JPH0633107U - コネクタ組立体 - Google Patents

コネクタ組立体

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JPH0633107U
JPH0633107U JP7349492U JP7349492U JPH0633107U JP H0633107 U JPH0633107 U JP H0633107U JP 7349492 U JP7349492 U JP 7349492U JP 7349492 U JP7349492 U JP 7349492U JP H0633107 U JPH0633107 U JP H0633107U
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JP
Japan
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connector
cable
housing
seal member
optical
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Application number
JP7349492U
Other languages
English (en)
Inventor
鋭次 吉田
知宏 菊田
Original Assignee
日本エー・エム・ピー株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非防水型コネクタの防水化が現場で容易であ
るコネクタ組立体を提供すること。 【構成】 コネクタ組立体1は、ケーブル10を終端する
コネクタ20、外部からケーブル収容孔46にケーブル10が
挿通できるスリット48を有するシール部材40、及びコネ
クタ20が挿通できる貫通孔66を有するハウジング60を具
える。ハウジング60の貫通孔66内にコネクタ20を挿通さ
せた後に、それらの間のケーブル10にシール部材40を装
着し、このシール部材40をハウジング60内に挿入する。
シール部材40はハウジング60の内壁面68により圧縮さ
れ、ハウジング60内への水等の侵入を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコネクタ組立体、特にケーブルを終端するコネクタを防水構造にする コネクタ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルを終端するコネクタの防水構造に関しては、従来から種々の提案があ る。例えば、実開昭58-106877 号公報に開示されたコネクタや、実開昭61-17677 9 号公報に開示されたコネクタが知られている。
【0003】 前者は、コネクタのリード線導出部近傍のリード線を液密に取り囲むと共にコ ネクタ全体を覆うゴムカバーによって防水性を得るものである。
【0004】 後者は、ケーブル及びコネクタを覆う防水ブーツの両端をリングによって締め ることで防水性を得るものである。
【0005】
【解決すべき課題】
ところが、前者はリード線をゴムカバー内に予め貫通させた後にリード線をコ ンタクトに接続させ、次にコンタクトをコネクタ内に挿入させる必要があるので 、組立の作業性が悪いという問題がある。また、リード線及びコネクタで構成さ れるハーネスの完成後においてはゴムカバーの装着が不可能であるので、非防水 型コネクタ(ハーネス)の防水型化が困難である。このため、コネクタの使用者 が標準化部品として単一種類のコネクタを採用しても、仕様の相違により防水型 コネクタ又は非防水型コネクタとして選択的に使用する場合、予めその2種類の コネクタの供給を受ける必要がある。このことは部品を標準化した効果を低下さ せ、管理費用の上昇を招く。
【0006】 次に、後者は、その実施例においては防水ブーツの貫通孔の内径がコネクタの 外形寸法より大きく設定されているので、ハーネスの完成後に防水ブーツの装着 が可能である。しかし、この様な例は希であり、ケーブル端部の線材(光ファイ バ又は電線心線)を露出すると線材にその急激な曲げを生じさせるおそれがある ので、コネクタの一端でケーブルの端部をその外被ごと保持するのが一般的であ る。この一般的な場合においては、コネクタ本体はケーブルの外径より大きくな るので、ハーネス完成後はリングの装着が困難であり、前者の例と同様に非防水 型コネクタの防水型化が不可能な場合が多い。
【0007】 従って、本考案は、コネクタの使用者側の現場において単一のコネクタ(ハー ネス)を防水型若しくは非防水型として使用するかの選択が可能であると共に防 水部材の装着が容易であるコネクタ組立体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本考案のコネクタ組立体は、ケーブルの端部に取り付けられたコネクタと、該 コネクタのケーブル導出面側に配置されると共に前記ケーブルを取り囲むシール 部材と、該シール部材及び前記コネクタを収容するハウジングとを具え、前記シ ール部材に外部からケーブルの挿通が可能なスリットを形成し、前記ハウジング は前記コネクタが挿通可能な貫通孔及び前記シール部材を圧縮する内壁面を有す ることを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、本考案のコネクタ組立体の好適実施例を添付図面を参照して詳細に説明 する。図1は、本考案のコネクタ組立体の一実施例を示す分解斜視図である。図 2は、図1のコネクタ組立体の組立後の状態を示す断面図である。図3は、図2 のコネクタ組立体が相手コネクタと嵌合した状態を示す断面図である。尚、図2 及び図3において、ケーブル10及びコネクタ20は断面していない。
【0010】 図1において、コネクタ組立体1は光ケーブル10を終端する光コネクタ20、光 ケーブル10を取り囲むシール部材40、光コネクタ20及びシール部材40を収容する ハウジング60、及びハウジング60とパネル100 との間を液密にするシールリング 80を具える。光コネクタ20は、プラスチック光ファイバを含む光ケーブル10を終 端し、単独で非防水型光コネクタとして使用できる公知の光コネクタである。こ の光コネクタ20は、光ファイバ14を収容するフェルール22(図2)、フェルール 22と一体的に形成されフェルール22を取り囲むシュラウド24、及びシュラウド24 を上下より挟持するカバー26、26を有する。光ケーブル10及び光コネクタ20によ り構成される光ハーネスはハーネス製造装置によって大量生産が可能である。こ の光ハーネスにシール部材40等を装着することにより、防水型光コネクタが得ら れる。
【0011】 シール部材40は、シリコンゴム等の弾性体であり、略直方体状の前方部42及び この前方部42より外形寸法の小さい略直方体の後方部44が一体的に形成されてい る。シール部材40の略中央には、前方部42及び後方部44を貫通するケーブル収容 孔46が設けられている。前方部42及び後方部44の外周とケーブル収容孔46との間 には、外部からケーブル収容孔46内への光ケーブル10の挿通を許容するスリット 48が形成されている。
【0012】 ハウジング60は、シール部材40の前方部42及び後方部44の一部並びに光コネク タ20のカバー26、26を覆う本体部62とこの本体部62の一端に一体的に形成された フランジ部64とを有する。本体部62には光コネクタ20の挿通を許容する貫通孔66 が形成されている。この貫通孔66の他端側の第1内壁面68の内形寸法は、シール 部材40の後方部44の外形寸法より若干小さく設定されている。シール部材40をハ ウジング60の本体部62内に挿入すると、前述の寸法関係によってシール部材40が 圧縮され、光ケーブル10及びシール部材40の間、並びにシール部材40及びハウジ ング60の間を液密にすることができる。また、シール部材40のスリット48による 間隙も実質的に排することができる。尚、貫通孔66の第2内壁面70の内形寸法を シール部材40の前方部42の外形寸法より若干小さく設定することにより、液密性 をさらに向上させることができる。
【0013】 ハウジング60のフランジ部64のパネル対向面72(図2)には貫通孔66を取り囲 む溝74(図2)が形成され、シールリング80がこの溝74内に嵌め込まれる。この シールリング80により、ハウジング60及びパネル100 の間を液密にする。尚、シ ールリング80は、二色成形等によりハウジング60と一体的に形成してもよい。
【0014】 防水型の光コネクタ組立体の組立は次の工程による。まず、光ケーブル10を終 端した光コネクタ20を用意する。次に、ハウジング60の貫通孔66内に光コネクタ 20を挿通させる。続いて、光コネクタ20及びハウジング60の間の光ケーブル10上 にシール部材40を装着した後、このシール部材40をハウジング60の貫通孔66内に 挿入する。さらに、ハウジング60を光コネクタ20に被せることにより防水型光コ ネクタ組立体1が完成する(図2参照)。この光コネクタ組立体1をパネル100 に取り付けられた相手コネクタ110 と嵌合させ、ねじ90、90でハウジング60をパ ネル100 に固定することによって嵌合作業が終了し(図3参照)、ハウジング60 内部への水等の侵入を完全に防止することができる。
【0015】 尚、パネル100 のねじ孔102 の防水性は、ねじ止め後にパネル100 の裏側のね じ孔102 を接着剤、グリス等で封止することにより得られる。しかし、必要であ ればねじ90の頭部92及びハウジング60のフランジ部64の間、並びにフランジ部64 及びパネル100 の間にパッキン等のシール部材を介在させてもよい。
【0016】 図2において、光コネクタ20のケーブル導出面28近傍の光ケーブル10は、その ジャケット12(図1)がシール部材40によって支持されており、従来例のように 、光ファイバが露出していない。このため、光ファイバ14に急激な曲がりを生じ させることがなく、ケーブル導出面28近傍における伝送損失の発生の問題を回避 する。
【0017】 尚、本実施例ではシール部材40の前端と光コネクタ20のケーブル導出面28とを 当接させると共にハウジング60の内端面78及びシール部材40の段部50を当接させ ている。これらの当接により、図3に示されるねじ止め固定後において、ハウジ ング60がシール部材40を介して光コネクタ20を嵌合方向に常時押圧し、光コネク タ20のフェルール22先端の光学面30と相手コネクタ110 の光学面(図示せず)と の当接状態(又は最小ギャップを有する状態)を維持することができる。従って 、振動による両光学面のギャップの変動を防止できるので、耐振動性に優れた、 特に車載用機器に好適な光コネクタ組立体が得られる。
【0018】 以上、本考案のコネクタ組立体の好適実施例について詳細に説明したが、本考 案は上記実施例に限定することなく、必要に応じて種々の変形、変更が可能であ る。例えば、上記実施例では光ケーブル及び光コネクタに適用していたが、電線 及び電気コネクタに適用してもよい。また、ケーブルの本数は1本に限定するこ となく、複数本であってもよい。尚、ケーブルの本数に対応してシール部材のケ ーブル収容孔の配置を変更する必要があり、図4に4本のケーブルに対応したシ ール部材40' の例の正面図を示す。他にもケーブル収容孔を一列に配置したり、 シール部材の外形断面が円形の場合には円状に配置することが可能であることは 明らかである。さらに、シール部材の側面及びハウジングの内壁面は、図5に示 されるようにテーパ面50' 、68' に形成してもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案のコネクタ組立体によれば、ハウジングにコネクタが挿通可能な貫通孔 を形成し、シール部材に外部からケーブルの挿通が可能なスリットを形成したの で、コネクタの使用者側の現場において非防水型コネクタの防水化が容易である という利点を有する。さらに、単一種類のコネクタを防水型及び非防水型として 使い分けることが可能になるので、コネクタの使用者側における部品の標準化及 び管理費用の低減に寄与する利点を有する。
【0020】 また、ハウジングにシール部材を圧縮する内壁面を形成したので、ハウジング 内への水等の侵入を防止する完全な防水性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコネクタ組立体の一実施例を示す分解
斜視図である。
【図2】図1のコネクタ組立体の組立後の状態を示す断
面図である。
【図3】図2のコネクタ組立体が相手コネクタと嵌合し
た状態を示す断面図である。
【図4】シール部材の他の実施例を示す正面図である。
【図5】シール部材及びハウジングのさらに他の実施例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ組立体 10 ケーブル 20 コネクタ 40、40' 、40'' シール部材 48 スリット 60、60' ハウジング 66 貫通孔 68、68' 内壁面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの端部に取り付けられたコネク
    タと、該コネクタのケーブル導出面側に配置されると共
    に前記ケーブルを取り囲むシール部材と、該シール部材
    及び前記コネクタを収容するハウジングとを具え、 前記シール部材に外部からケーブルの挿通が可能なスリ
    ットを形成し、 前記ハウジングは前記コネクタが挿通可能な貫通孔及び
    前記シール部材を圧縮する内壁面を有することを特徴と
    するコネクタ組立体。
JP7349492U 1992-09-30 1992-09-30 コネクタ組立体 Pending JPH0633107U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006012655A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Yokogawa Electric Corp 防水型接続装置
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JP2022544328A (ja) * 2019-08-16 2022-10-17 華為技術有限公司 ゲートウェイ装置

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