JPH0774027A - 変成器 - Google Patents

変成器

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JPH0774027A
JPH0774027A JP6000995A JP99594A JPH0774027A JP H0774027 A JPH0774027 A JP H0774027A JP 6000995 A JP6000995 A JP 6000995A JP 99594 A JP99594 A JP 99594A JP H0774027 A JPH0774027 A JP H0774027A
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JP
Japan
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annular magnetic
transformer
case
deformable
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JP6000995A
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Alain Lefevre
アラン・ルフェーブル
Jack Saintier
ジャック・サンティエール
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ETAB BARDIN
Bardin Ets
Original Assignee
ETAB BARDIN
Bardin Ets
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Publication date
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    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/20—Instruments transformers
    • H01F38/22—Instruments transformers for single phase ac
    • H01F38/28—Current transformers
    • H01F38/30—Constructions
    • G—PHYSICS
    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00—Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14—Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/18—Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using inductive devices, e.g. transformers
    • G01R15/183—Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using inductive devices, e.g. transformers using transformers with a magnetic core
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブルへの取り付けの容易性に影響すること
なく、磁気回路及び２次回路を包囲且つ保護できるカバ
ーを備えた変成器を提供する。 【構成】変成器は、弾性的に変形できる薄板を積層した
円筒形の環状磁気回路(3) と、ねじ型組立部材(5) と、
２次的に構成するコイル(4) と、コイルのハウジング(2
3)と組立部材のハウジング(24)とを並んで有する堅いケ
ース部分(19,20)と、その一端が堅いケース部分に接続
された一部分が欠けた環状リングの変形できるケース部
分(21)と、を備えている。コイル及び組立部材は、環状
磁気回路の第１の端部(8) へ取り付けられ、組立部材(1
5)は、環状磁気回路の第１の端部の位置を決定するため
の側壁(16)を備え、変形可能なケース部分は、環状磁気
回路の第２の端部(9) が組立部材に完全に結合すること
がない場合に、その第２の端部が堅いケース部分に固定
できないような長さを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、変成器に関し、特に
電気的ケーブル上の障害を検出するための測定変成器に
関する。
【０００２】
【従来の技術】測定変成器は、例えば環状磁気回路を備
え、その上に変成器の２次的な回路を構成するコイルを
備えている。変成器の主要部は、上記環状磁気回路を突
き通すケーブルによって構成されている。
【０００３】堅い樹脂ケースに完全に包まれたこの種の
閉塞環状磁気回路変成器は公知である。これらの主な欠
点は、変成器をケーブルに取り付けるためにケーブルが
分断されなければならないことであり、これにより変成
器の一端からケーブルを突き通すことができる。
【０００４】この欠点を克服するために、このような変
成器の環状磁気回路を２つの部分に分割することが提案
されており、この変成器は分割環状磁気回路変成器とし
て知られており、また、各半分にされた部分をそれぞれ
堅い樹脂ケースに入れることが提案されており、変成器
の２つの半分の部分が例えば留め輪手段によって互いに
組立られている。このような変成器のコストは高い。
【０００５】また、この種の変成器を弾性分割環状磁気
回路と共に供給することが知られている。このような分
割環状磁気回路の１つの特に有利な遂行はフランス特許
出願２６７２１５２号に開示されている。この環状磁気
回路は、分割積層円筒環状磁気回路であり、この回路
は、弾性変形により開くことができ、その両端部を重ね
るとともにねじ式組立部材によって閉塞位置に固定され
る。分割環状磁気回路を円筒形に形成することは、回路
を特に単純にするとともに環状磁気回路のケーブルの周
りへの取り付けを便利にする。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在
は、これらの分割環状磁気回路変成器は、カプセル封
じ、例えば磁気回路及びその上に２次的に設けられる回
路の保護を伴わずに用いられている。
【０００７】この発明の目的は、ケーブルへの取り付け
の容易性に影響することなく、磁気回路及び２次回路を
包囲且つ保護できるカバーを備えた分割環状磁気回路タ
イプの変成器、特に電気的ケーブル上の障害を検出する
測定変成器を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、弾性
変形により開くことが可能で且つその両端部が重ねられ
る閉塞位置においてねじ式の組立部材により固定される
分割積層円筒状の環状磁気回路と、上記環状磁気回路に
２次的に備え付けられるコイルと、を有する変成器、特
に、電気的ケーブル上の障害を検出するための測定変成
器において、変成器を全体的に包囲するために取り付け
られた組立ケースを更に備え、上記組立ケースは、上記
コイルを受け入れるためのハウジングと上記組立部材を
受け入れるためのハウジングとを並んで有する堅い第１
のケース部分を備え、上記コイル及び組立部材は上記環
状磁気回路の第１の端部に備え付けられ、上記組立ケー
スは、上記環状磁気回路の残りの部分を包囲するために
取り付けられた環状のリング部分から成る変形可能な第
２のケース部分を備え、上記変形可能なケース部分の第
１の端部は、上記コイルハウジング側で上記堅いケース
部分に接続され、或いは接続可能にされ、上記変形可能
なケース部分の第２の端部は、それを固定するための手
段と供に上記組立部材ハウジング側の上記堅いケース部
分に備えられ、環状磁気回路組立部材は、上記環状磁気
回路の上記第１の端部の位置を決定するための側壁を備
え、上記変形可能なケース部分は、上記環状磁気回路の
上記第２の端部が、上記組立部材内の上記環状磁気回路
の上記第１の端部と重なる位置、即ち組立位置において
要求される深さで結合されない場合に、その第２の端部
が上記堅いケース部分に固定できないような長さを有す
ることを特徴とする変成器が提供される。
【０００９】
【作用】この発明の変成器は、特に電気的ケーブル上の
障害を検出するための変成器としての測定変成器であ
り、弾性変形により開くことができ且つねじ式組立部材
によりその両端が重ねられた閉塞位置で固定される分割
積層円筒環状磁気回路を備えている。この変成器は、環
状磁気回路に搭載されたコイルを更に備えている。この
発明によると、変成器は、変成器を全体的に包囲するた
めに取り付けられた組立ケースを更に備え、組立ケース
は、変成器の２次回路を構成するコイルを受け入れるた
めのハウジングと、分割環状磁気回路組立部材を受け入
れるためのハウジングと、を並んで有する堅い第１のケ
ース部分を備え、コイル及び組立部材は環状磁気回路の
第１の端部上に備え付けられている。このケースは、環
状磁気回路の残りの部分を包囲するために取り付けられ
た環状のリング部分から成る変形可能な第２のケース部
分を更に備え、この変形可能なケース部分の第１の端部
は、コイルハウジング側で堅いケース部分に接続され、
或いは接続可能にされ、変形可能なケース部分の第２の
端部は、組立部材ハウジング側で端部を堅いケース部分
に固定するための手段と供に供給されている。環状磁気
回路組立部材は、環状磁気回路の第１の端部の位置を決
定するための側壁を備え、変形可能なケース部分は、環
状磁気回路の第２の端部が組立部材内の環状磁気回路の
第１の端部と重なる位置、即ち組立位置において要求さ
れる深さで結合されない場合に、その第２の端部が堅い
ケース部分に固定できないような長さを有する。
【００１０】組立部材は、好ましくは堅いケース部分か
ら突出するガイド手段を備え、ガイド手段は、上記堅い
ケース部分内のハウジング内に配置された組立部材内で
環状磁気回路の第２の端部を環状磁気回路の噛み合わせ
状態に導く。
【００１１】変形可能なケース部分は、好都合に堅いケ
ース部分と一体にされ、環状磁気回路を開くことにより
変成器をケーブルに取り付けるための簡単な変形が可能
になるように、その長さの少なくとも１部分に好都合に
波形構造を有する。
【００１２】変形可能なケース部分は、好ましくはその
長さ方向に堅い部分と波形の部分とを交互に備え、波形
の部分は、好ましくは堅い部分より薄い壁を有する。
【００１３】好ましい実施例において、堅いケース部分
は、コイル及び組立部材を３方の面で囲む後部を備え、
コイル及び組立部材は、開放された４番目の面を介して
後部内に導入され、蓋が４番目の面を閉塞するように取
り付けられている。
【００１４】同様に、変形可能なケース部分は、環状磁
気回路を３方の面（一方の端面及び２つの対向する広い
側面）で包囲する後部と、環状磁気回路の他方の端面を
囲う蓋と、により好都合に形成されている。この場合、
コイル及び組立部材を環状磁気回路に取り付けた後に、
これらを２つのケース部分及びカバーの後部内に導入す
ることは容易であり、そして、環状磁気回路は、自動的
にその正確な位置に設置され、変成器をケーブルに取り
付ける際に弾性変形により開かれ、組立部材の手段によ
り閉じられる。
【００１５】蓋は、好ましくは堅いケース部分の後部と
一体に成型され、成型されたヒンジを介して後部に連結
される。
【００１６】そして、スナップ留め手段は、閉じられた
蓋を保持するために堅いケース部分の後部及び蓋上に好
都合に設けられている。
【００１７】変形可能なケース部分において、蓋は好都
合に分割蓋として形成されており、後部及び蓋は、後部
上に閉じられた蓋を保持するためのスナップ留め手段を
備えている。
【００１８】変形可能なケース部分の第２の端部を堅い
ケース部分に固定する手段は、好ましくは変形可能な蓋
上及び組立部材上に設けられたガイド手段上にある。
【００１９】堅いケース部分の蓋を、コイル用ハウジン
グをカバーするとともにヒンジを介して後部に連結され
る第１の蓋部分と、ヒンジを介して第１の蓋部分に接続
されるとともに組立部材用ハウジングをカバーする第２
の蓋部分と、に分割することは好都合である。
【００２０】変成器がその周りに取り付けられるケーブ
ルに関し、環状磁気回路を正確に搭載し且つ中央に置く
簡単な方法を提供するために、堅いケース部分は、ケー
ブル上に変成器を押し付けるための好ましくはその一部
を構成する後部と一体にされた手段を備えている。これ
らの手段は、例えば円筒の一部分形状に形成された支え
面と、この支え面をケーブルに固定するための例えば弾
力性のあるつなぎ部材などの少なくとも１つの接合部材
と、を備えている。
【００２１】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【００２２】図１及び図２に示すように、この発明の変
成器１、特に測定変成器は、ケーブル２に取り付けら
れ、ケーブル内を流れる電流の異常を検出する。
【００２３】特に、図３に示すように、（ケーブル２が
その主要部を構成する）変成器１は、磁気回路３と、二
次的に設けられるコイル４と、磁気回路３のための組立
部材５と、変成器全体を包囲するケース６と、を本質的
に備えている。
【００２４】磁気回路３は、フランス特許出願２６７２
１５２号に開示されたような変形可能に積層された円筒
形の環状磁気回路によって構成されている。この分割環
状磁気回路は、薄い板から形成された複数の同心分割円
筒により形成され、これらの薄板は、端部８及び９が円
周上で向かい合う環状磁気回路３の向かい側の２つの縁
部上の２つの溶接７によってその位置に保持されてい
る。
【００２５】コイル４は、環状磁気回路３が突き通され
る巻型１０を備えている。この巻型は、巻線１１と、図
１に示すコネクター１３と協同する接続端子１２と、を
搭載している。
【００２６】組立部材５は、一般に並列パイプ型の本体
１４を有し、本体１４は、本体を貫通する直角の開口１
５を備えている。開口１５の幅は、環状磁気回路３の幅
よりわずかに大きく、開口１５の高さは、開口１５の一
方の口を除いて環状磁気回路３の厚さの２倍よりわずか
に大きい。この一方の口の高さは、その最外部にある側
壁１６により実質的に半分に減少されている。本体１４
の同じ側において、高さが減少された開口１５は、その
機能が以下に示されるガイド手段１７に適した本体１４
の外側に向かって延びている。
【００２７】更に、本体１４は、その外壁にねじ孔を有
し、その中に変成器の外側から手動により作動できる固
定ねじ１８が取り付けられている。
【００２８】成型されたプラスティック材料からなるケ
ース６は、（特に図１に示すように）後部１９及び蓋２
０から形成された堅い第１のケース部分と、後部２１及
び蓋２２から同様に形成された変形可能な第２のケース
部分と、を備えている。
【００２９】堅い部分の後部１９は、コイル４のハウジ
ング２３と、組立部材５のハウジング２４と、を備え、
並んで設けられた２つのハウジング２３、２４は、隔壁
２５によって分割されており、コイル４及び組立部材５
は、堅い部分の後部１９の開放側から挿入でき、ハウジ
ング２３、及び２４内の所定位置にそれぞれ保持されて
いる。
【００３０】図３に示すように、後部１９は、隔壁２５
及び向かい合う両端部の壁に設けられたノッチを備えて
いる。ノッチは、コイル４及び組立部材５と、コイル４
及び組立部材５が前もって取り付けられた環状磁気回路
３の端部８近傍の一部分と、を一緒に後部１９内へ装着
するために設けられている。
【００３１】変形可能なケース部分の後部２１は、堅い
部分の後部１９と継ぎ目なしで一体にされ、コイル４用
のハウジング２３側の同じ端部で後部１９上に連結され
る。後部２１は、環状磁気回路３の一方の縁をその中に
挿入できる環状の円形部分であり、後部２１は、環状磁
気回路３の上記縁及び２つの向かい側の側面を正確に包
囲する。変形可能なケース部分の後部２１の長さは、環
状磁気回路３が堅いケース部分の後部１９に正確に結合
される場合に、その第１の端部８を組立部材５の側壁１
６に対向して支持し、且つ環状磁気回路３の第２の端部
９が変形可能なケース部分の後部２１の自由端からわず
かに突出するように選択される。
【００３２】後部２１は、その長さ方向に沿って、１つ
置きの堅く厚い部分２５及び波形の薄い部分２６により
形成されており、それにより、いくらかの弾性変形能力
が得られる。
【００３３】環状磁気回路３の他の縁をカバーするよう
に形成された蓋２２は、堅い部分２７及び波形の部分２
８が交互に形成された構造を有している。蓋２２は、蓋
２２が後部２１に取り付けられた際、蓋を後部に保持す
るように後部２１に設けられたスナップ留め手段３０と
協同するスナップ留め手段２９を備えている。
【００３４】堅いケース部分の蓋２０は、ヒンジ３２を
介して後部１９の一部に接続されるとともにコイル４用
のハウジング２３を覆う第１の蓋部分３１と、蓋部分３
１にヒンジ３４を介して接続されるとともに蓋部分３１
が後部１９上に閉じられた状態で開いた状態にできる第
２の蓋部分３３と、を備えている。蓋部分３１がその一
方に延長部分３５を有するとともに蓋部分３３がその他
方に延長部分３６を有し、２つの延長部分３５、３６
は、２つの蓋部分３１及び３２が閉じられた場合に、変
形可能なケース部分の後部２１へ取り付けられた蓋２２
の２つの端部をカバーするように形成されている。
【００３５】２つの蓋部分３１及び３３は、蓋２０を閉
塞位置に固定するために、後部１９のスナップ留め手段
３９及び４０と協同するスナップ留め手段３７及び３８
を更に備えている。
【００３６】図示しないスナップ留め手段が変形可能な
ケース部分の自由端の後部２１或いは蓋２２のいずれか
一方に設けられ、協同する図示しないスナップ留め手段
が組立部材５の本体１４のガイド手段１７上に設けら
れ、環状磁気回路３の第２の端部９が図２に示すように
後部１９内に完全に結合される場合、即ち端部９が組立
位置において隔壁２５に対して接触する場合に、この位
置で、変形可能なケース部分を堅いケース部分に固定す
る。
【００３７】最後に、後部１９は、その内側の自由端部
に搭載された内部支持ラグ４１と、その曲率がケーブル
２の曲率に適合する円筒の一部分に形成された支え面４
２と、を備えている。この実施例においては弾力性のあ
るつなぎ部材で構成された接合部材４３は、ケーブル上
の所定の位置に変成器を保持するために、支え面４２を
ケーブルに取り付けるように用いられている。
【００３８】次に、この発明の変成器の取り付け及び使
用方法について説明する。フランス特許出願２６７２１
５２号に開示された方法により変成器環状磁気回路３を
製造した後、コイル４及び組立部材５は、環状磁気回路
の第１の端部８に取り付けられ、環状磁気回路３のこの
端部８が側壁１６に対して接触する。この位置でコイル
４及び組立部材５を伴う環状磁気回路３は、図３に示す
位置において、ケース６の後部１９、２１内に結合され
ている。そして、蓋２２が変形可能なケース部分の後部
２１へ供給及び固定され、スナップ止め手段２９、３０
が変形可能なケース部分の後に起こる変形の間の蓋２２
のあらゆる望ましくない分離を妨げ、蓋部分３１及び３
３が堅いケース部分の後部１９上に閉じられる。
【００３９】そして、組立てられた変成器は、ケーブル
に取り付けられる用意ができる。
【００４０】変成器をケーブル２に備え付けるため、接
合部材４３が除去されて、環状磁気回路３が、変形可能
なケース部分２１、２２の位置での弾性変形により、ケ
ーブル２に備え付けるのに十分な大きさに開かれる。支
え面４２がケーブル２上に位置決めされた後、接合部材
４３は、変成器が結果的にケーブル２上に正確に位置決
めされるようにケーブル２の周りに取り付けられる。
【００４１】環状磁気回路３を閉じるため、環状磁気回
路３は、図３に示す位置からわずかに内側に締め付けら
れ、その第２の端部９をガイド手段１７内に結合する。
環状磁気回路３の２つの端部を互いに向い合う方向に押
すことにより、第２の端部９は、側壁１６に対して支持
されている第１の端部８の半径方向内側で、隔壁２５に
突き当たるまで、組立部材５内の開口１５内に挿入され
る。そして、環状磁気回路３の２つの端部８及び９が互
いに重なり、組立部材５内の重なり位置において環状磁
気回路３の２つの端部８及び９を固定するために、ねじ
１８がしっかりと締め付けられる。
【００４２】この発明は、上述した実施例に限定される
ことなく、発明の範囲内において種々修正或いは変更可
能である。
【００４３】この修正或いは変更は、特に、変形可能な
ケース部分に設けられた手段に加えられ、堅いケース部
分の蓋２０の遂行と、蓋２０の２つの部分への再分割
と、変形可能なケース部分の後部２１上に蓋２２を固定
し、堅いケース部分の後部１９上に蓋２０を固定する手
段と、を後に変形可能にする。
【００４４】図示及び開示された変成器の明確な利点
は、環状磁気回路３の第１の端部８を組立部材５の側壁
１６に対して押し付けることにより、且つ環状磁気回路
３の第２の端部９を自動的に組立部材５内の正確な位置
に動かす（第１の端部８に重ねる）ために組立部材５に
設けられたガイド手段により、変成器を視認せずにケー
ブル上に備え付けできる容易性である。組立部材内への
環状磁気回路３の第２の端部９のこのような導入は、組
立部材５がいくらかの隙間を有することによりそのハウ
ジング２４内に図３に示すようないくらかのゆるみを有
しているという事実により容易にされる。
【００４５】１つに形成された堅いケース部分の後部１
９よりむしろ変形可能なケース部分の後部２１は、同様
に都合良く分割でき、例えばスナップ留め或いは同様の
手段により後部１９に接続されている。
【００４６】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の変成器
によれば、視認せずにケーブルへ容易に取付けでき、こ
の容易性に影響を及ぼすことなく磁気回路及び２次回路
を包囲且つ保護できるカバーを備えた分割環状磁気回路
タイプの変成器、特に電気的ケーブル上の障害を検出す
る測定変成器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、図２の矢印Ｉ方向から見た本発明の実
施例における変成器を示す側面図。
【図２】図２は、図１の矢印ＩＩ方向から見た本発明の
実施例における変成器を示す端面図。
【図３】図３は、図２の変成器のケースを開放した状態
を示す図。
【符号の説明】
１…変成器、２…ケーブル、３…環状磁気回路、４…コ
イル、５…組立部材、１６…側壁、１７…ガイド手段、
１８…ねじ、１９、２０…堅いケース部分、２１、２２
…変形可能なケース部分、４２…支え面、４３…接合部
材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 弾性変形により開くことが可能で且つそ
    の両端部（８、９）が重ねられる閉塞位置においてねじ
    式の組立部材（５）により固定される分割積層円筒状の
    環状磁気回路（３）と、上記環状磁気回路に２次的に備
    え付けられるコイル（４）と、を有する変成器、特に、
    電気的ケーブル上の障害を検出するための測定変成器に
    おいて、 変成器（１）を全体的に包囲するために取り付けられた
    組立ケース（６）を更に備え、上記組立ケース（６）
    は、上記コイル（４）を受け入れるためのハウジング
    （２３）と上記組立部材（５）を受け入れるためのハウ
    ジング（２４）とを並んで有する堅い第１のケース部分
    （１９、２０）を備え、上記コイル及び組立部材は上記
    環状磁気回路（３）の第１の端部（８）に備え付けら
    れ、上記組立ケースは、上記環状磁気回路の残りの部分
    を包囲するために取り付けられた環状のリング部分から
    成る変形可能な第２のケース部分（２１、２２）を備
    え、上記変形可能なケース部分の第１の端部は、上記コ
    イルハウジング側で上記堅いケース部分に接続され、或
    いは接続可能にされ、上記変形可能なケース部分の第２
    の端部は、それを固定するための手段と供に上記組立部
    材ハウジング側の上記堅いケース部分に備えられ、 環状磁気回路組立部材（１５）は、上記環状磁気回路の
    上記第１の端部（８）の位置を決定するための側壁（１
    ６）を備え、 上記変形可能なケース部分は、上記環状磁気回路の上記
    第２の端部が、上記組立部材（５）内の上記環状磁気回
    路の上記第１の端部（８）と重なる位置、即ち組立位置
    において要求される深さで結合されない場合に、その第
    ２の端部が上記堅いケース部分に固定できないような長
    さを有することを特徴とする変成器。
  2. 【請求項２】 上記組立部材（５）は、上記堅いケース
    部分（１９、２０）から突出するガイド手段（１７）を
    備え、ガイド手段は、上記堅いケース部分内のハウジン
    グ（２４）内に配置された上記組立部材内で上記環状磁
    気回路の上記第２の端部を上記環状磁気回路の噛み合わ
    せ状態に導くことを特徴とする請求項１に記載された変
    成器。
  3. 【請求項３】 上記変形可能なケース部分（２１、２
    ２）は、上記堅いケース部分（１９、２０）と一体にさ
    れることを特徴とする請求項１または２に記載された変
    成器。
  4. 【請求項４】 上記変形可能なケース部分（２１、２
    ２）は、その長さの少なくとも１部分に波形構造（２
    ６、２８）を有することを特徴とする請求項１乃至３の
    いずれかに記載された変成器。
  5. 【請求項５】 上記変形可能なケース部分は、その長さ
    方向に堅い部分（２５、２７）と波形の部分（２６、２
    ８）とを交互に備え、上記波形の部分は、好ましくは上
    記堅い部分より薄い壁を有することを特徴とする請求項
    ４に記載された変成器。
  6. 【請求項６】 上記堅いケース部分は、上記コイル
    （４）及び組立部材（５）を３方の面で囲む後部（１
    ９）を備え、上記コイル（４）及び組立部材（５）は、
    開放された４番目の面を介して上記後部内に導入され、
    蓋（２０）が上記４番目の面を閉塞するように取り付け
    られていることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか
    に記載された変成器。
  7. 【請求項７】 上記蓋（２０）は、上記堅いケース部分
    の上記後部（１９）と一体に成型され、成型されたヒン
    ジ（３２）を介して上記後部に連結されていることを特
    徴とする請求項６に記載された変成器。
  8. 【請求項８】 上記変形可能なケース部分は、上記環状
    磁気回路（３）を３つの面（一方の端面及び２つの対向
    する広い側面）で包囲する後部（２１）と、上記環状磁
    気回路の他方の端面を囲う蓋（２２）と、を備えている
    ことを特徴とする請求項１乃至７のいずれかに記載され
    た変成器。
  9. 【請求項９】 上記後部（１９、２１）及び蓋（２０、
    ２２）は、上記後部上に閉じられた上記蓋を保持するた
    めのスナップ留め手段（２９、３０、３７、３９、４
    ０）を備えていることを特徴とする請求項６乃至８のい
    ずれかに記載された変成器。
  10. 【請求項１０】 上記堅いケース部分は、好ましくはそ
    の一部を構成する後部（１９）と一体にされ上記ケーブ
    ル上に、例えば円筒の一部分に形成された支え面（４
    ２）及び例えば弾力性のあるつなぎ部材などの少なくと
    も１つの接合部材（４３）上に、上記変成器を押し付け
    る手段を備えていることを特徴とする請求項１乃至９の
    いずれかに記載された変成器。
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