JPS63285112A - 高純度大粒子径シリカゾルの製造法 - Google Patents

高純度大粒子径シリカゾルの製造法

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JPS63285112A
JPS63285112A JP11958587A JP11958587A JPS63285112A JP S63285112 A JPS63285112 A JP S63285112A JP 11958587 A JP11958587 A JP 11958587A JP 11958587 A JP11958587 A JP 11958587A JP S63285112 A JPS63285112 A JP S63285112A
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    • C01B33/142Preparation of hydrosols or aqueous dispersions by acidic treatment of silicates
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高純度、特にアルミニウム及び鉄の含有率が
著しく低い大粒子径シリカゾルの製造法に関する。
大粒子径シリカゾルは、−aにBET法による比表面積
の測定値から算出される粒子径、が約20mμ以上であ
るコロイダルシリカの分散液であり、紙の表面処理剤、
高分子材料の改質剤、フィルムの表面処理剤、研磨剤、
触媒等に用いられているが、次第に高純度かつ高性能の
ものが要望され、例えば半導体材料の研磨用、フィルム
の表面処理用、触媒用等には30〜100mμの粒径を
有し、しかも粒径の揃った球形の粒子からなるシリカゾ
ルが望まれている。
(従来の技術) 高純度大粒子径シリカゾルの製造法としては、米国特許
第2614995号明細書にアンモニア水溶液中で金属
珪素を酸化することによる水性シリカゾルの製造法が、
また、ジャーナル・オブ・コロイド・インターフェース
・サイエンス(J、CoIIoidInterface
 Sci、)第26巻第62〜69頁(1968年)に
アルコールとアンモニア水溶液の混合溶液中でオルト珪
酸エチルを加水分解することによるオルガノシリカゾル
製造法が示されている。
また、珪酸アルカリを原料とする高純度シリカゲルの製
造法としては、特公昭41−3369号公報に珪酸アル
カリの水溶液を酸型陽イオン交換樹脂で脱アルカリ処理
し、珪酸ゾルを得て、そのゾルに硝酸を加えてpHを!
、2とし、72時間常温で熟成後、酸型強酸性陽イオン
交換樹脂及び水酸型陰イオン交換樹脂を通過させ、これ
に直ちにNaOHを加えてpna、oに調節し、真空下
80℃の温度で常に一定の液面を保ちながら蒸発濃縮し
、Nazo  0.3%、 Sin、  2.5%の珪
酸ゾルを得る方法が示されている。
更に別の製造法として、特開昭61−158810号公
報に、アルカリ珪酸塩の水溶液を、強酸型陽イオン交換
樹脂で脱アルカリ処理し、珪酸液を得て、その液に酸を
加えてpH2,5以下温度0〜98℃の条件下で酸処理
し、得られた酸性珪酸コロイド溶液中の不純物を分画分
子量500〜10000の限外濾過膜にて除去してオリ
ゴ珪酸溶液とし、このオリゴ珪酸溶液の一部にアンモニ
アを加えて、pH7〜10で60〜98℃の温度に加熱
してヒールゾルを調製し、このヒールゾルにオリゴ珪酸
溶液の残部を、除々に滴下してコロイド粒子を成長させ
る方法が示されている。
一方、大粒子径シリカシ′ルの製造法としては、特開昭
60−251119号公報に、Sin、 1.5〜8重
量のアルカリ金属珪酸塩溶液に、pH2〜5、Si0□
2〜6重量%の活性珪酸の溶液をSiO□/MZOモル
比20〜40となるまで90〜150℃で除重し、同温
度で反応を完結させた後、液中のアルカリ金属分を酸で
部分中和し、再び90〜150℃で熟成し、限外濾過法
で濃縮する方法が示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記米国特許第2614995号に記載の方法、ジャー
ナル・オブ・コロイド・インターフェース・サイエンス
に記載の方法等では、原料である金属珪素、オルト珪酸
エチルは高価であり、製造プロセスも複雑となり、製品
は安価には得られない。またこれらの製造方法で得られ
たシリカ粒子は、小粒子径シリカ粒子の凝集によって生
じた二次粒子であって、多孔質乃至非緻密質粒子である
。そして結合力にも乏しく、用途はかなり制限される。
これに対し、珪酸アルカリを原料とする上記特公昭41
−3369号に記載の方によると、安価に高純度のシリ
カゾルを得ることができるが、得られたシリカゾルの粒
子径は20mμ以下であり、その上このコロイド状シリ
カの粒径は不揃いとなり易い、上記特開昭61−158
810号に記載の方法も、珪酸アルカリを原料とする方
法であるが、得られたシリカゾルの粒子径はやはり20
mμ以下であり、長時間かけても20mμ以上に成長さ
せることができない。
上記特開昭60−251119号公報に記載の方法では
、大粒子径シリカゾルは得られても、特別の高純度製品
は得られない。一般に、珪酸アルカリを原料とする方法
では、この用いられる珪酸アルカリが、天然珪石や天然
珪砂をアルカリ熔融することによりつくられるため、不
純物としてアルミニウム、鉄などが比較的多量に製品中
に混入する。イオン交換法によってもこのアルミニウム
や鉄等が完全に除去されないのは、これら金属がシリカ
の粒子内部に捕捉されていることによると考えられる。
従って、これら金属を除くには、コロイダルシリカにま
で成長する前の段階で除去するのがよいと考えられる。
しかし、この段階は活性珪酸が溶解している段階である
から、処理中にゲル化現象が起り易い。
従って、本発明は、かかる従来法の難点を解消したもの
であって、平均粒子径が30〜100 mμであり、コ
ロイダルシリカ粒子径がよく揃っており、高純度かつ安
定なシリカゾルを効率よく安価に製造できる方法を提供
しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の高純度大粒子径シリカゾルの製造法は、下記(
a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)及び(
6)工程を包含することを特徴とする。
(a)  5iOtとして2〜6重量%のアルカリ金属
珪酸塩水溶液を水素型陽イオン交換樹脂で処理すること
により、アルカリ金属イオンを除去した活性珪酸の水性
コロイド溶液を得る工程、(b)  得られた活性珪酸
の水性コロイド溶液に酸を加えてpH0〜2.0に調整
し、熟成した後、水素型強酸性陽イオン交換樹脂で処理
し、続いて水酸型強塩基性陰イオン交換樹脂で処理し、
再び水素型強酸性陽イオン交換樹脂で処理することによ
りSiO2として2〜6重量%の高純度活性珪酸の水性
コロイド溶液を得る工程、 (c)  得られた高純度活性珪酸の水性コロイド溶液
に高純度アルカリ金属水酸化物水溶液を加えて、SiO
2として2〜6重量%、DH7〜8.5iOz/MzO
(但し、Mはアルカリ金属原子であるK又はNaを表わ
す、)モル比が100〜300の高純度安定化°シリカ
水性コロイド溶液を得る工程、(d)  上記(c)工
程で得られた高純度安定化シリカ水性コロイド溶液に高
純度アルカリ金属水酸化物水溶液を加えることにより得
られるSiOx/M20モル比が4.5以下である高純
度アルカリ金属珪酸塩水溶液又はこれを:a締着しくは
希釈することにより得られる5iOzfi度8重景%以
下の高純度アルカリ金属珪酸塩水溶液或は高純度アルカ
リ金属水酸化物水溶液に、上記(c)工程で得られた高
純度安定化シリカ水性コロイド溶液を、5iOz/LO
モル比が20〜60となるまで90〜150℃で充分な
撹拌下に徐々に添加する工程、(e)  (d)工程に
引き続き、(d)工程により得られた反応混合液を90
〜150℃で撹拌下反応を完結せしめる工程、 (f)  (e)工程により得られた反応混合液に、該
液中の前記アルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ金属
珪酸塩に由来するアルカリ当量の40〜90%に相当す
る当量の酸を添加した後、得られた反応混合液を90〜
150℃で熟成する工程、(8)(f)工程により得ら
れたシリカゾルを微細多孔性膜により濃縮する工程。
本発明の(a)工程に用いられるアルカリ金属珪酸塩水
溶液は、アルカリ金属珪酸塩を水に溶解させることによ
って容易に得られる強アルカリ性の液である。アルカリ
金属珪酸塩は、カリウム又はナトリウム等の珪酸塩であ
り、これらはSlO□/M!Oモル比が異なる種々pも
のが知られているが、水に溶解させたとき完全な溶液が
得られるものが好ましく、通常上記モル比として1〜4
.5程度のものが用いられる。またこれら用いられるア
ルカリ金属珪酸塩としては、金属不純物としてアルミニ
ウム、鉄などの含有量の少ない市販工業製品で充分であ
る。特に安価に入手し得る純度の良いモル比2〜4程度
の珪酸ナトリウムが好ましい。
本発明の(a)工程で得られる活性珪酸の水性コロイド
溶液は、溶解珪酸及び粒子径3mμ以下の珪酸の低重合
粒子が水中に共存する酸性の液である。
本発明のら)工程で用いられる酸としては、無機酸がよ
く、純度の高い市販工業製品の硫酸、塩酸、硝酸等が好
ましく、特に金属不純物の除去率の高い硝酸が好ましい
本発明の(c)工程で用いられる高純度アルカリ金属水
酸化物としては、高純度の試薬級市販工業薬品の水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等が好ましく、特にシリカ
粒子の成長に良い効果を与える水酸化カリウムが好まし
い。
本発明の(f)工程で用いられる酸としては、無機酸、
有機酸のいずれでもよいが、純度の高い市販工業薬品の
硫酸、塩酸、硝酸等が好ましく、特に反応容器がステン
レス鋼製のときは硫酸が好ましい。これら用いられる酸
は2〜20%程度の水溶液であるものが更に好ましい。
本発明の(9)工程に用いられる微細多孔性膜は、通常
コロイド粒子の分散液の濃縮に用いられる市販工業製品
でよく、孔径として5〜20mμ程度の限外濾過膜が好
ましい。
本発明の(a)工程〜(6)工程には、耐酸性、耐アル
カリ性及び耐圧性の反応容器、強力撹拌機、温度制御装
置、定量ポンプ等を備えた樹脂被覆製又はステンレス鋼
製の製造装置を用いることが好ましい、また、用いられ
る水素型陽イオン交換樹脂、水素型強酸性陽イオン交換
樹脂、水酸型強塩基性陰イオン交換樹脂等は、いずれも
市販工業製品でよい。
(作 用) 本発明の(a)工程は、アルカリ金属珪酸塩の希薄水溶
液からアルカリ金属イオンを効率よく除去することによ
り活性珪酸の水性コロイド溶液を得る工程である。(b
)工程は、この溶液に酸を添加し、pHを0〜2.0に
して、溶液中に存在する活性珪酸及び粒子径3mμ以下
の珪酸の低重合粒子に抱き込まれている金属不純物をイ
オン化させ、溶液内に溶出させ、更に、アルミニウム、
鉄等不純陽イオン及び陰イオンを除く工程である。この
酸処理における熟成は、金属不純物の溶出効率とこの酸
処理活性珪酸の水性コロイド溶液の安定性を考慮して、
所要時間が決まる。この所要時間は温度により異なり、
低温稈長時間を要す、常温下、特に0〜40℃の場合で
は24時間から120時間の熟成が必要であるが、液温
40〜60℃では2〜10時間そして液温60〜98℃
では0.5〜3時間の熟成が必要である。
熟成において、熟成の時間が所定の時間より長いと、酸
処理活性珪酸の水性コロイド溶液は変質し、増粘・ゲル
化する。
次に、水素型強酸性陽イオン交換樹脂で処理し、樹脂に
金属不純物イオンを吸着させ、溶液内より除去する。そ
して水酸型強塩基性陰イオン交換樹脂で処理し、添加し
た酸、又使用したアルカリ金属珪酸塩に含有されていた
物質からの陰イオンを樹脂に吸着させ溶液内より除去す
る。さらに再度水素型強酸性陽イオン交換樹脂で処理し
、溶液内に微量残存するアルカリ金属イオン、アルカリ
土類金属イオンと金属不純物イオンを除去する。以上の
処理により、高純度活性珪酸の水性コロイド溶液を得る
ここで再度水素型強酸性陽イオン交換樹脂で処理を行わ
ないと、溶液内に微量残存するアルカリ金属イオンとア
ルカリ土類金属イオンにより高純度活性珪酸の水性コロ
イド溶液のpHが5〜7となり、3時間以内に液はゲル
化する。
本発明の(c)工程はb)工程で得られた高純度活性珪
酸の水性コロイド溶液に高純度アルカリ金属水酸化物水
溶液を加えて、SiO□として2〜6重世%、pH7〜
8.5iOz/MzOモル比が100〜300の高純度
安定化シリカ水性コロイド溶液を得る工程である。
上記(a)工程で得られた高純度活性珪酸の水性コロイ
ド溶液は3〜10時間以内でゲル化し、また、(c)工
程で高純度安定化シリカ水性コロイド溶液のSiO□/
M20モル比を300以上に設定するとpuが5〜7と
なり、30時間以内に増粘・ゲル化するので、引きつづ
く(d)工程での使用は可使時間不足から困難である。
しかし、(c)工程によって得られた高純度安定化シリ
カ水性コロイド溶液はゲル化することなく、(d)工程
での使用は可能であり、(c)工程終了後30時間以内
に(d)工程で使用すれば、(f)工程で得られる反応
混合液は小粒子径シリカ粒子(5〜10mμ)を含まな
い大粒子径シリカ粒子よりなるシリカゾルとなる。(d
)工程での使用する高純度安定化シリカ水性コロイド溶
液が(c)工程終了後30時間経過したもの又はpH8
以上、5tOz/M、0モル比が100以下のものの場
合、(f)工程で得られる反応混合液は小粒子径シリカ
粒子を含み、目的の大きさを持った大粒子径シリカ粒子
よりなるシリカゾルとはならない。
本発明の(d)工程は、珪酸の重合反応を起させてシリ
カの微細な核粒子を析出させた後、この核粒子の周りに
更に珪酸を反応沈着させることによりシリカ粒子を成長
させ、はぼ球形の径が揃った20〜80mμ程度のシリ
カ粒子を水中に生成せしめる工程であり、この工程で得
られた液は、尚未反応珪酸、未成長シリカ粒子等を含有
する反応混合液である。この反応混合液は、充分な安定
性を欠くものであるから、(2)工程の期間中に濃縮が
起らないように保つのが好ましい。
反応温度が沸点以上のときは、水の蒸発が起らないよう
に加圧下に行うのもよい。
上記反応温度が90″C以下の場合、シリカ粒子の成長
が遅く、目的とした粒径迄成長しない。また反応温度が
150℃以上の場合、目的とした粒径となるが、反応容
器の耐圧が絶対圧として5.85atm以上要求される
ことになり、製造装置の耐高圧構造化は経済的負担が増
加して好ましく雇い。
よって反応温度としては、90〜150″Cが適してい
る。
本発明の(e)工程は、(2)工程で得られた反応混合
液中の未反応珪酸及び未成長シリカ粒子を消失せしめる
ための反応完結工程であり、(d)工程に引き続いて行
なわれ、この工程によってシリカの粒径は30〜100
mμにまで成長させることができる。
本発明の(f)工程は、(e)工程で得られた反応混合
液から安定なシリカゾルをつくるための工程である。こ
の(f)工程で行なわれる酸の添加をそれに替って(d
)工程又は(e)工程で行なったり或いはその中間で行
なうと反応混合液の安定性が失なわれ、また充分なシリ
カ粒子の成長が妨げられたり、或いは場合によってはゲ
ル化が起ることもある。(f)工程での酸の添加によっ
て、反応混合液中に存するアルカリを中和して塩を生成
せしめると共に、所定粒径のコロイダルシリカの安定化
のためのアルカリのみを残存せしめることができる。従
って、(f)工程での酸の添加により、この残存アルカ
リと液中シリカのモル比が5iOz/MzOとして70
〜150に調節されると共に、(g)工程での濃縮の際
に必要な塩をシリカゾル中に共存せしめることができる
本発明の(g)工程は、(f)工程によって得られた低
濃度のシリカゾルを高濃度の安定な製品シリカゾルにす
るために、微細多孔性膜を通して水と共に、製品シリカ
ゾル中に残存していてはゾルの安定化に妨げとなる量の
アルカリ金属イオン及び酸根をも除去するための工程で
ある。(g)工程によって得られたシリカゾルは安定な
ゾルであるから、そのまま製品として前記各種用途に使
用できる他、更にこのゾルには各種の変成を施すことも
できる。
また、シリカゾルのシリカ粒子の径については、シリカ
粒子を球状粒子とし、比表面積S (m”/g)より平
均粒子径Ds(mμ)を求める算出式3式% BET法(窒素吸着法)により得られた比表面積より求
められる。
更に、シリカゾルのシリカ粒子の径が揃っているか否か
は、シリカゾルのシリカの粒子を電子顕微鏡写真に撮影
し、写真に映ったシリカ粒子像を画像解析する方法によ
って行なわれていたが、これによる表示は的確でない、
ジャーナルオブケミカルフィジックス(Journal
 of Ches+1cal Physics)第57
巻第11号(1972年12月)第4814頁に記載の
準弾性レーザー光散乱法(以下、動的光散乱法という、
)により測定される平均粒子径Ddと粒子径の標準偏差
Sdとの比Sd/Ddで表わされる変動係数はシリカゾ
ルのシリカ粒子径の分布を表現するのに極めて適し、こ
の値は小さい程径がよく揃っていることを表わす。この
変動係数の値で表わすと、従来の製造法で得られた大粒
子径シリカゾルの変動係数は0.3近辺又はそれ以上で
あるが、本発明によるものは、これよりはるかに小さい
(実施例) 実施例1 (a)工程 JIS 3号珪酸ナトリウム(Sing 28.8重量
%。
Na、09.47  重量%、 八1 zos 280
 ppm、  Peg’345ppa+、  CaO4
6pps+、 MgO25ppo+)  876 gと
超純水(電気伝導度0.06μS/cm以下) 6.1
24gとで調製した希釈珪酸ナトリウム水溶液(SiO
□3.60重量%) 7,000gを水素型陽イオン交
換樹脂アンバーライトIR−120Bで処理することに
より、室温の活性珪酸の水性コロイド溶液(SiO□3
.54重量%、p112.78.電気伝導度667.5
 、czs/cm) 5,950gを調製した。
■)工程 活性珪酸の水性コロイド溶液5,950gに試薬特級硝
酸(比重 1.38 : HNO361,3重量%) 
20.2gを加えて、p)lを1.54とし48時間室
温で熟成後、水素型強酸性陽イオン交換樹脂アンバーラ
イ)IR−120Bで処理後、続いて水酸型強塩基性陰
イオン交換樹脂アンバーライトIRA−410そして再
度水素型強酸性陽イオン交換樹脂アンバーライ) IR
−1208で処理し、室温の高純度活性珪酸の水性コロ
イド溶液(SiO□3.52重重景、 pH4,38,
電気伝導度27.20 tts/cta、 //!go
s O,25ppn+、 Fezes 0.19 pp
m。
CaO0,O8ppm、 MgOO,02ppm ) 
5.030gを得た。
(c)工程 直ちに得られた高純度活性珪酸の水性コロイド溶液42
06gに試薬特級水酸化カリウムと超純水より調製した
10ft量%水酸化カリウム水溶液(に208.40重
量%) 19.6gを加えて、室温の高純度安定化シリ
カ水性コロイド溶液(Sing 3.50重量%。
pH7,36,電気伝導度566、OuS/cm、 K
zOO,0389重量%、 5iOz/KzOモル比1
41)を得た。
(d)工程 撹拌機、コンデンサー及び滴下ロートを備えた51のガ
ラス製反応器に、’(a)工程で得られた高純度活性珪
酸の水性コロイド溶液254.6gと10重量%水酸化
カリウム水溶液55.4gを投入して、高純度珪酸カリ
ウム水溶液(Sing 3.01重量%、 KZOl、
50重量%、 5iOz/KzOモル比3.01 ) 
310 gを調製し、撹拌上加熱して水の沸騰還流状態
に保った。(c)工程で得られた高純度安定化シリカ水
性コロイド溶液4.000gを上記還流状態にある反応
器中の高純度珪酸カリウム水溶液中へ沸騰状態を保ちな
がら定量ポンプを用いて20時間を要して添加して反応
混合液を生成させた。
(e)工程 引き続きこの反応混合液を還流状態に保ちながら2時間
加熱を続けて反応を完結させ、反応混合液(sio、 
3.46重量%、 pH10,70,電気伝導度1.9
05 us/cra、 Kzo 0.144重景重景 
SiO2/に20モル比37.7)を得た。
(f)工程 次いでこの反応混合液に、試薬特級硫酸と超純水より調
製した10重量%硫酸水溶液35.6 gを還流下0.
5時間を要して添加した後、引き続き還流下8時間熟成
することによりシリカゾル(SiO□3.43重量%、
えH9,61,電気伝導度2,635μS/cm。
硫酸カリウム1460ppm、 SiO□/に!0モル
比85)を得た。このシリカゾルのシリカ粒子径をBE
T法により測定したところ44mμであった。
(6)工程 次いで、このシリカゾルをポリサルホン製管状限外濾過
膜を使用した市販工業製品の限外濾過装置を用いて、室
温でSin!濃度約40重量%となるまで濃縮した。濃
縮中、液は安定であり、極めて円滑であった。
得られた高純度の高濃度シリカゾルは測定の結果、Si
O□濃度40.1重量%、 pH9,35,電気伝導度
4+230 us/cm、 Sing/全アルカリに2
0モル比79゜5i(h/滴定法KzOモル比410.
硫酸カリウム濃度1620ppm、  A l zOs
濃度2−8pp”+ FezO3濃度2.2pI)II
、 CaO濃度0.9pp+w、 MgO濃度0.2p
pm、 BET法による粒子径44mμ、米国コールタ
−社製の製品名Coulter N4Fの装置を用いた
動的光散乱法による粒径の変動係数の値は0.154.
 25℃の粘度3.3c、p、であり、更に安定性につ
いて試験したところ、60℃1ケ月の保存後でも、また
室温で1年の保存後にも粘度の変化が全く認められなか
った。
実施例2 (a)工程〜(c)工程 実施例1と同様に(a)工程、(b)工程及び(c)工
程を行ない室温の高純度安定化シリカ水性コロイド溶液
(SiO□3.54重量%、 pH7,24,電気伝導
度516.5ps/cm、 Kzo 0.0359重量
%、 5iOz/lhoモル比155゜AN zOz 
0.25ppa+、 FezO,、0,18pl)nl
+ Ca00.08ppa+。
MgOO,02ppm) 4375gを得た。
(d)工程 撹拌機、コンデンサー及び滴下ロートを備えた5!のガ
ラス製反応器に、試薬特級水酸化カリウムと超純水より
調製した10重撥%水酸化カリウム水溶液53.6gと
超純水256.4gを投入して、高純度水酸化カリウム
水溶液(5i020重景%、 K2O1,45重量%+
 5i(h/KzOモル比0)310gを調製し、撹拌
下加熱して水の沸騰還流状態に保った。
(c)工程で得られた高純度安定化シリカ水性コロイド
溶液4.147gを上記還流状態にある反応器中の高純
度水酸化カリウム水溶液中へ沸騰状態を保ちながら定量
ポンプを用いて20時間を要して反応混合液を生成させ
た。
(e)工程 引き続きこの反応混合液を還流状態に保ちながら2時間
加熱を続けて反応を完結させ、反応混合液(SiO□3
.29重量%、 par 10.1111.電気伝導度
1.846 μs/cm、 Kto 0.134重量%
、 5iOz/KzOモル比38.5 )を得た。
(f)工程 次いでこの反応混合液に、試薬特級硫酸と超純水より調
製した10重量%硫酸水溶液33.8 gを還流下0.
5時間を要して添加した後、引き続き還流下8時間熟成
することによりシリカゾル(Si0g3.27重量%、
 pH9,90,電気伝導度2.600μS/cm。
硫酸カリウム1350ppm、  SiO□/に20モ
ル比85)を得た。このシリカゾルのシリカ粒子径をB
ET法により測定したところ40mμであった。
(噂工程 次いで、このシリカゾルをポリサルホン製管状限外濾過
膜を使用した市販工業製品の限外濾過装置を用いて、室
温でSin、濃度的40重量%キなるまで濃縮した。濃
縮中、液は安定であり、極めて円滑であった。
得られた高純度の高濃度シリカゾルは測定の結果、Si
O□濃度40.4重量%、 pH9,47,電気伝導度
4.380057cm、 5i(h/全アルカリに20
モル比75゜5iOt/滴定法に20モル比322.硫
酸カリウム濃度1760ppm、 All!zOz濃度
2.9ppm、 FezO:+ ?a度2.1pPm+
 CaO濃度0.9ppm、 MgOil1度0.2p
pm、 BET法による粒子径40mμ、実施例1に記
載の装置を用いた動的光散乱法による粒子の変動係数0
.174゜25℃の粘度3.3c、p、であり、更に安
定性について試験したところ、60℃1ケ月の保存後で
も、又室温で1年の保存後にも粘度の変化が全く認めら
れなかった。
実施例3 (a)工程〜(c)工程 実施例1と同様に(a)工程、(b)工程及び(c)工
程を行ない室温の高純度安定化シリカ水性コロイド溶液
(Si(h 3.56重世%、 pH7,64,電気伝
導度541、O057cm、 Kzo 0.0373重
量%、 5i(h/KzOモル比 1 5 0 =  
 Ajl!zOi  0.25ppm、   Feto
s  0.18ppm+Ca00.O8ppm、 Mg
00.02ppm) 4,200.gを得た。
((1)工程 上記とは別に、(a)工程より得た高純度活性珪酸の水
性コロイド溶液に、試薬特級水酸化カリウムと超純水よ
り調製した10%水酸化カリウム水溶液を加えて、5i
Ot/KtOモル比が3.90となる高純度珪酸カリウ
ム水溶液を調製した。調製した高純度珪酸カリウム水溶
液は回転式蒸発器を用いて50℃でSin、濃度20重
重量まで減圧濃縮を行ない高濃度高純度珪酸カリウム(
Sing 20.0重量%。
にto 8.05重量%、 Stow/KtOモル比3
.90.^1z031.4pptm、 Fez(:h 
1.0ppm、 Ca00.4ppm、 Mg00.1
ppm)を得た。
撹拌機、コンデンサー及び滴下ロートを備えた5I!、
のガラス製反応器に、上記の高濃度高純度珪酸カリウム
56.0 gと超純水254.0gを投入して、高純度
珪酸カリウム水溶液(Sing 3.61重量%。
Kto 1.45重量%、 5iOz/KzOモル比3
.90) 310 gを調製し、撹拌下加熱して水の沸
騰還流状態に保った。
(c)工程で得られた高純度安定化シリカ水性コロイド
溶液4.000gを上記還流状態にある反応器中の高純
度珪酸カリウム水溶液中へ沸騰状態を保ちながら定量ポ
ンプを用いて20時間を要して反応混合物を生成させた
(e)工程 引き続きこの反応混合液を還流状態に保ちながら2時間
加熱を続けて反応を完結させ、反応混合液(Sing 
3.56重量%、 pl+ 10.87.電気伝導度1
 、920μS/cm、に200.140重量%、 5
iOz/KzOモル比39.9)を得た。
(f)工程 次いでこの反応混合液に、試薬特級硫酸と超純水より調
製した10重量%硫酸水溶液32.9gを還流下0.5
時間を要して添加した後、引き続き還流下8時間熟成す
ることによりシリカゾル(Sing3.54重量%、p
H9,98,電気伝導度2.710μS/cm。
硫酸カリウム1360ppm、  SiO□/に20モ
ル比85)を得た。このシリカゾルのシリカ粒子径をB
ET法により測定したところ50mμであった。
((至)工程 次いで、このシリカゾルをポリサルホン製管状限外濾過
膜を使用した市販工業製品の限外濾過装置を用いて、室
温でSiO2濃度約40重量%となるまで濃縮した。濃
縮中、液は安定であり、極めて円滑であった。
得られた高純度の高濃度シリカゾルは測定の結果、Si
O2濃度40.4重量%、 pH9,45,電気伝導度
3+840 us/clII+ Sing/全アルカリ
に、Oモル比81゜SiO□/滴定法に、Oモル比41
9.硫酸カリウム濃度1 + 420ppm、  A 
l z03濃度2.9ppn++ FezO=濃度2、
lppm+ CaO濃度0.9ppn+、 MgoI度
0.2ppm、 BET法による粒子径50mμ、実施
例1に記載の装置を用いた動的光散乱法による粒子の変
動係数0.187.25℃の粘度3.3c、ρ、であり
、更に安定性について試験したところ、60℃1ケ月の
保存後でも、また室温で1年の保存後にも粘度の変化が
なかった。
実施例4 (a)工程〜(c)工程 実施例1と同様にa工程を行ない、次にb工程において
使用するアルカリ金属水酸化物水溶液に試薬特級水酸化
ナトリウムと超純水より調製した10重量%水酸化ナト
リウム水溶液(Nazo 7.75重量%)を使用して
、室温の高純度安定化シリカ水性コロイド溶液(5t(
h 3.39重量%、pH7,65゜電気伝導度397
.Ous/cm、 NazOO,0261重量%。
5iOt/NatOモル比134.  A l zOs
 0.25ppm、 Fezeso、18ppm、 C
aOO,O8ppm、 MgOO,O2ppm ) 4
235gを得た。
(d)工程 撹拌機、コンデンサー及び滴下ロートを備えた52のガ
ラス製反応器に、(a)工程で得られた高純度活性珪酸
の水性コロイド溶液254.6gと10重量%水酸化ナ
トリウム水溶液39.6 gと超純水15.8gを投入
して、高純度珪酸ナトリウム水溶液(5tOz 2.8
1重量%、 Nazo 0.987重量%、 5i(h
/Na 10モル比2.93 ) 310 gを調製し
、撹拌上加熱して水の沸騰状態に保った。(c)工程で
得られた高純度安定化シリカ水性コロイド溶液4,00
0gを上記還流状態を保ちながら定量ポンプを用いて2
0時間を要して添加して反応混合液を生成させた。
(e)工程 引き続きこの反応混合液を還流状態に保ちながら2時間
加熱を続けて反応を完結させ、反応混合液(SiO□3
.35重量%、 pn 10.76、電気伝導度1.6
75 as/cm、 Nato 0.096重量%、 
5iOz/NatOモル比36.0)を得た。
(f)工程 次いでこの反応混合液に、試薬特級硫酸と超純水より調
製した10重量%硫酸水溶液37.4gを還流下0.5
時間を要して添加した後、引き続き還流下8時間熟成す
ることによりシリカゾル(SiO□3.32重量%、 
pH9,98,電気伝導度2.380μS/cm。
硫酸ナトリウム1260ppm、  5iOz/Nat
Oモル比85)を得た。このシリカゾルのシリカ粒子径
をBET法により測定したところ31mμであった。
(一工程 次いで、このシリカゾルをポリサルホン製管状限外濾過
膜を使用した市販工業製品の限外濾過装置を用いて、室
温でSiO2濃度約40重量%となるまで濃縮した。濃
縮中、液は安定であり、極めて円滑であった。
得られた高純度の高濃度シリカゾルは測定の結果、Si
O□濃度40.1重量%、pH9,43,電気伝導度4
,430 us/cm、 5iOz/全アルカリNa、
Qモル比80゜SiO2/滴定法Na、Oモル比223
.硫酸ナトリウム濃度1490ppm、へ1zOseA
度2.8ppm、 FezO=濃度2.2ppm、 C
aO濃度0.9ppm、 MgO濃度0.2ppm、 
BET法による粒子径31mμ、実施例1に記載の装置
を用いた動的光散乱法による粒子の変動係数0.174
゜25℃の粘度3.3c、p、であり、更に安定性につ
いて試験したところ、60℃1ケ月の保存後でも、また
室温で1年の保存後にも粘度の変化がなかった。
比較例 (a)工程 実施例1と同様に(a)工程を行ない室温の高純度活性
珪酸の水性コロイド溶液(Stow 3.52重量%。
pH4,36,電気伝導度27.30μS/c蹟、Af
□o、 0.25ppm、  Fezes O,19p
pm、  Ca00.O8ppm、  Mg00.02
ppm)4.800gを得た。
(b)工程及び(c)工程は省かれた。
(d)工程 撹拌機、コンデンサー及び滴下ロートを備えた51のガ
ラス製反応器に、(a)工程で得られた高純度活性珪酸
の水性コロイド溶液254.6gと10重量%水酸化カ
リウム水溶液55.4gを投入して、高純度珪酸カリウ
ム水溶液(Sift 3.01重量%。
K、01.50重量%、 SiO,/に、0モル比3.
01) 310 gを調製し、撹拌下加熱して水の沸騰
状態に保った。
(a)工程で得られた高純度活性珪酸の水性コロイド溶
液4,000gを上記還流状態にある反応器中の高純度
珪酸エリラム水溶液中へ沸騰状態を保ちながら定量ポン
プを用いて添加したところ、4時間経過すると高純度活
性珪酸の水性コロイド溶液は粘度が上昇して、定量ポン
プによる添加は不可能となった。また6時間経過すると
、高純度活性珪酸の水性コロイド溶液はゲル化した。よ
って(d)工程の継続は不可能となった。
実施例5 実施例3の(c)工程と同様にして得られた室温の高純
度安定化シリカ水性コロイド溶液を室温で30時間放置
したものを使用して、実施例3の(d)、 (e)及び
(f)工程を行ったところ、得られたシリカゾルのシリ
カ粒子径はBET法による測定の結果28mμであった
。このシリカゾルを透過型電子顕微鏡を用いて、観察し
たところ実施例1〜4には見られなかった5〜10mμ
の小粒子径シリカ粒子が数多く存在することがわかった
実施例6 (a)工程〜(c)工程 実施例1と同様に(a)工程、(b)工程及び(c)工
程を行ない室温の高純度安定化シリカ水性コロイド溶液
(SiO□3.75重量%、 pH7,40,電気伝導
度519.5 u S/cm、  に、o O,035
7重量%、 5tot/KzOモル比157. Af□
030.25ppm、  FezOa 0.18ppm
+ Ca00、O8ppm、 Mg00.02ppm)
 4360gを得た。
(d)工程 撹拌機、コンデンサー及び滴下ロートを備えた52のガ
ラス製反応器に、実施例3で作成した高濃度高純度珪酸
カリウム溶液(Si(h 20.0重量%。
K2Os、os重量%、 SiO□/に20モル比3.
90.八120゜1.4ppm、 Peg’s 1.0
ppm、 Ca00.4ppm+、 MgOO,1pp
m)を40.0 gと実施例3の(6)工程終了により
得た高純度大粒子径シリカゾル(Sing 40.4%
、 pH9,45゜5i(h/KzOモル比419+ 
Aj!gos 2.9ppm、 Peg’s 2.lp
pm、 CaOO,9ppm、 Mg00.2ppm、
 BE!T法による粒子径50mμ) 136.0gと
超純水1464.0gを投入して、混合液(Sing 
3.84重量%、KzOO,206重量%。
5t(h/KtOモル比29.2 ) 1640gを調
製し、撹拌下加熱して水の沸騰還流状態に保った。次い
で、上記(c)工程で得られた高純度安定化シリカ水性
コロイド溶液2.640gを上記還流状態にある反応器
中の混合液中へ沸騰状態を保ちながら定量ポンプを用い
て12時間を要して加え、反応混合液を生成させた。
(e)工程 引き続きこの反応混合液を還流状態に保ちながら2時間
加熱を続けて反応を完結させ、反応混合液(Sing 
3.67重量%、 pH10,82,電気伝導度1.6
95 u S/cm、 Kzo 0.101重量%、 
5t(h/KzOモル比57.1 )を得た。
(f)工程 次いでこの反応混合液に、試薬特級硫酸と超純水より調
製した10重量%硫酸水溶液25.6 gを還流下0.
5時間を要して添加した後、引き続き還流下8時間熟成
することによりシリカゾル(SiO23,65重量%、
 pi 10.10.電気伝導度2.255 u S/
cm。
硫酸カリウム11055pp、  SiO□/に20モ
ル比133)を得た。このシリカゾルのシリカ粒子径を
BET法により測定したところ、70mμであった。
(2)工程 次いで、このシリカゾルをポリサルホン製管状限外濾過
膜を使用した市販工業製品の限外濾過装置を用いて、室
温でSiO□濃度約40重量%となるまで濃縮した。濃
縮中、液は安定であり、極めて円滑であった。
得られた高純度の高濃度シリカゾルは測定の結果、Si
O2濃度40.4重量%、pH9,65,電気伝導度2
.620 us/cm、 5t(h/全アルカリに20
モル比115、SiO□/滴定法Kzoモル比674、
硫酸カリウム濃度940ppm、 Al□0.濃度2.
8 ppm+。
Fe1O,濃度2.01’plL CaO濃度0.9p
pm、 MgO濃度0.2ppm、 BET法による粒
子径70mμ、実施例1に記載の装置を用いた動的光散
乱法による粒子の変動係数0.182. 25℃の粘度
3.Oc、p、であり、更に安定性について試験したと
ころ、60℃1ケ月の保存後でも、また室温で1年の保
存後にも粘度の変化がなかった。
この実施例の如く、(d)工程において、(□□□工程
で得られたゾルと(c)工程で得られる高純度安定化水
性コロイド溶液と高純度アルカリ金属水酸化物又は高純
度アルカリ金属珪酸塩の水溶液とを5iOz/MzOモ
ル比60〜100となるまで90〜150℃で混合する
と、更にシリカゾルの粒子径を増大させることができる
尚、実施例及び比較例での化学組成の分析方法は下記の
通りである。
1)  SiO□濃度・・・重量法 2)全アルカリKtO及びNa、O濃度・・・フッ酸処
理後、原子吸光法 3)K!’01度及び滴定法に、0濃度・・・中和滴定
法(メチルオレンジ指示薬) Na、O濃度及び滴定法Na、O濃度・・・同上4) 
 A j! !03+ FeJ3+ CaO及びMgO
fi度・・・フッ酸処理後、ICP発光分析法 5)  pH・・・室温下での測定値であり、電気伝導
度は25℃での測定値である。
(発明の効果) 上記の如く、貯蔵安定性の悪い高純度活性珪酸の水性コ
ロイド溶液にアルカリ金属水酸化物水溶液を添加するこ
とにより貯蔵安定性の良い高純度安定化シリカ水性コロ
イド溶液を生成せしめた後、高純度アルカリ金属塩水溶
液と高純度安定化シリカ水性コロイド溶液より、新規に
30mμ以上の高純度大粒子径シリカゾルの効率的製造
法を確立した。
更に、本発明の方法によって得られた高純度の高濃度大
粒子径シリカゾルは、極めて安定であり、これに更にア
ルカリ金属水酸化物、アンモニア。
第4級アンモニウム水酸化物、水溶性アミン等を加える
ことによりpH10以上の強アルカリ性の安定なゾルも
得られ、また、陽イオン交換樹脂で処理することにより
pH4以下の安定なゾルも得られる。これらのゾルを混
合することによりpH4〜8.5の安定なゾルを得るこ
ともできる。
このように種々に変成させたシリカゾルも、大粒子径で
ありながらしかもその径が揃っていて高純度かつ高濃度
であるために、前記用途の他各種の用途に更に性能を向
上させ得るゾルとして極めて有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)
    及び(g)の各工程を包含することを特徴とする高純度
    大粒子径シリカゾルの製造法。 (a)SiO_2として2〜6重量%のアルカリ金属珪
    酸塩水溶液を水素型陽イオン交換樹脂で処理することに
    より、アルカリ金属イオンを除去した活性珪酸の水性コ
    ロイド溶液を得る工程、 (b)得られた活性珪酸の水性コロイド溶液に酸を加え
    てpH0〜2.0に調整し、熟成した後、水素型強酸性
    陽イオン交換樹脂で処理し、続いて水酸型強塩基性陰イ
    オン交換樹脂で処理し、再び水素型強酸性陽イオン交換
    樹脂で処理することによりSiO_2として2〜6重量
    %の高純度活性珪酸の水性コロイド溶液を得る工程、 (c)得られた高純度活性珪酸の水性コロイド溶液に高
    純度アルカリ金属水酸化物水溶液を加えて、SiO_2
    として2〜6重量%、pH7〜8、SiO_2/M_2
    O(但し、Mはアルカリ金属原子であるK又はNaを表
    わす。)モル比が100〜300の高純度安定化シリカ
    水性コロイド溶液を得る工程、(2)上記(c)工程で
    得られた高純度安定化シリカ水性コロイド溶液に高純度
    アルカリ金属水酸化物水溶液を加えることにより得られ
    るSiO_2/M_2Oモル比が4.5以下である高純
    度アルカリ金属珪酸塩水溶液又はこれを濃縮若しくは希
    釈することにより得られるSiO_2濃度8重量%以下
    の高純度アルカリ金属珪酸塩水溶液或いは高純度アルカ
    リ金属水酸化物水溶液に、上記(c)工程で得られた高
    純度安定化シリカ水性コロイド溶液を、SiO_2/M
    _2Oモル比が20〜60となるまで90〜150℃で
    充分な撹拌下に徐々に添加する工程、(e)(d)工程
    に引き続き、(d)工程により得られた反応混合液を9
    0〜150℃で撹拌下反応を完結せしめる工程、 (f)(e)工程により得られた反応混合液に、該液中
    の前記アルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ金属珪酸
    塩に由来するアルカリ当量の40〜90%に相当する当
    量の酸を添加した後、得られた反応混合液を90〜15
    0℃で熟成する工程、(g)(f)工程により得られた
    シリカゾルを微細多孔性膜により濃縮する工程。
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