JPS6341424Y2 - - Google Patents

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JPS6341424Y2
JPS6341424Y2 JP1984095927U JP9592784U JPS6341424Y2 JP S6341424 Y2 JPS6341424 Y2 JP S6341424Y2 JP 1984095927 U JP1984095927 U JP 1984095927U JP 9592784 U JP9592784 U JP 9592784U JP S6341424 Y2 JPS6341424 Y2 JP S6341424Y2
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JP
Japan
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slider
disposed
slit
crane
sliders
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクレーンに係り、更に詳しくは荷物を
吊り上げ吊り下げる為の巻き上げ部を、建物の天
井、車両の天蓋、地上に立脚した柱等に配設され
たX方向レールと交差するY方向の一側及び他側
の両方向に自由に延出させることができるクレー
ンに関する。
周知の通り荷物等の搬入搬出作業の多様化に伴
ない種々のクレーン装置が実用されている。
その内の1つに特開昭56−141298号公報にみら
れるように、一方と他方の双方へ伸縮させて、搬
入搬出作業をするクレーン装置がある。又、上記
伸縮機構についても、特開昭47−44760号公報に
見られるように、一つのスライダーに対し他のス
ライダーを摺動自在に組合わせて伸縮させるよう
にしたクレーン装置もある。更にスライダーの伸
縮駆動手段についても、特開昭57−81030号公報
に見られるように、モータ、スプロケツトホイー
ル、ガイドホイール、チエーン等を用いて固定ガ
イドレールに対して下方に位置する可動枠を一方
と他方の双方へ自動的に伸縮駆動する機構のもの
もある。又特開昭58−144088号公報に見られるよ
うにスライダー内に巻き上げ部を有し、スライダ
ーの一側方向及び他側方向に走行自在に配したも
のもある。
そこでこれらの技術を組合わせて、双方向に伸
縮でき、且つ一つの伸縮機構に着目した場合、一
つのスライダーに対して他のスライダーを嵌合包
持しつつ摺動自在に成し、加えてこれらの全体を
上下動リンクによつて上下動可能とするクレーン
が考慮される。この場合従来の組合せ装置は、双
方へ伸縮駆動する為の駆動手段であるモータ、ス
プロケツトホイール、ガイドホイール、チエーン
等を配設したとしても上記一つのスライダーに対
して他のスライダーを嵌合包持しつつ且つ摺動さ
せることができない、即ち一つの筒状体のスライ
ダーに対して順次他のスライダーを嵌合包持しつ
つ摺動自在にする為に上記一つのスライダーに対
して他のスライダーを一側方向及び他側方向の双
方に移動させる為の駆動手段であるモータ、スプ
ロケツトホイール、ガイドホイール、チエーン等
を配設しなければならないが、上記スライダーは
下面にのみ開口部を有する筒状体より形成されて
いるので駆動手段であるチエーン等をモータ、ス
プロケツトホイール、ガイドホイール間に巻回す
ことができず、故に一方のスライダーに対して他
方のスライダーを一側方向及び他側方向の双方向
へ自動的に延出駆動することができず、この組合
せ技術をより効率的に運用する為の今一歩の改善
が望まれていた。
従つて本考案の目的とする所は、一方と他方
へ伸縮するスライダーを嵌合包持せしめると共
に、このスライダーの一方と他方の双方向へ自動
的に延出する簡単な機構を有し且つ小型コンパク
トにすることができるクレーンを提供するにあ
る。加えて上記スライダーにスリツトを形成する
ことによつてスライダーの駆動手段であるローラ
ーチエーンがスリツト内を通過することにより上
記スライダーを嵌合包持しつつスライダーを順次
摺動自在とすることができるクレーンを提供する
にある。次に添付図面に従い本考案の実施例を詳
述する。
図中1はクレーン本体を示し、X方向矢示2に
移動する為に建物の天井3に配設された2本のX
方向レール4,4にX方向走行体5が走行自在に
配設されている。上記X方向走行体5は図示せざ
る電動機等の走行手段によつてX方向レール4,
4上を自由に走行することができる。
上記は通常用いられている天井クレーンのX方
向2への移動手段であり、本考案はX方向矢示2
と直交するY方向の一側と他側の双方向に矢示6
に示すように移動するクレーンを、コンパクトに
構成したものである。即ち、上記X方向走行体5
の下部に上下動機構7を介してY方向伸縮体8を
固着する。上記上下動機構7はY方向伸縮体8を
上下に移動する為に介設せしめられたものであ
り、X方向走行体5とY方向伸縮体8を固定して
いる枠組9間に2組のリンク機構10,10を配
設し、上記枠組9をX方向走行体5に対して上下
動自在に支持する。次いでX方向走行体5上に巻
き上げ巻き戻し用電動機11を配設し、該巻き上
げ巻き戻し用電動機11で、X方向走行体5と枠
組9間に配設したチエーン12を巻き上げたり、
巻き戻したりして枠組9を上下動せしめるように
成している。
上記Y方向伸縮体8は下部に開口部13が形成
されていると共に異なる直径に形成された3個の
スライダーS1,S2,S3によつて構成されている。
即ち、直径が一番大きいスライダーS1が次に大
きいスライダーS2を嵌合包持し、次いでこのス
ライダーS2が一番小さい直径のスライダーS3を
嵌合包持して構成されているものである。これら
のスライダーS1,S2,S3間には摺動を容易にす
る為のガイドローラー14が配設されている。図
の例ではスライダーS1の内側下面に2個、スラ
イダーS2の外側上面に2個、スライダーS3の外
側上面に2個配設した例を示している。これらに
よりスライダーS1内をスライダーS2がY方向6
の一側及び他側に自由に走行でき、又スライダー
S2内をスライダーS3が同じくY方向の一側及び
他側に自由に走行できるので、Y方向伸縮体8は
Y方向の一側及び他側にわたつて自由に大きく伸
縮できる。
次にスライダーS2がスライダーS1に対して摺
動する手段と、スライダーS3がスライダーS2に
対して摺動する手段について詳述する。先ずスラ
イダーS2のスライダーS1に対する駆動手段15
を説明すると、スライダーS2の一側端部16の
上面27の上側にローラーチエーン17の一端1
7aを固着せしめ、その他端17bをスライダー
S1の他側端部18の上面22の上側近傍と一側
端部19近傍の上面22の上側に配設されたガイ
ドホイール20,20を巻き回しながらスライダ
ーS2の他側端部21の上面27の上側に近傍に
固着せしめる。上記のようにしてローラーチエー
ン17を巻き回す時、即ちスライダーS1の内側
から外側及び外側から内側へローラーチエーン1
7を通す時は、該スライダーS1の上側22上の
一側端部19近傍から他側端部21近傍にかけて
形成されているスリツト23内を通過させて行な
う。このようにして巻回せしめられたローラーチ
エーン17は、スライダーS1の上面22上に配
設されている駆動用のスプロケツトホイール24
に係合せしめられる。上記駆動用スプロケツトホ
イール24はギヤードモーター25によつて正逆
方向に回転せしめられてローラーチエーンをY方
向6の一側及び他側に走行せしめるものである。
次に第5図に従つてスライダーS3のスライダ
ーS2に対する駆動手段26を説明する。この駆
動手段26も上記駆動手段15と同様に構成され
ている。即ち、スライダーS2の上面27の一側
端部16の下側にローラーチエーン28の一端2
8aを固着せしめると共にその他端28bを、ス
ライダーS3の上面29の他側端部30近傍の下
側と、一側端部31近傍の下側にそれぞれ配設さ
れているガイドホイール20,20を巻き回しな
がらスライダーS2の上面27の他側端部21の
下側に固着せしめる。上記ローラーチエーン28
をスライダーS3の上面29内を通過させる時は、
該上面29内の一側端部31近傍から他側端部3
0近傍にかけて形成されたスリツト32内を通し
て行なう。次いで33は上記ローラーチエーン2
8を走行せしめる為に、スライダーS3の上面2
9の下側に配設されているスプロケツトホイール
であり、該スプロケツトホイール33はギヤード
モーター34によつて正逆方向に回転せしめられ
る。上記のようにして構成された駆動手段15と
26によつてスライダーS2とスライダーS3はY
方向6の一側方向及び他側方向の双方向に自在に
進出することがきる。
次いで35はスライダーS3内に、長手方向に
沿つて走行可能に配設された巻き上げ部であり、
フツク36を取着したワイヤーロープ37の巻き
上げ手段と、スライダーS3内を走行する為の走
行手段によつて構成されている。上記走行手段と
しては種々のものが考慮されるが本実施例に於い
てはスライダーS3の垂直部にレール38,38
上に巻き上げ部35上に配設した走行用ローラー
39,39を乗せる。そして上記走行用ローラー
39,39を巻き上げ部35内に配設した図示せ
ざる電動機によつて正逆方向に回転させる。これ
によつて巻き上げ部35は最先端に進出するスラ
イダーS3内の一側方向及び他側方向に自由に走
行することができる。上記走行を自由に行なわせ
る為の案内手段としてスライダーS3上から突設
されたガイド棒40,40に、巻き上げ部35上
から突設されたガイド片41,41を嵌合せしめ
ている。上記の事から明らかな通り、Y方向伸縮
体8を構成するスライダーS1,S2,S3は互いに
一定長さ伸長した時は、連結されているスライダ
ー同志が外れないようにストツパー機構を有す
る。例えばスライダーS3がY方向の一側方向4
1又は他側方向42に略2/3突出するとスライダ
ーS3上に突設されている突片43がスライダー
S2上に配設されているリミツトスイツチ44の
押圧片44aに当接する。これによつてスライダ
ーS3の摺動が停止せしめられる。この時にスラ
イダーS2とスライダーS3上からそれぞれ突設さ
れているストツパー45と46が当接して、スラ
イダーS3がこれ以上摺動しないように成されて
いる。
次いで47はスライダーS2上に配設された突
片であり、48はスライダーS1上に配設された
リミツトスイツチである。上記リミツトスイツチ
48は突片47によつて押圧される押圧片48a
を有している。又、スライダーS2上にストツパ
ー49が、スライダーS1上にはストツパー50
がそれぞれ突設されており、スライダーS2が全
長の略2/3進出位置でこれらストツパー49と5
0が当接する為に、スライダーS2はそれ以上は
摺動しないようになる。次いで51は巻き上げ部
35の側面上に突設された突片であり、52はス
ライダーS3の内面壁上に配設された押圧片52
aを有するリミツトスイツチである。
上記リミツトスイツチ44,48,52及び突
片43,47,51と、ストツパー45,46,
49,50は一側方向41と他側方向42の両側
にそれぞれ配設されていて、巻き上げ部35とス
ライダーS1,S2,S3の一側方向41と他側方向
42の両方向への移動限度が規制されるように成
されている。
尚図中53は運搬する荷物、54は倉庫内部、
55は後部が開口される天蓋車を示している。
次に上記実施例に基き動作を説明する。
第3図に示すように天蓋車35上に積まれてい
る荷物53を倉庫内部54に搬入する場合につい
て説明すると、先ずX方向走行体5を動作せしめ
て本体1を上記天蓋車55の後部に移動せしめ
る。次いで上下動機構7を動作せしめてY方向伸
縮体8を適宜高さに移動せしめる。上記移動は図
示せざる制御機構を操作して巻き上げ巻き戻し用
電動機11を正逆方向に回転せしめて行なう。
上記のようにしてY方向伸縮体8を天蓋車55
の後部の適宜高さに移動せしめたら、巻き上げ部
35をY方向の一側方向41に移動せしめる。上
記移動は走行用ローラー39を回転せしめて行な
う。このようにして巻き上げ部35を一側方向4
1に移動したら次にスライダーS3を一側方向に
進出せしめる。この進出はギヤードモーター35
を駆動させてスプロケツトホイール33を第5図
中反時計方向に回転せしめて行なう。このように
してスライダーS3を一側方向41に進出させた
時に、進出した長さが全長の略2/3に達したら、
リミツトスイツチ44が動作すると共に、ストツ
パー45,46が当接して進出が停止する。この
ようにスライダーS3が停止せしめられる位置迄
進出せしめられても巻き上げ部35が天蓋車55
上に積まれている荷物53の上部に達しない時に
は次にスライダーS2を同じく一側方向41に進
出せしめる。この進出はスライダーS2の駆動手
段15によつて行なう。即ち、ギヤードモーター
25を駆動せしめてスプロケツトホイール24を
第4図中時計方向に回転せしめる。このようにス
プロケツトホイール24を時計方向に回転せしめ
るとローラーチエーン17の他端17bが引つぱ
られるのでスライダーS2が一側方向41に進出
せしめられるわけである。上記のようにしてスラ
イダーS3はスライダーS2に対して、スライダー
S2はスライダーS1に対してそれぞれスライドし
ながら進出していくわけであるが、各々のスライ
ダーS1,S2,S3間にはガイドローラ14が配設
されているのでスムースにスライドすることがで
きる。
このようにしてスライダーS2が進出して、巻
き上げ部35が荷物53の上部に達したら進出を
停止せしめる。そして巻き上げ部35内に配設さ
れている巻き上げ手段を動作させてワイヤーロー
プ37を伸ばしてフツク36を荷物53に掛止す
る。フツク36をこのようにして荷物53に掛止
したら巻き上げ手段を上記とは逆に動作せしめて
荷物53を吊り上げる。
次いで巻き上げ部35の走行手段を動作せしめ
て当該巻き上げ部35を他側方向42に移動せし
める。上記巻き上げ部35の他側方向への移動が
終了したら、又は移動中にスプロケツト33を前
記とは逆に時計方向に回転せしめてスライダー
S3を他側方向42に移動せしめる。上記スライ
ダーS3の他側方向への移動は、荷物53を搬入
する場所が移動線上にある時は原点位置、即ちス
ライダーS3が一側方向41及び他側方向42の
いずれにも進出していない位置を通り越して直接
他側方向にスライドさせることができる。又荷物
53を倉庫内部に搬入する為に本体1をX方向2
に沿つて移動せしめる必要がある時はスライダー
S3を原点位置に戻した後に、スライダーS2を原
点位置に戻すようにする。スライダーS2を原点
位置に戻す時はスプロケツトホイール24を前記
とは逆に反時計方向に回転せしめればよい。
このようにしてスライダーS3,S2を原点位置
に復帰せしめた後に、X方向走行体4を移動せし
めて本体1を荷物53を搬入する倉庫内部24の
正面に位置せしめる。この時に倉庫内部54の入
口が小さい時、即ち入口の上端部が低い時は上下
動機構7を動作せしめてY方向伸縮体8を下方に
移動せしめる。次いでスライダーS3及びS2を他
側方向42に進出せしめて荷物53を倉庫内部に
搬入する。スライダーS2,S3の他側方向42へ
の進出は、一側方向41への進出と逆の動作で行
なう。上記のようにしてスライダーS2,S3を荷
物を置く位置迄進出させたら、巻き上げ部35を
操作して荷物53を降ろすようにする。
上記した如く、X方向2と交差するY方向の一
側方向41と他側方向42の双方向にスライダー
S2,S3を延出するに際して、これらスライダー
S2,S3が順次嵌合連結されていると共に、巻き
上げ部35はスライダーS3の内部に走行自在に
配設されているので、大きな進出スペースを必要
としない。これは積載スペースの有効利用を可能
にすると共に、搬入搬出作業の合理化を可能にす
る。より具体的に説明すると、例えばこのクレー
ンを天蓋車55の内部に進出させた場合には、ス
ライダーS2及びS3、並びに巻き上げ部35共に
天蓋車55の天井に沿つて進出させることができ
る。所が従来のクレーンの場合は、スライダー
S2は天井に沿つて進出させることができるが、
スライダーS3はスライダーS2の下側に位置せし
められ、巻き上げ部35はスライダーS3の下側
に位置せしめられているので、天井の下の部分に
かなり大きな移動スペースが必要となる。従つて
この移動スペースの部分には荷物を積むことがで
きなくなり、積載スペースの無駄が生じる。この
部分に後で手作業で積む場合には手間費間を要す
る。上記のように全体をコンパクトに構成できた
ので、第6図に示すように天蓋車55の天井に配
設することもできる。
又、スライダーS2とS3の駆動を、ローラーチ
エーン17,28を用いてそれぞれの一側端部1
6,31及び他側端部21,30を引つぱつて上
記ローラーチエーン17,28をスライダーS1,
S3の各々のスリツト23,32内を通過させる
ことにより、スライダーS1,S2,S3を順次嵌合
包持させると共に一側方向及び他側方向の双方向
に摺動させるようにしたものであるから機構が簡
単であり、故障が少ない等の利点を有している。
特に上記したスライダーS1とS3にスリツト2
3,32を形成することにより、上記スライダー
S1,S2,S3を順次嵌合包持せしめると共にスラ
イダーS1に対して他のスライダーS2,S3を摺動
自在とする為の駆動手段であるギヤードモーター
25,34、ガイドホイール20,20、スプロ
ケツトホイール24,33等間に上記スリツト2
3,32を通過してローラーチエーン17,28
を巻回すことができるので上記スライダーS1,
S2,S3を順次嵌合包持させつつ摺動自在にさせ
ることができるようにしたものである。所が従来
の技術に於いては上記したスリツトがない為に複
数のスライダーを順次嵌合包持しつつ摺動させる
為の駆動手段であるモータ、ガイドホイール、ス
プロケツト等は配設させることができるが、モー
タの駆動力を伝達する為の伝達手段であるチエー
ン等を巻回す為のスペースがなく即ち上記スライ
ダーは下側のみに開口部が有する筒状体より形成
されている為に上記駆動手段であるチエーン等を
配設できず上記スライダーを一側方向及び他側方
向の双方向に自動的に延出駆動することができな
かつた。
尚本実施例に於いてはY方向伸縮体8を、上下
動機構7を介してX方向走行体5の下面に取着し
たので、スライダーS2,S3の進出する高さを自
由に変えることができたが、上記Y方向伸縮体8
をX方向走行体5に直接取着しても本考案の目的
及び効果は同様に達せられる。
次にスライダーS3の端部に荷物を載置して運
搬する為のツメ100と、荷物を吊り上げて運搬
する為のツメ101を取着した例を説明する。即
ち、上記ツメ100、及び101は、スライダー
S3の端部に固着された嵌合溝103に上方から
差し込むことによつて、該スライダーS3に固着
せしめられているものである。このようなツメ1
00,101は巻き上げ部35に取着せしめられ
ているフツク36で吊り上げて搬入することがで
きないような場合に使用するものである。より具
体的には、例えばハツチバツク式のライトバンの
ような小型車のような場合には搬入口が小さいの
で、フツク36を使用して搬入することができな
い場合がある。このような場合には、例えばツメ
100上に荷物53を載置して搬入すれば、吊り
下げスペースをほとんど必要としないのでスムー
スに搬入することができる。
以上詳述した如く本考案によれば、一つのスラ
イダーに対して他のスライダーを摺動自在とし、
これを一側方向及び他側方向の双方向に自動的に
伸縮できるようにし、而もこれら全体を上下動可
能としたものに於いて、この多様な搬入搬出作業
をより効率的に可能とすべく、上記のスライダー
S1,S3にスリツト23,32を形成することに
よりスライダーS1に対するスライダーS2の駆動
手段15及びスライダーS2に対するスライダー
S3の駆動手段26等であるローラーチエーン1
7,28を上記スライダーS1,S3に形成されて
いるスリツト23,32内を通過させることによ
り上記スライダーS1,S2,S3を摺動させること
ができるクレーンなので、スライダーS1,S2,
S3を順次嵌合連結すると共に、一方と他方へ伸
縮するスライダーS1,S2,S3を自動的に駆動で
きる簡単な機構を有し、巻き上げ部35をスライ
ダーS3内に走行自在に配設したので、X方向と
交差するY方向の一側方向と他側方向の双方向に
延出することができるクレーンを提供できる。更
にローラーチエーン17,28をスプロケツト
ホイール24,33で走行せしめて、スライダー
S2,S3の一側端部16,31及び他側端部21,
30をスライダーS1,S3に形成されているスリ
ツト23,32を通過して引つ張ることによつて
進退せしめるように成したので構造を簡素化でき
るクレーンを提供する等種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は斜
視図、第2図はY方向伸縮体の横断面図、第3図
は動作状態を説明する側面図、第4図はスライダ
ーS1に対するスライダーS2の駆動手段を説明す
る為の断面図、第5図はスライダーS2に対する
スライダーS3の駆動手段を説明する為の断面図、
第6図は天蓋車の天井に設置した例を示す破断部
を含む側面図、第7図はスライダーS3の端部に
荷物を載置する為のツメを固着する例を示す側面
図、第8図は同じくスライダーS3の端部に荷物
を吊り下げる為のツメを固着する例を示す側面図
である。尚図中1……本体、2……X方向、3…
…建物の天井、4……X方向レール、5……X方
向走行体、6……Y方向、7……上下動機構、8
……Y方向伸縮体、13……開口部、15……駆
動手段、16……スライダーS2の一側端部、1
7,28……ローラーチエーン、17a,28a
……ローラーチエーンの一端、17b,28b…
…ローラーチエーンの他端、18……スライダー
S1の他側端部、19……スライダーS1の一側端
部、20……ガイドホイール、21……スライダ
ーS2の他側端部、23,24……スリツト、2
4,33……スプロケツトホイール、25,34
……ギヤードモーター、26……駆動手段、30
……スライダーS3の他側端部、31……スライ
ダーS3の一側端部、35……巻き上げ部、41
……一側方向、42……他側方向、を示してい
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建物の天井、車両の天蓋、地上に立脚した柱
    等に配設されたX方向レール4にX方向走行体
    5が走行可能に配設されていると共に、該X方
    向走行体5にはX方向2と交差するY方向6に
    向けてY方向伸縮体8が配設され、上記Y方向
    伸縮体8は下部が開口されている筒体より成る
    スライダーS1,S2,S3を順次摺動自在に嵌合
    連結すると共に、スライダーS1に対するスラ
    イダーS2の駆動手段15は、ローラーチエー
    ン17、ガイドホイール20、ギヤードモータ
    ー25、スプロケツトホイール24、等より構
    成され、スライダーS2に対するスライダーS3
    の駆動手段26も、ローラーチエーン28、ガ
    イドホイール20、ギヤードモーター34、ス
    プロケツトホイール33等より構成され、更に
    上記スライダーS3内に、巻き上げ部35をス
    ライダーS3の一側方向41及び他側方向42
    の両方向に走行自在に配設して成したクレーン
    に於いて; 上記スライダーS1に対するスライダーS2の
    駆動手段15は、1つのスライダーS1に対し
    て嵌合摺動するもう1つのスライダーS2に着
    目し、且つ上記スライダーS1の上面22の他
    側端部18近傍と一側端部19近傍にかけてス
    リツト23が形成され、上記スライダーS2の
    一側端部16近傍にローラーチエーン17の一
    端17aを固着せしめ、他端17bを上記スラ
    イダーS1のスリツト23を通過してスライダ
    ーS1の他側端部18近傍に配設されているガ
    イドホイール20に巻回し、次いでスライダー
    S1の一側19近傍に配設されたガイドホイー
    ル20に巻回すと共に上記スライダーS1のス
    リツト23を通過してスライダーS2の他側端
    部21近傍に固着せしめ、次いで上記スライダ
    ーS2に対するスライダーS3の駆動手段26は、
    1つのスライダーS2に対して嵌合摺動するも
    う1つのスライダーS3に着目し、且つ上記ス
    ライダーS3の上面29の他側端部30近傍と
    一側端部31近傍にかけてスリツト32が形成
    され、上記スライダーS2の一側端部16近傍
    の下面にローラーチエーン28の一端28aを
    固着せしめ、他端28bを上記スライダーS3
    のスリツト32を通過し、スライダーS3の他
    側端部30近傍の下面に配設されているガイド
    ローラ20に巻回し、次いでスライダーS3の
    一側端部31の近傍の下面に配設されているガ
    イドローラ20に巻回すと共に上記スライダー
    S2の他側端部21近傍の下面に固着せしめら
    れていることを特徴とするクレーン。 (2) 上記Y方向伸縮体8は上下動機構7を介して
    X方向走行体4に取着せしめられていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のクレーン。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56141298A (en) * 1980-03-31 1981-11-04 Taisei Corp Article disposing carrying device in article storing place
JPS5781030A (en) * 1980-11-10 1982-05-20 Seiko Seisakusho:Kk Conveyor for sheet of iron or the like
JPS58144088A (ja) * 1982-02-05 1983-08-27 ヌオボ・ピクノネ・エス・ペ−・ア− 上方走行クレ−ン

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