JPH0513343Y2 - - Google Patents

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JPH0513343Y2
JPH0513343Y2 JP10172786U JP10172786U JPH0513343Y2 JP H0513343 Y2 JPH0513343 Y2 JP H0513343Y2 JP 10172786 U JP10172786 U JP 10172786U JP 10172786 U JP10172786 U JP 10172786U JP H0513343 Y2 JPH0513343 Y2 JP H0513343Y2
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JP
Japan
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container
reinforcing ring
horizontal flange
rising
welded
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JP10172786U
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JPS638850U (ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (利用分野及び考案の概要) 本考案は、アルミニユウム製のバケツ等の容器
に関するもので、給食用のバケツ等に利用でき
る。
又、本考案は、従来、容器の底部にこの底部を
補強するためにカシメ止めさせていた環状の補強
環をレーザー溶接を用いて直接容器の胴部下端に
溶着することにより、容器の底部の洗浄を容易に
するものである。
(従来技術及びその問題点) 学校等で用いる給食用のバケツは防錆性を重視
する観点からアルミニユウム製のものが数多く利
用されている。
このような容器では、底部が床面に摺動させら
れることによる摩耗を防止するため、第5図の如
く、補強環2を容器1の底部11に取付けてい
る。これにより、底部11が摩耗して一部が損傷
することによる漏れを防止している。
ところが、この従来のものでは、補強環2は、
カシメ止め構造により容器1の胴部下端に取付け
られているから、この容器1の底部の洗浄がやり
にくい。
これは、補強環2を容器1の胴部下端に外嵌し
た状態でこれを抜け止め状態にカシメ止めするも
のであることから、同図のように、補強環2の上
端部と胴部の一部とを共に半径方向に拡大又は縮
少させなければならず、容器1の底部近傍に凹条
又は凸条が周回することとなるからである。すな
わち、底部近傍の特に洗いにくい場所に窪みが全
周にわたつて生じ、この部分の汚れが落としにく
く、きれいに洗浄したつもりでも、窪みの陰の部
分に汚れが残ることがある。
(技術的課題) 本考案は、このような、アルミニユウム製の容
器1の胴部12の下端に、底部11の周縁を包む
ような断面形状の同材質からなる補強環2を取付
けたものにおいて、容器1の底部近傍の洗浄を容
易にするため、この部分に窪みが生じないように
補強環2を取付けることをその技術的課題とす
る。
(技術的手段) 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は、補強環2を底部11に沿う環状
の水平フランジ部21と、胴部12の下端部に外
接する立上がり部22と、これら両者を継ぎ前記
水平フランジ部21より下方に突出する突出面部
23とから構成するとともに、この突出面部23
に前記水平フランジ部21の下面と一致する底面
を有する複数の凹部24,24を形成し、水平フ
ランジ部21の内周端を容器1の底部11と、
又、立上がり部22の上端縁を胴部12の下端部
と、それぞれ相互溶融により直接溶着したことで
ある。
(作用) 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
補強環2と容器1の胴部12及び底部11とは
相互に溶融した状態で溶着されるから、補強環2
の内外周が共に容器1に溶着された状態で補強環
2が容器1に取付けられる。
従つて、容器1の底部11の近傍の内周面は補
強環2の取付部より上方の部分から底部11の内
面にわたつて滑らかに変化したものとなる。
又、容器を洗浄したあと、これを倒立させる
と、底部11の裏面には突出面部23によつて囲
まれた凹陥部が形成されるが、この凹陥部の周壁
には凹部24,24があることから、この凹陥部
に貯溜した水等はこれら凹部24,24を介して
流出する。又、機械洗浄の場合においては、これ
ら凹部24,24は洗浄水の排出溝としても機能
する。
(効果) 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
容器1の底部11の近傍に窪みができないか
ら、容器1の内部の洗浄がやり易い。又、機械洗
浄による洗浄の場合も底部11の近傍の胴部内面
に洗浄不良が生じる心配がない。
さらに、補強環2の内周端及び外周端はこの端
縁の素材がそのまま対接面の素材と相互に溶融し
て溶着されるから、この溶着部に盛り上がりが生
じることもなく、外観がきれいになり、さらに、
この部分の洗浄が容易になる。
又、補強環2の内外周が共に容器1に固着され
るから、補強環2の取付強度も十分なものとな
る。
加えて、底部11補強用の突出面部23には複
数の凹部24,24が形成されているから、第3
図の倒立状態においてもこの突出面部23内に洗
浄液等が残留せず、機械洗浄の際の洗浄効果が向
上する。
その上、容器1の補強環2との間に形成される
空間は、溶着部によつて密封されているから、こ
の空間内に水等が侵入して内部から腐食する心配
がない。
(実施例) 第1図〜第4図に示す実施例のものは、容器1
の胴部12を略全域にわたつて上向きに拡大する
テーパ状とし、その下端から一定範囲を円筒部1
3とし、この円筒部13の高さを補強環2の立上
がり部22の上端から水平フランジ部21までの
高さ以上に設定するとともに、補強環2を下方か
ら外嵌させたとき、円筒部13と立上がり部22
とが密嵌状態となるようにその嵌合度合を設定し
てある。
又、補強環2には、第2図に示すように、立上
がり部22と水平フランジ部21とを継ぐ突出面
部23に三つの凹部24,24を形成してある。
この容器1、補強環2を第1図の如く、嵌合さ
せて、第4図の如く、レーザーを用いた溶着ある
いはプラズマ溶接等の手段で、補強環2の水平フ
ランジ部21の端縁全周と、立上がり部22の端
縁全周とを容器1の対接面とともに溶融させる
と、同図の如く、容器1と補強環2相互の溶融に
よる溶着部が形成される。又、この溶着部は同図
に示すように、立上がり部22と突出面部23の
端縁が溶融することから滑らかなものとなり、こ
の溶着部の仕上げ加工が不要となるか又は極く簡
単なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図はこれ
の要部の分解図、第3図は補強環2の底面側から
の斜視図、第4図は要部の拡大断面図、第5図は
従来例の説明図であり、図中、 1……容器、11……底部、12……胴部、2
……補強環、21……水平フランジ部、22……
立上がり部、23……突出面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミニユウム製の容器容器1の胴部12の下
    端に、底部11の周縁を包むような断面形状の同
    材質からなる補強環2を取付けたものにおいて、
    補強環2を底部11に沿う環状の水平フランジ部
    21と、胴部12の下端部に外接する立上がり部
    22と、これら両者を継ぎ前記水平フランジ部2
    1より下方に突出する突出面部23とから構成す
    るとともに、この突出面部23に前記水平フラン
    ジ部21の下面と一致する底面を有する複数の凹
    部24,24を形成し、水平フランジ部21の内
    周端を容器1の底部11と、又、立上がり部22
    の上端縁を胴部12の下端部と、それぞれ相互溶
    融により直接溶着した給食用アルミニユウム製容
    器。
JP10172786U 1986-07-01 1986-07-01 Expired - Lifetime JPH0513343Y2 (ja)

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JP10172786U JPH0513343Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JP10172786U JPH0513343Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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Publication Number Publication Date
JPS638850U JPS638850U (ja) 1988-01-21
JPH0513343Y2 true JPH0513343Y2 (ja) 1993-04-08

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ID=30972723

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