JPS6342147B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6342147B2
JPS6342147B2 JP56044752A JP4475281A JPS6342147B2 JP S6342147 B2 JPS6342147 B2 JP S6342147B2 JP 56044752 A JP56044752 A JP 56044752A JP 4475281 A JP4475281 A JP 4475281A JP S6342147 B2 JPS6342147 B2 JP S6342147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pulley
line pressure
port
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56044752A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57161347A (en
Inventor
Shigeaki Yamamuro
Hiroyuki Hirano
Yoshiro Morimoto
Yoshikazu Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP56044752A priority Critical patent/JPS57161347A/ja
Priority to DE8282102529T priority patent/DE3278672D1/de
Priority to EP82102529A priority patent/EP0061734B1/en
Priority to US06/362,488 priority patent/US4519790A/en
Publication of JPS57161347A publication Critical patent/JPS57161347A/ja
Publication of JPS6342147B2 publication Critical patent/JPS6342147B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • F16H61/66263Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling using only hydraulical and mechanical sensing or control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、Vベルト式無段変速機の油圧制御装
置に関するものである。 従来のVベルト式無段変速機(以下、本明細書
においては「無段変速機」と称する)の油圧制御
装置として、例えば第1図に示すようなものがあ
る(米国雑誌Automotive Engineering」1980年
2月号の第138頁の図参照)。タンク201内の油
はフイルター202を通してオイルポンプ203
によつて油路204に吐出されライン圧調圧弁2
05に供給される。ライン圧調圧弁205によつ
て調圧されたライン圧は、一方では従動プーリ2
06のシリンダ室206aに供給され、他方では
変速比制御弁207を介して駆動プーリ208の
シリンダ室208aに供給される。変速比制御弁
207は、スロツトルカム209の回動によつて
ばね210に生ずる右向きの力と、油路211か
らの油圧により作用する左向きの力とバランスに
応じて所定の油圧をシリンダ室208aに供給し
て、駆動プーリ208及び従動プーリ206間の
変速比を制御する。なお、油路211には駆動プ
ーリ208の回転数に応じた油圧が生ずるように
してある。ライン圧調圧弁205にも油路211
が接続され、ライン圧調圧弁205に左方向の力
を作用している。ライン圧調圧弁205には、ロ
ツド212、レバー213、スライダ214及び
ばね215を介して駆動プーリ208の軸方向の
動きが伝えられ、プーリ208,206間の減速
比が大きいほど大きな力をライン圧調圧弁205
に作用するようにしてある。ライン圧調圧弁20
5は右方向への力が大きく左方向への力が小さい
ほど高い圧力を生ずるようにしてあるから、減速
比が大きいほどライン圧は高くなり、プーリ20
8の回転速度が小さければ、小さいほどライン圧
は高くなる。すなわち、ライン圧は減速比と駆動
プーリ回転数とによつて制御される。 しかしながら、従来の無段変速機にあつては、
上記のようにライン圧を減速比及び駆動プーリ回
転数によつて制御するだけであり、エンジンの出
力トルクとライン圧とは無関係であつたため、エ
ンジンの小出力時から大出力時まで必要なVベル
トの伝達トルク容量を常に確保するためには、エ
ンジンの最大トルク発生時においてもVベルトと
プーリとの滑りを生じないようにライン圧を高く
設定しておく必要があつた。従つて、エンジンの
出力トルクの小さいときには、ライン圧は必要以
上に高くなり、Vベルトに必要以上の油圧が加え
られVベルトの耐久性が低下するという問題があ
り、また不必要な高圧油を吐出するオイルポンプ
の損失も大きくなつていた。また、一般にVベル
トの動力伝達効率は、Vベルトの最大伝達容量と
実際の伝達動力との差が大きいほど悪くなるの
で、効率の面からも、油圧が高いということは好
ましくなかつた。 本発明は、上記のような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、変速制御弁に供給される
変速制御作動圧であるライン圧を、エンジン出力
トルク(又はエンジン出力トルク及び減速比)に
比例した油圧にするライン圧調圧弁を設けること
により、上記問題点を解決することを目的として
いる。 次下、本発明をその実施例を示す添付図面の第
2〜4図に基づいて説明する。 まず、本発明による制御装置を適用する無段変
速機の動力伝達機構を第2及び3図に示す。エン
ジンのクランクシヤフト(図示してない)と一体
に回転するエンジン出力軸2に、ポンプインペラ
ー4、タービンランナ6、ステータ8及びロツク
アツプクラツチ(ロツクアツプ装置)10から成
るトルクコンバータ12が取り付けられている。
ロツクアツプクラツチ10はタービンランナ6に
連結されると共に軸方向に移動可能であり、ポン
プインペラー4と一体のエンジン出力軸2に連結
された部材4aとの間にロツクアツプクラツチ油
室14を形成しており、このロツクアツプクラツ
チ油室14の油圧がトルクコンバータ12内の油
圧よりも低くなると、ロツクアツプクラツチ10
は部材4aに押し付けられてこれと一緒に回転す
るようにしてある。タービンランナ6は、軸受1
6及び18によつてケース20に回転自在に支持
された駆動軸22の一端とスプライン結合されて
いる。駆動軸22の軸受16及び18間の部分に
は駆動プーリ24が設けられている。駆動プーリ
24は、駆動軸22に固着された固定円すい板2
6と、固定円すい板26に対向配置されてV字状
プーリみぞを形成すると共に駆動プーリシリンダ
室28(第4図)に作用する油圧よつて駆動軸2
2の軸方向に移動可能である可動円すい板30と
から成つている。なお、V字状プーリみぞの最大
幅を制限する環状部材22aが、駆動軸22上に
可動円すい板30と係合可能に固着してある(第
4図)。駆動プーリ24はVベルト32によつて
従動プーリ34と伝動可能に結合されているが、
この従動プーリ34は、ケース20に軸受36及
び38によつて回動自在に支持された従動軸40
上に設けられている。従動プーリ34は、従動軸
40に固着された固定円すい板42と、固定円す
い板42に対向配置されてV字状プーリみぞを形
成すると共に従動プーリシリンダ室44(第4
図)に作用する油圧によつて従動軸40の軸方向
に移動可能である可動円すい板46とから成つて
いる。駆動プーリ24の場合と同様に、従動軸4
0上に固着した環状部材40aにより可動円すい
板46の動きは制限されて最大のV字状プーリみ
ぞ幅以上にはならないようにしてある(第4図)。
固定円すい板42には前進用多板クラツチ48を
介して前進用駆動ギア50が連結可能にされてお
り、この前進用駆動ギア50は従動軸40上に回
転自在に支承されると共にリングギア52とかみ
合つている。従動軸40には後退用駆動ギア54
が固着されており、この後退用駆動ギア54はア
イドラギア56とかみ合つている。アイドラギア
56は後退用多板クラツチ58を介してアイドラ
軸60と結合可能にされており、このアイドラ軸
60には、リングギア52とかみ合う別のアイド
ラギア62が固着されている(なお、第2図にお
いては、図示を分かりやすくするためにアイドラ
ギア62、アイドラ軸60及び後退用多板クラツ
チ54は正規の位置からずらしてあるので、アイ
ドラギア62とリングギア52とはかみ合つてな
いように見えるが、実際には第3図に示すように
かみ合つている)。リングギア52には、1対の
ピニオンギア64及び66が取り付けられ、この
ピニオンギア64及び66とかみ合つて差動装置
67を構成する1対のサイドギア68及び70に
それぞれ出力軸72及び74が連結されており、
軸受76及び78によつてそれぞれ支持された出
力軸72及び74は互いに反対方向にケース20
から外部へ伸長している。この出力軸72及び7
4は図示しないロードホイールに連結されること
になる。なお、軸受18の右側には、後述の制御
装置の油圧源である内接歯車式のオイルポンプ8
0が設けられているが、このオイルポンプ80は
中空の駆動軸22を貫通するオイルポンプ駆動軸
82を介してエンジン出力軸2によつて駆動され
るようにしてある。 このようにロツクアツプ装置付きトルクコンバ
ータ、Vベルト式無段変速機構及び差動装置を組
み合わせて成る無段変速機にエンジン出力軸2か
ら入力された回転力は、トルクコンバータ12、
駆動軸22、駆動プーリ24、Vベルト32、従
動プーリ34、従動軸40へと順に伝達されてい
き、次いで、前進用多板クラツチ48が締結され
且つ後退用多板クラツチ58が解放されている場
合には、前進用駆動ギア50、リングギア52、
差動装置67を介して出力軸72及び74が前進
方向に回転され、逆に、後退用多板クラツチ58
が締結され且つ前進用多板クラツチ48が解放さ
れている場合には、後退用駆動ギア54、アイド
ラギア56、アイドラ軸60、アイドラギア6
2、リングギア52、差動装置67を介して出力
軸72及び74が後退方向に回転される。この動
力伝達の際に、駆動プーリ24の可動円すい板3
0及び従動プーリ34の可動円すい板46を軸方
向に移動させてVベルト32との接触位置半径を
変えることにより、駆動プーリ24と従動プーリ
34との回転比を変えることができる。例えば、
駆動プーリ24のV字状プーリみぞの幅を拡大す
ると共に従動プーリ34のV字状プーリみぞの幅
を縮小すれば、駆動プーリ24側のVベルト接触
位置半径は小さくなり、従動プーリ34側のVベ
ルト接触位置半径は大きくなり、結局大きな減速
比が得られることになる。可動円すい板30及び
46を逆方向に移動させれば、上記と全く逆に減
速比は小さくなる。また、動力伝達に際してトル
クコンバータ12は、運転状況に応じてトルク増
大作用を行なう場合と流体継手として作用する場
合とがあるが、これに加えてこのトルクコンバー
タ12にはロツクアツプ装置としてタービンラン
ナ6に取り付けられたロツクアツプクラツチ10
が設けてあるので、ロツクアツプクラツチ油室1
4の油圧をドレーンさせてロツクアツプクラツチ
10をインペラー4と一体の部材4aに押圧する
ことにより、エンジン出力軸2と駆動軸22とを
機械的に直結した状態とすることができる。 次に、この無段変速機の制御装置について説明
する。制御装置は、第4図に示すように、オイル
ポンプ80、ライン圧調圧弁102、マニアル弁
104、変速制御弁106、ロツクアツプ弁10
8変速モータ110、変速操作機構112等から
成つている。 オイルポンプ80は、前述のようにエンジン出
力軸2によつて駆動されて、タンク114内の油
を油路116に吐出する。なお、第4図では図を
明瞭にするため、オイルポンプ駆動軸82を省略
してある。油路116は、ライン圧調圧弁102
のポート118a及び118cに導びかれて、後
述のようにライン圧として所定圧力に調圧され
る。また、油路116はマニアル弁104のポー
ト120b及び変速制御弁106のポート122
cに連通している。 マニアル弁104は、5つのポート120a,
120b,120c,120d及び120eを有
する弁穴120と、この弁穴120に対応した2
つのランド124a及び124bを有するスプー
ル124とから成つており、運転席のシフトレバ
ー(図示してない)によつて動作されるスプール
124はP、R、N、D及びLの5つの停止位置
を有している。ポート120aは、油路126に
よつてポート120dと連通すると共に油路12
8によつて後退用多板クラツチ58のシリンダ室
58aと連通している。また、ポート120cは
油路130によつてポート120eと連通すると
共に前進用多板クラツチ48のシリンダ室48a
に連通している。ポート120bは前述のように
油路116のライン圧と連通している。スプール
124がPの位置では、ライン圧が加圧されたポ
ート120bはランド124bによつて閉鎖され
且つポート120d,120eが共にドレーンさ
れ後退用多板クラツチ58のシリンダ室58a及
び前進用多板クラツチ48のシリンダ室48aは
共にドレーンされる。スプール124がR位置に
あると、ポート120bとポート120aがラン
ド124a及び124b間において連通して、後
退用多板クラツチ58のシリンダ室58aにライ
ン圧が供給され、他方、前進用多板クラツチ48
のシリンダ室48aはポート120eを経てドレ
ーンされる。スプール124がN位置にくると、
ポート120bはランド124a及び124bに
よつてはさまれて他のポートに連通することがで
きず、一方、ポート120a,120eは共にド
レーンされるからP位置の場合と同様に後退用多
板クラツチ58のシリンダ室58a及び前進用多
板クラツチ48のシリンダ室48aは共にドレー
ンされる。スプール124のD及びL位置におい
ては、ポート120bとポート120cとがラン
ド124a及び124b間において連通して、前
進用多板クラツチ48のシリンダ室48aにライ
ン圧が供給され、他方、後退用クラツチ58のシ
リンダ室58aはポート120aを経てドレーン
される。これによつて、結局、スプール124が
P又はN位置にあるときには、前進用多板クラツ
チ48及び後退用クラツチ58は共に解放されて
動力の伝達がしや断され出力軸72及び74は駆
動されず、スプール124がR位置では後退用多
板クラツチ58が締結されて出力軸72及び74
は前述のように後退方向に駆動され、またスプー
ル124がD又はL位置にあるときには前進用多
板クラツチ48が締結されて出力軸72及び74
は前進方向に駆動されることになる。なお、D位
置とL位置との間には上述のように油圧回路上は
何の相違もないが、両位置は電気的に検出されて
異なつた変速パターンに応じて変速するように後
述の変速モータ110の作動が制御される。 ライン圧調圧弁102は、5つのポート118
a,118b,118c,118d及び118e
を有する弁穴118と、この弁穴118に対応し
て5つのランド132a,132b,132c,
132d及び132eを有するスプール132
と、スプール132の両端に配置したスプリング
134及び136とから成つている。なお、スプ
ール132の両端のランド132a及び132e
は中間部のランド132b,132c及び132
dよりも小径にしてある。左側のスプリング13
4はスロツトルリンク138とスプール132の
左端との間にはさまれているが、スロツトルリン
ク138はスロツトルカム139によつて動かさ
れてエンジンのスロツトル開度が大きい場合に左
方向に移動し、小さい場合に右方向に移動するよ
うにしてある。従つて、スロツトル開度が大きい
場合にはスプリング134がスプール132に作
用する右方向の力は小さく、逆にスロツトル開度
が小さい場合にはスプリング134による右方向
の力は大きくなる。右側のスプリング136は、
駆動プーリ24の可動円すい板30と連動するロ
ツド140とスプール132の右端との間にはさ
まれている。従つて、駆動プーリ24の可動円す
い板30が右方向に移動した状態(減速比が小さ
い状態)ではスプリング136がスプール132
に作用する左方向の力は小さく、逆に可動円すい
板30が左方向に移動した状態(減速比が大きい
状態)ではスプリング136がスプール132に
作用する左方向の力は大きくなる。このライン圧
調圧弁102のポート118a及び118cに
は、前述のように油路116からオイルポンプ8
0の吐出圧が供給されているが、ポート118a
の入口にはオリフイス142が設けてある。ポー
ト118bは常にドレーンされており、ポート1
18dは油路144によつてトルクコンバータ・
インレツトポート146及びロツクアツプ弁10
8のポート150cに接続され、またポート11
8eは油路148によつてトルクコンバータ12
内のロツクアツプクラツチ油室14及びロツクア
ツプ弁108のポート150bに連通している。
なお、油路144には、トルクコンバータ12内
に過大な圧力が作用しないようにオリフイス14
5が設けてある。結局このライン圧調圧弁102
のスプール132には、スプリング134による
力及びランド132a及び132b間の面積差に
作用するライン圧による力という2つの右方向の
力と、スプリング136による力及びランド13
2d及び132e間の面積差に作用するポート1
18eの油圧による力という2つの左方向の力と
が作用するが、スプール132はポート118c
の油のポート118d及び118bへの洩れ量を
調節して(まずポート118dから油路144へ
洩れ、これだけで調節できない場合にポート11
8bからもドレーンされるようにしてある)、常
に左右方向の力が平衡するようにライン圧を制御
する。従つて、ライン圧は、スロツトル開度が大
きいほど高くなり、減速比が大きいほど高くな
り、またポート118eの油圧(すなわち、ロツ
クアツプシリンダ油室14の油圧)が高いほど
(この場合、後述のようにトルクコンバータ12
は非ロツクアツプ状態にある)高くなる。このよ
うにライン圧を調節するのは、スロツトル開度が
大きいほどエンジンの出力トルクが大きく、また
減速比が大きいほどトルクが増大されるので、油
圧を上げてプーリのVベルト押圧力を増大させて
摩擦による動力伝達トルクを大きくするためであ
り(これについては後述する)、またロツクアツ
プ前の状態ではトルクコンバータ12のトルク増
大作用があるためこれに応じて油圧を上げて伝達
トルクを大きくするためである。 なお、第4図に示す実施例ではエンジン出力ト
ルクを検出するのにスロツトルカム139を用い
たが、これに代えて第5図に示すようにダイヤフ
ラム301を用いてエンジン吸気管負圧を検出す
るようにしてもよい。以下第4図と異なる部分の
み異符号を付して説明する。ダイヤフラム301
にはダイヤフラムアーム302が固着してあり、
これとスプール132との間にリターンスプリン
グ303が設けてある。なお、132fは弁穴1
18内をしゆう動可能なプレートである。ダイヤ
フラム301の右側には負圧室304、左側には
大気圧室305が区画されている。また、ダイヤ
フラム301が所定距離以上ストロークしないよ
うにストツパ306が設けてある。このようなダ
イヤフラムの構成によつて、エンジン負圧が高い
ほどスプール132に右方向に作用する力が大き
く、エンジン負圧が低いほど上記力が小さくな
り、前記スロツトルカム139の場合と同様の作
用が得られることは明らかである。 変速制御弁106は、5つのポート122a,
122b,122c,122d及び122eを有
する弁穴122と、この弁穴122に対応した4
つのランド152a,152b,152c及び1
52dを有するスプール152とから成つてい
る。中央のポート122cは前述のように油路1
16と連通してライン圧が供給されており、その
左右のポート122b及び122dはそれぞれ油
路154及び156を介して駆動プーリ24の駆
動プーリシリンダ室28及び従動プーリ34の従
動プーリシリンダ室44と連通している。なお、
ポート122bは油路158を介してロツクアツ
プ弁108のポート150dとも接続されてい
る。両端のポート122a及び122eは共にド
レーンされている。スプール152の左端は後述
の変速操作機構112のレバー160のほぼ中央
に連結されている。ランド152b及び152c
の軸方向長さはポート122b及び122dの幅
よりも多少小さくしてあり、またランド152b
及び152c間の距離はポート122b及び12
2d間の距離にほぼ等しくしてある。従つて、ラ
ンド152b及び152c間の油室にポート12
2cから供給されるライン圧はランド152bと
ポート122bとのすきまを通つて油路154に
流れ込むが、その一部はランド152bとポート
122bとの他方のすきまからドレーンされるの
で、油路154の圧力は上記両すきまの面積の比
率によつて決定される圧力となる。同様に油路1
56の圧力も、ランド152cとポート122d
との両側のすきまの面積の比率によつて決定され
る圧力となる。従つて、スプール152が中央位
置にあるときには、ランド152bとポート12
2bとの関係及びランド152cとポート122
dとの関係は同じ状態となるので、油路154と
油路156とは同じ圧力になる。スプール152
が左方向に移動するに従つてポート122bのラ
イン圧側のすきまが大きなりドレーン側のすきま
が小さくなるので油路154の圧力は次第に高く
なつていき、逆にポート122dのライン圧側の
すきまは小さくなりドレーン側のすきまは大きく
なつて油路156の圧力は次第に低くなつてい
く。従つて、駆動プーリ24の駆動プーリシリン
ダ室28の圧力は高くなりV字状プーリみぞの幅
が小さくなり、他方従動プーリ34の従動プーリ
シリンダ室44の圧力は低くなつてV字状プーリ
みぞの幅が大きくなるので、駆動プーリ24のV
ベルト接触半径が大きくなると共に従動プーリ3
4のVベルト接触半径が小さくなるので減速比は
小さくなる。逆に、スプール152を右方向に移
動させると、上記と全く逆の作用により、減速比
は大きくなる。 変速操作機構112のレバー160は前述のよ
うにそのほぼ中央部において変速制御弁106の
スプール152とピン結合されているが、その一
端は駆動プーリ24の可動円すい板30の外周に
設けた環状みぞ30aに係合され、また他端はス
リーブ162にピン結合されている。スリーブ1
62は、内ねじを有しており、変速モータ110
によつてギア164及び166を介して回転駆動
される軸168上のねじと係合させられている。
このような変速操作機構112において、変速モ
ータ110を回転することによりギア164及び
166を介して軸168を1方向に回転させてス
リーブ162を例えば左方向に移動させると、レ
バー160は駆動プーリ24の可動円すい板30
との係合部を支点として時計方向に回動し、レバ
ー160に連結された変速制御弁106のスプー
ル152を左方向に動かす。これによつて、前述
のように、駆動プーリ24の可動円すい板30は
右方向に移動して駆動プーリ24のV字状プーリ
みぞ間隔は小さくなり、同時に従動プーリ34の
V字状プーリみぞ間隔は大きくなり、減速比は小
さくなる。レバー160の一端は可動円すい板3
0の環状みぞ30aに係合されているので、可動
円すい板30が右方向に移動すると、今度はレバ
ー160の他端側のスリーブ162とのピン結合
部を支点としてレバー160は時計方向に回動す
る。このためスプール152は右方向に押しもど
されて、駆動プーリ24及び従動プーリ34を減
速比が大きい状態にしようとする。このような動
作によつてスプール152、駆動プーリ24及び
従動プーリ34は、変速モータ110の回転量に
対応して所定の減速比の状態で安定する。変速モ
ータ110を逆方向に回転した場合も同様であ
る。従つて、変速モータ110を所定の変速パタ
ーンに従つて作動させると、減速比はこれに追従
して変化することになり、変速モータ110だけ
を制御することによつて無段変速機の変速を制御
することができる。 変速モータ110は、図示してない電子制御装
置によつて制御されるが、例えば、車速、駆動プ
ーリ24の回転速度及びスロツト開度を電気信号
として検出し、これらの検出値を、あらかじめ設
定したこれらの変量の所望の関数関係と比較し
て、常にその関数関係が達成されるように変速モ
ータ110を作動させるように制御すればよい。 ロツクアツプ弁108は、4つのポート150
a,150b,150c及び150dを有する弁
穴150と、この弁穴150に対応した2つのラ
ンド170a及び170bを有するスプール17
0と、スプール170を右方向に押圧するスプリ
ング172とから成つている。ポート150dは
前述のように油路158によつて変速制御弁10
6のポート122bと連通されており、ポート1
50b及び150cは油路148及び144によ
つてそれぞれライン圧調圧弁102のポート11
8e及び118dと連通されており、またポート
150aはドレーンされている。なお、油路14
4及び158、及びポート150aのドレーン油
路にはそれぞれオリフイス174,176及び1
78が設けてある。ポート150cにはトルクコ
ンバータ・インレツトポート146に供給されて
いる油圧と共通の油圧が油路144から供給され
ているが、ポート150dに作用する油路158
からの油圧(駆動プーリシリンダ室28と同じ油
圧)が高く、スプール170がスプリング172
の力に抗して左側に押された状態では、ポート1
50cはランド170bによつて封鎖されてお
り、またポート150bはポート150aへとド
レーンされている。従つて、ポート150bと油
路148を介して接続されたロツクアツプクラツ
チ油室14はドレーンされ、ロツクアツプクラツ
チ10はトルクコンバータ12内の圧力によつて
締結状態とされ、トルクコンバータとしての機能
を有しないロツクアツプ状態とされている。逆
に、ポート150dの油圧が低下して、スプール
170を左方向に押す力がスプリング172によ
る右方向の力よりも小さくなると、スプール17
0は右方向に移動してポート150bとポート1
50cとが連通する。このため、油路148と油
路144とが接続され、ロツクアツプクラツチ油
室14にトルクコンバータ・インレツトポート1
46の油圧と同じ油圧が供給されるので、ロツク
アツプクラツチ10の両側の油圧が等しくなり、
ロツクアツプクラツチ10は解放される。なお、
オリフイス178はロツクアツプクラツチ油室1
4の油圧が急激にドレーンされないようにして、
ロツクアツプ時のシヨツクを軽減するためのもの
であり、油路144のオリフイス174は逆にロ
ツクアツプ油室14に油圧が徐々に供給されるよ
うにしてロツクアツプ解除時のシヨツクを軽減す
るためのものである。また、油路158のオリフ
イス176は駆動プーリシリンダ室28の油圧の
微小変動によつてロツクアツプ弁108にチヤタ
リングが発生することを防止するためのものであ
る。 トルクコンバータ・アウトレツトポート180
は油路182に連通されているが、油路182に
はポート184とスプリング186とから成るレ
リーフ弁188が設けてあり、これによつてトル
クコンバータ12内を一定圧力に保持する。レリ
ーフ弁188の下流の油は油路190によつて図
示しないオイルクーラ及び潤滑回路に導びかれて
最終的にはドレーンされ、また余分の油は別のレ
リーフ弁192からドレーンされ、ドレーンされ
た油は最終的にはタンク114にもどされる。 次に、Vベルトの伝達トルク容量について説明
する。 Vベルトの伝達トルク容量は、Vベルトとプー
リとの摩擦力によつて決定され、次式によつて与
えられる。 T=2Q・μ・r/cosθ T:伝達トルク容量 Q:プーリ押し付け力(=P・S、ただし、Pは
プーリシリンダ室油圧、Sはプーリシリンダ室
受圧面積) μ:Vベルトとプーリとの間の摩擦係数 r:Vベルト走行半径 θ:プーリみぞ頂角 (第6図に上記各値を概略的に示す) ここで、エンジンの出力トルクTEによつてV
ベルトが滑らないために駆動プーリの伝達トルク
容量T1は次の関係を満足しなければならない。 TE≦T1=2Q1・μ・r1/cosθ (なお、サフイツクス1は駆動プーリ側であるこ
とを示す。後で使用するサフイツクス2は従動プ
ーリ側であることを示す) 従つて、 Q1≧TE・cosθ/2μ・r1 …… でなければならない。 従動プーリ側では、トルクが駆動及び従動プー
リ間で減速比i(=r2/r1)だけ増大されるので、 i・TE≦T2=2Q2・μ・r2/cosθ となり、 Q2≧i・TE・cosθ/2μ・r2=TE・cosθ/2μ・r1
…… が得られる。 一方、Q1、Q2とr1、r2との間には次のような理
論式が成り立つている。 Q11・tan(θ+ρn)−Q22・tan(θ+ρn) =te/2〔1−1/2{tan h(λ・r11)/λ
・r11 +tan h(λ・r22)/λ・r22}〕 …… te:Vベルト有効張力(=TE/r1) ρn:摩擦伝動部の摩擦角(tan-1μn)(μnは静摩
擦係数)12:Vベルトのプーリみぞとの接触角
(cos1=2(r2−r1)/L、12=2π) L:駆動及び従動プーリの軸間距離 λ:Vベルトの変速特性値
【式】 (h:Vベルト接触部高さ、ω:Vベルト幅、
A:Vベルト断面積、G:剛性係数、E:ヤン
グ率) ここで駆動プーリ押し付け力Q1を式におけ
る最小限界値Q1aにすると Q1a=TE・cosθ/2μ・r1 となり、これを式に代入することにより従動プ
ーリ押し付け力Q2aは Q2a21・Q1a2・TE/2r1・tan(θ+ρn)〔
1 −1/2{tan h(λ・r11)/λ・r11 +tan h(λ・r22)/λ・r22}〕 となる。 上記Q1a、Q2aを、L=150mm、最小Vベルト走
行半径30.5mmの場合について実際に求めてみる
と、第7図のようになり、実用的減速比全範囲に
わたつてQ1a>Q2aとなる。しかし、式よりQ2a
≧TE・cosθ/2μ・r1(=Q1a)でなければ従動プーリ
に おいて容量不足のため滑りを生ずるが、Q1a
Q2aではこの条件が満たされない。すなわち、駆
動プーリ押し付け力を最小限界値に設定すると、
従動プーリにおいて滑りを生ずることになる。 逆に、従動プーリ押し付け力Q2を式におけ
る最小限界値Q2bに設定すると、 Q2b=TE・cosθ/2μ・r1 …… となり、これを式に代入することにより駆動プ
ーリ押し付け力Q1aは Q1b12・Q2b1・TE/2r1・tan(θ+ρn)〔
1 −1/2{tan h(λ・r11)/λ・r11 +tan h(λ・r22)/λ・r22}〕 …… となる。 上記Q2b、Q1bを同様にして実際に計算してみ
ると、第8図のようになり、Q1b>Q2bとなるの
で、常に式が満足され、駆動プーリ側で滑りを
生ずることはない。 従つて、Vベルトが滑らない範囲で効率良くプ
ーリ押し付け力を設定するには、従動プーリ側の
押し付け力を最小限界値にし、駆動プーリ側の押
し付け力をこれに対応して変速に必要な力(この
力は最小限界値よりは大きくなる)にすればよい
ことが分かる。 ここで駆動及び従動プーリシリンダ室の受圧面
積をそれぞれS1、S2とすると、必要な駆動及び従
動プーリシリンダ室油圧P1、P2は、 P1=Q1b/S1 P2=Q2b/S2 となる。従つて、ライン圧はP1、P2のうちの高
い方の油圧と同等又はわずかに高くすればよい。
S1、S2の大きさによつてP1、P2が変わるので、
以下場合を分けて説明する。 まず、S1とS2とがほぼ等しい場合には、P1
P2となるので、ライン圧PlはP1と同等又はわず
かに高くすればよい。これらの関係を図示すると
第9図のようになる。ライン圧PlをP1より多少
高くしてあるのは、ライン圧の変動等に対する安
全率を考慮したからである。ところでこの場合、
式における第2項の影響は小さくQ1bはほぼ一
定となる(なぜならば、Q1b≒(φ1/φ2)Q2b
しかるに式よりQ2b∽(1/r1)、であり、
(φ1/φ2)/r1を上述の実施例について実際に算
出してみるとほぼ一定となり、従つてQ1bはほぼ
一定となる)ので、P1も図示のように減速比に
影響されずほぼ一定になる。従つて、ライン圧Pl
は減速比に無関係に一定とし、エンジン出力トル
クにのみ応じて制御すればよい。 次に、S1をS2より大きくして、S1/S2≒Q1b/Q2bとな るようにすれば、P1≒P2となり、P1、P2は第1
0図に示すように減速比に応じて変化する。従つ
て、ライン圧Plも減速比の減少に伴なつて減少す
るように制御すれば、ライン圧PlをP1、P2より
常にわずかに高く維持することができ、非常に効
率がよい。 次に、S1をS2より小さくすると、P1、P2は第
11図に示すようになり、P1がかなり高くなり、
ライン圧Plはこれよりわずかに高くしなければな
らないので、ライン圧の適切な設定という点から
は、あまり好ましくない。 従つて、駆動プーリシリンダ室の受圧面積S1
従動プーリシリンダ室の受圧面積S2とほぼ等しい
場合には、ライン圧はエンジン出力トルクに比例
して制御し、また、受圧面積S1が受圧面積S2より
も大きい場合には、ライン圧はエンジン出力トル
ク及び減速比に比例して制御すれば効率の良いラ
イン圧の設定を行なうことができる。 なお、第4図に示したライン圧調圧弁102で
は、ライン圧はエンジン出力トルク(スロツトル
開度)及び減速比に応じて制御されるようにして
あつたが、駆動プーリ24の可動円すい板30の
動きをライン圧調圧弁102に伝えるロツド14
0を削除してスプリング136の荷重が減速比に
応じて変動しないようにすれば、ライン圧調圧弁
102がエンジン出力トルクにのみ比例したライ
ン圧を調圧するようにすることができることは明
らかである。 ここでエンジントルクに応じて調圧されたライ
ン圧の1例について説明する。一般的には、各ス
ロツトル開度におけるエンジンの最大トルクに対
応してライン圧を設定するのであるが、無段変速
機の変速制御方法によつては、各スロツトル開度
におけるエンジン回転数の範囲が決まつてしま
い、エンジン出力トルクも所定の範囲に限られて
しまい、必ずしもその開度における最大トルクを
考慮しなくてよい場合がある。例えば、第12図
にあるエンジンの性能曲線を示すが、この線図は
横軸にエンジン回転数、たて軸にエンジントルク
をとり、各スロツトル開度における両者の関係及
び等燃費率曲線が示してある。この線図において
エンジンの最良燃費率点を結ぶことにより、太線
で示すような最良燃費率曲線Gが得られる。エン
ジンを常にこの最良燃費率曲線G上で運転するよ
うにすると、最も燃料消費率を少なくすることが
できる。この場合、各スロツトル開度におけるエ
ンジントルクは決まつてしまう。横軸をスロツト
ル開度、たて軸をエンジントルクにして、この最
良燃費率曲線Gを示してみると、第13図の実線
のようになる。従つて、この曲線に沿つてライン
圧が変化するようにスロツトルカム139の形状
を決めてやれば、最も効率の良いライン圧の設定
を行なうことができる。このようにして設定した
ライン圧を鎖線で示す。なお、スロツトル開度0
においてもライン圧を0にしないのは、エンジン
ブレーキ作動時にはプーリ油圧を必要とするから
である。このエンジンブレーキ作動時のためのラ
イン圧の設定値は、第5図に示したストツパ30
6(これはスプリングであつてもよい)またはス
ロツトルカム139の形状で適宜選択し得ること
は明らかである。 以上説明してきたように、本発明によれば、変
速制御弁に供給される変速制御作動圧であるライ
ン圧を、エンジン出力トルク(又は、エンジン出
力トルク及び減速比)に比例した油圧にするライ
ン圧調圧弁を設けたので、エンジン出力トルク
(又はエンジン出力トルク及び減速比)に応じて
必要なVベルト伝達トルク容量が得られるようラ
イン圧が調圧され、Vベルトに常に適切な力が作
用してその耐久性が向上すると共に動力伝達効率
も向上する。更に、オイルポンプは不要な高圧油
を吐出する必要がなくなり、オイルポンプにおけ
る損失も少なくなり、結局、耐久性があつて効率
の良い無段変速機を得ることができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の無段変速機の油圧制御装置を示
す図、第2図は本発明による油圧制御装置を適用
する無段変速機の部分断面正面図、第3図は第2
図に示す無段変速機の各軸の位置を示す図、第4
図は本発明による油圧制御装置を示す図、第5図
はダイヤフラムを用いた場合のライン圧調圧弁の
断面図、第6図はプーリ及びVベルトを概略的に
示す図、第7及び8図は共に減速比とプーリ押し
付け力との関係を示す線図、第9〜11図は共に
減速比とプーリ油圧との関係を示す線図、第12
図はエンジン性能曲線を示す線図、第13図はス
ロツトル開度に対するエンジントルク及びライン
圧を示す線図である。 2……エンジン出力軸、4……インペラー、4
a……部材、6……タービン、8……ステータ、
10……ロツクアツプクラツチ、12……トルク
コンバータ、14……ロツクアツプクラツチ油
室、16……軸受、18……軸受、20……ケー
ス、22……駆動軸、24……駆動プーリ、26
……固定円すい板、28……駆動プーリシリンダ
室、30……可動円すい板、32……Vベルト、
34……従動プーリ、36……軸受、38……軸
受、40……従動軸、42……固定円すい板、4
4……従動プーリシリンダ室、46……可動円す
い板、48……前進用多板クラツチ、48a……
シリンダ室、50……前進用駆動ギア、52……
リングギア、54……後退用駆動ギア、56……
アイドラギア、58……後退用多板クラツチ、5
8a……シリンダ室、60……アイドラ軸、62
……アイドラギア、64……ピニオンギア、66
……ピニオンギア、67……差動装置、68……
サイドギア、70……サイドギア、72……出力
軸、74……出力軸、76……軸受、78……軸
受、80……オイルポンプ、82……オイルポン
プ駆動軸、102……ライン圧調圧弁、104…
…マニアル弁、106……変速制御弁、108…
…ロツクアツプ弁、110……変速モータ、11
2……変速操作機構、114……タンク、116
……油路、118……弁穴、118a〜118e
……ポート、120……弁穴、120a〜120
e……ポート、122……弁穴、122a〜12
2e……ポート、124……スプール、124
a,124b……ランド、126……油路、12
8……油路、130……油路、132……スプー
ル、132a〜132e……ランド、134……
スプリング、136……スプリング、138……
スロツトルリンク、139……スロツトルカム、
140……ロツド、142……オリフイス、14
4……油路、145……オリフイス、146……
トルクコンバータ・インレツトポート、148…
…油路、150……弁穴、150a〜150d…
…ポート、152……スプール、152a〜15
2e……ランド、154……油路、156……油
路、158……油路、160……レバー、162
……スリーブ、164……ギア、166……ギ
ア、168……軸、170……スプール、170
a,170b……ランド、172……スプリン
グ、174……オリフイス、176……オリフイ
ス、178……オリフイス、180……トルクコ
ンバータ・アウトレツトポート、182……油
路、184……ボール、186……スプリング、
188……レリーフ弁、190……油路、192
……レリーフ弁。301……ダイヤフラム、30
2……ダイヤフラムアーム、303……リターン
スプリング、304……負圧室、305……大気
圧室、306……ストツパ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 駆動プーリ及び従動プーリのV字状みぞ間隔
    を、変速制御弁から両プーリのシリンダ室に供給
    される油圧によつて制御することにより、減速比
    を連続的に可変としたVベルト式無段変速機の油
    圧制御装置において、 駆動プーリシリンダ室の受圧面積を、従動プー
    リシリンダ室の受圧面積とほぼ同等とし、変速制
    御弁に供給される変速制御作動圧であるライン圧
    を、エンジン出力トルクに比例した油圧に調圧す
    るライン圧調圧弁を設けたことを特徴とするVベ
    ルト式無段変速機の油圧制御装置。 2 駆動プーリ及び従動プーリのV字状みぞ間隔
    を、変速制御弁から両プーリのシリンダ室に供給
    される油圧によつて制御することにより、減速比
    を連続的に可変としたVベルト式無段変速機の油
    圧制御装置において、 駆動プーリシリンダ室の受圧面積を、従動プー
    リシリンダ室の受圧面積より大きくし、変速制御
    弁に供給される変速制御作動圧であるライン圧
    を、エンジン出力トルクと駆動及び従動プーリ間
    の減速比とに比例した油圧にするライン圧調圧弁
    を設けたことを特徴とするVベルト式無段変速機
    の油圧制御装置。
JP56044752A 1981-03-28 1981-03-28 Hydraulic control unit in v-belt stepless speed change gear Granted JPS57161347A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56044752A JPS57161347A (en) 1981-03-28 1981-03-28 Hydraulic control unit in v-belt stepless speed change gear
DE8282102529T DE3278672D1 (en) 1981-03-28 1982-03-25 Hydraulic control system for continuously variable v-belt transmission
EP82102529A EP0061734B1 (en) 1981-03-28 1982-03-25 Hydraulic control system for continuously variable v-belt transmission
US06/362,488 US4519790A (en) 1981-03-28 1982-03-26 Hydraulic control system for continuously variable V-belt transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56044752A JPS57161347A (en) 1981-03-28 1981-03-28 Hydraulic control unit in v-belt stepless speed change gear

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57161347A JPS57161347A (en) 1982-10-04
JPS6342147B2 true JPS6342147B2 (ja) 1988-08-22

Family

ID=12700170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56044752A Granted JPS57161347A (en) 1981-03-28 1981-03-28 Hydraulic control unit in v-belt stepless speed change gear

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4519790A (ja)
EP (1) EP0061734B1 (ja)
JP (1) JPS57161347A (ja)
DE (1) DE3278672D1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066974B2 (ja) * 1982-10-22 1994-01-26 日産自動車株式会社 Vベルト式無段変速機の油圧制御装置
JPS59110952A (ja) * 1982-12-17 1984-06-27 Nissan Motor Co Ltd 無段変速機の変速制御装置
JPS59159456A (ja) * 1983-02-26 1984-09-10 Toyota Motor Corp ベルト式無段変速機の油圧装置
JPS59219553A (ja) * 1983-05-27 1984-12-10 Nissan Motor Co Ltd 無段変速機の変速制御装置
JPH0730838B2 (ja) * 1983-06-16 1995-04-10 日産自動車株式会社 無段変速機の制御装置
JPS6030855A (ja) * 1983-07-30 1985-02-16 Mazda Motor Corp 無段変速機の制御装置
IT1169852B (it) * 1983-10-17 1987-06-03 Piaggio & C Spa Dispositivo di controllo della regolazione di una trasmissione automatica
US4660438A (en) * 1983-12-19 1987-04-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Continuously variable transmission
DE3546761C2 (ja) * 1984-04-24 1991-11-07 Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama, Kanagawa, Jp
US4673378A (en) * 1984-05-03 1987-06-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydraulic control apparatus for a continuously variable transmission
JPH0623033B2 (ja) * 1984-11-16 1994-03-30 富士重工業株式会社 無段変速機の電子制御装置
JPS61130655A (ja) * 1984-11-30 1986-06-18 Toyota Motor Corp ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JPS624954A (ja) * 1985-06-29 1987-01-10 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速機の制御装置
JPS624640A (ja) * 1985-06-29 1987-01-10 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速機の制御装置
JPS6252261A (ja) * 1985-08-30 1987-03-06 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速機の油圧制御装置
JPH0749824B2 (ja) * 1986-03-06 1995-05-31 本田技研工業株式会社 車両用無段変速機の変速制御方法
JP2529672B2 (ja) * 1986-09-10 1996-08-28 日産自動車株式会社 無段変速機の変速制御装置
DE3872035T2 (de) * 1987-04-24 1992-12-03 Honda Motor Co Ltd Stufenlos verstellbares riemengetriebe fuer kraftfahrzeuge.
JP2790627B2 (ja) * 1987-04-30 1998-08-27 本田技研工業株式会社 ベルト無段変速機の制御方法および制御装置
EP0289024A3 (en) * 1987-04-30 1990-07-11 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Belt-and-pulley type continuously variable transmission
JPS63280955A (ja) * 1987-05-12 1988-11-17 Honda Motor Co Ltd 無段変速機の変速比制御方法および変速比制御装置
JP2691538B2 (ja) * 1987-09-16 1997-12-17 本田技研工業株式会社 無段可変伝達制御法及び無段可変伝達制御装置
DE3803201A1 (de) * 1988-02-04 1989-08-17 Ford Werke Ag Steuerventilanordnung fuer ein stufenlos regelbares umschlingungsgetriebe
JP2741029B2 (ja) * 1988-02-22 1998-04-15 富士重工業株式会社 無段変速機の変速制御装置
US5056380A (en) * 1988-08-30 1991-10-15 Mazda Motor Corporation Hydraulic control system for steplessly variable transmission
JP3552411B2 (ja) * 1996-07-16 2004-08-11 日産自動車株式会社 Vベルト式無段変速機
JP3430934B2 (ja) * 1998-09-08 2003-07-28 日産自動車株式会社 Vベルト式無段変速機の変速制御装置
JP5192509B2 (ja) * 2010-03-19 2013-05-08 ジヤトコ株式会社 自動変速機の制御装置およびその制御方法
JP5331847B2 (ja) 2011-06-20 2013-10-30 ジヤトコ株式会社 自動変速機の制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5298861A (en) * 1976-02-09 1977-08-19 Doornes Transmissie Bv Method of controlling stepless variable transmission gear and device therefor
JPS5565755A (en) * 1978-11-13 1980-05-17 Doornes Transmissie Bv Speed change ratio control method and device of stepless speed change gear for automobile

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1081733B (de) * 1958-07-19 1960-05-12 Reimers Getriebe K G Steuereinrichtung an stufenlos verstellbaren Getrieben mit zwischen axial verschiebbaren Kegelscheibenpaaren laufenden Zugmittelstraengen und hydraulischer Verstelleinrichtung
DE1254981C2 (de) * 1960-08-04 1973-03-01 Piv Antrieb Reimers Kg Werner Steuereinrichtung fuer das stufenlos verstellbare Wechselgetriebe eines Antriebsaggregates, insbesondere fuer Kraftfahrzeuge
DE1256023B (de) * 1964-02-29 1967-12-07 Piv Antrieb Reimers Kg Werner Stufenlos verstellbares Kegelscheiben-Umschlingungsgetriebe
DE1816949B1 (de) * 1968-12-24 1970-05-27 Piv Antrieb Reimers Kg Werner Kegelscheiben-Umschlingungsgetriebe
DE1816951C2 (de) * 1968-12-24 1971-01-28 Piv Antrieb Reimers Kg Werner Kegelscheiben-Umschlingungsgetriebe
US4056015A (en) * 1976-05-11 1977-11-01 Van Doorne's Transmissie B.V. Stepless variable transmission
IT1072036B (it) * 1976-11-24 1985-04-10 Sira Circzito di controllo a due andature per variatori automatici di rapporto a cinghia trapezoidale particolarmente per autoveicoli
US4228691A (en) * 1977-03-01 1980-10-21 Borg-Warner Corporation Variable pulley transmission
DE2744947C3 (de) * 1977-10-06 1980-10-23 P.I.V. Antrieb Werner Reimers Kg, 6380 Bad Homburg Stufenlos einstellbares Kegelscheiben-Umschlingungsgetriebe
IT1159899B (it) * 1978-07-13 1987-03-04 Fiat Spa Gruppo di trasmissione per veicoli a motore
DE2846580C2 (de) * 1978-10-26 1982-12-09 P.I.V. Antrieb Werner Reimers GmbH & Co KG, 6380 Bad Homburg Stufenlos einstellbares Kegelscheibengetriebe
US4387608A (en) * 1979-09-12 1983-06-14 Robert Bosch Gmbh Electronic control for a stepless vehicle transmission using a control member response to dynamic pressure
NL7907714A (nl) * 1979-10-19 1981-04-22 Doornes Transmissie Bv Werkwijze en inrichting voor het regelen van een traploos variabele transmissie.
DE2946295C2 (de) * 1979-11-16 1982-10-21 P.I.V. Antrieb Werner Reimers GmbH & Co KG, 6380 Bad Homburg Kegelscheiben-Umschlingungsgetriebe

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5298861A (en) * 1976-02-09 1977-08-19 Doornes Transmissie Bv Method of controlling stepless variable transmission gear and device therefor
JPS5565755A (en) * 1978-11-13 1980-05-17 Doornes Transmissie Bv Speed change ratio control method and device of stepless speed change gear for automobile

Also Published As

Publication number Publication date
EP0061734A2 (en) 1982-10-06
JPS57161347A (en) 1982-10-04
EP0061734B1 (en) 1988-06-15
EP0061734A3 (en) 1985-01-09
DE3278672D1 (en) 1988-07-21
US4519790A (en) 1985-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6342147B2 (ja)
EP0061732B1 (en) Hydraulic control system for continuously variable v-belt transmission with hydrodynamic transmission unit
US4669336A (en) Apparatus for controlling line pressure used in V-belt type continuously variable transmission for automobile
US4534243A (en) Hydraulic control system for a V-belt transmission
US5088352A (en) System for controlling hydraulic fluid pressure for V-belt type automatic transmission
US4747327A (en) Hydraulic control apparatus for hydraulically-operated power transmitting system having continuously variable transmission
JPS6342146B2 (ja)
JPH0158789B2 (ja)
US4557706A (en) Control system for continuously variable V-belt transmission
US4510822A (en) Continuously variable V-belt transmission including hydrodynamic transmission unit with lock-up means
US5042328A (en) Hydraulic transmission control system
US5063815A (en) Line pressure control for V-belt type continuously variable transmission
US4512751A (en) Method and system for controlling continuously variable v-belt transmission
US5088355A (en) Vehicle power transmitting system with continuously variable transmission and hydraulic control apparatus, capable of producing adequate engine braking during low-speed reverse running of vehicle
US4785690A (en) Pressure regulating system for use in an automatic transmission
JPH0543897B2 (ja)
US5094129A (en) Hydraulic control apparatus for vehicle continuously variable transmission, having means for limiting increase in input shaft speed after the speed rises to predetermined level with vehicle speed
US8801559B2 (en) Vehicular power transmitting system
JP2984755B2 (ja) 無段変速機の変速比制御装置
JP3571607B2 (ja) ベルト式無段変速機
US4227602A (en) Hydraulic power clutch control system having an inching valve
US4895552A (en) Control system for transmission
JP2626360B2 (ja) 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JPH04285361A (ja) 車両用ベルト式無段変速機の制御装置
JPH049934B2 (ja)