JPS6339327Y2 - - Google Patents
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- JPS6339327Y2 JPS6339327Y2 JP2907482U JP2907482U JPS6339327Y2 JP S6339327 Y2 JPS6339327 Y2 JP S6339327Y2 JP 2907482 U JP2907482 U JP 2907482U JP 2907482 U JP2907482 U JP 2907482U JP S6339327 Y2 JPS6339327 Y2 JP S6339327Y2
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- Japan
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- pallet
- pallets
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 8
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 10
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 101150054854 POU1F1 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は必要駐車空間の節減による設備費の低
減を図つた三段式駐車設備の改良に関する。
減を図つた三段式駐車設備の改良に関する。
従来、例えば第1図に示すごとく、建屋1の地
上部1aに三段、地下ピツト部1bに二段の駐車
空間を形成し、地上一段目駐車空間の前面に入出
庫口2を設け、上・中・下三段のパレツト3,
4,5を一体的に連結して適宜昇降装置6により
昇降せしめ、所望パレツトを入出庫口2に配置し
て車両Wの入出庫を行い、地上一段目以外の地上
および地下駐車空間が他のパレツトの退避用空間
となるようにした三段式駐車設備があつた。
上部1aに三段、地下ピツト部1bに二段の駐車
空間を形成し、地上一段目駐車空間の前面に入出
庫口2を設け、上・中・下三段のパレツト3,
4,5を一体的に連結して適宜昇降装置6により
昇降せしめ、所望パレツトを入出庫口2に配置し
て車両Wの入出庫を行い、地上一段目以外の地上
および地下駐車空間が他のパレツトの退避用空間
となるようにした三段式駐車設備があつた。
ところで、入出庫に際し、人が駐車設備内に入
つて車両搭載用ケージまたはパレツトに乗り込む
必要のある機械式駐車設備の場合、入出庫口にお
けるパレツト間隔(パレツト上面からその真上の
パレツトの下面までの距離)は長身の人Mが腰を
かがめることなく所望パレツトに出入りできるよ
うに法規で1.8m以上と定められている。(以下、
これを車両入出庫可能間隔と呼称する。)しかし
てこの規定に基づき、前述三段式駐車設備では
上・中・下段パレツト3,4,5の各パレツト間
隔を1.8mに固定的に設定されている。
つて車両搭載用ケージまたはパレツトに乗り込む
必要のある機械式駐車設備の場合、入出庫口にお
けるパレツト間隔(パレツト上面からその真上の
パレツトの下面までの距離)は長身の人Mが腰を
かがめることなく所望パレツトに出入りできるよ
うに法規で1.8m以上と定められている。(以下、
これを車両入出庫可能間隔と呼称する。)しかし
てこの規定に基づき、前述三段式駐車設備では
上・中・下段パレツト3,4,5の各パレツト間
隔を1.8mに固定的に設定されている。
しかし、普通乗用車を対象とすれば、車両の収
容には前述パレツト間隔は約1.6mあれば十分で
あることが知られている。(このように搭載予定
の最大車両を収容するのに最小限必要なパレツト
間隔を以下、車両収容可能間隔と呼称する。)こ
のことを配慮すれば、前述のように各パレツト間
隔を1.8mに固定することは、前述地上部1aの
高さおよび地下ピツト部1bの深さが必要以上に
大きくなり、特に地価の高い都市部では設備費が
割高となり、また既設建屋に駐車設備を組み込む
場合は地上の高さや地下の深さが若干小である場
合は設置できないこともあり得る。
容には前述パレツト間隔は約1.6mあれば十分で
あることが知られている。(このように搭載予定
の最大車両を収容するのに最小限必要なパレツト
間隔を以下、車両収容可能間隔と呼称する。)こ
のことを配慮すれば、前述のように各パレツト間
隔を1.8mに固定することは、前述地上部1aの
高さおよび地下ピツト部1bの深さが必要以上に
大きくなり、特に地価の高い都市部では設備費が
割高となり、また既設建屋に駐車設備を組み込む
場合は地上の高さや地下の深さが若干小である場
合は設置できないこともあり得る。
しかして、本出願人は前に入出庫口部以外の駐
車空間を車両収容可能間隔に短縮するべく種々提
案した。
車空間を車両収容可能間隔に短縮するべく種々提
案した。
本考案はさらに別の改良案を提供するべく、地
上三段地下二段の五段駐車空間のうち三段目に入
出庫口部を設けるとともに該部以外はほぼ車両収
容可能間隔に形成し、上・中・下三段の車両搭載
パレツトのうち中段パレツトを昇降可能に吊持
し、下段パレツトは適宜吊持部材により中段パレ
ツトに対し車両入出庫可能間隔に吊持するも着床
により車両収容可能間隔に短縮するごとくなし、
さらに各パレツトは側部に設けたガイドローラと
駐車空間内に立設したガイドレールとの係合によ
り少くとも車両進退方向への動きを規制したもの
において、上・中段パレツトは、該両パレツト間
における両側部に配置して交叉部を枢結せるX字
状の各1対のリンクのそれぞれ一端側を両パレツ
ト側部に枢着し、該リンク他端側に設けた鍔付ロ
ーラを両パレツト側部に削設せる水平長穴に前後
移動自在に嵌合させ、これにより通常は上段パレ
ツト自重で両パレツト間を車両収容可能間隔に保
持せしめ、前記鍔付ローラと同軸に被動ローラを
設けるとともにパレツト昇降に伴い前記被動ロー
ラと係合可能に駐車空間適所に固定カム板を設
け、中段パレツトが三段目駐車空間に位置すると
きは前記被動ローラと固定カム板の係合により
上・中段パレツトの間隔を車両入出庫可能間隔に
広げるごとくしたことを特徴とする三段式駐車設
備に関するもので、入出庫時と格納時とでパレツ
トの上下間隔を変更して収容空間の有効利用を図
ることを目的とする。
上三段地下二段の五段駐車空間のうち三段目に入
出庫口部を設けるとともに該部以外はほぼ車両収
容可能間隔に形成し、上・中・下三段の車両搭載
パレツトのうち中段パレツトを昇降可能に吊持
し、下段パレツトは適宜吊持部材により中段パレ
ツトに対し車両入出庫可能間隔に吊持するも着床
により車両収容可能間隔に短縮するごとくなし、
さらに各パレツトは側部に設けたガイドローラと
駐車空間内に立設したガイドレールとの係合によ
り少くとも車両進退方向への動きを規制したもの
において、上・中段パレツトは、該両パレツト間
における両側部に配置して交叉部を枢結せるX字
状の各1対のリンクのそれぞれ一端側を両パレツ
ト側部に枢着し、該リンク他端側に設けた鍔付ロ
ーラを両パレツト側部に削設せる水平長穴に前後
移動自在に嵌合させ、これにより通常は上段パレ
ツト自重で両パレツト間を車両収容可能間隔に保
持せしめ、前記鍔付ローラと同軸に被動ローラを
設けるとともにパレツト昇降に伴い前記被動ロー
ラと係合可能に駐車空間適所に固定カム板を設
け、中段パレツトが三段目駐車空間に位置すると
きは前記被動ローラと固定カム板の係合により
上・中段パレツトの間隔を車両入出庫可能間隔に
広げるごとくしたことを特徴とする三段式駐車設
備に関するもので、入出庫時と格納時とでパレツ
トの上下間隔を変更して収容空間の有効利用を図
ることを目的とする。
以下、第2〜4図の実施例に基づき詳述する。
説明の便宜上、第2〜4図における左・右を
「前」・「後」、第2・3図の紙面左方から駐車設備
をみて左・右を「左」・「右」と呼称する。
説明の便宜上、第2〜4図における左・右を
「前」・「後」、第2・3図の紙面左方から駐車設備
をみて左・右を「左」・「右」と呼称する。
10は建屋、11は建屋10の地上床12に堀
設した地下ピツトで、該地下ピツト11内に下か
ら一段目・二段目駐車空間13,14を形成し、
建屋10の地上内部に下から三段目,四段目,五
段目駐車空間15,16,17を形成し、また三
段目駐車空間15の前面に入出庫口18を設けて
いる。
設した地下ピツトで、該地下ピツト11内に下か
ら一段目・二段目駐車空間13,14を形成し、
建屋10の地上内部に下から三段目,四段目,五
段目駐車空間15,16,17を形成し、また三
段目駐車空間15の前面に入出庫口18を設けて
いる。
そして後述する車両W搭載用パレツトの厚さを
d、搭載予定の最大車両Wを収容するのに最小限
必要なパレツト間隔(車両収容可能間隔)をL1、
法規で定められた入出庫口18における車両Wの
入出庫に必要なパレツト間隔(車両入出庫可能間
隔)をL2(>L1)とした場合、建屋10内部の地
上高さHおよび地下ピツト11の深さDをそれぞ
れH=2L1+L2+2d,D=2L1+3dに設定してあ
る。
d、搭載予定の最大車両Wを収容するのに最小限
必要なパレツト間隔(車両収容可能間隔)をL1、
法規で定められた入出庫口18における車両Wの
入出庫に必要なパレツト間隔(車両入出庫可能間
隔)をL2(>L1)とした場合、建屋10内部の地
上高さHおよび地下ピツト11の深さDをそれぞ
れH=2L1+L2+2d,D=2L1+3dに設定してあ
る。
19,20,21は車両W搭載用の上・中・下
段パレツト、22は該パレツト19〜21の左・
右側方後部において凹部をパレツト側に向けた状
態で下端をピツト床11aに固定し上端を建屋1
0の天井10aに固定した1対の凹形垂直ガイド
レールで、前記凹部に上・中・下段パレツト1
9,20,21の側面に軸支したガイドローラ2
3,24,25を転動自在に係合させ、前後方向
(即ち、車両Wの乗込み方向)のパレツト19〜
21の動きを規制しながらパレツト昇降時の案内
を行つている。
段パレツト、22は該パレツト19〜21の左・
右側方後部において凹部をパレツト側に向けた状
態で下端をピツト床11aに固定し上端を建屋1
0の天井10aに固定した1対の凹形垂直ガイド
レールで、前記凹部に上・中・下段パレツト1
9,20,21の側面に軸支したガイドローラ2
3,24,25を転動自在に係合させ、前後方向
(即ち、車両Wの乗込み方向)のパレツト19〜
21の動きを規制しながらパレツト昇降時の案内
を行つている。
26は建屋10の後方上部に設置したチエン,
スプロケツト機構より成る昇降装置で、天井10
aに沿つて前方水平に導出した左・右2本1組計
4本の昇降用チエン27を天井10aの左・右,
前・後に軸支した吊持スプロケツト28より垂下
させて、上段パレツト19の左・右側部を通過し
中段パレツト20の左・右側面前・後部に係着し
て、該中段パレツト20を水平に吊持している。
スプロケツト機構より成る昇降装置で、天井10
aに沿つて前方水平に導出した左・右2本1組計
4本の昇降用チエン27を天井10aの左・右,
前・後に軸支した吊持スプロケツト28より垂下
させて、上段パレツト19の左・右側部を通過し
中段パレツト20の左・右側面前・後部に係着し
て、該中段パレツト20を水平に吊持している。
29は上段パレツト19と中段パレツト20を
上下伸縮自在に連結するように該両パレツト1
9,20の左・右側部に設けた1対のリンク機構
で、以下の構成より成る。
上下伸縮自在に連結するように該両パレツト1
9,20の左・右側部に設けた1対のリンク機構
で、以下の構成より成る。
30a,30bはX字状に組み合わせて重合部
をピン31により枢結した1対の等長のリンク
で、各々前側一端を上・中段パレツト19,20
の前部側面に枢支し、各後側他端にパレツト側に
向けて支持軸32a,32bを突設するとともに
該支持軸32a,32b先端に鍔付ローラ33
a,33bを取付け、中,上段パレツト20,1
9の後部側面に前後方向水平に削設した適宜長さ
の長穴20a,19aにそれぞれ前記鍔付ローラ
33a,33bを転動自在に係合させている。さ
らに前記支持軸32aの外方延長端には被動ロー
ラ34を枢着してある。
をピン31により枢結した1対の等長のリンク
で、各々前側一端を上・中段パレツト19,20
の前部側面に枢支し、各後側他端にパレツト側に
向けて支持軸32a,32bを突設するとともに
該支持軸32a,32b先端に鍔付ローラ33
a,33bを取付け、中,上段パレツト20,1
9の後部側面に前後方向水平に削設した適宜長さ
の長穴20a,19aにそれぞれ前記鍔付ローラ
33a,33bを転動自在に係合させている。さ
らに前記支持軸32aの外方延長端には被動ロー
ラ34を枢着してある。
また前記リンク30a,30bの長さおよび長
穴19a,20aの長さは、昇降用チエン27に
より上,中段パレツト19,20を自然の状態で
吊り下げたとき、上段パレツト19の自重で鍔付
ローラ33a,33bがそれぞれ長穴20a,1
9aの後端に衝接し(即ち、前記リンク機構29
の短縮状態)、上・中段パレツト19,20の間
隔を前記車両収容可能間隔L1に保持するように
設定してある。
穴19a,20aの長さは、昇降用チエン27に
より上,中段パレツト19,20を自然の状態で
吊り下げたとき、上段パレツト19の自重で鍔付
ローラ33a,33bがそれぞれ長穴20a,1
9aの後端に衝接し(即ち、前記リンク機構29
の短縮状態)、上・中段パレツト19,20の間
隔を前記車両収容可能間隔L1に保持するように
設定してある。
35はパレツトの左・右,前・後に4組配置し
た下段パレツト吊持部材で、中段パレツト20よ
り垂下した先端径大部付棒部材35aと、該径大
部を摺動自在に嵌入させてパレツト自重で車両入
出庫可能間隔に下段パレツト21を吊持可能に該
下段パレツトより立設した筒部材35bとより成
り、下段パレツト21のピツト床11aへの着床
により中,下段パレツト20,21を車両収容可
能間隔に短縮可能としてある。
た下段パレツト吊持部材で、中段パレツト20よ
り垂下した先端径大部付棒部材35aと、該径大
部を摺動自在に嵌入させてパレツト自重で車両入
出庫可能間隔に下段パレツト21を吊持可能に該
下段パレツトより立設した筒部材35bとより成
り、下段パレツト21のピツト床11aへの着床
により中,下段パレツト20,21を車両収容可
能間隔に短縮可能としてある。
36はパレツト昇降動作と協働して前記リンク
機構29に屈伸動作を行わせるべく前記垂直ガイ
ドレール22の前側面に突設した固定カム板で、
前側面に形成したカム面36aは地上床12付近
で最突出部Pを有し、該部より上方および下方に
向うに従つて漸次後方に後退するなだらかな斜面
を形成している。そして前記固定カム板36は、
カム面36aが前記被動ローラ34のローラ面と
前後方向に対面して配置するも、中段パレツト2
0が地上床12と面一に停止したとき、丁度被動
ローラ34が前記最突出部Pに係合して前方に押
しやられ、リンク機構29の伸長作用により上,
中段パレツト19,20の支持間隔が入出庫可能
間隔L2に広がるごとく、前記最突出部Pの前後
方向位置を設定してある。
機構29に屈伸動作を行わせるべく前記垂直ガイ
ドレール22の前側面に突設した固定カム板で、
前側面に形成したカム面36aは地上床12付近
で最突出部Pを有し、該部より上方および下方に
向うに従つて漸次後方に後退するなだらかな斜面
を形成している。そして前記固定カム板36は、
カム面36aが前記被動ローラ34のローラ面と
前後方向に対面して配置するも、中段パレツト2
0が地上床12と面一に停止したとき、丁度被動
ローラ34が前記最突出部Pに係合して前方に押
しやられ、リンク機構29の伸長作用により上,
中段パレツト19,20の支持間隔が入出庫可能
間隔L2に広がるごとく、前記最突出部Pの前後
方向位置を設定してある。
尚、図示は省略したが、入出庫時のパレツト揺
動防止および昇降用チエン27が万一切断したと
きの安全のためには、少くとも三段目および四段
目駐車空間15,16にはパレツトロツク装置を
設けておくものとする。
動防止および昇降用チエン27が万一切断したと
きの安全のためには、少くとも三段目および四段
目駐車空間15,16にはパレツトロツク装置を
設けておくものとする。
次に作用につき説明する。今第2図の実線に示
す状態では、中段パレツト20は地上床12から
前記入出庫可能間隔L2に等しい高さ位置に保持
した四段目駐車空間16に停止しており、下段パ
レツト21はパレツト自重により吊持部材35を
伸長状態として中段パレツト20により該中段パ
レツトとの間隔を入出庫可能間隔L2に保持して
吊持され、床上面が地上床12上面と一致してい
るため、下段パレツト21への入出庫が可能とな
つている。また上段パレツト19は、被動ローラ
34が固定カム板36から上方に離反しているた
め、パレツト自重によりリンク機構29を縮めて
中段パレツト20との間を車両収容可能間隔L1
に短縮している。従つて上段パレツト19と天井
10aとの間隔も、地上高さH(=2L1+L2+d)
の寸法関係より車両収容可能間隔L1に縮まつて
いる。
す状態では、中段パレツト20は地上床12から
前記入出庫可能間隔L2に等しい高さ位置に保持
した四段目駐車空間16に停止しており、下段パ
レツト21はパレツト自重により吊持部材35を
伸長状態として中段パレツト20により該中段パ
レツトとの間隔を入出庫可能間隔L2に保持して
吊持され、床上面が地上床12上面と一致してい
るため、下段パレツト21への入出庫が可能とな
つている。また上段パレツト19は、被動ローラ
34が固定カム板36から上方に離反しているた
め、パレツト自重によりリンク機構29を縮めて
中段パレツト20との間を車両収容可能間隔L1
に短縮している。従つて上段パレツト19と天井
10aとの間隔も、地上高さH(=2L1+L2+d)
の寸法関係より車両収容可能間隔L1に縮まつて
いる。
これより中段パレツト20に対する入出庫を行
う場合は、昇降装置26のパレツト下降動作によ
り、上・中・下段パレツト19,20,21を一
体的に下降させる。この下降動作の途中で被動ロ
ーラ34がカム面36aに係合して前方に押しや
られながら下降することにより、リンク機構29
が上段パレツト19の自重に抗して漸次伸長す
る。そして中段パレツト20が地上床12と面一
になつて停止したとき、被動ローラ34は固定カ
ム板36の最突出部Pに達して上・中段パレツト
19,20の間隔が入出庫可能間隔L2に広がつ
ているため、中段パレツト20に対する入出庫が
可能となる(第3図参照)。一方、下段パレツト
21は吊持部材35により依然として宙吊り状態
にあるため、中・下段パレツト20,21の間隔
は入出庫可能間隔L2のままである。
う場合は、昇降装置26のパレツト下降動作によ
り、上・中・下段パレツト19,20,21を一
体的に下降させる。この下降動作の途中で被動ロ
ーラ34がカム面36aに係合して前方に押しや
られながら下降することにより、リンク機構29
が上段パレツト19の自重に抗して漸次伸長す
る。そして中段パレツト20が地上床12と面一
になつて停止したとき、被動ローラ34は固定カ
ム板36の最突出部Pに達して上・中段パレツト
19,20の間隔が入出庫可能間隔L2に広がつ
ているため、中段パレツト20に対する入出庫が
可能となる(第3図参照)。一方、下段パレツト
21は吊持部材35により依然として宙吊り状態
にあるため、中・下段パレツト20,21の間隔
は入出庫可能間隔L2のままである。
さらに、第3図の状態から上段パレツト19に
対する入出庫を行う場合は、昇降装置26のパレ
ツト下降動作によりパレツト19〜21を一体的
に下降させる。これにより先ず下段パレツト21
がピツト床11aに着床して吊持部材35は漸次
短縮状となり、筒部材35b上面と中段パレツト
20下面との接衝により該中段パレツトは下段パ
レツト21との間隔を車両収容可能間隔L1に縮
めた状態で停止し、昇降装置26も駆動を停止す
る(第2図二点鎖線の状態)。またこのパレツト
下降動作中に、被動ローラ34が前記最突出部P
からカム面36aに沿つて後退しながら下降し、
前記昇降装置26の駆動停止までには鍔付ローラ
33a,33bが長穴20a,19aの後端に当
接して上,中段パレツト19,20の間隔を車両
収容可能間隔L1に短縮するため、地下ピツト1
1の深さD(=2L1+3d)の寸法関係より、上段
パレツト19は停止時に丁度地上床12と面一と
なり、該上段パレツト19への入出庫が可能とな
る。
対する入出庫を行う場合は、昇降装置26のパレ
ツト下降動作によりパレツト19〜21を一体的
に下降させる。これにより先ず下段パレツト21
がピツト床11aに着床して吊持部材35は漸次
短縮状となり、筒部材35b上面と中段パレツト
20下面との接衝により該中段パレツトは下段パ
レツト21との間隔を車両収容可能間隔L1に縮
めた状態で停止し、昇降装置26も駆動を停止す
る(第2図二点鎖線の状態)。またこのパレツト
下降動作中に、被動ローラ34が前記最突出部P
からカム面36aに沿つて後退しながら下降し、
前記昇降装置26の駆動停止までには鍔付ローラ
33a,33bが長穴20a,19aの後端に当
接して上,中段パレツト19,20の間隔を車両
収容可能間隔L1に短縮するため、地下ピツト1
1の深さD(=2L1+3d)の寸法関係より、上段
パレツト19は停止時に丁度地上床12と面一と
なり、該上段パレツト19への入出庫が可能とな
る。
尚、前述実施例において、リンク機構29の枢
着部と前後移動部は長穴19a,20aの位置を
移動して相互に置換しても、垂直ガイドレール2
2および固定カム板36等を前方側の対称位置へ
移動させれば同様に実施可能であり、また下段パ
レツト吊持部材35も棒部材35aと筒部材35
bを相互に置換しても同様に実施可能である。
着部と前後移動部は長穴19a,20aの位置を
移動して相互に置換しても、垂直ガイドレール2
2および固定カム板36等を前方側の対称位置へ
移動させれば同様に実施可能であり、また下段パ
レツト吊持部材35も棒部材35aと筒部材35
bを相互に置換しても同様に実施可能である。
以上詳述せるごとく、本考案の三段式駐車設備
によるときは、昇降装置,垂直ガイドレール,リ
ンク機構,吊持部材,固定カム板等の相互の連係
により、入出庫口に位置した所望パレツトとその
上位のパレツトとの間隔は入出庫可能間隔に広が
つて入出庫可能となるも、下段パレツトおよび上
段パレツトに対する入出庫時にそれぞれ地上上方
の駐車空間に退避する上・中段パレツト間隔およ
び地下ピツト内に退避する上・中・下段パレツト
の各パレツト間隔はいずれも車両の収容に必要最
小限の車両収容可能間隔に縮まつた状態となるた
め、従来の設備より建屋内の地上高さを低く、ま
た地下ピツトの深さを浅くし得、パレツトの間隔
の変更には特別の外部動力を必要とせず、駐車設
備全体の設備費の大巾な低減を図り得るものであ
る。
によるときは、昇降装置,垂直ガイドレール,リ
ンク機構,吊持部材,固定カム板等の相互の連係
により、入出庫口に位置した所望パレツトとその
上位のパレツトとの間隔は入出庫可能間隔に広が
つて入出庫可能となるも、下段パレツトおよび上
段パレツトに対する入出庫時にそれぞれ地上上方
の駐車空間に退避する上・中段パレツト間隔およ
び地下ピツト内に退避する上・中・下段パレツト
の各パレツト間隔はいずれも車両の収容に必要最
小限の車両収容可能間隔に縮まつた状態となるた
め、従来の設備より建屋内の地上高さを低く、ま
た地下ピツトの深さを浅くし得、パレツトの間隔
の変更には特別の外部動力を必要とせず、駐車設
備全体の設備費の大巾な低減を図り得るものであ
る。
第1図は従来の三段式駐車設備を示す正面図、
第2〜4図はいずれも本考案の実施例を示すもの
で、第2図は側面図、第3図は作用説明図、第4
図は第3図の〜矢視拡大図である。 図中、10は建屋、11は地下ピツト、18は
入出庫口、19,20,21はそれぞれ上,中,
下段パレツト、22は垂直ガイドレール、26は
昇降装置、29はリンク機構、35は下段パレツ
ト吊持部材、36は固定カム板である。
第2〜4図はいずれも本考案の実施例を示すもの
で、第2図は側面図、第3図は作用説明図、第4
図は第3図の〜矢視拡大図である。 図中、10は建屋、11は地下ピツト、18は
入出庫口、19,20,21はそれぞれ上,中,
下段パレツト、22は垂直ガイドレール、26は
昇降装置、29はリンク機構、35は下段パレツ
ト吊持部材、36は固定カム板である。
Claims (1)
- 地上三段地下二段の五段駐車空間を形成して下
から三段目の駐車空間前面に入出庫口を設け、適
宜昇降装置により昇降可能とした上・中・下三段
の車両搭載用パレツトを備えたものにおいて、前
記昇降装置に連係する昇降用チエンにより上・
中・下段パレツトのうち中段パレツトを吊持し、
各パレツトは側部に設けたガイドローラと駐車空
間内に立設した垂直ガイドレールとの係合により
少くとも車両進退方向への動きを規制し、下段パ
レツトは中段パレツトと下段パレツトの間隔が伸
長すると車両入出庫可能間隔となり縮短すると車
両収納可能間隔に伸縮可能な吊持部材で中段パレ
ツトから吊持し、上・中段パレツトは、該両パレ
ツト間における両側部に配置して交又部を枢結し
たX字状の各1対のリンクのそれぞれ一端側を両
パレツト側部に枢着し、該リンク他端側に設けた
鍔付ローラを両パレツト側部に削設した水平長穴
に前後移動自在に嵌合させ、これにより通常は上
段パレツト自重で両パレツト間を車両収容可能間
隔に保持せしめ、前記鍔付ローラと同軸に被動ロ
ーラを設け、中段パレツトが下から三段目駐車空
間に位置するときは前記被動ローラとの係合によ
り上段パレツトと中段パレツトとの間隔を車両入
出庫可能間隔に伸長するごとくした固定カム板を
駐車空間適所に設けたことを特徴とする三段式駐
車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2907482U JPS58132070U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 三段式駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2907482U JPS58132070U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 三段式駐車設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58132070U JPS58132070U (ja) | 1983-09-06 |
JPS6339327Y2 true JPS6339327Y2 (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=30040884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2907482U Granted JPS58132070U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 三段式駐車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58132070U (ja) |
-
1982
- 1982-03-01 JP JP2907482U patent/JPS58132070U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58132070U (ja) | 1983-09-06 |
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