JPS6340897Y2 - - Google Patents

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JPS6340897Y2
JPS6340897Y2 JP1982131664U JP13166482U JPS6340897Y2 JP S6340897 Y2 JPS6340897 Y2 JP S6340897Y2 JP 1982131664 U JP1982131664 U JP 1982131664U JP 13166482 U JP13166482 U JP 13166482U JP S6340897 Y2 JPS6340897 Y2 JP S6340897Y2
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circuit
local oscillation
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injection
capacitor
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JP1982131664U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は混合回路に係り、特に2重ゲート
MOS形電界効果トランジスタ(以下、2重ゲー
トMOS形FETと称する)を有する混合回路に関
する。
〔考案の技術的背景〕
第1図は従来のUHF帯チユーナ回路を示す回
路図である。入力端子11に供給された高周波信
号RFは帯域通過フイルタ12、コイル121,
13、直流阻止コンデンサ14を介して混合回路
に供給される。混合回路は2重ゲートMOS形
FET15を有し、前記高周波信号RFは一方のゲ
ート電極G1に供給される。一方、局部発振回路
16から出力される局部発振信号は注入コンデン
サ17を介して同じくMOS形FET15の一方の
ゲート電極G1に供給される。18は出力同調回
路で、MOS形FET15のドレイン電極Dに導び
かれる信号の中から高周波信号の周波数変換出力
である中間周波信号を抽出して出力端子19に導
びく。なお、+Bは電源、20〜23はゲート電
極G1,G2に直流バイアスを与える為の抵抗、2
4はソース電極Sの抵抗、25はゲート電極G2
を交流的に接地する為のコンデンサである。
ところで、混合回路を構成する場合、充分な混
変調特性、雑音指数、変換利得が得られるように
構成することが重要である。これらの特性は、第
2図に示すように、MOS形FET15のドレイン
電流Id、局部発振回路16からの注入電圧レベル
Vpscによつて支配される。なお、第2図に於いて
X−mod,NF,CGはそれぞれ混変調特性、雑音
指数、変換利得に対応する。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら上記構成の場合次のような問題が
ある。すなわち、混合回路にMOS形FET15を
用いた場合、周知の如く高い注入電圧が要求され
る。この注入電圧を高くするには、局部発振回路
16の発振出力電圧そのものを高くすることが必
要だが、それにはおのずと限度がある。それは、
例えばCATVコンバータ用アツプ・ダウンチユ
ーナの第2の局部発振回路のように、自動微同調
AFTシステムや位相ロツクドループPLLシステ
ム等の自動制御システムを使わないフリーラン動
作に於いては、発振周波数の安定度に対する要求
がきわめて高い為、発振勢力よりも安定度を優先
してバイアス設定する必要があるからである。つ
まり、発振勢力と安定度には応々にして逆相関が
あり、両立させることは容易でないからである。
他の方法として、注入コンデンサ17の容量を
大きくすることが考えられるが、このように
MOS形FET15のゲート電極G1がコンデンサ1
7を介して局部発振回路16に接続される構成で
は、注入コンデンサ17の容量の増加に伴ないゲ
ート電極G1のインピーダンスが低下する為、変
換利得CGが低下する。さらに悪いことには、注
入コンデンサ17の容量の増加に伴ない、局部発
振回路16と帯域通過フイルタ12、あるいは局
部発振回路16と出力同調回路18のアイソレー
シヨンが悪化し、例えば、コイル121,12
2,13,181のインダクタンス等が何らかの
原因で変化したとき、局部発振回路16の発振周
波数が変動するという不具合が生じる。
〔考案の目的〕
この考案は上記の事情に対処すべくなされたも
ので、局部発振周波数の安定度及び局部発振回路
と帯域通過フイルタあるいは局部発振回路と出力
同調回路とのアイソレーシヨンを良好に保つたま
ま、MOS形FETに対する局部発振信号の注入電
圧を高めることができるように構成された混合回
路を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
この考案は2重ゲートMOS形FETの2つのゲ
ート電極のうち、高周波信号及び局部発振信号が
供給されるゲート電極のバイアスを直流的に零と
なるように構成したものである。
〔考案の実施例〕
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を詳
細に説明する。第3図は一実施例の回路図で、先
の第1図と同一部には同一符号を付して詳細な説
明を省略する。第3図の回路では、MOS形FET
15の第1のゲート電極G1は直流阻止コンデン
サ14(第1図参照)を介さないでコイル13に
接続されている。また、MOS形FET15の第2
のゲート電極G2はコンデンサ25を介して接地
されている。さらに、2つのゲート電極のうちこ
の第2のゲート電極G2だけが抵抗31を介して
電源+Bに接続されるとともに抵抗32を介して
接地されている。
上記構成の場合、MOS形FET15の第1のゲ
ート電極G1は電源+Bに接続されないばかりか
直流阻止コンデンサ14を削除したことにより直
流的にはコイル13,121,122を介して接
地される。なお、第2のゲート電極G2は先の第
1図と同様に交流的に接地され、直流的には所定
のバイアス電圧が印加されている。抵抗31,3
2,33,34はそれぞれ第1図に示す抵抗2
2,21,24,23に対応するものであるが、
各抵抗値は異なる値に設定されている。
第4図は先の第1図に於いて、MOS形FET1
5の第1のゲート電極G1の直流バイアスを決定
する抵抗20,21付近の高周波信号に対する等
価回路を示す回路図である。図示の如く、高周波
的にみた場合、抵抗20,21に対してそれぞれ
浮遊容量35,36が等価的に並列挿入された形
となる。この浮遊容量35,36は第1のゲート
電極G1に対する局部発振信号の注入レベルを低
下させるだけでなく、高周波信号の注入レベルも
低下させ、雑音指数も悪化させる。
これに対し、第3図の回路では抵抗20,21
に相当するものがないので、それだけ発生する浮
遊容量が低減され、第4図で説明したような不具
合は生じない。このことは、とりもなおさず、第
3図の回路では、従来回路に比べ局部発振信号が
第1のゲート電極G1に対して効率良く注入され
ることを意味し、注入コンデンサ17の容量、局
部発振出力レベルが従来のままでも、第1のゲー
ト電極G1に対する局部発振信号の注入電圧レベ
ルを高めることができる。したがつて、第3図の
回路によれば、局部発振周波数の安定度及び局部
発振回路16と帯域通過フイルタ12あるいは局
部発振回路16と出力同調回路18間のアイソレ
ーシヨンを損なうことなくMOS形FET15の第
1のゲート電極G1に対する局部発振信号の注入
レベルを高めることができる。これにより、設計
の自由度が増加し、性能向上を図ることができ
る。
また、ゲート電極G1の直流バイアス用抵抗2
0、直流阻止コンデンサ14を削除できるので、
低廉価化、小型化を図ることができる。また、直
流阻止コンデンサ14の削除により、高周波信号
RFの損失を低減させることができる。
また、ゲート電極G1のバイアスを従来より低
い値に設定できるので、電源+Bの電圧を低くす
ることができる。
第5図はこの考案の他の実施例を示す回路図で
ある。この実施例は、第2のゲート電極G2に直
流バイアスを設定する為の抵抗31の一端を接地
するのに、直接接地するのではなく、第1のゲー
ト電極G1側よりコイル13,121,122を
介して接地するようにしたものである。この実施
例の場合、抵抗32に浮遊容量が並列に挿入され
る分だけ、局部発振信号の注入効率は低下する
が、第1図の従来回路に比べれば注入効率は大幅
に増大される。なお、コイル13,121,12
2の直流インピーダンスは0であるから、第2の
ゲート電極G2の直流バイアスは第3図と同じよ
うに与えられることは勿論である。
ここで、第3図及び第5図で説明したこの考案
の混合回路の混合動作を第6図の入出力特性図を
参照しながら説明する。MOS形FET15の入出
力特性は周知の如く、2乗特性に近く(第6図参
照)、例えばソース抵抗33の抵抗値RSを100Ω
とした場合、VGIS(第1のゲート電極G1とソース
電極S間の電圧)が点Aに設定されたとすると、
特性曲線X上の点Qを中心に動作することにな
る。
説明を簡単にする為に√2e0 sin ωetなる局部
発振電圧だけが第1のゲート電極G1に加えられ
るものとすると、検波電流ΔIはドレイン電流Id
上側の振幅Hu、下側の振幅Hlを用いて次式のよ
うに表わされる。
ΔI=(Hu−Hl)/4 すなわち、ドレイン電流Idの正側の振幅の負側
の振幅の差の25%に等しい検波電流ΔIが得られ
る(本来のヘテロダイン検波では、前述の2乗検
波で得られる高周波信号及び局部発振信号の検波
電流の周波数の差の出力電流は両信号の振幅の相
乗積に比例して得られる)。いずれにせよ、検波
電流ΔIは局部発振信号の注入レベルに大きく左
右されるわけである。そして、MOS形FET15
に流れるドレイン電流Idは前述の検波電流ΔIが加
わつた値となり、混変調特性、雑音指数、変換利
得CG等の主要性能を左右するパラメータとなる。
〔考案の効果〕
このようにこの考案によれば、局部発振周波数
の安定度及び局部発振回路と帯域通過フイルタあ
るいは局部発振回路と出力同調回路とのアイソレ
ーシヨンを良好に保つたまま、MOS形FETの対
する局部発振信号の注入電圧を高めることができ
るように構成された混合回路を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の混合回路を使用したUHF帯チ
ユーナを示す回路図、第2図は混合回路の混変調
特性、雑音指数、変換利得を示す特性図、第3図
はこの考案に係る混合回路の一実施例を使用した
UHFチユーナを示す回路図、第4図は第3図の
効果を説明する為に示す第1図の混合回路付近の
高周波に対する等価回路図、第5図はこの考案の
他の実施例を示す回路図、第6図は二重ゲート
MOS形FETの入出力特性を示す特性図である。 11……入力端子、12……帯域通過フイル
タ、13,121,122,181……コイル、
15……2重ゲートMOS形FET、16……局部
発振回路、17……注入コンデンサ、18……出
力同調回路、19……出力端子、25……コンデ
ンサ、31〜34……抵抗、35,36……浮遊
容量、G1,G2……ゲート電極、D……ドレイン
電極、S……ソース電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方のゲート電極が交流的に接地されるととも
    に、所定の直流バイアスを与えられ、他方のゲー
    ト電極がコイルを介して高周波信号源およびアー
    スに接続されるとともに、注入コンデンサを介し
    て局部発振信号源に接続される2重ゲートMOS
    形電界効果トランジスタを有するように構成され
    ていることを特徴とする混合回路。
JP13166482U 1982-08-31 1982-08-31 混合回路 Granted JPS5936609U (ja)

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JP13166482U JPS5936609U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 混合回路

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JPS5936609U JPS5936609U (ja) 1984-03-07
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