の矯正
方法を示す立面図である。図17に示すように、左側の
レーザー距離センサー45a,45cによるウェブ10
5面の上部及び基端部の測定距離をそれぞれL1 ,L2
とし、同様に右側のレーザー距離センサー45b,45
dによるウェブ105面の上部及び基端部の測定距離を
それぞれR1 ,R2 とすると、 (a)L2 >L1 ,R1 >R2 のときは、左側の油圧シ
リンダ44a,44cの油圧を高めてロンジ102の上
部を起こし矯正する。 (b)L1 >L2 ,R2 >R1 のときは、右側の油圧シ
リンダ44b,44dの油圧を高めてロンジ102の上
部を起こし矯正する。 (c)そして、L1 =L2 ,R2 =R1 となるまで、前
記方法によりロンジ102を矯正し、しかるのち、前記
状態(L1 =L2 ,R2 =R1 )となるように油圧回路
を制御し、ロンジ102を中立状態(直立状態)に保
つ。 このようにしてロンジ102の倒れを弾性範囲内で矯正
しながら少しずつトランス103を引き込む。ロンジ1
02の基端は前述のように最適スパンで取り付けられて
いるので、ロンジ102の上部を起こしながらトランス
103を引き込めばよく、かくしてトランス103はロ
ンジ102とセリ合いながら、またはギャップを有しな
がら差し込まれていく。トランス103を所定位置まで
差し込み、牽引車412上に搭載した溶接ロボット(図
示せず)等により仮付溶接し固定する。
【0046】1つのトランス103の取付けが終了した
後、各ユニットの電磁石42a〜42dを消磁するとと
もに、駆動ローラー43a〜43dを油圧シリンダ44
a〜44dにより後退させ、ロンジ102のフランジ1
06から開離させる。その後、クレーンで本装置4を吊
り上げ、最初の位置に戻し、再び前記のようにして次の
トランス103をロンジ102の端部より差し込んでい
くものである。
後、各ユニットの電磁石42a〜42dを消磁するとと
もに、駆動ローラー43a〜43dを油圧シリンダ44
a〜44dにより後退させ、ロンジ102のフランジ1
06から開離させる。その後、クレーンで本装置4を吊
り上げ、最初の位置に戻し、再び前記のようにして次の
トランス103をロンジ102の端部より差し込んでい
くものである。
【0047】次に、図2及び図3に戻って本大組立工法
の概要を説明する。
の概要を説明する。
【0048】大板の製作工程(図2(a),図3のス
テップS1〜S3参照) この工程は従来工法のそれと全く同じである。
テップS1〜S3参照) この工程は従来工法のそれと全く同じである。
【0049】スリット自動計測工程(図2(b)の枠
内図、図3のステップS15参照) トランス103の歪取りを終わった(ステップS14)
後、トランス103のスリットピッチ及びスリット幅を
計測する(ステップS15)。このスリット計測は前記
自動計測装置2によって行われる。なお、トランスの製
作工程(ステップS11〜S14)は従来工法のそれと
同じである。またスリット幅は可能な限り狭く形成され
ている。
内図、図3のステップS15参照) トランス103の歪取りを終わった(ステップS14)
後、トランス103のスリットピッチ及びスリット幅を
計測する(ステップS15)。このスリット計測は前記
自動計測装置2によって行われる。なお、トランスの製
作工程(ステップS11〜S14)は従来工法のそれと
同じである。またスリット幅は可能な限り狭く形成され
ている。
【0050】ロンジ自動仮付工程(図2(b),図3
のステップS4参照) この工程では、まず、前記スリット計測工程で得られた
全スリットの実測データを基に、前記骨材自動配材装置
3の骨材自動配材サブシステム30において、図19に
示すようにデータ上からロンジ102を通すためのギャ
ップ、すなわち差込みギャップGs1,Gs2,…Gsnに見
通しをつける。
のステップS4参照) この工程では、まず、前記スリット計測工程で得られた
全スリットの実測データを基に、前記骨材自動配材装置
3の骨材自動配材サブシステム30において、図19に
示すようにデータ上からロンジ102を通すためのギャ
ップ、すなわち差込みギャップGs1,Gs2,…Gsnに見
通しをつける。
【0051】図19はn枚のトランスの(n−1)番目
と(n)番目のスリットについて、見通しをしたときの
差込みギャップGs(n-1),Gs(n)を示すものである。各
トランスは一端を基準にスリット計測データを揃える
と、各スリット端を結んだ線の最小間隔Gs(n-1),Gs
(n)は図示のように計測ギャップGs(n-1),Gs(n)より
小さい値となり、トランスとウェブとの干渉が考えられ
る。このため、トランス及び仮止めしたロンジの位置を
微調整して最も干渉が少ない位置を計算する。
と(n)番目のスリットについて、見通しをしたときの
差込みギャップGs(n-1),Gs(n)を示すものである。各
トランスは一端を基準にスリット計測データを揃える
と、各スリット端を結んだ線の最小間隔Gs(n-1),Gs
(n)は図示のように計測ギャップGs(n-1),Gs(n)より
小さい値となり、トランスとウェブとの干渉が考えられ
る。このため、トランス及び仮止めしたロンジの位置を
微調整して最も干渉が少ない位置を計算する。
【0052】まず、トランスとロンジの干渉判定のため
にあらかじめ設定された基準ギャップに対して余裕ギャ
ップ(実際に差し込む際のギャップ)が0以上となるよ
うに、各トランスを少しずつ動かして干渉の最も少ない
位置を求め、次いでロンジを動かして干渉の最も少ない
位置を求める。もし余裕ギャップと基準ギャップの差が
負の値になれば、そのために全部のロンジを通すことが
できなくなるため、干渉を起こすとみられる当該トラン
スの当該スリットのみを手直しして幅を広げる。
にあらかじめ設定された基準ギャップに対して余裕ギャ
ップ(実際に差し込む際のギャップ)が0以上となるよ
うに、各トランスを少しずつ動かして干渉の最も少ない
位置を求め、次いでロンジを動かして干渉の最も少ない
位置を求める。もし余裕ギャップと基準ギャップの差が
負の値になれば、そのために全部のロンジを通すことが
できなくなるため、干渉を起こすとみられる当該トラン
スの当該スリットのみを手直しして幅を広げる。
【0053】このようにして余裕ギャップg(n-1) ,g
(n) を見込んでロンジ102の最適な取付スパンL(n)
を決め、その取付スパンL(n) でロンジ102を前記骨
材自動配材装置3により正確に位置決めし、配材し、か
つ仮付溶接する。
(n) を見込んでロンジ102の最適な取付スパンL(n)
を決め、その取付スパンL(n) でロンジ102を前記骨
材自動配材装置3により正確に位置決めし、配材し、か
つ仮付溶接する。
【0054】このような方法で1本のロンジ102を4
00mm程度のピッチで精度良く仮付けしていく。したが
って、従来のようにロンジラインを罫書く必要はない。
00mm程度のピッチで精度良く仮付けしていく。したが
って、従来のようにロンジラインを罫書く必要はない。
【0055】ロンジ自動溶接工程(図2(c),図3
のステップS5参照) この工程は従来工法のそれと全く同じである。
のステップS5参照) この工程は従来工法のそれと全く同じである。
【0056】トランス自動差込み工程(図2(d),
図3のステップS6参照) 前記工程で全てのロンジ102が最適位置に取り付けら
れているので、次にこの工程ではトランス103を順番
にロンジ102の端部から差し込んでいく。トランス1
03の差込みは前記横材自動差込み装置4を用いて行
う。差込み後はトランス103とロンジ102を仮付溶
接する。トランス103の小組立部材も同様にロンジ1
02と仮付溶接する。
図3のステップS6参照) 前記工程で全てのロンジ102が最適位置に取り付けら
れているので、次にこの工程ではトランス103を順番
にロンジ102の端部から差し込んでいく。トランス1
03の差込みは前記横材自動差込み装置4を用いて行
う。差込み後はトランス103とロンジ102を仮付溶
接する。トランス103の小組立部材も同様にロンジ1
02と仮付溶接する。
【0057】トランス自動溶接工程(図2(e),図
3のステップS7参照) この工程では、溶接ロボット(図示せず)などを用いて
トランス103とロンジ102及び大板101とを溶接
する。トランス103のスリット104はできるだけ狭
く形成されているため、従来のようにカラープレートを
用いないでも直接ロンジウェブ105と自動隅肉溶接が
できる。したがって、図2(e)に付記するようにスリ
ット部分の溶接個所は4個所でよい。以上のようにして
パネル100の組立が終了する。
3のステップS7参照) この工程では、溶接ロボット(図示せず)などを用いて
トランス103とロンジ102及び大板101とを溶接
する。トランス103のスリット104はできるだけ狭
く形成されているため、従来のようにカラープレートを
用いないでも直接ロンジウェブ105と自動隅肉溶接が
できる。したがって、図2(e)に付記するようにスリ
ット部分の溶接個所は4個所でよい。以上のようにして
パネル100の組立が終了する。
【0058】その後は従来と同様に吊りピースや艤装部
品などを取り付け(ステップS8),パネル100を搬
出する(ステップS9)。
品などを取り付け(ステップS8),パネル100を搬
出する(ステップS9)。
【0059】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、下記のような効果が得られる。 (1)数値制御装置により大組立工程で使用する各装置
を制御することとしているので、大幅な自動化が可能に
なっている。 (2)トランスのスリット計測情報を基に、トランス差
込み可能な範囲の見通しをつけ、ロンジの最適取付けス
パンを決定し、配材することにしているので、スリット
幅が狭くても、横材自動差込み装置によってトランスを
ロンジ端部から良好に差し込むことができる。 (3)また従来のようにロンジラインを罫書く必要は全
くなく、骨材自動配材装置によって高精度にロンジを配
材することができる。 (4)本発明はロンジ先行溶接・トランス差込み方式で
あるから、従来必要としていたトランスのスリット部分
の溶接個所が減り、この部分で少なくともパネル溶接長
の30%を減少できるため、溶接能率が向上する。 (5)これに伴いトランスとロンジ及び大板との自動溶
接が可能になるため、全体としてパネル溶接長の80%
の自動溶接化が可能になる。 よって、本発明は、25000時間/船、人員にして4
0人の削減が期待でき、大幅な合理化が図れる。
ので、下記のような効果が得られる。 (1)数値制御装置により大組立工程で使用する各装置
を制御することとしているので、大幅な自動化が可能に
なっている。 (2)トランスのスリット計測情報を基に、トランス差
込み可能な範囲の見通しをつけ、ロンジの最適取付けス
パンを決定し、配材することにしているので、スリット
幅が狭くても、横材自動差込み装置によってトランスを
ロンジ端部から良好に差し込むことができる。 (3)また従来のようにロンジラインを罫書く必要は全
くなく、骨材自動配材装置によって高精度にロンジを配
材することができる。 (4)本発明はロンジ先行溶接・トランス差込み方式で
あるから、従来必要としていたトランスのスリット部分
の溶接個所が減り、この部分で少なくともパネル溶接長
の30%を減少できるため、溶接能率が向上する。 (5)これに伴いトランスとロンジ及び大板との自動溶
接が可能になるため、全体としてパネル溶接長の80%
の自動溶接化が可能になる。 よって、本発明は、25000時間/船、人員にして4
0人の削減が期待でき、大幅な合理化が図れる。
【図1】本発明の自動大組立装置の概要図である。
【図2】大組立工程の説明図である。
【図3】大組立工程図である。
【図4】本発明におけるスリット自動計測装置の概要図
である。
である。
【図5】前記計測装置のブロック図である。
【図6】スリット計測方法の説明図である。
【図7】本発明における骨材自動配材装置のNC走行台
車部の左側部分を示す正面図である。
車部の左側部分を示す正面図である。
【図8】前記走行台車部の平面図である。
【図9】前記走行台車部の側面図である。
【図10】前記骨材自動配材装置の横行台車部の側面図
である。
である。
【図11】図10のA−A線の横断面図である。
【図12】図10のB−B線の縦断面図である。
【図13】骨材位置決め動作を示す説明図である。
【図14】本発明における横材自動差込み装置の平面図
で、左側ユニットは搬入時の全体平面図、2番目のユニ
ットは支持車輪及び変位センサー手段の配置図、右側の
2つのユニットは走行時の全体平面図である。
で、左側ユニットは搬入時の全体平面図、2番目のユニ
ットは支持車輪及び変位センサー手段の配置図、右側の
2つのユニットは走行時の全体平面図である。
【図15】図14のC−C線の拡大側面図である。
【図16】図14のD−D線の拡大正面図である。
【図17】前記差込み装置のユニットを簡略化して示す
平面図である。
平面図である。
【図18】骨材矯正方法を示す説明図である。
【図19】差込みギャップの見通し方法を示す説明図で
ある。
ある。
【図20】従来の大組立工程の説明図である。
【図21】従来の大組立工程図である。
1 数値制御装置 2 スリット自動計測装置 3 骨材自動配材装置 4 横材自動差込み装置 10 大組立制御データベース 20 スリット自動計測サブシステム 21 トランスクランプ装置 22 スリット計測台車 23 計測制御装置 24 センサー手段 25a,25b 光通信手段 30 骨材自動配材サブシステム 31 NC走行台車 32 横行台車 33 昇降軸 34 骨材位置決め手段 35 溶接装置 40 横材自動配材サブシステム 41 走行台車 42 横材保持手段 43a〜43d 駆動ローラー 44 骨材矯正手段 45 変位センサー手段 101 大板 102 ロンジ(骨材) 103 トランス(横材) 104 スリット 105 ウェブ 106 フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 宏 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 石井 弘美 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 上條 剛彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 池端 豊 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 先に大板に骨材を所定間隔で溶接し、そ
の後骨材が入るスリットを有する横材を前記大板及び骨
材に所定間隔で溶接してパネルを組み立てる大組立装置
において、 大組立工程の制御を行う数値制御装置と、 横材のスリットピッチ及びスリット幅を計測するスリッ
ト自動計測装置と、 前記スリット自動計測装置のデータを基に、所定の取付
スパンで骨材を大板に配置し、かつ、該骨材の仮付溶接
を行う骨材自動配材装置と、 大板に全ての骨材を溶接した後、該骨材を直立に矯正し
ながらその端部より横材を差し込むようにした横材自動
差込み装置と、を備えてなることを特徴とする自動大組
立装置。 - 【請求項2】 前記スリット自動計測装置が、 横材の長手方向に走行する計測台車と、 前記計測台車より離隔され、かつ、前記数値制御装置に
接続された計測制御装置と、 前記計測台車に対向状に設置され、横材のスリット位置
ごとにオン・オフ信号を得るようにしたセンサー手段
と、 前記センサー手段の信号と同期して前記計測台車の走行
距離を計測する距離測定手段と、 前記計測台車と計測制御装置の間を連絡する光通信手段
と、からなることを特徴とする請求項1記載の自動大組
立装置。 - 【請求項3】 前記骨材自動配材装置が、 骨材の取付スパン方向に走行するガントリー式のNC走
行台車と、 前記走行台車に設置された横行台車と、 前記横行台車に昇降軸を介して取り付けられた骨材位置
決め手段と、 前記骨材位置決め手段に取り付けられた溶接装置と、を
備え、さらに前記骨材位置決め手段が、 骨材を跨ぐように形成された門型の本体と、 前記本体の下端に取り付けられた一対の電磁石と、 前記骨材のウェブを挾圧するように前記本体内に取り付
けられた一方の基準押圧板及び該基準押圧板の押付力よ
り小さい押付力で押動する他方の位置決め押圧板と、 前記骨材の上面を押圧する押圧子と、からなることを特
徴とする請求項1記載の自動大組立装置。 - 【請求項4】 前記横材自動差し込む装置が、 大板に取り付けられた骨材をガイドレールとするように
該骨材を左右から挾み付けて駆動する駆動ローラーを有
する走行台車と、 前記走行台車に牽引され、前記骨材に差し込まれる横材
を保持する複数の横材保持手段と、 前記骨材の上部を起こすように前記走行台車の駆動ロー
ラーに荷重を加える骨材矯正手段と、 前記骨材矯正手段による骨材の変位を検出する変位セン
サー手段と、からなることを特徴とする請求項1記載の
自動大組立装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4130791A JP2623049B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 自動大組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4130791A JP2623049B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 自動大組立装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05319366A true JPH05319366A (ja) | 1993-12-03 |
JP2623049B2 JP2623049B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=15042777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4130791A Expired - Lifetime JP2623049B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 自動大組立装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623049B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100824208B1 (ko) * | 2003-12-23 | 2008-04-21 | 현대중공업 주식회사 | 선박용 철판과 보강재의 취부 및 용접장치 |
WO2010030901A3 (en) * | 2008-09-11 | 2010-06-17 | Horton Deepwater Development Systems, Inc. | System and method for modular, high volume deepwater facility production |
CN103738463A (zh) * | 2013-08-05 | 2014-04-23 | 李继先 | 一种造船用数控胎架的控制方法 |
CN104085502A (zh) * | 2014-06-23 | 2014-10-08 | 南通港闸船舶制造有限公司 | 船舶建造中的中、小段分段施工方法 |
CN111717347A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-09-29 | 招商局重工(深圳)有限公司 | 一种大型绞吸式挖泥船台车轨道结构及制作安装工艺 |
JP2021104533A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | 吉川工業株式会社 | 鋼板のガス切断装置 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4130791A patent/JP2623049B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100824208B1 (ko) * | 2003-12-23 | 2008-04-21 | 현대중공업 주식회사 | 선박용 철판과 보강재의 취부 및 용접장치 |
WO2010030901A3 (en) * | 2008-09-11 | 2010-06-17 | Horton Deepwater Development Systems, Inc. | System and method for modular, high volume deepwater facility production |
CN103738463A (zh) * | 2013-08-05 | 2014-04-23 | 李继先 | 一种造船用数控胎架的控制方法 |
CN104085502A (zh) * | 2014-06-23 | 2014-10-08 | 南通港闸船舶制造有限公司 | 船舶建造中的中、小段分段施工方法 |
JP2021104533A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | 吉川工業株式会社 | 鋼板のガス切断装置 |
CN111717347A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-09-29 | 招商局重工(深圳)有限公司 | 一种大型绞吸式挖泥船台车轨道结构及制作安装工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2623049B2 (ja) | 1997-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6355906B1 (en) | Production system using combination jigs and jig replacement method and apparatus therefor | |
WO2021088257A1 (zh) | 一种四卡盘激光切管机 | |
CN108180869B (zh) | 一种轴杆类零件直线度智能检测校形设备 | |
CN110666410B (zh) | 一种基于双目视觉的船舶小组立自动装配装置及实现方法 | |
CN110793477B (zh) | 一种车厢底架三维检测系统、在线调矫系统及方法 | |
JP2002336994A (ja) | 搬送装置及び溶接装置 | |
JP2623049B2 (ja) | 自動大組立装置 | |
CN110560840B (zh) | 一种激光识别焊缝位置并自动焊接的系统及焊接方法 | |
CN217050586U (zh) | 一种变形抓手和变形docking设备的定位系统 | |
CN117506267B (zh) | 一种管冰机蒸发桶组装焊接设备及焊接方法 | |
CN208099713U (zh) | 半挂车拼装设备 | |
EP2331272B1 (en) | Production line for lift guides and similar products and productive process for making thereof | |
JP3184577B2 (ja) | 鋼板パネル自動溶接装置 | |
CN111571570A (zh) | 桁架自动放置专机及桁架自动放置方法 | |
CN212557343U (zh) | 一种石英舟微距定位设备 | |
CN112872227A (zh) | 拼装式筒体生产线及生产方法 | |
JP2714909B2 (ja) | 大組立工法 | |
JPH1024365A (ja) | 自動式ロンジ組立溶接装置 | |
CN214236003U (zh) | 拼装式筒体生产线 | |
JP2623047B2 (ja) | 骨材自動配材装置 | |
JPH0122054B2 (ja) | ||
CN217452728U (zh) | 汽车焊接定位滑移机构 | |
JP2916223B2 (ja) | 溶接用ポジショニング装置 | |
CN218907457U (zh) | 汽车顶盖上料库 | |
CN220575071U (zh) | 一种工件焊接用视觉检测装置 |