JPH0543279Y2 - - Google Patents

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JPH0543279Y2
JPH0543279Y2 JP1988074204U JP7420488U JPH0543279Y2 JP H0543279 Y2 JPH0543279 Y2 JP H0543279Y2 JP 1988074204 U JP1988074204 U JP 1988074204U JP 7420488 U JP7420488 U JP 7420488U JP H0543279 Y2 JPH0543279 Y2 JP H0543279Y2
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seal
lip
chamber housing
sliding ring
coil spring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水中ポンプの回転軸を軸封する軸封
装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の水中ポンプ用軸封装置の典型的な従来
例が、例えば特開昭55−43298号公報に開示され
ている。すなわちこの公報に記載された軸封装置
は、ポンプ室側(羽根車側)の軸周を軸封するメ
カニカルシールと、このメカニカルシールに並ん
で装着されたリツプ型シールを含むものである。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、上記従来公知の水中ポンプ用軸封装置
は、リツプ型シールの密接力がリツプ部の有する
弾性や液圧にのみ与えられ、しかも回転軸と共に
回転するこのリツプ型シールは、遠心力がリツプ
部の密接力を減少させる方向に作用することか
ら、十分なシール性が期待できないものであつ
た。
〔課題を解決するための手段〕
上記従来の技術的課題は、本考案によつて有効
に解決することができる。
すなわち本考案に係る水中ポンプ用軸封装置
は、モータ室側ハウジングに装着されたリツプ型
シールと、ポンプ室側ハウジングと回転軸との間
に介在されたメカニカルシールとを備え、前記リ
ツプ型シールは、その外径側へ展開したシールリ
ツプの端部が、前記メカニカルシールの回転摺動
環を固定摺動環側へ付勢するコイルスプリングを
担持する軸方向移動自在なシールケースの、前記
コイルスプリングと反対側の径方向面に密接され
ているものである。
〔作用〕
コイルスプリングは、メカニカルシールの回転
摺動環を軸方向に押し付けることによつて、固定
摺動環との摺動面における密接力を与えると共
に、シールケースをリツプ型シール側へ押し付け
てリツプ部との密接力を与えるものである。
〔実施例〕
以下、本考案を、第1図に示す一実施例を参照
しながら説明する。
参照符号1はモータ室A側ハウジング、2はポ
ンプ室B側ハウジング、3は両ハウジング1,2
間に画成されたオイルバス、4はオイルバス3内
を貫いて両ハウジング1,2の内周の軸孔に挿通
された回転軸である。オイルバス3内におけるポ
ンプ室B側ハウジング2と回転軸4の間にはメカ
ニカルシール12が装着され、モータ室A側ハウ
ジング1にはリツプ型シール20が装着されてい
る。
メカニカルシール12は、ポンプ室B側ハウジ
ング2の内周凹部にカツプガスケツト6及びケー
ス7を介して嵌着された固定摺動環5と、オイル
バス3側を向いたこの固定摺動環5の摺動面5S
に当接した状態で回転軸4の外周に軸方向移動自
在に配置された回転摺動環8と、一端の鍔部がこ
の回転摺動環8の背面(摺動面8S)にドライビ
ングケース11によつて固定され内径部がドライ
ブリング9によつて固定されたゴムベローズ10
とを備えている。回転軸4の外周であつてゴムベ
ローズ10とリツプ型シール20の間には、シー
ルケース24が軸方向移動自在に設けられてお
り、このシールケース24とドライビングケース
11の背面との間にはコイルスプリング13が装
着されている。
リツプ型シール20は、その基部ケース22が
カツプガスケツト21を介してモータ室A側ハウ
ジング1の内周凹部に嵌着されており、基部ケー
ス22に気密的に固定されたシールリツプ23は
オイルバス3内へ向けて湾曲しながら外径側へ展
開し、その外径端部23aが、シールケース24
におけるコイルスプリング13と反対側の径方向
面と密接されている。
この実施例の軸封装置によれば、メカニカルシ
ール12の回転摺動環8をドライビングケース1
1及びゴムベローズ10の端部を介して固定摺動
環5側へ押し付けることによつて、摺動面5S,
8Sにおける密封力を与えるコイルスプリング1
3は、同時にシールケース24をリツプ型シール
20のシールリツプ23に押し付けて、このシー
ルリツプ23とシールケース24による密封力を
与えており、リツプ型シール20の密接力は、シ
ールリツプ23の弾性にのみ依存されるものでは
ないので、長時間にわたつて優れた密封性能を発
揮する。また、シールケース24はコイルスプリ
ング13の保持手段と密封要素とを兼ねるもので
あり、コイルスプリング13は上述のとおり、メ
カニカルシール12の摺動面5S,8Sの面圧付
与手段とリツプ型シール20の面圧付与手段を兼
ねるものであるから、メカニカルシール12とリ
ツプ型シール20の軸方向取付長Lを短いものと
することができ、この結果、装置の小型化にも貢
献するものである。
〔考案の効果〕
以上、本考案によると、シールケースがコイル
スプリングの保持手段を密封要素とを兼ねてお
り、コイルスプリングはメカニカルシールの摺動
面の面圧付与手段とリツプ型シールの面圧付与手
段を兼ねるため、軸方向取付長を短くして装置全
体の小型化を図ることができると共に、リツプ型
シールにおける密封性能を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水中ポンプ用軸封装置の
好適な一実施例を示す軸心を通る平面で切断した
半断面図である。 1……モータ室側ハウジング、2……ポンプ室
側ハウジング、3……オイルバス、4……回転
軸、5……固定摺動環、8……回転摺動環、12
……メカニカルシール、13……コイルスプリン
グ、20……リツプ型シール、23……シールリ
ツプ、24……シールケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルバスの両側のモータ室側ハウジングとポ
    ンプ室側ハウジングを貫通した回転軸を軸封する
    軸封装置において、前記モータ室側ハウジングに
    装着されたリツプ型シールと、前記ポンプ室側ハ
    ウジングと回転軸との間に介在されたメカニカル
    シールとを備え、前記リツプ型シールは、その外
    径側へ展開したシールリツプの端部が、前記メカ
    ニカルシールの回転摺動環を固定摺動環側へ付勢
    するコイルスプリングを担持する軸方向移動自在
    なシールケースの、前記コイルスプリングと反対
    側の径方向面に密接されていることを特徴とする
    水中ポンプ用軸封装置。
JP1988074204U 1988-06-06 1988-06-06 Expired - Lifetime JPH0543279Y2 (ja)

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JP1988074204U JPH0543279Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543298A (en) * 1978-09-25 1980-03-27 Mecanique Soc Ind De Centrifugal pump

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60167194U (ja) * 1984-04-13 1985-11-06 日本精工株式会社 水ポンプ軸受

Patent Citations (1)

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JPS5543298A (en) * 1978-09-25 1980-03-27 Mecanique Soc Ind De Centrifugal pump

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JPH01176798U (ja) 1989-12-18

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