JP2001307934A - 分割形変流器 - Google Patents

分割形変流器

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JP2001307934A
JP2001307934A JP2000124629A JP2000124629A JP2001307934A JP 2001307934 A JP2001307934 A JP 2001307934A JP 2000124629 A JP2000124629 A JP 2000124629A JP 2000124629 A JP2000124629 A JP 2000124629A JP 2001307934 A JP2001307934 A JP 2001307934A
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JP2000124629A
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Kei Kawaguchi
慶 川口
Tadaharu Tsuchimoto
忠晴 土本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品点数にて分割された鉄心を一体化
して鉄心分割部を密閉できる分割形変流器を提供するこ
と。 【解決手段】 第1鉄心1、及び2次コイル3の巻装さ
れた第2鉄心2を分割された絶縁材料製の第1ケース5
及び第2ケース6にそれぞれ収容し、同第1ケース5及
び第2ケース6をその各鉄心1,2の端面どうしが接合
され閉磁路を形成するよう一体化されて電路挿通用の窓
部9が形成されてなる分割形変流器である。第1ケース
5及び第2ケース6に、第1鉄心1及び第2鉄心2の接
合される各端面を露出させる露出孔51,61をそれぞ
れ設け、露出孔51,61が、第1鉄心1あるいは第2
鉄心2の何れか一方側にはその端部周囲間に溝状または
段差状の収容部7、他方側には同収容部7に略嵌挿され
る突状の被収容部8を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力量を計測する
に際して分電盤などに設置される分割形変流器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、分電盤に電力量管理装置を併
設して、例えば動力用、あるいは照明用等の各負荷種類
毎に、幹線から分岐されて分岐ブレーカを経て供給され
る分岐系統毎の使用電力量を計測することが行われてい
る。この場合、各分岐回路に流れる瞬時電流値に応じた
電流値対応信号と、該分岐回路へ印加される瞬時電圧値
に応じた電圧値対応信号とが電力量管理装置に入力され
る。そして、電流値対応信号を得る装置として変流器が
用いられるが、この変流器として、既設の分電盤へも容
易に設置できる分割形変流器が各種提案されている。
【0003】分割形変流器は、例えば特開平9−115
753として開示されているものは、第1鉄心、及び2
次コイルの巻装された第2鉄心を、分割された絶縁材料
製の第1ケース及び第2ケースにそれぞれ収容して第1
分割体、第2分割体を構成し、該各鉄心の端面を突き合
わせた状態で、その第1分割体及び第2分割体を2本の
固定ボルトにて一体的に締結して閉磁路を形成する。そ
の結果、計測を目的とする電路を貫通させる電路挿通用
の窓部が形成される。
【0004】したがって、第1ケース及び第2ケースの
分割された状態にて、当該窓部となる位置に分電盤内の
既設の電路を載置した後一体化し、分電盤内に配設させ
て鉄心分割部を密閉させ、適切に絶縁状態を維持して電
力量管理装置へ電流値対応信号を入力することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、第1鉄心、及び2次コイルの巻装
された第2鉄心を絶縁樹脂製の第1ケース及び第2ケー
スに内装させ、その絶縁樹脂の表面を覆う弾性体からな
る絶縁皮膜を各々備えて、第1分割体及び第2分割体を
構成している。そして、鉄心相互の突き合わせ部を包囲
して外部から密閉する筒状突起を、前記絶縁皮膜により
形成して鉄心分割部を密閉させている。そのため、構成
部材が多くなって部材コストが上昇し、さらに組み立て
の手間がかかるという問題があった。
【0006】また、第1分割体及び第2分割体を一体化
するために上記固定ボルトなどの固定具を使用するた
め、分電盤内の既設の電路の位置へ配設するに手間が掛
かり、さらに、分電盤内部の所定位置へ固定する固定手
段を別途設けて設置する必要もあって、施工にも手間の
掛かることが想定される。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、少ない部品点数にて分割
された鉄心を一体化して鉄心分割部を密閉できる分割形
変流器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分割形変流器にあっては、第1鉄心、及び
2次コイルの巻装された第2鉄心を分割された絶縁材料
製の第1ケース及び第2ケースにそれぞれ収容し、同第
1ケース及び第2ケースをその各鉄心の端面どうしが接
合され閉磁路を形成するよう一体化されて電路挿通用の
窓部が形成されてなる分割形変流器において、第1ケー
ス及び第2ケースに、前記第1鉄心及び第2鉄心の接合
される各端面を露出させる露出孔をそれぞれ設け、同露
出孔が、第1鉄心あるいは第2鉄心の何れか一方側には
その端部周囲間に溝状または段差状の収容部、他方側に
は同収容部に略嵌挿される突状の被収容部を有すること
を特徴としている。
【0009】この構成にて、その接合される端面の位置
する、第1鉄心と第2鉄心との鉄心分割部が、露出孔
の、溝状または段差状の収容部に突状の被収容部を略嵌
挿させ密閉される。
【0010】そして、上記第1鉄心及び第2鉄心を略コ
字状または略U字状とし、少なくとも第1ケースに前記
露出孔をもった該略コ字状または略U字状の対向部を挿
入させる筒状部を並設して前記各鉄心を窓部の外周側に
形成した開口から各ケース内に装着し、カバー体を該開
口に取着させるのが好ましく、さらには、前記筒状部の
一方先端部に第1ケース、第2ケース相互を連結する薄
肉状の連結部を設け、他方先端部それぞれに各ケース相
互を係着させる係着手段を設けて、該連結部を屈曲させ
て係着し一体化させるのが好ましい。
【0011】この場合、各ケース内には、略コ字状また
は略U字状の、第1鉄心、第2鉄心の対向部が筒状部に
挿入されて装着され、カバー体にて開口が封止される。
したがって、容易に収容させることができ、さらに、薄
肉状の連結部にて連結された各ケース相互を係着手段に
て係着させ一体化できて、ねじ等の固定具を用いること
なく各鉄心の端面どうしを接合させることができて、使
い勝手が良い。
【0012】また、上記第1鉄心及び第2鉄心を、その
接合される各端面が前記収容部、被収容部の各露出孔よ
り奥側となるよう第1ケース及び第2ケースに収容させ
るのが好ましい。この場合、収容部、被収容部の各露出
孔より奥側に、第1鉄心及び第2鉄心の接合される各端
面が位置して第1ケース及び第2ケースに収容される。
したがって、分割状態にて各鉄心の接合端面が傷つきに
くく、以て、性能を維持できる。
【0013】また、上記窓部の側縁となる第1ケースま
たは第2ケースの露出孔の中間に、紐状の固定部材を係
止させる係止片を設けるのが好ましい。この場合、係止
片に紐状の固定部材を係止させて、窓部に挿通される電
路へ分割形変流器を固定できる。
【0014】また、上記第2ケースの露出孔近傍に、ね
じ等の固定具の挿通される固定部を設けるのが好まし
い。この場合、ねじ等の固定具を、第2ケースの固定孔
等の固定部へ挿通させて該第2ケースを固定し、例えば
分電盤内の既設の電路を載置させて後に、各鉄心の端面
どうしを接合させて固定できる。
【0015】また、上記2次コイルの両端に、それによ
る検出電流の変化を電圧変化に変換する抵抗器を接続
し、同抵抗器を第2ケース内に収容するのが好ましい。
この場合、第2ケース内に収容されて2次コイル両端に
接続された抵抗器にて、検出電流の変化が電圧変化に変
換され外部装置に出力される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は、本発明の請求項
1乃至7全てに対応する一実施の形態を示し、図1は、
本発明の分割形変流器の、一実施の形態の概略構成を示
す断面図、図2は、同分割形変流器の外形を示し、
(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、
(d)は右側面図、(e)は裏面図、図3は、同分割形
変流器の分割状態を示す説明図、図4は、同分割形変流
器を示す斜視図、図5は、同分割形変流器の使用状態を
示す説明図、図6は、同分割形変流器の接続状態を示す
回路図、図7は、同分割形変流器の使用状態を示す他の
説明図である。
【0017】この実施の形態の分割形変流器は、第1鉄
心1、及び2次コイル3の巻装された第2鉄心2を分割
された絶縁材料製の第1ケース5及び第2ケース6にそ
れぞれ収容し、同第1ケース5及び第2ケース6をその
各鉄心1,2の端面どうしが接合され閉磁路を形成する
よう一体化されて電路挿通用の窓部9が形成されてなる
分割形変流器において、第1ケース5及び第2ケース6
に、前記第1鉄心1及び第2鉄心2の接合される各端面
を露出させる露出孔51,61をそれぞれ設け、同露出
孔51,61が、第1鉄心1あるいは第2鉄心2の何れ
か一方側にはその端部周囲間に溝状または段差状の収容
部7、他方側には同収容部7に略嵌挿される突状の被収
容部8を有する構成としている。
【0018】又、該実施の形態の分割形変流器において
は、第1鉄心1及び第2鉄心2を略コ字状または略U字
状とし、少なくとも第1ケース5に前記露出孔51をも
った該略コ字状または略U字状の対向部を挿入させる筒
状部52,52を並設して前記各鉄心1,2を窓部9の
外周側に形成した開口53,63から各ケース5,6内
に装着し、カバー体54,64を該開口53,63に取
着させ収容してもいる。
【0019】詳しくは、この分割形変流器は、図1に示
すように、上側に位置する第1ケース5に収容された第
1鉄心1、下側に位置する第2ケース6に収容された、
2次コイル3の巻装された第2鉄心2を、第1ケース
5、第2ケース6にその相互を連結する薄肉状の連結部
10を設け、第1ケース5、第2ケース6それぞれに各
ケース相互を係着させる係着手段55,65を設けて、
該連結部10を屈曲させて係着し、一体化させ分電盤内
部にて各分岐回路に流れる電流検出用の、電路挿通用の
窓部9を形成している。
【0020】第1鉄心1及び第2鉄心2は、この場合、
磁性材料にて同一の略コ字状に形成されたものであり、
第2鉄心2のコ字状の連結部分には2次コイル3が巻装
されている。この2次コイル3の両端には、1次側とな
る、上記分岐回路に接続された電路に流れる瞬時電流値
に対応した、2次コイル3による検出電流の変化を電圧
変化に変換する抵抗器4が接続されており(図6参
照)、同抵抗器4を第2ケース6内に収容しするように
している。したがって、例えば、電力量管理装置に接続
されている入力配線の接続が万一外れた場合でも、感電
事故を防止することができる。なお、2次コイル3の両
端には、電流値対応信号となる電圧出力信号を電力量管
理装置へ入力する外部電線33が設けられている。
【0021】第1ケース5、第2ケース6は、この場
合、熱可塑性樹脂材料にて、連結部10にて連結されて
1つの部材として形成された略コ字状成型体で、第1ケ
ース5、第2ケース6には、図1に示す上側、下側でそ
の各コ字状の中間部に、上記第1鉄心1、第2鉄心2を
それぞれ挿入するための開口53,63が設けられてい
る。この場合、第1ケース5、第2ケース6には、コ字
状の第1鉄心1、第2鉄心2の対向部となる部分を挿入
させる筒状部52,62がそれぞれ並設され、この筒状
部52,62の一方先端部に第1ケース5、第2ケース
6相互を連結する薄肉状の連結部10を設け、他方先端
部それぞれに各ケース相互を係着させる係着手段とな
る、第1ケース5側には横向きの係着突起55、及び第
2ケース6側にはこの係着突起55と係合するよう上向
きに突出した略コ字状に係着片65を設けて、連結部1
0を屈曲させて同係着手段にて係着し一体化されるよう
になっている。
【0022】また、この第1ケース5、第2ケース6
は、筒状部52,62を、上記第1鉄心1及び第2鉄心
2のコ字状の対向部の高さより高くなるようにそれぞれ
形成してあり、図3に示したように、第2鉄心2の端面
を露出させる露出孔61,61となる筒状部62,62
の先端に第2鉄心2の端部周囲間に段差状の収容部7、
第1鉄心1の端面を露出させる露出孔51,51となる
筒状部52,52の先端には上記収容部7に略嵌挿され
る突状の被収容部8をそれぞれ設けて、その接合される
各端面が収容部7、被収容部8の各露出孔51,61よ
り奥側となるよう第1ケース5及び第2ケース6に収容
されるようになっており、分割状態にて各鉄心の接合端
面が傷つきにくく、以て、瞬時電流値に応じた電流値対
応信号の検出性能を維持できるようにしてある。
【0023】なお、第1鉄心1及び第2鉄心2は、開口
53,63から各ケース5,6内に装着された状態で、
カバー体54に設けられた弾性をもったばね片(54
a)にてコ字状の中間部が押圧されて、確実に露出孔5
1,61に向けて位置決め収容され接合面を密着させる
ようになっている。
【0024】第2ケース6には、この場合、第2鉄心2
の接合される端面を露出させる露出孔61を先端にもっ
た筒状部62,62の中間で、上記窓部9の側縁となる
コ字状の中間部に、結束バンドと呼ばれている紐状の合
成樹脂製の固定部材11(図7参照)を係止させる、下
向きに突出した側面視略L字状の係止片66,66が、
該窓部9の前後にそれぞれ設けられている。また、図
2、3に示すように、露出孔61,61の近傍で、基台
となるコ字状の中間部の隅部対向箇所に、ねじ等の固定
具の挿通される、肉逃がしを兼ねた固定部に相当する固
定孔67,67が設けられている。したがって、係止片
66,66に上記のような固定部材11を係止させて、
窓部9に挿通される電路へ分割形変流器を固定したり、
あるいは、ねじ等を、固定孔67,67へ挿通させて第
2ケース6を固定し、例えば分電盤内の既設の電路を載
置させて後に、各鉄心の端面どうしを接合させて固定で
きるので、容易に設置固定させることができて使い勝手
が良い。
【0025】上記の分割形変流器を組み立てる場合、ま
ず、第1ケース5及び第2ケース6の各ケース内に、略
コ字状の第1鉄心1、第2鉄心2の対向部が筒状部5
2,62に挿入されて装着された後、その各ケースの開
口53,63にカバー体54,64が装着されて容易に
封止される。このとき、第2鉄心2には、予め、それに
よる検出電流の変化を電圧変化に変換する抵抗器4の接
続された2次コイル3が巻装されている。
【0026】また、分割形変流器を使用する際には、図
4に示すように、第1ケース5及び第2ケース6の各ケ
ースの接合される端面の位置する、第1鉄心1と第2鉄
心2との鉄心分割部が、露出孔51,61の段差状の収
容部7に突状の被収容部8が略嵌挿されて密閉され窓部
9が形成される。この分割形変流器は、多くの場合、分
電盤に内蔵されて、その窓部9には、例えば、所定の分
岐回路毎の同分電盤の同一相である、R相と呼ばれてい
る単相三線配電方式の中性線と一方の電圧線との間、あ
るいはT相と呼ばれている単相三線配電方式の中性線と
他方の電圧線との間にて、それぞれが負荷装置へ供給す
る複数の分岐開閉器の入力側となる電路の何れか一方が
挿通されて使用される。
【0027】このとき、従来の技術の項にて述べた電力
量管理装置には、図5に示すように、そのR相用のも
の、及びT相用のものの各外部電線33,33が、1つ
のコネクタハウジング12を介して接続される。コネク
タハウジング12には、電力量管理装置側に設けられた
コネクタ端子(図示せず)が挿入されるが、このコネク
タ端子とコネクタハウジング12とは、同図の如く角状
と円状とをもった嵌合装着部が設けられており、図6に
示すような、各分割形変流器出力の極性に整合する状態
でなければ接続することのできない誤極性接続防止構造
となっている。したがって、極性を容易に整合させて、
間違いが生ずること無く正しい電力量が計測できる。
【0028】また、適切な設置場所を分電盤内に確保で
きないときには、図7に示すように、まず、(a)に示
す如く第1ケース5及び第2ケース6を分割状態とし
て、その筒状部62,62の中間部分に電路Aを設け、
次いで、(b)に示すように、薄肉状の連結部10にて
連結された各ケース5,6相互を係着手段にて係着させ
一体化した後に、該電路Aを係止片66に紐状の固定部
材11を係止させて、窓部に挿通される電路Aへ分割形
変流器を固定させることもできる。
【0029】したがって、以上説明した分割形変流器に
よると、その接合される端面の位置する、第1鉄心1と
第2鉄心2との鉄心分割部が、露出孔51,61の、段
差状の収容部7に突状の被収容部8を略嵌挿させ密閉さ
れるので、少ない部品点数にて分割された鉄心を一体化
して鉄心分割部を密閉させることができる。
【0030】そして、各ケース5,6内には、略コ字状
の、第1鉄心1、第2鉄心2の対向部が筒状部52,6
2に挿入されて装着され、カバー体54,64にて開口
53,63が封止されるので、容易に収容させることが
できる。また、薄肉状の連結部10にて連結された各ケ
ース5,6相互を係着手段にて係着させ一体化できて、
ねじ等の固定具を用いることなく各鉄心の端面どうしを
接合させることができ、以て、使い勝手が良い。
【0031】また、収容部7、被収容部8の各露出孔5
1,61より奥側に、第1鉄心1及び第2鉄心2の接合
される各端面が位置して第1ケース5及び第2ケース6
に収容されるので、分割状態にて各鉄心の接合端面が傷
つきにくく、以て、瞬時電流値に応じた電流値対応信号
の検出性能を維持できる。また、係止片66に紐状の固
定部材11を係止させて、窓部9に挿通される電路Aへ
分割形変流器を固定できるので、固定スペースの無い場
合でも容易に安定固定できる。また、ねじ等の固定具
を、第2ケース6の固定孔67へ挿通させて該第2ケー
ス6を固定し、例えば分電盤内の既設の電路を載置させ
て後に、各鉄心の端面どうしを接合させて固定できるの
で、容易に分電盤内へ設置できてより使い勝手が良い。
また、第2ケース6内に収容されて2次コイル両端に接
続された抵抗器4にて、検出電流の変化が電圧変化に変
換され外部装置に出力されるので、例えば、電力量管理
装置に接続されている入力配線の接続が万一外れた場合
でも感電事故を防止することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上述の実施態様の如く実施さ
れて、請求項1記載の分割形変流器にあっては、少ない
部品点数にて分割された鉄心を一体化して鉄心分割部を
密閉させることができる。
【0033】また、請求項2記載の分割形変流器にあっ
ては、各ケース内には、略コ字状または略U字状の、第
1鉄心、第2鉄心の対向部が筒状部に挿入されて装着さ
れ、カバー体にて開口が封止されるので、容易に収容さ
せることができる。
【0034】また、請求項3記載の分割形変流器にあっ
ては、薄肉状の連結部にて連結された各ケース相互を係
着手段にて係着させ一体化できて、ねじ等の固定具を用
いることなく各鉄心の端面どうしを接合させることがで
き、以て、使い勝手が良い。
【0035】また、請求項4記載の分割形変流器にあっ
ては、収容部、被収容部の各露出孔より奥側に、第1鉄
心及び第2鉄心の接合される各端面が位置して第1ケー
ス及び第2ケースに収容されるので、分割状態にて各鉄
心の接合端面が傷つきにくく、以て、瞬時電流値に応じ
た電流値対応信号の検出性能を維持できる。
【0036】また、請求項5記載の分割形変流器にあっ
ては、係止片に紐状の固定部材を係止させて、窓部に挿
通される電路へ分割形変流器を固定できるので、固定ス
ペースの無い場合でも容易に安定固定できる。
【0037】また、請求項6記載の分割形変流器にあっ
ては、ねじ等の固定具を、第2ケースの固定部へ挿通さ
せて該第2ケースを固定し、例えば分電盤内の既設の電
路を載置させて後に、各鉄心の端面どうしを接合させて
固定できるので、容易に分電盤内へ設置できてより使い
勝手が良い。
【0038】また、請求項7記載の分割形変流器にあっ
ては、第2ケース内に収容されて2次コイル両端に接続
された抵抗器にて、検出電流の変化が電圧変化に変換さ
れ外部装置に出力されるので、例えば、電力量管理装置
に接続されている入力配線の接続が万一外れた場合でも
感電事故を防止することができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分割形変流器の、一実施の形態の概略
構成を示す断面図である。
【図2】同分割形変流器の外形を示し、(a)は平面
図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側
面図、(e)は裏面図である。
【図3】同分割形変流器の分割状態を示す説明図であ
る。
【図4】同分割形変流器を示す斜視図である。
【図5】同分割形変流器の使用状態を示す説明図であ
る。
【図6】同分割形変流器の接続状態を示す回路図であ
る。
【図7】同分割形変流器の使用状態を示す他の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 第1鉄心 2 第2鉄心 3 2次コイル 5 第1ケース 51 露出孔 6 第2ケース 61 露出孔 7 収容部 8 被収容部 9 窓部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1鉄心、及び2次コイルの巻装された
    第2鉄心を分割された絶縁材料製の第1ケース及び第2
    ケースにそれぞれ収容し、同第1ケース及び第2ケース
    をその各鉄心の端面どうしが接合され閉磁路を形成する
    よう一体化されて電路挿通用の窓部が形成されてなる分
    割形変流器において、 第1ケース及び第2ケースに、前記第1鉄心及び第2鉄
    心の接合される各端面を露出させる露出孔をそれぞれ設
    け、同露出孔が、第1鉄心あるいは第2鉄心の何れか一
    方側にはその端部周囲間に溝状または段差状の収容部、
    他方側には同収容部に略嵌挿される突状の被収容部を有
    することを特徴とする分割形変流器。
  2. 【請求項2】 第1鉄心及び第2鉄心を略コ字状または
    略U字状とし、少なくとも第1ケースに前記露出孔をも
    った該略コ字状または略U字状の対向部を挿入させる筒
    状部を並設して前記各鉄心を窓部の外周側に形成した開
    口から各ケース内に装着し、カバー体を該開口に取着さ
    せ収容した請求項1記載の分割形変流器。
  3. 【請求項3】 前記筒状部の一方先端部に第1ケース、
    第2ケース相互を連結する薄肉状の連結部を設け、他方
    先端部それぞれに各ケース相互を係着させる係着手段を
    設けて、該連結部を屈曲させて係着し一体化させた請求
    項2記載の分割形変流器。
  4. 【請求項4】 第1鉄心及び第2鉄心を、その接合され
    る各端面が前記収容部、被収容部の各露出孔より奥側と
    なるよう第1ケース及び第2ケースに収容させた請求項
    1乃至3のいずれか一つの請求項に記載の分割形変流
    器。
  5. 【請求項5】 窓部の側縁となる第1ケースまたは第2
    ケースの露出孔の中間に、紐状の固定部材を係止させる
    係止片を設けた請求項1乃至4のいずれか一つの請求項
    に記載の分割形変流器。
  6. 【請求項6】 第2ケースの露出孔近傍に、ねじ等の固
    定具の挿通される固定部を設けた請求項1乃至5のいず
    れか一つの請求項に記載の分割形変流器。
  7. 【請求項7】 2次コイルの両端に、それによる検出電
    流の変化を電圧変化に変換する抵抗器を接続し、同抵抗
    器を第2ケース内に収容した請求項1乃至6のいずれか
    一つの請求項に記載の分割形変流器。
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