JPS6340092B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6340092B2
JPS6340092B2 JP15586584A JP15586584A JPS6340092B2 JP S6340092 B2 JPS6340092 B2 JP S6340092B2 JP 15586584 A JP15586584 A JP 15586584A JP 15586584 A JP15586584 A JP 15586584A JP S6340092 B2 JPS6340092 B2 JP S6340092B2
Authority
JP
Japan
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heating element
steam
hot water
water
water tank
Prior art date
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Expired
Application number
JP15586584A
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JPS6133620A (ja
Inventor
Masahiro Koyama
Katsuro Okada
Hideaki Kobayashi
Motoi Myoshi
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15586584A priority Critical patent/JPS6133620A/ja
Publication of JPS6133620A publication Critical patent/JPS6133620A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は沸騰した熱湯の給湯が自動的にできる
湯沸し器に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来の例えば、コーヒー粉に熱湯を滴下してコ
ーヒー液を得る湯沸し器の構成としては、水タン
クの底部から加熱パイプ内に水を導入してその水
を加熱し、そして水の沸騰による蒸気圧を利用し
て、その湯をコーヒーバスケツトの上方に臨ませ
た加熱パイプの端部開口に導き、その端部開口か
らコーヒーバスケツト内のコーヒー粉に熱湯を10
分前後にわたつて滴下するドリツプ式や、加熱装
置を有する水タンクの下方にコーヒー粉を有する
コーヒーバスケツトを配設し、かつ前記水タンク
にバイメタル式の温度開放弁を設け、この開放弁
を介して水タンク内の湯を前記コーヒー粉に滴下
する落下給湯式のものがあつた。
しかしながら、これらのものは、最初冷水を含
んだまま湯が吐出されるため、その給湯温度は低
く、そしてこの給湯温度が次第に上昇して吐出が
完了した時点においてもその給湯温度は86℃以下
であるという具合に、温度感知のバラツキが発生
して給湯温度が一定とならず、その結果、沸騰し
いない低い温度の湯がそのまま給湯されるという
欠点を有するとともに、美味なコーヒー抽出の秘
決とされている「沸騰させた高温度の湯をコーヒ
ー粉に滴下し、そのコーヒー粉を十分に膨潤させ
ながら3〜4分で、コーヒー液の抽出を完了す
る」という条件を満足できるものではなく、その
ため、美味なコーヒー液を得ることができなかつ
た。
発明の目的 本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、たとえばコーヒー粉等の供給される熱湯は
必ず沸騰したものが供給されて、そのコーヒー粉
等に接触する給湯温度を初期から高温となし、か
つ抽出時間も3〜4分で完了して美味なコーヒー
液を得ることができるとともに、その沸騰検知構
成も合理的に配置されて自動給湯ができる湯沸し
器を提供することを目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するために、本発明の湯沸し器
は、底部に発熱体の取付部と発熱体の取付かない
非取付部とを有し、前記発熱体の取付かない非取
付部に給湯弁を設けるとともにこの非取付部の上
方に蒸気孔を設けた水タンクと、この水タンクの
発熱体取付部に取付けた発熱体と、前記水タンク
の蒸気孔より吐出する蒸気を検知する蒸気検知素
子と、この蒸気検知素子の動きに連動して前記給
湯弁を作動させる給湯装置とを備えたもので、こ
の構成によれば、水タンク内の水が加熱沸騰して
発生する蒸気の急激な温度上昇を検知して給湯弁
を作動させるものであるため、温度バラツキがな
く、確実に一定温度で給湯弁の開放動作を行なわ
せることができるとともに、沸騰時において水面
上に現われる沸騰泡は蒸気孔が上方に位置する発
熱体非取付部が発熱体取付部より少なくなるた
め、蒸気孔から沸騰水が溢れでることはなく、蒸
気のみを確実に噴出させて、前記蒸気検知素子の
蒸気検知機能を確実に働かせることができ、さら
に蒸気孔からの熱湯の溢水がなくなるため、火傷
等の危険や床面を濡らすという不具合もなくな
り、しかも蒸気孔を低い位置に配設することがで
きるため、器体のコンパクト化もはかることがで
きるものである。
実施例の説明 以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例に
ついて説明する。第1図および第2図において、
1は器体で、この器体1は扁平な円柱容器状をな
す基台2と、この基台2に対向して上方に位置す
る容器部3と、この容器部3と前記基台2の側面
を連結する支柱4とにより構成され、かつ前記容
器部3と基台2との間には一部の側面のみが開放
された収納部5が形成されている。6は前記容器
部3の上部に取付けた水タンクで、この水タンク
6の底部に形成され、かつ円形状の一部、すなわ
ち支柱4側をカツトした半月状の突出段部(発熱
体の取付部7)には発熱体8を取付け、かつ前記
突出段部7のカツトされた部分(発熱体8の取付
かない非取付部59)には前記発熱体8の取付突
出段部7より離間した形で給湯弁9を設け、さら
に上方には略円筒状側壁10を上端で内方にわん
曲して開口させた注水口11を形成するととも
に、この注水口11には蓋12が被着されてい
る。13は水タンク6の側壁10に形成された蒸
気孔で、この蒸気孔13は規定水位より上方にあ
り、かつ前記発熱体8の取付部7をのがれた非取
付部59で給湯弁9の略上方に設けられている。
前記給湯弁9の構成は、昇降自在な弁棒14に
取付けられた弁体15が弁ばね16により常時閉
弁されるように取付けられ、そして前記弁棒14
が弁ばね16の力に抗して作動し開弁されると、
前記水タンク6は容器部3内に設けられた給湯パ
イプ17を介して前記収納部5の上方に開口する
給湯口18に連通する。
19は給湯口パツキン20と共に給湯口18に
取付けられる着脱自在な熱湯拡散体で、この熱湯
拡散体19は表面に溝部21を設け、開弁時にお
いて、熱湯が給湯口18部で加圧された状態でこ
の熱湯拡散体19の溝部21を通つて注湯される
ように構成している。22は前記熱湯拡散体19
に対向して配置され、かつガラス製のカツプ23
の上面に載置されるフイルターケースで、内部に
コーヒー粉等の原料を収納するフイルター24と
抽出口25を有し、かつ上部に注湯孔26を形成
したケース蓋27を被着している。前記カツプ2
3は把手28を有し、前記ケース蓋27を有する
フイルターケース22とともに、収納部5の基台
2に形成されたカツプ載置部29に装着自在に載
置されている。
30は、カツプ載置部29の基台2内に設けら
れたカツプ保温用ヒーター、31は温度制御用の
サーモスタツト、32は基台2の支柱4の下方に
設けられたマグネツトスイツチ33用のペク枠で
ある。
34は前記水タンク6の蒸気孔13側に並設さ
れ、かつ支柱4の上方に突出する筒形の蒸気検知
管で、この蒸気検知管34は上下動自在な摺動棒
35を有し、かつこの摺動棒35のフランジ部3
6と上面との間には、100℃以下の一定温度で記
憶した元の状態に伸長するように処理され、かつ
Ti−Niの合金またはCu−Zn等の合金等で作られ
たコイルばね状の形状記憶合金製の蒸気検知素子
37を内設している。38は蒸気検知管34の上
部に設けられた開口孔で、この開口孔38は水タ
ンク6の蒸気孔13と前記蒸気検知素子37が対
向し得るように形成されており、蒸気孔13より
噴出された蒸気が蒸気検知素子37に十分いきわ
たるようにしている。
39は蒸気検知管34の下端部に周縁部が固着
され、かつ蒸気検知管34の内方で摺動棒35を
支持する上下動自在な水密パツキンで、この水密
パツキン39は支柱4内と水密に遮断している。
また摺動棒35の下端部は水密パツキン39を貫
通してその下方に位置する弁レバー40の上面に
対向させている。ここで弁レバー40は弁レバー
40の下方への動きにより発熱体8への給電スイ
ツチ素子である常閉接点41を開放する突出片4
2を一端部に形成し、かつ他端部は支点43を介
して上面がパツキン44を介して下方へ突出する
弁棒14の下端部に対向させている。45は、摺
動棒35側の弁レバー40の一端に対向させて配
置され、かつばね46で付勢される係止レバーで
ある。
47および48は支柱4の側面および上面に設
けられた電源釦および動作進行の停止解除を行な
う切釦で、前記電源釦47の下端部には、ばね4
9で付勢される係止レバー50に係止する係止片
51と、係止した場合、下方の電源スイツチ52
を閉成する突出片53とを形成し、かつこの電源
釦47は係止が解除されると、ばね(図示せず)
の力により上方に復帰するように設けられてい
る。
また切釦48も常時ばね(図示せず)で付勢さ
れる自特復帰形の操作釦で、その下端部には、係
止レバー45および50に近接してそれらの係止
状態を解除するように働く解除片54,55が設
けられている。56は水密パツキン39の下方よ
り摺動棒35を常時圧縮するよう働く戻しばねで
ある。
第3図は電気回路図を示したもので、61,6
2は100Vの電流電源に接続される電源端子で、
第1図のマグネツトスイツチ33に相当する。5
2は電源スイツチで、この電源スイツチ52に
は、電源端子62との間に保温用ヒーター30と
温度制御用のサーモスタツト31と安全用の温度
ヒユーズ63の直列回路と、常閉接点41を介し
た湯沸し用の発熱体8と、空焼き防止用の安全サ
ーモ64と、異常時の安全保護用の温度ヒユーズ
65の直列回路が共通接点66,67を介して接
続されている。
次に上記構成において作用を説明する。まず、
フイルター24内にコーヒー粉等の原料を投入
し、フイルターケース22をカツプ23の上面に
載置する。そしてカツプ23を基台2のカツプ載
置部29に載置すると、フイルターケース22の
上面に設けたケース蓋27の注湯口26部分と、
容器部3下面の給湯口18に設けた熱湯拡散体1
9とが対向して位置する。一方、水タンク9には
所定量の水を規定位置まで供給して蓋12を被着
する。
そしてマグネツトスイツチ23を基台2のペク
枠32に接続し、さらに電源釦47を操作して押
し下げると、電源スイツチ52が閉成し、保温用
ヒーター30および湯沸し用の発熱体8に通電す
る。そして水タンク6内の水は、発熱体8により
加熱されて温度上昇し、100℃近くでは水面上に
小さな気泡を散発的に下面の発熱体8の取付段部
7より発生している程度であるが、更に加熱が進
み100℃の沸点に達すると、それが蒸気泡となり、
水面上に大きな沸騰泡を常時、発生させるように
なる。
この沸騰泡は大体通常使用される消費電力
600Wのワツト密度11ワツト/cm2程度では、水面
より15mm近くも上方にもち上つてから破裂する生
滅作用を繰り返すことが観察される。しかし、こ
の沸騰泡の発生域は、主として発熱体8の上面で
起こり、蒸気孔13の下方水面である給湯弁9を
設けた発熱体8の非取付部59の上方ではほとん
ど沸騰泡の発生がない。またこの現象は、発熱体
の8の取付部7を給湯弁15を設けた底面、すな
わち発熱体8の非取付部59より一段高くして設
けたことにより、発熱体8からの熱伝導が低くお
さえられる結果も加味されており、水タンク6の
底面積の中でできる限り広い発熱体8の面積によ
る湯沸し効率の向上と発熱体8の繰り返し耐久寿
命の確保を図りながらも沸騰泡の発生のない部分
を効果的に設けられるものである。このようにし
て沸騰し、沸騰泡を生じると蒸気が発生し、その
蒸気は小さな穴から瞬時にして勢いよく飛び出る
ようになる。当然、この蒸気は水タンク7の上方
に設けた蒸気孔13を介して蒸気検知管34上部
の開口孔38より、常時は戻しばね56により圧
縮された状態の形状記憶合金のコイルばねよりな
る蒸気検知素子37に噴出される。これにより蒸
気検知素子37の温度は、30℃前後の周囲温度か
ら100℃への急激な温度上昇を受ける。すると、
この蒸気検知素子37は例えば80℃前後の温度で
記憶処理した伸長した形のコイルばね形状に大き
な復元力をもつて瞬時にして伸びる。
この蒸気検知素子37の動きは、戻しばね56
および弁レバー40の他端に接する弁ばね16の
付勢力よりも更に大きな復元力をもつて摺動棒3
5を下方に押し下げるので、弁レバー40は反時
計方向に回動し、係止レバー45のフツクにロツ
クされる。また、この時、弁レバー40の突出片
42は発熱体8への給電スイツチである常閉接点
41の可動片を押し下げて開放し、発熱体8への
通電を断ち、それ以上の水の加熱を停止する。そ
れと同時に弁レバー40は弁棒14を押し上げる
ので、給湯弁9が開放される。この給湯弁9が開
放されると水タンク6内の熱湯は給湯弁9内およ
び給湯パイプ17を通り、給湯口18より熱湯拡
散体19の溝部21を介して下方のフイルターケ
ース22内の原料にケース蓋27の注湯口26よ
り注がれる。そしてこの熱湯は、沸騰したものを
用いるため、初期より高温度で原料に接し、コー
ヒー粉等の原料の膨潤を十分に行なわせてからコ
ーヒー成分を抽出できるもので、成分の抽出効率
がよい。そしてこの抽出した成分は、フイルター
24を介して濾過され、澄んだ飲料液となつて抽
出口25よりカツプ23内に収容される。一方、
カツプ23内に収容された飲料液は、保温用ヒー
ター30と、この保温用ヒーター30を制御する
サーモスタツト31により適宜の温度に保たれ
る。
また伸長した蒸気検知素子37は発熱体8の断
電により蒸気噴出がなくなるので、大気により空
冷され、変態点以下の温度に達すると、復元力が
なくなり、戻しばね56により元の圧縮された第
1図に示す密着状態に戻る。
そして使用後、切釦48を押すと、解除片5
4,55によつて電源釦47と弁レバー40の係
止レバー50,45からの係止状態が解除される
ため、電源釦47および弁レバー40とも自動復
帰する。
一方、弁レバー40の係止解除により弁ばね1
6への抗力がなくなるため、弁棒14の下降動作
により閉弁する。更に、前記切釦48は、発熱体
8による水タンク6の加熱途中および給湯途中に
任意に動作を中断したい場合に、これを操作すれ
ば、電源スイツチ52の開放および給湯弁9の開
弁状態の係止ロツクが解除される、いわゆる動作
の停止または解除が果たせる解除機能を有してい
る。
また、前記水タンク6からの熱湯をコーヒー粉
等の原料に注ぎ、飲料液を抽出するまでの時間
は、給湯パイプ17の径や弁体15の変位寸法等
からコーヒー液を抽出する場合、3〜4分前後に
設定している。このため、コーヒー粉に注がれる
熱湯温度も一度沸騰した後、加熱を停止してから
給湯するので、コーヒー粉での抽出温度は当初96
℃で注湯され、抽出完了時点でも90℃以上という
「一度沸騰させた高温の湯を90〜96℃でコーヒー
粉に接触させ、3〜4分で抽出を完了する」とい
うコーヒーの理想的な抽出条件を保つことができ
るものである。
このように本発明の一実施例によれば、器体1
の底部に発熱体8の取付部7と、発熱体8の取付
かない非取付部59を有し、この発熱体8の取付
かない非取付部59に給湯弁9を設けるととも
に、この非取付部59上方に蒸気孔13を設け、
かつ水タンク6の蒸気孔13から発生する蒸気を
検知する蒸気検知素子37の動きに連動する給湯
装置(摺動棒35、弁レバー40、係止レバー4
5、常閉接点41、給湯パイプ17等)を構成し
ているので、「原料に供給する熱湯は必ず沸騰し
たものを使い、コーヒー粉等の原料に接触する温
度を初期から高温とし、抽出時間も3〜4分で完
了する」という飲料抽出の理想的な抽出条件をほ
ぼ満足し得るもので、飲料成分の抽出を効率的に
抽出でき、真に香り豊かな美味なコーヒー液を抽
出できる。
また、その抽出温度も沸騰検知してから給湯の
開始を行なうもので、使用カツプ数によるバラツ
キもなく、安定して美味なコーヒー味をいつまで
も飲用できるとともに、従来の構成による発熱体
8の消費電力バラツキおよび印加電圧のバラツ
キ、更には水温感知部材としてのサーモスタツト
を採用した従来例での受感部とスイツチ部との感
知ずれや、取付位置による受感バラツキを完全に
解消して、常に沸騰後給湯し得るという品質の高
位水準での信頼性を有して商品価値を飛躍的に高
めることができるものである。
また蒸気孔13は発熱体8の取付かない非取付
部59の上方に配置しているもので、この非取付
部59は発熱体8の取付部7に比べて温度が低い
ため、沸騰泡が蒸気孔13下方の水面で発生する
ことはなく、したがつてその取付位置を可能な限
り水面近くまでもつてきても、蒸気孔13より熱
湯が溢れ出ることはなく、その結果、溢れ出た熱
湯水が床面や器体をぬらすという不具合い点は勿
論のこと、熱湯水が使用者に触れるという火傷等
の安全上の問題も解決される。
またこの蒸気孔13への沸騰泡の到達のないこ
とは、蒸気孔13への水滴の付着がなく、蒸気の
みを確実に吐出できるので、通常この水滴付着に
より蒸気検知時間がずれて起こる給湯時間のずれ
も生じることがない等、本発明の蒸気検知機能の
信頼性確保という点でも効果を発揮できるもので
ある。更に、この蒸気孔13を可能な限り水面近
くの位置に設定することができるため、規定水面
から上方に突出する高さを低くすることができ、
その結果、床面積を小さくおさえた直上形配置に
おいて、高さ方向でも水タンク6が小さくなり、
器体のコンパクト化が図れるものである。
また発熱体取付部7より非取付部59の面を低
くして段差をもたせているため、段部7での発熱
体8の位置決めセツトのし易さは勿論のこと、非
取付部59面への熱伝導距離を大きくして熱伝導
率を低くし、かかる本発明の非取付部59の水面
での沸騰泡の発生を押さえることに効果を発揮し
ながらも、発熱体8の取付面積をできる限り大き
く設定できるため、湯沸し効率の向上と発熱体8
の寿命の向上が図れる。
そしてまた蒸気検知素子37として形状記憶合
金を採用しているため、蒸気検知と給湯弁9の動
作力の2つの機能を同時に兼ねることができ、し
たがつてその構成を簡素化できるのは勿論のこ
と、その動作ずれもなく、小形軽量で安価にな
る。更に蒸気孔13を給湯弁9の略上方に配置し
ているので、当然蒸気検知素子37を含む給湯装
置を最短距離で弁操作することができ、その結
果、構成部品が少なく、かつ小形化が図れるた
め、全体構成がシンプルで軽量化できるという効
果も有する。
なお、上記一実施例においては、蒸気検知管3
4と蒸気孔13を離間させて構成したものについ
て説明したが、近接もしくは蒸気検知管34で蒸
気孔13を覆つて構成してもよいものである。ま
た上記一実施例においては、蒸気孔13を水タン
ク6の側壁の上方に設けたものについて説明した
が、例えば、発熱体8の形状をドーナツ形とし、
発熱体8の非取付部59を略中央部に設け、かつ
蒸気孔13が蓋12を介して蒸気検知素子37に
導かれるようにして、給湯パイプ17の構成を簡
略化してもよく、上記一実施例に限定されること
なく、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施
し得ることは勿論である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、底部に発熱体の
取付部と発熱体の取付かない非取付部とを有し、
この発熱体の取付かない非取付部に給湯弁を設け
るとともにこの非取付部の上方に蒸気孔を設けた
水タンクと、この水タンクの発熱体取付部に取付
けた発熱体と、前記水タンクの蒸気孔より吐出す
る蒸気を検知する蒸気検知素子と、この蒸気検知
素子の動きに連動して前記給湯弁を作動させる給
湯装置とを備えた構成としているため、原料に供
給する熱湯は必ず沸騰したもので、かつその原料
に接触する温度は初期から高温となり、さらに抽
出時間も3〜4分という短時間で完了できること
になり、その結果、コーヒー粉等の原料を十分に
膨潤して効率的に抽出できる、コーヒーの理想的
な抽出条件を確保して真に香り高い美味なコーヒ
ー液を抽出できるとともに、かかる蒸気検知構成
の蒸気孔を発熱体の非取付部の上方に配置して検
知しているので、沸騰時の沸騰泡の影響が解消さ
れて、蒸気検知を確実に行なわせることができ、
したがつて検知ずれやこの検知に連動する給湯動
作の信頼性も高められる。またこの蒸気孔からの
沸騰水の溢水を防止することができるため、この
蒸気孔は水面近くまで低くした状態に配置するこ
とができ、これにより器体構成のコンパクト化や
安全性ならびに使用操作性を高めた手軽な湯沸し
器を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例の湯沸し器
を示したもので、第1図はその縦断面図、第2図
は水タンクの横断面図、第3図は電気回路図であ
る。 6……水タンク、7……発熱体の取付部(突出
段部)、8……発熱体、9……給湯弁、13……
蒸気孔、37……蒸気検知素子、35……摺動
棒、41……弁レバー、44……常閉接点、45
……係止レバー、17……給湯パイプ、59……
発熱体の非取付部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底部に発熱体の取付部と発熱体の取付かない
    非取付部とを有し、前記非取付部に給湯弁を設け
    るとともにこの非取付部の上方に蒸気孔を設けた
    水タンクと、この水タンクの発熱体取付部に取付
    けた発熱体と、前記水タンクの蒸気孔より吐出す
    る蒸気を検知する蒸気検知素子と、この蒸気検知
    素子の動きに連動して前記給湯弁を作動させる給
    湯装置とを備えた湯沸し器。 2 前記水タンクの発熱体の取付部は、水タンク
    の底部に非取付部より上方に突出させて構成して
    なる特許請求の範囲第1項記載の湯沸し器。 3 前記蒸気検知素子は形状記憶合金で構成して
    なる特許請求の範囲第1項または第2項記載の湯
    沸し器。
JP15586584A 1984-07-26 1984-07-26 湯沸し器 Granted JPS6133620A (ja)

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JP15586584A JPS6133620A (ja) 1984-07-26 1984-07-26 湯沸し器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02118386U (ja) * 1989-03-10 1990-09-21

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JPS6133620A (ja) 1986-02-17

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