JPH10316441A - 安全合せ曲げガラス板の外側ガラス板と内側ガラス板を曲げる方法とこの方法を実施するためのプレス曲げ装置 - Google Patents

安全合せ曲げガラス板の外側ガラス板と内側ガラス板を曲げる方法とこの方法を実施するためのプレス曲げ装置

Info

Publication number
JPH10316441A
JPH10316441A JP10104864A JP10486498A JPH10316441A JP H10316441 A JPH10316441 A JP H10316441A JP 10104864 A JP10104864 A JP 10104864A JP 10486498 A JP10486498 A JP 10486498A JP H10316441 A JPH10316441 A JP H10316441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
bent
glass sheet
bending
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10104864A
Other languages
English (en)
Inventor
Dieter Funk
デイーター・フンク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Flachglas Automotive GmbH
Original Assignee
Flachglas Automotive GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19715777A external-priority patent/DE19715777A1/de
Priority claimed from DE19715776A external-priority patent/DE19715776A1/de
Application filed by Flachglas Automotive GmbH filed Critical Flachglas Automotive GmbH
Publication of JPH10316441A publication Critical patent/JPH10316441A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/035Re-forming glass sheets by bending using a gas cushion or by changing gas pressure, e.g. by applying vacuum or blowing for supporting the glass while bending
    • C03B23/0352Re-forming glass sheets by bending using a gas cushion or by changing gas pressure, e.g. by applying vacuum or blowing for supporting the glass while bending by suction or blowing out for providing the deformation force to bend the glass sheet
    • C03B23/0357Re-forming glass sheets by bending using a gas cushion or by changing gas pressure, e.g. by applying vacuum or blowing for supporting the glass while bending by suction or blowing out for providing the deformation force to bend the glass sheet by suction without blowing, e.g. with vacuum or by venturi effect
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
    • B32B17/10Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10807Making laminated safety glass or glazing; Apparatus therefor
    • B32B17/10889Making laminated safety glass or glazing; Apparatus therefor shaping the sheets, e.g. by using a mould
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/03Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds
    • C03B23/0302Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds between opposing full-face shaping moulds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B35/00Transporting of glass products during their manufacture, e.g. hot glass lenses, prisms
    • C03B35/14Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands
    • C03B35/22Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands on a fluid support bed, e.g. on molten metal
    • C03B35/24Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands on a fluid support bed, e.g. on molten metal on a gas support bed

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造された製品の品質を損なうことなく、
予め定めた湾曲形状を有する安全合せガラス板の製造
と、プレス曲げ装置を簡単化する。 【解決手段】 本発明は安全合せガラス板の外側ガラス
板と内側ガラス板を曲げる方法に関する。外側ガラス板
と内側ガラス板はプレス曲げ装置で曲げられる。プレス
曲げ装置は曲げステーションと、少なくとも1個の排出
ステーションと、この曲げステーションと排出ステーシ
ョンの間で作動するコンベヤシャトルを備えている。曲
げステーションは上側の雄型と、下側の雌型を備えてい
る。方法では、1個の上側雄型が使用される。外側ガラ
ス板と内側ガラス板は同一の上側雄型によって曲げられ
る。上側雄型の型面によって、ガラス板が曲げられる。
この上側雄型の型面は少なくとも一部が、合せフィルム
によって定められた安全合せガラス板の曲面に適合して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外側ガラス板と内
側ガラス板が合せフィルムを介在して組み合わせられ、
上側の雄型と下側の雌型を有する曲げステーションを備
えたプレス曲げ装置で曲げが行われる、予め定めた湾曲
形状を有する安全合せガラスの外側ガラス板と内側ガラ
ス板を曲げる方法に関する。このプレス曲げ装置は、曲
げステーションと、少なくとも1つの排出ステーション
を備え、この曲げステーションと排出ステーションの間
でコンベヤシャトルが作動し、曲げ温度に加熱されて曲
げられるガラス板が、移送ラインによって個別的に曲げ
ステーションに供給され、この曲げステーションで安全
合せガラスの湾曲形状を考慮して曲げられる。本発明は
更に、本発明による方法に特に適しているプレス曲げ装
置に関する。完成した安全合せガラス板では、外側のガ
ラス板と内側のガラス板が言わば補完的に配置され、か
つ異なるように湾曲している。勿論、曲げが終了したガ
ラス板は、完成した安全合せ曲げガラス板になるまで、
他の処理部に供給される。この安全合せガラスは好まし
くは、自動車のための安全合せガラスを含んでいる。
【0002】
【従来の技術】本発明が出発する公知の方法(ヨーロッ
パ特許出願公開第0668249号公報、米国特許第5
286271号明細書)の場合には、予め定めた湾曲形
状を有する安全合せガラスを製造するために、真空面金
型の形をした2個の上側の雄型を備えた曲げステーショ
ンが使用される。この雄型の一方は外側のガラス板を曲
げるために装備および使用され、他方は内側のガラス板
を曲げるために装備および使用される。真空面金型は、
外側のガラス板または内側のガラス板のための上記の異
なる湾曲形状にできるだけ正確に適合した型面を有す
る。プレス曲げ装置は好ましくは上記の手段に適合し、
従って曲げられるガラス板を割り当てる。すなわち、外
側のガラス板をそれに付設された真空面金型に割り当
て、内側のガラス板をそれに付設された真空面金型に割
り当てる。この公知の手段はコストが高い。これは特
に、工業的大量生産の典型的な製品を製造するという事
実から不所望である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす技
術的課題は、製造された製品の品質を損なうことなく、
予め定めた湾曲形状を有する安全合せガラス板の製造を
簡単化することである。本発明の根底をなす技術的課題
は更に、このような安全合せガラス板を製造するための
プレス曲げ装置を簡単化することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るために、本発明の対象である、予め定めた湾曲形状を
有する安全合せガラス板の外側のガラス板と内側のガラ
ス板を曲げるための方法では、外側ガラス板と内側ガラ
ス板が合せフィルムを介在して組み合わせられ、上側の
雄型と下側の雌型を有する曲げステーションを備えたプ
レス曲げ装置で曲げが行われ、1個の上側の雄型が使用
され、外側ガラス板と内側ガラス板が同じ上側の雄型に
よって曲げられ、上側の雄型の型面によってガラス板に
湾曲が付され、この型面の少なくとも一部が合せフィル
ムによって範囲を限定された、完成した安全合せガラス
板の曲面に一致している。
【0005】詳しく述べると、本発明の範囲内で、いろ
いろな方法で処理することができる。特に、真空面金型
として形成された上側の雄型を使用することができる。
更に、下側の雌型の形成に関して、複数の方法がある。
ガラス板に湾曲形状を付すときに、フレーム曲げ金型の
形をした下側の雌型を使用することが推奨される。更
に、ガラス板の中央範囲において合せフィルムによって
範囲を限定された曲面に一致しかつ縁の方へ向かって一
層湾曲している上側の雄型の型面により、ガラス板を曲
げ成形することが有効であることが実証された。本発明
の好ましい実施形では、製造誤差を考慮して、合せフィ
ルムによって範囲を限定された、完成した安全合せガラ
ス板の面に一致する上側の雄型の型面により、ガラス板
に湾曲が付される。
【0006】勿論、本発明の範囲内では、曲げられるガ
ラス板を上側の雄型によって収容しなければならない。
これは静的空気力または動的空気力と、機械的補助手段
の少なくとも一方によって行うことができる。本発明
は、完成した安全合せガラス板において外側ガラス板と
内側ガラス板が数学的な意味で異なるように湾曲してい
るがしかし類似するように湾曲しているという、安全合
せ曲げガラス板を製造する途中でガラス板の曲げ成形に
関して従来無視された事実から出発している。これは、
曲がった安全合せガラス板がダブルカーブに曲げられて
いるかあるいはダブルカーブに曲げられた範囲を有し、
その結果複雑に曲げられているときでも、安全合せ曲げ
ガラス板に適用される。本発明は、上記の実施形のよう
に曲げられた、品質の観点、特に視覚的な観点からのす
べての要求を満足する安全合せガラス板が、誤差を除い
て同じように曲げられた外側ガラス板と内側ガラス板か
ら製造可能であるという認識から出発する。この場合、
その他の点については本発明の教えに従って加工され
る。本発明の教えに従って、上側の雄型の型面の少なく
とも一部が合せフィルムの曲面に一致していると、合せ
フィルムによって外側ガラス板と内側ガラス板を連結し
て安全合せガラス板を形成する際に、外側のガラス板と
内側のガラス板の曲率の差に基づく“締付け効果”がエ
ッジ範囲において生じる。この締付け効果はエッジ範囲
の連結に対して有利に作用する。付設された部品を備え
た真空面金型はそれ自体知られている(ヨーロッパ特許
出願公開第0668249号公報、米国特許第5286
271号明細書参照)。
【0007】詳しく述べると、本発明の範囲内におい
て、本発明による方法の他の実施方法が複数存在する。
一般的であるように、プレス曲げ装置が一方では曲げら
れた外側ガラス板のために、他方では曲げられた内側ガ
ラス板のために特別な排出ステーションとコンベヤシャ
トルを備えていると、本発明の教えに従い、曲げられた
外側ガラス板はコンベヤシャトルによって排出ステーシ
ョンに移送され、この排出ステーションの収容面は完成
した安全合せガラス板の外側ガラス板の湾曲形状に一致
し、曲げられた内側ガラス板はコンベヤシャトルによっ
て排出ステーションに移送され、この排出ステーション
の収容面は完成した安全合せガラス板の内側のガラス板
の湾曲形状に一致している。収容面は、コンペヤシャト
ルによって運ばれる曲げられた外側ガラス板または曲げ
られた内側ガラス板が載る面を意味する。この状態で、
曲げられたガラス板がまだ曲げステーションから出たと
きの温度を有するので、再補正を行うことができる。既
に述べたように、曲げが終了したガラス板は、安全合せ
ガラス板を形成するための他の加工部に供給される。一
般的に、ガラス板は曲げステーションと排出ステーショ
ンの間において、熱処理室でその内部応力を低減するよ
うに処理される。この手段はガラス工業においてそれ自
体知られている。
【0008】本発明は更に、予め定めた湾曲形状で曲げ
られた安全合せガラス板を製造する途中で、外側ガラス
板と内側ガラス板を曲げるためのプレス曲げ装置を対象
としている。このプレス曲げ装置は上記の方法を実施す
るために特に適している。このプレス曲げ装置は曲げス
テーションと、少なくとも1つの排出ステーションと、
この曲げステーションと排出ステーションの間のコンベ
ヤシャトルとを備えている。曲げステーションは下側の
雌型を付設した1個の上側の雄型を備え、この上側の雄
型は外側のガラス板を曲げるためにおよび内側のガラス
板を曲げるために使用され、上側の雄型は、合せフィル
ムによって範囲を限定された、完成した安全合せガラス
板の面の少なくとも一部に適合するかまたは一致する型
面を備えている。
【0009】
【発明が解決しようとする他の課題】本発明の根底をな
す技術的課題は、シャトル搬送の際に曲げられたガラス
板の不所望な変形がもはや生じないように、予め定めた
湾曲形状を有する安全合せガラス板の外側ガラス板と内
側ガラス板を曲げるためのプレス曲げ装置のコンベヤシ
ャトルを改良することである。
【0010】
【他の課題を解決するための手段】この技術的課題を解
決するために、本発明では、コンベヤシャトルが全面シ
ャトルとして形成され、この全面シャトルが曲げられた
外側ガラス板または曲げられた内側ガラス板のための収
容面を備え、この収容面が安全合せガラス板の対応する
ガラス板の湾曲形状に適合している。この観点から、本
発明は、プレス曲げ装置で安全合せガラスを工業的に大
量生産する過程で、同一に製造すべき安全合せガラス板
が非常に大きなバッチサイズであるので、上記の構造お
よび上記の機能の全面シャトルによって作動させるため
に、付加的なコストをほとんど必要としないという原理
に基づいている。本発明によるプレス曲げ装置の範囲内
でこのようなコンベヤシャトルを使用すると、重力によ
って生じる不所望な変形が回避されるだけでなく、他の
利点が生じる。これは冷却によって発生する、圧縮応力
の形態の内部応力から生じる。自動車に組み込んだ後の
完成した安全合せガラス板の圧縮応力の範囲は実際に
は、外側表面を形成する。この外側表面における上記の
応力状態は自動車工業において歓迎される。というの
は、例えば跳ね石や引っ掻きによって傷つきにくくなる
からである。外側ガラス板または内側ガラス板の表面の
損傷は、ガラス面を適当に熱処理することによってある
いはガラス繊維布または金属繊維布によって被覆するこ
とによって避けることができる。
【0011】本発明によるプレス曲げ装置の場合には、
内部応力の発生を制御することができる。そのために、
本発明では、コンベヤシャトルがシャトル箱を備え、こ
のシャトル箱が搬送すべき内側ガラス板または外側ガラ
ス板の収容面を有する被覆板によって覆われている。本
発明の好ましい実施形によれば、熱搬送媒体または冷却
媒体がシャトル箱を通って流れ、冷却媒体の温度と流量
が制御または調節可能であり、従って圧縮応力の発生が
制御可能である。更に、被覆板が吸込み穴を備え、シャ
トル箱が真空源に接続され、シャトル箱内の負圧が制御
または調節可能である。上記のように負圧が使用される
と、搬送すべき外側のガラス板または内側のガラス板
が、負圧によって位置保持され、同時に冷却され、そし
て負圧によって冷却を制御することができる。本発明の
範囲内で、被覆板は熱伝導機能を発揮する。被覆板は好
ましくは、良好な熱伝導体、例えばアルミニウム合金か
らなっている。方法に関しては、曲げられた外側のガラ
ス板または曲げられた内側のガラス板がコンベヤシャト
ルによって曲げ雄型から取り出され、曲げられた外側の
ガラス板または内側のガラス板の外側表面が、ほぼ全面
のシャトルの収容面に載り、冷却によって生じる圧縮応
力の形態の内部応力の発生が、外側表面の範囲において
許容されるかまたは実施されるという事実に留意が必要
である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、一実施の形態を示す図に基
づいて本発明を詳細に説明する。図示した装置はプレス
曲げ装置に属する。曲げステーション1と2つの排出ス
テーション2が見える。曲げステーション1と排出ステ
ーション2の間で、コンベヤシャトル3が作動する。こ
のコンベヤシャトルは図2において両方向矢印によって
示してあり、図5〜8に一層詳しく示してある。曲げ温
度に加熱された曲げられるガラス板Gは、移送ライン4
によって曲げステーション1に1個ずつ供給される。図
1には、移送ライン4の搬送手段に載っているガラス板
Gが示してある。曲げステーション1では、ガラス板G
が安全合せガラス板の湾曲形状を考慮して曲げられる。
実施の形態では、曲げステーションが真空面金型5の形
をしている上側の雄型を備えている。下側の雌型は本実
施の形態ではフレーム曲げ金型6である。しかし、本発
明はこの実施の形態に限定されない。
【0013】図1,2を比較すると、1個の真空面金型
5が使用されていることが判る。これから、外側ガラス
板と内側ガラス板の両方が同じ真空面金型5によって曲
げられることになる。真空面金型5は図2に示すフレー
ム曲げ金型6に付設されている。真空面金型5の型面7
によって、ガラス板Gが曲げられる。この真空面金型は
少なくとも一部が完成した安全合せガラス板の合せフィ
ルムによって形成された面に一致している。
【0014】図3は曲げ終わった安全合せガラス板8の
平面図である。図4には、この安全合せガラス板8のA
−A線に沿った断面が示してある。外側のガラス板9と
内側のガラス板10と、合せフィルム(積層フィルム)
11と、完成した合せガラス板8の合せフィルム11に
よって範囲を限定された面Fが示してある。この面は一
点鎖線で示してある。安全合せガラス板8は二重カーブ
(ダブルカーブ)におよび複雑なカーブに曲げることが
できる。これは図に示していない。実施の形態では、真
空面金型5の型面7は本発明の思想による完成した安全
合せガラスの合せフィルム11の面に一致している。図
3において、一点鎖線の円によって、合せフィルム11
の中央範囲が示してある。本発明の実施の形態では、こ
の中央範囲において、真空面金型5の型面7が合せフィ
ルム11の曲面に一致している。
【0015】これらの図はプレス曲げ装置を示してい
る。このプレス曲げ装置は一方では、曲げられた外側ガ
ラス板9のために、他方では曲げられた内側ガラス板1
0のために、特別な排出ステーション2とコンベヤシャ
トル3を備えている。曲げられた外側ガラス板9はコン
ベヤシャトル3によって排出ステーション2に搬送され
る。この排出ステーションの収容面は完成した安全合せ
ガラス板8の外側ガラス板9の湾曲形状に一致してい
る。これにより、内側ガラス板10のためのコンベヤシ
ャトル3は、完成した安全合せガラス板8の内側ガラス
板10の湾曲形状に一致する収容面を備えている。
【0016】図5には、曲げステーション1の右側に、
外側ガラス板排出ステーション2が示してある。これに
より、内側ガラス板排出ステーションは左側に接続され
ており、図示していない。排出ステーション2はそれぞ
れ、曲げステーション1と排出ステーションの間でコン
ベヤシャトル3と共に作動する。コンベヤシャトル3は
曲げステーションの曲げられた外側ガラス板または曲げ
られた内側ガラス板を収容する。排出ステーション2に
おいて、コンベヤシャトルは取り出し装置12に供給さ
れる。この取り出し装置は取り出された外側ガラス板9
または内側ガラス板10を、例えばローラコンベヤの形
をしたコンベヤに移送する。このコンベヤは上述のよう
に他の処理部に通じている。これらの手段は図示してい
ない。
【0017】図6,7に示すように、コンベヤシャトル
3は、曲げられた外側ガラス板9または曲げられた内側
ガラス板10のための収容面13を有する全面シャトル
の形をしている。このガラス板は安全合せガラス板の対
応するガラス板の湾曲形状に一致している。コンベヤシ
ャトル3は曲げ雄型5から曲げられた外側ガラス板9ま
たは曲げられた内側ガラス板10を取り出す。このガラ
ス板は特に、曲げ雄型5から収容面13に降ろされる。
曲げられた外側ガラス板9または曲げられた内側ガラス
板10の外側表面は全面シャトル3の収容面13上に載
る。これは、外側表面の範囲において、圧縮応力の形態
の、冷却によって発生する内部応力を生じる。この応力
の発生は許容されるかまたは制御される。勿論、コンベ
ヤシャトル3がコンベヤレール15等を備えた適当なコ
ンベヤ装置14に連結され、適当な駆動装置が設けられ
ている。
【0018】図6,7から明瞭に判るように、コンベヤ
シャトル3はシャトル箱16を備えている。このシャト
ル箱は収容面13を有する被覆板17によって被覆され
ている。冷却媒体がこのシャトル箱10を通って流れ
る。この場合、冷却媒体の温度と流量は制御または調節
可能である。図6には更に、適当な管ソケット18が示
してある。
【0019】図8に示すように、被覆板11は吸込み穴
19を備えることができる。被覆板17が吸込み穴19
を備えていると、シャトル箱16は負圧源に接続され、
シャトル箱16内の負圧が制御または調節可能である。
それによって圧縮応力の発生を制御可能であり、搬送す
べき曲げられたガラス板を、所定の湾曲形状に適合させ
て確実に固定することできる。
【0020】上記の装置は、曲げられた安全合せガラス
板8を製造するためのプレス曲げ装置の一部である。こ
のような装置は図示していない他の部品、すなわちいわ
ゆるガラス板載置ステーション、予熱炉、上記の曲げス
テーション1、保持ステーションを備えている。この保
持ステーションでは、曲げられた外側ガラス板9または
内側ガラス板10の応力を除去するために熱処理が行わ
れる。この場合、熱処理には冷却も含まれる。上述の排
出ステーション2は後曲げステーションとして形成可能
である。これは図示していない。いわゆる取り出し冷却
範囲が図示した装置部分に接続されている。勿論、普通
の搬送手段が個々のステーションまたは範囲の間に配置
されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法に適したプレス曲げ装置の一
部の平面図である。
【図2】曲げられるガラス板のための移送ラインの方向
から、図1のプレス曲げ装置の一部を見た図である。
【図3】安全合せガラスの平面図である。
【図4】図3の安全合せガラスのA−A線に沿った断面
図である。
【図5】コンベヤシャトルを有する図2に示した本発明
によるプレス曲げ装置の一部の概略図である。
【図6】図1のガラス曲げ装置のコンベヤシャトルを、
図5よりも拡大して示す、図7のC−C線に沿った縦断
面図である。
【図7】図6のコンベヤシャトルのB−B線に沿った横
断面図である。
【図8】図6のコンベヤシャトルの平面図である。
【符号の説明】
1 曲げステーション 2 排出ステーション 3 コンベヤシャトル 4 移送ライン 5 真空面金型 6 フレーム曲げ金型 7 型面 8 安全合せガラス 9 外側ガラス板 10 内側ガラス板 11 合せフィルム 12 取り出し装置 13 収容面 14 コンベヤ装置 15 コンベヤレール 16 シャトル箱 17 被覆板 18 管ソケット 19 吸込み穴 G ガラス板

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側ガラス板と内側ガラス板が合せフィ
    ルムを介在して組み合わせられ、上側の雄型と下側の雌
    型を有する曲げステーションを備えたプレス曲げ装置で
    曲げが行われ、1個の上側の雄型が使用され、外側ガラ
    ス板と内側ガラス板が同じ上側の雄型によって曲げら
    れ、上側の雄型の型面によってガラス板に湾曲が付さ
    れ、この型面の少なくとも一部が合せフィルムによって
    範囲を限定された、完成した安全合せガラス板の曲面に
    一致していることを特徴とする、予め定めた湾曲形状で
    曲げられた安全合せガラスの外側ガラス板と内側ガラス
    板を曲げる方法。
  2. 【請求項2】 真空面金型として形成された上側の雄型
    が使用されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 フレーム曲げ金型の形をした下側の雌型
    が、ガラス板に湾曲を付すために使用されることを特徴
    とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 ガラス板の中央範囲において合せフィル
    ムによって範囲を限定された曲面に一致しかつエッジの
    方へ向かって一層湾曲している上側の雄型の型面によ
    り、ガラス板に湾曲が付されることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 合せフィルムによって範囲を限定され
    た、完成した安全合せガラス板の面に、製造誤差を除い
    て一致する上側の雄型の型面により、ガラス板に湾曲が
    付されることを特徴とする請求項1または2記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 プレス曲げ装置が曲げステーションと少
    なくとも1個の排出ステーションを備え、この曲げステ
    ーションと排出ステーションの間でコンベヤシャトルが
    作動し、プレス曲げ装置が一方では曲げられた外側ガラ
    ス板のために、他方では曲げられた内側ガラス板のため
    に特別な排出ステーションとコンベヤシャトルを備え、
    曲げられた外側ガラス板がコンベヤシャトルによって排
    出ステーションに移送され、この排出ステーションの収
    容面が完成した安全合せガラス板の外側ガラス板の湾曲
    形状に一致し、曲げられた内側ガラス板がコンベヤシャ
    トルによって排出ステーションに移送され、この排出ス
    テーションの収容面が完成した安全合せガラス板の内側
    のガラス板の湾曲形状に一致していることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 曲げられたガラス板が曲げステーション
    と排出ステーションの間において熱処理室内で内部応力
    を低減するように処理されるを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 曲げられた外側のガラス板または曲げら
    れた内側のガラス板がその外面によって、付設の全面シ
    ャトルの収容面に載る、請求項1〜7のいずれか一つに
    記載の方法において、冷却によって生じる圧縮応力の形
    態の内部応力の発生が、外面の範囲において、許容され
    るかまたはこの内部応力が発生することを特徴とする方
    法。
  9. 【請求項9】 曲げステーションと、少なくとも1つの
    排出ステーションと、この曲げステーションと排出ステ
    ーションの間のコンベヤシャトルとを備え、曲げステー
    ションが下側の雌型を付設した1個の上側の雄型を備
    え、この上側の雄型が外側のガラス板とおよび内側のガ
    ラス板の両方を曲げるために使用され、上側の雄型が、
    合せフィルムによって範囲を限定された、完成した安全
    合せガラス板の湾曲形状に少なくとも一部が適合する型
    面を備えていることを特徴とする、請求項1〜7のいず
    れか一つに記載の方法を実施するのに適した、予め定め
    た湾曲形状で曲げられた安全合せガラス板を製造する途
    中で、外側ガラス板と内側ガラス板の少なくとも一方を
    曲げるためのプレス曲げ装置。
  10. 【請求項10】 上側の雄型が真空面金型として形成さ
    れ、下側の雌型がフレーム曲げ型として形成されている
    ことを特徴とする請求項9記載のプレス曲げ装置。
  11. 【請求項11】 コンベヤシャトルが全面シャトルとし
    て形成され、この全面シャトルが曲げられた外側ガラス
    板または曲げられた内側ガラス板のための収容面を備
    え、この収容面が安全合せガラス板の対応するガラス板
    の湾曲形状に適合していることを特徴とする請求項9ま
    たは10記載のプレス曲げ装置。
  12. 【請求項12】 コンベヤシャトルがシャトル箱を備
    え、このシャトル箱が収容面を有する被覆板によって覆
    われていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか
    一つに記載のプレス曲げ装置。
  13. 【請求項13】 冷却媒体がシャトル箱を通って流れ、
    冷却媒体の温度と流量が制御または調節可能であること
    を特徴とする請求項12記載のプレス曲げ装置。
  14. 【請求項14】 被覆板が吸込み穴を備え、シャトル箱
    が真空源に接続され、シャトル箱内の負圧が制御または
    調節可能であることを特徴とする請求項12記載のプレ
    ス曲げ装置。
  15. 【請求項15】 被覆板が熱伝導の良好な材料、例えば
    アルミニウム合金からなっていることを特徴とする請求
    項9〜14のいずれか一つに記載のプレス曲げ装置。
JP10104864A 1997-04-16 1998-04-15 安全合せ曲げガラス板の外側ガラス板と内側ガラス板を曲げる方法とこの方法を実施するためのプレス曲げ装置 Withdrawn JPH10316441A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19715777A DE19715777A1 (de) 1997-04-16 1997-04-16 Preßbiegeanlage zum Biegen der Außenglasscheibe und der Innenglasscheibe im Zuge der Herstellung von Verbundsicherheitsglasscheiben
DE19715776:9 1997-04-16
DE19715776A DE19715776A1 (de) 1997-04-16 1997-04-16 Verfahren zum Biegen der Außenglasscheibe und der Innenglasscheibe von gebogenen Verbundsicherheitsglasscheiben und Preßbiegeanlage zur Durchführung des Verfahrens
DE19715777:7 1997-04-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10316441A true JPH10316441A (ja) 1998-12-02

Family

ID=26035801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10104864A Withdrawn JPH10316441A (ja) 1997-04-16 1998-04-15 安全合せ曲げガラス板の外側ガラス板と内側ガラス板を曲げる方法とこの方法を実施するためのプレス曲げ装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0872456B1 (ja)
JP (1) JPH10316441A (ja)
DE (1) DE59802871D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169103A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Nippon Sheet Glass Co Ltd 曲げガラス板の成形方法及び曲げガラス板
CN112679077A (zh) * 2020-12-29 2021-04-20 安徽金龙浩光电科技有限公司 一种3d车载玻璃热弯成型设备和成型工艺

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7768624B2 (en) 2004-06-03 2010-08-03 Board Of Regents, The University Of Texas System Method for obtaining force combinations for template deformation using nullspace and methods optimization techniques
US7535549B2 (en) 2004-06-03 2009-05-19 Board Of Regents, University Of Texas System System and method for improvement of alignment and overlay for microlithography
US7785526B2 (en) 2004-07-20 2010-08-31 Molecular Imprints, Inc. Imprint alignment method, system, and template
FR2880343B1 (fr) 2004-12-31 2007-06-22 Saint Gobain Procede de bombage de feuilles de verre par aspiration

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3407173C1 (de) * 1984-02-28 1985-01-03 Mannesmann AG, 4000 Düsseldorf Anlage zum Herstellen von stark gekruemmten Glasscheiben
DE3913571C1 (ja) * 1989-04-25 1990-07-26 Vegla Vereinigte Glaswerke Gmbh, 5100 Aachen, De
DE4034600C1 (ja) * 1990-10-31 1992-02-20 Vegla Vereinigte Glaswerke Gmbh, 5100 Aachen, De
US5286271A (en) * 1992-07-02 1994-02-15 Ppg Industries, Inc. Method and apparatus for bending glass sheets
FR2693452B1 (fr) * 1992-07-09 1994-09-02 Saint Gobain Vitrage Int Procédé et dispositif pour supporter et transférer des feuilles de verre dans une cellule de formage.
CA2141830C (en) * 1994-02-14 1999-06-01 Ppg Industries Ohio, Inc. Method and apparatus of bending glass sheets

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169103A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Nippon Sheet Glass Co Ltd 曲げガラス板の成形方法及び曲げガラス板
CN112679077A (zh) * 2020-12-29 2021-04-20 安徽金龙浩光电科技有限公司 一种3d车载玻璃热弯成型设备和成型工艺

Also Published As

Publication number Publication date
DE59802871D1 (de) 2002-03-14
EP0872456B1 (de) 2002-01-23
EP0872456A1 (de) 1998-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI543945B (zh) 從二維玻璃片形成三維玻璃製品的方法
KR101191259B1 (ko) 압축과 흡입에 의한 판유리의 크라우닝 방법
US5286271A (en) Method and apparatus for bending glass sheets
EP0436965B1 (en) Method of and system for pressing sheet glass
US8746011B2 (en) Method for cambering glass sheets by suction
US3573889A (en) Method for shaping,tempering and laminating glass sheets
US5858047A (en) Method and apparatus of bending glass sheets
KR101474046B1 (ko) 유리 벤딩 방법
JPS61132529A (ja) ガラス板を成形するための方法と装置
EP0613865B1 (en) Method of bending sheet glass
EP0173418B1 (en) Method of making a tempered glass lid
KR101122653B1 (ko) 판유리를 크라우닝하는 방법과 디바이스
US4661139A (en) Vacuum pressing of glass doublets
KR100194449B1 (ko) 판유리의 곡면 성형장치 및 곡면 성형방법
JP4358912B2 (ja) 湾曲合わせ安全板ガラスのための、外方ガラス板と内方ガラス板を曲げる方法並びにこの方法を実施するためのプレス曲げ装置
JPH10316441A (ja) 安全合せ曲げガラス板の外側ガラス板と内側ガラス板を曲げる方法とこの方法を実施するためのプレス曲げ装置
JPS59232926A (ja) 真空ホルダ
JPS593939B2 (ja) ガラス板曲げ強化装置のガラス板支承枠型リング
AU2004226205A1 (en) Method and device for bending glass sheets
US4853018A (en) Method and apparatus for forming a glass sheet
EP0373265B1 (en) Method and apparatus for forming a glass sheet
JP3879152B2 (ja) ガラス板の曲げ成形装置、曲げ成形型およびその製造方法
CA1324257C (en) Method and apparatus for forming a glass sheet
JPH03159929A (ja) 板ガラスの曲げ成形方法
US20020116950A1 (en) Heated ceramic female mold

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705