JPS6340478Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6340478Y2
JPS6340478Y2 JP1980119101U JP11910180U JPS6340478Y2 JP S6340478 Y2 JPS6340478 Y2 JP S6340478Y2 JP 1980119101 U JP1980119101 U JP 1980119101U JP 11910180 U JP11910180 U JP 11910180U JP S6340478 Y2 JPS6340478 Y2 JP S6340478Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skirt
welded
open end
metal material
thin metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980119101U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5744086U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980119101U priority Critical patent/JPS6340478Y2/ja
Publication of JPS5744086U publication Critical patent/JPS5744086U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6340478Y2 publication Critical patent/JPS6340478Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、給湯設備における貯湯タンクな
ど、薄肉の金属材で形成される液体容器としての
液体用タンクに関するものである。
例えば従来の1.2t程度の薄肉の金属材で形成さ
れた貯湯タンクは、第1図によつて示すように球
面状に形成され、全周縁にカーリングを施こした
上蓋101と下蓋102とを筒形の胴部103の
開口部に嵌め合わせ、胴部103の開口部におけ
る内面に上蓋101と下蓋102の外周縁をそれ
ぞれ接合させてそれらの自由端において溶接した
ものである。しかしながら、上述のような胴部1
03に対して上蓋101と下蓋102とが単純に
接合され、自由端において溶接されている構造の
ものでは、内圧及び外力の作用が溶接部104に
じかに及び易く、強度に余裕を持たせることが困
難で溶接部104の変形による漏れが起きやすい
問題がある。また、胴部103の開口部の若干の
変形や、上蓋101及び下蓋102の外周縁部の
変形によつて、溶接箇所に隙間が出来、これが原
因で溶接不良が生じ易いものである。
本考案は、上記した従来の問題点を解消するこ
とを目的とした、薄肉の金属材にもかかわらず安
定した強度を得ることができ、しかも溶接部の若
干の変形をも吸収することができる液体用タンク
を提供するものである。
次に本考案の構成を図面に示す実施例に基づい
て具体的に説明する。
第2図に示す本考案の適用例としての貯湯タン
クは、全体が板厚1.0mmの薄肉の例えばステンレ
ス材で形成され、その構成は、円筒形の胴部1の
上下の開口部に上蓋2と下蓋3とがそれぞれ溶接
結合されているものである。胴部1は単純な円筒
形で、給水や給湯あるいは排水のための接続口4
が溶接などによつてその外周の一部に設けられ
る。上蓋2及び下蓋3は、球面状に形成された鏡
板部5の全外周縁に内側へ湾曲した先すぼみのス
カート部6を一体に備えている。各スカート部6
は、その先端の外径が胴部1の各開口部の内径よ
りも小さくなつており、上蓋2および下蓋3の胴
部1に対する結合は、それらのスカート部6を胴
部1の各開口部に嵌合させ、さらに設定された圧
力でスカート部6を胴部1にその弾性を利用して
深く押し込み、この状態で胴部1の開口端とスカ
ート部6との接合部を外側から溶接するのであ
る。胴部1の各開口端と各スカート部6の外表と
は、各スカート部6が、先すぼみであるから比較
的大きな角度で当接する。従つて、この部分での
溶接はビードが大きく形成できるから、隙間腐食
も極力防止されることになるわけである。
上述の構成の貯湯タンクは、スカート部6が外
側から押し込まれた状態で胴部1に溶接されてい
るから、スカート部6の弾性が、内圧及び外力に
緩衝作用を示す。従つて、内圧及び外力の作用が
直接溶接部に及ぶことが少なくなり、これにより
溶接部の変形による漏れなどが極力防止され、十
分な強度が備えられる。また、溶接前に胴部1の
開口縁や上蓋2及び下蓋3の各スカート部6に若
干変形があつても、スカート部6の圧入により修
正されうるうえ、スカート部6の形状が先すぼみ
であるから胴部1と各スカート部6の全周にわた
る接触は良好で、溶接不良の原因となることは少
ない。
以上、実施例による説明からも明らかなように
本考案の液体タンクは、鏡板部5の全外周縁に内
側に曲面を作つて湾曲させて先すぼみのスカート
部6を形成した薄肉の金属材よりなる上蓋2およ
び下蓋3を、薄肉の金属材よりなる円筒形の胴部
1と重合部分がないように当接して、スカート部
6と胴部1の開口端との接合部を外側から溶接し
たから、その接合部において両者は比較的大きな
角度で当接でき、溶接部に隙間を生じにくくビー
ドも大きく形成でき、例えば水圧などによる胴部
と上蓋及び下蓋との溶接部の変形が防止され、当
該部における漏れ事故の発生を抑制することがで
きる。また、薄肉の金属材料で十分な強度を得る
ことができるので、材料の一層の薄肉化を推進す
ることができるといつた利点もある。
またスカート部6と胴部1の各開口端との間の
当接部に重合部分を作らないので、さびの原因と
なることがない効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例としての貯湯タンクの構成を一
部省略して示す縦断面図、第2図は、本考案の適
用例としての貯湯タンクの構成を一部省略して示
す縦断正面図である。 1……胴部、2……上蓋、3……下蓋、6……
スカート部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鏡板部5の全外周縁に内側に曲面を作つて湾曲
    させて先すぼみのスカート部6を形成した薄肉の
    金属材よりなる上蓋2および下蓋3を、薄肉の金
    属材よりなる円筒形の胴部1と重合部分がないよ
    うに当接して、スカート部6と胴部1の開口端と
    の接合部を外側から溶接した構成の液体用タン
    ク。
JP1980119101U 1980-08-22 1980-08-22 Expired JPS6340478Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980119101U JPS6340478Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980119101U JPS6340478Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5744086U JPS5744086U (ja) 1982-03-10
JPS6340478Y2 true JPS6340478Y2 (ja) 1988-10-21

Family

ID=29479762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980119101U Expired JPS6340478Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6340478Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60134985U (ja) * 1984-02-18 1985-09-07 トヨタ車体株式会社 ワイヤハ−ネス等の留め具
JPH0624565Y2 (ja) * 1989-03-24 1994-06-29 加藤発条株式会社 固着具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323050B2 (ja) * 1974-11-19 1978-07-12

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553881Y2 (ja) * 1976-08-06 1980-12-13
JPS5325950U (ja) * 1976-08-11 1978-03-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323050B2 (ja) * 1974-11-19 1978-07-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5744086U (ja) 1982-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6340478Y2 (ja)
JPH0454118Y2 (ja)
JPH02122272U (ja)
JPS5941778Y2 (ja) まほうびんのびん受け装置
JPS5851786Y2 (ja) 水筒
JPS6162356U (ja)
JPH0132989Y2 (ja)
JPH0236439Y2 (ja)
JPH0513343Y2 (ja)
JPS5854345Y2 (ja) 金属製容器
JPS5812758Y2 (ja) 罐口密閉装置
JPH0416025U (ja)
JPS6037071Y2 (ja) 金属製魔法瓶
JPH0623649Y2 (ja) 仮設工事用パイプの蓋
JPS6030Y2 (ja) 金属製まほうびんの内瓶構造
JPH0333318Y2 (ja)
JPH0442421U (ja)
JPS6321257U (ja)
JPS5842250U (ja) マンホ−ル等の筒状構造体のシ−ル構造
JPH0244041Y2 (ja)
JPS6397696U (ja)
JPS6151314U (ja)
JPH02142319U (ja)
JPS6161778U (ja)
JPS6287259U (ja)