JPS631084Y2 - - Google Patents

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JPS631084Y2
JPS631084Y2 JP4274182U JP4274182U JPS631084Y2 JP S631084 Y2 JPS631084 Y2 JP S631084Y2 JP 4274182 U JP4274182 U JP 4274182U JP 4274182 U JP4274182 U JP 4274182U JP S631084 Y2 JPS631084 Y2 JP S631084Y2
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JP
Japan
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sliding body
sleeve
rotating
side sliding
partial impeller
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JP4274182U
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JPS58146161U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパーシヤルインペラ型メカニカルシー
ルに関し、特に熱変形が回転側摺動体に伝わつ
て、回転側摺動体に大きな変形を生じさせるとい
つたことのないパーシヤルインペラ型メカニカル
シールに関する。
パーシヤルインペラ型メカニカルシールは、環
状体とこの環状体の前端外周に一体形成された軸
方向に延びる円筒部とからなるパーシヤルインペ
ラをスリーブを介してシヤフトに固定し、このパ
ーシヤルインペラの回転によつて切欠が設けられ
た外周面にポンプ作用を行わせ流体を循環させて
摺動面を冷却するもので、パーシヤルインペラの
円筒部とスリーブの間には回転側摺動体が支持さ
れている。
ところが、このパーシヤルインペラ型メカニカ
ルシールは高温運転を行つた後に作動を停止する
と、ポンプインペラ側(図中左側)から高温水が
流入しパーシヤルインペラおよびスリーブの後端
部はこの高温水に接することとなる。それゆえ、
パーシヤルインペラおよびスリーブは膨張するの
であるが、この場合に冷却流体の逆流が発生する
ことがある。そうすると、パーシヤルインペラの
前端部の円筒部は冷却されることとなり、それゆ
え円筒部は収縮する。しかしながら、回転側摺動
体にはカーボン等熱膨張率の小さい物質が使用さ
れているので回転側摺動体の膨張収縮はそれほど
大きくない。したがつて、回転側摺動体は膨張す
るスリーブと収縮する円筒部に圧縮されて摺動面
側が中央に向つて脹らむように変形してしまう。
そこで、摺動面に異常摩耗が生じ漏れが発生する
こととなる。
以上の問題点に鑑み、本考案の目的はパーシヤ
ルインペラおよびスリーブの熱変形が回転側摺動
体に伝わることがないパーシヤルインペラ型メカ
ニカルシールを提供することである。
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、1は環状体とこの環状体の前端外周に
一体形成された軸方向に延びる円筒部1bからな
り断面略L字形を呈るパーシヤルインペラであつ
て、外周面に所要数の切欠が設けられていて、内
周端部をシヤフト2に外挿固着されたスリーブ3
の中央段部3aと該スリーブ3に後端側から螺合
されたロツクナツト4間に挾持されて、該スリー
ブ3に対して固着されている。5は前記パーシヤ
ルインペラ1の円筒部1bとスリーブ3間に装着
されるカーボン製の回転側摺動体であり、該回転
側摺動体5と円筒部1b間にはわずかな環状の隙
間6が設けられるとともに、該回転側摺動体5は
Oリング7を介してスリーブ3外周に嵌着されて
いる。該Oリング7は回転摺動体5を支持する機
能のみを持ち、分解組立時に回転側摺動体5がス
リーブ3から脱落することのないように介装され
るもので、このため該Oリング7にシール機能を
賦与しないようにスリーブ3にエア抜き孔3bを
穿設してこれを低圧側に連通し、圧力によるOリ
ング7の変形、固着を防止している。なお、図中
8はシヤフト2とスリーブ3間に設けられるエア
連通孔であり、これが低圧側に連通している。
上記構成のパーシヤルインペラ型メカニカルシ
ールによれば、パーシヤルインペラ1、スリーブ
3ならびに回転側摺動体5の三者が別体に構成さ
れるとともに、該パーシヤルインペラ1の円筒部
1bと回転側摺動体5間に隙間6が設けられてい
るため、シヤフト1の突然の回転停止によつて雰
囲気が変化し、パーシヤルインペラ1とスリーブ
3に熱変形を生じても、これが回転側摺動体5に
伝播することなく、該回転側摺動体5の熱変形を
防止することができる。また回転側摺動体5とス
リーブ3間には、該回転側摺動体5支持用のOリ
ング7が介装されてなり、これによつて、該回転
側摺動体5のスリーブ3からの脱落が阻止される
ため、当該メカニカルシールの分解ならびに組立
作業を容易化できる。
以上説明したように、本考案によれば回転側摺
動体の外周とパーシヤルインペラの円筒部の内周
との間にわずかな隙間を形成したので円筒部が収
縮しても回転側摺動体を押し縮めることとはなら
ない。それゆえ、回転側摺動体がスリーブと円筒
部に圧縮されるということはない。また、回転側
摺動体はスリーブとの間に設けられたOリングに
より支持されているため、スリーブの膨張はこの
Oリングを介して回転側摺動体内周面に伝達され
ることとなる。したがつて、本願考案によればパ
ーシヤルインペラおよびスリーブの熱変形が回転
側摺動体に伝わるのを極力小さくできるので異常
摩耗が生じない密封性に優れたパーシヤルインペ
ラ型メカニカルシールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すパーシヤルイン
ペラ型メカニカルシールの半裁正断面図である。 1……パーシヤルインペラ、1a……切欠、1
b……円筒部、2……シヤフト、3……スリー
ブ、3a……中央段部、3b……エア抜き孔、4
……ロツクナツト、5……回転側摺動体、6……
隙間、7……Oリング、8……エア連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スリーブを介してシヤフトに固定された環状体
    と該環状体の前端外周に一体形成された軸方向に
    延びる円筒部とからなり外周面に所要数の切欠が
    設けられたパーシヤルインペラと、前記スリーブ
    と前記円筒部の間に配置された回転側摺動体とを
    有し、該回転側摺動体の外周と前記円筒部の内周
    との間にはわずかな隙間が形成されていて、前記
    回転側摺動体は前記スリーブとの間に設けられた
    Oリングにより支持されていることを特徴とする
    パーシヤルインペラ型メカニカルシール。
JP4274182U 1982-03-26 1982-03-26 パ−シヤルインペラ型メカニカルシ−ル Granted JPS58146161U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4274182U JPS58146161U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 パ−シヤルインペラ型メカニカルシ−ル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4274182U JPS58146161U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 パ−シヤルインペラ型メカニカルシ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58146161U JPS58146161U (ja) 1983-10-01
JPS631084Y2 true JPS631084Y2 (ja) 1988-01-12

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ID=30053851

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JP4274182U Granted JPS58146161U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 パ−シヤルインペラ型メカニカルシ−ル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0229317Y2 (ja) * 1986-06-25 1990-08-07

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Publication number Publication date
JPS58146161U (ja) 1983-10-01

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