JPS6341164A - 紙送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ等に用い
られる紙送り装置に関する。

［従来の技術］ 従来、紙送りはステッピングモータ等により行なわれ、
実際にどれほどの紙送りが実行されるか　゛は測定され
ていないのが一般的であり、他には、モータにロータリ
ーエンコーダを取り付けて実際のモータ回転を検出する
方法、特開昭５６−６５２８６、特開昭５７−７４１８
６のように用紙のスプロケットを検出して紙送り量を測
定する方法、特開昭５７−８９９８３、特開昭５９−２
０６８５のように用紙上に記録された位置情報を検出し
て紙送り量を制御する方法、特開昭５８−１４２８７７
のように紙送りに従動するピンスプロケットにロータリ
ーエンコーダを殺けて紙送り量を検出する方法等が知ら
れている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、近年ファクシミ１八スキャナはもちろん
、プリンタにおいても画像を扱うことが多くなり、特に
シリアルプリンタやシリアルファクシミリでは改行毎に
縞模様が現れ、好ましくない。従って正確な紙送りをす
るために紙送り量を検出して制御することが必要となっ
てきている。

モータの回転を検出する方法では、モータの脱調に対す
る効果はあるが、駆動系の精度やギアのバックラッシ、
紙の滑りに対しては効果がなく、紙のスプロケット穴を
利用する方法は精度に限界があるうえ、用紙が限定され
、用紙上に記録された情報を検出する方法も用紙が限定
されたり、用紙を汚してしまうという問題点を有する。

そこで本発明はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、任意の用紙をしかも汚さずに極
めて精度良く紙送りできる紙送り装置を提供することに
ある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の紙送り装置は、紙送りに従動するフリクション
ローラを具備し、該フリクションローラにロータリーエ
ンコーダが取り付けられていることを特徴とする。

［作用］ 本発明の上記の構成によれば、モータや駆動系の１′ｈ
度とは無関係に実際の紙送り量を検出することができ、
これをモータ駆動にフィードバックすることで精度の良
い紙送りが実現できる。

［実施例］ 第１図に本発明の紙送り装置を持つシリアルプリンタの
１実施例を示す。

記録ヘッド１を持つキャリッジ２はガイド部材３上をキ
ャリッジ駆動モータ４によりタイミングベルト５を介し
て矢印方向に移動し、記録ヘッド１により１行の記録を
行なう。次に紙送りモータ６により歯車７を介してプラ
テン８が回転し、摩擦力により押えローラ９にはさまれ
た記録紙１０が送られるが、この時、記録紙１０の移動
により記録紙１０をはさんでいるフリクションローラ１
１と押えローラ１２が回転し、フリクションローラ１１
に直結されたロータリーエンコーダ１３によって回転角
が検出できるので、実際の紙送り量が検出でき、所定の
紙送り量に達するまで紙送りモータ６を回転させること
により、プラテン８と記録紙１０の間に滑りがあったり
歯車７や紙送りモータ６やプラテン８の精度が良くなか
ったりした場合でも正確な紙送りが行なわれる。従って
紙送り手段としては、本実施例のようなフリクションフ
ィードでも良いし、トラクタフィードでも良い。又、ロ
ータリーエンコーダ１３としては光学式、磁気式、接点
式等のものが使用できる。

当然のことながらフリクションローラ１１には十分な精
度が要求されるが、プラテン８等とは違って形状、寸法
、材質等に対する制約が無いので精度良く製造すること
は容易であり、減速歯車等を使用する必要もないので伝
達系の精度を心配することも無い。

第２図に本発明の紙送り装置の他の実施例を示す。

第１の実施例と同様に紙送りモータ６から歯車７を介し
てプラテン８と押えローラ９により用紙１４が送られる
。

ここで用紙１４とはプリンタやファクシミリの記録部に
おいては記録紙であり、スキャナやファクシミリの読み
取り部においては原稿のこととなる。

ロータリーエンコーダ１３が直結されたフリクションロ
ーラ１１は本実施例では押えローラ９のようにプラテン
８とで用紙１４をはさむ配置となっている。

このことにより、用紙１４の後端まで紙送り量の検出が
可能となり、又、用紙１４を逆方向に紙送りした場合で
も検出が可能で、当然のことながら歯車７にバックラッ
シがあっても正確に検出できる。

第３図に本発明の他の実施例を示す。

上記第２図の実施例と同様であるが、押えローラ９をフ
リクションローラ１１と兼用させたことにより、コスト
ダウンと信頼性の向上が図れる。

第４図に本発明の他の実施例における主要部分である紙
送り量検出部分を示す。

上記第２図の実施例においてプラテン８にくぼみ１５を
付けたものである。

第２図に示した実施例では用紙が無い場合、フリクショ
ンローラ１１はプラテン８と接触し、回転してしまうが
くぼみ１５をつけることにより、用紙が検出部分に無い
場合はフリクションローラが回転しないので用紙１４の
有無の検出、及び正常な紙送りが行なわれているかの確
認を行なうことが可能である。

第５図に本発明の他の実施例における主要部分である紙
送り量検出部分を示す。

本実施例も第４図に示した実施例と同様の効果があるが
、用紙１４がフリクションローラ１１に押されてたわん
だり消ったすする事を防ぎ、フリクションローラ１１が
より確実に用紙１４を押えることができるように直径が
プラテン８とほぼ同じでプラテン８が回転しても回転し
ない円筒１６を第４図の実施例のくぼみに替えて用いて
いる。

［発明の効果］ 以上蓮べたように本発明によれば、紙送り装置における
紙送りを紙送り駆動系全ての精度と無関係に高い精度で
行なうことができ、特にシリアルプリンタに本発明の紙
送り装置を使用することにより、グラフィック印字を行
なった際の改行毎に現れていた縞模様がほとんど目につ
かなくなるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の紙送り装置の一実施例のシリアルプリ
ンタを示す斜視図。 第２図、第３図は本発明を適用した紙送り装置の他の実
施例の斜視図。 第４図、第５図は本発明を適用した紙送り装置の他の実
施例の主要部分の正面図。 １・・・・・・・・・・・・・・・記録ヘッド２・・・
・・・・・・・・・・・・キャリッジ３・・・・・・・
・・・・・・・・ガイド部材４・・・・・・・・・・・
・・・・キャリッジ送りモータ５・・・・・・・・・・
・・・・・タイミングベルト６・・・・・・・・・・・
・・・・紙送りモータ７・・・・・・・・・・・・・・
・歯車８・・・・・・・・・・・・・・・プラテン９・
・・・・・・・・・・・・・・押えローラ１ｏ・・・・
・・・・・・・・記録紙 １１・・・・・・・・・・・・フリクションローラ１２
・・・・・・・・・・・・押えローラ１３・・・・・・
・・・・・・ロータリーエンコーダー１４・・・畠・・
・・・・用紙 １５・・・・・・・・・・・・くぼみ １６・・・・・・・・・・・・回転しない円筒以上 第５図 ７１マリ７＞づン（コ・勺

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙送りに従動するフリクションローラを具備し、該フリ
   クションローラにロータリーエンコーダが取り付けられ
   ていることを特徴とする紙送り装置。