JPS6340696Y2 - - Google Patents

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JPS6340696Y2
JPS6340696Y2 JP1983185201U JP18520183U JPS6340696Y2 JP S6340696 Y2 JPS6340696 Y2 JP S6340696Y2 JP 1983185201 U JP1983185201 U JP 1983185201U JP 18520183 U JP18520183 U JP 18520183U JP S6340696 Y2 JPS6340696 Y2 JP S6340696Y2
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JP
Japan
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seal
lip
cylindrical part
cover
bearing
Prior art date
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JP1983185201U
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English (en)
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JPS6091846U (ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密封装置に関し特に、大型産業機器に
使用される密封装置に関する。
従来は第1図に示すように大気側(図において
右側)から軸受15までの間に三段階からなるシ
ール部が構成され、形状の異なる3種類の4本の
ラジアルシールを用いていた。すなわち機器のハ
ウジング1に装着した軸受15に軸5が回転自在
に支持され且つ前記ハウジングより突出してい
る。ハウジング1にはカバー2が固定され、軸5
には軸受押え7が固定されている。前記軸受押え
7は軸5が嵌合するための軸嵌合部8を備えまた
外側に軸受15の方に向いたすなわち機器の内方
に向く外周円筒部6を備えている。また前記カバ
ー2は内側に大気側を向いたすなわち機器の外方
に向く内周円筒部4を備えている。外周円筒部6
は内周円筒部4より直径が大きくこれらの間にシ
ール空間を形成している。その中の最も大気側の
第一シール部であるダストシール12はハウジン
グ1に固定したカバー2にねじ3によつて固定さ
れている。該ダストシール12は補強環平板にゴ
ム質が焼付けられたものである。そのリツプ部は
軸5に固定した軸受押え7の外周円筒部6の外面
に摺動接触する。第二シール部である内周円筒部
4の外周に嵌着したダストシール13のリツプ部
が外周円筒部6の内周面に摺動する。前記カバー
2の内周円筒部4と軸受押え7の軸嵌合部8との
間の第三シール部には前記内周円筒部4の内周面
に嵌着した2本のオイルシール14のリツプ部が
軸受押えの軸嵌合部8の外周面に摺動接触する。
前述の第一シール部のダストシール12は平面度
や同軸度が出しにくく、したがつて軸受押え7へ
の密着性が悪く、また下端に水抜きのためリツプ
部を切欠いているのでシール性は殆んど期待でき
ない。また第二シール部のダストシール13はカ
バー2の内周円筒部4の外周面に嵌着され半径方
向に延びるリツプ部を軸受押え7の外周円筒部6
の内周面に摺動させている。
ダストシール13の製造上においては半径方向
に延びる2つのリツプ部があるため、ダストシー
ルを成形金型から取り出す際に二つのリツプ部間
にはさまれた状態の金型部分を、リツプ部が引つ
かかりがつてに取り出さなければならないため、
リツプ部の腰部を破損するおそれがあり、リツプ
部が破損させない形状にするために、リツプ部を
長くすることができず結果としてリツプ部に剛性
をもたせなければならなかつた。リツプ部の腰部
が強くなるため適正締代に対して面圧が高くな
り、使用中に外周円筒部6の内周面やリツプ部先
端に摩耗を生じたり、リツプ部先端が摺動熱によ
り硬化して密封を損うことになり、長期の使用に
耐えられなかつた。
したがつて第一シール部と第二シール部のシー
ル性能が不確実であつたり、耐久性に劣つていた
ため第三シール部のオイルシール14を通過して
外部の水が軸受15まで到達する時間が比較的短
かくなり早期に軸受の機能低下と破損につながつ
ていた。
本考案の目的は上述の従来の欠点を解決し、従
来からのシール部構成を変更せずに、第一シール
部と第二シール部のシールを確実に行うため、第
一シール部をカバーに取付けた金属環により、軸
受押えの外周円筒部との間でラビリンスを形成す
るとともに第二シール部にはカバーの側面に摺動
するリツプを有する端面リツプシールを設けた密
封装置を提供することである。
第2図を参照して本考案を説明する。機器のハ
ウジング1にカバー2が固定され、軸5に軸受押
え7が固定されている。カバー2に内周円筒部4
が設けられ、軸受押え7に外周円筒部6と軸嵌合
部8が設けられている。前記外周円筒部6と内周
円筒部4との間並びに内周円筒部4と軸嵌合部8
との間にそれぞれシール空間が形成されている。
最も大気側にある第一シール部にはL型断面の
金属環9をねじ3によつてカバー2に固定し、こ
の金属環9と軸受押え7の外周円筒部6との間に
ラビリンス10を形成している。外周円筒部6と
内周円筒部4との間のシール空間には、端面リツ
プシール11が外周円筒部6の内周面に嵌着さ
れ、そのリツプ部がカバー2の側面16に摺動し
てシール作用を行う。カバー2の内周円筒部4と
軸受押え7の軸嵌合部8との間のシール空間には
従来と同一のオイルシール14が嵌着されていて
シール作用を行う。
前記ラビリンス10は外部の水がその内側の端
面リツプシール11に直接当たらないようにする
と同時に水の浸入量を低減する。前記端面リツプ
シール11は嵌合部から半径方向に延在する部分
の端面からリツプ部が形成され、カバーの側面に
摺動し、回転軸とともに端面リツプシールが回転
すれば遠心力により、外方にリツプ部が拡がる形
状であるため面圧低下が計られる。回転軸の静止
時には、リツプ部は外部からの水の侵入に対して
密封しうる面圧を与えておき、回転軸が回転すれ
ば侵入しようとする水は外方にふりきられ外部に
排出されるため、リツプ部の面圧が低くなつても
侵入を妨げることができる。回転軸の回転による
摺動によつて生じるカバー及び端面リツプシール
のリツプ部先端の摩耗や摺動熱によるリツプ部先
端の硬化が低減でき、シール性能を長く保つこと
ができる。またリツプ部が軸方向に延びるため、
端面リツプシールを成形金型から取り出す際に二
つのリツプ部間の金型部分をリツプ部方向と同じ
である金型開き方向に外すことができるのでリツ
プ部を破損することがない。したがつて、端面リ
ツプシールを適正面圧を与えられるものとして成
形することができ、リツプ部を薄く長い形状に形
成して適正締代でもつて適正面圧を与えることが
でき、シール効果を向上することができる。また
端面リツプシールの摺動部においては、リツプ部
の接触部分が長くできるためふりきり効果がより
期待でき、またカバーの側面でふりきるため外部
への排出も容易となる。従来のダストシール13
よりも密封機能に対する耐久性が向上する。この
ようにして金属ラビリンス10と端面リツプシー
ル11とオイルシール14とを通過して外部の水
が軸受15に到達する時間の延長が計れる。
本発明の密封装置は従来のシール部の構成を変
更せず、第一シール部を従来の水に対するシール
を期待できなかつたダストシールに換つてラビリ
ンスとして、外部からの侵入量を低減し、さらに
第二シール部では、カバーの側面に摺動するリツ
プを有する端面リツプシールを設けて、シール性
能及び耐久性を向上させたので、従来のものより
3倍以上の期間にわたつて密封機構を維持でき、
軸受の機能をより長く保つことができる。さらに
メンテナンス時におけるシールのコストも従来の
4個、すなわちダストシールが2個とオイルシー
ルが2個であるが、本考案の密封装置は端面リツ
プシールが1個とオイルシールが2個の合計3個
であるから低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の密封装置の断面図、第2図は本
考案の密封装置の断面図である。 1……ハウジング、2……カバー、4……内周
円筒部、5……軸、6……外周円筒部、7……軸
受押え、8……軸嵌合部、9……金属環、10…
…ラビリンス、11……端面リツプシール、15
……軸受、16……側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機器のハウジング1に固定され内径側に外方に
    延在する内周円筒部4を設けたカバー2と、前記
    ハウジング1の軸受15に支持された軸5に固定
    され外径側に前記内周円筒部4より直径が大きく
    内方に延在する外周円筒部6を設けた軸受押え7
    とを包含し、前記内周円筒部4と前記外周円筒部
    との間及び前記内周円筒部4と前記軸受押え7の
    軸嵌合部8との間にシール空間を形成する密封装
    置において、前記カバー2に取付けた金属環9と
    前記外周円筒部6との間にラビリンス10を形成
    するとともに、前記外周円筒部6の内周面に嵌着
    し且つ前記カバー2の側面16に摺動するリツプ
    を有する端面リツプシール11を設けたことを特
    徴とする密封装置。
JP1983185201U 1983-11-30 1983-11-30 密封装置 Granted JPS6091846U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983185201U JPS6091846U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 密封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983185201U JPS6091846U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 密封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6091846U JPS6091846U (ja) 1985-06-22
JPS6340696Y2 true JPS6340696Y2 (ja) 1988-10-24

Family

ID=30400357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983185201U Granted JPS6091846U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 密封装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS6091846U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4696415B2 (ja) * 2001-07-23 2011-06-08 Nok株式会社 密封装置
JP6955981B2 (ja) * 2017-11-30 2021-10-27 Nok株式会社 ダストシール

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6091846U (ja) 1985-06-22

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