JP2691538B2 - 無段可変伝達制御法及び無段可変伝達制御装置 - Google Patents

無段可変伝達制御法及び無段可変伝達制御装置

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JP2691538B2 JP62229708A JP22970887A JP2691538B2 JP 2691538 B2 JP2691538 B2 JP 2691538B2 JP 62229708 A JP62229708 A JP 62229708A JP 22970887 A JP22970887 A JP 22970887A JP 2691538 B2 JP2691538 B2 JP 2691538B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は無段可変伝達制御方法及び無段可変伝達制御
装置に関する。 (従来技術) 従来、英国特許第1525674号明細書等に見られる無段
可変伝達制御の方法は、第3図示の如く平行に配設され
た駆動側の第1軸1及び被駆動側の第2軸2のそれぞれ
に固定された円錐板3,4と該軸1,2のそれぞれの軸方向に
摺動可能に設けられた円錐板5,6が設けられ、該円錐板
5,6をそれぞれ第1軸1及び第2軸2に同軸に設けた第
1、第2油圧シリンダ7,8により往復動させ、該円錐板
3,5及び円錐板4,6によって形成される第1V字形プーリ9
(以下第1プーリという)及び第2V字形プーリ10(以下
第2プーリという)に無端状伝達部材11を回動可能に渡
して、該部材11と両プーリ9,10との摺接部を、可動の円
錐板5,6を軸方向に往復動させて、それぞれ第1軸1及
び第2軸2の半径方向に摺動させることにより、第1軸
1の回転速度を第2軸2に無段可変伝達している。 なお、第3図において12,13は加圧流体(図示せず)
を出し入れする為の空間であり、該空間12及び13への連
結管15及び16を介する加圧流体の出し入れにより第1油
圧シリンダ7及び第2油圧シリンダ8を介して可動な円
錐板5及び6が所望の伝達レシオを実現すべく両軸1及
び2の軸方向にそれぞれ往復動する。 上記構成及び方法によれば、例えば第3図示の如く、
無端状伝達部材11駆動側第1プーリ9の摺接部が第1軸
1の最近位置にあり、また該部材11と被駆動側の第2プ
ーリ10の摺接部が第2軸2の最遠位置にある場合に、該
第1プーリ9と第2プーリ10による伝達レシオの決定
は、第1プーリ9側の空間12から加圧流体を管15を介し
て流出させ第1油圧シリンダ7を介して円錐板5を固定
の円錐板3の方向から離間させ、円錐板5の軸端5′を
空間12の内壁12′に当接させることによって、伝達部材
11の最小巻き掛け径を決めている。 しかしながら、この方法では、第2プーリ10側の部材
11の最大巻き掛け径をその周方向に定めるために、第2
プーリ10側の第2油圧シリンダ8によって部材11に張力
を付与することとなる。このため、部材11の経年使用等
により若干の伸びが生じていると、該部材11が第2プー
リ10側で外方に張り出してケース17に接触する虞れがあ
り、これを回避するためには、プーリ10とケース17との
間隙を大きくとっておく必要があった。 また、従来のものでは、第3図の状態では、第1プー
リ9側では部材11に十分な張力が付与されていないた
め、この状態から伝達レシオの変換を行う際には、第1
プーリ9の円錐板5,6を積極的に接近させるように第1
油圧シリンダ7の油圧を昇圧しなければならず、このた
め、部材11にレシオの変換時に比較的大きな力が加わっ
て、該部材11の経年的な劣化を生じやすく、また、若干
の伸びが生じる。従って、例えば第3図のように第2プ
ーリ10側で部材11が最大巻き掛け径となる状態で、上記
のように該部材11が第2プーリ10側で外方に張り出して
ケース17に干渉する虞れがある。 (解決すべき問題点) かかる問題に対処すべく、本発明においては従来に比
して無端状伝達部材にかかる張力が比較的小さく、また
該部材の使用寿命が長くなり、さらに該部材が伝達レシ
オの変換時にプーリから外方へ突出する虞れの少ない無
段可変伝達制御方法を提供することを目的とする。 また、本発明は無端状伝達部材の巻き掛け径が一方の
プーリ側で最大径となる状態、すなわち、伝達レシオが
ローレシオまたはハイレシオの場合に、比較的小さな油
圧で伝達レシオを規定することができると共に無端状伝
達部材にかかる張力を少ないものとして、その寿命を長
くすることができ、また、該部材が最大巻き掛け径のプ
ーリ側で外方に突出する虞れを少ないものとすることが
できる無段可変伝達制御装置を提供することを目的とす
る。 (問題点を解決する為の手段) かかる目的を達成するために、本発明の無断可変伝達
制御方法は、平行に配設された駆動側の第1軸及び被駆
動側の第2軸のそれぞれに2個の円錐板で形成される駆
動側の第1V字形プーリ及び被駆動側の第2V字形プーリが
回動可能に設けられ、第1V字形プーリを形成する一方の
円錐板が第1軸に固定され、また他方の円錐板が該第1
軸の軸方向に第1油圧シリンダによって該一方の円錐板
に対向して制御可能に往復動し、さらに第2V字形プーリ
を形成する一方の円錐板が第2軸に固定され、また他方
の円錐板が第2軸の軸方向に第2油圧シリンダによって
該一方の円錐板に対向して制御可能に往復動し、該第1
及び第2V字形プーリに無端状伝達部材を回動可能に渡し
て、該部材と両V字形プーリとの摺接部を、両V字形プ
ーリの前記他方の円錐板を往復動させて、それぞれ第1
軸及び第2軸の半径方向に摺動させることにより、無段
可変伝達を制御する方法において、前記無端状伝達部材
と第1V字形プーリとの摺接部が第1軸から半径方向に最
大に離間した状態から伝達レシオを変換させるとき、前
記第1油圧シリンダにより該第1V字形プーリの前記他方
の円錐板に付与する油圧を降圧させつつ該第1油圧シリ
ンダにより伝達レシオを制御し、且つ前記前記無端状伝
達部材と第2V字形プーリとの摺接部が第2軸から半径方
向に最大に離間した状態から伝達レシオを変換させると
き、前記第2油圧シリンダにより該第2V字形プーリの前
記他方の円錐板に付与する油圧を降圧させつつ該第2油
圧シリンダにより伝達レシオを制御することを特徴とす
る。 また、本発明の無段可変伝達制御装置は、前記の目的
を達成するために、平行に配設された駆動側の第1軸及
び被駆動側の第2軸のそれぞれに2個の円錐板で形成さ
れる駆動側の第1V字形プーリ及び被駆動側の第2V字形プ
ーリが回動可能に設けられ、第1V字形プーリを形成する
一方の円錐板が第1軸に固定され、また他方の円錐板が
該第1軸の軸方向に第1油圧シリンダによって該一方の
円錐板に対向して制御可能に往復動し、さらに第2V字形
プーリを形成する一方の円錐板が第2軸に固定され、ま
た他方の円錐板が第2軸の軸方向に第2油圧シリンダに
よって該一方の円錐板に対向して制御可能に往復動し、
該第1及び第2V字形プーリに無端状伝達部材を回動可能
に渡して、該部材と両V字形プーリとの摺接部を、両V
字形プーリの前記他方の円錐板を往復動させて、それぞ
れ第1軸及び第2軸の半径方向に摺動させることによ
り、無段可変伝達を制御する方法において、前記無端状
伝達部材と第1V字形プーリとの摺接部が第1軸から半径
方向に最大に離間した状態では、該第1V字形プーリの2
個の円錐板を第1油圧シリンダにより当接させると共に
第2油圧シリンダにより前記無端状伝達部材の張力を制
御し、さらに当該状態から伝達レシオを変換させると
き、前記第1油圧シリンダにより該第1V字形プーリの前
記他方の円錐板に付与する油圧を降圧させつつ該第1油
圧シリンダにより伝達レシオを制御し、且つ前記無端状
伝達部材と第2V字形プーリとの摺接部が第1軸から半径
方向に最大に離間した状態では、該第2V字形プーリの2
個の円錐板を第2油圧シリンダにより当接させると共に
第1油圧シリンダにより前記無端状伝達部材の張力を制
御し、さらに当該状態から伝達レシオを変換させると
き、前記第2油圧シリンダにより該第2V字形プーリの前
記他方の円錐板に付与する油圧を降圧させつつ該第2油
圧シリンダにより伝達レシオを制御する構成としたこと
を特徴とする。 (作 用) 前記手段によれば、前記無段可変伝達方法は伝達レシ
オ変換時に、従来に比して、該レシオ変換に要する前記
プーリの前記無端状伝達部材の保持力を減少し、レシオ
変換側のプーリと異なるプーリ側の部材と両円錐板の対
向する内壁で形成される空間が、該プーリ側に生ずる部
材のたわみを該空間内に吸収する。また、前記無段可変
伝達制御装置は、前記無端状伝達部材と第1V字形プーリ
の摺接部が第1軸から半径方向に最大に離間した状態
と、無端状伝達部材と第2V字形プーリの摺接部が第2軸
から半径方向に最大に離間した状態との二つの状態、換
言すれば、伝達レシオがローレシオ(最低速側変速比)
の場合とハイレシオ(最高速側変速比)の場合とのいず
れの場合においても、該摺接部が軸から半径方向に最大
に離間した側、すなわち、無端状伝達部材の最大巻き掛
け径側のV字形プーリの2個の円錐板を互いに当接させ
ることにより、その巻き掛け径が比較的小さな油圧力で
最大径に規定されると共に、他方のV字形プーリ側、す
なわち、無端状伝達部材の最小巻き掛け径側(必要伝達
トルクの小さい側)で無端状伝達部材の張力を制御する
ことにより、その張力制御は小さな油圧力で行われる。
そして、無端状伝達部材のたるみは最小巻き掛け径側の
プーリ内で吸収される。さらに、上記ハイレシオあるい
はローレシオの状態から伝達レシオを変換させるときに
は、前記無段可変伝達制御方法と同様に伝達レシオを制
御するので、該無段可変伝達制御方法と同様の作用を奏
する。 (実施例) 本発明の実施例によれば、前記した第3図と同様の第
1図示の如き構成(なお、構成を示す参照番号は第3図
と同じ)において、伝達部材11と第1V字形プーリ9(以
下第1プーリという)との摺接部が第1軸1の最近位置
にあり、また該部材11と第2V字形プーリ10(以下第2プ
ーリという)との摺接部が第2軸2の最遠位置にある場
合は、伝達レシオの変換を第2プーリ10側で行う。 従って、該レシオ変換は第2プーリ10側の空間13の管
16を介して加圧流体を流出させ、さらに第2油圧シリン
ダ8を介して可動の円錐板6を固定の円錐板4から離間
し、第2プーリ10内の伝達部材11を両円錐板4,6の斜面
に摺接させながら第2軸2に近づけ、これに追随して第
1プーリ9側の可動の円錐板5を空間12内に加圧流体を
管15を介して流入することにより対向する固定の円錐板
3に近づけて第1プーリ9内の伝達部材11を両円錐板3,
5に周させながら、第1軸1から離間して行う。 従って本発明の実施例における方法によれば、第1プ
ーリ9側の部材11が最初第1軸1の最近位置にある為
に、該部材11の両端と該プーリ9との摺接面積が最小で
あり、この位置に該プーリ9が空間12内の加圧流体によ
り円錐板5を介して該部材11を保持する力も最小になっ
ている。 このような場合には、第2プーリ10に対する部材11の
摺接面積が、第1プーリ9のものよりも大きい為、伝達
レシオの変換時に第2プーリ10が有する部材11に対する
保持力で十分変換を行うことができるので、従来に比し
て小さな力でレシオ変換が実行できるとともに、レシオ
変換時に部材11に加わる力が小さくなるので部材11の使
用寿命を従来に比して伸ばすことができ、さらに第1プ
ーリ9の部材が第1図示の如く第1軸1の最近位置にあ
る為に、第2プーリ10によってレシオ変換を行うと、第
1プーリ9側に生ずる伝達部材11のたわみが該部材11と
両円錐板3,5の内面で形成される空間に吸収されるので
該部材11が該プーリ9から外方へ突出してケースに衝突
する虞れがない。 また、本実施例においては、第1図示のように、第2
プーリ10と無端状伝達部材11との摺接部が第2軸2の半
径方向に最大に離間した状態、すなわち、伝達レシオが
ローレシオである場合に、第2油圧シリンダ8により、
第1図示のように第2プーリ10の可動の円錐板6を固定
の円錐板4に常時当接させる。これにより、第2プーリ
10における無端状伝達部材11の巻き掛け径は、基本的に
は、円錐板4,6の間隔(最小間隔)により定まる最大巻
き掛け径に規定される。そして、この時、第1プーリ9
側にあっては、第1プーリ9と無端状伝達部材11との摺
接部の滑りを生じない接触圧を確保するために、油圧シ
リンダ7により無端状伝達部材11の張力を制御する。こ
のとき、その張力制御は、無端状伝達部材11の巻き掛け
径が最小となって必要伝達トルクの小さい第1プーリ9
側で行われるため、油圧シリンダ7の小さな油圧力で張
力制御を行うことができる。また、伝達トルクの大きい
第2プーリ10側にあっては、油圧シリンダ8は無端状伝
達部材11の張力制御を行わず、単に、円錐板6を円錐板
4に当接させるだなので、比較的小さな油圧力で済む。
従って、伝達レシオをローレシオ状態に維持しつつ無端
状伝達部材11とプーリ9,10との滑りを生じない接触圧を
確保するための油圧力が小さなものですみ、これによ
り、無端状伝達部材11にかかる力を小さなものとしてそ
の寿命を向上させることができる。また、小さな油圧力
で済むため、油圧シリンダ7,8のオイルポンプ(図示し
ない)のフリクションを軽減することこともできる。ま
た、無端状伝達部材11に生じるたるみは、巻き掛け径の
小さい側の第1プーリ9の円錐板4,6の間に形成された
空間に吸収されるため、最大巻き掛け径側の第2プーリ
10において、無端状伝達部材11が外方に突出することも
ない。 尚、第2図示の如く、第1プーリ9内の無端状伝達部
材11が第1軸1の最遠位置にあり、第2プーリ10内の部
材11が第2軸2の最近位置にある場合(伝達レシオがハ
イレシオの状態)は、伝達レシオの変換を前述の場合と
同様に第1プーリ9側で伝達レシオの変換を行い、ま
た、そのハイレシオ状態において、第1プーリ9の円錐
板3,5を常時互いに当接させると共に、無端状伝達部材1
1の張力制御を第2プーリ10側で行うことにより、前述
の場合と同様の効果が得られる。 (効 果) 従って本発明によれば、前記無段可変伝達方法が伝達
レシオ変換時に、従来に比して、該変換に要する前記プ
ーリの前記無端状伝達部材に対する保持力を減少し、レ
シオ変換側のプーリと異なるプーリ側の部材と両円錐板
の対向する内壁で形成される空間が、該プーリ側に生ず
る部材のたわみを該空間内に吸収するので、従来に比し
て無端状伝達部材にかかる張力が比較的小さく、また該
部材の使用寿命が長くなり、さらに該部材が伝達レシオ
の変換時にプーリから外方へ突出する虞れの少ない無段
可変伝達制御方法を提供することができる。無段可変伝
達制御方法を提供することができる。また、本発明の無
段可変伝達制御装置によれば、前記無段可変伝達方法と
同様の効果を奏することができる他、伝達レシオがハイ
レシオとローレシオとの二つの状態で、それぞれ無端状
伝達部材の巻き掛け径の大きい側のプーリの両円錐板を
当接させると共に、巻き掛け径の小さいプーリ側で無端
状伝達部材の張力制御を行うことにより、小さな油圧力
によって、無端状伝達部材の滑りを生じない状態で伝達
レシオをローレシオまたはハイレシオに規定することが
できると共に無端状伝達部材にかかる張力を少ないもの
として、その寿命を長くすることができ、また、該部材
が最大巻き掛け径のプーリ側で外方に突出する虞れを少
ないものとすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明の実施例を説明する為の説明
的概略図、第3図は従来例の説明的概略図である。 1……第1軸、2……第2軸 3,4,5,6……円錐板 7……第1油圧シリンダ、8……第2油圧シリンダ 9……第1プーリ、10……第2プーリ 11……無端状伝達部材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.平行に配設された駆動側の第1軸及び被駆動側の第
    2軸のそれぞれに2個の円錐板で形成される駆動側の第
    1V字形プーリ及び被駆動側の第2V字形プーリが回動可能
    に設けられ、第1V字形プーリを形成する一方の円錐板が
    第1軸に固定され、また他方の円錐板が該第1軸の軸方
    向に第1油圧シリンダによって該一方の円錐板に対向し
    て制御可能に往復動し、さらに第2V字形プーリを形成す
    る一方の円錐板が第2軸に固定され、また他方の円錐板
    が第2軸の軸方向に第2油圧シリンダによって該一方の
    円錐板に対向して制御可能に往復動し、該第1及び第2V
    字形プーリに無端状伝達部材を回動可能に渡して、該部
    材と両V字形プーリとの摺接部を、両V字形プーリの前
    記他方の円錐板を往復動させて、それぞれ第1軸及び第
    2軸の半径方向に摺動させることにより、無段可変伝達
    を制御する方法において、 前記無端状伝達部材と第1V字形プーリとの摺接部が第1
    軸から半径方向に最大に離間した状態から伝達レシオを
    変換させるとき、前記第1油圧シリンダにより該第1V字
    形プーリの前記他方の円錐板に付与する油圧を降圧させ
    つつ該第1油圧シリンダにより伝達レシオを制御し、 且つ前記前記無端状伝達部材と第2V字形プーリとの摺接
    部が第2軸から半径方向に最大に離間した状態から伝達
    レシオを変換させるとき、前記第2油圧シリンダにより
    該第2V字形プーリの前記他方の円錐板に付与する油圧を
    降圧させつつ該第2油圧シリンダにより伝達レシオを制
    御することを特徴とする無段可変伝達制御方法。 2.平行に配設された駆動側の第1軸及び被駆動側の第
    2軸のそれぞれに2個の円錐板で形成される駆動側の第
    1V字形プーリ及び被駆動側の第2V字形プーリが回動可能
    に設けられ、第1V字形プーリを形成する一方の円錐板が
    第1軸に固定され、また他方の円錐板が該第1軸の軸方
    向に第1油圧シリンダによって該一方の円錐板に対向し
    て制御可能に往復動し、さらに第2V字形プーリを形成す
    る一方の円錐板が第2軸に固定され、また他方の円錐板
    が第2軸の軸方向に第2油圧シリンダによって該一方の
    円錐板に対向して制御可能に往復動し、該第1及び第2V
    字形プーリに無端状伝達部材を回動可能に渡して、該部
    材と両V字形プーリとの摺接部を、両V字形プーリの前
    記他方の円錐板を往復動させて、それぞれ第1軸及び第
    2軸の半径方向に摺動させることにより、無段可変伝達
    を制御する装置において、 前記無端状伝達部材と第1V字形プーリとの摺接部が第1
    軸から半径方向に最大に離間した状態では、該第1V字形
    プーリの2個の円錐板を第1油圧シリンダにより当接さ
    せると共に第2油圧シリンダにより前記無端状伝達部材
    の張力を制御し、さらに当該状態から伝達レシオを変換
    させるとき、前記第1油圧シリンダにより該第1V字形プ
    ーリの前記他方の円錐板に付与する油圧を降圧させつつ
    該第1油圧シリンダにより伝達レシオを制御し、 且つ前記無端状伝達部材と第2V字形プーリとの摺接部が
    第1軸から半径方向に最大に離間した状態では、該第2V
    字形プーリの2個の円錐板を第2油圧シリンダにより当
    接させると共に第1油圧シリンダにより前記無端状伝達
    部材の張力を制御し、さらに当該状態から伝達レシオを
    変換させるとき、前記第2油圧シリンダにより該第2V字
    形プーリの前記他方の円錐板に付与する油圧を降圧させ
    つつ該第2油圧シリンダにより伝達レシオを制御する構
    成としたことを特徴とする無段可変伝達制御装置。
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