JPH06231961A - 小型トランス - Google Patents
小型トランスInfo
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- JPH06231961A JPH06231961A JP5039322A JP3932293A JPH06231961A JP H06231961 A JPH06231961 A JP H06231961A JP 5039322 A JP5039322 A JP 5039322A JP 3932293 A JP3932293 A JP 3932293A JP H06231961 A JPH06231961 A JP H06231961A
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- Japan
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- core
- winding
- shaped
- coil bobbin
- cores
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/24—Magnetic cores
- H01F27/26—Fastening parts of the core together; Fastening or mounting the core on casing or support
- H01F27/266—Fastening or mounting the core on casing or support
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コアをその積層方向に押圧する機能を有する
絶縁カバーを用い、積層されたコア間に隙間が生ずるの
を防止する。 【構成】 巻線（３）が巻胴（２）上に巻回されたコイ
ルボビン（１）上に、絶縁カバー（６）を載置し、この
絶縁カバー（６）の両側には角筒状のコア両脚収納部
（１０）が形成されており、前記コイルボビン（１）の
軸方向の前後からＥ型コア（５）を積層して組込み、コ
ア（５）の中央脚（５ａ）は前記巻胴（２）内に挿通
し、両脚（５ｂ）は前記コア両脚収納部（１０）内に挿
通し、このコア両脚収納部（１０）の天井面には挿通さ
れた両脚（５ｂ）をその積厚方向に押圧する突部（１０
ａ）を突設した構成とした。
絶縁カバーを用い、積層されたコア間に隙間が生ずるの
を防止する。 【構成】 巻線（３）が巻胴（２）上に巻回されたコイ
ルボビン（１）上に、絶縁カバー（６）を載置し、この
絶縁カバー（６）の両側には角筒状のコア両脚収納部
（１０）が形成されており、前記コイルボビン（１）の
軸方向の前後からＥ型コア（５）を積層して組込み、コ
ア（５）の中央脚（５ａ）は前記巻胴（２）内に挿通
し、両脚（５ｂ）は前記コア両脚収納部（１０）内に挿
通し、このコア両脚収納部（１０）の天井面には挿通さ
れた両脚（５ｂ）をその積厚方向に押圧する突部（１０
ａ）を突設した構成とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器に組込まれて使
用される極めて小型であって薄形のトランスにかかり、
詳しくはトランスに組込まれるコアを押圧する機能を有
する絶縁カバーを備えた小型トランスに関する。
用される極めて小型であって薄形のトランスにかかり、
詳しくはトランスに組込まれるコアを押圧する機能を有
する絶縁カバーを備えた小型トランスに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のトランスは安全性の観点や所望
の特性を得るべく絶縁カバーが用いられているが、この
絶縁カバーは、専ら１次コイル、２次コイル、コア間と
の沿面および空間距離を確保するために使用されてい
た。
の特性を得るべく絶縁カバーが用いられているが、この
絶縁カバーは、専ら１次コイル、２次コイル、コア間と
の沿面および空間距離を確保するために使用されてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この種の薄
形トランスはコアの積厚枚数も数枚と少なく、この場
合、コア間に隙間が生じると電気的特性に影響が生じる
ため、用いられる絶縁カバーとしては上記機能の他にコ
アの積厚方向に対し押え機能をもたせることが好まし
い。
形トランスはコアの積厚枚数も数枚と少なく、この場
合、コア間に隙間が生じると電気的特性に影響が生じる
ため、用いられる絶縁カバーとしては上記機能の他にコ
アの積厚方向に対し押え機能をもたせることが好まし
い。
【０００４】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、コアをその積厚方向に
対し押え機能を有する絶縁カバーを備えた小型トランス
を提供することにある。
ので、その目的とするところは、コアをその積厚方向に
対し押え機能を有する絶縁カバーを備えた小型トランス
を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、まず巻線３
が巻胴２上に巻回されたコイルボビン１上に、絶縁カバ
ー６を載置し、この絶縁カバー６の両側には角筒状のコ
ア両脚収納部１０が形成されており、前記コイルボビン
１の軸方向の前後からＥ型コア５を積層して組込み、コ
ア５の中央脚５ａは前記巻胴２内に挿通し、両脚５ｂは
前記コア両脚収納部１０内に挿通し、このコア両脚収納
部１０の天井面には挿通された両脚５ｂをその積厚方向
に押圧する突部１０ａを突設した構成とし、上記目的を
達成している。また、巻線３が巻胴２上に巻回されたコ
イルボビン１上に、ほぼロ字状をなし、絶縁性の第１の
枠状部材２１を載置し、しかる後、前記コイルボビン１
の軸方向の前後からＥ型コア５を積層して組込み、その
上面から前記第１の枠状部材２１に形成された係合部２
４ｂと係合可能なアーム状の係合片２５を有し、積層さ
れた前記コア５をサンドイッチ状に押圧して挟持する第
２の枠状部材２２を係合させる構成とし、上記目的を達
成している。さらに、巻線３が巻胴２上に巻回されたコ
イルボビン１に、その軸方向の前後からＥ型コア５を積
層して組込み、ついで各コア５に対し、第１，第２のカ
バー半体３１を互いに向かい合わせてその先端部を連結
して被せ、これら各第１，第２のカバー半体３１は、そ
れぞれ全体としてほぼコ字状をなし、かつ内側にコア５
の両脚５ｂおよびその連結部５ｃを収納する溝状のコア
収納部３２を有し、かつ先端部の少なくとも下方はコア
５に組込だ場合、コア５を押圧可能に予め勾配が付けら
れて傾斜して成形し、上記目的を達成している。
が巻胴２上に巻回されたコイルボビン１上に、絶縁カバ
ー６を載置し、この絶縁カバー６の両側には角筒状のコ
ア両脚収納部１０が形成されており、前記コイルボビン
１の軸方向の前後からＥ型コア５を積層して組込み、コ
ア５の中央脚５ａは前記巻胴２内に挿通し、両脚５ｂは
前記コア両脚収納部１０内に挿通し、このコア両脚収納
部１０の天井面には挿通された両脚５ｂをその積厚方向
に押圧する突部１０ａを突設した構成とし、上記目的を
達成している。また、巻線３が巻胴２上に巻回されたコ
イルボビン１上に、ほぼロ字状をなし、絶縁性の第１の
枠状部材２１を載置し、しかる後、前記コイルボビン１
の軸方向の前後からＥ型コア５を積層して組込み、その
上面から前記第１の枠状部材２１に形成された係合部２
４ｂと係合可能なアーム状の係合片２５を有し、積層さ
れた前記コア５をサンドイッチ状に押圧して挟持する第
２の枠状部材２２を係合させる構成とし、上記目的を達
成している。さらに、巻線３が巻胴２上に巻回されたコ
イルボビン１に、その軸方向の前後からＥ型コア５を積
層して組込み、ついで各コア５に対し、第１，第２のカ
バー半体３１を互いに向かい合わせてその先端部を連結
して被せ、これら各第１，第２のカバー半体３１は、そ
れぞれ全体としてほぼコ字状をなし、かつ内側にコア５
の両脚５ｂおよびその連結部５ｃを収納する溝状のコア
収納部３２を有し、かつ先端部の少なくとも下方はコア
５に組込だ場合、コア５を押圧可能に予め勾配が付けら
れて傾斜して成形し、上記目的を達成している。
【０００６】
【作用】請求項１記載のものでは、コア５の両脚５ｂを
コア５の組込みに先立ってコイルボビン１上に載置した
絶縁カバー６のコア両脚収納部１０内に収納するように
し、その収納部内に積層されつつ挿通されたコア５を押
圧する突部１０ａを設け、積層されたコア５間に隙間が
生じないようにしている。請求項２記載のものでは、第
１，第２の板状部材２１，２２によって積層されたコア
５を押圧しつつサンドイッチ状に挟持するようにし、コ
ア５間に隙間が生じないようにしている。請求項３記載
のものでは、積層されつつコイルボビン１に組込まれた
コア５の中央脚５ａを除いた露出部分を、その部分を収
納するコア収納部を有する第１，第２のカバー半体３１
を連結してなる絶縁カバー３０で覆い、この場合、各カ
バー半体３１の先端部にはコア５の下方を上方へ持ち上
げるバネ性を有する下方先端部３１Ｂを形成し、コア５
を押圧するようにし、積層されたコア５間に隙間が生じ
るのを防止するようにしている。
コア５の組込みに先立ってコイルボビン１上に載置した
絶縁カバー６のコア両脚収納部１０内に収納するように
し、その収納部内に積層されつつ挿通されたコア５を押
圧する突部１０ａを設け、積層されたコア５間に隙間が
生じないようにしている。請求項２記載のものでは、第
１，第２の板状部材２１，２２によって積層されたコア
５を押圧しつつサンドイッチ状に挟持するようにし、コ
ア５間に隙間が生じないようにしている。請求項３記載
のものでは、積層されつつコイルボビン１に組込まれた
コア５の中央脚５ａを除いた露出部分を、その部分を収
納するコア収納部を有する第１，第２のカバー半体３１
を連結してなる絶縁カバー３０で覆い、この場合、各カ
バー半体３１の先端部にはコア５の下方を上方へ持ち上
げるバネ性を有する下方先端部３１Ｂを形成し、コア５
を押圧するようにし、積層されたコア５間に隙間が生じ
るのを防止するようにしている。
【０００７】
実施例１ 図１は本発明の１実施例にかかる面実装タイプの薄形で
あって小型のトランスの分解斜視図を示す。しかして、
本発明においては、コイルボビン１の巻胴２の外周に巻
線３を巻回し、かつそれらの引出線８を所定のピン端子
４に絡げ付けるなどして処理し、コイルボビン１の表側
に合成樹脂製の材質から成るとともに、絶縁性を有し、
かつコア５の押え機能をする絶縁カバー６を冠着するよ
うにしたことに特徴を有している。
あって小型のトランスの分解斜視図を示す。しかして、
本発明においては、コイルボビン１の巻胴２の外周に巻
線３を巻回し、かつそれらの引出線８を所定のピン端子
４に絡げ付けるなどして処理し、コイルボビン１の表側
に合成樹脂製の材質から成るとともに、絶縁性を有し、
かつコア５の押え機能をする絶縁カバー６を冠着するよ
うにしたことに特徴を有している。
【０００８】すなわち、絶縁カバー６は、フランジ６
ａ，７ａ間に巻回された巻線３の上方部を上方に突出さ
せる開口部８を中央に有する枠状部９と、このほぼ矩形
をなす枠状部９の巻線３の軸方向に沿った各辺側の上面
に設けられた角筒状のコア両脚収納部１０と、開口部８
の巻線の軸方向側の辺にそれぞれ突設されたフランジ１
１，１２と、これらのフランジ１１，１２の延外側の辺
において下方に突出するリブ状の板状部１３とを備えて
いる。
ａ，７ａ間に巻回された巻線３の上方部を上方に突出さ
せる開口部８を中央に有する枠状部９と、このほぼ矩形
をなす枠状部９の巻線３の軸方向に沿った各辺側の上面
に設けられた角筒状のコア両脚収納部１０と、開口部８
の巻線の軸方向側の辺にそれぞれ突設されたフランジ１
１，１２と、これらのフランジ１１，１２の延外側の辺
において下方に突出するリブ状の板状部１３とを備えて
いる。
【０００９】組立てにあたっては、まず、巻線３が巻回
されたコイルボビン１の上面に絶縁カバー６を載置す
る。この場合、開口部８から巻線３が露出し、かつコイ
ルボビン１側のフランジ６ａ，７ａの外側に絶縁カバー
６のフランジ１１，１２が位置される。ついで、図示の
状態において左右側から、つまり巻線３の軸方向の前後
からＥ型のコア５を組込んでいく。コア５の中央脚５ａ
は巻胴２の内側に挿入され、かつ両脚５ｂは絶縁カバー
６のコア両脚収納部１０側に挿通される。
されたコイルボビン１の上面に絶縁カバー６を載置す
る。この場合、開口部８から巻線３が露出し、かつコイ
ルボビン１側のフランジ６ａ，７ａの外側に絶縁カバー
６のフランジ１１，１２が位置される。ついで、図示の
状態において左右側から、つまり巻線３の軸方向の前後
からＥ型のコア５を組込んでいく。コア５の中央脚５ａ
は巻胴２の内側に挿入され、かつ両脚５ｂは絶縁カバー
６のコア両脚収納部１０側に挿通される。
【００１０】この場合、コア両脚収納部１０には、詳し
くは図２および図３に示すように、天井面のほぼ中央部
にほぼ山形の突部１０ａが形成され、挿通されたコア５
の両脚５ｂをその積厚方向に押圧するように構成されて
いる。このため、コア５は積厚方向に対し押圧されるこ
ととなるので、コア５間に隙間が生ずることはない。
くは図２および図３に示すように、天井面のほぼ中央部
にほぼ山形の突部１０ａが形成され、挿通されたコア５
の両脚５ｂをその積厚方向に押圧するように構成されて
いる。このため、コア５は積厚方向に対し押圧されるこ
ととなるので、コア５間に隙間が生ずることはない。
【００１１】図４は組立状態を示すもので、絶縁カバー
６の枠状部９の端部に形成された板状部１３によって軸
方向側に突出するピン端子４の端面が覆われ、これによ
ってピン端子４とコア５との絶縁が確保される。
６の枠状部９の端部に形成された板状部１３によって軸
方向側に突出するピン端子４の端面が覆われ、これによ
ってピン端子４とコア５との絶縁が確保される。
【００１２】実施例２ 図５は本発明の第２実施例を示す。この実施例では絶縁
カバー２０は、コイルボビン１上に載置される第１の枠
状部材２１と、この第１の枠状部材２１に係合手段を介
し組込まれて一体化され、かつコア５を押圧・挟持する
第２の枠状部材２２とにて構成されていることに特徴を
有している。なお、図面では鉄心５を積層して対向させ
た状態でコイルボビン１に組込む場合を図示したが、鉄
心５の中央脚５ａおよび両脚５ｂをそれぞれ長めに形成
し、それを対向させて交互にコイルボビンに挿入し積層
することも行われる。
カバー２０は、コイルボビン１上に載置される第１の枠
状部材２１と、この第１の枠状部材２１に係合手段を介
し組込まれて一体化され、かつコア５を押圧・挟持する
第２の枠状部材２２とにて構成されていることに特徴を
有している。なお、図面では鉄心５を積層して対向させ
た状態でコイルボビン１に組込む場合を図示したが、鉄
心５の中央脚５ａおよび両脚５ｂをそれぞれ長めに形成
し、それを対向させて交互にコイルボビンに挿入し積層
することも行われる。
【００１３】すなわち、第１の枠状部材２１はほぼ矩形
をなし、その中央部には巻線３を露出させる矩形の開口
部２３が形成されている。また、巻線３の側面側に位置
する各側辺２４の両縁にはコア５の両脚５ｂを支えるリ
ブ状の支持部２４ａがそれぞれ突設されている。また、
これらの支持部２４ａの間には第２の枠状部材２２の対
応する位置に突設されたアーム状の係合片２５の肉厚分
を吸収して係合させるための凹状の係合部２４ｂがそれ
ぞれ形成されている。さらに、第１の枠状部材２１の各
端辺にはピン端子４の端部を覆う下方に向って延びる仕
切状のリブ２６が突設されている。
をなし、その中央部には巻線３を露出させる矩形の開口
部２３が形成されている。また、巻線３の側面側に位置
する各側辺２４の両縁にはコア５の両脚５ｂを支えるリ
ブ状の支持部２４ａがそれぞれ突設されている。また、
これらの支持部２４ａの間には第２の枠状部材２２の対
応する位置に突設されたアーム状の係合片２５の肉厚分
を吸収して係合させるための凹状の係合部２４ｂがそれ
ぞれ形成されている。さらに、第１の枠状部材２１の各
端辺にはピン端子４の端部を覆う下方に向って延びる仕
切状のリブ２６が突設されている。
【００１４】第２の枠状部材２２の中央部にも第１の枠
状部材と同様の開口部２７が形成され口字状をなし、か
つ側辺のほぼ中央部には下方に向って延び、かつ先端に
内側に向って突出するフック部２５ａを有する前記係合
片２５が形成されている。
状部材と同様の開口部２７が形成され口字状をなし、か
つ側辺のほぼ中央部には下方に向って延び、かつ先端に
内側に向って突出するフック部２５ａを有する前記係合
片２５が形成されている。
【００１５】組立てにあたっては、コイルボビン１上に
第１の枠状部材２１を載置し、かつ左右からコア５を組
込む。コア５の中央脚５ａはコイルボビン１の巻胴２内
に挿入され、かつ両脚５ｂは第１の枠状部材２１の側辺
２４上に位置される。
第１の枠状部材２１を載置し、かつ左右からコア５を組
込む。コア５の中央脚５ａはコイルボビン１の巻胴２内
に挿入され、かつ両脚５ｂは第１の枠状部材２１の側辺
２４上に位置される。
【００１６】次に、第２の枠状部材２２をその係合片２
５のフック部２５ａを凹状の係合部２４ｂに係合させる
ことによって取付け、コア５をサンドイッチ状に挟持す
る。この係合片２５の長さは積層されたコア５の両脚５
ｂを押圧する程度の長さに設定され、これら第１，第２
の枠状部材２１，２２によってコア５を積厚方向に押圧
することができるため、隙間の発生を抑えることができ
る。なお、その他の構成は前述の第１実施例とほぼ同様
である。
５のフック部２５ａを凹状の係合部２４ｂに係合させる
ことによって取付け、コア５をサンドイッチ状に挟持す
る。この係合片２５の長さは積層されたコア５の両脚５
ｂを押圧する程度の長さに設定され、これら第１，第２
の枠状部材２１，２２によってコア５を積厚方向に押圧
することができるため、隙間の発生を抑えることができ
る。なお、その他の構成は前述の第１実施例とほぼ同様
である。
【００１７】実施例３ 図６は本発明の第３実施例を示す。この実施例において
樹脂製の絶縁カバー３０は、全体の形状がほぼコ字状を
なす第１のカバー半体３１と、この第１のカバー半体３
１と同形状をなし、かつ向かい合わされて各先端部を介
して連結可能な第２のカバー半体３１とからなり、これ
ら第１，第２のカバー半体３１，３１の内側にはそれぞ
れ溝状のコア収納部３２が形成されている。
樹脂製の絶縁カバー３０は、全体の形状がほぼコ字状を
なす第１のカバー半体３１と、この第１のカバー半体３
１と同形状をなし、かつ向かい合わされて各先端部を介
して連結可能な第２のカバー半体３１とからなり、これ
ら第１，第２のカバー半体３１，３１の内側にはそれぞ
れ溝状のコア収納部３２が形成されている。
【００１８】このコア収納部３２はコア５の両脚部収納
部３２ａと、これら断面コ字状のコア両脚収納部３２ａ
を連結し、かつコア５の連結部５ｃを収納する同じく断
面コ字状の連結部３２ｂを備えている。そして、第１の
カバー半体３１のコア両脚収納部３２ａの一方の先端部
３１Ａ上面ほぼ中央部には係合突起３３が形成されてい
る。
部３２ａと、これら断面コ字状のコア両脚収納部３２ａ
を連結し、かつコア５の連結部５ｃを収納する同じく断
面コ字状の連結部３２ｂを備えている。そして、第１の
カバー半体３１のコア両脚収納部３２ａの一方の先端部
３１Ａ上面ほぼ中央部には係合突起３３が形成されてい
る。
【００１９】また、これと対向する下側の先端部３１Ｂ
は、詳しくは図７に示すように、成形時に予め斜め上方
に勾配をつけて成形され、かつ一部が薄肉になってお
り、バネ性が付与されている。
は、詳しくは図７に示すように、成形時に予め斜め上方
に勾配をつけて成形され、かつ一部が薄肉になってお
り、バネ性が付与されている。
【００２０】再び図６において、第１のカバー半体３１
の他方のコア両脚収納部３２ａの他方の先端部３１Ａの
上方のほぼ中央には係合孔３４が形成されている。
の他方のコア両脚収納部３２ａの他方の先端部３１Ａの
上方のほぼ中央には係合孔３４が形成されている。
【００２１】これに対し、第２のカバー半体３１も同様
の構成となっているが、互いに向かい合わされるため、
各係合突起３３と係合孔３４とが対応することとなり、
係合孔３４内に係合突起３３が入り込んで係合するよう
になっている。
の構成となっているが、互いに向かい合わされるため、
各係合突起３３と係合孔３４とが対応することとなり、
係合孔３４内に係合突起３３が入り込んで係合するよう
になっている。
【００２２】なお、第１，第２のカバー半体３１のコア
収納部３２の連結部３２ｂの外縁下部は下方に突出する
突部３２ｃが形成されている。
収納部３２の連結部３２ｂの外縁下部は下方に突出する
突部３２ｃが形成されている。
【００２３】組立てにあたっては、コイルボビン１に組
込まれたコア５の左右から第１，第２のカバー半体３
１，３１を被せ、かつ各先端部３１Ａの係合突起３３お
よび係合孔３９を介し両者を連結すれば良い。この場
合、一方のコア収納部３２ａの下方先端部３１Ｂはコア
５の下側に位置され、この下方先端部３１Ｂは、図７に
示したように、バネ性が付与され、コア５を押上げる作
用をなすため、コア５は押圧されることとなり、隙間の
発生が防止される。
込まれたコア５の左右から第１，第２のカバー半体３
１，３１を被せ、かつ各先端部３１Ａの係合突起３３お
よび係合孔３９を介し両者を連結すれば良い。この場
合、一方のコア収納部３２ａの下方先端部３１Ｂはコア
５の下側に位置され、この下方先端部３１Ｂは、図７に
示したように、バネ性が付与され、コア５を押上げる作
用をなすため、コア５は押圧されることとなり、隙間の
発生が防止される。
【００２４】図８は組立状態を示すもので、軸方向に延
びるピン端子４の端面は突部３２ｃで覆われ、かつコア
５は殆んど第１，第２のカバー半体３１，３１からなる
絶縁カバー３０にて覆われ、第１，第２実施例のものに
比べ絶縁性が向上している。
びるピン端子４の端面は突部３２ｃで覆われ、かつコア
５は殆んど第１，第２のカバー半体３１，３１からなる
絶縁カバー３０にて覆われ、第１，第２実施例のものに
比べ絶縁性が向上している。
【００２５】
【発明の効果】以上のように請求項１記載の本発明によ
れば、コア５の両脚５ｂを絶縁カバー６のコア両脚収納
部１０内に収納するようにし、その収納部内にリブ状の
突部１０ａを設けてコア５を押圧するようにしたため、
積層されたコア５がその積厚方向に押圧されるので、隙
間を防止することができる。
れば、コア５の両脚５ｂを絶縁カバー６のコア両脚収納
部１０内に収納するようにし、その収納部内にリブ状の
突部１０ａを設けてコア５を押圧するようにしたため、
積層されたコア５がその積厚方向に押圧されるので、隙
間を防止することができる。
【００２６】また、請求項２記載の本発明によれば、コ
ア５を第１，第２の板状部材２１，２２によってサンド
イッチ状に挟持・押圧するようにしたため、コア５の隙
間発生を防止することができる。
ア５を第１，第２の板状部材２１，２２によってサンド
イッチ状に挟持・押圧するようにしたため、コア５の隙
間発生を防止することができる。
【００２７】さらに、請求項３記載の本発明によれば、
コア５の露出部分を絶縁カバー３０で覆いつつコア５の
下方を上方へバネ性を有する下方先端部３１Ｂにて押し
上げるようにしたため、隙間の発生を防止することがで
きる。
コア５の露出部分を絶縁カバー３０で覆いつつコア５の
下方を上方へバネ性を有する下方先端部３１Ｂにて押し
上げるようにしたため、隙間の発生を防止することがで
きる。
【図１】本発明の第１実施例の分解斜視図を示す。
【図２】同上の実施例に用いられる絶縁カバーの正面
図。
図。
【図３】同上の平面図。
【図４】組立状態を示す斜視図。
【図５】本発明の第２実施例の分解斜視図。
【図６】本発明の第３実施例の分解斜視図。
【図７】同上の実施例の動作説明図であって図６中Ａ−
Ａ線矢視図をなす。
Ａ線矢視図をなす。
【図８】同上の実施例の組立側面図。
１ コイルボビン ２ 巻胴 ３ 巻線 ４ ピン端子 ５ コア ６ 絶縁カバー ６ａ フランジ ７ａ フランジ ８ 開口部 ９ 枠状部 １０ コア両脚収納部 １０ａ 突部 １１ フランジ １２ フランジ １３ 板状部 ２０ 絶縁カバー ２１ 第１の枠状部材 ２２ 第２の枠状部材 ２３ 開口部 ２４ 辺 ２４ａ 支持部 ２４ｂ 係合部 ２５ 係合片 ２６ リブ ２７ 開口部 ３０ 絶縁カバー ３１ 第１，第２のカバー半体 ３１Ａ 先端部 ３１Ｂ 下方先端部 ３２ コア収納部 ３２ａ コア両脚収納部 ３２ｂ 連結部 ３２ｃ 突部 ３３ 係合突起 ３４ 係合孔
Claims (3)
- 【請求項１】 巻線（３）が巻胴（２）上に巻回された
コイルボビン（１）上に、絶縁カバー（６）を載置し、
この絶縁カバー（６）の両側には角筒状のコア両脚収納
部（１０）が形成されており、前記コイルボビン（１）
の軸方向の前後からＥ型コア（５）を積層して組込み、
コア（５）の中央脚（５ａ）は前記巻胴（２）内に挿通
し、両脚（５ｂ）は前記コア両脚収納部（１０）内に挿
通し、このコア両脚収納部（１０）の天井面には挿通さ
れた両脚（５ｂ）をその積厚方向に押圧する突部（１０
ａ）が突設されたことを特徴とする小型トランス。 - 【請求項２】 巻線（３）が巻胴（２）上に巻回された
コイルボビン（１）上に、ほぼロ字状をなし、絶縁性の
第１の枠状部材（２１）を載置し、しかる後、前記コイ
ルボビン（１）の軸方向の前後からＥ型コア（５）を積
層して組込み、その上面から前記第１の枠状部材（２
１）に形成された係合部（２４ｂ）と係合可能なアーム
状の係合片（２５）を有し、積層された前記コア（５）
をサンドイッチ状に押圧して挟持する第２の枠状部材
（２２）を係合させてなることを特徴とした小型トラン
ス。 - 【請求項３】 巻線（３）が巻胴（２）上に巻回された
コイルボビン（１）に、その軸方向の前後からＥ型コア
（５）を積層して組込み、ついで各コア（５）に対し、
第１，第２のカバー半体（３１）を互いに向かい合わせ
てその先端部を連結して被せ、これら各第１，第２のカ
バー半体（３１）は、それぞれ全体としてほぼコ字状を
なし、かつ内側にコア（５）の両脚（５ｂ）およびその
連結部（５ｃ）を収納する溝状のコア収納部（３２）を
有し、かつ先端部の少なくとも下方はコア（５）に組込
だ場合、コア（５）を押圧可能に予め勾配が付けられて
傾斜して成形されたことを特徴とする小型トランス。
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