JPS634159Y2

JPS634159Y2 -

Info

Publication number: JPS634159Y2
Application number: JP11725881U
Authority: JP
Priority date: 1981-08-05
Filing date: 1981-08-05
Publication date: 1988-02-02
Also published as: JPS5821698U

Description

【考案の詳細な説明】本案は伸縮式門扉に関するもので、その目的と
するところは、堅牢で且つ美観に富み、且つ量産
可能な伸縮式門扉を提供することにある。

従来、横棧を水平方向でパンタグラフ状に構成
して伸縮自在とした門扉は横棧と縦棧の連結方法
として、溶接又はビス等で行なつていたが、どう
しても溶接後のビードとかビス頭が表面に見えて
美観を損ねてしまい、又、組立て作業に於いても
手間がかかる等の欠点があつた。

本案は以上のような欠点に鑑みてなされたもの
であり、センター縦棧とサイド縦棧との上下部に
横棧を連鎖して横方向に伸縮自在とした門扉に於
いて、横棧に断面略日状の管材を用い、縦棧の上
下端部には、適宜位置にローレツト部を施した連
結金具を一体的に取り付け、横棧と縦棧の固着部
は、横棧に該ローレツト部の直径より小径の貫通
穴又は適宜一面を残し他面と中央仕切棧を貫通さ
せた片穴を穿設し、該ローレツト部を横棧の貫通
穴又は、片穴に圧入一体に固着してなる構造であ
る。

以下、本案の実施例を図面をもとに説明する。
１．１……はセンター縦棧、２．２……はサイド
縦棧を示す。本案の実施例としては、縦棧１．１
……、２．２……の上下部に夫々３列ずつの横棧
３．３１．３２……、４．４１．４２……を配し
たものを用いた。縦棧１．１……、２．２……と
横棧３．３１．３２……、４．４１．４２……と
の連結構造としてはセンター縦棧１．１……と、
上下部共に1.3列目の横棧３．３２……、４．４
２……は固着連結、上下部共に２列目の横棧３１
……、４１……とは回動連結となつている。又逆
にサイド縦棧２．２……は、上下部の２列目の横
棧３１……、４１……と固着連結、上下部の1.3
列目の横棧３．３２……、４．４２……とは回動
連結となつている。

横棧３．３１．３２……、４．４１．４２……
は中央に仕切棧７．７……を施した断面略日状の
管材を用いた。

縦棧１．１……、２．２……の上下端部には、
適宜位置にローレツト部６．６……を施した連結
金具５．５……を一体的に取り付けている。本実
施例の場合では、センター縦棧１．１……では、
上下部の1.3列目の横棧３．３２……、４．４２
……との連結位置にローレツト部６．６……を施
し、サイド縦棧２．２……では、上下部の２列目
の横棧３１……、４１……との連結位置にローレ
ツト部を施している。

縦棧１．１……、２．２……と横棧３．３１．
３２……、４．４１．４２……の固着部は、横棧
３．３１．３２……、４．４１．４２……に、該
ローレツト部６．６……の直径よりやや小径の貫
通穴８．８……又は、適宜一面を残し他面と中央
仕切棧７．７……を貫通させた片穴９．９……を
穿設し、該ローレツト部６．６……を横棧３．３
１．３２……、４．４１．４２……の貫通穴８．
８……、又は片穴９．９……に圧入一体に固着し
ている。つまりその固着状態に於いては、ローレ
ツト部６．６……が横棧３．３１．３２……、
４．４１．４２……の貫通穴８．８……、又は片
穴９．９……の孔縁にローレツト状にみ込んで係
止されている為、非常に堅固な結合となつてい
る。

本実施例では、上端の横棧３．３……を片穴
９．９……としているが、勿論全ての連結位置を
貫通穴８．８……とし、上端の横棧３．３……の
上部に縦棧１．１……、２．２……を突出させて
も構わない。

本案は横棧３．３１．３２……、４．４２．４
２……が断面略日状の管材である為、貫通穴８．
８……に於いては連結金具５．５……のローレツ
ト部６．６……とは３点で係止することになり堅
固な連結が得られ、又、本実施例のように上端横
棧３．３……の上面に縦棧１．１……、２．２…
…を突出させない場合でも２点で係止出来るの
で、構造上の問題は起らない。つまり顧客等の要
望に応じて門扉の上端を平担とするか、上端の横
棧３．３……の上部に縦棧１．１……、２．２…
…を突出させて装飾キヤツプを施し、門扉に変化
を持たせたりするとを自由に選択出来ることにな
る。

又、本案は、従来の連結方法である溶接やビス
止めが手作業として非常に労力を必要としていた
のに対して、横棧をプレス等によつて一体に圧着
させるだけであるので、作業が非常に簡単で、且
つ量産に向いている等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本願の一実施例を示す門扉の平面
図、第２図は同じくその正面図で、第３図は一部
省略の要部拡大断面図である。１……センター縦棧、２……サイド縦棧、３…
…横棧（上方部１列目）、３１……横棧（上方部
２列目）、３２……横棧（上方部３列目）、４……
横棧（下方部１列目）、４１……横棧（下方部２
列目）、４２……横棧（下方部３列目）、５……連
結金具、６……ローレツト部、７……仕切棧、８
……貫通穴、９……片穴。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

センター縦棧とサイド縦棧との上下部に、横棧
を連鎖して横方向に伸縮自在とした門扉に於い
て、横棧に断面略日状の管材を用い縦棧の上下端
部には、適宜位置にローレツト部を施した連結金
具を一体的に取り付け、横棧と縦棧の固着部は、
横棧に、該ローレツト部の直径よりやや小径の貫
通穴又は適宜一面を残し他面と中央仕切棧を貫通
させた片穴を穿設し、該ローレツト部を横棧の貫
通穴又は片穴に圧入一体に固着したことを特徴と
する伸縮式門扉。