JPH0348362Y2 - - Google Patents

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JPH0348362Y2
JPH0348362Y2 JP14138585U JP14138585U JPH0348362Y2 JP H0348362 Y2 JPH0348362 Y2 JP H0348362Y2 JP 14138585 U JP14138585 U JP 14138585U JP 14138585 U JP14138585 U JP 14138585U JP H0348362 Y2 JPH0348362 Y2 JP H0348362Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は組立式の手摺り構造体に関し、例え
ば階段や屋上のパラペツトに傾斜状に設置する場
合に効果的なものである。
〈従来の技術〉 本出願人は先に出願した実願昭60−21876号に
おいて、隣り合う支柱の上端部に笠木を架設する
とゝもにその下方には支柱を挟んで一対の下桟を
架け渡し、笠木と下桟との間には立子を適宜間隔
に配設して成る手摺りを開示した。この手摺り
は、支柱の外側面から下桟が左右に突出しないよ
うに、下桟を支柱の対向間隔に等しい長さにし、
支柱の側面に支持ピースや連結部材を設けて下桟
の端部を止着することにより、下桟を支柱の対向
間隔内に架設している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記した手摺りでは部品点数が多く、
構造が複雑で、現場での作業性が悪かつた。即
ち、設置場所毎に支柱の取付け間隔や笠木及び下
桟の傾斜角度が異なるため、現場で下桟を支柱の
対向間隔に一致するように切断し、しかも下桟を
傾斜させる場合には支柱と下桟との間に隙間が生
じるのを防ぐため高精度の端面処理が必要とな
る。また、取付ける際には支持ピースや連結部材
等の他の部品を必要とするので、作業が面倒であ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、支柱を中空な筒状材と、該筒
状材の中空内部に挿入する補強用芯材とで構成
し、支柱の高さの途中には下桟が横から嵌り込む
ように該下桟の厚みにほゞ等しく内向きに窪んだ
左右のガイド溝を備えたカバー材を支柱外側に止
着して成ることを特徴とするものである。
〈作用〉 したがつて本考案によれば、筒状材の中空内部
に補強用芯材を挿入した支柱を適宜間隔に配設
し、支柱を挟んで一対の下桟を長尺なまゝ支柱の
左右外側に夫々止着して、支柱間に下桟を掛け渡
す。そして、ガイド溝に下桟を嵌め合わせてカバ
ー材を支柱外側に止着する。また、支柱の上端部
に笠木を架設するとゝもに、笠木と下桟との間に
立子を適宜間隔で配設して手摺と成す。
〈実施例〉 以下に本考案を図面に示した実施例に基づいて
説明する。1は手摺りを示し、この手摺り1は設
置場所に適宜間隔で直立状に埋設される支柱2
と、この支柱2の上端部間に架設される長尺な笠
木3と、支柱2の高さ途中に支柱2を挟んで掛け
渡される長尺な一対の下桟4,4と、笠木3と下
桟4との間に直立させて適宜間隔で配設される複
数本の立子5…から構成され、各部材をアルミニ
ユウム等により夫々押出成形する。
上記支柱2は中空な角筒状材6と、この筒状材
6の中空内部に挿入される補強用芯材7とから成
る二重筒材である。そして、補強用芯材7は、鉄
又はステンレス製の中空な角筒材より成り、特に
鉄製の場合には、塗装やメツキを施したり、或は
プラスチツクによる被膜を形成するなどして、電
食による金属の腐食を防止する。
そして、支柱2の下方外面には、下桟4が密に
嵌入するガイド溝8,8を左右に有するカバー材
9を止着する。このカバー材9は第4図で示す実
施例では、分割片10,10′を突き合わせて構
成するもので、各分割片10,10′は横断面が
コ字状で縦に長く、自由端を互いに突き合わせた
状態で支柱2より太い角筒状を成す。各分割片1
0,10′の長さの途中には、切込部11,11
を左右に形成するとゝもに、内面には支柱2の外
面に当接する上下に長い突起部12を内向きに複
数条隆起させる。そして、各分割片10,10′
を支柱2の外面に対向状に嵌着し、自由端を突き
合わせて止着すると、各分割片10,10′の切
込部11が連通してガイド溝8となり、このガイ
ド溝8の深さが下桟4の厚さに等しい。
したがつて、上記した両分割片10,10′か
らカバー材8を支柱2に止着し、且つガイド溝8
に嵌合させた下桟4を支柱2に止着すると、カバ
ー材9の外面と下桟4の外面とは第1図で示すよ
うに面一状になる。なお、上記したガイド溝8は
現場で切断加工するのであるが、支柱2に対して
下桟4を傾斜させるのであれば、その傾斜にした
がつて傾斜するように形成する。
また、支柱2の上端部には笠木3取付用のキヤ
ツプ13を被着して該キヤツプ13に笠木3を枢
着する。このキヤツプ13は上面が塞がれ、下面
が開放した収納空部14を有する角筒状の本体部
15と、該本体部15の上面中央から突出した幅
広な板状の頭部16とから成り、この頭部16に
は笠木3を枢着するボルトを通す透孔17を横向
きに開設する。この頭部16には笠木3の取付方
向に沿い円弧状に下り傾斜した傾斜上面18を形
成するとゝもに、この傾斜上面18に合わせて頭
部16の左右に位置する本体部15上面に該傾斜
上面18とほゞ平行に傾斜した傾斜肩部19を形
成する。
一方、本体部15の収納空部14を深く形成し
ているので、収納空部14内に支柱2の上端部を
挿入した後、キヤツプ13を上下させることによ
り両者の嵌合位置を上下に調節可能とできる。し
たがつて、支柱2を埋設したときにその上端部の
高さ位置がバラ付いてもキヤツプ13の嵌合位置
を調節することによりこのバラ付きを解消でき、
キヤツプ13の高さが決定したら、キヤツプ13
の外面から支柱2にネジを打込んで固定する。
前記した笠木3は、キヤツプ13を介して支柱
2の上端部に固定される長尺な笠木受材20と、
この笠木受材20に被着される長尺な笠木カバー
21とから構成される。笠木受材20はキヤツプ
13の頭部16を下から嵌入する下面開放の溝部
22を笠木受材20の長さ方向に沿つて形成し、
この溝部22の下端左右から笠木カバー21を係
止する受片23,23を長さ方向に沿つて横向き
に延出する。また、笠木カバー21は下面が開放
した断面が下向きなコ字状を成し、下端左右から
上記受片23と重なり合う取付片24,24を内
向きに延出する。
一方、下桟4は左右の横幅が比較的薄い角筒状
の長尺なパイプ材より成り、一側面にビス頭部や
ナツト等を嵌入する凹溝25を長さ方向に一条に
形成する。また、立子5は角筒状のパイプ材で、
下桟4の対向間隔内に支柱とゝもに挿入できるよ
うに左右の横幅を支柱の横幅に等しく設定し、笠
木3と下桟4の上下の間隔に合せた長さに切断し
て使用する。
上記した部材を使用して手摺り1を組立てるに
は、支柱2に下桟4と立子5を工場の組立段階で
予め組付けておく。即ち、支柱2の筒状材6に補
強用芯材7を挿入した上、支柱2の左右両側に凹
溝25を外に向けた長尺な下桟4を左右から当
て、凹溝25にビス頭部を合わせて下桟4から支
柱2を貫通させて芯材7にビス26を打込んで、
長尺な下桟4の長さ方向に沿い支柱2を適宜間隔
で回動可能に枢着する。そして、下桟4の対向間
隔内に立子5の下端を挿入し、下桟4の凹溝25
にビス頭部を合わせて下桟4から立子5にビス2
7を打込んで、支柱2の取付間隔内に適宜間隔で
立子5を回動可能に枢着する。したがつて、運搬
時には支柱2と立子5を下桟4に沿うように傾動
しておけば、太い棒状になるので支柱2と立子5
が邪魔になることがない。
この状態で現場に運搬し、現場で支柱2と立子
5を回動させて直立状にし、支柱2の下端部を設
置場所の基礎面に埋設固定する。例えば設置場所
が階段などの傾斜面であれば、階段の数段ごとに
支柱2の下端部を埋設して固定する。なお、支柱
2を設置場所に埋設固定したら、支柱2に後から
下桟4に取付けるようにしてもよい。
次いで、カバー材9のガイド溝8に下桟4が嵌
り込むようにしてカバー材9を支柱2外側に固定
する。前記した実施例のものでは、カバー材9が
左右の分割片10,10′からなるので、支柱2
の前後から切込部11に下桟4が嵌り込むように
して両分割片10,10′を互いに突き合わせて
突起部12を支柱2の外面に当接させ、分割片1
0,10′の外側から支柱2を貫通させて芯材7
にビス28を打込んで夫々固定する。
そして、支柱2の上端部にキヤツプ13を被
せ、キヤツプ13の高さを調整しながら、キヤツ
プ13の外側から支柱2を貫通させて芯材7にビ
ス29を打込んで固定する。このように固定した
キヤツプ13の頭部16に笠木受材20の溝部2
2を合わせて上から嵌め付け、笠木受材20の一
側からキヤツプ13の透孔17を通して笠木受材
20のにナツト31を嵌め付け、階段の勾配角度
に合わせて笠木受材20を傾斜させ、支柱2と笠
木受材20との取付け角度を決めてから、ナツト
31を締付けて固定する。また、笠木受材20の
溝部に立子5の上端を嵌入し、笠木受材20の一
側から立子5にビス32を打込む。
そして、笠木受材20を固定したならば、笠木
受材20に笠木カバー21を上から被せ、笠木受
材20の受片23と笠木カバー21の取付片24
を重ね合わせてビス33で一連に止着する。
この様にして手摺を組立てることにより、階段
等の傾斜面に沿つて手摺を設置できる。なお、勾
配の無い平坦な場所では、カバー材9のガイド溝
8を平行に形成したものを使用し、上記したもの
と同様に簡単に設置できる。
第7図はキヤツプの他の実施例を示し、キヤツ
プ13′の本体部15′を細くして支柱2の中空部
6内に嵌入できる様にしたものである。この実施
例によればキヤツプ13′を上下することにより、
キヤツプ13′の取付け高さを上下に調節でき、
しかもキヤツプ13′が支柱2の外面に露呈しな
いので体裁がよい。なお、キヤツプ13′は先に
説明した実施例のものとほゞ同一構造であるか
ら、同一符号を用いてその説明を省略する。
〈考案の効果〉 以上述べた様に本考案によれば、補強用芯材を
筒状材の中空内部に挿入して支柱を構成している
ので、支柱の強度が高く、例えば支柱を従来のも
のより細くしても充分な強度があり、立子と同じ
太さに成形すれば、下桟の対向間隔内に支柱と立
子とを同じ様に嵌入して固定でき、予め組付てお
けて現場での組立て手数を省くことができるばか
りでなく、現場で組立てる際にも作業が単純とな
り作業性が高い。
更に、カバー材のガイド溝に下桟が面一状に嵌
り込むので、カバー材の外側面から下桟が左右に
突出することなく、体裁よく取付けることができ
るはかりでなく、カバー材の部分の支柱が太くな
るので、手摺りに安定感が有り、商品価値に富む
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
要部断面図、第2図は組立て状態の手摺りの側面
図、第3図は一部を断面にした同上の一部拡大
図、第4図はカバー材の分解斜視図、第5図はキ
ヤツプの斜視図、第6図は第3図の−線によ
る断面図、第7図はキヤツプの他の実施例を示す
要部断面図である。 図面中、1は手摺り、2は支柱、3は笠木、4
は下桟、5は立子、6は筒状材、7は補強用芯
材、8はガイド溝、9はカバー材を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 隣り合う支柱の上端部に笠木を架設するとゝも
    にその下方には支柱を挟んで一対の下桟を架け渡
    し、笠木と下桟との間には立子を適宜間隔に配設
    して成る手摺りにおいて、 上記支柱を中空な筒状材と、該筒状材の中空内
    部に挿入する補強用芯材とで構成し、支柱の高さ
    の途中には下桟が横から嵌り込むように該下桟の
    厚みにほゞ等しく内向きに窪んだ左右のガイド溝
    を備えたカバー材を支柱外側に止着して成ること
    を特徴とする手摺り構造体。
JP14138585U 1985-09-18 1985-09-18 Expired JPH0348362Y2 (ja)

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JP14138585U JPH0348362Y2 (ja) 1985-09-18 1985-09-18

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JP14138585U JPH0348362Y2 (ja) 1985-09-18 1985-09-18

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Publication Number Publication Date
JPS6249539U JPS6249539U (ja) 1987-03-27
JPH0348362Y2 true JPH0348362Y2 (ja) 1991-10-16

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