JPH088115A - インダクタ - Google Patents

インダクタ

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Publication number
JPH088115A
JPH088115A JP16587794A JP16587794A JPH088115A JP H088115 A JPH088115 A JP H088115A JP 16587794 A JP16587794 A JP 16587794A JP 16587794 A JP16587794 A JP 16587794A JP H088115 A JPH088115 A JP H088115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
inductor
coil
core
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP16587794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Takahashi
真幸 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP16587794A priority Critical patent/JPH088115A/ja
Publication of JPH088115A publication Critical patent/JPH088115A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立時間を短縮し、作業効率の良い、高品質
のインダクタを提供すること。 【構成】 ケース分割体1と2のそれぞれに環状収納部
5が設けられ、その中にコイル3が収納される構造とな
っている。環状収納部5の開口端縁に嵌合段部14,1
5,18と嵌合突部16,17,19が設けられている。
ケース分割体1と2は係合片8と係合部9を有し、嵌め
合わせて箱形ケースに組立てられる。E型コア4は、中
央磁脚をケースの中央透孔10に、外側磁脚を透孔1
1,12に挿入し、係止突片20にて弾接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は等分割したケースと等分
割した閉磁路コアとを用いたインダクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】EE型又はUU形などの等分割した閉磁
路コアを用いた従来のインダクタは、筒形巻心の両端に
鍔を設け、鍔の一部を肉厚にするとともに延在してピン
端子又は板端子を垂設した絶縁樹脂製の巻枠に、所要の
太さの銅線を巻線装置により巻き回して巻線を形成し、
巻線の端部を巻枠の端子に接続してから、巻心の中心孔
にE型コアの中央磁脚を挿入して突合せて、E型コアの
外側磁脚の外面に締め付け金具を掛けて閉磁路に保持
し、更に、端子に近接するE型コアの部分に絶縁樹脂製
のコアカバーをかぶせて固着した構造であった。
【0003】しかし、上述した従来のインダクタは、巻
線の端部と端子の接続、締め付け金具の装着、コアカバ
ーの固着などの作業が煩雑であるので、組立時間が長く
なるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、以上
のような従来の欠点を除去し、組立時間を短縮し、作業
効率の良い、又高品質のインダクタを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻線の端部を
延ばして外部接続端子としたコイルと、絶縁樹脂材の等
分割したケースと、等分割型閉磁路コアとを組み合わせ
たインダクタであって、前記等分割したケースの一面に
環状収納部を設けるとともに、互いに係合する係合片お
よび係合部を設け、反対面に透孔と凹部を設けるととも
に、該凹部の開口対向辺縁に係止突片を設けてなり、前
記環状収納部に前記コイルを収納して一面を突合せて前
記ケースに組み立て、反対面から前記コアを前記透孔と
前記凹部に挿入して前記係止突片で閉磁路に保持してな
ることを特徴とするインダクタである。
【0006】
【作用】本発明は、上記した構成により、ケース分割体
の環状収納部は、平角縦巻コイルをE型コアから絶縁し
てケース内に保持する。又、透孔と凹部により、E型コ
アをケース内に収納する。係止突片はケースからのE型
コアの脱落を阻止すると共に、E型コアに弾接して閉磁
路に保つことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0008】図1は、本発明のインダクタの説明図を示
している。図1(a)は、本発明に係るインダクタの外
観斜視図を示し、図1(b)は、図1(a)のA方向を
正面とした縦断正面図を示している。
【0009】図1(a)に示すように、箱形ケースは、
ケース分割体1,2を組み付けたものである。又、図1
(b)に示すように、箱形ケースの内部には、平角縦巻
コイル3が平角銅線の端部32,34を底面から突出さ
せて収納されている。又、2個のE型コア4が磁脚を水
平に縦置きにし、閉磁路にして収納されている。
【0010】図2は、箱形ケースを分解して平角縦巻コ
イルとともに示す斜視図である。図2において、箱形ケ
ースはケース分割体1,2に分解され、平角縦巻コイル
3とともに示す。該ケース分割体1,2の巻きコイル3
が挿入される方向の面に、環状収納部5が設けられてい
る。該面に垂直な方向に、下部の両隅には環状収納部5
の深さと同じ長さに横溝6,7を設けてある。横溝6
は、環状収納部5と通じており、横溝7は独立した方形
である。該面の四隅近傍に、2個の係合片8と対応する
2個の係合部9を設けている。
【0011】環状収納部5と同心の中央透孔10と、環
状収納部5の上、下方の透孔11,12は、直方体の反
対面の凹部13の底から貫通されている。環状収納部5
の開口端縁に嵌合段部14,15と嵌合突部16,17
が設けられ、下方の透孔12の開口端縁に嵌合段部1
6,17が設けられている。なお、円環状の嵌合突部1
6と前記透孔12に設けられた開口端縁の嵌合突部19
とは、端の部分でつながれている。
【0012】ケース分割体1のコイル3が挿入される面
の反対面は、ケース分割体2のコイル3が挿入される面
の反対面と同じ構造である。又、凹部13の上下の開口
端縁中央部に断面直角三角形の係止突片20を設けてお
り、該突片の傾斜面はケースの外側に向いている。係止
突片20の両側には、ケース分割体の組み付け面に向か
って途中まで幅狭の切り込みを入れ、係止突片20を片
持梁形にしている。
【0013】ケース分割体2のコイル3が挿入される面
側の構造は、嵌合段部14,15,18および嵌合突部
16,17,19に対応する嵌合突部、および嵌合段部
が設けられている点を除いて、ケース分割体1のコイル
3が挿入される面の構造と同じである。
【0014】平角縦巻コイル3は、図2に図示したよう
に、2本の平角銅線(絶縁被膜付)を重ねて幅方向を縦
にして円筒形に巻き回して、片方のコイル端部31,3
2を円筒の接続方向(図2で下方)に伸ばし、他方のコ
イル端部33,34(図示しない)を同じ向きに長く伸
ばして、中途で屈曲させて、コイル端部31,32,3
3,34の4個を円筒の両端両側で外部接続端子として
ある。平角縦巻コイル3を環状収納部5に挿入し、コイ
ル端部31,32を横溝6に、コイル端部33,34を
横溝7に挿入して、平角縦巻コイル3とケース分割体
1,2を簡単に一体に組み合わせることができる。
【0015】図3は、本発明のインダクタにおいて、コ
アを挿入する前の状態を示す分解斜視図である。E型コ
ア4をケース分割体1,2の凹部13に、外側磁脚42
の外面に係止突片20を摺接させて圧入し、円柱形の中
央磁脚41を中央透孔10に、外側磁脚42を透孔11
(図示しない),12に挿入して、係止突片20をE型
コア4の背面に掛けて、図1に示したインダクタが出来
上がる。
【0016】なお、箱形ケース分割体1,2のそれぞれ
2つの係止突片20のケース分割体1,2の接合面から
の間隔を、E型コア4を組合せて閉磁路にした時のE型
コア4の外面間長さより僅かに小さく設定するので、係
止突片20はE型コア4に弾接して閉磁路に保たれる。
【0017】図1に示したインダクタは、平角縦巻コイ
ル3がバイファイラ巻のコモンモードコイルであるの
で、雑音防止用の大電流チョークコイルとして好適であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インダクタの組立てが、簡単な組み付け、挿入作業だけ
でできるので、組立時間を従来より短くできる。又、自
動化装置を適用し易いので、組立時間がより短くでき
る。又、E型コアが箱形ケース内にあるため、E型コア
が露出しておらず、インダクタの外形が単純であるから
取扱い易い。更に、平角縦巻コイルとE型コアの絶縁は
良好であり、高品質のインダクタの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインダクタの説明図。図1(a)は本
発明のインダクタの外観斜視図。図1(b)は本発明の
インダクタの縦断正面図。
【図2】本発明のインダクタの分解斜視図。
【図3】本発明のインダクタのコアを挿入する前の状態
を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1,2 ケース分割体 3 平角縦巻コイル 4 E型コア 5 環状収納部 6,7 横溝 8 係合片 9 係合部 10 中央透孔 11,12 透孔 13 凹部 14,15,18 嵌合段部 16,17,19 嵌合突部 20 係止突片 31,32,33,34 コイル端部 41 中央磁脚 42 外側磁脚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線の端部を延ばして外部接続端子とし
    たコイルと、絶縁樹脂材の等分割したケースと、等分割
    型閉磁路コアとを組み合わせたインダクタであって、前
    記等分割したケースの一面に環状収納部を設けると共
    に、互いに係合する係合片及び係合部を設け、反対面に
    透孔と凹部を設けると共に、該凹部の開口対向辺縁に係
    止突片を設けてなり、前記環状収納部に前記コイルを収
    納して一面を突合せて前記ケースに組み立て、反対面か
    ら前記コアを前記透孔と前記凹部に挿入して前記係止突
    片で閉磁路に保持してなることを特徴とするインダク
    タ。
JP16587794A 1994-06-23 1994-06-23 インダクタ Pending JPH088115A (ja)

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JP16587794A JPH088115A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 インダクタ

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JP (1) JPH088115A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012028558A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
JP2014116523A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Cosel Co Ltd チョークコイル装置
JP2015095532A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 三菱電機株式会社 リアクトル
JP2017208493A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 株式会社村田製作所 コモンモードフィルタ

Cited By (4)

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JP2014116523A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Cosel Co Ltd チョークコイル装置
JP2015095532A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 三菱電機株式会社 リアクトル
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