JPH0449680Y2 - - Google Patents

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JPH0449680Y2
JPH0449680Y2 JP5448587U JP5448587U JPH0449680Y2 JP H0449680 Y2 JPH0449680 Y2 JP H0449680Y2 JP 5448587 U JP5448587 U JP 5448587U JP 5448587 U JP5448587 U JP 5448587U JP H0449680 Y2 JPH0449680 Y2 JP H0449680Y2
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terminal holder
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気式警音器に関し、特に、ターミ
ナル部の改良に係り、例えば、自動車、二輪車の
電気式警音器に利用して有効なものに関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車用電気式警音器は第6図に示され
ているように、電気式警音器本体1の外側面にタ
ーミナル部2が配設されている。第7図に示され
ているように、このターミナル部は電気式警音器
本体ケース3に対してターミナルホルダ4がコイ
ルボビン(一部のみが図示されている。)5とエ
ポキシ系樹脂等のシール材層6を介した状態で、
リベツト7により締付固定されている。ターミナ
ルホルダ4にはその側面部に薄板状の空隙部から
成る挿入口を有する挿入部4aが、形成されてお
り、この挿入部から第8図に示されている構造の
ターミナルプレート8が差し込まれ、このターミ
ナルプレート8の孔部8aにリベツト7が挿通さ
れてかしめ加工されている。そして、ターミナル
ホルダ4内はエポキシ樹脂等のシール材層9によ
りシールされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このような電気式警音器において
は、ターミナルプレート8をターミナルホルダ4
の挿入部4aからターミナルホルダ4内に差し込
む際の作業を確実にするため、加工誤差を考慮し
て、第7図中、lで示されているように、段差部
が形成されており、この段差部lの高さは概ね0
〜0.05mmに設定されている。このため、ターミナ
ルプレート8をリベツト7によりかしめ加工した
場合に、第7図中、Pで示されているように隙間
が生じ、この隙間Pの部分はシール材層9による
封止を完全に行うことができない。その結果、第
7図中、矢印で示されているように挿入部4aの
空間部壁とターミナルプレート8との間に生じる
隙間、およびシール材層9を介してリベツト7の
外周面を経て電気式警音器本体ケース3内に至る
浸水経路が形成される。
自動車、二輪車用の電気式警音器においては、
その内部に浸水すると、接点が錆びて警音作動が
不可能になつたり、また接点以外の部分において
錆の発生量が多いと、警音器としての機能に種々
の悪影響を与える。
本考案の目的は、ターミナル部から電気式警音
器本体内への浸水を防止して電気式警音器として
の機能を長期にわたつて維持することができる電
気式警音器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る電気式警音器は、電気式警音器本
体1の外側面にターミナル部2が配設され、この
ターミナル部2は本体ケース3に対してターミナ
ルホルダ4がリベツト7により締結されており、
ターミナルホルダ4にはその側面部に挿入部4a
がターミナルホルダ4内の底面との間に段差部l
をもつて形成され、この挿入部4aからターミナ
ルプレートが挿入されて、このターミナルプレー
トの透孔11に前記リベツト7が挿通されてかし
め加工されており、さらに、前記ターミナルホル
ダ4内に内部シール材層9が形成されている電気
式警音器において、 前記ターミナルプレート10,15,17には
空所部13,14,16,18が、前記リベツト
7と前記挿入部4aのリベツト7側の端面との間
に位置する部位に配されて、このターミナルプレ
ートの幅方向に延在するように形成されており、 前記リベツト7のかしめ加工時に、このターミ
ナルプレート10,15,17のリベツト7に対
向する部分がこの空所部13,14,16,17
を起点にして、前記ターミナルホルダ4内の底面
方向に前記段差lだけ屈曲されて、このターミナ
ルプレートのリベツト7に対向する部分がターミ
ナルホルダ4内の底面に密着されていることを特
徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、ターミナルプレートの
かしめ加工時に、ターミナルプレートは空所部を
起点として屈曲されるため、ターミナルホルダ内
底面に密着される。そして、かしめ加工後におけ
るシール材の封止によりターミナルプレートの屈
曲部は確実に封止されるため、ターミナル部にお
ける浸水経路が確実に遮断されることになり、そ
の結果、ターミナル部を介しての電気式警音器本
体への浸水が回避される。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である電気式警音器
の要部を示す第6図I部の詳細図に相当する拡大
部分縦断面図、第2図はそれに使用されているタ
ーミナルプレートの平面図である。
本実施例において、この電気式警音器のターミ
ナル部は、ターミナルプレート10の構造が第8
図に示されている従来のターミナルプレート8と
異なる以外は、従来のターミナル部と実質的に同
じであるので、ターミナルプレート10以外の構
成部分は第7図と同一符号で示し、構成上の説明
は省略する。
第2図に示されているように、ターミナルプレ
ート10はその長手方向の一端部側が半円形状に
形成されており、その半円形の部分と同心上に位
置する部位には円形透孔11が形成されている。
ターミナルプレート10の他端部側は中央部より
も幅の狭い矩形形状に形成されており、その中央
部には外部のリード線(図示せず)を接続するた
めの透孔12が形成されている。また、ターミナ
ルプレート10をターミナルホルダ4に差し込ん
でリベツト7によりかしめ加工する際に、リベツ
ト7と挿入部4aの空隙部の一端面(リベツト7
側の面)との間に位置する部位に相当する部分に
は、ターミナルプレート10の幅方向両側面に切
欠部13がそれぞれ形成されており、両方の切欠
部13,13の間には略楕円形状の透孔14が切
欠部13と所定の間隔をおいた状態で形成されて
いる。これら切欠部13および透孔14はターミ
ナルプレート10を打抜きプレスで成形する際に
同時に成形される。
次に、第2図に示されているターミナルプレー
ト10を使用したターミナル部の組立方法および
作用について説明する。
まず、電気式警音器本体ケース3に設けられた
孔部にターミナルホルダ4の底面突出部が嵌合さ
れる。孔部を形成されたコイルボビン5がこの底
面突出部に嵌合され、ターミナルプレート10が
ターミナルホルダ4の挿入部4aの空隙部から挿
入され、ターミナルプレート10の円形透孔11
とターミナルホルダ4の底面突出部内とコイルボ
ビン5の孔部とにリベツト7が嵌入された後、か
しめ加工される。
このかしめ加工の際、ターミナルプレート10
の幅方向に並設された切欠部13および透孔14
を結ぶ線に沿つてターミナルプレート10が屈曲
される。この屈曲によつてターミナルプレート1
0は第1図に示されているようにターミナルホル
ダ4内の底面に密着された状態になる。
この後、ターミナルホルダ4と電気式警音器本
体ケース3との間に形成される隙間およびターミ
ナルホルダ4内部はそれぞれ外部シール材層6お
よび内部シール材層9によつて封止される。この
とき、内部に注入されたシール材はターミナルプ
レート10に開設された切欠部13および透孔1
4を通つて反対側に回り込んで充填される。
前述のように、ターミナルホルダ4内部と挿入
部4aとの連通部に形成される段差部lにおい
て、ターミナルプレート10は屈曲されてターミ
ナルホルダ4内底面に確実に密着されるために浸
水経路が確実に遮断され、浸水を防止できる。
第3図は本考案の電気式警音器のターミナル部
に用いられるターミナルプレートの第2実施例を
示す平面図である。
第3図に示されているターミナルプレート15
は、第2図に示す透孔14が省略されているとと
もに、幅方向両側面に形成される切欠部16はタ
ーミナルプレート15の幅方向中心部側に延設さ
れた形状となつている。
このターミナルプレート15の場合、ターミナ
ルプレート15の幅方向中心部に透孔を有しない
が、切欠部16がターミナル15の幅方向中心部
側まで延設されているため、かしめ加工時に切欠
部16を結ぶ線に沿つて確実に屈曲され、この屈
曲部がターミナルホルダ4内底面に確実に密着さ
れる。
第4図は本考案の電気式警音器のターミナル部
に用いられるターミナルプレートの第3実施例を
示す平面図である。
第3実施例において、ターミナルプレート17
は円形透孔11の付近がワツシヤ形状に形成され
ており、ターミナルプレート17の幅方向両側面
にそれぞれ形成された切欠部18は略三角形状に
構成されている。このターミナルプレート17の
場合にも、かしめ加工時、切欠部18を結ぶ線に
沿つて確実に屈曲される。
第5図は本考案の電気式警音器のターミナル部
の第4実施例を示す縦断面図である。
このターミナル部においては、ターミナルホル
ダ4におけるターミナルプレート10の屈曲部分
に相当する位置に溝19が設けられている。
このターミナル部においては、ターミナルプレ
ート10は、かしめ加工時に切欠部13を結ぶ線
に沿つて屈曲されるとともに、内部シール材層9
による封止時にターミナルプレート10に形成さ
れた透孔14を介してシール材が溝19に充填さ
れる。その結果、ターミナルプレート10の屈曲
とともに、シール材層9による封止により浸水経
路はより確実に遮断される。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々変更可能なことはいうまでもない。
例えば、ターミナルプレートはターミナルホル
ダ内の段差部付近で屈曲可能な形状であるととも
に、屈曲した場合にも導電性を維持できるように
屈曲部分に導電可能な連通部が形成されるもので
あればよい。したがつて、例えば、空所部の形状
として、ターミナルプレートの幅方向に所定の間
隔をかいて複数個の透孔を形成してもよい。また
ターミナルプレートの幅方向に連続した溝、また
は断続した溝を設けてもよい。
また、ターミナルホルダに設けられる溝は、タ
ーミナルプレートの屈曲部に相当する位置のみに
限らず、この位置を含んだ環状、または半環状の
溝に形成することもできる。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案によれば、ターミ
ナルホルダ内にターミナルプレートを挿通させ、
ターミナルプレートをリベツト等によりかしめ加
工する際、ターミナルプレートはターミナルホル
ダの段差部付近にて確実に屈曲されることによ
り、ターミナルホルダ内底面に密着するため、タ
ーミナル部における浸水経路が遮断され、電気式
警音器本体の浸水を確実に防止することができ、
浸水による電気式警音器の機能低下を回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である電気式警音器
の要部を示す第6図I部の詳細図に相当する拡大
部分縦断面図、第2図はそれに使用されているタ
ーミナルプレートの平面図、第3図および第4図
はターミナルプレートの他の例をそれぞれ示す各
平面図、第5図は本考案の他の実施例である電気
式警音器の要部を示す拡大部分縦断面図、第6図
は電気式警音器を示す全体平面図、第7図は従来
例を示す拡大部分縦断面図、第8図はそのターミ
ナルプレートを示す平面図である。 1……電気式警音器本体、2……ターミナル
部、3……電気式警音器本体ケース、4……ター
ミナルホルダ、5……コイルボビン、6,9……
シール材層、7……リベツト、8,10,15,
17……ターミナルプレート、9……隙間、11
……円形透孔、12,14……透孔、13,1
6,18……切欠部、19……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 電気式警音器本体1の外側面にターミナル部
    2が配設され、このターミナル部2は本体ケー
    ス3に対してターミナルホルダ4がリベツト7
    により締結されており、ターミナルホルダ4に
    はその側面部に挿入部4aがターミナルホルダ
    4内の底面との間に段差部lをもつて形成さ
    れ、この挿入部4aからターミナルプレートが
    挿入されて、このターミナルプレートの透孔1
    1に前記リベツト7が挿通されてかしめ加工さ
    れており、さらに、前記ターミナルホルダ4内
    に内部シール材層9が形成されている電気式警
    音器において、 前記ターミナルプレート10,15,17に
    は空所部13,14,16,18が、前記リベ
    ツト7と前記挿入部4aのリベツト7側の端面
    との間に位置する部位に配されて、このターミ
    ナルプレートの幅方向に延在するように形成さ
    れており、 前記リベツト7のかしめ加工時に、このター
    ミナルプレート10,15,17のリベツト7
    に対向する部分がこの空所部13,14,1
    6,17を起点にして、前記ターミナルホルダ
    4内の底面方向に前記段差lだけ屈曲されて、
    このターミナルプレートのリベツト7に対向す
    る部分がターミナルホルダ4内の底面に密着さ
    れていることを特徴とする電気式警音器。 2 前記ターミナルホルダ4内の底面に溝19
    が、ターミナルプレート10の前記空所部14
    に対向する位置に形成されており、この溝19
    に空所部14を通して前記内部シール材層9が
    形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の電気式警音器。 3 ターミナルプレートの空所部が、ターミナル
    プレート15,17の幅方向両側面にそれぞれ
    形成された切欠部16,18により構成されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の電気式警音器。 4 ターミナルプレートの空所部が、ターミナル
    プレート10の幅方向両側面にそれぞれ形成さ
    れた切欠部13,13と、これらの切欠部1
    3,13との間に所定の間隔をおいて設けられ
    た透孔14とにより構成されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    気式警音器。
JP5448587U 1987-04-10 1987-04-10 Expired JPH0449680Y2 (ja)

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JP5448587U JPH0449680Y2 (ja) 1987-04-10 1987-04-10

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JPS63162400U JPS63162400U (ja) 1988-10-24
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