JPS6345113A - 低濁度および低粘度のシリカゾル - Google Patents

低濁度および低粘度のシリカゾル

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JPS6345113A
JPS6345113A JP61190076A JP19007686A JPS6345113A JP S6345113 A JPS6345113 A JP S6345113A JP 61190076 A JP61190076 A JP 61190076A JP 19007686 A JP19007686 A JP 19007686A JP S6345113 A JPS6345113 A JP S6345113A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、新規な特性を有するシリカゾルに関し、さら
に詳しくは各種のバインダーをはじめとし、ガラス、透
明プラスチックなどの透明基材へのコート剤として有用
な透明性に優れるとともに低粘度のシリカゾルに関する
ものである。
発明の技術的背興ならびにその問題点 シリカゾルは従来から、製紙工業、繊維工業、精密鋳造
工業あるいは触媒工業の分野で広く使用されている。こ
れらの分野においては、しばしば低粘度のシリカゾルが
要望されてはいたが、いまだに充分な低粘度シリカゾル
は得られていない。
さらに近年、透明プラスチック、ガラス、レンズなどの
ハードコート剤、あるいは透明プラスチックへの混和剤
として、シリカゾルを用いることにより、基材の透明性
を失わず、強度、耐熱性、耐摩耗性、耐候性などの機能
の向上を図ることが検討されている。
これらの用途に用いられるシリカゾルとしては、シリカ
ゾル自身が透明性に優れているとともに低粘度でなけれ
ばならない。
しかしながら、透明性に優れているとともに低粘度であ
るという特性を同時に有するシリカゾルは、従来、得ら
れていなかった。
ところで、シリカゾルの濁度は、ゾル中の分散粒子の粒
径が小さい程低くすなわち透明になる。
また、シリカゾルの粘度は逆に、粒径が大きい程小さく
なる。したがって、シリカゾル中の分散粒子であるシリ
カ粒子の平均粒径が同じであっても、粗大粒子の割合が
多いと濁度は高くなり、また、微小粒子の割合が多いと
、粘度が高くなる。そこで、本発明者らは、透明性に優
れるとともに粘度の小さいシリカゾルを得るべく鋭意研
究したところ、粒度分布が狭く、均一粒径を有するシリ
カ粒子が分散媒中に分散してなるシリカゾルであれば、
従来のシリカゾルと平均粒径が同じであっても、従来の
シリカゾルと比較して低粘度および低濁度であることを
見出して本発明を完成するに至った。
尺肌の亘仰 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとするものであって、高透明性すなわち低濁度で
あり、しかも低粘度のシリカゾルを提供することを目的
としている。
発明の概要 本発明に係る低濁度および低粘度のシリカゾルは、濁度
および粘度が、それぞれ下記式を満足することを特徴と
している。
(1)togτ≦0.55D”2−3.10(2)η≦
25.80/ (D−1,09> +1.74τ:Si
O21度3重量%のときの濁度(rm−’)η:SiO
2濃度30重量%、25℃のときの粘度(Cp) D:シリカゾル中のシリカ平均粒径(mμ)本発明に係
るシリカゾルは、透明性に優れるとともに粘度も小さい
という新規な特性を有しており、各種バインダーを始め
として、透明基材のコート剤などとして極めて有用であ
る。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係る新規な特性を有するシリカゾルにつ
いて具体的に説明する。
本発明に係るシリカゾルは、濁度τ(透明性)および粘
度ηがそれぞれ以下の式を満たすことを特徴としている
(1)logτ≦0.55D1/” −3,10(2)
η≦25.80/ (D−1,09> +1.74τ:
SiO2濃度3重量%のときの濁度<cm−’>η:5
i02t’度30重母%、25℃のときの粘度(CO) D:シリカゾル中のシリカ平均粒径(mμ)シリカゾル
中のシリカ粒子の平均粒径がDである場合に、このよう
な濁度および粘度を同時に満たすようなシリカゾルは、
従来全く知られていない。
なお、上記式(1)および式(2)は、本発明者らが鋭
意研究した結果見出した実験式であって、シリカゾル中
の粒子の平均粒径がDである場合に、このDとシリカゾ
ル中の濁度τおよび粘度ηとの関係を示すものである。
ところで、各種バインダーおるいは透明基材用コート剤
などとして用いられるシリカゾルは、その求められるべ
き平均粒径が用途によって種々変化するが、ゾルとして
の安定性おるいは使いやすさなどを考慮すると、その平
均粒径は、約5〜30m、μの範囲であることが好まし
い。またシリカゾル中のシリカ粒子の3!02/M20
(〜1はアルカリ金属)のモル比は5Q〜120の範囲
であることが好ましい。
このように本発明に係るシリカゾル中のシリカ粒子は、
種々の平均粒径をとることができる。このことは、本発
明に係るシリカゾル中のシリカ粒子の平均粒径りが、従
来公知のシリカゾル中のシリカ粒子の平均粒径と比較し
て著しく大きいとか小さいとかに特徴を有するのではな
く、ある同一の平均粒子径りを有するシリカゾルを比較
した場合に、本発明に係るシリカゾルは従来公知のシリ
カゾルに比べて、著しく透明性に優れているとともに粘
度が低いことに特徴がおることを示している。
次に、このような新規な特性を有するシリカゾルの製造
方法の一例について具体的に説明するが、本発明に係る
シリカゾルは、以下のような製造方法以外にも他の製造
方法によっても製造することができる。
このようなシリカゾルを製造するには、下記の工程(a
)および(b)を行なうことによって実現される。
(a)ケイ酸アルカリ水溶液および/またはアルカリ水
溶液と、酸性ケイ酸液とを混合し、混合液のS i 0
2 /M20 (Mはアルカリ金属)のモル比を2.8
〜10に調整したのち、60℃以上の温度で熟成し、シ
ード液を調整する工程、(b)上記のようにして得られ
たシード液を60℃以上に保持しながら、酸性ケイ酸液
を下記の速度式以下の速度で添加して、シード上にシリ
カをビルドアップする工程、 log y≦2.3−3.6 logχy:添加速度[
添加酸性ケイ酸液5i02y数/分・シード液中の酸性
ケイ酸液S!02g数]χ:シード液全3i02/M2
0モル比この(a)シード液の調製工程および(b)ビ
ルドアップ工程について以下に説明する。
(a)シード液の調製 まず、酸性ケイ酸液にケイ酸ソーダなどのケイ酸アルカ
リ水溶液を混合して、混合液中の全S ! 02 /M
20 (Mはアルカリ金属)のモル比を2.8〜10、
好ましくは3.0〜8.5に調整する。このときケイ酸
アルカリ水溶液の代わりに水酸化ナトリウムなどのアル
カリ水溶液を用いても良く、場合によってはこの両者を
用いても良い。
酸性ケイ酸液は、ケイ酸アルカリ水溶液を陽イオン交換
樹脂で処理することによってアルカリを除去するなど常
法に従って容易に得ることができる、ケイ酸の低重合物
の溶液である。この酸性ケイ酸液は、通常そのp t−
+が4を越えると、また5iQ2:a度が高くなると不
安定になり、増粘またはゲル化を起こすことが知られて
いる。
したがって、ここで用いられる酸性ケイ鼠液は、pHは
2〜4であり、5iQ2濃度は約7単m%以下であるこ
とが好ましい。
また、全S!02/M20の尼ル比が上記範囲に調整さ
れた後のシード液中の全S ! O0濃度は、7重M%
以下、好ましくは0.5〜5.0重量%の範囲であるこ
とが好ましい。全S!02濃度が0.5重間%未満であ
ると、最終的に得られるシリカゾル中のS!02濃度が
うすくなり、濃縮操作などに多大のエネルギーを必要と
するので好ましくない。一方、7重量%を越えると、均
一な粒子の生成が困難になるため好ましくない。
シード液の全3!02/M20のモル比はまた、最終的
に得られるシリカゾルの品質に大きな影響を及ぼす因子
である。3102/M20モル比が2.8未満であると
、後述するビルドアップ工程で添加する酸性ケイ酸液中
のシリカが過飽和状態で溶液中に溶解し、これが析出す
るとき、必ずしもシード上に沈着するとは限らず、新し
いシードを発生させたりして、最終的に得られるシリカ
ゾルの粒度分布がブロードになるため好ましくない。
また、このモル比が10を越えると、シードの成長が充
分でなく、小さいシードが多数生成し、最終的に得られ
るシリカゾルの粒径も非常に小さいものになり、また、
ビルドアップ工程中に系のpHが低下し、増粘あるいは
ゲル化などの現象が起こるため好ましくない。
上記のようにして酸性ケイ酸液とケイ酸アルカリとを混
合した後、得られた混合液を加熱し、シード液の熟成を
行う。この熟成を11なうことによって、シード液中の
シリカ重合物が安定化される。
熟成温度は、後述するビルドアップ温度と同一かあるい
はそれ以下の温度であることが好ましく、この熟成温度
が60’C未満であると、混合物が安定な状態に達せず
、ビルドアップ初期のより高い温度での加熱により変化
を起こし、安定なシリカゾルを得ることが困難となるた
め好ましくない。
一方、熟成温度が高すぎると、加えた酸性ケイ酸液中の
シリカが急速に溶解し、酸性ケイ酸液を加えないケイ酸
アルカリ水溶液のみをシードとして用いたのと同一結果
となるので105°C以下が望ましい。シード液のS!
02/M20モル比の低い場合に、その影響は大である
(b)ビルドアップ工程 上記のようにして調製されたシード液に、酸性ケイ酸液
を徐々に添加して、シリカ粒子を成長ざゼる。添加する
酸性ケイ酸液は、シード液の調製時に用いられる酸性ケ
イ酸液と同様の方法で得られたものが用いられる。その
SiO21度は、特に制限はないが、酸性ケイ酸液の安
定度の点から、あまり高濃度では好ましくなく、約7重
量%以下のものが好ましい。
酸性ケイ酸液を添加する場合、この酸性ケイ酸液中のシ
リカがシード液中の核粒子に確実に沈着して、新たな核
を発生しないようにしなければならない。そのために、
本発明では、酸性ケイ酸液の添加を、次の式に示される
ような速度またはそれ以下で行なわなければならない。
log y≦2.3−3.6 logχy:添加速度[
添加酸性ケイ酸液5ro2び数7分・シード液中の酸性
ケイ酸液5iO23数] χ:シード液の仝S!02/M20モル比(2,8≦χ
≦10> 酸性ケイ酸液の添加速度が、上記の式で示される値より
も大きい場合は、添加される酸性ケイ酸中のシリカがシ
ード液中の核粒子上に確実には沈着Uず、新たな核粒子
が発生するなどして、均一な粒径のものが得られず、粒
度分布が広く、しかも粘度の高いシリカゾルとなる。
酸性ケイ酸液の添加速度が前述の速度で示される値より
も著しく小さくなると、得られるシリカゾルの透明度が
次第に低下するようになるとともに、また、ビルドアッ
プの時間が長くなり、コストアップの要因ともなる。こ
のため、透明性に優れるとともに低粘度のシリカゾルを
得るには、酸性ケイ酸液の添加速度は、少なくとも0.
01(9/分・g)以上で添加することが好ましい。
上記のような添加速度で酸性ケイ酸液を添加しながらの
ピルドアップ工程は、反応系を、約60℃以上の温度に
保持しながら行なうことが好ましい。
ピルドアップ工程の温度が60℃未満では、添加された
酸性ケイ酸液中のケイ酸の溶解速度および溶解されたシ
リカの核粒子への沈着速度などが遅くなり、このため酸
性ケイ酸液の添加速度を遅くしなければならないことか
ら好ましくない。一方、ピルドアップ工程の温度を高く
すれば同一5i02/M20モル比でも、酸性ケイ酸液
の添加速度を大きくすることができることから、粒径の
大きなシリカゾルを得たい場合は、温度を高くすること
が有利である。しかしながら、あまり高温にすると、粒
径の制御が困難になることから、ピルドアップ工程は約
140’C以下で行なわれることが好ましい。
このように本発明では、シード液の全810゜7M20
モル比および酸性ケイ酸液のシード液中への添加速度を
特定の範囲内で適宜選択することにより生成するシリカ
粒子の粒径を任意に制御することが可能になった。すな
わち、大粒子径のシリカゾルを得ようとする場合には、
シード液のS i O2/ M 20モル比を小ざくす
るともに酸性ケイ酸液の添加速度を大きくすればよい。
逆に、小粒子径のシリカゾルを冑ようとする場合には、
シード液の81027M20モル比を大きくするととも
に、酸性ケイ酸液の添加速度を小さくすればよい。
このようにして1qられたシリカゾルは、5〜3C)m
μの範囲の均一な粒径のシリカ粒子が分散媒中に分散し
ており、透明性に優れるとともに低粘度である。
前述のような方法で得られたシリカゾルは、通常は、こ
れを約20〜50重量%にまで濃縮する。
濃縮方法としては、加熱して水分を蒸発させる方法、ま
たは限外濾過により濃縮する方法などの従来公知の方法
の手段が採用される。
得られたシリカゾルの透明性は、シリカゾルの濁度を分
光光度計により測定することによって評(ilIiされ
るが、この測定は、所定濃度に調製されたシリカゾルの
500TILμの波長の光の透過率を測定し、これを標
準試料としての水の透過率と比較することにより求めら
れる。また、1qられたシリカゾルの粘度は、所定濃度
に調製されたシリカゾルをオストワルド粘度計で測定す
ることによって評価される。なお、シリカゾル中の分散
粒子の平均粒径は、N a OH滴定法により粒子の比
表面積S(T!t/’?>を測定し、次式から平均粒径
(D>を算出することによって求められる。
D (mμ>=6.000/Sxρ (ρニジリカの密度=2.2’j/cm3)このように
して1野られるシリカゾルは81027M20モル比が
約50〜120の範囲にあり、平均粒径が約5〜307
7?、μの均一なシリカ粒子が分散したシリカゾルであ
る。そのため、従来のシリカゾルに比較して、低濁度(
透明性に優れている)、および低粘度のシリカゾルが得
られる。
このようにして得られるシリカゾルは、透明プラスチッ
ク、ガラスなどの透明基材あるいはレンズなどのハード
コート剤として、また、プラスデックの混和剤として用
いると、基材の透明性を損うことなく、強度、耐熱性、
耐摩耗性、耐候性などを向上させることができる。
また、レンズやシリコンウェハーなどの研摩剤としても
きわめて有用である。
発明の効果 本発明に係るシリカゾルは濁度および粘度の点で全〈従
来公知のシリカゲルと比較して優れた特性を有している
。したがって、本発明に係るシリカゲルは、各種バイン
ダー、透明基材用コート剤あるいは透明樹脂用の充填剤
として填めて有用である。
以下本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例 1 (酸性ケイ酸液の調製) S i 021度24.0重量%、5i02/Na2O
モル比3.1のケイ酸ソーダ溶液にイオン交換水を混合
し、5102m度5.2重Q%の希ケイ酸ソーダ溶液を
調製した。この溶液を、水素型陽イオン交換樹脂層(三
菱化成工業(株)製 ダイヤイオン5K−1B>が充填
されたカラムに通して酸性ケイ酸液を調製した。
得られたケイ酸液中のS i 021度は、5.0重連
%、pHは2.7であった。また、xaq0濃度は固形
分シリカ換算で0.1重量%以下であった。
(シード液の調製) 還流器、攪拌機、温度検出装置を備えた3ONのステン
レス容器中で、163gの24重量%のケイ酸ソーダ溶
液(S i 02 /N820モル比3.1)を276
09のイオン交換水で希釈した。
この液に、上記のようにして得られた酸性ケイ酸液66
09を混合した後、80°Cで30分加熱してシード液
を調製した。
このようにして得られたシード液中の全S i 02 
濃度は4.6重量%、全SiO2/Na2Oモル比は5
.7であった。
(シリカゾルの調製) 上記のようにして1qられたシード液の温度を80’C
に維持し、これに上記のようにして1qられた酸性ケイ
酸液を徐々に添加した。酸性ケイ酸液添加速度は、1分
間に33gでおり、合計で20.400gの酸性ケイ酸
液を添加した。
酸性ケイ酸液の添加が終了した後、得られた混合物を8
0℃で10分間加熱し、次いで冷却して、希シリカゾル
を1稈だ。
得られた希シリカゾルを真空蒸発装置にて、減圧度60
0mH(]、蒸発温度60℃の条件下で濃縮し、濃縮シ
リカゾルを1浮だ。1qられたシリカゾルの性状を表1
に示す。
実施例 2 (シード液の調製) 実施例1と同一反応器に、2号ケイ酸ソーダをイオン交
換水で希釈して得た液’l、870y(SiO2濃度1
.4重量%、Sin、、/Na2Oモル比2.0)を入
れ、これを攪拌しながら実施例1と同じ酸性ケイ酸液2
35gを混合し、80℃で30分間加熱して、シード液
を調製した。
得られたシード液中の仝S!021度は1.8唄1%、
全SiO2/Na2Oモル比は2.9であった。
(シリカゾルの調製) 上記のようにして得られたシード液をよく攪拌しながら
、実施例1と同じ酸性ケイ酸液18.0109を1分間
に299の割合で添加した。
得られたシリカゾルを、実施例1と同様にして濃縮し、
シリカゾルを1野だ。このシリカゾルのす生状を表1に
示す。
実施例 3〜10 実施例1と同じケイ酸ンーダ、酸性ケイ酸液を用いて、
シード液中のS!02/N820モル比、添加速度およ
び加熱温度を変化させた以外は、実施例1と同様にして
シリカゾルを製造した。得られたシリカゾルの性状を表
1に示す。
なお、実施例6はオートゲレープを使用した。
比較例 1 実施例1と同じS!021度24重堡%のケイ酸ソーダ
溶液163gを、2,760gイオン交換水で希釈して
溶液を調製した。これを80℃に昇温した後、この温度
を保持しながら酸性ケイ酸液(S i 02濃度5.0
重量%)21.100gを毎分35gの速度で添加し、
希シリカゾルを得た。その後、実施例1と同様にして減
圧蒸留法にて濃縮して、シリカゾルを製造した。1停ら
れたシリカゾルの性状を表1に示す。
比較例 2 比較例1と同様の方法で、S!02m度1.2重1%の
ケイ酸ソーダ溶液を調製した。これを95°Cに昇温ざ
ぜ、この温度を保持しながら、酸性ケイ酸液(S i 
02 ta度3.1重量%)31.0009を一定速度
で120分間かけて添加した。
添加終了後、同一温度で60分保持した後、その一部を
直ちに実施例1と同じ条件で減圧濃縮したところ約14
重量%の点から粘度が上昇し、約18重量%に達した時
点でこれ以上の濃縮は不可能であった。残りのシリカゾ
ルをさらに温度を沸点まであげ、3840分間熟成した
。得られた希シリカゾルを実施例1と同様にして濃縮し
たところ表1に示すようなシリカゾルが得られた。
比較例 3〜5 シード液の3 i 0  / N 820モル比、酸性
ケイ酸液添加速度を表1に示すように変化させた以外は
、実施例1または実施例2と同様にしてシリカゾルを製
造した。
シリカゾルの性状を表1に示す。
比較例 6 市販のシリカゾル(D社製、5iO2I!度30重i%
)平均粒径、濁度および粘度を実施例1と同様にして調
べたところ、平均粒径は7.4mμでおり、濁度は0.
050cm−1であり、粘度は7.7coであった。
比較例 7 市販のシリカゾル(N社製、S i 028度30重1
%)について、その平均粒径、濁度および粘度を実施例
1と同様にして調べたところ、平均粒径は13.6mμ
であり、濁度は0.237cm−’でおり、粘土は4.
2cpであった。
以上の結果から、各実施例および比較例について、シリ
カゾル中のシリカ粒子の平均粒径りと濁度(cm−1>
との関係を第1図に示し、また平均粒径りと粘度との関
係を第2図に示す。
第1図および第2図から、本発明に係るシリカゾルは、
シリカゾル中のシリカ粒子の平均粒径(mμ>をDとし
たとき、濁度tはlog r≦0.55D1/2−3.
10@満たすとともに、粘度ηはη≦25.80/ (
D−1,09) + 1.74を満たす。
これに対して従来公知のシリカゾルは、シリカゾル中の
シリカ粒子の平均粒径(mμ)をDとしたとき、濁度τ
および粘度ηが同時に上記の式を満たすものは存在して
いない。
【図面の簡単な説明】
第1図は種々のシリカゾル中のシリカ粒子の平均粒径り
と濁度τ(cm−’)との関係を示す図であり、第2図
は上記平均粒径りと粘度η(cp)との関係を示す図で
ある。 なお図中O印は実施例であり、■印は比較例であり、た
とえば01は実施例1と意味し、■1は比較例1を意味
する。 代理人  弁理士  鈴 木 俊一部 第  1  ズ 平均粒径(Dmμ) 第2図 (1&o) 平均粒径(Dmμ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)濁度および粘度がそれぞれ下記式を満足すること
    を特徴とする低濁度および低粘度のシリカゾル。 (1)logτ≦0.55D^1^/^2−3.10(
    2)η≦25.80/(D−1.09)+1.74τ:
    SiO_2濃度3重量%のときの濁度(cm^−^1)
    η:SiO_2濃度30重量%、25℃のときの粘度(
    cp) D:シリカゾル中のシリカ粒子の平均粒径 (mμ)
  2. (2)分散粒子の平均粒径が5〜30mμである特許請
    求の範囲第1項に記載のシリカゾル。
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