JPH0421961Y2 - - Google Patents

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JPH0421961Y2
JPH0421961Y2 JP1582787U JP1582787U JPH0421961Y2 JP H0421961 Y2 JPH0421961 Y2 JP H0421961Y2 JP 1582787 U JP1582787 U JP 1582787U JP 1582787 U JP1582787 U JP 1582787U JP H0421961 Y2 JPH0421961 Y2 JP H0421961Y2
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handrail
pipe
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stainless steel
cap
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ステンレス鋼パイプより構成され
た手摺りにおける縦桟の連結装置に係る。
(従来の技術) 近年、手摺りとして、笠木、支柱、横桟、縦桟
等の各部材をアルミニウムまたはその合金からな
る押出型材にて形成し、これら部材を施工現場で
ビス止め等によつて簡単に連結して組立製作でき
るようにしたものが汎用されている。すなわち、
このような型材はビスポケツト等を含む複雑な断
面形状を有するものでも容易に製造できる利点が
あり、例えば手摺り笠木と横桟との間に連結する
縦桟としては、一般に内面両側にビスポケツトを
有する型材が使用され、該縦桟の上下両端におい
てタツピングねじをビスポケツトに螺入すること
によつて手摺り笠木と横桟に連結するようになさ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、アルミニウムまたはその合金の
押出型材を使用した手摺りは、その材質上から外
観的に重厚さに乏しく高級な体裁が得られないと
いう難点があつた。
一方、ステンレス鋼等では重厚な体裁を付与で
きるが、その加工性が悪いことから、ビス止め等
で容易に組立て、かつ連結部分を外部に露呈しな
い構造とすることが困難であつた。
この考案は、上記従来の問題点を解決すべくな
されたもので、各構成部材にステンレス鋼パイプ
を用いた手摺りにおいて、特に手摺り笠木と横桟
との間に連結される縦桟をこれらのステンレス鋼
パイプに複雑な加工を施すことなく、容易かつ確
実にしかも外観体裁よく連結し得る連結装置を提
供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) この考案に係る手摺りの縦桟の連結装置は、上
記目的を達成するために、手摺り笠木4と、横桟
5と、手摺り笠木4および横桟5に上下端で連結
される複数の縦桟6とがいずれもステンレス鋼パ
イプからなる手摺りにおいて、手摺り笠木4のス
テンレス鋼パイプ4aの内部に、該パイプ4a内
周面に当接する周枠部8aと、該周枠部8aの内
面に水平方向に設けた取付片8bとを備えたアル
ミニウムないしその合金もしくは合成樹脂からな
る内枠部材8が嵌挿固着され、また横桟5のステ
ンレス鋼パイプ5aの内部に、該パイプ5a内周
面に当接する周枠部9aと、該周枠部9aの内面
に水平方向に設けた取付片9bとを備えたアルミ
ニウムまたはその合金もしくは合成樹脂からなる
内枠部材9が嵌挿固着され、また縦桟6のステン
レス鋼パイプ6aの上部には、手摺り笠木4の内
枠部材8における取付片8bに一定の向きで挿通
可能な頭部10c,15bとその下位のネツク部
10b,15aとを備えた係止部材10が嵌挿固
着されると共に、該パイプ6aの下部にねじ止め
用部材10,15が嵌挿固着され、上記係止用部
材10,15の頭部10c,15bを手摺り笠木
4の内枠部材8の取付片8bに下方より挿通して
捻回することにより、ネツク部10b,15aと
取付片8bとを係合すると共に、この係合下で縦
桟6のねじ止め用部材12に、横桟5の内枠部材
9の取付片9aに頭部を係止したねじ13を螺入
して引き付け固定してなるものである。
(実施例) 以下、この考案を図示実施例に基づいて説明す
る。
第1図において、1は屋上やベランダ等の堰壁
2上に立設された手摺りであり、複数の垂直な支
柱3の頂部間にわたつて連結される手摺り笠木4
と、隣接する支柱3の下部間に架設される横桟5
と、手摺り笠木4および横桟5に上下端で連結さ
れる多数の縦桟6とからなり、これら各部材はい
ずれも円筒状のステンレス鋼パイプにて形成され
ている。なお、7は堰壁2の頂部に被冠された断
面略下向きコ字状の堰壁部笠木である。
第2図〜第4図は第1実施例における縦桟6の
連結構造を示す。図示の如く、手摺り笠木4およ
び横桟5の各ステンレス鋼パイプ4a,5aの内
側には、それぞれアルミニウムまたはその合金の
押出型材からなる内筒部材8,9がほぼ全長にわ
たつて嵌挿固着されている。しかして両内筒部材
8,9は、パイプ4a,5aの内周面に内筒部材
8では下側一部を除き、また内筒部材9では上側
一部を除き当接する断面略C字状の周枠部8a,
9aと、その内周面の水平方向で対向する両位置
より中央側へ突出する取付片たる一対の突条片8
b,8bおよび9b,9bと、各突条片8b,9
bの基部に形成されて長手方向に沿うビスポケツ
ト8c,9cとからなり、材料弾性を利用した圧
着もしくは接着剤に接着によつてパイプ4a,5
aに対して固着されている。
縦桟6は、そのステンレス鋼パイプ6aの上端部
に、合成樹脂成形物からなる栓状の係止部材10
が嵌挿固着されている。この係止部材10は、パ
イプ6aに嵌入する短円柱状の基部10aの上部
に環状溝形のネツク部10bを有し、かつネツク
部10b上にはその溝底円に対する接線方向に沿
つて両側を切除した形の頭部10cが形成されて
いる。しかして、この頭部10cの最大幅t1は手
摺り笠木4の内枠部材8における両突条片8b,
8bの対向間〓よりも大きく、かつ90°向きの異
なる最小幅t2は同対向間〓よりも小さくなるよう
に設定されている。なお、係止部材10の固着
は、接着剤による接着に加え、嵌挿後のパイプ6
aの絞り11にて確実になされている。一方、パ
イプ6aの下端部には、短円柱状の合成樹脂成形
物からなるねじ止め用部材12が嵌挿されて接着
剤にて固着されている。
縦桟6の手摺り笠木4および横桟5に対する連
結は、まず手摺り笠木4のステンレス鋼パイプ4
aの下面側要所に穿設された円孔4bより内部へ
縦桟6の上端部を挿入し、その係止部材10の頭
部10cを最小幅t2の向きとして内枠部材8の両
突条片8b,8b間に挿通し、90°捻回する。こ
れにより頭部10cが最小幅t1部分で両突条片8
b,8bに係止、つまりネツク部10bで係合
し、縦桟6が手摺り笠木4に対して上下動および
水平摺動不能に係止される。次に、上記係合下
で、縦桟6の下端部を横桟5のステンレス鋼パイ
プ4aの上面側要所に穿設された円孔5bより内
部へ挿入し、該円孔5bの直下に開設された操作
孔5cより、内枠部材9の両突条片9b,9b間
で座金13aを介して頭部を係止したねじ13を
ねじ止め用部材12に螺入する。これによつて、
縦桟6が下向きに引き付けられ手摺り笠木4およ
び横桟5に対して連結固定される。
なお、操作孔5cは、下面側であつて外部から
視認されにくく、かつ雨仕舞の面でも問題はない
が、必要とあれば合成樹脂やゴム製等のキヤツプ
を嵌着するようにしてもよい。
また、縦桟6のステンレス鋼パイプ6aの上端
部に嵌挿される係止部材と下端部に嵌挿されるね
じ止め用部材とは、上記第1実施例で示した以外
の種々の形状、構造とすることができ、両部材を
一体物としても差し支えない。
第5図〜第7図は、上記の係止部材とねじ止め
用部材を一体物とした第2実施例を示す。すなわ
ち、縦桟6は、そのステンレス鋼パイプ6aの内
部にアルミニウムまたはその合金の押出型材もし
くは硬質合成樹脂の押出成形物からなる内枠部材
14が圧嵌または接着剤による接着にて嵌挿固着
されている。しかして、この内枠部材14は、長
手方向に沿うビスポケツト14aとその両側に張
出する断面略T字状の翼片部14b,14bとで
形成されており、上端部はパイプ6aよりも若干
突出している。この突出部分は、パイプ6aの端
面位置で両翼片部14b,14bを切込んでネツ
ク部15aとすることにより、その上部を頭部1
5bとした係止部材15を構成している。しかし
て、この頭部15bは、最大幅l1が手摺り笠木4
の内枠部材8における両突条片8b,8bの対向
間〓よりも大きく、かつ90°向きの異なる最小幅l2
は同対向間〓よりも小さくなるように設定されて
いる。
この場合の縦桟6の連結は、前記第1実施例と
同様に、上端部を縦桟6の円孔4bより内部へ挿
入し、係止部材15の頭部15bを最小幅l2の向
きとして内枠部材8の両突条片8b,8b間に挿
通し、90°捻回して両突条片8b,8bとネツク
部15aとで係合し、次にこの係合下で縦桟6の
下端部を横桟5の円孔5bより内部へ挿入し、内
枠部材9の両突条片9b,9b間で座金13aを
介して頭部を係止したねじ(タツピングねじ)を
ビス止め用部材つまり内枠部材14のビスポケツ
ト14aに螺入し、引き付け固定すればよい。
なお、この考案にあつては、手摺り笠木4およ
び横桟5の内枠部材8,9として合成樹脂成形
物、特に硬質合成樹脂の押出成形物を使用しても
よい。またこれら内枠部材8,9の固着手段とし
てビス止めを採用することもできる。
支柱3と横桟5との連結は、特に限定されず、
種々の構造を採用できる。第8図はその一例を示
すものであつて、横桟5の内枠部材9の端面に当
接した取付板16をタツピングねじ17のビスポ
ケツト9cへの螺入によつて固着し、支柱3の内
部より外部へ突出させたボルト18を取付板16
に貫通し、ナツト19aを螺合して締め付けるこ
とにより、横桟5を支柱3に引き付け固定してい
る。5dは操作用U字状切欠部、19bは緩み止
めナツトである。
第9図は手摺り全体の立設構造例を示す。図
中、20は堰壁2の頂部にアンカーボルト21a
およびホールインアンカー21bを介して冠着固
定された鞍形のアンカー金枠、22は堰壁部笠木
7の下面に重合される下向き開放コ字形の接続用
金枠である。しかして、支柱3は内部に通しボル
ト23が挿通されると共に、第7図でも示すよう
に下部にアルミニウムまたはその合金の押出型材
からなる内面側に長手方向に沿う複数のビスポケ
ツト24aを備えた内筒部材24が嵌挿固着され
ている。この支柱3は、通しボルト23の上端部
を手摺り笠木4の下面に溶接固着されているナツ
ト25に螺着する一方、通しボルト23の下端部
を堰壁部笠木7および接続用金枠22の両テーパ
状天板部7a,22aならびにテーパ座金26に
貫通してナツト27を螺合締着し、さらに下方よ
りこれら部材7,22,26を通して内筒部材2
4のビスポケツト24aにタツピングねじ28を
螺入すことにより、支柱3と手摺り笠木4および
接続用金枠22が一体的に連結される。次にこの
一体物の接続用金枠22をアンカー金枠20上に
載置し、アンカー金枠20の内外両接続片20
a,20aと接続用金枠22の内外両接続片22
b,22bとをそれぞれ座金29を介してビス3
0で連結することにより、手摺り1が堰壁2上に
立設される。
31は手摺り笠木4内に嵌挿固着されたアルミ
ニウムまたはその合金の押出型材からなる縦桟連
結用内枠部材、32はずれ止め用円形座板32a
付きナツト、33はコーキング材、34はスペー
サ、35は仕上げモルタル層、22cは接続用金
枠22の補強用リブである。
なお、この考案は、手摺りの立設構造自体は例
示したものに限定されず、堰壁2上に立設する構
造以外の手摺りにも適用可能である。
(考案特有の効果) この考案によれば、各構成部材にステンレス鋼
パイプを使用した手摺りにおいて、縦桟の上下端
と手摺り笠木および横桟との連結が極めて簡単な
操作でかつ確実に行うことができ、しかも連結部
分が外部から視認されず、加えて手摺り笠木およ
び横桟の内部に嵌挿固着された内枠部材を利用す
ることから、これらのステンレス鋼パイプならび
に縦桟のステンレス鋼パイプには格別な加工が不
要であり、ステンレス鋼パイプの重厚さを活かし
た高級な体裁が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであつて、
第1図は手摺り全体の外観斜視図、第2図は第1
実施例における縦桟の連結部分の縦断側面図、第
3図は同上の縦桟の上部の分解斜視図、第4図は
同上の係止部材の平面図、第5図は第2実施例に
おける縦桟の連結部分の縦断側面図、第6図は同
上の縦桟の上部の斜視図、第7図は第5図の−
線の断面図、第8図は第2図の−線の断面
矢視図、第9図は手摺りの立設構造例を示す縦断
側面図である。 1……手摺り、3……支柱、4……手摺り笠
木、4a,5a,6a……ステンレス鋼パイプ、
5……横桟、6……縦桟、8,9……内枠部材、
8a,9a……周枠部、8b,9b……取付片
(突条片)、10……係止部材、10b……ネツク
部、10c……頭部、12……ねじ止め用部材、
13……ねじ、14a……ビスポケツト(ねじ止
め用部材)、15……係止部材、15a……ネツ
ク部、15b……頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手摺り笠木と、横桟と、手摺り笠木および横桟
    に上下端で連結される複数の縦桟とがいずれもス
    テンレス鋼パイプからなる手摺りにおいて、手摺
    り笠木のステンレス鋼パイプの内部に、該パイプ
    内周面に当接する周枠部と、該周枠部の内面に水
    平方向に設けた取付片とを備えたアルミニウムな
    いしその合金もしくは合成樹脂からなる内枠部材
    が嵌挿固着され、また横桟のステンレス鋼パイプ
    の内部に、該パイプ内周面に当接する周枠部と、
    該周枠部の内面に水平方向に設けた取付片とを備
    えたアルミニウムないしその合金もしくは合成樹
    脂からなる内枠部材が嵌挿固着され、縦桟のステ
    ンレス鋼パイプの上部には、手摺り笠木の内枠部
    材における取付片に一定の向きで挿通可能な頭部
    とその下位のネツク部とを備えた係止部材が嵌挿
    固着されると共に、該パイプの下部にねじ止め用
    部材が嵌挿固着され、上記係止用部材の頭部を手
    摺り笠木の内枠部材の取付片に下方より挿通して
    捻回することにより、ネツク部と取付片とを係合
    すると共に、この係合下で縦桟のねじ止め用部材
    に、横桟の内枠部材の取付片に頭部を係止したね
    じを螺入して引き付け固定してなる手摺りの縦桟
    の連結装置。
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