JPS6339278B2 - - Google Patents

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JPS6339278B2
JPS6339278B2 JP61071117A JP7111786A JPS6339278B2 JP S6339278 B2 JPS6339278 B2 JP S6339278B2 JP 61071117 A JP61071117 A JP 61071117A JP 7111786 A JP7111786 A JP 7111786A JP S6339278 B2 JPS6339278 B2 JP S6339278B2
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section
water
instruction control
signal
input
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JP61071117A
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Hideyuki Hida
Naoki Yokoyama
Hirotada Ishikawa
Kanji Yamamoto
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication of JPS6216790A publication Critical patent/JPS6216790A/ja
Publication of JPS6339278B2 publication Critical patent/JPS6339278B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭用電気機器の稼動方法に係り、
全自動洗たく機など、あらかじめ複数に区分され
た工程を継続して自動運転する家庭用電気機器で
あつて、タイマー装置を電子化したものにおい
て、たとえば全自動洗たく機の槽内に水を溜めた
り、排水したりすることを要せずに、各種の継続
運転をタイマー内で作り出すことで模擬的運転稼
動を所期できるようにした家庭用電気機器の稼動
方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来は、上記のごとく状態の変化をとらえる素
子の情報を、補助のリレーなどによつて構成され
る外付回路を用い、1台毎に、信号を伝達する方
法を採用していた。(特開昭51−105165号公報参
照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかして、この種の家庭用電気機器において、
その電子装置の性能確保のため、あるいは実地の
稼動説明時などにおけるテストなどを含み、水を
使用したり、温度、湿度を操作したりすることは
容易でなく、これらに関係なく、標準的な運転サ
イクルを稼動できることが要請されている。
すなわち、まず、上記のごとくタイマー装置を
電子化した家庭用電気機器においては、その品質
グレードを確保し、出荷するために、タイマー装
置が完成した際、高温室内にこれをセツトして通
電し、連続通電するものである。
通常、この処理をエージングと呼んでいる。
このエージングを、より精度高く実行するため
には、タイマー装置の電子部品全てが通電され、
高温下で動作させることにより、不安定な電子部
品の劣化が加速され、破壊を早めて動作不良とす
ることで、ふるいにかけることができるものであ
る。
その際、単に高温室中に放置して、電源電圧を
印加しても、運転工程があらかじめ複数に区分さ
れ、継続運転するには、そのそれぞれの継続運転
条件信号を専用の状態検知素子の接続によつて得
ることで実現できることになるため、その都度、
状態検知素子から信号を入力する必要がある。
たとえば、全自動洗たく機の場合の状態検知素
子としては、給水完了、排水完了の情報を制御回
路に伝達する圧力スイツチを有している。本品を
接続し、実際に水を使つて運転することで、初め
て給水完了、排水完了の信号を得ることができ
る。
しかし、給排水を実際に行なわないでも(水を
使わないでも)、洗いから脱水までを自動的に遂
行できるエンドレスの連続運転ができれば、節水
にもなり、多くの利便をもたらすことになつて、
このような手法に係るものが、実際の要求として
要請されている。
また、たとえば、必要なテスト稼動時、あるい
は出荷後における店頭などでのデモンストレーシ
ヨン、展示の際、さらには顧客への説明に際して
の実際稼動などにおいて、いちいち水を必要とす
ることなく、簡便に連続稼動をさせることができ
れば、上記と同様に好都合でもあり、きわめて有
用である。
そこで、本発明は、上記のような各要請に応じ
るために、別に専用のエンドレス運転用切替入力
を設け、この信号の入力時は、状態検知素子の信
号によることなしに、その都度自動的に、継続運
転条件信号を作り出し、複数に区分設定された標
準的な運転サイクルを、たとえば全自動洗たく機
など家庭用電気機器の作用を被処理体(洗たく機
の場合、洗たく物)におよぼすことのない状況下
(洗たく機の場合、水無しの状況下)で自動的に
連続遂行させるようにするこの種電気機器の稼動
方法の提供を、その目的とするものである。
しかして、洗たく機の例では、水を使用するこ
となしに、自動的に連続運転をすることができる
よう、あらかじめタイマー装置内に設置した機能
を使い、従来のごとき、スタートボタンを押した
と同様のことを代行し、信号回路に係る他の格別
の補助の外付け回路などなしで運転させるように
した、全自動洗たく機の稼動方法の提供を、その
目的とするものである。
また、場合によつては、その時限だけを短縮し
て自動運転を実施し、実地での稼動説明に役立て
るなどの応用例をあげることも考えられる。しか
し、顧客への模擬運転稼動においても、実際の使
用になじまない、不規則、変形稼動を行つても、
何等の効果をあげうるものではない。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するようにした、本発明に係
る家庭用電気機器の稼動方法は、あらかじめ複数
に区分設定された工程を、それぞれの継続運転条
件信号を専用の状態検知素子の接続により得、一
連の洗たく運転サイクルを指示制御部内のROM
部プログラムの指示により入力信号を判定し、自
動的に遂行させるようにした家庭用電気機器にお
いて、別に、エンドレス運転用切替入力を設け、
この信号の入力時は、状態検知素子の信号による
ことなしに、前記指示制御部内のRAM部内の継
続運転条件信号を書込み設定するエリアに、前記
指示制御部内のROM部内のプログラムにより指
示されて、その都度自動的に継続運転条件信号を
書込み、複数に区分設定された標準的な運転サイ
クルを、家庭用電気機器の作用を被処理体におよ
ぼすことのない状況下で自動的に連続遂行させる
ようにしたものである。
しかして、洗たく機の具体例でいえば、洗い、
すすぎ、脱水を設定に従つて自動的に遂行する全
自動洗たく機の稼動方法において、任意信号の入
力により、洗い、すすぎ、脱水の各作業工程内に
含まれる給水、排水工程の給水完了、排水完了信
号に係り指示制御部内のあらかじめ記憶された固
定メモリの情報を、書込み可能な可変メモリーに
自動設定し、標準的な運転サイクルを、水無しの
状態で連続的に遂行させるようにしたものであ
る。
〔作用〕
以上のごとき本発明は、次のように動作し、従
来の欠点を解消するものである。
(1) 状態検知スイツチを接続せず、またこれを動
作させる本体構成を必要としないため、一度に
多量の電子タイマーをエージングすることがで
きる。
(2) 水などを必要としないので経済的である。
(3) 人手によらず自動運転ができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例に係る全自動洗たく機の稼動
方法を説明するが、理解し易いように、従来の手
法に係るものの欠点を解消した本発明の全自動洗
たく機の稼動方法の全体構成につき、その図示す
るところにより詳述することとする。
まず、第1図に示すものは、本発明の一実施例
の実施に供される、一実施例に係る全自動洗たく
機における指示制御部の内部機能説明図で、たと
えば、マイクロコンピユータのような計算機、す
なわち、計算機能を有し設定された順序に従い洗
たくに係る各工程を行わせる指示制御部PSの内
部機能を、入出力端子との関連を含めて略示する
ものであり、二重矢印表示は、データバスあるい
は、アドレスバスを示すものである。
なお、このような指示制御部PSは、たとえば
洗たく機の枠体内に組込まれ、また、これと相関
してその洗たくに係る工程を表示すべくした、後
述の洗たくプログラムの流れ(第4図参照)に沿
う進行表示部なども、たとえば、その枠体表面な
どに第7図のごとく取着されるものである。
しかして、次に、上記指示制御部PSの内部の
各ブロツクにつき説明する。
まず、A,C〜Iの入出力端子(C,Dは、入
出力兼用端子)は、ALU部(Arithmetic Logic
Unit、演算論理ユニツト)と有機的に結合して、
Acc部(アキユームレータ)で演算結果や処理デ
ータをストアするものであり、演算、判断などの
機能を有するALU部とで指示制御部PSの中心部
を構成するものである。
なお、上記Acc部におけるC1は、キヤリーF/
F、C2は、キヤリー退避F/Fである。ここで、
F/Fは、フリツプフロツプである。そして、キ
ヤリーF/FのC1は、加減算のときのキヤリー
(桁上げ)とボロー(桁借り)の有無を示すF/
Fで、加算では、c=1は桁上げあり、c=0は
桁上げなし、減算では、c=1は桁借りあり、c
=0は桁借りなしを示すものである。また、キヤ
リー退避F/FのC2は、割込処理(INT)時に、
キヤリーF/Fの内容の一時退避をするF/Fで
ある。
ROM部(リードオンリーメモリ)は、予め洗
たく機を動かすための手順や、判断のための条件
の設定、各種情報の処理をするためのルールなど
を、読み込ませておく記憶部である。
そして、このROM部に格納されているプログ
ラムをアドレスするカウンターは、当該ROM部
の下に記載されているPC部(プログラムカウン
ター)によつて行なわれるものである。
STACK部(スタツクレジスタ)は、サブルー
チン・コールがあつたときや割込み処理の要求が
あつたときに、上記PC部の内容を保持する退避
に使用されるものである。
RAM部(ランダムアクセスメモリ)は、デー
タを記憶するために使用されるものであり、DP
(データポインタ)は、このRAM部のデータを
アドレスするカウンタである。
TIMER部(タイマー)は、タイマーセツト命
令により時限を設定できるものであつて、この時
限の積重ねにより、上記ROM部に記憶されてい
る各工程が時間どおり遂行されていくものであ
る。
割込み制御回路部は、割込み処理要求信号
INTを入力すると、進行中の命令を中断して取
込むことができるものである。
CLOCK GENERATOR部(クロツクジエネ
レータ)は、後述のOSC(発振器)を有して、指
示制御部PSの動作のタイミングを司るものであ
る。
次に、第2図は、上述の指示制御部の外観と端
子配置部構成図で、上述の指示制御部PSの外観
を、その端子配列順とともに示すものである。
図で、端子NO14(VDISP)(以下、端子14
という。他も同じ。)と端子16(VBB)、端子1
7(VDD)、端子21(VSS)とは、指示制御部PS
を駆動する電源に係るものである。
さきに述べた端子群A,C及びDは、各々4本
の信号端子群よりなつており、指示制御部PSの
入力を司つているものであり、同じく端子群E,
F,G,H及びIは、各々4本の信号端子群より
なつていて、指示制御部PSの出力を司つている
ものである。
このほか、端子18(OSC)は、指示制御部
PSの動作のタイミングを司るCLOCK
GENERATOR部用のLC共振回路の外付け端子、
端子30,31(INT)は、割込み処理要求入
力端子、端子15(RES)は、リセツト用入力
端子、また端子20(TEST)は、指示制御部
PSのテスト用端子である。
第3図は、上記全自動洗たく機の部分開被斜視
図である。
そして、100は進行表示部、110は外枠、
120は水を溜める外槽、130は、脱水時に回
転する脱水槽、140は、洗たく時に水流を発生
させるパルセータ、150は、外枠110の上面
を覆うトツプカバー、160は操作部を形成する
パネルであり、170は排水ホースである。10
8は、パネル面に固定された給水弁である。
ここで、第4図は、従来の全自動洗たく機の代
表的な洗たく工程を示している。
すなわち、洗い、すすぎ、脱水の3つの工程に
分けられ、その中に、いくつかの動作が盛込まれ
ている。
洗いは、給水と撹拌より成立ち、すすぎは、排
水から注入すすぎにより構成されている。脱水
は、排水と脱水から成立つている。
ここで給水は、洗たく槽内に水が給水されて、
規定水位になることで完了し、排水は、水位が低
下して、規定水位以下になることで完了してい
る。
この給水と排水は、ともに圧力スイツチによつ
て制御されているので、次に、圧力スイツチと水
位との関係を説示することにする。
すなわち、第5図は、洗たく機の略示断面図で
ある。
外槽120の底部には、排水口121があり、
排水弁171が接続され、さらにこの先に排水ホ
ース170が接続されている。なお、130は、
脱水槽、140はパルセータである。
上記の外槽120は、吊り下げ部(図示しな
い)により4本の吊り棒で外枠110(第3図)
の上部の4つのコーナーから吊り下げられてい
る。
また、外槽120の底側部のエアートラツプ部
122は空気溜り部を形成し、給水弁108から
給水されると、エアートラツプ部122の下部よ
り浸水した水によりエアーは圧縮される。
この圧縮されたエアーは、中空チユーブ181
を伝わつて圧力スイツチ182に伝達される。
規定の水位は、水位切換つまみ180により設
定され、図示したH1,H2,H3の各水位が選択さ
れる。
そして、H3(高)の水位が選択された場合、水
位がこの位置まで上昇すると、圧力スイツチ18
2内のダイヤフラム(図示せず)が水圧により圧
縮されたエアーにより規定位置まで変位し、満水
の信号を発生することになる。
この信号は、後述のセンサー入力として指示制
御部PS内に取り込まれて処理される。
また、排水の場合は、水位が低下して、図示の
Lになると、そのときの水位設定のいかんに拘わ
らず、圧力スイツチ182はリセツトされて、排
水完了の信号を指示制御部PSに伝える。
以上のごとく、圧力スイツチ182の信号によ
り、洗たく工程が進行するため、さきの第4図に
戻つてみると、圧力スイツチがL→H、H→Lと
切換つて行くことが、自動運転するための絶対条
件であることが分る。
このように、圧力スイツチ182を、L→H、
H→Lと切換えて行くことは、洗たく機に給排水
装置があることで達成されているものであり、前
述した本発明に係るエージング動作などをさせる
ために、同じように給排水していたのでは、非常
に効率が悪く、しかも水を無駄使いすることにな
つて費用も多くかかり、設備も大がかりとなる。
さらに、エージング時は高温状態でテストする
ことになるため、実現は不可能である。
その効率を上げるには、電子タイマーだけを高
温室内に設置し、電子タイマー自身の信号によ
り、圧力スイツチ182のH、Lの信号を作り出
して自動運転することが好ましいのである。
ここにおいて、第6図は、本発明の実施例に係
るものの回路構成図である。
さきの第1図、および第2図のところで詳述し
た指示制御部PS104の端子に、入出力が接続
している。
進行表示は、後述の8ケの発光ダイオードで構
成されているものである。
センサー入力は、圧力スイツチ、蓋スイツチ、
アンバランススイツチの3ケのセンサー入力で構
成されている。
また、本発明におけるエージングサイクルなど
を達成するために、エージング用切換入力が接続
されているものである。
これに係る入力端子は、実施例では、後述する
第7図におけるジヤンパー線などのエージング切
換線107で、電子タイマー102に係る基板で
接続され、導通状態ではエージング動作をし、オ
ープン状態では通常運転をするよう、指示制御部
PS内のROM部にプログラミングしておくもので
ある。つまり、任意信号、すなわち、水無し運転
信号でエージング動作をするようになつている。
次に、第7図は、さきの第3図に示したパネル
160の断面を示してものである。
10Aはパネル飾り板であり、151は、時間
設定用の押しボタンの1つを示すもので、底部に
永久磁石152を固着している。
153は、押しばねで、スイツチベース154
と押しボタン151との間に設けてある。
101は発光ダイオードで、別途、第3図に示
す進行表示部100を形成するものであり、洗
い、すすぎ、脱水の時間を表示するもので、合計
8ケ使用している。
102は電子タイマーで、プリント基板上に、
リードスイツチ103、指示制御部PS(104、
MPU)などの回路素子を実装したものであり、
パネルの表面には、パネルベース161のボス部
にスペーサを介し、ねじ105でタイマーカバー
106を介して固定されている。
ダストカバー162は、押しボタン151を覆
つて、ほこりの進入を防いでいるものであり、表
示プレート163は、押しボタン151の位置決
めと、押しボタンの名称を印刷により表示する機
能を有している。
上記のパネルベース161の平坦部には、パネ
ル飾り板10Aが装着されている。
ダストカバー162を開け、押しボタン151
を押しばね153に抗して押圧すると、永久磁石
152がリードスイツチ103に近接し、リード
スイツチ103がONとなり、押しボタン151
が元に復帰すると、パルスが指示制御部PS10
4に入力されるものである。
この入力により、発光ダイオード101が対応
して点灯し表示するとともに、ブザー(図示せ
ず)により入力報知音を発するものである。
しかして、107はエージング切換線であり、
図示のごとく、基板上に半田付けされているもの
である。通常、これは、抵抗に似たジヤンパー線
を用いている。
このように基板に組込んでおき、エージングを
行なつたのち、リードの一部をニツパーなどの治
工具を用いてカツトし、オープン状態にすること
により、通常の運転ができるようになる。
この第7図に示したごとく、パネルに実装した
状態では、明示していないが、既にリードはカツ
トされ、オープン状態になつている。
以上のように、基板に回路素子を実装した電子
タイマー102の状態で高温槽にセツトし、一定
時間、洗い、すすぎ、脱水を繰返して、通電エー
ジングすることができる。
そして、エージング終了後、エージング切換線
107をカツトして、製品としてパネルに実装
し、洗たく機本体に組上げるものである。
第8図ないし第14図は、上記の本発明に係る
エージングのための圧力スイツチ信号を自動的に
作り出す指示制御部PS内のROM部に記憶させて
おくプログラムの構成および、その動作を示した
ものである。
第8図は、電源スイツチが投入されたのちの、
洗たく動作の主流れ図を示すものである。
まず、イニシヤル処理サブルーチンでメモリ
(RAM部)にリセツトをかけて初期状態に合わ
せ、入力された運転指令に従つて、洗い作業、
すすぎ作業、脱水作業を、それぞれのサブル
ーチンで処理しながら進行することを示してい
る。
第9図ないし第12図は、上記の各サブルーチ
ンを、さらに細かく分解したものである。
第9図は、イニシヤルサブルーチンを示す、イ
ニシヤル処理のモジユール流れ図である。
まず、RAM部をイニシヤルし、キー入力をイ
ニシヤル処理する。次に、キー入力を取込むため
のタイマー割込をセツトする。
ここで、エージング切換線107が、第6図で
示すごとく、指示制御部PSに、エージング用切
換入力がシヨート状態で接続されていると、ここ
でその情報が取込まれる。
次の判断処理では、当然ながら、YESとなり
標準モードが設定される。
このプログラムでは、標準モードはスタートス
イツチを兼ねるように設定してあるため、さきの
第8図の、実行開始からの判断処理ではYESと
なる。
標準モードには洗い工程が含まれるので、次の
判断処理でもYESとなつて、洗い作業サブルー
チンに入る。
第10図は、上記の洗い作業サブルーチンを分
解したものである。
実行工程を洗いとし、洗いの予算時間をロード
する。
エージングの場合は、8分間の洗いをロードす
ることになる。
次に、給水モジユール、洗いモジユールを経由
して、終了すれば洗い実行をクリヤーして次に進
むものである。上記の給水モジユールは、第13
図によつて、さらに詳しく、あとで説明する。
次いで、さきの第8図に戻り、すすぎ工程の判
断処理ではYESとなり、すすぎ作業サブルーチ
ンに入る。
第11図は、すすぎ作業サブルーチンを分解し
たものである。
さきの第4図に示したごとく、すすぎの中には
排水から注水すすぎまで6つの小さな作業が分割
されていて、排水モジユールでH→Lまで排水し
たのち、脱水時間がロードされて脱水モジユール
に接続する。
次はシヤワーで、一定時間、給水弁が開いて注
入される。
さらにもう一度、脱水が入つたのち、給水モジ
ユールを経て注入すすぎが実行される。
すすぎが終了して実行状態をクリヤすると、次
に進む。
すなわち、さきの第8図に戻り、脱水作業の判
断処理はYESとなり脱水作業モジユールに入る。
排水モジユールは、第14図で詳しく説明する。
第12図は、脱水作業サブルーチンを分解した
ものである。
まず排水モジユールがあり、脱水モジユールで
脱水が行なわれる。さらに最後に、ブザーを鳴ら
らして終了することになる。
第13図は、給水モジユールを分解したもので
ある。
始めの判断処理ではYESとなり、圧力スイツ
チがONとして出力される。
すなわち、固定メモリの中で、エージングサイ
クルのときに、圧力スイツチをONにせよ、とい
う指令が入つている。そのために、可変メモリの
圧力スイツチのON、OFFを示すメモリが満水の
情報に設定されるものである。
次に、給水最大時間がセツトされる。
次の判断処理では、既にONとして出力したの
でNOとなり、給水をしないで、このモジユール
を抜け出して、給水作業を完了し、もとの洗い作
業(第8図)の中に戻るものである。
しかして、エージングサイクルでない場合は、
圧力スイツチ(圧力SW)はOFF(Lレベル)で
あるから、ON(Hレベル)になるまで8分未満
であればNOとなり、給水弁がON出力される。
8分たつても圧力スイツチがONしないとき
は、第1次給水異常処理モジユールで処理され
る。
このモジユールでは、発光ダイオードを点滅点
灯させたり、ブザーを鳴らしたりするとともに、
さらに14分になるまでは、給水弁をONしたまま
給水を継続させる。
もし、14分経過しても、圧力スイツチがONし
ないときは、第2次給水異常処理を行なう。
この処理が、前述の処理と異なるのは、給水弁
をOFFにして運転を中断し、リセツトされるま
でポーズ状態に入る。リセツトされれば、もう一
度、給水最大時間がセツトされ、給水がもう一度
再開されるものである。
第14図は、排水モジユールを分解したもので
ある。
エージングサイクルであれば、最初の判断処理
はYESとなり、圧力スイツチはOFF(Lレベル)
が出力される。
次に、排水最大時間がセツトされる。
エージングサイクルなら、排水時間なしで、次
の判断処理でNOと判断され、次の工程へ抜け出
して行くことになる。
エージングサイクルでなければ、給水モジユー
ルと同じように時限を決めて、排水を監視し、5
分経過しても圧力スイツチがOFFしないときは
第1次排水異常処理をし、10分経過してもOFF
しないときは、第2次排水異常処理をすることに
なる。その処理の内容は、さきの給水の場合と同
様であるので、その詳細は省略する。
以上のことからエージングについてまとめる
と、水を給水し、排水することによつて、圧力ス
イツチがON(Hレベル)、OFF(Lレベル)に切
換わることで進行することが当り前の全自動サイ
クルにおいて、専用の入力端子を設け、この入力
をシヨートしたり、オープンにしたりすることに
より、エージングサイクルであるか平常運転であ
るかを分別できるようになつた。
すなわち、給排水を実際に行なわないでも(水
を使わないでも)、洗いから脱水まで自動的に遂
行できるようになるものである。
圧力スイツチのHであるかLであるかは、
RAM部内の決まつた番地に、HかLかを圧力ス
イツチの信号をもとにしてロードしているが、エ
ージングサイクルでは、ROM部内のプログラム
により指示されて、同一番地に、その都度、Hか
Lを自動的にロードすることになり、手間なし
で、自動運転ができるものである。この効果は、
エージング装置での完全な運転が可能となり、電
子タイマーの信頼性に役立つものである。
本エージングサイクルは、標準的な運転を自動
的に、しかも連続的に遂行するためのもので、こ
れを特徴としている。
そのため、洗い動作においては、モータが正規
に正転、逆転を繰り返して動作し、表示も正規な
タイミングで点灯、消灯を実行することで、回路
の多くの部分を働かせて、高温状態でのエージン
グを効率よく行なうものであり、上記に述べたご
とく、本発明の実施例に係るものによれば、その
効果が十分に達成できるものである。
また、本実施例に係るものでは、給水、排水
は、一瞬のうちに自動的に完了するプログラムで
あるが、エージングの場合に限り、新たに一定時
間(たとえば、給水3分、排水1分)を設定して
実行する方法も考えられる。
さらに、本実施例では、給水弁がすすぎの中の
シヤワー工程で動作するため省略し、排水弁は脱
水工程でも動作するため省略したものである。
なお、エージング中に、圧力スイツチへ接続す
る線をオープにしておくことが必要である。
しかして、テストあるい別途の模擬稼動など
も、水を使うことなしに、同様にこれを行ないう
ることは、上記により明らかである。
また、今まで、洗たく機の例で説明したが、他
の家庭用電気機器でも類似の構成要素を持つもの
は、本技術の応用が可能である。
たとえば衣類乾燥機においては、乾燥の進行の
度合いに応じて、初期乾燥、中期乾燥、仕上で乾
燥などの工程に分かれ、その間の継続運転条件信
号として、温度や、湿度のセンサー信号を採用し
ている。つまり、規定の温度や湿度になると次の
制御段階に工程を進行させるものであり、状態検
知素子(サーミスタや湿度センサー)の接続と、
この素子を操作して自動継続させる条件作りをす
る必要があり、面倒であるが、本発明のごとく、
エンドレス運転用切替入力を設けることで、上記
状態検知素子なしに標準的な運転サイクルを自動
的に連続遂行させることができるものである。
〔発明の効果〕
以上に述べたところをも総合して、本発明によ
るときは、水あるいは、熱風などを使用すること
なしに、自動的に連続運転をすることができるよ
う、あらかじめタイマー装置内に設置した機能を
使い、スタートボタンを押したと同様のことを代
行し、信号回路に係る他の格別の補助の外付け回
路などなしで運転させるようにした、家庭用電気
機器の稼動方法の提供を可能とするものであつ
て、時代の要請に応じたすぐれた効果を奏する発
明ということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の実施に供され
る、一実施例に係る全自動洗たく機における指示
制御部の内部機能説明図、第2図は、その外観と
端子配置部構成図、第3図は、上記全自動洗たく
機の部分開披斜視図、第4図は、従来の自動洗た
く機の代表的な洗たく工程図、第5図は、その洗
たく機の略示断面図、第6図は、上記一実施例に
係るものの回路構成図、第7図は、そのパネル部
の断面図、第8図は、その全自動洗たく機の洗た
く動作の主流れ図、第9図は、そのイニシヤル処
理のモジユール流れ図、第10図は、その洗い作
業サブルーチンの流れ図、第11図は、同じくす
すぎ作業サブルーチンの流れ図、第12図は、同
脱水作業サブルーチンの流れ図、第13図は、そ
の給水モジユールの流れ図、第14図は、同排水
モジユールの流れ図である。 102……電子タイマー、104(PS)……
指示制御部、107……エージング切換線、18
2……圧力スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 あらかじめ複数に区分設定された工程を、そ
    れぞれの継続運転条件信号を専用の状態検知素子
    の接続により得、一連の運転サイクルを指示制御
    部内のROM部プログラムの指示により入力信号
    を判定し、自動的に遂行させるようにした家庭用
    電気機器において、別に、エンドレス運転用切替
    入力を設け、この信号の入力時は、状態検知素子
    の信号によることなしに、前記指示制御部内の
    RAM部内の継続運転条件信号を書込み設定する
    エリアに、前記指示制御部内のROM部内のプロ
    グラムにより指示されて、その都度自動的に継続
    運転条件信号を書込み、複数に区分設定された標
    準的な運転サイクルを、前記電気機器の作用を被
    処理体におよぼすことのない状況下で自動的に連
    続遂行させるようにしたことを特徴とする家庭用
    電気機器の稼動方法。
JP61071117A 1986-03-31 1986-03-31 家庭用電気機器の稼動方法 Granted JPS6216790A (ja)

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