JPS6230622Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6230622Y2
JPS6230622Y2 JP1982043593U JP4359382U JPS6230622Y2 JP S6230622 Y2 JPS6230622 Y2 JP S6230622Y2 JP 1982043593 U JP1982043593 U JP 1982043593U JP 4359382 U JP4359382 U JP 4359382U JP S6230622 Y2 JPS6230622 Y2 JP S6230622Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
diaphragm
reinforcing ring
metal reinforcing
covering member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982043593U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58158860U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1982043593U priority Critical patent/JPS58158860U/ja
Publication of JPS58158860U publication Critical patent/JPS58158860U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6230622Y2 publication Critical patent/JPS6230622Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として二槽式洗濯機に使用されるダ
イヤフラム付シールに関し、更に詳しくは、金属
補強環の発錆を防止して耐用期間の延長をはかつ
たダイヤフラム付シールを提示するものである。
二槽式洗濯機に使用されるシールの一例として
第1図に示すようなダイヤフラム付シールが特開
昭52−1261号公報に開示されている。同図のダイ
ヤフラム付シールは、ゴム状弾性材をもつて製せ
られ、図示しない回転軸の周面と密封摺動するシ
ールリツプ2を備えるシール部1と、金属板材を
もつて略円筒形状に製せられ、シール部1の外側
に一体的に接合されてシール部1を支持する金属
補強環5と、ゴム状弾性材をもつて製せられ、金
属補強環5の外側に一体的に接合されて外方へ広
がる膜状可撓部7及び外方端部に形成されて図示
しないフレームに固着される取付部8を有するダ
イヤフラム部6とから成り、低摩擦性を備える焼
結合金又は金属材料をもつて製せられた軸受ブツ
シユ10がシール部1の図上下方に嵌着されてい
る。
シール部1を形成するゴム状弾性材料はシール
性及び耐摩耗能力の面から選定され、ダイヤフラ
ム部6を形成するゴム状弾性材料は可撓性、撓み
変形に対する耐久性、耐水性等の面から選定さ
れ、両部の材料は異材質となるのが通常である。
シールリツプ2の回転軸に対する同芯性保持の
機能を担う軸受ブツシユ10は、シール部1及び
ダイヤフラム部6と別体に製せられてシール部1
に圧入嵌合されるが、シール部1及びダイヤフラ
ム部6の成形及び金属補強環5に対する接合は、
特公昭52−48259号公報に開示されているよう
に、同時に一挙動で成される。すなわち、シール
部1及びダイヤフラム部6を成形するためのキヤ
ビテイを備える成形型内に金属補強環5が収めら
れ、その内側にシール部1の材料が、外側にダイ
ヤフラム部6用の材料がそれぞれ配置され、加
圧、加熱により成形及び金属補強環5に対する接
合が同時に行なわれる。
金属補強環5は外周面をダイヤフラム部6に覆
われ、内周面の大部分をシール部1に覆われる
が、内周面の一部(図上上方)及び端面は、成形
時に、成形用キヤビテイに対する金属補強環5の
同芯性を保持させるために、成形用キヤビテイを
形成する金型の表面に係合させられるので、第1
図の上方に示されるように、露出面11,11と
して残される。
上記した金属補強環5の露出面11,11の残
存は水の付着に起因する錆によるトラブルを招来
する。すなわち、露出面11,11における発錆
は生長してゴム部に埋設された部分へ達し、金属
補強環5とゴム部分との剥離を招き、それによ
り、軸受ブツシユ10とシール部1との同芯性に
狂いを生じてシール部1が早急に摩耗し、又軸受
ブツシユ10に対する保持力の低下による軸受ブ
ツシユ10の脱落を招き、遂にはダイヤフラム付
シールの破壊を見るに至る。
本考案は上記した従来技術によるダイヤフラム
付シールにおける問題点に鑑み、金属補強環の成
形型に対する係合部の表面を、シール部及びダイ
ヤフラム部の成形に先だつて耐水性を備える合成
樹脂材による被覆部材をもつて覆い、該被覆部材
とシール部及びダイヤフラム部とを互いに接合さ
せることによつて、金属補強環を完全に埋設させ
て錆の発生を防止するものである。
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。第2図の実施例においては、金属補強環5
のシールリツプ2側の端部が断面略9字形状の合
成樹脂材製被覆部材15に覆われて、該被覆部材
15とシール部1及びダイヤフラム部6とが金属
補強環5の全表面を完全に覆う構成となつてい
る。シール部1及びダイヤフラム部6の成形に当
つては、被覆部材15の内周面及び端面を成形型
に係合させることによつて金属補強環5が保持さ
れ、被覆部材15の成形及び金属補強環5との組
合せは被覆部材15を成形するキヤビテイ内に金
属補強環5を挿入して置くことにより同時に実施
することができる。
第3図の他の実施例は被覆部材15が断面T形
状を呈するもので、被覆部材15を単独で成形し
た後に金属補強環5と組合せることを可能になし
たもので、シール部1及びダイヤフラム部6の成
形時における金属補強環5の保持は第2図の実施
例における場合と同様に被覆部材15を介してな
される。
本考案のダイヤフラム付シールは上記した構成
を備えていることにより下記する効果を奏する。
シール部及びダイヤフラム部の成形時における金
属補強環の成形型との係合部を、被覆部材をもつ
て覆い、該被覆部材、シール部及びダイヤフラム
部により金属補強環の全表面を覆う構成となつて
いるために、金属補強環が発錆するおそれが皆無
となつてダイヤフラム付シールは長期間にわたつ
て正常な機能を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術によるダイヤフラム付シール
の一例を示す断面図、第2図及び第3図はそれぞ
れ本考案の実施例を示す断面図である。 1……シール部、2……シールリツプ、5……
金属補強環、6……ダイヤフラム部、7……膜状
可撓部、8……取付部、10……軸受ブツシユ、
11……露出面、15……被覆部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略円筒形状を呈し、軸方向一方の端部に、軸周
    面と密封摺動するシールリツプ2を付されたシー
    ル部1、略円筒形状を呈して前記シール部1の外
    側に接合された金属補強環5及び前記金属補強環
    5の外側に接合されて外方へ広がるダイヤフラム
    部6を有し、前記金属補強環5の前記シールリツ
    プ2側の端部の内周面及び端面が、耐水性材料を
    もつて製せられた被覆部材15によつて覆われ、
    前記金属補強環5が、前記シール部1、前記ダイ
    ヤフラム部6及び前記被覆部材15内に埋設され
    ていることを特徴とするダイヤフラム付シール。
JP1982043593U 1982-03-27 1982-03-27 ダイヤフラム付シ−ル Granted JPS58158860U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982043593U JPS58158860U (ja) 1982-03-27 1982-03-27 ダイヤフラム付シ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982043593U JPS58158860U (ja) 1982-03-27 1982-03-27 ダイヤフラム付シ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58158860U JPS58158860U (ja) 1983-10-22
JPS6230622Y2 true JPS6230622Y2 (ja) 1987-08-06

Family

ID=30054673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982043593U Granted JPS58158860U (ja) 1982-03-27 1982-03-27 ダイヤフラム付シ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58158860U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5803434B2 (ja) * 2011-08-30 2015-11-04 日本精工株式会社 シール装置付車輪支持用転がり軸受ユニット

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824680Y2 (ja) * 1978-05-08 1983-05-27 キ−パ−株式会社 ベロ−ズシ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58158860U (ja) 1983-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4986553A (en) Shaft seal
JPH0752449Y2 (ja) 流体シール装置
JPH0474587B2 (ja)
MX2007000655A (es) Dispositivo de sello de cara de extremo tipo labio.
US4667968A (en) Dual-lip grease-retaining and dirt-excluding shaft seal
JP2009014064A (ja) ボールジョイント用ダストカバー
US6666459B1 (en) Radial shaft seal
JPS6143003Y2 (ja)
JPS6230622Y2 (ja)
JP4298713B2 (ja) 球面滑り軸受
JP3521394B2 (ja) ベアリングシール
EP0828072B1 (en) Sheet metal cover for a mechanical, rotary seal for a drive shaft of a vehicle
JP3949194B2 (ja) バックアップリング付きオイルシール
JP3890756B2 (ja) 密封装置
JP4154551B2 (ja) 転がり軸受用密封装置
JPH0210376Y2 (ja)
JP2005325924A (ja) 密封装置
JP2599388Y2 (ja) 密封形転がり軸受
JPH0378045B2 (ja)
JPS6340696Y2 (ja)
JPH0118929Y2 (ja)
JPH0668280B2 (ja) 遠心ポンプ用ライナリング
JPS5841417Y2 (ja) 内孔のオイルシ−ル
JPH0425069U (ja)
JPS6221815Y2 (ja)