JPS6339661A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPS6339661A
JPS6339661A JP18177786A JP18177786A JPS6339661A JP S6339661 A JPS6339661 A JP S6339661A JP 18177786 A JP18177786 A JP 18177786A JP 18177786 A JP18177786 A JP 18177786A JP S6339661 A JPS6339661 A JP S6339661A
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painting
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painted
gun
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Ubee Kikuchi
菊池 宇兵衛
Kunio Kishino
岸野 邦雄
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗装方法に関し、一層詳細には、例えば、自動
車用車体の塗装を行うに際し、先ず、前記車体をタクト
送りにより搬送し所定位置に停止させた状態で当該車体
の内板部および複雑な形状の部位の塗装を行い、次いで
、前記車体を一定方向に移動させながら、前記車体の外
板部を塗装するための塗装装置を前記車体の進行方向と
は反対の方向に移動させて車体の外板部の塗装を行い、
これによって、塗装ライン全体として占有するスペース
を可及的に狭小にし、且つ塗装効率並びに塗装品質を一
挙に向上させることを可能とした塗装方法に関する。
近年、自動車産業では極めて自動化されたライン生産工
程により製品としての自動車が効率的に大量生産される
に至っている。従って、この大量生産の要請に沿うべく
夫々の部品を組み付ける組付装置あるいは部品を所定の
作業位置に順次搬送する搬送装置が使用されると共に、
当該車体を塗装する塗装装置等も自動化されていること
は謂うまでもない。
この場合、従来から、自動車車体を自動的に塗装するた
めに種々の方法が採用されている。
例えば、内板部の塗装を終了した自動車車体を搬送装置
により移送し、固定された塗装装置に装着される複数基
の塗装ガンから前記のように搬送される車体の両側部並
びにボンネット、ルーフおよびトランクカバーに至るま
で塗料を射出してこの自動車車体の外板部の塗装を行う
方法が採用されている。
然しなから、前記の従来技術では、固定された塗装装置
に対して車体を搬送しながら塗装を行うため、前記車体
の搬送距離が相当に長くなり、従って、車体の塗装ライ
ン全体として占有するスペースが大きくなって狭小な空
間を有効に利用出来ず、しかも、作業効率が低下すると
いう欠点を露呈している。
一方、自動車車体を塗装位置に静止させ、複数基の塗装
ガンを装着した塗装装置を前記自動車車体に対して変位
させてこの自動車車体を塗装する方法も採用されている
(例えば、特開昭第60−25565号参照)。この場
合、前記塗装方法を実施するために、静止する自動車車
体の両側方向と上方向を囲繞するようにして塗装ガンを
配置する、所謂、凹型塗装装置が一般的に普及している
。すなわち、前記門型塗装装置の両側部には夫々対向し
て複数基の塗装ガンを装着する2台の側部塗装機構を設
けると共に、その上部には鉛直方向下方に指向して複数
基の塗装ガンを設けた上部塗装機構を配設している。
このような構成において、搬送機構を介して車体をタフ
[11送し、停止された車体に対して前記上部塗装機構
と側部塗装機構の塗装ガンにより塗装作業を行っている
然しなから、上部塗装機構と側部塗装機構とを一体的に
移送すると、前記側部塗装機構の最上位に位置する塗装
ガンと上部塗装機構の端部に位置する塗装ガンとが互い
に相当に近接する部分に塗料を射出するため、前記夫々
の塗装ガンから導出される塗料が干渉しあってしまう。
特に、塗料に静電気を印加し塗装を行う静電塗装では、
塗料の粒子が前記静電気によって反発するため、干渉効
果がさらに増大して塗装膜の膜厚が不均一になり塗装不
良となる。
そこで、該る塗装装置において、当該塗装ガンから導出
される塗料が干渉しないように前記夫々の塗装ガンを所
定間隔離間して装着し、車体を停止させたままで前記塗
装装置を往復動作させ、その際、塗装ガンはその走行毎
に走行方向と直交する方向に変位させ、それによって車
体全面を塗装する方法が用いられる場合がある。
然しなから、このように車体を停止させて塗装機構を走
行させる前記の方法では、当該塗装機構の走行距離が長
く、従って、前記の作業効率の低下や塗装ライン全体と
してのスペースが大きくなる等の欠点を回避することが
出来ない。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、被塗装物の内部および外部の塗装を行う際に、
先ず、前記被塗装物を所定の塗装位置で停止させてその
内部を塗装ロボフトにより塗装し、次いで、当該被塗装
物をタクトFi9送して所定の位置に停止せしめ、当該
停止位置において進退動可能な搬送手段に切り換えて当
該被塗装物を比較的低速で所定方向に移動させると共に
、前記被塗装物の外部を塗装する塗装機構を前記被塗装
物の移動方向と反対方向に移動させて前記被塗装物を走
行させながら塗装を行うことにより塗装ライン全体とし
て占有するスペースを可及的に狭小にし且つ塗装作業を
効率よく行うことを可能とした塗装方法を提供すること
を目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は被塗装物の内部
および外部の塗装を行う塗装方法であって、前記被塗装
物を搬送して所定の塗装位置で停止させて内部を塗装ガ
ンにより塗装する第1の工程と、当該被塗装物を次段の
塗装位置に搬送する第2の工程と、前記被塗装物を所定
方向に搬送しながら被塗装物の外部を塗装する塗装装置
を前記被塗装物と反対の方向に走行させて塗装を行う第
3の工程と、前記塗装装置を構成する塗装ガンを被塗装
物の走行方向に直交する方向に変位させる第4の工程と
、前記被塗装物を所定方向に搬送しながら被塗装物の外
部を塗装する塗装装置を前記被塗装物と反対の方向に走
行させて塗装を行う第5の工程とからなることを特徴と
する。
次に、本発明に係る塗装方法についてそれを実施する装
置との関係において好適な実施例を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は本発明に係る塗装方法
を採用した自動車の塗装ラインを示し、この塗装ライン
10は作業工程に応じて第1のステージ12a、第2の
ステージ12b、第3のステージ12Cおよび第4のス
テージ12dに区分される。この場合、前記第1ステー
ジ12a乃至第4ステージ12dに至る塗装ライン10
には塗装を行う車体14をタフ+−S送する搬送機構1
6が設けられる。当該搬送機構16は、第2図に示すよ
うに、車体14の下方にあって前記塗装ライン10の略
中央部に設けられるベース1日を含み、当該ベース18
の上面にはガイドレール20a、20bが取着される。
当該ガイドレール20a、20bの上部には台車24が
配設され、当該台車24は前記ガイドレール20a、2
0bをガイドとして転勤可能な複数個の車輪26を含む
と共に、後述する搬送手段と係合するための爪部材28
が形成される。また、当該台車24の略中央部りこは下
方に指向する保合部材30が取着しており、当該保合部
材30は前記ベース18の略中央部に延在するチェーン
コンベア32と係合する。すなわち、当該搬送機構16
は前記台車24に車体14を載置し、前記チェーンコン
ベア32を駆動させることによって前記車体14をガイ
ドレール20a、20bに沿って前記第1ステージ12
a乃至第4ステージ12dまでタクト搬送することにな
る。
第1ステージ12aでは車体14の内板部であるエンジ
ンルームおよびトランクルームの塗装が行われる。第1
ステージ12aの両側部にはレール部34a、34bが
配設され、これらのレール部34a、34bには塗装ロ
ボット36a乃至36dが移動自在に配置される。また
、第1ステージ12aにはボンネット開閉機構38およ
びトランク開閉機構40が配設される。
第2ステージ12bでは車体14のドアの内面部等の塗
装が行われる。この場合、第2ステージ12bの両側部
にはレール部42a、42bが配設され、これらのレー
ル部42a、42bには塗装ロボッ)44a、44bが
移動自在に配置される。また、車体搬送機構16とレー
ル部42a、42bとの間にはさらにレール46a、4
6bが配設され、これらのレール45a、46bにはド
ア開閉機構482.48bが移動自在に配置される。
次に、第3ステージ12Gでは車体14のボンネット、
トランクカバ、−、ルーフおよびドアを含む外板部の塗
装が行われる。なお、第1乃至第3ステージ12a乃至
12cでは塗料に静電気が印加され被塗装物である車体
14に対して静電塗装が行われるものとする。
そこで、第3ステージ12cは、第2図および第3図に
示すように、車体搬送手段50と塗装装置52とを含む
。前記車体搬送手段50は前記搬送機構16を構成する
ベース18の一側部側上面にあって当該ベース18の上
面に配設されるガイドレール20a、20bと略平行に
配設される長尺なシリンダ54を含む。前記シリンダ5
4の一端部からはシリンダロッド56が突出し、当8亥
シリンダロッド56の先端部には筐体58が取着されて
おり、当該筺体58には係合部材60が支持される。前
記係合部材60は、実際、前記筐体5日の内部に配設さ
れる図示しない駆動源によって、第2図において上下方
向に移動可能に構成されると共に、当該保合部材60の
一端側は前記搬送機構16を構成する台車24に形成さ
れる爪部材28と係合するための凹部62が形成されて
いる。従って、前記車体搬送手段50は前記凹部62と
台車24に形成される爪部材28とを係合させてシリン
ダ54を駆動することによって車体14を比較的低速で
進退動出来るよう構成している。
一方、前記塗装装置52は車体搬送機構16の両側部に
平行に配設されるレール部64a、64bと、レール部
64aに沿って走行する上部塗装機構66および左側部
塗装機構68と、レール部64bに沿って走行する右側
部塗装機構70とから基本的に構成される。
上部塗装機構66、左側部塗装機構68および右側部塗
装機構70をレール部64a、64bに沿って走行させ
る走行手段は基本的には同一に構成される。すなわち、
第4図において、各レール部54a、64bを構成する
レールブラケット72はレール部54a、64bの一端
部から他端部にかけて延在する。このレールブラケット
72の上面部にはスペーサ74a、74bが固着され、
前記スペーサ74a、74bの上面部にはボルト76に
よってレール78a、78bが夫々固着される。また、
レールブラケット72の垂直な外側部には支持部材80
を介してラック部材82がレール78aと平行に配設さ
れる。レールブラケット72の上面部には支柱84a、
84bが立設され、この支柱34a、84bの上端部に
はレール78a、78bに沿って延在する断面コ字状の
保護カバー86が固着される。
一方、上部塗装機構66、左側部塗装機構68および右
側部塗装機構70の外枠を構成するケーシング88a乃
至88cの下端部には板体90が固着され、この板体9
0の下面両側部には側板92a、92bが固着される。
側板92aの下端部には支持部材94が固着され、この
支持部材94の下端部には走行用モータ96が固着され
る。走行用モータ96の回転軸98の先端部にはビニオ
ン100が軸着され、このピニオン100はレールブラ
ケット72に固着された前記ラック部材82に噛合する
支持部材94の上端部には車輪部102aが装着される
。この車輪部102aにはレール78aの上面部に当接
する車輪104と、車輪部102aに固着された板体1
06に支承されレール78aの両側面部に当接する一対
の車輪108a、108bと、レール78aの下面部に
当接する車輪110とが夫々回転自在に軸着される。ま
た、側板92bには支持部材112を介して車輪部10
2bが装着される。この車輪部102bには支軸114
を介してレール78bの上面部に当接する車輪116と
、レール78bの下面部に当接する車輪118とが夫々
回転自在に軸着される。
次に、上部塗装機構66の構成につき説明する。
第2図および第5図において、ケーシング88a内には
鉛直方向に延在するボール螺子120が回動自在に支持
され、このボール螺子120の上端部はケーシング88
aの上面部に装着した昇降用モータ122の駆動軸に連
結される。ボール螺子120の周囲には4本のガイドロ
ッド124a乃至124dが平行に立設される。ここで
、ボール螺子120には支持板126が螺合しており、
この支持板126はボール螺子120を前記昇降用モー
タ122の駆動作用下に回転させることで上下動するよ
うに構成される。なお、前記支持板126には前記ガイ
ドロッド124a乃至124dが挿通される。
支持板126の上面部には、第5図に示すように、保持
体128を介して旋回用モータ130が固着される。旋
回用モータ130の回転軸132には歯車134が軸着
する。保持体128は軸受部材136を保持し、この軸
受部材136には旋回軸138が軸支される。旋回軸1
38の一端部には前記歯車134に噛合する歯車140
が軸着する。旋回軸138の他端部側はケーシング88
aより外部へ突出し、その他端部には旋回アーム142
の一端部が固着される。
一方、旋回アーム142の他端部側にはシフト手段とし
てのシフト用シリンダ144が配設される。このシフト
用シリンダ144のシリンダロッド146はレール部6
4a、64bと直交して水平方向に延在し、その外周部
には一端部が前記旋回アーム142に固着された固定シ
ャフト148が遊嵌する。また、固定シャフト148の
外周部にはスライドメタル150a、150bを介して
円筒状のスライドスリーブ152が摺動自在に嵌合する
。ここで、前記シリンダロッド146の先端部にはスプ
ライン146aが形成され、このスプライン146aは
固定シャフト148の他端部に固着されたガイド部材1
54を摺動自在に嵌合し、前記スプライン146aの一
端部はスライドスリーブ152に保合固着される。なお
、スライドスリーブ152の他端部と旋回アーム142
との間には固定シャフト148に対する塗料の付着を防
止するための伸縮自在な蛇腹状のカバ一部材156を装
着しておく。
スライドスリーブ152の外周部には支持部材158お
よび160を介して水平ガンアーム162が連結保持さ
れる。水平ガンアーム162にはクランプ部材164a
乃至164dが所定間隔離間して係着され、これらのク
ランプ部材164a乃至164dにはガン支持バー16
6a乃至166dが水平ガンアーム162に対して垂直
となるように保持される。そして、ガン支持バー166
a乃至166dの下端部には連結部材168a乃至]、
68 dを介して塗料射出手段としての塗装ガン170
a乃至170dが互いに所定間隔離間した状態で係着さ
れる。なお、塗装ガン170a乃至170dには塗装材
料を送給するための塗装ケーブル172a乃至172d
が接続される。
左側部塗装機構68および右側部塗装機構70は車体1
4の左側部および右側部の塗装を行うものであり、基本
的には同一に構成される。すなわち、第3図および第6
図において、左側部塗装機構68および右側部塗装機構
70の外枠を構成するケーシング88b、88c内には
鉛直方向に延在する支柱174a、 174bが配設さ
れる。これらの支柱174a、174b間にはレール部
54a、64bに直交し水平方向に延在する2本のガイ
ドバー1768.176bが橋架され、これらのガイド
バー176a、176bには保持部材178が摺動可能
に保合保持される。なお、前記保持部材178と支柱1
74a、174bとの間のガイドバー176a、 17
6bの外周部には伸縮自在なカバ一部材180a、18
0bが装着される。保持部材178には水平移動用シリ
ンダ182が固着され、この水平移動用シリンダ182
の図示しないシリンダロッドの先端部は連結部材184
を介して支柱174bに係着される。
また、保持部材178にはスライドメタル186a、1
86bを介してシフト用ガイドバー188が鉛直方向に
摺動自在となるように挿通される。このシフト用ガイド
バー188の保持部材178より突出する上下両端部側
の外周部には伸縮自在なカバ一部材190a、190b
が装着され、また、シフト用ガイドバー188の下端部
には連結部材192が係着する。一方、保持部材178
の外側部にはシフト手段としてのシフト用シリンダ19
4が支持部材196を介して固着され、その下端部より
突出するシリンダロッド198は保持部材178に固着
されたガイド部材200を介して前記連結部材192に
連結する。なお、前記ガイド部材200と連結部材19
2との間のシリンダロッド198の外周部には伸縮自在
なカバ一部材202が装着される。
一方、前記シフト用ガイドバー188の上下両端部には
、さらに保持体204が連結される。この保持体204
には支持部材206a、 206bを介してガンアーム
208が連結される。ガンアーム208には連結部材2
10a乃至210dを介して塗料射出手段としての塗装
ガン212a乃至212dが所定距離離間した状態で取
着される。なお、塗装ガン212a乃至212dは車体
14の側部形状に対応するように配置しておく。
以上のように構成される第3ステージ12cで塗装され
た車体14は第4ステージ12dへと確送されて乾燥処
理が行われる。
本発明に係る塗装方法を実施する塗装ラインは基本的に
は以上のように構成されるものであり、次にその作用並
びに効果について説明する。
先ず、車体搬送機構16によって第1ステージ12aに
搬送された車体14はボンネット開閉機構38によりボ
ンネットが開かれると共にトランク開閉機構40により
トランクカバーが開かれ、レール部34a、34bに沿
って走行する塗装ロボット36a乃至36dによってエ
ンジンルームおよびトランクルームの塗装が行われる。
次いで、ボンネット開閉機構38およびトランク開閉機
構40によりボンネットおよびトランクカバーが閉塞さ
れた車体14は車体搬送機構16によって第2ステージ
12bに確送される。
第2ステージ12bでは車体14のドアがドア開閉機構
488.48bによって開かれ、前記ドアの内面部がレ
ール部42a、42bに沿って走行する塗装ロボソ)4
4a、44bにより塗装される。次いで、ドア開閉機構
43a、48bによってドアが閉塞された車体14は車
体搬送機+%¥16により第3ステージ12cまで搬送
される。
第3ステージ12cにおいて車体14は当該車体14が
載置している台車24に形成される爪部材28に車体搬
送手段50が係合することシこよって前記車体搬送手段
50の駆動作用下に進退動することになる。すなわち、
前記車体搬送手段50を構成する筐体58の内部に配設
される図示しない駆動源を駆動させて、これによって係
合部材60が第2図に実線で示す位置から二点鎖線で示
す位置に変位する。この結果、前記爪部材28が前記係
合部材60に形成される凹部62と係合して前記車体搬
送手段50を構成する長尺なシリンダ54の駆動作用下
に前記車体14が進退動可能となる。これと共に、当該
車体14のフロント側には上部塗装機構66、左側部塗
装機構68および右側部塗装機構70が待機している。
この場合、上部塗装機構66は第2図に示す位置から昇
降用モータ122の駆動作用下にボール螺子120が回
動することでその旋回アーム142が矢印A方向に下降
すると共に、旋回用モータ130の駆動作用下に前記旋
回アーム142が旋回軸138を中心として矢印B方向
に回動することで、前記旋回アーム142の端部にスラ
イドスリーブ152を介して装着された塗装ガン170
a乃至170dが車体14のフロントヘッドに指向した
状態で配置される。この時の状態を第3図に示す。
そこで、先ず、第7図に基づき上部塗装機構66による
塗装作業につき説明する。
先ず、走行用モータ96を駆動してこれによって当該走
行用モータ96の回転軸98に軸着されるピニオン10
0が回転し、上部塗装機構66が車輪部102a、 1
02bを介してレール78a、78bに沿って矢印C方
向に走行を開始する。この場合、車体14のフロントエ
ンドと前記塗装ガン170a乃至170dとの間隔が一
定に保持されており、次いで、昇降用モータ122を駆
動して、当該昇降用モータ122に連結されるボール螺
子120が回転し、このボール螺子120に螺合する支
持板126を介して旋回アーム142が矢印り方向に上
昇を開始する。この場合、塗装ガン170a乃至170
dからは車体14のフロントエンドに指向して塗料が射
出され、塗装ラインaに沿って前記フロントエンドの塗
装が行われる。
なお、この間、シリンダ54は駆動されることなく車体
14は停止状態にある。一方、塗装ガン170a乃至1
70dは射出される塗料同士が相互に干渉しないよう所
定距離離間して配設しである。
そのため、フロントエンドの塗装面には塗料が縞目状に
被着される(第3図参照)。
前記フロントエンドの塗装が終了し塗装ガン170a乃
至170dがフロントエンドとボンネットとの境界部に
到達すると、旋回用モータ130が駆動され、当該旋回
用モータ130の回転軸132に軸支された歯車134
に噛合する歯車140を介して旋回アーム142が旋回
軸138を中心に矢印B方向に回動する。この結果、前
記旋回アーム142にスライドスリーブ152を介して
連結される塗装ガン170a乃至170dは車体14の
ボンネットに垂直に指向することになる。
次いで、走行用モータ96の駆動作用下に上部塗装機構
66がレール部64aに沿って矢印C方向に走行し、一
方、車体14はシリンダ54の駆動作用下に矢印G方向
に変位し、この車体工4と上部塗装機構66との相対移
動動作に伴って塗装ラインbに沿ってボンネットの塗装
が行われる。この場合、昇降用モータ122によって旋
回アーム142は上部塗装機構66の矢印C方向への移
動に応じて矢印り方向に上昇動作し、前記ボンネットと
塗装ガン170a乃至170dとの間隔を一定に保持し
た状態で塗装を行う。
同様にして、車体14の塗装面と塗装ガン170a乃至
170dとの間隔が一定に保持され、且つ、前記塗装ガ
ン170a乃至170dが前記塗装面に対して垂直に保
持された状態で塗装ラインc、d、eおよびrに沿って
縞目状に塗装が行われる。そして、最後に旋回用モータ
130の駆動によって塗装ガン170a乃至170dが
リヤエンドに垂直に指向した状態で維持される。この時
、シリンダ54の駆動が停止され、これによって車体1
4も停止する。このように、車体14を停止させた状態
で昇降用モータ122の駆動作用下に塗装ラインgに沿
って前記リヤエンドの塗装が行われる。
次に、左側部塗装機構68および右側部塗装機構70に
よる車体14の両側部の塗装作業につき説明する。
先ず、前記上部塗装機構66と同様にして走行用モータ
96を駆動することによって左側部塗装機構68および
右側部塗装機構70はレール部64a、64bに沿って
矢印C方向に走行し、塗装ガン212a乃至212dよ
り射出する塗料によって車体14の両側部の塗装を行う
。この場合、塗装ガン212a乃至212dは上部塗装
機構36の場合と同様に所定距離離間した状態で配設し
である。従って、車体14の側部には学科が相互に干渉
しない状態で縞目状に塗装が施される。そして、水平移
動用シリンダ182によって塗装ガン212a乃至21
2dは左側部塗装機構68、右側部塗装機構70の矢印
C方向への移動に応じて矢印E、F方向に変位し、車体
14の側部と塗装ガン212a乃至212dとの間隔を
一定に保持した状態で均一な厚さの塗装を行う。
ここで、左側部塗装機構68および右側部塗装機構70
は上部塗装機構66から所定距離離間させた状態で走行
させると共に、車体搬送手段50によって車体14を塗
装装置52と反対方向に搬送する。すなわち、第2図に
おいて、上部塗装機構66の塗装ガン170aと左側部
塗装機構68の傳装ガン212aとを常に所定距離離間
させておき、また、上部塗装機構66の塗装ガン170
dと右側部塗装機構70の塗装ガン212aとを常に所
定距離離間させておく。このようにして各塗装機構66
.68および70を走行させると共に、車体14をシリ
ンダ54の駆動作用下に前記各塗装機構66.68.7
0と反対方向に搬送させて塗装を行えば、第3ステージ
12cを可及的に狭小なスペースに出来、しかも効率よ
く車体の外板部の塗装を行うことが可能となる。
以上のようにして車体14には第3図の斜線部で示すよ
うに、縞目状に塗装が行われる。
次に、左側部塗装機構68および右側部塗装機構70に
関連してシフト用シリンダ194を駆動させる。この場
合、シフト用シリンダ194のシリンダロッド198は
矢印A方向に下降し、連結部材192を介してガイドバ
ー188を矢印A方向に下降させる。この結果、前記ガ
イドバー188に支持された保持体204を介して塗装
ガン212a乃至212dが第6図における二点鎖線の
位置までシフトされる。
次いで、走行用モータ96を駆動させて左側部塗装機構
68および右側部塗装機構70は前述した場合と同様に
車体14の両側部に沿って矢印G方向に走行し、未塗装
部分を塗装ガン212a乃至3図に示す位置まで復帰し
その走行が停止される。
一方、上部塗装機構66では、旋回アーム142に内装
されるシフト用シリンダ144が駆動され、そのシリン
ダロッド146が矢印E方向に変位する。この場合、前
記シリンダロッド146の端部にはスライドスリーブ1
52が連結されており、前記スライドスリーブ152は
シリンダ口・ノド146に外嵌する固定シャフト148
に沿って変位する。
この結果、スライドスリーブ152に水平ガンアーム1
62を介して連結される塗装ガン170a乃至170d
が第5図に示す二点fA線の位置までシフトされる。
次いで、前述した場合と同様に走行用モータ96、昇降
用モータ122および旋回用モータ130の駆動作用下
に上部塗装機構66がレール部64aに沿って矢印G方
向に走行し、車体14の未塗装部分を第7図に示す塗装
ラインa −gに従って塗装した後、第3図に示す位置
まで復帰しその走行が停止する。なお、この場合も前記
と同様に、左側部塗装機構68および右側部塗装機構7
0と上部塗装機構66とはその塗装時において塗料の干
渉を防止するため、所定距離離間させた状態で走行させ
ると共に、車体14を前記塗装機構66.68.70と
逆の方向に搬送することは謂うまでもない。これによっ
て、前記車体14と塗装装置52は第3ステージ12C
の原点位置に復帰しているため次段の作業に容易に移行
することが可能である。
以上のようにして塗装作業の終了した車体14は車体搬
送手段50を解除して車体搬送機構16によって第4ス
テージ12dまで搬送された後、乾燥処理が行われる。
次に、本発明に係る塗装方法について、これを実施する
塗装装置の第2の実施例を説明する。
この場合、第2の実施例は前記の実施例と路間−に構成
されており、従って、同一の構成要素には同一の参照符
号を付しその詳細な説明を省略する。
第2の実施例は、第8図から容易に諒解されるように、
前記の実施例において夫々単体で構成されている上部塗
装機構66、左側部塗装機構68および右側部塗装機構
70を一体的に構成している。すなわち、塗装装置22
0を構成する左側部塗装機構68と右側部塗装機構70
は夫々ケーシング33b、88Cを含み、当該ケーシン
グ88b。
88cはその上方に上部塗装機構66を橋架することに
よって一体化される。この場合、前記上部塗装機構66
には旋回アーム142と同一の形状を呈する旋回アーム
142aを追加設置する。また前記左側部塗装機構68
と右側部塗装機構70の夫々に取着する走行用モータ9
6は、いずれか一方を割愛することが可能となる。
一方前記塗装装置220で塗装を行う場合、その作用は
前記の実施例と路間−であるが、前記塗装装置220を
構成する各塗装機構66.68.70が同一の移動速度
で走行するため塗装条件に応じた塗料の射出量等の調節
を行っている。
以上のように第2の実施例によれば、塗装装置の走行手
段等の簡略化を可能とし且つ前記実施例と同様の効果が
得られることになる。
以上のように、本発明によれば、被塗装物の内部および
外部の塗装を行う際に、先ず、前記被塗装物を所定位置
まで搬送し停止させて当該被塗装物の内部の塗装を行う
。次いで、前記被塗装物をタクト搬送して所定位置に停
止して、そこで比較的低速に移動可能な搬送手段に切り
換えて当該被塗装物を搬送すると共に、前記被塗装物の
外部を塗装する塗装装置を前記被塗装物と反対方向に走
行させて当該被塗装物の外部の塗装を行っている。従っ
て、前記被塗装物を塗装する作業の作業効率を一層向上
させると共に、塗装ライン全体として占有するスペース
を可及的に狭小にすることが出来るという利点が得られ
る。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る塗装方法を採用した塗装ラインの
概略平面図、 第2図は本発明に係る塗装方法において使用する塗装装
置の正面構成図、 第3図は第2図に示す塗装装置の平面構成図、第4図は
第2図に示す塗装装置の走行手段を示す断面図、 第5図は第2図に示す塗装装置における上部塗装機構の
一部省略構成説明図、 第6図は第2図に示す塗装装置における側部塗装機構の
一部省略構成説明図、 第7図は第2図に示す塗装装置における上部塗装機構に
よる車体上面部の塗装動作を示す説明図、 第8図は本発明に係る塗装方法において使用する塗装装
置の他の実施例を示す正面構成図である。 10・・・塗装ライン    12a〜12d・・・ス
テージ14・・・車体       16・・・搬送機
構50・・・車体搬送手段   52・・・塗装装置6
4a、64b・・・レール部 66・・・上部塗装機構
68・・・左側部塗装機構  70・・・右側部塗装機
構96・・・走行用モータ   122・・・昇降用モ
ータ130・・・旋回用モーフ  142・・・旋回ア
ーム144・・・シフト用シリンダ 170a〜170d・・・塗装ガン 182・・・水平移動用シリンダ 194・・・シフト用シリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被塗装物の内部および外部の塗装を行う塗装方法
    であって、前記被塗装物を搬送して所定の塗装位置で停
    止させて内部を塗装ガンにより塗装する第1の工程と、
    当該被塗装物を次段の塗装位置に搬送する第2の工程と
    、前記被塗装物を所定方向に搬送しながら被塗装物の外
    部を塗装する塗装装置を前記被塗装物と反対の方向に走
    行させて塗装を行う第3の工程と、前記塗装装置を構成
    する塗装ガンを被塗装物の走行方向に直交する方向に変
    位させる第4の工程と、前記被塗装物を所定方向に搬送
    しながら被塗装物の外部を塗装する塗装装置を前記被塗
    装物と反対の方向に走行させて塗装を行う第5の工程と
    からなることを特徴とする塗装方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の方法において、被塗
    装物は自動車車体からなる塗装方法。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載の方法において、被塗
    装物である自動車車体は少なくとも略垂直方向に延在す
    るフロントエンドとリアエンドとを有し、前記フロント
    エンド若しくはリアエンドを塗装する際、塗装装置を構
    成する塗装ガンを垂直方向に変位させると共に自動車車
    体は停止位置を保持してなる塗装方法。
  4. (4)特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記
    載の方法において、塗装ガンはその先端部から噴射され
    る塗料が実質的に干渉することのないように所定距離離
    間されて複数個存在し、前記塗装ガンと被塗装物とを相
    対的に変位させて前記第3工程により被塗装物に複数の
    縞状の塗膜を形成し、次いで、前記第4工程により塗装
    ガンを変位させ、さらに前記第5工程により前記縞状の
    塗膜間の未塗装部位に塗膜を形成してなる塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0235965A (ja) * 1988-07-22 1990-02-06 Trinity Ind Corp 自動塗装方法
US8390796B2 (en) 2009-06-23 2013-03-05 National University Corporation University Of Fukui Oil state monitoring method and oil state monitoring device

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