JPH069429Y2 - 小型リレー - Google Patents

小型リレー

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JPH069429Y2
JPH069429Y2 JP8756488U JP8756488U JPH069429Y2 JP H069429 Y2 JPH069429 Y2 JP H069429Y2 JP 8756488 U JP8756488 U JP 8756488U JP 8756488 U JP8756488 U JP 8756488U JP H069429 Y2 JPH069429 Y2 JP H069429Y2
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JP
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contact plate
bottom plate
plate
movable contact
terminal piece
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JP8756488U
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JPH028841U (ja
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勉 高田
茂樹 牧本
正之 渋江
義典 大杉
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和泉電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばプリント基板に実装したりソケット
に差し込む等して用いられる小型リレーに関する。
〔従来の技術〕
この種の小型リレーの従来例に第7図に示すようなもの
がある(例えば特開昭58−14440号公報および特
開昭58−14510号公報参照)。
図中の1は電磁機構部であり、コイル3を巻いたボビン
2の貫通孔2aに、共にコ字状をした磁極片4および継
鉄5の一部分を挿入して固定すると共に、この貫通孔2
a内にヒンジばね6によって片端が支持された接極子7
を挿入している。また、ボビン2の端部には、2本の端
子片8が紙面の表裏方向に並設されている(但し紙面表
側のものは図示省略)。
図中の9は接点部であり、絶縁部材10に固定接点板1
1および可動接点板12をインサート成形、熱カシメ等
によって固着して成る。11aおよび12aは、両接点
板の端子片であり、紙面の左右方向に並んでいる。
そしてこのような接点部9上に電磁機構部1を乗せ、可
動接点板12の先端部と接極子7の先端部とに横方向か
ら連結部材13を取り付けて両者間を連結し、更にこの
ようにしてできたものをケース14に入れて蓋15を被
せている。
動作においては、コイル3に通電すると、接極子7が磁
極片4に吸引され、それによって連結部材13を介して
可動接点板12が上方に動かされて、固定接点板11と
接する。コイル3の通電を断てば、可動接点板12は図
示例のように復帰する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが上記小型リレーにおいては、電磁機構部1を別
工程で組立てるのは仕方ないとしても、接点部9も全体
の組立工程とは別工程で予め組立ておかなければなら
ず、そのため製作に非常に手間がかかるという問題があ
る。
また、連結部材13は横方向から取り付けなければなら
ず、そのために組立方向が、他の部品を組立てる上から
の方向と、この連結部材14を取り付ける横方向との二
方向になり、組立の自動化がしにくいという問題もあ
る。
そこでこの考案は、これらの点を改善した小型リレーを
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の小型リレーは、複数の端子片貫通孔を有する
底板の上に、水平部および端子片をそれぞれ有する固定
接点板および可動接点板を、底板の端子片貫通孔にその
各端子片をそれぞれ貫通させて乗せ、その上から、穴を
有するベースを、この穴に固定接点板および可動接点板
を通して乗せてこのベースと底板との間に両接点板の水
平部を挟み、その上から、鉄心、コイル、継鉄、ヒンジ
ばね、接極子および端子片を備えて成る電磁機構部を、
底板の端子片貫通孔にその端子片を貫通させて乗せ、こ
の電磁機構部の接極子と可動接点板とをそれらの上部に
おいて連結部材で互いに連結し、そして底板上のものを
覆うようにカバーを被せて成ることを特徴とする。
〔作用〕
この小型リレーでは、底板とベース間に固定接点板およ
び可動接点板を挟むことによって接点部が構成されてい
る。従って接点部を予め別工程で組立てておく必要は無
い。
また、底板上に固定接点板および可動接点板を、その上
にベースを、その上に電磁機構部をそれぞれ乗せ、電磁
機構部の接極子と可動接点板の上部に連結部材を取り付
け、そしてカバーを被せた構造をしているので、これら
の部品を全て上方向から組立てることができる。従って
組立の自動化も容易になる。
〔実施例〕 第1図は、この考案の一実施例に係る小型リレーを示す
縦断面図である。また、それを構成する幾つかの部品の
平面図等を第2図ないし第6図に示す。
この小型リレーは、基本的には、底板20上に可動接点
板22および固定接点板24を乗せ、その上からベース
26を乗せ、その上から電磁機構部28を乗せ、この電
磁機構部28の接極子38と可動接点板22の上部に連
結部材44を取り付け、そして上からカバー46を被せ
た構造をしており、この順で組立てることができる。
詳述すると、底板20は、絶縁物製であり、第2図にも
示すように、この例では四つの端子片貫通孔20a〜2
0d、上向きに立設された仕切片20eおよび四つの貫
通孔20f〜20iを有する。
可動接点板22は、金属製であり、第3図にも示すよう
に、上部に接点22aを、中間に水平部22bを、下部
に端子片22cを、更に接点22aの両側に切欠き22
dをそれぞれ有する。端子片22cは、この例では第1
図に示すように、強度向上のために折り返されて2枚重
ねにされている。
固定接点板24は、これも金属製であり、第4図にも示
すように、上部に接点24aを、中間に水平部24b
を、下部に端子片24cをそれぞれ有する。この端子片
24cも、この例では第1図に示すように、強度向上の
ために折り返されて2枚重ねにされている。
そしてこのような可動接点板22および固定接点板24
を、それらの端子片22cおよび24cを底板20の端
子片貫通孔20aおよび20bにそれぞれ貫通させて、
底板20上に乗せている。その場合、底板20の仕切片
20eは、両接点板22、24間に位置する。
ベース26は、絶縁物製であり、第5図にも示すよう
に、長方形状の穴26a、コ字状の隔壁26b、上向き
に立設された突片26cおよび26d並びに下向きに立
設された突片26f〜26iを有する。
そしてこのようなベース26を、底板20上に、その穴
26aに可動接点板22および固定接点板24を通して
乗せ、その突片26f〜26iを底板20の貫通孔20
f〜20iの部分にそれぞれ掛合させて固定している。
またこのベース26と底板20間に、可動接点板22お
よび固定接点板24の水平部22bおよび24bを挟ん
で上下方向の位置決めを行い、更にこの例ではそれらの
垂直部22e、24e(第3図および第4図中でハッチ
ングを施した部分)をベース26と底板20間に挟んで
横方向の位置決めを行うことによって接点板の倒れを防
止し、これらによって両接点板22および24を固定し
ている。
電磁機構部28は、第1図を参照して、この例では絶縁
物製のボビン30、それに巻かれたコイル32、ボビン
30に通された鉄心34、鉄心34の後端部に例えばカ
シメによって固定されたL型の継鉄36、ボビン30の
前部の突起30aに矢印のように動くように引っ掛けら
れた接極子38、この接極子38を開かせるヒンジばね
40およびボビン30の後部に下向きに例えば植設され
た2本の(但し紙面表側のものは図示省略)端子片42
であってそれらの上部にコイル32の両端がそれぞれ接
続されたものを備えて成り、これは、従来例の場合もそ
うであるが、予め別工程で組立てられている。
そしてこのような電磁機構部28を、前述したベース2
6上に乗せ、継鉄36の下面両側部に設けた凹部36a
とベース26の両側部に立設した突片26c、26dと
を嵌合させると共に、各端子片42を底板20の端子片
貫通孔20cおよび20dに通している。
連結部材44は、これも絶縁物製であり、第6図にも示
すように、平面形状がほぼH形をしており、前述した可
動接点板22の切欠き22dとの掛合用の突起44a、
接極子38の上部の両側部に設けられた凹部38aとの
掛合用の突片部44bおよび上部に突き出た上下片44
cを有する。
そしてこのような連結部材44を、電磁機構部28の接
極子38と可動接点板22とに上から差し込んで掛合さ
せ、それによって両者間を互いに連結している。
そして更に、絶縁物製の箱形をしたカバー46を、底板
20上の全てのものを覆うように上から被せている。
尚、底板20と各端子片22c、24c、42、ベース
26およびカバー46との間の固定をより確実にするた
めや、内部の密封等のために、底板20の周辺部および
底面周縁部には、通常は例えばエポキシ樹脂のような接
着剤(図示省略)が付与される。
動作においては、二つの端子片42を介して電磁機構部
28のコイル32に通電すると、接極子38が鉄心34
に吸引され、それによって連結部材44を介して可動接
点板22が固定接点板24の方に動かされ、両者の接点
22aおよび24aが接触してオン状態になる。また、
コイル32の通電を断てば、接極子38はヒンジばね4
0等のばね力によって図示例のように復帰させられ、そ
れによって可動接点板22と固定接点板24間はオフ状
態に戻る。
このようにこの実施例の小型リレーは、第7図に示した
従来例と同じ接点構成(この例では1a接点構成)をし
ており、しかも各端子片22c、24cおよび42の配
列も従来例と同じであるので、従来例のものに代替する
ことができる。
しかもこの小型リレーにおいては、可動接点板22およ
び固定接点板24を底板20とベース26間に挟むこと
によって接点部が構成されているので、従来例の場合と
違って接点部を予め別工程で組立てておく必要は無く、
従ってそのための製作上の手間が省かれる。
また、この小型リレーは、底板20上に可動接点板22
および固定接点板24を、その上にベース26を、その
上に電磁機構部28をそれぞれ乗せ、電磁機構部28の
接極子38と可動接点板22の上部に連結部材44を取
り付け、そして上からカバー46を被せた構造をしてい
るので、従来例の場合と違ってこれらの部品を全て一方
向すなわち上方向から順に組立てることができ、従って
組立の自動化も容易になる。
それ故、上記両効果が相俟って、従来例のものに比べて
この小型リレーの製作コストを低減させることができ
る。
また電気絶縁について言えば、この小型リレーでは、底
板20の仕切片20eが可動接点板22と固定接点板2
4間に位置するようにしているので、両接点板22、2
4間の沿面距離を長くして絶縁性を高めることができ
る。しかも、ベース26によって電磁機構部28に近い
側の固定接点板24の水平部24bの露出を無くすると
共に、ベース26の隔壁26b、カバー46の隔壁46
aおよび連結部材44の上下片44cによって、可動接
点板22および固定接点板24を含む接点部と電磁機構
部28との間をほぼ完全に仕切っているので、両者間の
絶縁性を非常に高めることができる。
尚、接点部の接点構成や端子片の配列等は、この実施例
のようなものに限定されるものではなく、必要に応じて
様々なものが採り得る。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、底板とベース間に固定
接点板および可動接点板を挟むことによって接点部が構
成されているので、従来例の場合と違って接点部を予め
別工程で組立てておく必要が無く、従ってそのための製
作上の手間が省かれる。
しかも、底板上に固定接点板および可動接点板を、その
上にベースを、その上に電磁機構部をそれぞれ乗せ、電
磁機構部の接極子と可動接点板の上部に連結部材を取り
付け、そしてカバーを被せた構造をしているので、従来
例の場合と違ってこれらの部品を全て一方向すなわち上
方向から組み立てることができ、従って組立の自動化も
容易になる。
それ故、上記両効果が相俟って、従来例のものに比べて
この考案に係る小型リレーの製作コストを低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係る小型リレーを示す
縦断面図である。第2図は、第1図の底板の平面図であ
る。第3図は、第1図の可動接点板の正面図である。第
4図は、第1図の固定接点板の背面図である。第5図
は、第1図のベースの平面図である。第6図は、第1図
の連結部材の平面図である。第7図は、従来の小型リレ
ーの一例を示す概略図である。 20……底板、20a〜20d……端子片貫通孔、22
……可動接点板、24……固定接点板、22b,24b
……水平部、22c,24c,42……端子片、26…
…ベース、26a……穴、28……電磁機構部、32…
…コイル、34……鉄心、36……継鉄、38……接極
子、40……ヒンジばね、44……連結部材、46……
カバー。
フロントページの続き (72)考案者 大杉 義典 大阪府大阪市淀川区三国本町1丁目10番40 号 和泉電気株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端子片貫通孔を有する底板の上に、
    水平部および端子片をそれぞれ有する固定接点板および
    可動接点板を、底板の端子片貫通孔にその各端子片をそ
    れぞれ貫通させて乗せ、その上から、穴を有するベース
    を、この穴に固定接点板および可動接点板を通して乗せ
    てこのベースと底板との間に両接点板の水平部を挟み、
    その上から、鉄心、コイル、継鉄、ヒンジばね、接極子
    および端子片を備えて成る電磁機構部を、底板の端子片
    貫通孔にその端子片を貫通させて乗せ、この電磁機構部
    の接極子と可動接点板とをそれらの上部において連結部
    材で互いに連結し、そして底板上のものを覆うようにカ
    バーを被せて成ることを特徴とする小型リレー。
JP8756488U 1988-06-30 1988-06-30 小型リレー Expired - Lifetime JPH069429Y2 (ja)

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JPH028841U JPH028841U (ja) 1990-01-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5166480B2 (ja) * 2010-04-28 2013-03-21 東邦電気株式会社 電磁開閉器

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