JP2771468B2 - 電流検出器の構造及び電線への取付方法 - Google Patents

電流検出器の構造及び電線への取付方法

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JP2771468B2
JP2771468B2 JP7072021A JP7202195A JP2771468B2 JP 2771468 B2 JP2771468 B2 JP 2771468B2 JP 7072021 A JP7072021 A JP 7072021A JP 7202195 A JP7202195 A JP 7202195A JP 2771468 B2 JP2771468 B2 JP 2771468B2
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    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/18Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using inductive devices, e.g. transformers
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、電線路に装着して
線路電流を検出する電流検出器の構造及び電線への取付
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のこの種の電流検出器としては、
例えば特開平4−106477号公報に示すような構成
のものが知られている。この従来の電流検出器は、第1
分割体と第2分割体とに分割して構成されている。第1
分割体は、一対の締付部を有する第1ホルダに第1分割
コアを取着するとともに、その第1分割コア中に電流セ
ンサを介装し、それらの外周に絶縁被覆をモールドして
形成されている。第2分割体は、一対の締付部を有する
第2ホルダに第2分割コアを取着し、それらの外周に絶
縁被覆をモールドして形成されている。そして、第1分
割体と第2分割体との間に電線を挟持した状態で、両ホ
ルダの締付部をボルト及びナットにより締め付けて、電
流検出器を電線上に装着するようになっている。
【0003】また、この従来の電流検出器においては、
第1分割体の第1ホルダに絶縁収容筒が固定されてい
る。この絶縁収容筒内には先端部側から光ファイバより
なる信号線が挿通され、その信号線が電流センサ側の光
ファイバにレーザにより接合されている。そして、絶縁
収容筒内にはシリコーングリス等の絶縁物が充填され、
この状態で絶縁収容筒、第1ホルダ及び第1分割コアの
外周に前記絶縁被覆がモールドされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、この従来
の電流検出器では、両分割体におけるホルダ上の締付部
が絶縁被覆の両側に突出され、絶縁被覆の外側において
締付部をボルト及びナットにより締め付けるようになっ
ている。このため、両分割体を電線の挟持状態に組み付
けた後に、それらの外周に絶縁カバーを装着しなければ
ならず、構造が複雑で組付が面倒であるとともに、全体
が大型になるという問題があった。
【0005】また、従来の電流検出器では、絶縁収容筒
の先端部側から光ファイバよりなる信号線を挿通し、絶
縁収容筒の基端部側において、その信号線を電流センサ
側の光ファイバにレーザにより接合している。このた
め、電流センサに対する信号線の接続作業が面倒で時間
がかかるという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その主たる
目的は、両分割体を電線の挟持状態に組み付けた後に、
それらの外周に絶縁カバーを装着する必要がなく、構造
が簡単で組付を容易に行うことができるとともに、全体
を小型にすることができる電流検出器の構造及び電線へ
の取付方法を提供することにある。
【0007】この発明のその他の目的は、電流センサに
対する信号線の接続作業を容易かつ短時間に行うことが
できる電流検出器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明では、締付部を有する第
1ホルダに第1分割コアを取着し、それらの外周に絶縁
被覆を施してなる第1分割体と、締付部を有する第2ホ
ルダに第2分割コアを取着し、それらの外周に絶縁被覆
を施してなる第2分割体と、第1分割体の第1分割コア
中に介装された電流センサとを備え、第1分割体と第2
分割体との間に電線を挟持した状態で、両ホルダの締付
部を締付手段により締め付けて、電線上に装着するよう
にした電流検出器において、前記各分割体の絶縁被覆
は、締付部を含めてホルダ及び分割コアの外周全体を包
囲するように形成したものである。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載された電流検出器において、前記締付手段は一方のホ
ルダの締付部から他方のホルダの締付部に螺合される一
対のボルトよりなり、一方のボルトには所定以上の螺退
回転を規制するための規制手段を設けるとともに、他方
のボルトには螺退時の脱落を防止するための脱落防止手
段を設けたものである。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載された電流検出器において、前記第1分割体の第1ホ
ルダには軸線方向に沿って分割可能な絶縁収容筒を取り
付け、その絶縁収容筒内において、電流センサから延び
る光ファイバの信号線を、外部引き出し用の光ファイバ
の信号線に対し、コネクタを介して接続したものであ
る。
【0011】請求項4に記載の電線に対する電流検出器
の取付方法の発明では、第1ボルトのみが所定量螺合さ
れたままの状態で、その第1ボルトを中心に第2分割体
を第1分割体に対し相対回動させて、第1分割体の電線
挟持部を開放させ、次に、その第1分割体の電線挟持部
上に電線を挿入し、さらに、前記第1ボルトを中心に第
2分割体を第1分割体に対し相対回動させて、第1分割
体の電線挟持部を閉鎖し、その後、第1ボルトを締め付
けるとともに、両分割体の締付部に第2ボルトを螺合し
て、両分割体の分割コアを結合するものである。
【0012】
【作用】 請求項1に記載の電流検出器では、各分割体
の絶縁被覆が、締付部を含めてホルダ及び分割コアの外
周全体を包囲するように形成されている。このため、両
分割体を電線の挟持状態に組み付けた後に、それらの外
周に絶縁カバーを装着して、両ホルダの締付部及び締付
手段を被覆する必要がない。従って、電流検出器の構造
を簡単にできて、組付を容易に行うことができるととも
に、全体を小型にすることができる。
【0013】また、請求項2に記載の電流検出器では、
ボルトを取り付けたままの状態で、第2分割体を第1分
割体に対し開閉回動させることにより、電流検出器を電
線に取り付けることができる。従って、電線に対する電
流検出器の取付作業を容易かつ短時間に行うことができ
る。
【0014】さらに、請求項3に記載の電流検出器にお
いて、光ファイバの信号線を接続する場合には、絶縁収
容筒を分割開放した状態で、その絶縁収容筒内にて、電
流センサから延びる信号線を、コネクタにより外部引き
出し用の信号線に接続する。その後、絶縁収容筒を閉鎖
すればよい。従って、電流センサに対し光ファイバより
なる信号線を容易に接続することができて、その接続作
業を容易かつ短時間に行うことができる。
【0015】請求項4に記載の電流検出器の取付方法に
おいては、第1ボルトを中心にして、第2分割体を第1
分割体に対し開閉回動させることにより、電流検出器を
電線に取り付けることができる。従って、電線に対する
電流検出器の取付作業を容易かつ短時間に行うことがで
きる。
【0016】
【実施例】 以下、この発明の一実施例を、図面に基づ
いて説明する。図1〜図4に示すように、この実施例の
電流検出器11は第1分割体12及び第2分割体13に
分割して構成され、第1分割体12の外端面には信号線
接続部14が突設されている。そして、この第1分割体
12と第2分割体13との間に電線15を挟持した状態
で、電流検出器11が電線15上に装着され、線路電流
を検出するようになっている。
【0017】前記第1分割体12は、第1ホルダ16上
に第1コアケース17を介して第1分割コア18を位置
決め載置するとともに、それらの外周のほぼ全体にゴム
等の絶縁材よりなる第1絶縁被覆19を施して形成され
ている。第1ホルダ16は合成樹脂により形成され、そ
の両端には締付部としての一対のボルト挿通筒20がネ
ジ込み固定されている。そして、これらのボルト挿通筒
20も両端面を除いて、第1絶縁被覆19中に埋設され
ている。
【0018】前記第1コアケース17は合成樹脂により
形成され、ケース本体21と、その両端上部に突設され
た一対の筒状部22と、押え板23とから構成されてい
る。第1分割コア18は、ケイ素鋼板の積層体よりなる
一対のL形コア18a,18bから構成され、第1コア
ケース17内においてほぼ半環状に配置されて押え板2
3と複数のネジ25により本体ケース上に保持され、か
つそれぞれ両端を筒状部22の上端から突出するように
保持されている。電流センサ24は第1分割コア18の
両L型コア18a,18b間に配置されて押え板23と
接着剤により固定され、その外底面には光ファイバより
なる一対の信号線26が延出されている。
【0019】前記第2分割体13は、第2ホルダ27上
に第2コアケース28を介して第2分割コア29を位置
決め載置するとともに、それらの外周のほぼ全体にゴム
等の絶縁材よりなる第2絶縁被覆30を施して形成され
ている。第2ホルダ27は合成樹脂により形成され、そ
の両端には締付部としての雌ネジ筒31,39が溶接固
定されている。一方の雌ネジ筒31は、第2分割体13
より突出するように長く形成されている。そして、これ
らの雌ネジ筒31,39も開口端縁を除いて、第2絶縁
被覆30中に埋設されている。
【0020】前記第2コアケース28は合成樹脂により
形成され、ケース本体32と、押え板33とから構成さ
れている。第2分割コア29は、ケイ素鋼板の積層体に
よりほぼ角柱状に形成され、第2コアケース28内に収
容配置されている。そして、両分割コア18,29の両
端部は櫛歯状に形成され、これらの櫛歯状端部を互いに
係合させることによって、第1分割体12及び第2分割
体13が電線15を取り囲んだ状態に組み付け配置され
る。
【0021】各一対のガイド突片34は前記第1分割コ
ア18の両端部の前後に位置するように、第1コアケー
ス17の各筒状部22上に突出形成されている。各一対
のガイド孔35は第2分割コア29の両端部の前後に位
置するように、第2コアケース28と第2絶縁被覆30
との間に形成されている。そして、これらのガイド突片
34がガイド孔35に嵌合することによって、両分割コ
ア18,29の櫛歯状端部が所定位置に係合される。
【0022】締付手段を構成する第1及び第2の締付ボ
ルト36,37は、前記第1分割体12と第2分割体1
3との間に電線15を挟持した状態で、第1分割体12
の各ボルト挿通筒20から突出して第2分割体13の各
雌ネジ筒31に螺合されている。そして、これらの締付
ボルト36,37の締め付けにより、両分割体12,1
3が相互に結合固定されて、電流検出器11が電線15
上に装着される。
【0023】一対の段差部38は前記各ボルト挿通筒2
0の内周に形成され、それらの上面にはバネ座金39が
載置されている。規制手段を構成する規制リング40は
第1締付ボルト36上に取り付けられ、第1締付ボルト
36を螺退回転させたとき、この規制リング40が段差
部38に当接して、第1締付ボルト36のそれ以上の螺
退回転が規制される。脱落防止手段を構成するストップ
リング41は第2締付ボルト37上に取り付けられ、第
2締付ボルト37を螺退回転させたとき、このストップ
リング41が段差部38に当接して、ボルト挿通筒20
からの第2締付ボルト37の脱落が防止される。なお、
この実施例では、規制リング40およびストップリング
41として、Cリングを使用した。
【0024】図1、図5及び図6に示すように、前記信
号線接続部14における絶縁収容筒42は第1ホルダ1
6の中央に螺合され、ナット43により回り止め固定さ
れている。この絶縁収容筒42は合成樹脂により円筒状
に形成され、そのほぼ下半分が軸線方向に沿って本体部
42aと蓋体部42bとに2分割されて、複数のネジ4
4により組み付け固定されている。
【0025】外部引き出し用のケーブル45は前記絶縁
収容筒42内に下端部から挿通され、一対の光ファイバ
よりなる信号線46とケーブル45に張力を付与するテ
ンションメンバ47とを、保護チューブ48内に引き揃
えて構成されている。一対の接続端子49は各信号線4
6の先端に取り付けられ、この接続端子49により信号
線46を図示しない測定器に接続できるようになってい
る。
【0026】一対のフェルール型のコネクタ50は、電
流センサ24から延びる信号線26と外部引き出し用の
信号線46との間に配設されている。各コネクタ50
は、信号線26の端部に固定された本体部51と、その
本体部51に嵌着された縦方向の割り溝を有するスリー
ブ52と、信号線46に固定された接続部53とから構
成され、接続部53をスリーブ52内に嵌挿して、両信
号線26,46を同軸状に接合することにより、両信号
線26,46を接続できるようになっている。
【0027】シリコーングリス等よりなる高粘度の絶縁
物54は前記絶縁収容筒42内に充填され、この絶縁物
53によって各信号線26,46及びコネクタ50が絶
縁収容筒42内に密封状態で保持される。そして、前記
第1分割体12の第1絶縁被覆19が、この絶縁収容筒
42の外周を経てケーブル45の端部外周まで延長形成
され、絶縁収容筒42と対応する部分には絶縁ひだ55
が一体に形成されている。
【0028】次に、前記のように構成された電流検出器
の取り付け方法について説明する。さて、この電流検出
器11を電線15に装着する場合には、図1に示す両分
割体12,13の結合状態において、第1締付ボルト3
6を螺退回転させると、規制リング40が段差部38に
当接係合して、第1締付ボルト36のそれ以上の螺退回
転が規制される。また、第2締付ボルト37を螺退回転
させると、ストップリング41が段差部38上に当接し
て、ボルト挿通筒20からの第2締付ボルト37の脱落
が防止される。そして、この両ボルト36,37の螺退
回転により、図7に実線で示すように、第2分割体13
を第1分割体12上から離間させることができる。
【0029】このように、第1締付ボルト36が雌ネジ
筒31に所定量螺合されたままの状態で、図7に鎖線で
示すように、第1締付ボルト36を中心に、第2分割体
13を第1分割体12に対しほぼ90度だけ相対回動さ
せると、第1分割体12の上面の電線挟持部が開放され
る。この場合、第1締付ボルト36は第2締付ボルト3
7の雌ネジ筒39より長い雌ネジ筒31に螺着されてい
るので、両分割体12,13は第2締付ボルト37が離
脱しても第1締付ボルト36を介して連結されている。
従って、この状態で第1分割体12の電線挟持部上に、
電線15を挿入することができる。
【0030】その後、第1締付ボルト36を中心に、第
2分割体13を第1分割体12に対しほぼ90度だけ復
帰回動させると、図7に実線で示すように、第1分割体
12の電線挟持部が閉鎖される。この状態で、第1締付
ボルト36を締め付けるとともに、第2締付ボルト37
を雌ネジ筒31に螺合して締め付けると、図1に示すよ
うに、両分割体12,13の分割コア18,29が櫛歯
状の両端部において互いに係合して、両分割体12,1
3が結合状態に組み付け固定される。これにより、電流
検出器11全体を電線15上に装着することができる。
【0031】以上のように、この実施例の電流検出器に
おいては、第1分割体12の第1絶縁被覆19が、締付
部としてのボルト挿通筒20を含めて、第1ホルダ16
及び第1分割コア18の外周全体を包囲するように形成
されている。また、第2分割体13の第2絶縁被覆30
も、締付部としての雌ネジ筒31を含めて、第2ホルダ
27及び第2分割コア29の外周全体を包囲するように
形成されている。
【0032】そのため、各分割体の締付部が絶縁被覆の
両側に突出されている従来構成のように、両分割体を電
線の挟持状態に組み付けた後、それらの外周に絶縁カバ
ーを装着して、締付部及び締付ボルト等を被覆する必要
がない。従って、電流検出器11の構造を簡単にでき
て、組付を容易に行うことができるとともに、電流検出
器11全体を小型にすることができる。
【0033】また、この実施例の電流検出器11におい
ては、第1締付ボルト36上に規制手段としての規制リ
ング40が取り付けられるとともに、第2締付ボルト3
7上に脱落防止手段としてのストップリング41が取り
付けられている。そのため、両締付ボルト36,37を
取り付けたままの状態で、第1締付ボルト36を中心に
して、第2分割体13を第1分割体12に対し開閉回動
させることにより、電流検出器11を電線15に取り付
けることができる。従って、電線15に対する電流検出
器11の取付作業を容易かつ短時間に行うことができ
る。
【0034】さらに、この実施例の電流検出器において
は、信号線接続部14の絶縁収容筒42が、ほぼ下半部
で軸線方向に沿って本体部42aと蓋体部42bとに分
割されている。また、この絶縁収容筒42内において、
電流センサ24から延びる光ファイバの信号線26が、
外部引き出し用ケーブル45中の光ファイバの信号線4
6に対し、コネクタ50を介して接続されるようになっ
ている。
【0035】このため、絶縁収容筒42の蓋体部42b
を取り外して、本体部42aを開放した状態で、その本
体部42a内にて、コネクタ50により各信号線26,
46を接続した後、蓋体部42bを本体部42aに取り
付ければよい。従って、電流センサ24に対し光ファイ
バよりなる信号線を容易に接続することができて、その
接続作業を容易かつ短時間に行うことができる。
【0036】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (a)規制リング40またはストップリング41とし
て、Cリングに代え、ボルト36,37の所定位置に突
起を設けること。 (b)締付ボルト36,37として、それぞれ同一径の
ものを使用すること。 (c)一方のボルト36に設けられる規制手段を省略し
て、ボルト37に設けられる脱落防止手段と同じ構成と
すること。
【0037】また、前記実施例より把握される技術的思
想について、以下に記載する。 (1)前記第1分割コアの両端部の前後には、各一対の
ガイド突片を第1分割コアを収容するケース上に突出形
成するとともに、各一対のガイド孔を第2分割コアの両
端部の前後に位置するように、第2分割コアを収容する
ケースと第2絶縁被覆との間に形成した請求項1に記載
の電流検出器。この構成によれば、ガイド突片がガイド
孔に嵌合することによって、両分割コアを所定位置に係
合させることができる。 (2)ボルトの螺退回転を規制するための規制手段は、
ボルトに設けられたCリングと、ボルト挿通筒の段差部
上に設けられCリングが係合する係合部材とで構成され
る請求項2に記載の電流検出器。この構成により、両分
割体を一体に保持して電流検出器の電線への取付作業を
容易かつ短時間に行うことができる。 (3)ボルトの螺退時における脱落を防止するための脱
落防止手段は、Cリングと、そのCリングが係合するボ
ルト挿通筒の段差部とで構成される請求項2に記載の電
流検出器。この構成によれば、ボルトの螺退時における
脱落を容易かつ確実に防止することができる。 (4)前記コネクタは、一方の信号線の端部に固定され
た本体部と、その本体部に嵌着された割り溝を有するス
リーブと、他方の信号線に固定された接続部とから構成
される請求項3に記載の電流検出器。このように構成す
れば、両信号線の接続作業を容易かつ短時間に行うこと
ができる。
【0038】
【発明の効果】 この発明は、以上のように構成されて
いるため、次のような効果を奏する。請求項1の発明に
よれば、両分割体を電線の挟持状態に組み付けた後に、
それらの外周に絶縁カバーを装着する必要がなく、構造
が簡単で組付を容易に行うことができるとともに、全体
を小型にすることができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、ボルトを
取り付けたままの状態で、第2分割体を第1分割体に対
し開閉回動させて、電流検出器を電線に取り付けること
ができ、その取付作業を容易かつ短時間に行うことがで
きる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、電流セン
サに対し光ファイバよりなる信号線を容易に接続するこ
とができて、その接続作業を容易かつ短時間に行うこと
ができる。
【0041】請求項4に記載の発明によれば、第1ボル
トを中心にして、第2分割体を第1分割体に対し開閉回
動させることにより、電流検出器を電線に取り付けるこ
とができ、その取付作業を容易かつ短時間に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の電流検出器の一実施例を示す縦断
面図。
【図2】 その電流検出器における第1分割体の平面
図。
【図3】 同じく第2分割体の底面図。
【図4】 図1の4−4線における断面図。
【図5】 図1の5−5線における拡大断面図。
【図6】 信号線のコネクタ部分を拡大して示す要部分
解断面図。
【図7】 電流検出器を電線に取り付ける過程を示す要
部破断正面図。
【符号の説明】
11…電流検出器、12…第1分割体、13…第2分割
体、15…電線、16…第1ホルダ、18…第1分割コ
ア、19…第1絶縁被覆、20…締付部としてのボルト
挿通筒、24…電流センサ、26…信号線、27…第2
ホルダ、29…第2分割コア、30…第2絶縁被覆、3
1…締付部としての雌ネジ筒、36…締付手段を構成す
る第1締付ボルト、37…締付手段を構成する第2締付
ボルト、38…段差部、39…バネ座金、40…規制手
段を構成する規制リング、41…脱落防止手段を構成す
るストップリング、42…絶縁収容筒、42a…本体
部、42b…蓋体部、45…外部引き出し用のケーブ
ル、46…信号線、50…コネクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−335164(JP,A) 特開 平4−106477(JP,A) 特開 昭62−90545(JP,A) 特開 昭57−192013(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 38/28 G01R 15/24 G02B 6/00 336

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締付部を有する第1ホルダに第1分割コ
    アを取着し、それらの外周に絶縁被覆を施してなる第1
    分割体と、締付部を有する第2ホルダに第2分割コアを
    取着し、それらの外周に絶縁被覆を施してなる第2分割
    体と、第1分割体の第1分割コア中に介装された電流セ
    ンサとを備え、第1分割体と第2分割体との間に電線を
    挟持した状態で、両ホルダの締付部を締付手段により締
    め付けて、電線上に装着するようにした電流検出器にお
    いて、 前記各分割体の絶縁被覆は、締付部を含めてホルダ及び
    分割コアの外周全体を包囲するように形成した電流検出
    器。
  2. 【請求項2】 前記締付手段は一方のホルダの締付部か
    ら他方のホルダの締付部に螺合される一対のボルトより
    なり、一方のボルトには所定以上の螺退回転を規制する
    ための規制手段を設けるとともに、他方のボルトには螺
    退時の脱落を防止するための脱落防止手段を設けた請求
    項1に記載の電流検出器。
  3. 【請求項3】 前記第1分割体の第1ホルダには軸線方
    向に沿って分割可能な絶縁収容筒を取り付け、その絶縁
    収容筒内において、電流センサから延びる光ファイバの
    信号線を、外部引き出し用の光ファイバの信号線に対
    し、コネクタを介して接続した請求項1に記載の電流検
    出器。
  4. 【請求項4】 第1分割コア及び電流センサを内装する
    第1分割体と、第2分割コアを内装する第2分割体との
    間に電線を挟持し、両分割体の締付部を一対のボルトに
    より締め付けて、電流検出器を電線上に装着する電流検
    出器の電線への取付方法において、 第1ボルトのみが所定量螺合されたままの状態で、その
    第1ボルトを中心に第2分割体を第1分割体に対し相対
    回動させて、第1分割体の電線挟持部を開放させ、 次に、その第1分割体の電線挟持部上に電線を挿入し、 さらに、前記第1ボルトを中心に第2分割体を第1分割
    体に対し相対回動させて、第1分割体の電線挟持部を閉
    鎖し、 その後、第1ボルトを締め付けるとともに、両分割体の
    締付部に第2ボルトを螺合して、両分割体の分割コアを
    結合する電流検出器の電線への取付方法。
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