JPH0624565Y2 - 固着具 - Google Patents

固着具

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JPH0624565Y2
JPH0624565Y2 JP1989033650U JP3365089U JPH0624565Y2 JP H0624565 Y2 JPH0624565 Y2 JP H0624565Y2 JP 1989033650 U JP1989033650 U JP 1989033650U JP 3365089 U JP3365089 U JP 3365089U JP H0624565 Y2 JPH0624565 Y2 JP H0624565Y2
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JP
Japan
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fastener
mounting hole
fingertip
leg
panel
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Application number
JP1989033650U
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JPH02124307U (ja
Inventor
洋 有坂
Original Assignee
加藤発条株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はパネル板に穿設されている取付孔に挿入して固
定する固着具に関するものである。
[従来の技術] パネルの取付孔に挿入して保持固定するための固着具
で、特にその取付脚について弾性変形自由の形状をもつ
ものは、例えば、第7図に示す実開昭53−10560
号がある。
本例によれば、ハーネス等を抱持する円曲した保持部1
があり、これに連設した脚部2と、更に外方へ開閉自由
に延出したアンカー部3、3が形成されている。そし
て、このアンカー部3、3は取付孔に挿入するときに、
その孔径に応じて弾性変形できるので、前記アンカー部
3、3の弾性的な作用を得て、前記取付孔に係止され
る。
また、他の例として、第8図は実開昭61−92125
号に開示された固着具を示している。
本例によれば、ワイヤハーネスの外周に取付ける取付部
8と、パネル等の取付孔に係着する係止頭5を有し、前
記係止頭5は中心に柱体6を、そしてその自由端面より
傾斜した開閉自由な弾性逆止片7、7をもち、かつ前記
取付部8に一体成形した方形体4の上板4aに立設され
ており、更に前記方形体4は一対の側板4cと上板4a
ならびに底板4bにより枠囲いされたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、以上の説明のように従来の固着具にあっては取
付孔に挿入する取付脚は、弾性的な変形が自由に出来る
イカリタイプの形状が好んで採用されてきたが、このよ
うな形状にあってはパネル孔に係止する部分が末広状に
なっている関係上、手で取り外そうとしたときに滑りや
すく、そのために脚体の係止部がパネル板の取付孔の外
周からはずれたときに指先からすべり、この指先から弾
発して飛んでゆき、不測の事故を誘起する原因ともなっ
ていた。
しかして、本考案はかかる従来の固着具の問題点を有効
に解決することを目的として開発されたものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、パネルに穿設され
た取付孔に挿入して固定するための固着具において、該
固着具は頭部と、該頭部より垂下する柱体と、該柱体の
下端より上方へ拡開、延出する弾性変形自由の一対の脚
体とより成り、前記脚体の先端部には、前記パネルの取
付孔に係止する傾斜状をなす係止部が形成され、該係止
部に連続して前記脚体の外側面の略全面には、該外側面
に当接する指先との摩擦力を増大する、断面凹凸状の多
数個の摩擦抵抗体を形成したことを特徴とするものであ
る。
[作用] 本考案では弾性変形自由の脚体の外側表面に略全面に断
面凹凸状の多数個の摩擦抵抗体を形成したので、取付孔
から取り外す場合において、当該固着具の脚体を指先で
つまんだときに、指先との間に十分な摩擦力を生じ、指
先からすべって抜けおちることなく安全に取扱うことが
できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について説明する。
本実施例にかかる固着具は、第1図乃至第3図に示され
るように、パネルに穿設された取付孔に固着するための
固着具10であって、前記固着具10は、頭部11と、
前記頭部11より垂下する柱体12と、柱体12の下部
より上方へ傾斜して拡開、延出する弾性変形自由の材質
からなる脚体13、13とより成り、前記脚体13、1
3の外側面の略全面に亙って摩擦抵抗体14を形成した
ものである。
そして、本実施例の最も特徴的なことは、その脚体1
3、13にあって、該脚体13の外側面の略全面に亙っ
て摩擦抵抗体14が形成されていて、後述のように該外
側面に当接する指先との摩擦力を増大することである。
即ち、前記摩擦抵抗体14は、本実施例においては第2
図に示すように、水平方向に平行に多数個の凹凸が線状
に形成されてなる。
なお、摩擦抵抗体14の凹凸形状は、上記の如く外側面
に当接する指先との摩擦力を増大して、滑りを防止しう
るものであれば足り、その範囲内で極力小さい凹凸形状
に設定されている。
また本実施例は、平行の凹凸線状の形状を例示している
が、これを例えば多数個の点状の凹凸に形成してもよい
し、その他摩擦抵抗体となり得る形状であれば何でもよ
い。
いずれにせよ、この摩擦抵抗体14は固着具10を指先
でもって取り外すときに、当該指先によってすべらない
ようにするためのもので、この摩擦抵抗体14の存在に
より、固着具10の取り外しの際に、より安全に、しか
も安定した操作が可能となるのである。
第4図はパネルの取付孔に固着具10を挿入固定した状
態を説明するものであるが、固着具10の脚体13の先
端から挿入して前記脚体13の先端にある傾斜状をなす
係止部15が、パネルの取付孔周縁に係止することによ
り固定されている。
しかし、脚体13に形成されている摩擦抵抗体14は、
上記の如く外側面に当接する指先との摩擦力を増大し
て、滑りを防止しうる範囲内で極力小さい凹凸形状に設
定されているため、取付けに際しては何ら影響を与え
ず、通常の固着具と同一である。
第5図はパネルに挿入された固着具10を指先で遊離さ
せるときの説明図であるが、摩擦抵抗体14の存在によ
り、図示の如く指先でつまんだときに、指先との間に十
分な摩擦力を生じて指先から滑らず、容易に脚体13、
13を挟持し、一対の脚体13、13間の開度を狭め
て、取付孔の周縁から固着具10の脚体13を離隔させ
ることができる。
第6図は前記第5図で挟持した固着具10を取付孔から
取出すときの説明図であり、第5図のように固着具10
の脚体13を取付孔の周縁から離隔させた状態のまま
で、固着具10全体を上方に押し上げて、取付孔より取
出すようになっているものである。
[考案の効果] 本考案は上記した如く構成されており、取付孔に挿入す
る固着具であって、その脚体には、その外側面の略全面
に、断面凹凸状の多数個の摩擦抵抗体が形成されている
ので、指先でつまんだときに、指先との間に十分な摩擦
力を生じ、その摩擦抵抗により指先から滑って抜け落ち
ることなく、指先でもって固着具を取付孔から容易に、
かつ安定した状態で取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の説明図で、第1図は正面
図、第2図は側面図、第3図は斜視図を示し、第4図は
パネルに係止したときの説明図、第5図は指先で取出す
ときの説明図、第6図は取出したときの説明図、第7図
及び第8図は従来の固着具の脚体を説明する図である。 10…固着具 11…頭部 12…柱体 13…脚体 14…摩擦抵抗体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルに穿設された取付孔に挿入して固定
    するための固着具10において、該固着具10は頭部1
    1と、該頭部11より垂下する柱体12と、該柱体12
    の下端より上方へ拡開、延出する弾性変形自由の一対の
    脚体13とより成り、前記脚体13の先端部には、前記
    パネルの取付孔に係止する傾斜状をなす係止部15が形
    成され、該係止部15に連続して前記脚体13の外側面
    の略全面には、該外側面に当接する指先との摩擦力を増
    大する、断面凹凸状の多数個の摩擦抵抗体14を形成し
    たことを特徴とする固着具。
JP1989033650U 1989-03-24 1989-03-24 固着具 Expired - Lifetime JPH0624565Y2 (ja)

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JP1989033650U JPH0624565Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 固着具

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JPH02124307U JPH02124307U (ja) 1990-10-12
JPH0624565Y2 true JPH0624565Y2 (ja) 1994-06-29

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4653289B2 (ja) * 2000-07-24 2011-03-16 株式会社浅間製作所 取付部材の着脱装置
JP7227773B2 (ja) * 2019-01-22 2023-02-22 株式会社パイオラックス 留め具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340478Y2 (ja) * 1980-08-22 1988-10-21
JPS60145770U (ja) * 1984-03-10 1985-09-27 株式会社 ニフコ 板の係止具
JPS635604A (ja) * 1986-06-25 1988-01-11 Sony Corp Nam回路

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JPH02124307U (ja) 1990-10-12

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