JP2792008B2 - 軸封装置 - Google Patents
軸封装置Info
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- JP2792008B2 JP2792008B2 JP1203499A JP20349989A JP2792008B2 JP 2792008 B2 JP2792008 B2 JP 2792008B2 JP 1203499 A JP1203499 A JP 1203499A JP 20349989 A JP20349989 A JP 20349989A JP 2792008 B2 JP2792008 B2 JP 2792008B2
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- Japan
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- shaft
- lip
- sealing
- sealing device
- fixed
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- Sealing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、水中遠心ポンプ等、水中回転機器における
軸封装置に関し、更に詳しくは、メカニカルシールとダ
ストシールとを併設するダブルシールタイプの軸封装置
に関するものである。
軸封装置に関し、更に詳しくは、メカニカルシールとダ
ストシールとを併設するダブルシールタイプの軸封装置
に関するものである。
[従来技術とその問題点] 一般に、ダブルシールタイプの軸封装置では、リップ
型パッキングのリップ先端部をポンプ軸の外周面へ対接
させることにより、ラジアル方向の摺動密封面を構成し
ているため、ポンプ軸の磨耗を生じるという欠点があ
る。また、水圧が洩れを拡大する方向へ次第に働くた
め、初期的効果があるにとどまり、軸封効果は経時的に
減少傾向となる。
型パッキングのリップ先端部をポンプ軸の外周面へ対接
させることにより、ラジアル方向の摺動密封面を構成し
ているため、ポンプ軸の磨耗を生じるという欠点があ
る。また、水圧が洩れを拡大する方向へ次第に働くた
め、初期的効果があるにとどまり、軸封効果は経時的に
減少傾向となる。
[発明の目的] 本発明の目的は、ダストシールの機能に優れ、ポンプ
軸を磨耗せしめないダブルシールタイプの軸封装置であ
って、しかも、メカニカルシールとダストシールとが一
体化されて軸封装置の取付長を短小化し得る構造とする
ことにある。
軸を磨耗せしめないダブルシールタイプの軸封装置であ
って、しかも、メカニカルシールとダストシールとが一
体化されて軸封装置の取付長を短小化し得る構造とする
ことにある。
[発明の構成] 本発明に係るダブルシールタイプの軸封装置において
は、 回転軸と遊合する固定密封環の表側端面をメカニカル
シール側の回転密封環に対接する摺滑シール面となし、
裏側端面をダストシール側の後記リップ型パッキングに
対接する摺滑シール面となし、 緩衝パッキングの内周面環溝へ前記固定密封環を一体
状に定着すると共に、外周面環溝を取付ハウジングの軸
孔内周面へ圧接状に定着させ、 前記取付ハウジングの裏側において嵌め合い部を回転
軸の外周に嵌着させたリップ型パッキングのリップ部
を、前記固定密封環における裏側端面の摺滑シール面へ
対接させるものである。
は、 回転軸と遊合する固定密封環の表側端面をメカニカル
シール側の回転密封環に対接する摺滑シール面となし、
裏側端面をダストシール側の後記リップ型パッキングに
対接する摺滑シール面となし、 緩衝パッキングの内周面環溝へ前記固定密封環を一体
状に定着すると共に、外周面環溝を取付ハウジングの軸
孔内周面へ圧接状に定着させ、 前記取付ハウジングの裏側において嵌め合い部を回転
軸の外周に嵌着させたリップ型パッキングのリップ部
を、前記固定密封環における裏側端面の摺滑シール面へ
対接させるものである。
[実施例] 実施態様を例示した図面について説明すると、1は金
属板製の取付ハウジングであって、板体に穿設された軸
孔の内周面2を後記緩衝パッキング3の取付部とする。
属板製の取付ハウジングであって、板体に穿設された軸
孔の内周面2を後記緩衝パッキング3の取付部とする。
緩衝パッキング3は、段付環状の板金3aを芯材とし
て、これをゴム或は軟質の合成樹脂からなる弾褥製被覆
層3bでモールドし、内周面環溝4内へ後記固定密封環5
を一体状に定着すると共に、外周面環溝6を前記取付ハ
ウジング1の軸孔内周面2へ圧接状に定着させる。
て、これをゴム或は軟質の合成樹脂からなる弾褥製被覆
層3bでモールドし、内周面環溝4内へ後記固定密封環5
を一体状に定着すると共に、外周面環溝6を前記取付ハ
ウジング1の軸孔内周面2へ圧接状に定着させる。
固定密封環5は、シリコンカーバイト等で作られてポ
ンプ軸等の回転軸7と遊合し、表側端面をメカニカルシ
ール画の回転密封環8aに対接する摺滑シール面5aとな
し、裏側端面をダストシール側の後記リップ型パッキン
グ8bに対接する摺滑シール面5bとなし、外周面を前記緩
衝パッキング3への定着面とするが、前記緩衝パッキン
グ3の塑造時に結合されて内周面環溝4内へ定着された
状態となるのである。
ンプ軸等の回転軸7と遊合し、表側端面をメカニカルシ
ール画の回転密封環8aに対接する摺滑シール面5aとな
し、裏側端面をダストシール側の後記リップ型パッキン
グ8bに対接する摺滑シール面5bとなし、外周面を前記緩
衝パッキング3への定着面とするが、前記緩衝パッキン
グ3の塑造時に結合されて内周面環溝4内へ定着された
状態となるのである。
前記リップ型パッキング8bは、ゴム或は合成ゴム等の
弾褥性材料でV字状に作られており、取付ハウジング1
の裏側において、嵌め合い部を回転軸7の外周に嵌着さ
せ、リップ部を前記固定密封環5における裏側端面の摺
滑シール面5bへ対接させて、ダストシールの作用を司ら
せるのである。そしてポンプ駆動時には、水圧がリップ
部を上記摺滑シール面5bへ押圧するよう作用して、ダス
トシール機能が高められることになる。
弾褥性材料でV字状に作られており、取付ハウジング1
の裏側において、嵌め合い部を回転軸7の外周に嵌着さ
せ、リップ部を前記固定密封環5における裏側端面の摺
滑シール面5bへ対接させて、ダストシールの作用を司ら
せるのである。そしてポンプ駆動時には、水圧がリップ
部を上記摺滑シール面5bへ押圧するよう作用して、ダス
トシール機能が高められることになる。
[効 果] 本発明によれば、リップ型パッキング8bのリップ部が
回転軸7に摺接することなく、固定密封環5の裏面に形
成される摺滑シール面5bへ摺接するのであるから、長期
間使用しても回転軸7が磨耗することはない。また、ポ
ンプ駆動時には、水圧がリップ部を摺滑シール面5bへ押
圧するよう作用するので、ダストシール機能が高められ
るという利点を伴うのである。更にまた、メカニカルシ
ール側の固定密封環5を利用してダストシール側のリッ
プ型ピッキング8bを摺接させるという、ダブルシールの
一体化構造により、軸方向の長さを短小化し得るという
利点がある。
回転軸7に摺接することなく、固定密封環5の裏面に形
成される摺滑シール面5bへ摺接するのであるから、長期
間使用しても回転軸7が磨耗することはない。また、ポ
ンプ駆動時には、水圧がリップ部を摺滑シール面5bへ押
圧するよう作用するので、ダストシール機能が高められ
るという利点を伴うのである。更にまた、メカニカルシ
ール側の固定密封環5を利用してダストシール側のリッ
プ型ピッキング8bを摺接させるという、ダブルシールの
一体化構造により、軸方向の長さを短小化し得るという
利点がある。
第1図は本発明に係るダブルシールタイプの軸封装置を
水中遠心ポンプに施したた一事例を示す要部縦断側面
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は本発明に係
るダブルシールタイプの軸封装置を水中遠心ポンプに施
した他の事例を示す要部縦断側面図、第4図は第3図の
要部拡大図、第5図は従来の鋳物製ケーシング構造によ
るダブルシールタイプの軸封装置を水中遠心ポンプに施
した事例を示す要部縦断側面図、第6図は金属板によっ
て従来の鋳物製ハウジングと均等構造に成型した事例を
示す要部縦断側面図である。 1……回転軸、2……軸孔内周面、3……緩衝パッキン
グ、4……内周面環溝、5……固定密封環、5a……表側
摺滑シール面、5b……裏側摺滑シール面、6……外周面
環溝、7……回転軸、8a……回転密封環、8b……リップ
型パッキング。
水中遠心ポンプに施したた一事例を示す要部縦断側面
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は本発明に係
るダブルシールタイプの軸封装置を水中遠心ポンプに施
した他の事例を示す要部縦断側面図、第4図は第3図の
要部拡大図、第5図は従来の鋳物製ケーシング構造によ
るダブルシールタイプの軸封装置を水中遠心ポンプに施
した事例を示す要部縦断側面図、第6図は金属板によっ
て従来の鋳物製ハウジングと均等構造に成型した事例を
示す要部縦断側面図である。 1……回転軸、2……軸孔内周面、3……緩衝パッキン
グ、4……内周面環溝、5……固定密封環、5a……表側
摺滑シール面、5b……裏側摺滑シール面、6……外周面
環溝、7……回転軸、8a……回転密封環、8b……リップ
型パッキング。
Claims (1)
- 【請求項1】メカニカルシールとダストシールを併設す
る軸封装置において、 回転軸(7)と遊合する固定密封環(5)の表側端面を
メカニカルシール側の回転密封環(8a)に対接する摺滑
シール面(5a)となし、裏側端面をダストシール側の後
記リップ型パッキング(8b)に対接する摺滑シール面
(5b)となし、 緩衝パッキング(3)の内周面環溝(4)へ前記固定密
封環(5)を一体状に定着すると共に、外周面環溝
(6)を取付ハウジング(1)の軸孔内周面(2)へ圧
接状に定着させ、 前記取付ハウジング(1)の裏側において嵌め合い部を
回転軸(7)の外周に嵌着させたリップ型パッキング
(8b)のリップ部を、前記固定密封環(5)における裏
側端面の摺滑シール面(5b)へ対接させたことを特徴と
する、 軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1203499A JP2792008B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1203499A JP2792008B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 軸封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0366981A JPH0366981A (ja) | 1991-03-22 |
JP2792008B2 true JP2792008B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=16475171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1203499A Expired - Fee Related JP2792008B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 軸封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2792008B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2511129Y2 (ja) * | 1993-10-20 | 1996-09-18 | 株式会社井上製作所 | 混練機の端面シ―ル装置 |
JP2002267028A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Shimano Inc | 部品組立体 |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP1203499A patent/JP2792008B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0366981A (ja) | 1991-03-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |