JPS6345138A - ガラス板の曲げ加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はガラス板の曲げ加工方法に係り、特に、真空吸
着型との関係でガラス板を予備曲げと本曲げを行なうこ
とにより深曲げ加工するガラス板の曲げ加工方法に関す
る。

［従来の技術］ 自動車のフロントガラス、リヤーガラス等に用いられる
彎曲ガラスは、所定の大きさのガラス板を加熱軟化させ
、これを型を用いて所要の形状に彎曲し、急冷すること
で形成されるものである。

このような彎曲ガラスの加工方法としては、近時、エア
フオームタイプの成形型を用いた方法が比較的多くみう
けられる。

ここでいうエアフオームタイプの成形型は、例えば下側
面を彎曲させて型面として用いるものであり、この下側
面には真空ポンプ等の適宜の吸引手段に接続された多数
の吸引孔が穿設されており、加熱軟化してい己ガラス板
を吸引しながら曲げ加工を施すようにしたものである。

この場合、加熱室で加熱軟化させたガラス板を力；１熱
室とは別室の成形室に搬入し、しかる後、ガラス板を載
置する金型を持上げて真空吸着型に押し当て、この吸着
型と前記金型との間に位置させたガラス板に所定の曲げ
加工を施した後、真空吸引作業を停止して真空吸着型か
ら離脱させたガラス板を支持枠上に載置し、しかる後に
冷却室へと水平方向に搬送する工程がとられていた。

しかし、この方法による場合、浅曲げ加工は別として、
ガラス板に深曲げ加工を施そうとするときは、深曲げが
困難であり、又ガラス板に変形が生じやすく、このため
所望の形状に精度よく深曲げ加工ができない問題があっ
た。

これに対し、特公昭５７−２３８４７号公報に開示され
ているエアフオームタイプの成形型を用いたガラス板の
曲げ加工方法は、加熱室内で加熱気体をガラス板の下方
から噴出させてガラス板を持上げ、このガラス板を真空
吸着型の型面に沿わせて吸着させながらまず予備曲げが
施される０次いで、リング状金型を用いて下方向からガ
ラス板を押圧することで深曲げ加工を施すという２つの
工程を経て曲げ加工が行なわれるものであり、上記方法
にみられた深曲げ加工時における変形を一応は防止する
ことができる。

［発明の解決しようとする問題点］ しかし、特公昭５７−２３６４７号公報に開示されてい
る上記曲げ加工方法の場合、ガラス板の予備曲げは、真
空吸着型の型面に設けた吸引孔から得られる吸引力のみ
でガラス板を型面に吸着しながら行なうものである。こ
の際、真空吸着型の型面に吸着されているガラス板は、
その下方から噴出している加熱気体により不文えされて
いるとはいうものの、特にこのガラス板の軸部が必ずし
も十分に吸着されないため、必要とする予備曲げを確実
に施しておくことには困難があり、本面げ時に十分な精
度をもって深曲げすることができない場合もあるという
問題があった。

本発明の目的は、ガラス板に対する予備曲げを確実なも
のとすることで、精度のよい深曲げカラスを形成するガ
ラス板の曲げ加工方法を提供しようとするものである。

［問題点を解決するだめの手段］ このような目的を達成するため、本発明は次のようにし
て構成した。

すなわち、本発明に係るガラス板の曲げ加工方法は、成
形室内に設けられた真空吸着型の下側へと加熱されたガ
ラス板を搬送する工程と、ガラス板に対しその下方に位
置させたハースベッドから上方に噴出する加熱気体のも
とで、曲がりの浅い予備金型に支持させたガラス板を真
空吸着型に吸着させて予備曲げを行なう工程と、予備曲
げを経て真空吸着型に吸着されているガラス板を曲がり
の深い本金墾で本面げを行なう工程と、本面げを経て真
空吸着型から離脱するガラス板を支持させた支持枠を冷
却室に搬送する工程とからなることにその構成上の特徴
がある。

［作　用］ したがって、予備金型を用いることで、ガラス板を真空
吸着型の型面によくなじませながら吸着させることがで
き、しかも、ガラス板の軸部に対しても所要の予備曲げ
を施すことができる。この際、ガラス板は、ハースベッ
ドから上方に噴出される加熱気体の援助のもとで予備金
型上に載置することができるため、ガラス板における予
備金型との接触面を傷付けたり変形させたりすることを
防出することができる。

このような上方な予備曲げを終えた後、水金型を用いて
本面げを行なうことができるので、精度のよい深曲げ加
工をガラス板に施すことができる。

［実施例］ 以下、図面に基づいて本発明に係るガラス板の曲げ加工
方法の実施例を説明する。

第１図（イ）〜（チ）は、曲げ加工時における工程の一
例を示す概略図であり、図示しない加熱室で水平に移動
されながら、例えば８００°Ｃ〜７００℃程度に加熱さ
せられたガラス板Ｇは、（イ）の工程により、成形室９
内の真空吸着型１の下方に位置するハースベッド上３に
所定の治具４を介して、あるいはローラーにより搬入さ
れ、（ロ）の工程により、ハースベッド３から上方に向
かって噴出する加熱気体の援助のもとで、浮力を与えら
れるように支持されながら、曲がりの浅い予備金型５上
に載置される。この場合に用いられる予備金型５は、カ
ラス板Ｇをその周縁部を介して支持することができるよ
うにリング状に形成されており、ハースベッド３の頂面
より低い位置で待機させておき、ガラス板Ｇが搬入され
てきたときに上昇させてガラス板Ｇを支持する。

次いで、（ハ）の工程により、この予備金型５を真空吸
着型１の型面２方向へとさらに上昇させ、ガラス板Ｇを
真空吸着型１の型面２近接させることで、真空吸着型１
の吸引力によりガラス板Ｇを型面２に吸着保持させる。

この際、ガラス板Ｇは、予備金型５に支持させであるの
で、型面２によくなじませて予備曲げを施すことができ
る。

特に、ガラス板Ｇの軸部６のように、曲率の違いから必
ずしも真空吸着！１１の型面２に密着させることができ
ない部位については、この子＠金型５により所望形状に
近付けるようにして予備曲げすることができる。

予備曲げを終えた後は、（ニ）の工程に示すように、真
空吸着型ｌにガラス板Ｇを吸着させた状態下で予備金型
５を元の位置に下降させるとともに、別途待機させてい
た曲がりの深い本金型７をガラス板の下方に移動し、（
ホ）の工程のように、これを上昇させることで、ガラス
板Ｇを真空吸着型ｌの型面２方向へと押圧し、所望する
深曲げ形状へと曲げ加工を施す、この場合に用いられる
本金型７は、ガラス板Ｇをその周縁部を介して支持する
ことができるようにリング状に形成されている。

このような末的げを終えた後は、（へ）の工程のように
、真空吸着型１にガラス板Ｇを吸着させた状態下で本金
型７を元の位置に退避させるとともに、別途待機させて
いた支持枠８をガラス板Ｇ下方の所定位置まで移動させ
た後、真空吸着型１の真空吸引作業を停止させる。

真空吸着型１の真空吸引作業の停止により、ガラス板Ｇ
は、（ト）の工程に示すように、引力により、又は加圧
ガスを噴出することにより真空吸着型ｌから離脱して、
予め下方に配置しである支持枠８により受止められる。

このようにして支持Ｐ？−８に載置されたガラス板Ｇは
、（チ）の工程に示すように、別室である急冷室１０へ
と搬送されて強化され、曲げ加工、強化は終了する。

［発明の効果コ 以上述べたように未発ＩＴｆ３によれば、予備金型を用
いることで、ガラス板を真空吸着型の型面によくなじま
せながら吸着させることができ、しかも、ガラス板の軸
部に対しても所要の予備曲げを施すことができる。

このような十分な予備曲げを経えた後、本金型を用いて
末的げ、特にガラス板の軸部を深曲げするために本金型
によりカラス板の軸部を押圧して末的げを行なうことが
できるので、所望の形状の深曲げ加工ができ、又精度の
よい深曲げ加工をガラス板に施すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（イつ〜（チ）は、未発ｌ３１Ｊに係るガラス板
の曲げ加工方法についての作業工程の概略図を示すもの
である。 ｌφ・・真空吸着型、　　２・・・型面。 ３争・舎ハースベッド、４・・・治具、５・・・予備金
型、　　　６・・φ軸部。 ７・・・本金型、　　　　８・・・支持枠、９・・・成
形室、　　　１ｏ・・・急冷室、Ｇ・・・カラス板。 ゛イ′　　／９ ７ベ　　ｂ７ 唱　１　口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、成形室内に設けられた真空吸着型の下側へと加熱さ
   れたガラス板を搬送する工程と、ガラス板に対しその下
   方に位置させたハースベッドから上方に噴出する加熱気
   体のもとで、曲がりの浅い予備金型に支持させたガラス
   板を真空吸着型に吸着させて予備曲げを行なう工程と、
   予備曲げを経て真空吸着型に吸着されているガラス板を
   曲がりの深い本金型で本曲げを行なう工程と、本曲げを
   経て真空吸着型から離脱するガラス板を支持させた支持
   枠を冷却室に搬送する工程とからなることを特徴とする
   ガラス板の曲げ加工方法。