JPS634406A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は例えばごデオテーブレコーダ（ＶＴＲ）及び
フロッピーディスク装置等に搭載される磁気ヘッドに関
する。

（従来の技術） 一般に、この擾の磁気ヘッドは第４図に示すように一対
の磁性体コア１，１が巻線溝２、トラック幅形成溝（磁
性体１）３及びギャップスペーサ４を形成するように突
合わされて低融点の接合ガラス５を用いて一体的に接合
され、その後、Ｃ寸法にスライシングされて形成される
。そして、このような磁気ヘッドの図示しないテープ等
の記録媒体の摺接される記録媒体摺接面６にはそのトラ
ック幅（Ｔｗ　）及びギャップ長（Ｃｌ）の近傍に上記
接合ガラス５が配置されている。

ところで、上記磁気ヘッドにあっては、熱膨張特性差の
異なる磁性体コア１，１と磁性膜３とを接合ガラス５で
一体的に接合する構成上、例えば磁性体コア１．１とし
てＩＶｈＬ　　Ｚｎフェライト及び磁性膜３としてセン
ダスト膜の組合わせの如く熱膨張特性の差の大きいもの
を組合わせた場合、その接合の際におけるヒートサイク
ル（温度範囲）を高くすることができないことで、耐摩
耗性の劣る低融点の接合ガラス５を用いなければならな
かった。そのため、記録媒体摺動面における接合ガラス
５の摩耗量が磁性体コア１．１に比して多く、その記録
媒体摺接面に第５図に示す如く段差ΔＨが生じるので、
デプス（Ｄ）の減少が速くなり、そのヘッド寿命が短い
という問題を有していた。

そこで、磁性体コア１，１を接合する接合ガラス５とし
て、耐摩耗性の高い高融点のものを用いることも考えら
れる。しかしながら、高融点の接合ガラス５を用いた場
合には、第６図に示す如くその熱膨脹特性の差異による
応力が磁性体コア１゜１と磁性１１１４の界面に発生し
、磁性体コア１．１にクラック１ａが発生するというお
それを有している。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は上記の熱膨張特性差により発生する不具合な
点を解決するためになされたもので、簡易な構成を確保
したうえで、可及的にヘッド寿命の向上を図り得、かつ
、信頼性の向上を因り得るようにした磁気ヘッドを提供
することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段及び作用）この発明の磁
気ヘッドは一対の磁性体コアの記録媒体摺接面における
接合ガラス上に該接合ガラスにより耐摩耗特性の良い非
磁性体層を形成することにより、前記磁性体コアの接合
に低融点の接合ガラスを用いて、熱膨張特性差に起因す
る不具合を防止すると共に、耐摩耗性の向上を図るよう
に構成したことを特徴とする。

（実施ｌＮ４） 以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図はこの発明の一実施例に係る磁気ヘッドを示すも
ので、図中ｉｏ、ｉｏは一対の磁性体コアである。この
磁性体コアｉｏ、ｉｏは巻線溝１１、トラック幅形成溝
（Ｉａ磁性膜１２及びギャップスペーサ１３を形成する
ように突合わされて接合ガラス１４を用いて接合されて
いる。そして、この磁性体コア１０．１０の記録媒体摺
接面におけるギャップスペーサ１３の両側部の接合ガラ
ス１４上には例えばＡ　１２０３．２ｒＯ２゜５ｉＯｚ
、高融点ガラス等の該接合ガラス１４より耐摩耗特性の
良い非磁性体層１５が形成されている。

すなわち、磁性体コア１０．１０は先ず磁性膜及１２び
ギャップスペーサ１３を形成して例えば低融点の接合ガ
ラス１４を用いて約４００〜６００°Ｃで接合して、第
２図に示すように記録媒体摺接面１６を有する磁気ヘッ
ドブロック１７を形成する。この際、磁気ヘッドブロッ
クＩＬのデプスｄは所望の仕上り寸法より１〜数譚大き
く形成され、その後、記録媒体摺動面１６における接合
ガラス１４のみをデプスｄと略同じ深さ寸法までリソグ
ラフィー技術でエツチング除去する。

次に、記録媒体摺動面１６上には上記非磁性体層１５が
蒸着あるいはスパッタリングにより上記デプスｄよりも
厚いＴ寸法形成し、その後、所定のデプスＤにＲ形成さ
れてスライシングされ、第１図に示す如き所望のへラド
チップが形成される。

このように、上記磁気ヘッドは低融点の接合ガラス１４
を用いて接合した後、記録媒体震動面１６における接合
ガラス１４上に該接合ガラス１４より耐摩耗特性の良い
非磁性体層１５を形成するように構成したので、可及的
に耐摩耗性が向上されて、ヘッド寿命の向上が実現され
る。そして、これによれば、耐摩耗性の良好な高融点の
接合ガラス１４を用いることなく、記録媒体摺動面１６
における耐摩耗性の向上を図り得ることで、クラック発
生の心配のない所望の温度範囲で良好なヘッド製造が可
能となり、可及的に信頼性の向上も図り得る。なお、こ
れによれば、磁性体コア１０．１０を熱エツチングの際
に発生する直線性の変化による磁気特性の低下の防止に
も有効な効果を期待できる。

また、この発明は上記実施例では、非磁性体層１５を膜
形成した場合で説明したが、これに限ることなく、非磁
性体層１５として低融点の接合ガラス１４よりも耐摩耗
性の良好な中・高融点の接合ガラスを用いて、再度、低
融点の接合ガラスの軟化温度（Ｔｓ）よりも高い温度で
加熱処理を施し、記録媒体摺動面におけるガラスを低融
点の接合ガラスと中・高融点の接合ガラスの混合（拡散
）物として形成しても同様の効果を期待できる。

ざらに、この発明は上記実施例に限ることなく、第３図
に示すように磁性１１１３でトラック幅（Ｔｗ）を形成
してなる複合構造のものにおいても適用可能である。こ
の構造のものは、磁性膜１３の厚さ寸法Ｗを厚く形成す
ることとなるので、磁性体コア１０．１０との熱膨脹特
性の差異により、所定温度以上でクラックが発生するお
それがあるために、特にクラック防止に有効な効果を期
待できる。

［発明の効果］ 以上詳述したように、この発明によれば、簡易な構成を
確保したうえで、可及的にヘッド寿命の向上を図り得、
かつ、信頼性の向上を図り得るようにした磁気ヘッドを
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る磁気ヘッドを示す構
成説明図、第２図は第１図の製造工程を説明するために
示した図、第３図はこの発明の他の実施例を示す構成説
明図、第４図乃至第６図はそれぞれ従来の磁気ヘッドを
示す構成説明図である。 １０・・・磁性体コア、１］・・・巻線溝、１２・・・
磁性膜、１３・・・ギャップスペーサ、１４・・・接合
ガラス、１５・・・非磁性体層、１６・・・記録媒体層
接面、１７−・・磁気ヘッドブロック。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１！ＰＩ！ ”　　　　　　　　　　　　ｔ／Ｅ２＠　　　　　　　
　　　　　　（ｂ）第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の磁性体コアを接合ガラスを用いて所定のギャップ
   長を有して接合させてなる磁気ヘッドにおいて、前記磁
   性体コアの記録媒体摺接面における前記接合ガラス上に
   該接合ガラスより耐摩耗性の高い非磁性体層を形成する
   ことを特徴とする磁気ヘッド。