JP2007121109A - センサ装置 - Google Patents

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【課題】防水性向上のため丸棒状ターミナルを用いた場合であっても、平板状ターミナルとの間の電気溶接による大量生産を実現するセンサ装置を提供すること。
【解決手段】カップ状のケース21と、ケース21の内部に収容される検出素子22と、ケース21の内側に圧入嵌合される弾性体24と、検出素子22の端子に一端部で電気的に接続され弾性体24に圧入挿通する丸棒状ターミナル23と、丸棒状ターミナル23の他端部に一端部で電気的に接続される平板状ターミナル31と、少なくとも丸棒状ターミナル23と平板状ターミナル31との接続部と、ケース21の開口側を覆うモールド部30と、を備え、平板状ターミナル31の一端部は丸棒状ターミナル23と接触する位置に凸部31aを持つことを特徴とするセンサ装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、検出素子を気密性良くケーシングして耐水性、耐油性、耐候性を向上させたセンサ装置に関する。
ケース内にモールド部材により検出素子を固定したセンサ装置として、たとえば図5に示すように、自動車のタイヤと共に回転するセンサロータ1に対向して設けられ、ケース8内部に磁気抵抗素子、ホール素子等の磁電変換素子(検出素子)2を内蔵した回転センサ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この回転センサ装置において、円柱状のホルダ3は樹脂成形により、ターミナル4と一体に成形されている。ホルダ3を貫通した接続リード4の一端4’は、基板5に設けられる端子6に半田付けされ、端子6を介して検出素子2に電気的に接続されている。接続リード4の他端4”は接続ケーブル7に接続されている。接続リード4の他端4”は接続ケーブル7に接続されている。そして、このホルダ3が筒状のケース8に嵌入された後で、キャップ状の封止部材9が、樹脂成形によりモールド成形され、ケース8、ホルダ3、接続リード4及び接続ケーブル7の接続部分が液密的に封止されている。接続リード4は、リード線を使っているが、この部分にコネクタを設けるために、平板状のターミナルを設けることがある。この場合、平板状のターミナルは、一端が接続リード4に接続され、他端が封止部材9の設けられたコネクタ内に露出する。
特開平6−82478号公報(第3〜4頁、図1)
上述した回転センサにおいて、接続リードとホルダ3との間の防水性を高めるには、接続リードを丸棒状のターミナルにすることが望ましい。また、接続リードと平板状ターミナルとの間を効率よく接続するには、電気溶接を用いるのが好ましい。
しかし、丸棒と平板を電気溶接しようとすると、丸棒と平板の接触部は、線接触となり、溶接電流が分散され、溶接するためには大電流が必要となる。また、溶接棒(タングステン)の消耗が激しく、メンテナンスが頻繁となり、量産に適さない。
そこで、本発明においては、電気溶接等の手段を用いて丸棒状ターミナルと平板状ターミナルを接続するとともに、量産に適したセンサ装置を提供することを課題とする。
課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、センサ装置であって、カップ状のケースと、前記ケースの内部に収容される検出素子と、前記ケースの内側に圧入嵌合される弾性体と、前記検出素子の端子に一端部で電気的に接続され前記弾性体に圧入挿通する丸棒状ターミナルと、前記丸棒状ターミナルの他端部に一端部で電気的に接続される平板状ターミナルと、少なくとも前記丸棒状ターミナルと前記平板状ターミナルとの接続部と、前記ケースの開口側を覆うモールド部と、を備え、前記平板状ターミナルの前記一端部は丸棒状ターミナルと接触する位置に凸部を持つことを特徴としている。
検出素子はカップ状のケースに収容され、このケースには弾性体が圧入により嵌合されている。弾性体には検出素子に接続される丸棒状ターミナルが圧入により挿通されている。この場合、弾性体は弾性変形した状態で、ケースの内側及び丸棒状ターミナルとそれぞれ当接するので、この弾性変形分を、温度サイクル環境下での熱膨張を考慮して設定することで、センサ装置が温度サイクル環境のもとで使われる場合でも弾性体のもつ弾性力により、検出素子が設けられる部位を密閉することができる。丸棒状ターミナルは断面が円形をしているので、弾性体との液密性に優れている。平板状ターミナルの一端部は凸部をもち、その凸部が丸棒状ターミナルと略点接触するので、接触面が小さくなる。このため、平板状ターミナルと丸棒状ターミナルとの接続に対し、効率よく接続ができる。
また、請求項2に係る発明は請求項1に記載のセンサ装置であって、前記凸部は、前記丸棒状ターミナルの長手方向と略直交する樋(とい)状凸部であることを特徴としている。
平板状ターミナルと丸棒状ターミナルとの位置あわせが長手方向と直交する方向に多少ずれても点接触を確保でき、安定して接合することができる。
また、請求項3に係る発明は請求項1或いは2に記載のセンサ装置であって、前記検出素子は、回転検出素子であることを特徴としている。
回転センサ装置は、使用環境の厳しい自動車への用途が広い。弾性体がケース及び丸棒状ターミナルと弾性変形した状態で当接するので、回転検出素子が設けられる部位への水分、油分の浸入を確実に防止でき、用途の広い使用環境の厳しい自動車に広く使用することができる。
また、請求項4に係る発明は請求項1に記載のセンサ装置であって、丸棒状ターミナルと平板状ターミナルは溶接により接続される。
また、請求項5に係る発明は請求項1に記載のセンサ装置であって、丸棒状ターミナルと平板状ターミナルは電気溶接により接続される。
検出素子はケースに収容され、このケースには弾性体が圧入により嵌合されている。弾性体には検出素子に接続される丸棒状ターミナルが圧入により挿通されている。この場合、弾性体は弾性変形した状態で、ケース及び丸棒状ターミナルとそれぞれ当接するので、この弾性変形分を、温度サイクル環境下での熱膨張を考慮して設定することで、センサ装置が温度サイクル環境のもとで使われる場合でも弾性体のもつ弾性力により、検出素子が設けられる部位を密閉することができる。したがって、検出素子が設けられる部位への水分、油分の浸入を確実に防止でき、センサ装置の性能を長期に渡って確保することができる。特に、丸棒状のターミナルとすることで、液密性をよくすることができる。
また、平板状ターミナルと丸棒状ターミナルとの接触面が小さくなるので、より効率よく接続ができる。特に、平板状ターミナルと丸棒状ターミナルを電気溶接で接合する場合、溶接電流が小さい接触面に集中するようになり、高温発熱集中するようになる。したがって、金属同士の溶融がし易くなるため、丸棒と平板の間の溶接であっても、溶接電流を少なくすることができる。この結果、電力消費を抑えることができる他、電極の消耗も抑制でき、電極の定期交換時期が長くなるので、大量生産が可能となる。
また、平板状ターミナルに樋(とい)状凸部を設けることで、簡単に点接触を実現できる。したがって、容易に自動組付けができるようになる。)
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るセンサ装置10の構造を示す図である。図1に示すセンサ装置は、検出素子としてホールIC22を用いた磁気式回転センサ装置である。本実施形態においては、車両の車輪と共に回転するロータ11の回転速度を検出するための車速センサとして、回転センサ装置10が適用される例を説明する。
回転センサ装置10は、センサ本体20と、平板状ターミナル31と、モールド部30とからなる。センサ本体20は、磁性体であるロータ11に対向するように設けられる。ロータ11が回転すると、その回転がセンサ本体20のケース21に収容されたホールIC22によって検出される。そして、センサ本体20において検出された信号は、丸棒状ターミナル23を介して、モールド部30に埋設される平板状ターミナル31に伝達される。平板状ターミナル31の一端部は、図4に示すような長手方向と略直交する樋状凸部31aをもち、丸棒状ターミナル23の端部23bと略点接触した状態で接合されている。平板状ターミナル31の他端部31bは、モールド部30に一体形成される雌型ケーブルコネクタ32の内側に露出している。ケーブルコネクタ32には図示しないケーブルが接続されており、図示しない制御用コントローラに接続されている。
まず、センサ本体20について、図2を参照して説明する。図2は、図1におけるA−A断面図である。
センサ本体20は、ケース21と、ホールIC22と、一対の丸棒状ターミナル23と、ホルダ(弾性体)24と、カバー部材25と、を備えている。
ケース21は、カップ状であり、底有の略円筒状を呈している。ケース21の開口21aには、複数の爪部21b(同図中では、1つのみ符番を付す)が設けられている。
ホールIC22(検出素子)は、ケース21に収容されている。ホールIC22は、通過する磁束密度に応じた信号を出力する、公知の磁気検出素子である。なお、ホールIC22には、図示しないマグネットが内蔵されている。
丸棒状ターミナル23は、一対設けられ、例えば銅製で、その一端部23aは、溶接等により、ホールIC22の一対の端子部22aにそれぞれ電気的に接続されている。
ホルダ24は、柔軟性があり、弾性を有する材質(例えばゴム製)で、略円筒状を呈している。ホルダ24は、一対の丸棒状ターミナル23を挿通した後で、ケース21に圧入により嵌合する。
ホルダ24は、基部24aにおいて、ケース21に圧入により嵌合されている。基部24aの外周には、シール部24bが設けられている。シール部24bは、基部24aの外周の全周にわたって、その径方向に突出するように設けられ、所謂リップ状を呈している。ホルダ24の基部24aは、そのシール部24bが径方向に関して弾性変形した状態で、ケース21に嵌合されている。つまり、ホルダ24の基部24aがケース21に圧入により嵌合されるように、この圧入代(弾性変形分)を含んだシール部24bの形状が設定されている。この場合、ホルダ24の基部24aにおける外径は、ケース21の内径よりも、見かけ上、大きく形成されている。
また、基部24aには、その軸方向に貫通するように、一対の挿通孔24cが設けられている。この一対の挿通孔24cは、その中心間隔が、ホールIC22の一対の端子22aの中心間隔に略一致するように形成されており、挿通孔24cには、丸棒状ターミナル23が、圧入により挿通されている。挿通孔24cの内周には、シール部24dが、それぞれ設けられている。シール部24dは、挿通孔24cの内周の全周にわたって、その径方向に突出するように設けられ、所謂リップ状を呈している。ホルダ24の挿通孔24cにおいては、そのシール部24dが径方向に関して弾性変形した状態で、丸棒状ターミナル23が圧入により挿通されるように、この圧入代(弾性変形分)を含んだシール部24dの形状が設定されている。この場合、ホルダ24の挿通孔24cにおける内径は、丸棒状ターミナル23の外径よりも、見かけ上、小さく形成されている。
カバー部材25は、例えば樹脂製で、略円板状を呈している。図2に示すように、カバー部材25には、ホルダ24の挿通孔24cに対応して、一対の挿通孔25aが設けられている。この一対の挿通孔25aは、その中心間隔が、ホールIC22の一対の端子22aの中心間隔に略一致するように形成されており、この挿通孔25aには、丸棒状ターミナル23が圧入されている。また、カバー部材25の外周には、ケース21の爪部21bに対応して、複数の係合部25b(同図中では、1つのみ符番を付す)が設けられている。この係合部25bが、カバー部材21の開口21aの爪部21bに係合することで、ケース21の開口21aが、カバー部材25によって覆われるようになっている。なお、この場合、ホルダ24は、軸方向に関して弾性変形した状態で、ホールIC22とカバー部材25との間に介装されている。つまり、カバー部材25は、ホルダ24を介して、ホールIC22を圧接する状態となっている。なお、ホルダ24においては、ホールIC22とカバー部材25との間に弾性力を介して介装されるように、圧入代(弾性変形分)を含んだその軸方向の寸法が設定されている。
ホルダ24の基部24aにおいては、シール部24bとシール部24dとが、軸方向に関して、互いに分割されるように配置されている。また、カバー部材25は、下端部にホルダ24に係合する係合凸部25cをもち、ホルダ24は、その凸部25cに弾性変形して係合する係合凹部24eをもつ。この場合、丸棒状ターミナル23の圧入に起因して基部24aがその径方向に弾性変形するものの、この変形分(外径の拡大分)の影響が、ケース21に圧入により嵌合されるシール部24bには及びにくい構造となっている。これにより、ホルダ24の基部24aにおいては、前述の変形分が加わることでケース21に対する圧入代が必要以上に大きくなることが避けられ、ケース21に対する組み付け性を向上できる。また、カバー部材25が係合凸部25cをもち、ホルダ24が係合凹部24eをもつので、カバー部材25及びホルダ24に丸棒状ターミナル23を挿通し、カバー部材25をホールIC22側に押さえつけることで、ホールIC22とカバー部材25の間で押さえつけられたホルダ24がケース21との間、及び丸棒状ターミナル23との間で確実にシールを行う。
以上に説明した各部材からなるセンサ本体20の組み立てに際しては、まず、丸棒状ターミナル23を、ホルダ24の基部24aに設けられた挿通孔24c及びカバー部材25に設けられた挿通孔25aに、圧入により挿通する。次に、丸棒状ターミナルの一端をプレスにより潰し、平板状の一端部23aを形成する。この平板状の一端部23aにホールIC22の端子22aを電気溶接もしくは半田付けする。互いに組み立てられたこれら部材を、ケース21内に収容する。この際、ホルダ24をケース21の内面に圧入する。そして、カバー部材25を、これら部材が覆われるように、ケース21の開口21aに嵌合することで、センサ本体20の組立が完了する。
次に、丸棒状ターミナル23と平板状ターミナル31の接合について図3を参照して以下に説明する。図3は、丸棒状ターミナル23と平板状ターミナル31の接合工程を示す側面図(左)と部分断面図(右)であり、Aは、工程前、Bは、工程後をそれぞれ示している。
丸棒状ターミナル23の軸方向(長手方向)をz軸方向としたとき、平板状ターミナル31は、その長手方向がz軸方向となり、端部にz軸方向と直交するx軸方向に延びる樋状凸部31aをもっている。この平板状ターミナル31を矢印方向(z軸方向)に移動させて、樋状凸部31aを丸棒状ターミナル23の端部23bに重ねると、樋状凸部31aと端部23bとは、略点接触する。このとき、樋状凸部31aがx軸方向に延びる長さをwとすると、樋状凸部31aと端部23bとを重ね合わせる際のx軸方向の位置ずれが、wまで許容されるので、位置あわせが容易になる。
次に、その点接触した樋状凸部31aと端部23bとを抵抗溶接機の電極で挟んで溶接することで、図3Bに示す状態となる。このとき、溶接部が点接触しているため、溶接時の電流が集中して発熱し、低電流で溶接することができる。
因みに、平板状ターミナル31が、樋状凸部31aをもつ場合と、もたない場合について、溶接電流を比較したところ、樋状凸部31aをもつ場合の溶接電流が、もたない場合の溶接電流の約1/2であった。また、樋状凸部31aをもつ場合、電極の消耗を大幅に減らせることが確認された。
丸棒状ターミナル23への平板状ターミナル31の溶接が終了した後、ケース21には、カバー部材25を介して、モールド部30が樹脂成形により形成される(図1参照)。つまり、ケース21の開口21aは、カバー部材25を介して、モールド部30により封止される。なお、この樹脂成型時には、丸棒状ターミナル23と、丸棒状ターミナル23に接合された平板状ターミナル31も一体的に成型され、これにより、丸棒状ターミナル23及び平板状ターミナル31(コネクタの内側への露出部は除く)は、モールド部材30に埋設されるようになっている。
なお、図1の構成では、平板状ターミナル31の端部は、モールド部材30を樹脂成型されたときに形成されたケーブルコネクタ32の内側に露出し、雌型ケーブルコネクタとして機能するようにしているが、この他に、平板状ターミナル31の端部に被覆電線の端部を半田付けもしくは溶接にて固定し、被覆電線を介してセンサ装置の外部にコネクタを配置する構造としてもよい。
次に、本発明の回転センサ装置10を車速センサ装置に適用する例を説明する。
図1に示すように、回転センサ装置10は、例えば、車両のタイヤと共に回転するロータ11にケース21が対向するように設けられる。磁性体であるロータ11が回転すると、その外周の歯車の凹凸により、ケース21に収容されたホールIC22を通過する磁束密度が変化し、この磁束密度の変化が、ホールIC22で検出される。そして、ホールIC22の検出信号が、丸棒状ターミナル23、平板状ターミナル31、並びに、図示しないケーブルを経由して、図示しない制御用コントローラに伝達される。これにより、ロータ11の回転速度が検出され、回転センサ装置10は、車速センサ装置として機能する。
以上説明したように、本発明の回転センサ装置10によれば、ホールIC22は、カップ状のケース21に収容され、ケース21には、略筒状のホルダ24が、圧入により嵌合されている。そして、ホルダ24には、ホールIC22に電気的に接続される丸棒状ターミナル23が、圧入により挿通されている。この場合、ホルダ24においては、弾性変形した状態で、ケース21及び丸棒状ターミナル23とそれぞれ当接する。つまり、ホルダ24は、所定の圧入代を介して、ケース21及び丸棒状ターミナル23とそれぞれ当接する構造となっている。したがって、この圧入代を、温度サイクル環境下における熱膨張分を考慮してそれぞれ設定することで、温度サイクル環境下においても、ホルダ24のもつ弾性力により、ケース21においてホールIC22が設けられる部位を密閉できる。その結果、ケース21の外部(例えば、温度サイクル環境下において丸棒状ターミナル23とモールド部30との間に形成される隙間)からの水分、油分の浸入を確実8に防止でき、回転センサ装置10の性能を確保できる。
また、ケース21の開口21aを覆うカバー部材25は、ホルダ24を介して、ホールIC22に圧接されている。つまり、ホルダ24は、軸方向に関して弾性変形した状態で、ホールIC22とカバー部材25との間に介装され、これにより、ホールIC22においては、ホルダ24のもつ弾性力により、ケース21の軸方向に関する位置が規制される。したがって、ホールIC22を、ケース21に対して、防振された状態で固定できる。その結果、振動等に起因したホールIC22の劣化、検出性能の低下等を防止できる。
また、モールド部30は、カバー部材25を介して、ケース21に樹脂成形により形成される。この場合、カバー部材25は、係合部25bを介してケース21の開口21aに係合しているので、モールド部30を樹脂成形する際の成形圧は、カバー部材25により支持され、ケース21内には成形圧が作用しない。したがって、ケース21に収容されるホールIC22に成形圧が作用することを防止できる。その結果、樹脂成型時の成形圧の作用に起因したホールIC22の劣化、損傷を防止できる。
また、平板状ターミナル31の一端部は長手方向に延びる樋状凸部31aをもち、その樋状凸部31aが丸棒状ターミナル23の端部23bと略点接触するので、抵抗溶接で接合する場合、溶接電流を少なくすることができると共に、電極の消耗を抑えることができる。
本発明に係るセンサ装置の構造を示す図である。 図1におけるA−A断面図である。 センサ本体の丸棒状ターミナルと平板状ターミナルとを接合する工程を説明する図である。 図1における樋状凸部31aの斜視図である。 公知の回転センサ装置の構造を示す図である。
符号の説明
10・・・・・・・・・・・・回転センサ装置(センサ装置)
21・・・・・・・・・・・・ケース
22・・・・・・・・・・・・ホールIC(検出素子)
23・・・・・・・・・・・・丸棒状ターミナル
24・・・・・・・・・・・・ホルダ(弾性体)
30・・・・・・・・・・・・モールド部
31・・・・・・・・・・・・平板状ターミナル
31a・・・・・・・・・・・凸部(樋状凸部)

Claims (5)

  1. カップ状のケースと、
    前記ケースの内部に収容される検出素子と、
    前記ケースの内側に圧入嵌合される弾性体と、
    前記検出素子の端子に一端部で電気的に接続され前記弾性体に圧入挿通される丸棒状ターミナルと、
    前記丸棒状ターミナルの他端部に一端部で電気的に接続される平板状ターミナルと、
    少なくとも前記丸棒状ターミナルと前記平板状ターミナルとの接続部と、前記ケースの開口側を覆うモールド部と、を備え、
    前記平板状ターミナルの前記一端部は前記丸棒状ターミナルと接触する位置に凸部を持つことを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記凸部は、前記丸棒状ターミナルの長手方向と略直交する方向に延びる樋(とい)状凸部であることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記検出素子は、回転検出素子であることを特徴とする請求項1或いは2に記載のセンサ装置。
  4. 前記丸棒状ターミナルと前記平板状ターミナルは溶接により接続されることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  5. 前記丸棒状ターミナルと前記平板状ターミナルは電気溶接により接続されることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
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