JP2606372B2 - スタータ - Google Patents

スタータ

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JP2606372B2
JP2606372B2 JP14241889A JP14241889A JP2606372B2 JP 2606372 B2 JP2606372 B2 JP 2606372B2 JP 14241889 A JP14241889 A JP 14241889A JP 14241889 A JP14241889 A JP 14241889A JP 2606372 B2 JP2606372 B2 JP 2606372B2
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grommet
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は自動車などのエンジンの始動に使用される
スタータに関するものである。
[従来技術] 第6〜8図に示すように従来の例えば界磁巻線式スタ
ータ21に使用されている、リード線25の絶縁用および防
水用のグロメット22はほぼ方形の前壁22aと、この前壁2
2aにほぼ方形の嵌合部22bを介して一体的に結合された
ほぼ方形の後壁22cとから形成されており、嵌合部22bの
上部は部分円弧状に形成されている。後壁22cの上面は
嵌合部22bの上面より上方に位置する。又嵌合部22bの下
面は前壁22aの下面より上方に位置し、後壁22cの下面よ
り下方に位置する。そして中心部に前壁22a、嵌合部22b
及び後壁22cを貫通する、リード線25を水密にかつ絶縁
して挿通するための挿通孔22dを有している。前壁22aと
後壁22cとの間の間隙22eにはスタータ21のエンドフレー
ム23の周壁23aの一部が挿入され、この周壁23aの一部に
設けた嵌着溝23bがグロメット22の嵌合部22bの上部に嵌
着する。そして嵌合部22bの下部がスタータ21のヨーク2
4のいんろう部24aに設けた位置決め用の嵌合溝24bに嵌
着する。いんろう部24aにはOリング26が配置されてい
る。ヨーク24はその内部に渡り線27を備え、渡り線27は
図示しない界磁巻線と溶接によりk結合している。この
ような構成において、スタータ21を組み付けるにはグロ
メット22の挿通孔22dにリード線25を予め挿通してお
き、その先端を渡り線27と結合し、グロメット22の嵌合
部22bをヨーク24のいんろう部24aの嵌着溝24bに嵌着
し、グロメット22をヨーク22の中心に向って押すことに
より位置合せを行い、エンドフレーム23をヨーク24のい
んろう部24aに嵌合させていた。
[発明が解決しようとする課題] 然し上記グロメット22の組付けをロホット等のプッシ
ャにより行うと、Oリング26の弾性力による反発力をグ
ロメット22が受け、第9、10図に示すようにグロメット
22とOリング26との間又はOリング26とヨーク24のいん
ろう部24aとの間に間隙が生じ、防水性が低下すること
がある。
この対策として日本電装公開技報36−077号にはグロ
メットとOリングとを一体構造としたものが開示されて
いる。然しこの構造のものはグロメットにリード線を挿
入する際ロボットによる自動組付けが困難となってい
る。
この発明は優れた防水性を有し、ロボット等によるグ
ロメットの自動組付けが容易なスタータの提供を課題と
する。
[課題を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するためこの発明は筒状のエンドフ
レームが筒状のヨークのいんろう部に嵌合され、いんろ
う部にはリング状のシール部材が配置され、いんろう部
及びエンドフレームにはリード線挿通孔を有するグロメ
ットを嵌合するための嵌着部が対向して設けられている
スタータにおいて、前記グロメットとシール部材を一体
状に形成し、かつグロメットには、ヨークの中心軸にほ
ぼ平行し、リード線挿通孔に達する分離面を設けた構成
になっている。
[作用] リード線と結合された渡り線をヨーク内の界磁巻線又
はブラシのピグテールと結合する。次にシール部材をヨ
ークのいんろう部に巻き付けた後リード線をグロメット
の分離面の間からグロメットの挿通孔内に配置し、グロ
メットの嵌合部の下部をヨークのいんろう部の嵌着部に
嵌着し位置決めする。次にエンドフレームをヨークのい
んろう部に嵌合してエンドフレーム側の嵌着部をグロメ
ットの嵌合部の上部に嵌着する。この結果グロメットの
分離面は密接してリード線に対するシール性と絶縁性と
を発揮し、又ヨークのいんろう部とエンドフレームとの
嵌合によりOリングといんろう部との間のシール性が確
保される。
[実施例] 以下実施例を示す第1〜3図によりこの発明を説明す
る。なお、従来と同じ構成要素に対しては同じ符号を付
し、その説明を省く。グロメット12はグロメット22と基
本的には同じ構成を有しており、前壁12a、嵌合部12b、
後壁12c、挿通孔12dを有している。又前壁12aと後壁12c
との間に間隙12eを有することもグロメット22と同じで
ある。グロメット12は挿通孔12dを通る上下方向(ヨー
ク24の中心軸方向)の分離面12fにより同形2個の分割
片121、122に分割されている。各分割片121、122には1
個の切断されたOリング16の切断端部が挿通孔12dの下
側で取り付けられている。こうしてグロメット12とOリ
ングとは一体的に形成されている。これを一体型グロメ
ット13とする。
上記の一体型グロメット13をエンドフレーム23、ヨー
ク24に組み付けるには先ずリード線25と渡り線27とを結
合し、渡り線27をヨーク24内の図示しない界磁巻線と結
合する。次にOリング16をヨーク24のいんろう部24aに
巻き付け、分割片121,122の分離面12fを対向させる。次
にリード線25を分割片121、122の対向する分離面12fの
負から挿通孔121d内に配置し、分割片121、122の嵌合部
12bの下部をヨーク24のいんろう部24aの嵌着溝24bに嵌
着する。次にエンドフレーム23をヨーク24のいんろう部
24aに嵌合してエンドフレーム23側の嵌着溝23bに分割片
121、122の嵌合12bの上部を嵌着する。この結果分割片1
21、122の分離面12fは密接してリード線25に対してシー
ル性と絶縁性とを発揮し、エンドフレーム23とヨーク24
のいんろう部24aとの嵌合によりOリング16とヨーク24
との間のシール性が確保される。
上記の構成においてグロメット12の分離面12fはグロ
メット12の挿通孔12dの上側及び下側に設けたが第4図
(イ)に示すように挿通孔12dの下側にのみ設けてもよ
い。又第4図(ロ)に示すように挿通孔12dの上側にの
み設けてもよい。このように分離面12fを挿通孔12dの一
方側に設ける場合は分離面12fは挿通孔12dから外側に向
うにつれて拡開させた方がよい。又分離面12fは第5図
の(イ)のようにフラットでも、第5図(ロ)のように
段差型でも、第5図(ハ)のように嵌合型でもよい。界
磁が磁石式の場合においても、ブラシに直結されている
リード線を同様な構造で一体形のグロメットを採用する
ことは可能である。
[効果] この発明は上記のようにグロメットとリング状のシー
ル部材とを一体型とし、かつグロメットにはヨークの中
心線にほぼ平行する、リード線挿通孔に達する分離面を
設けたので次のような優れた効果を有する。
(イ)グロメットとシール部材とを単に一体化したもの
に較べてロボット等による自動組付けが容易となる。
(ロ)グロメットとシール部材とを単に一体化したもの
に較べて型割が容易となり、多数個取りが可能になる。
(ハ)部品点数が少なくなり、生産コストが安くなる。
(ニ)防水性が向上する。
(ホ)従来のグロメットにシール部材を挿通する工程が
なくなるので生産性が向上する。
(ヘ)渡り線をリード線及び界磁巻線に溶接する際はグ
ロメット及びシール部材はともに溶接近傍に存在しない
のでグロメット及びシール部材は熱害を受けることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の正面図を示す。第2図は第1図のA
−A線矢視図を示す。第3図は一実施例の分解斜視図を
示す。第4図(イ)、(ロ)は共に第1図の変形例の正
面図を示す。第5図(イ)、(ロ)、(ハ)は共に分離
面の断面形状を示し、第2図のB−B線矢視図に該当す
る。第6図は従来のスタータの分解斜視図を示す。第7
図及び第8図は共に第6図のA′−A′線矢視図を示
し、第7図はグロメットがスタータの半径方向に締まる
場合を示し、第8図はグロメットがスタータの中心軸方
向に締まる場合を示す。第9図は従来のグロメットがロ
ボットの押力を受けて組み付けられた時にグロメットと
ヨークとの間のシール性が失われた場合を示し、第10図
は従来のグロメットがロボットと押力を受けて組み付け
られた時にOリングとヨークとの間のシール性が失われ
た場合を示す。 12……グロメット 12d……挿通孔 12f……分離面 13……一体型グロメット 16……Oリング(シール部材) 23……エンドフレーム 23b……嵌着溝(嵌着部) 24……ヨーク 24a……いんろう部 24b……嵌着溝(嵌着部) 25……リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−66153(JP,A) 特開 昭52−76612(JP,A) 実開 昭62−154276(JP,U) 実開 昭56−165348(JP,U) 実開 昭58−168853(JP,U) 実公 昭47−6505(JP,Y1) 日本電装公開技報、整理番号36−77 (昭59−7−15) 日本電装公開技報、整理番号54−84 (昭62−7−15)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒のエンドフレームが筒状のヨークのい
    んろう部に嵌合され、いんろう部にはリング状のシール
    部材が配置され、いんろう部及びエンドフレームにはリ
    ード線挿通孔を有するグロメットを嵌着するための嵌着
    部が対向して設けられ、前記グロメットとシール部材と
    を一体状に形成し、かつグロメットには、ヨークの中心
    軸にほぼ平行し、リード線挿通孔に達する分離面を設け
    たことを特徴とするスタータ。
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JP2008012193A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Olympia:Kk メダル貸出機
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