JPS6342452Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6342452Y2
JPS6342452Y2 JP16150581U JP16150581U JPS6342452Y2 JP S6342452 Y2 JPS6342452 Y2 JP S6342452Y2 JP 16150581 U JP16150581 U JP 16150581U JP 16150581 U JP16150581 U JP 16150581U JP S6342452 Y2 JPS6342452 Y2 JP S6342452Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
cover
storage box
protrusion
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16150581U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5866542U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16150581U priority Critical patent/JPS5866542U/ja
Publication of JPS5866542U publication Critical patent/JPS5866542U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6342452Y2 publication Critical patent/JPS6342452Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁形漏電しや断器に用いる閉鎖電磁
石の収納箱に関する。
電磁形漏電しや断器は永久磁石を利用した閉鎖
電磁石式の引外し機構により故障電路をしや断す
るもので、第1図に示すように警戒回路1が貫通
する零相変流器2に巻かれた二次コイル3が閉鎖
電磁石4の継鉄5に巻かれた減磁コイル6に接続
されている。閉鎖電磁石4は、永久磁石7が継鉄
5を介して接極子8を釈放ばね9に抗して吸引す
るように構成され、接極子8は警戒回路1に挿入
されたしや断部10と連動している。
警戒回路1に漏電が発生すると、二次コイル3
に出力が発生し、閉鎖電磁石4の継鉄5の磁束を
減磁するから、二次出力が一定レベルに達すると
接極子8はばね9に引張られて釈放され、しや断
部10を自動的にしや断する。閉鎖電磁石4は零
相変流器2の微小な二次出力により駆動されるた
め、接極子8と継鉄5の接触面は極めて高精度に
研磨されており、仮に継鉄5と接極子8との接触
面に微小な粉塵が侵入するとこの間に空隙が形成
されて磁気抵抗が増大し、吸着力が減少してしま
う。この結果吸着力が釈放ばね9の引張力よりも
減少すると接極子8は吸着状態を保てなくなり、
あたかも漏電発生時と同様にしや断部10が開路
してしまうのである。接触面へ侵入する粉塵は、
使用中に閉鎖電磁石の内部で発生するもの、外部
から侵入するもの、または製造組立時に侵入する
ものなどがある。閉鎖電磁石の構成部品は設計技
術や加工技術の進歩により粉塵が発生し難いよう
に改良されているが、外部から侵入する粉塵に対
してはいまだ十分ではない。
第2図および第3図にそれぞれ閉鎖電磁石の収
納箱の構成例を示す。第2図において、収納箱は
ケース11とカバー12とからなり、いずれも周
囲が側壁11a,12aに囲まれ、カバー12は
内部に結合ねじ15の頭部を没入する袋部14a
を設けた結合部14を有する。ケース11は、側
壁11aの端面の内周に沿つて内側が低い段11
bが設けられ、底部からカバー12の結合部14
に対応する部分に結合部13が突出している。こ
のようなケース11の段11bにカバー12を嵌
め込み、袋部14aからねじ15を結合部13の
ねじ孔にねじ込んで結合する。また第3図におい
て、ケース11とカバー12とは、ともに周囲が
側壁11a,12aに囲まれ、カバー12は相対
する側壁12aに外方に突出する結合部14が設
けられている。ケース11は、側壁11aの端面
の内周に沿つて内側が低い段11bが設けられ、
相対する側壁11aにカバー12の結合部14に
対応する結合部13が設けられている。カバー1
2をケース11の段11bに嵌め込み、相対する
結合部13,14にねじ15をねじ込んで結合す
る。第2図および第3図には示されていないが、
ケースかカバーのいずれか一方の側壁には警戒回
路の挿入されたしや断部10と連結する軸が貫通
する孔が設けられている。ところで第2図に示す
例では1本のねじによりケースとカバーとを結合
することができるが、結合力を平衡させるためケ
ースとカバーとの結合部は、内部空間のほぼ中央
部に配置する必要があるから、内部に収納する構
成部品の配置に自由度がなくなるという欠点があ
る。また構成部品を収納した後、ねじで締付ける
際結合部に微小な磨耗粉が発生し、この磨耗粉が
継鉄と接極子との間に侵入するという欠点があ
る。また第3図に示す例では、2本の結合ねじを
要し、結合部をほぼ対称配置とする必要があり、
結合部が外方に突出するので漏電しや断器の内部
に組入れられる閉鎖電磁石の収納箱として小形化
するには不都合である。
本考案は上述の欠点を除去して、結合が容易で
粉塵が侵入し難い小形の閉鎖電磁石の収納箱を提
供することを目的とする。
この目的は、ケースとカバーとからなり、両者
の周囲側壁の端面を互いに突き合わせて内部に漏
電しや断器の少なくとも閉鎖電磁石を収納する密
閉空間を画成する収納箱であつて、ケースとカバ
ーとの端面の一方には突條を、他方には該突條と
かみ合う段部を設けて該かみ合いにより内部空間
を密閉するようにし、前記ケースとカバーのそれ
ぞれの側壁には外方に向けて突出するねじ結合部
を設けるとともに該両結合部の互いに当接する結
合面の少なくとも一方にケースとカバーとの突き
合わせ面の方向に間隙を生じるように勾配を設
け、前記結合面を貫通する単一のねじにより、ケ
ースとカバーとを互いに結合するようにすること
により達成される。なおケースとカバーとの端面
が外周に沿つて設けられた突條と溝とによつて互
いにかみ合うように形成されてもよい。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。第4図において、閉鎖電磁石の収納箱
は、ケース11とカバー12とからなり、ケース
11とカバー12とはそれぞれ側壁11a,12
aに囲まれ、ケース11の端には同図Aに示すよ
うにケースの内側に沿つて低い段部11bが設け
られ、カバー12の端面には同図Bに示すように
内側に沿つて突條12bが設けられて、ケース1
1とカバー12とが重ね合わされたとき互いにか
み合うように構成されている。このケース11の
段部11bとカバー12の突條12bとは互いに
図と逆としてもよい。またケース11とカバー1
2との端面のいずれか一方に溝を設け、他方の端
面にはこの溝に嵌合する突條を設けてもよい。次
にそれぞれの側壁11a,12aの一方の側にそ
れぞれ対応する突起を設けてねじ結合部13,1
4とされている。このカバー12の結合部14は
第4図Cに示すような構成とされている。すなわ
ち第4図Cにおいて、結合部14の上側には結合
ねじの頭を没入する袋部14aが設けられ、結合
部13との結合面にはケース11の結合面に重ね
たときケース11とカバー12との突き合わせ面
の方向に間隙を作るような角度0の勾配面16a
を形成した円形突起16が設けられていて、この
円形突起16の外側のP点がケース11の結合面
に当接するように構成されている。16bはケー
ス11の結合部13との間に連通するねじ孔であ
る。このカバー12を第5図に示すようにケース
11に重ね、ケース11の段部11bとカバー1
2の突條12bとをかみ合わせ、袋部14aから
ねじ15を結合部13にねじ込んで締付ける。す
るとケース11の結合部13とカバー12の勾配
面16aとは密着しようとしてP点を支点として
カバー12をQ矢印方向に回動させる力が働き、
1本のねじ15によりカバー12はケース11に
密着する。この場合、ケース11とカバー12と
のねじ締結側の合わせ目は、段部11bと突條1
2bとの間に僅かな間隙17を設けると、ケース
11とカバー12とは密閉し易い。この結合部1
3,14の勾配は円形突起16を省いて直接両結
合部13,14のいずれかに設けてもよく、ケー
ス11とカバー12の両方に設けてもよい。な
お、図示されていないがケース11かカバー12
の一方の側壁には警戒回路に挿入されたしや断部
10と連結する軸が貫通する孔が設けられてい
る。このような閉鎖電磁石の収納箱は合成樹脂で
容易に成形することができる。
以上述べたように本考案によればケースとカバ
ーとの結合部における相対する面が、面の外側だ
けで当接し、内側に向つて間隙を生ずるような勾
配を形成しているから、この間を1本のねじで締
付けることによりケースとカバーを密着させるこ
とができる。しかも結合部の突起は側壁の一方だ
けであるから、外形も余り大きくならない。また
ケースとカバーとの当接面が互いにかみ合うよう
に形成されて密閉されているから、この当接面を
通して粉塵が侵入するおそれがなく閉鎖電磁石用
の収納箱として優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は漏電しや断器の結線図、第2図および
第3図はそれぞれ従来の閉鎖電磁石の収納箱を示
し、いずれもAはケースとカバーとの結合を示す
縦断面図、Bはケースの斜視図、第4図は本考案
による閉鎖電磁石の収納箱を示し、Aはケースの
斜視図、Bはカバーの斜視図、Cは結合部の拡大
断面図、第5図は第4図に示すケースとカバーの
結合縦断面図である。 4……閉鎖電磁石、11……ケース、12……
カバー、11b……ケースの段部、12b……カ
バーの突條、13,14……ねじ結合部、15…
…結合ねじ、16a……結合面の勾配。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケースとカバーとからなり、両者の周囲側壁
    の端面を互いに突き合わせて内部に漏電しや断
    器の少なくとも閉鎖電磁石を収納する密閉空間
    を画成する収納箱であつて、ケースとカバーと
    の端面の一方には突條を、他方には該突條とか
    み合う段部を設けて該かみ合いにより内部空間
    を密閉するようにし、前記ケースとカバーのそ
    れぞれの側壁には外方に向けて突出するねじ結
    合部を設けるとともに該両結合部の互いに当接
    する結合面の少なくとも一方にケースとカバー
    との突き合わせ面の方向に間隙を生じるように
    勾配を設け、前記結合面を貫通する単一のねじ
    によりケースとカバーとを互いに結合するよう
    にしたことを特徴とする閉鎖電磁石の収納箱。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の閉鎖電
    磁石の収納箱において、ケースとカバーとの端
    面が外周に沿つて設けられた突條と溝とによつ
    て互いにかみ合うように形成されたことを特徴
    とする閉鎖電磁石の収納箱。
JP16150581U 1981-10-29 1981-10-29 閉鎖電磁石の収納箱 Granted JPS5866542U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16150581U JPS5866542U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 閉鎖電磁石の収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16150581U JPS5866542U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 閉鎖電磁石の収納箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5866542U JPS5866542U (ja) 1983-05-06
JPS6342452Y2 true JPS6342452Y2 (ja) 1988-11-07

Family

ID=29953871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16150581U Granted JPS5866542U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 閉鎖電磁石の収納箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5866542U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5866542U (ja) 1983-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1045406A3 (en) Connector for charging electric vehicle
JP2853835B2 (ja) 雑音吸収具
JPS6342452Y2 (ja)
JP2530145Y2 (ja) 回転センサ
US5892174A (en) Structure constructed by ultrasonic welding for accommodating an electric apparatus
US5381123A (en) Transformer, especially a measurement transformer, for detecting faults on electrical cables
JP3096155B2 (ja) ソレノイドの手動操作装置
JP3304304B2 (ja) 内燃機関の点火コイル
JPS63276846A (ja) サ−マルリレ−用飽和リアクトル
JPH0537454Y2 (ja)
JPH0238143Y2 (ja)
JPH0731573Y2 (ja) 電気機器収納箱
JPH0625944Y2 (ja) エンジンの点火コイル
JPH0543443Y2 (ja)
JPS61136207A (ja) 変成器
JPS6241251Y2 (ja)
JPH0810940Y2 (ja) 小型プランジャのボビンとヨークの結合構造
JPH029579Y2 (ja)
JPH0124848Y2 (ja)
JPH0517862Y2 (ja)
JPH0119303Y2 (ja)
JPH0749773Y2 (ja) トランス装置
JPS61150629A (ja) モ−タのコイルユニツト
JPH0627936Y2 (ja) 電源トランス
JP2536068Y2 (ja) コネクタケース